JP3466167B2 - 白バランスの光源色推定方法およびその推定方法を用いた撮像装置 - Google Patents

白バランスの光源色推定方法およびその推定方法を用いた撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子スチルカメ
ラやビデオムービー等で、照明光の色温度によらず良好
な画像が得られるようにするための白バランスの光源色
推定手法およびその推定方法を用いた撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被写体を撮影して得た信号からそれぞれ
色差信号(ER−EY)および(EB−EY)を生成
し、各色差信号をそれぞれ画面全体にわたって積分し、
各積分平均値がそれぞれ所定の基準レベルになるように
赤・青の信号の利得を制御するようにした自動白バラン
ス調整方法では、飽和度の高い色信号があると各積分平
均値がその色信号に振られ白バランスがとれないという
問題があった。
【0003】この問題を解決するために特開平1-46393
号公報では、各積分平均値を求める際に、各色差信号に
対してそれぞれ強色差信号検出用のスライスレベルを設
定し、各色差信号のうち設定されたスライスレベルを越
える強色差信号については該強色差信号に代えて前記ス
ライスレベルよりも弱い色差信号を示す所定のレベルに
置き換え、これを積分する。
【0004】これにより、強色差信号をそのスライスレ
ベルよりも弱い色差信号で置き換えるので、飽和度の高
い色信号による大きな白バランスのずれは発生しなくな
るが、置き換える所定のレベル分だけ色が薄くなる。ま
た、同系色の色を撮影した場合にも色が薄くなるという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動白
バランスの光源色推定方法では、強色差信号をそのスラ
イスレベルよりも弱い色差信号で置き換えた所定のレベ
ル分だけ色が薄くなったり、同系色の色を撮影した場合
にも色が薄くなるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、色の薄くなりにくい白
バランスを実現するための自動白バランスの光源色推定
方法およびその推定方法を用いた撮像装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明の自動白バランスの光源色推定方法
は、被写体像を電気信号に変える撮像素子からの画像信
号から照明光を推定し、3原色信号に利得補正を施して
3原色信号のバランスをとる自動白バランス回路にあっ
て、所定色温度の照明光の3原色信号の信号レベルを同
一化した前記撮像素子からの3原色画像信号の平均値を
取り、これに基づき得られた赤信号と青信号のどちらか
大きなレベルの信号を、赤信号と青信号の乗算平均より
緑信号が大きい時は緑信号とともに同一割合で、緑信号
が小さいときは単独で、減少して求めた赤信号と青信号
の乗算平均と緑信号が同一レベルになる点を光源色と推
定することを特徴とする。
【0008】上記したこの推定方法では、画像中の色か
ら3原色信号の強い色成分を減少させて、光源の色とす
るための色みが保存された白バランスが実現できる光源
色推定が可能となる。
【0009】また、撮像素子から得られた映像信号から
3源色信号を作成し、前記3原色信号のうち赤および青
の信号利得を調整する自動白バランス機能を有した画像
入力部を有する撮像装置にあって、被写体像を電気信号
に変える撮像素子からの画像信号から照明光を推定し、
3原色信号に利得補正を施して3原色信号のバランスを
とる自動白バランス回路に、所定色温度の照明光の3原
色信号の信号レベルを同一化した前記撮像素子からの3
原色画像信号の平均値を取り、これに基づき得られた赤
信号と青信号のどちらか大きなレベルの信号を、赤信号
と青信号の乗算平均より緑信号が大きい時は緑信号とと
もに同一割合で、緑信号が小さいときは単独で、減少し
て求めた赤信号と青信号の乗算平均と緑信号が同一レベ
ルになる点を光源色と推定する手法により、推定した光
源色に基づいて赤および青の信号利得を決定する。
【0010】これにより、画像中の色から3原色信号の
強い色成分を減少させて、光源の色とするための色みが
保存された白バランスを実現する光源色推定が可能とな
