JP3463721B2 - 自動着陸装置の着陸点平面度検出方法 - Google Patents

自動着陸装置の着陸点平面度検出方法

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JP3463721B2 JP09270996A JP9270996A JP3463721B2 JP 3463721 B2 JP3463721 B2 JP 3463721B2 JP 09270996 A JP09270996 A JP 09270996A JP 9270996 A JP9270996 A JP 9270996A JP 3463721 B2 JP3463721 B2 JP 3463721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は月、惑星等の探査
機に搭載される自動着陸装置において、目標地点への着
陸可否の判定基準となる、着陸点の平面度を自動計測す
るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば、アポロ計画における月着
陸時における着陸装置の構成を示すものである。図にお
いて1は月着陸船、2は月着陸船の姿勢制御装置、3は
月着陸船の位置制御装置、4は位置制御装置3に対する
宇宙飛行士からの位置制御指令装置、5は宇宙飛行士、
6は着陸地点の観測用窓、7は観測用窓に固定パタンと
して描かれた座標測定用目盛、8は着陸目標地点を示
す。
【0003】以上のように構成された従来の装置におい
ては、始めに宇宙飛行士5は、予め設定された着陸姿勢
になるよう月着陸船の姿勢制御装置2に対しコマンドを
設定し、着陸姿勢を自動的に保持させる。その後、月表
面に対し降下を開始するが、降下に際しても、予め設定
された位置・速度パタンに沿って降下するよう、月着陸
船の位置制御装置3に対しコマンドを設定し、自動降下
を行わせる。この降下パタンは、地上からの事前観測に
より設定した着陸目標地点8に誘導するためのものであ
るが、着陸目標地点8への月着陸船1の最終的な着陸可
否判断には接近後の詳細な地形観測が必要である。この
ため、降下に際しては、宇宙飛行士5は観測用窓6より
着陸目標地点8が着陸に適しているかどうか観測しつつ
降下を実施する。
【0004】ここで、観測用窓6からの観測により着陸
目標地点8の地形が着陸に不適と宇宙飛行士5が判断し
た場合、宇宙飛行士5は新たな着陸目標地点を位置制御
装置3に対し再設定する必要がある。この目的のため、
宇宙飛行士5は観測窓6上に固定パタンとして描かれて
いる着陸点の座標測定用目盛7を利用する。位置制御装
置3は座標測定用目盛7の座標原点が着陸目標点8と一
致するように制御を行っているため、着陸目標点8を変
更するためには座標測定用目盛7においてどの地点を新
たな着陸目標点とするかを位置制御装置3に対し指示す
ればよい。このため、宇宙飛行士5は観測用窓6を通
し、着陸に適した地点を探し、観測用窓6に印された座
標測定用目盛7における新たな着陸目標点座標を計測
し、月着陸船の位置制御指令装置4に対し、新たな着陸
目標点座標を入力する。この結果、位置制御装置3は月
着陸船1を新たな着陸目標点に向かうよう制御する。本
処理を継続的に実施することにより、月着陸船1は着陸
に適した月表面上に誘導される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の月着陸装置は以
上のように構成されているため、着陸地点の着陸可否判
断は宇宙飛行士により行われており、自動着陸には使用
できない。また、画像等を地上に送信し、地上において
オペレータにより着陸可否の判断を行うことも、月、惑
星等と地上間及び地上の回線中における通信時間遅れを
考慮すると、短時間内での判断を要する着陸可否判定に
使用することが難しい等の問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、投光装置、カメラ、処理装置によ
り、着陸目標地点への着陸可否の判定基準となる、着陸
点の平面度を自動計測することの可能な自動着陸装置の
着陸点平面度検出方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明による自動着
陸装置の着陸点平面度検出方法は、着陸目標点周辺の地
表面近傍において、地表面上の異なる3点に対し同時に
照射した投光ビーム地表照射点の2台のカメラによる観
測画像を基に、立体視の原理により各照射点位置を計算
し、更に3つの照射点が構成する平面の方程式を算出す
る処理を着陸目標点周辺上空の位置の異なる複数地点に
おいて実施し、それにより得られた複数の平面の方程式
を基に各平面の法線方向、各平面と着陸目標地点との距
