JP3468393B2 - 亜鉛はんだ層の形成方法及び超音波はんだ付け接合方法 - Google Patents

亜鉛はんだ層の形成方法及び超音波はんだ付け接合方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼材とアルミニ
ウム材との亜鉛はんだを用いた超音波はんだ付け接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−185217号に知ら
れているようにアルミニウム材と異種金属材とのろう付
け、又ははんだ付けにおいて異種金属材料の表面にあら
かじめ銅めっきを施してはんだ付け性を改善するといっ
た方法がある。
【0003】ステンレスやチタンといった耐食性に優れ
る材料ならば、前述の方法によりアルミニウム材との接
合が可能である。しかし、鉄鋼材とアルミニウム材との
接合を考えた場合、鉄鋼材の耐食性が悪いため接合後に
何らかの防錆処理を施さなければならない。したがっ
て、はんだ付け性改善のための銅メッキとあわせて2度
表面処理をおこなうこととなり、コスト上昇を招くこと
となってしまう。また、鉄とアルミニウムといった全く
性質の異なる素材に対して、防錆を目的としたメッキを
同時におこなうことは不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、銅メッキを
することなく鉄鋼材とアルミニウム材とをはんだ付けに
より接合し、しかもその後の鉄鋼材の防錆処理を不要と
する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第一の態様は、鉄鋼材表面における亜鉛は
んだ層の形成方法であって、鉄鋼材の表面に防錆能力に
優れるメッキ被膜を形成し、しかる後に、メッキ被膜の
組成金属とZnとの共晶温度以上としたはんだ浴に浸漬
し、該はんだ浴中に超音波を印加することを含むことを
特徴とする。本発明の第二の態様は、上記の鉄鋼材表面
における亜鉛はんだ層の形成方法であって、上記メッキ
被膜の組成金属の上記亜鉛はんだ層への固溶量が少なく
とも1%となるように上記亜鉛はんだ浴の温度を設定す
ることを特徴とする。本発明の第三の態様は、鉄鋼材と
アルミニウム材との超音波はんだ付け接合方法であっ
て、上記の発明により接合部位にあらかじめ亜鉛はんだ
層を有する鉄鋼材と、上記の発明により接合部位にあら
かじめ亜鉛はんだ層を有するアルミニウム材とを、突き
合わせて加圧しつつ、はんだを加熱して再溶融させると
同時に長音波を印加することを含むことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、鉄鋼材の表面に、防
錆能力に優れるメッキ被膜を形成する。次に、メッキ被
膜の組成金属とZnとの共晶温度以上に設定した亜鉛は
んだ浴中に接合部位を浸漬し、はんだ浴中に超音波を印
加して鉄鋼材表面に亜鉛はんだ層を形成する。一方、ア
ルミニウム材の接合部位を、AlとZnとの共晶温度以
上に設定した亜鉛はんだ浴中に浸漬し、はんだ浴中に超
音波を印加してアルミニウム材表面に亜鉛はんだ層を形
成する。その後これらの鉄鋼材とアルミニウム材とを突
き合わせて加圧し、はんだを加熱して再溶融させると同
時に超音波を印加し、亜鉛はんだ層を介して鉄鋼材とア
ルミニウム材との接合をおこなう。
【0007】本発明で用いる鉄鋼材は、プレス、曲げ、
鍛造、溶接が可能な構造用鋼や構造用鋼管である。たと
えば、SS400やSPCC、STKM11A等が挙げ
られる。本発明で用いる鉄鋼材に対して、あらかじめ防
錆処理としてメッキ被膜を形成する。メッキ被膜として
は、電気メッキあるいは無電界メッキにより形成される
防錆能力に優れるNiまたはCr被膜が挙げられる。ま
た、純粋なNiまたはCrに限らずNi合金またはCr
合金等であってもよい。その他、Au、Ag、Pt、P
d、Coおよびそれらの合金等が挙げられる。メッキ被
膜の厚さは、1〜100μmの範囲であり、好ましくは
5〜20μmの範囲である。1μm未満であると耐食性
が劣り、100μmをこえる膜厚とするのは被膜形成に
長時間を要し不経済である。本発明では、防錆目的で鉄
鋼材表面にメッキ被膜を形成するのであるが、本発明の
内容はこれに限定されず、適用目的を異にする他のメッ
キ被膜への応用も可能である。たとえば、耐摩耗性を目
的としたTiNやCrNのイオンプレーティング被膜な
どが挙げられる。
【0008】次に、メッキ被膜を有する鉄鋼材の接合部
位を亜鉛はんだ浴中に浸漬し、はんだ浴中に超音波を印
加して鉄鋼材表面に亜鉛はんだ層を形成する。本発明で