り、良好な白バランス機能を搭載した撮像装置が実現で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明の第1の実施の形態につ
いて説明するためのブロック図である。レンズ101に
より取込まれた被写体像は、固体撮像素子102に結像
する。固体撮像素子102は、光電変換を行い、映像信
号を色分離回路103に出力する。色分離回路103
は、映像信号から3原色信号を分離して出力する。積分
回路104a、104b、104cは、それぞれ赤
(R)、緑(G),青(B)信号を積分して、各信号の
平均値を出力する。
【0013】マルチプレクサ105は、各原色信号を順
次選択し、マイクロコンピュータ106に各原色信号の
平均値を渡す。マイクロコンピュータ106は次に述べ
るアルゴリズムで、光源の色を推定し、R増幅器107
とB増幅器108の利得を制御する信号を出力し、白バ
ランスのとれたRGB信号をカメラプロセス回路109
に出力する。
【0014】図2は、この発明の光源色の推定方法の説
明に使う色座標系を説明するための説明図である。
【0015】照明光源としては、ローソクや白熱電球や
太陽光のように発光スペクトルが黒体輻射の式に従う光
源が一般的である。このような光源は色温度と呼ばれる
指標だけで、たとえば色温度が低いローソクは橙色っぽ
い照明であるし、色温度が高い青白い昼の太陽光などの
照明光の色が規定できる。
【0016】このような光源で照明された白い被写体を
写した時の固体撮像素子出力のRGBの信号量は、色温
度が低い場合G信号に対してR信号が大きく、G信号に
対してB信号が小さくなる。反対に色温度の高い光源で
白い被写体を写したときには、G信号に対してR信号が
小さく、G信号に対してB信号が大きくなる。より詳し
く調べると、R/GとB/Gの積は、白色光源の場合一
定になっている。
【0017】従って、たとえば4500Kの色温度の照
明光下でRGBのレベルを同一にした場合には図2のよ
うに、横軸にB/Rの対数を、縦軸に(B/G・R/
G)の対数をとると、横軸は4500Kを中心に右に行
くほど色温度が高くなる対応づけができ、縦軸は白色光
源に比べて緑成分が少なければ上に、多ければ下になる
色座標系ができる。
【0018】平均色からこの色座標系の座標を、次のよ
うにして高速に求めることができる。まず、平均色のR
GBレベルの対数をルックアップテーブルで求める。こ
の対数値にRGBに対応した利得補正項を加えること
で、例えば4500Kの色温度の照明光で対数変換値L
OG(R)、LOG(G)、LOG(B)を同一値にす
ることができる。この値をもとに、平均色の図2での色
座標は(LOG(B)−LOG(R),LOG(R)+
LOG(B)−LOG(G)−LOG(G))で、LO
G変換さえすればあとは加減算だけで求めることがで
き、高速化が可能となる。
【0019】この色座標系では、中央部に色温度の広が
りを持った横長の楕円領域が白い色の範囲となる。例え
ば、青は相対的に赤、緑が少なく青が多い色なので、こ
の色座標系では右上方向に配置され、原点から遠いほど
飽和度の高い色となっている。
【0020】同様に、シアン系(空色系)の色は右下
に、緑系の色は原点の下方向に、黄系の色は左下に、橙
系の色は原点の左に、赤系の色は左上に、マゼンタ系
(紫系)の色は原点の上に、それぞれ配置され、どの色
も原点から遠ざかるほど色飽和度が高い色となる色座標
系となっている。
【0021】図3は、この発明での照明光の色の推定方
法を説明するための説明図である。
【0022】例えば、平均色が307で示される青の場
合には、この平均色から青成分を低減する。すなわち、
左下45度方向に線を引き横軸と交わった点を、光源の
色として推定する。この手法によれば、光源はある色温
度の白色光源色と同じであり、しかもこの光源の色を白
としても平均色の青みはほとんど低減されないこととな
る。
【0023】また、平均色が302で示されるシアンが
かった緑の場合には、この平均色からシアン成分を低減
してみる。すなわち、左上45度方向に破線を引き横軸
との交点を求めると色温度軸の符号が負で、平均色の色
温度座標の符号と違ってしまう。これは、平均色の色味
と違う色味を低減させたことを意味する。この場合に
は、光源の推定色の横軸の値を0にする。
【0024】このようにして求めた光源色の色座標を白
とした場合の平均色は、シアンよりの緑と正常に白バラ