離を算出、比較することにより着陸目標地点及びその周
辺の平面度を判定するようにしたものである。
【0008】また、第2の発明による自動着陸装置の着
陸点平面度検出方法は、着陸目標点周辺の地表面近傍に
おいて、地表面上の異なる4地点に対し同時に照射した
投光ビームの地表照射点の2台のカメラによる観測画像
を基に、立体視の原理により各照射点位置を計算し、更
に4つの照射点中より順次3点を選ぶことにより構成さ
れる計4つの平面の方程式を算出し、その算出により得
られた4つの平面の方程式を基に、各平面の法線方向、
各平面と目標着陸地点との距離を算出、比較することに
より目標着陸地点の平面度を判定するようにしたもので
ある。
【0009】また、第3の発明による自動着陸装置の着
陸点平面度検出方法は、着陸目標点周辺の地表面近傍に
おいて、地表面上の異なる複数地点に対し同時に照射し
た複数(5ケ所以上)の地表照射点の2台のカメラによ
る観測画像を基に、立体視の原理により各照射点位置を
計算し、更に照射点中から、任意の近接する4照射点、
または互いに離れた4照射点を選択し、選択された4つ
の照射点中より順次3点を選ぶことにより構成される計
4つの平面の方程式を算出し、その算出で得られた4つ
の平面の方程式を基に、各平面の法線方向、各平面と着
陸目標地点との距離を算出、比較することにより任意の
近接部分または目標着陸地点周辺の全般的な平面度を判
定するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す図
であり、図において、1〜8は図4と同一である。9は
自動着陸装置、10は探査機の姿勢制御装置、11は慣
性航法装置、12は探査機の位置制御装置、13は電波
高度計、14は加速度計、15は3つのビーム光の照射
装置、16は観測用カメラA、17は観測用カメラB、
18は画像処理装置、19は平面度検出装置、20は探
査機、21は探査機のスラスタを示す。
【0011】月、惑星等の探査機は周回軌道上より自動
着陸装置9により着陸目標地点8まで誘導される。この
際、自動着陸装置9内の探査機の姿勢制御装置10は慣
性航法装置11より得られる姿勢、姿勢レートデータを
基に、予め設定されていた着陸姿勢になるよう探査機の
スラスタ21による姿勢制御を実施する。また、探査機
の位置制御装置12は電波高度計13より得られる月、
惑星等の表面までの高度情報、及び加速度計14のデー
タを積分することにより得られる速度、位置データを基
に、着陸目標地点8迄、予め設定されていた飛行経路に
沿って飛行するよう探査機のスラスタ21による位置制
御を行う。
【0012】ここで、電波高度計13からの高度情報よ
り探査機が着陸目標地点8近傍の高度数十m程度に達し
たと判断された時点において、電波高度計13からの
月、惑星表面までの高度データ及び加速度計のデータを
積分する事により得られる横方向の速度、位置情報を基
に、一定高度及び横方向位置を保持するための位置制御
を位置制御装置12により実施する。この際には探査機
のスラスタ21が使用される。ここで、位置制御装置1
2は一定高度、位置を保持するための制御を実施する一
方で、加速度計14のデータを積分することにより得ら
れる速度、位置データを基に、水平方向の位置を着陸目
標地点8の真上の点、及び着陸目標地点を中心とした前
後、左右方向一定距離の点、計5箇所に移動させる。こ
れらの位置の異なる計5箇所の各々の点においてビーム
光照射装置15により探査機20の直下点近傍の地表面
上に対し3個のビーム光を照射し、地表の照射点の画像
を観測用カメラA16、及び観測用カメラB17により
観測する。
【0013】ここでビーム光照射装置15から照射する
ビーム光は観測用カメラA16、及び観測用カメラB1
7にて観測した場合、周囲の地表面と比べ、輝点として
抽出しうる十分な明るさをもつものとする。この性質を
利用し、画像処理装置18においては一定輝度以上の点
を抽出する画像前処理を実施し、地表面上に輝点を抽出
する。輝点は観測用カメラA16及び観測用カメラB1
7の画像の各々に対し、一観測毎に3点抽出されること
になるが、三角測量の原理により各輝点の位置を求める
ためには観測用カメラA16画像上の各輝点と観測用カ
メラB17の画像上の各輝点の対応をとることが必要で
ある。このための対応付け処理も画像処理装置18にて
併せて行う。
【0014】観測用カメラA16の画像上の各輝点と観
測用カメラB17の画像上の各輝点の対応がとれた後、
観測用カメラA16及び観測用カメラB17画像上の輝
点位置は平面度検出装置19に送られる。観測用カメラ
A16及び観測用カメラB17の取り付け間隔は既知で
あるため、平面度検出装置19においては三角測量の原
理により、観測用カメラA16及び観測用カメラB17
で観測した同一輝点位置のデータを基に、探査機20の