用いるはんだ浴は、特に限定されないが、はんだ付けを
行う部品を浸漬させるのに十分な大きさを持つととも
に、はんだの溶解・保持、はんだ浴中への超音波印加等
の機能を有するものであればよい。メッキ被膜を有する
鉄鋼材の接合部位表面に亜鉛はんだ層を形成するために
用いるはんだは、JISに規定されたアルミニウム用は
んだのZn−Al系、Sn−Zn系、Zn−Cd系であ
る。たとえば、AH−Z95A(Zn−5%Al)、A
H−S80Z(Sn−20%Zn)、AH−Z90C
(Zn−10%Cd)等が挙げられる。鉄鋼材の接合部
位表面に形成する亜鉛はんだ層の厚さは、1〜50μm
であり、好ましくは、5〜20μmである。1μm未満
であると接合不良が生じやすく、50μmをこえるのは
はんだの持ち出し量が多くなり不経済である。
【0009】本発明では、このはんだ浴に超音波を印加
する。超音波装置としては、超音波を発振させるための
セラミックス製の圧電素子およびこの超音波をはんだ浴
中に印加させるための超音波ホーン並びに振動板等が用
いられる。この時、はんだ浴中に印加した超音波によっ
て引き起されるキャビテーションによって、メッキ被膜
表面の酸化被膜が破壊されて活性な金属面が現われ、は
んだとの間で合金化が生じ鉄鋼材表面にはんだ層が形成
される。
【0010】ここで、本発明の特徴は亜鉛はんだ浴の温
度にある。本発明では、メッキ被膜の組成金属とZnと
の共晶温度以上としたはんだ浴を用いる。接合に用いる
亜鉛はんだとしては、たとえば、JISに規定されたア
ルミニウム用はんだAH−Z95A(Zn−5%Al)
が挙げられるが、これは融点が382℃であり、通常4
00℃前後に加熱・溶融させて使用する。しかし、たと
えばメッキ被膜がNiでありZnの合金化を考えた場
合、図2に示すNi−Zn状態図からも分かるように、
418.5℃が共晶点である。したがって、400℃の
はんだ温度ではたとえ超音波の印加によって活性面が現
れても合金化は生じず、強固なはんだ層は形成されな
い。そこで、はんだ浴温度をNiとZnの共晶温度以
上、すなわち418.5℃以上とすることによって初め
てNiとZnの合金化が生じ強固なはんだ層が形成され
る。ただし、418.5℃ではZn中へのNi固溶量は
わずか0.2%であるため、より強固なはんだ層を形成
させるためにはNi固溶量が1%となる500℃にはん
だ浴温度を設定することが望ましい。Crメッキ被膜の
場合には、CrとZnの共晶温度以上すなわち415℃
以上とすることによって初めてCrとZnの合金化が生
じ強固なはんだ層が形成される。ただし、415℃では
Zn中へのCr固溶量は0.2%であるため、より強固
なはんだ層を形成させるためにはCr固溶量が1%とな
る470℃にはんだ浴温度を設定することが望ましい。
【0011】本発明によるとメッキ表面に強固な亜鉛は
んだ層が形成される。これは、超音波のキャビテーショ
ンによってメッキ被膜表面の酸化被膜が破壊されて活性
な金属面が現れるとともに、はんだ浴の設定温度がメッ
キ被膜の組成金属とZnの共晶温度を越えているため、
亜鉛はんだ中へのメッキ被膜の組成金属の合金化が生じ
るためである。
【0012】本発明で用いるアルミニウム材は、特に限
定されないが、JISに規定されたアルミニウムおよび
その合金等である展伸材や鋳物材等を用いることができ
る。たとえば、A6061、A5052、AC4C、A
DC12等が挙げられる。アルミニウム材の接合部位表
面に亜鉛はんだ層を形成するためには、前述のはんだ
浴、はんだ、超音波装置等が用いられる。アルミニウム
材の接合部位表面に形成する亜鉛はんだ層の厚さは、1
〜100μmであり、好ましくは10〜50μmであ
る。1μm未満であると接合不良が生じやすく、100
μmをこえるとアルミニウム材自体の損傷が大きくなり
不都合を生じる。
【0013】亜鉛はんだ浴の温度については、前述と同
様にアルミニウムとZnとの共晶温度以上としたはんだ
浴を用いる。アルミニウムと亜鉛の共晶温度は382℃
と低いため、400℃の亜鉛はんだ浴にアルミニウム材
を浸漬する。前述のように、超音波を印加することによ
り比較的容易に亜鉛はんだ層が形成される。
【0014】本発明では、さらに、接合部位にあらかじ
め亜鉛はんだ層を形成させておいた鉄鋼材とアルミニウ
ム材とを突き合わせて加圧し、はんだを加熱して再溶融
させると同時に超音波を印加し、亜鉛はんだを介して鉄
鋼材とアルミニウム材との接合をおこなう。この時、は
んだの加熱・溶融には、ガスバーナー・高周波誘導加
熱、あるいは炉による雰囲気加熱などを用いることがで