ンスがとれた信号として出力できる。
【0025】この光源色の推定手法を式で表すと次のよ
うになる。この色座標系での平均色の座標を(t,m)
とすると、光源の座標は t>0のとき (max(t−ABS(m),0),0) ・・・ (1) t<0のとき (min(t+ABS(m),0),0) ・・・ (2) で求められる。ここで、ABS()は引数の絶対値を返
す関数、max()は最大値を求める関数、min()
は最少値を求める関数である。すなわち、tが0より大
きいときは、mの絶対値をtが差し引いた結果が負にな
る場合は0にする。同様にtが0より小さいときは、m
の絶対値をtに加え、正になる場合は0にする。
【0026】このようにして推定した光源色の座標を
(Kt,Km)として、4500K色温度でのRBの白
バランス利得をそれぞれAr、Abとおくと、R増
幅器107とB増幅器108の利得Ar,Abをそれぞ
れ、 Ar=Kr・EXP((Kt−Km)/2) ・・・ (3) Ab=Kb・EXP((−Kt−Km)/2) ・・・ (4) と制御することで、所定色温度範囲内の白色光源で照明
された白い被写体に対してRGB信号レベルの揃った信
号が得られる。
【0027】一方、照明の雰囲気を残したい場合には、
光源色の色温度方向の座標値に低減率Cを乗じ、 Ar=Kr・EXP((C・Kt−Km)/2) ・・・ (5) Ab=Kb・EXP((−C・Kt−Km)/2) ・・・ (6) と白バランス利得を設定することもできる。低減率Cの
値としては、照明下の被写体とほぼ同じ色に見えるC=
0.5から被写体色と同じに見えるC=1.0の間の値
に設定する。
【0028】このようにして、レベルの揃えられた信号
をカメラプロセス&マトリクス回路109で、ガンマ補
正処理や輪郭補正処理や輝度・色差信号への変換が施す
ことで、自動白バランス機能を搭載した固体撮像装置が
実現できる。
【0029】図4は、この発明の第2の実施の形態につ
いて説明するための説明図である。この実施の形態は、
白バランスのトラッキング色温度範囲に制限を付けた場
合を示している。例えば,夕焼け空の橙色や青空の色は
この座標系の横軸に近い色座標を持つため、図3に示さ
れるように光源色を推定しただけだと色が薄くなってし
まう。
【0030】一般に用いられる白色の照明光源として
は、色温度が3000K(スタジオライト)〜1000
0K(曇り空)に限られていて、それよりも低い色温度
の照明(白熱電球やローソク)では温かみのあるやや赤
い照明光として写るほうが望ましく、色温度の高い青空
(色温度は約15000K)では青く写るほうが望まし
い。
【0031】従って、光源色を推定する条件として、色
温度範囲を設定したほうが良い。4500Kで白バラン
スをとった状態で、3000K〜10000Kの色温度
範囲のR信号およびB信号は反比例関係で、それぞれ約
1/2倍〜約2倍の変動量を持つので、R/Bとしては
1/4倍〜4倍となる。
【0032】従って、平均色の座標を(t,m)とした
とき、光源の推定座標を、 t>0のとき (min(max(t−ABS(m),0),LOG(4)),0) … (7) t<0のとき (max(min(t+ABS(m),0),−LOG(4)),0) … (8) と制限することで、夕焼け空の橙色や青空の色も再現す
ることができる。すなわち、式(7)では式(1)に対
し、最大値をLOG(4)で制限し、白バランスの取れ
る光源の色温度の上限を規制している。式(8)では式
(2)に対し、最小限−LOG(4)で制限し、白バラ
ンスの取れる光源の色温度の下限を規制している。
【0033】図5は、この発明の第3の実施の形態につ
いて説明するための説明図である。図5は、照明光源と
して蛍光灯照明を考慮に入れて光源色を推定する方法で
ある。蛍光灯では、蛍光体の配合により発光色を決めて
いるが、昼光色や白色の蛍光灯では、同じ色温度の黒体
輻射より緑成分が多く設計されている。このため、蛍光
灯下で撮影すると緑がかった画像になる傾向がある。こ
れを避けるために、図5のように緑側から光源色を推定
する場合に、所定の色温度範囲(4000K〜7000
K)のものは、図中503に示した緑成分を残した状態
で光源色を推定する。これにより、緑がかった白を基準
に白バランスをとり、画面全体が緑っぽくなることを防
止することができる。
【0034】図6は、この発明の第4の実施の形態につ