座標系において表された地表面上の各輝点位置を計算す
る。
【0015】ところで、平面の方程式は一般に式(1)
により表される。このため、上記3点を通る平面の方程
式は、計算された3つの地表面上の輝点位置を式(1)
に代入し、係数a,b,c,dを定めることにより求め
ることができる。ここで、(a,b,c)は平面の法線
ベクトルとなる。また、探査機20の座標系からみた着
陸点座標を(x,y,z)とすると、着陸点と各平面と
の間の距離は式(2)により与えられる。求められた3
つの平面の法線ベクトルを各々(a1,b1,c1),
(a2,b2,c2),・・・,(a5,b5,c
5)、また、求めれた5つの平面と着陸目標点との距離
を各々L1,L2,・・・,L5とすると、着陸目標点
近傍の平面度が探査機20の着陸に適しているかどうか
は式(3)により判定できる。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す図であり、図において1〜21は図1と同一
である。22は4つのビーム光の照射装置を示す。
【0020】月、惑星等の探査機は周回軌道上より自動
着陸装置9により着陸目標地点8まで誘導される。この
際、自動着陸装置9内の探査機の姿勢制御装置10は慣
性航法装置11より得られる姿勢、姿勢レートデータを
基に、予め設定されていた着陸姿勢になるよう探査機の
スラスタ21による姿勢制御を実施する。また、探査機
の位置制御装置12は電波高度計13より得られる月、
惑星等の表面までの高度情報、及び加速度計14のデー
タを積分することにより得られる速度、位置データを基
に、着陸目標地点8迄、予め設定されていた飛行経路に
沿って飛行するよう探査機のスラスタ21による位置制
御を行う。
【0021】ここで、電波高度計13からの高度情報よ
り探査機が着陸目標地点8近傍の高度数十m程度に達し
たと判断された時点において、電波高度計13からの
月、惑星表面までの高度データ及び加速度計のデータを
積分する事により得られる横方向の速度、位置情報を基
に、一定高度及び横方向位置を保持するための位置制御
を位置制御装置12により実施する。探査機20は位置
維持制御を行いつつ、着陸目標地点8上空の地表面近く
においてビーム光照射装置21により探査機20の真下
点近傍の地表面上に対し4個のビーム光を照射し、照射
点の画像を観測用カメラA16、及び観測用カメラB1
7により観測する。
【0022】ここでビーム光照射装置15から照射する
スポット光は観測用カメラA16、及び観測用カメラB
17にて観測した場合、周囲の地表面と比べ、輝点とし
て抽出しうる十分な明るさをもつものとする。この性質
を利用し、画像処理装置18においては一定輝度以上の
点を抽出する画像前処理を実施し、地表面上の輝点を抽
出する。輝点は観測用カメラA16及び観測用カメラB
17の画像の各々に対し、4つ抽出されることになる
が、三角測量の原理により各輝点の位置を求めるために
は観測用カメラA16の画像上の各輝点と観測用カメラ
B17の画像上の各輝点の対応づけの処理が必要であ
る。このための対応付け処理も画像処理装置18にて併
せて実施する。
【0023】観測用カメラA17の画像上の各輝点と観
測用カメラB17画像上の各輝点の対応がとれた後、観
測用カメラA17及び観測用カメラB17の画像上の輝
点位置は平面度検出装置19に送られる。観測用カメラ
A16及び観測用カメラB17の取り付け間隔は既知で
あるため、平面度検出装置19においては三角測量の原
理により、観測用カメラA16及び観測用カメラB17
で観測した同一輝点位置のデータを基に、探査機20の
座標系において表された地表面上の各輝点位置を計算す
る。
【0024】ところで、平面の方程式は一般に式(1)
により表される。このため、3点を通る平面の方程式
は、計算された3つの地表面上の輝点位置を式(1)に
代入し、係数a,b,c,dを定めることにより求める
ことができる。ここで、(a,b,c)は平面の法線ベ
クトルとなる。また、探査機20の座標系からみた着陸
点座標を(x,y,z)とすると、着陸点と平面との間
の距離は式(2)により与えられる。ここで、4つの輝
点をA,B,C,Dとするとこの4点より、A−B−
C,B−C−D,C−D−A,D−A−Bの様に、順次
3点を選ぶことにより、異なる4つの平面の方程式を得
ることができる。上記組み合わせに対し、求めた4つの
平面の法線ベクトルを各々(a1,b1,c1),(a
2,b2,c2),(a3,b3,c3),(a4,b
4,c4)、また、求められた4つの平面と着陸目標点
との距離を各々L1,L2,L3,L4とすると、着陸
目標点近傍の平面度が探査機20の着陸に適しているか
どうかは式(4)により判定できる。
【0025】
【数4】