きる。また、接合時に超音波を印加することによって鉄
鋼材とアルミニウム材との接合界面に存在するはんだ層
の酸化被膜が破壊され両者のはんだが均一に混り合う。
そして加圧することにより接合界面の余分なはんだが
外に押し出されてはんだ層の厚さが均一に保たれ、安定
した接合強度を得ることができる。加圧手段としては、
機械プレス、油圧プレス、空圧プレス等を用いることが
できる。
【0015】本発明の概要を図1に基づき、防錆能力に
優れるNiメッキを有する鉄鋼材とアルミニウム材との
接合を例にとり、各工程ごとに説明する。工程(1)で
は、無電界Niメッキにより鉄鋼材1の表面にNi被膜
2を形成する。工程(2)では、これをヒーター4によ
りNiとZnとの共晶温度以上に設定した亜鉛はんだ浴
5に浸漬する。超音波振動子6とホーン7に連結した振
動板8を通して、はんだ浴に超音波を印加してNi被膜
2上に亜鉛はんだ層3を形成する。工程(3)では、ア
ルミニウム材9の接合部位を、AlとZnとの共晶温度
以上に設定した亜鉛はんだ浴中に浸漬し、はんだ浴中に
超音波を印加してアルミニウム材表面に亜鉛はんだ層3
を形成する。工程(4)では、鉄鋼材とアルミニウム材
とを突き合わせて加圧手段Pにより加圧し、はんだを加
熱手段Hにより加熱して再溶融させると同時に、超音波
振動子11とホーン10により超音波を印加し、亜鉛は
んだを介して鉄鋼材とアルミニウム材との接合をおこな
う。本発明による超音波はんだ付け法により接合した、
防錆処理した鉄鋼材とアルミニウム材との強固な接合を
(5)に示す。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1)鉄鋼材としてφ12mm×80mmのSS
400材とアルミニウム材としてφ16mm×80mm
のADC12材を用意し、SS400材に対しては防錆
処理として無電界Niメッキにより厚さ20μmのNi
被膜を形成させた。NiメッキをおこなったSS400
材の接合部をNi−Znの共晶温度以上である500℃
の亜鉛はんだ浴に浸漬し、超音波を10秒間印加するこ
とによって亜鉛はんだ層を10μmの厚さで形成させ
た。この時、超音波のキャビテーションによってNi被
膜表面の酸化被膜が破壊されて活性な金属面が現れると
ともに、はんだ浴温度がNi−Znの共晶温度を越えN
iの固溶量が1%となる500℃となっているため、亜
鉛はんだ中へのNiの合金化が生じ、Niメッキ表面に
強固な亜鉛はんだ層が形成された。図3にNiメッキを
施したSS400材に亜鉛はんだ層形成後のSS400
材断面の光学顕微鏡写真を示す。SS400材上のNi
メッキ被膜と亜鉛はんだの間で合金化が生じ強固な亜鉛
はんだ層が形成されているのが分かる。また、ADC1
2材は、400℃のはんだ浴に接合部を浸漬した後、超
音波を5秒間印加することによって亜鉛はんだ層を50
μm形成させた。SS400材およびADC12材とも
にはんだ浴中に印加した超音波は周波数18.6kH
z、出力200Wであった。はんだ材には融点が382
℃のZn−5%Al(JIS AH−Z95A)を用い
た。
【0017】次いで、はんだ層を形成させたSS400
材とADC12材の接合面を突き合わせ2MPaの加圧
力で加圧をおこなった。そしてガスバーナーで接合部を
加熱することによって両はんだ層を溶融させ、それと同
時に超音波を5秒間印加し接合をおこなった。接合時に
用いた超音波の周波数は19.6kHzであり、出力は
600Wであった。図4にSS400−ADC12の接
合部断面の光学顕微鏡写真を示す。接合時の超音波の印
加によってはんだ表面の酸化被膜が破壊されるととも
に、加圧によってはんだ層の厚さが50μmと均一にな
り、このはんだ層を介してSS400とADC12の接
合が欠陥もなく良好におこなわれていることが分かる。
このSS400−ADC12接合材より引張試験片を採
取し引張試験をおこなったところ、破断は接合部で生じ
その接合強度は97MPaを示した。したがって、本発
明によるアルミニウム材と鉄鋼材の接合方法は十分な接
合強度を有しているといえる。また、Crメッキを施し
たSS400とADC12の場合も同様な方法により良
好な接合をおこなうことができた。引張試験では、破断
は接合部で生じ、その接合強度は88MPaであった。
【0018】
【発明の効果】亜鉛はんだ浴の温度を、防錆を目的とし
たメッキ被膜とZnの共晶温度以上としてはんだ付け性
を改善する本発明の方法により以下の利点が生じる。 あらかじめ鉄鋼材に防錆のためのメッキを施してお
いても良好なはんだ層を形成させることができるため、