いて説明するためのブロック図であり、図6において、
図1と同じ機能を有するブロックには同じ符号を付して
説明する。
【0035】積算値メモリー510は複数の画像ブロッ
クに対するRGBの積算値を保持する。マルチプレクサ
105は、RGB信号を順次選択し、積算器504は対
応する積算値メモリー510内の画像ブロックの各色信
号の積算値に順次加えることで、ブロック毎の平均色デ
ータを積算値メモリー510内に形成する。
【0036】このため、メモリーを追加することが必要
となりハードウエア規模は大きくなるディメリットはあ
るものの、ブロック画像をもとに白バランスを決定する
メリットは、より白らしいブロックから求めた光源色を
優先する重み付けができる点にある。
【0037】図7は明るさと重みの関係を示すための図
で、横軸は明るさであり、人間の視感度に近いG信号の
寄与率を上げるためGは2回かけているが、RとBも掛
けることにより色飽和度の低いブロックの方により大き
な重みを持たせられる。掛け算のLOG関数は、LOG
関数をとったものの加算になるので、横軸の計算は光源
色の推定で用いたRGBのLOG関数値の加算で求めら
れ簡単である。重みはS/Nの良くない暗いブロックで
は小さくし、S/Nの良い明るいブロックで大きくする
ことで、光源色の検出誤差を小さくできる。
【0038】また、信号の直線性がなくなる固体撮像素
子の飽和レベルに近いブロックは、平均色が違う色にな
っている可能性が高いので重みを下げている。
【0039】図8は色による重み付けの例を示し、図中
の数値は重みを示している。縦軸がLOG(RB/G
G)、横軸がLOG(B/R)の光源色の推定で用いた
色座標系と同じである。従って、この色座標系のブロッ
クの色座標の計算は完了しており、処理時間はほとんど
増加しない。この座標の原点は例えば色温度4500K
の白色を示し、ここから遠ざかるにされて色飽和度が増
加する。従って、原点に近い色については重みを重くし
て遠ざかるに連れて重みを軽くする。これにより色飽和
度が低いブロックが優先的に光源色の推定に利用でき
る。
【0040】このようにして各ブロック毎に光源推定色
を求め、重みを掛けた値を全ブロックで積算し、重みの
総計で割ることで、画面全体に対する光源色の推定がで
き、これをもとに白バランスをとることで、自然な白バ
ランスのとれた画像の選られる自動白バランス機能搭載
の固体撮像装置が実現できる。
【0041】図9は、この発明の第5の実施の形態につ
いて説明するためのブロック図であり、図9において、
図6と同じ機能を有するブロックには同じ符号を付して
説明する。
【0042】レンズ101により結像される光像は、色
分解光学系901により、3原色の光像として3個の固
体撮像素子102R、102G、103Bにそれぞれ結
像し、各固体撮像素子からRGB独立の画像信号を出力
する。この画像信号は、AD変換器902〜904の分
解能を有効に使えるよう信号レベルを揃えるために、R
増幅器107、G増幅器906、B増幅器108がAD
変換器の前に設けている。G増幅器906は固定利得で
あり、R増幅器107とB増幅器108の利得をマイク
ロコンピュータ106により適切に制御することで、白
バランス機能を取ることができる。従って、R増幅器1
07とB増幅器108の利得設定値Ar とAbはマ
イクロコンピュータ106内にある。マルチプレクサ1
05、積算器504と積算メモリー510で求められた
ブロック毎の各色信号の積算値(R、G,B)を
対数変換する際に、 LOG(R)=LOG(R/Ar・Ar) =LOG(R)+LOG(Ar)−LOG(Ar) LOG(G)=LOG(G) LOG(B)=LOG(B/Ab・Ab) =LOG(B)+LOG(Ab)―LOG(Ab) として利得補正をすることで、所定色温度での利得(A
、Ab)条件下でのRGBレベルの対数値が求め
られ、これを基に光源色を推定し、利得制御すること
で、自動白バランス機能を搭載した固体撮像装置が実現
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の白バラ
ンスの光源色推定方法によれば、画像中の色から3原色
信号の強い色成分を減少させて、光源の色とするための
色みが保存された白バランスが実現できる光源色推定が
可能となる。
【0044】また、この発明の白バランスの光源色推定