はんだ付け性を改善させる銅メッキを省くことができコ
ストを低減することができる。 鉄鋼材とアルミニウム材を接合後に防錆処理をおこ
なう場合、アルミニウム材へのマスキング等が必要であ
ったが、接合前に鉄鋼材へのみ防錆処理をおこなえば良
く、生産性が向上するとともにコストを低減することが
できる。 メッキ被膜の組成金属、たとえばNiまたはCr
と、Znの合金化によって良好なはんだ層が形成され、
鉄鋼材とアルミニウム材とを亜鉛はんだを介して強固に
接合させることができる。 4輪車用インテークマニホールド等の用途に好適で
ある。なぜなら、従来は複雑形状のインテークマニホー
ルドをアルミニウム鋳物により一体で製造していたため
コストが嵩んでいた。そこで、フランジ部をアルミニウ
ム鋳物とし、マニホールドを鋼管として別々に製造した
上で、亜鉛はんだにより接合を行うことによってコスト
を低減することができる。このほか、カムシャフト、ロ
ッカアーム、フライホイール等にも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるはんだ付け工程の概要図
である。
【図2】図2は、Ni−Znの状態図である。
【図3】図3は、Niメッキを施したSS400材に亜
鉛はんだ層形成後のSS400材断面の400倍の光学
顕微鏡写真である。
【図4】図4は、SS400−ADC12の接合部断面
の100倍の光学顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 鉄鋼材 2 Ni被膜 3 亜鉛はんだ層 4 ヒーター 5 亜鉛はんだ浴 6 超音波振動子 7 ホーン 8 振動板 9 アルミニウム材 10 ホーン 11 超音波振動子 P 加圧手段 H 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 1/00 - 1/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄鋼材の表面にメッキ被膜を形成し、し
    かる後に、メッキ被膜の組成金属または主成分である組
    成金属と、Znとの共晶温度以上としたはんだ浴に浸漬
    し、該はんだ浴中に超音波を印加することを含むことを
    特徴とする鉄鋼材表面における亜鉛はんだ層の形成方法
    であって、上記メッキ被膜の組成金属の上記亜鉛はんだ
    層への固溶量が少なくとも1%となるように上記亜鉛は
    んだ浴の温度を設定することを特徴とする鉄鋼材表面に
    おける亜鉛はんだ層の形成方法
  2. 【請求項2】 鉄鋼材の表面にメッキ被膜を形成し、し
    かる後に、メッキ被膜の組成金属または主成分である組
    成金属と、Znとの共晶温度以上とした亜鉛はんだ浴に
    該メッキ被膜を浸漬し、該亜鉛はんだ浴中に超音波を印
    加することにより、亜鉛はんだ中に該メッキ被膜の組成
    金属の合金化を生じさせた亜鉛はんだ層を、メッキ被膜
    表面に形成することを特徴とする鉄鋼材表面における亜
    鉛はんだ層の形成方法
  3. 【請求項3】 上記メッキ被膜の組成金属が、Ni、C
    r、Au、Ag、Pt、Pd、Coおよびそれらの合
    金、TiNおよびCrNから選ばれる請求項1または請
    求項2に記載の亜鉛はんだ層の形成方法
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    より接合部位にあらかじめ亜鉛はんだ層を有する鉄鋼材
    と、AlとZnとの共晶温度以上とした亜鉛はんだ浴に
    アルミニウム材を浸漬し、該亜鉛はんだ浴中に超音波を
    印加することにより接合部位にあらかじめ亜鉛はんだ層
    を有するアルミニウム材とを、突合せて加圧しつつ、は
    んだを加熱して再溶融させると同時に超音波を印加する
    ことを含むことを特徴とする鉄鋼材とアルミニウム材と
    の超音波はんだ付け接合方法
  5. 【請求項5】 鉄鋼材の表面に形成したメッキ被膜の表
    面に、亜鉛はんだ中に該メッキ被膜の組成金属の合金化
    を生じさせた亜鉛はんだ層を形成したことを特徴とする
    表面処理鉄鋼材。
  6. 【請求項6】 上記メッキ被膜の組成金属が、Ni、C
    r、Au、Ag、Pt、Pd、Coおよびそれらの合
    金、TiNおよびCrNから選ばれる請求項5に記載の
    表面処理鉄鋼材
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