方法を用いた撮像装置によれば、画像中の色から3原色
信号の強い色成分を減少させて、光源の色とするための
色みが保存された白バランスを実現する光源色推定が可
能となることから良好な白バランス機能を有することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態について説明する
ためのブロック図。
【図2】この発明の光源色の推定方法の説明に使う色座
標系を説明するための説明図。
【図3】この発明での照明光の色の推定方法を説明する
ための説明図。
【図4】この発明の第2の実施の形態について説明する
ための説明図。
【図5】この発明の第3の実施の形態について説明する
ための説明図。
【図6】図5の光源色を推定する場合について説明する
ための説明図。
【図7】図5の明るさと重みの関係について説明するた
めの説明図。
【図8】図5の色による重み付けの一例について説明す
るための説明図。
【図9】この発明の第5の実施の形態について説明する
ためのブロック図。
【符号の説明】
101・・・レンズ 102・・・固体撮像素子 103・・・色分離回路 104a〜104c・・・積分回路 105・・・マルチプレクサ 106・・・マイクロコンピュータ 107・・・R増幅器 108・・・B増幅器 109・・・カメラプロセス回路 510・・・積算値メモリー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気信号に変える撮像素子か
    らの画像信号から照明光の色を推定し、3原色信号に利
    得補正を施して3原色信号のバランスをとる自動白バラ
    スのための光源色推定方法において、 明光に対し3原色信号の信号レベルを同一化した前記
    撮像素子からの3原色画像信号それぞれの平均値である
    平均赤信号R、平均緑信号G、平均青信号Bを算出する
    平均値算出ステップと、 前記算出された平均赤信号R、平均緑信号G、平均青信
    号Bから、LOG(B/R)が0より大きいときは(m
    ax(LOG(B/R)−ABS(LOG(RB/
    )),0),0)で表される式(1)、LOG(B
    /R)が0より小さいときは(min(LOG(B/
    R)+ABS(LOG(RB/G )),0),0)で
    表される式(2)に基づき、照明光の色座標の推定値
    (Kt,Km)を算出する推定値算出ステップと、を具
    備するこ とを特徴とした白バランスの光源色推定方法。
  2. 【請求項2】 前記算出された照明光の色座標の推定値
    (Kt,Km)が所定範囲から外れている場合に、前記
    定範囲内に納まるようクリップ処理を施すステップを
    さらに具備することを特徴とする請求項1記載の自動白
    バランスの光源色推定方法。
  3. 【請求項3】 前記平均値算出ステップで、画像を区分
    するブロック毎に前記平均赤信号R、平均緑信号G、平
    均青信号Bを算出し、 前記推定値算出ステップで、前記ブロック毎に前記照明
    光の色座標の推定値(Kt,Km)を算出することを特
    徴とする請求項1記載の自 動白バランスの光源色推定方
    法。
  4. 【請求項4】 明るさ情報に基づく重みを持たせて、前
    記ブロック毎に算出された前記照明光の色座標の推定値
    を平均化するステップをさらに具備することを特徴とし
    た請求項3記載の白バランスの光源色推定方法。
  5. 【請求項5】 色飽和度が低いほど大きくなる重みを持
    たせて、前記ブロッ ク毎に算出された前記照明光の色座
    標の推定値を平均化するステップをさらに具備するこ
    を特徴とした請求項3記載の白バランスの光源色推定方
    法。
  6. 【請求項6】 撮像素子から得られた映像信号から3原
    信号を作成し、前記3原色信号のうち赤および青の信
    号利得を調整する自動白バランス機能を有した画像入力
    部と、 請求項1から5のいずれかの手法により前記照明光の色
    座標の推定値を算出する手段と、 前記算出された照明光の色座標の推定値に基づいて、前
    記赤 および青の信号利得を決定する手段と、を具備する
    とを特徴とする撮像装置。
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