【0026】実施の形態3.図3において、1〜21は
図1と同一である。23は5つ以上のビーム光の照射装
置を示す。
【0027】月、惑星等の探査機は周回軌道上より自動
着陸装置9により着陸目標地点8まで誘導される。この
際、自動着陸装置9内の探査機の姿勢制御装置10は慣
性航法装置11より得られる姿勢、姿勢レートデータを
基に、予め設定されていた着陸姿勢になるよう探査機の
スラスタ21による姿勢制御を実施する。また、探査機
の位置制御装置12は電波高度計13より得られる月、
惑星等の表面までの高度情報、及び加速度計14のデー
タを積分することにより得られる速度、位置データを基
に、着陸目標地点8迄、予め設定されていた飛行経路に
沿って飛行するよう探査機のスラスタ21による位置制
御を行う。
【0028】ここで、電波高度計13からの高度情報よ
り探査機が着陸目標地点8近傍の高度数十m程度に達し
たと判断された時点において、電波高度計13からの
月、惑星表面までの高度データ及び加速度計のデータを
積分する事により得られる横方向の速度、位置情報を基
に、一定高度及び横方向位置を保持するための位置制御
を位置制御装置12により実施する。探査機20は高度
維持制御を行いつつ、着陸目標地点8上空の地表面近く
においてビーム光照射装置21により探査機20の真下
点近傍の地表面上に対し5個以上のビーム光を照射さ
せ、照射点の画像を観測用カメラA16、及び観測用カ
メラB17により観測する。
【0029】ここでビーム光照射装置15から照射する
ビーム光は観測用カメラA16、及び観測用カメラB1
7にて観測した場合、周囲の地表面と比べ、輝点として
抽出しうる十分な明るさをもつものとする。この性質を
利用し、画像処理装置18においては一定輝度以上の点
を抽出する画像前処理を実施することにより、地表面上
の輝点を抽出する。輝点は観測用カメラA16及び観測
用カメラB17の画像の各々に対し、5つ以上抽出され
ることになるが、三角測量の原理により各輝点の位置を
求めるためには観測用カメラA16の画像上の各輝点と
観測用カメラB17の画像上の各輝点の対応づけの処理
が必要である。このための対応付け処理も画像処理装置
18にて併せて実施する。対応付け処理が終了した観測
用カメラA16及び観測用カメラB17の画像上の輝点
位置は平面度検出装置19に送られる。
【0030】観測用カメラA16及び観測用カメラB1
7の取り付け間隔は既知であるため、平面度検出装置1
9においては三角測量の原理により、観測用カメラA1
6及び観測用カメラB17で観測した同一輝点位置のデ
ータを基に、探査機20の座標系において表された地表
面上の任意の3つの輝点位置を計算する。
【0031】ところで、平面の方程式は一般に式(1)
により表される。このため、3点を通る平面の方程式
は、計算された3つの地表面上の輝点位置を式(1)に
代入し、係数a,b,c,dを定めることにより求める
ことができる。ここで、(a,b,c)は平面の法線ベ
クトルとなる。また、探査機20の座標系からみた着陸
点座標を(x,y,z)とすると、着陸点と平面との間
の距離は式(2)により与えられる。ここで、輝点位置
として互いに近接する4点を選べば選択した区域の詳細
な平面度が、互いに離れた4点を選べば4点により囲ま
れる区域の全般的な平面度が実施の形態2と同一の手法
により、法線ベクトル、設定した目標点と各平面との距
離情報を基に、式(4)により評価できる。
【0032】ところで、上記説明ではこの発明を月、惑
星等の探査機における自動着陸装置において利用する場
合を述べたが、自機に比べ面積が大きな宇宙機に対する
ランデブー及び地球上における垂直離着陸機等に対して
も利用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】第1の発明による自動着陸装置、着陸点
平面度検出方法によれば、着陸点近傍上空にて移動し、
数点において観測データを採取することにより、着陸可
否の判断基準となる、着陸目標地点及びその周辺の平面
度判定用のデータが自動的に得られるため、月、惑星探
査機等における自動着陸装置に使用して極めて有効であ
る。
【0034】また、第2の発明による自動着陸装置、着
陸点平面度検出方法によれば、着陸点近傍上空の1点に
おいて観測データを採取することにより、着陸可否の判
断基準となる、着陸目標地点及びその周辺の平面度判定
用のデータが自動的に得られるため、月、惑星探査機等
における自動着陸装置に使用して極めて有効である。
【0035】第3の発明による自動着陸装置、着陸点平
面度検出方法によれば、着陸点近傍上空の1点において
観測データを採取することにより、着陸可否の判断基準
となる、着陸目標地点及びその周辺の平面度判定用のデ
ータを必要な精度、範囲にて自動的に得られるため、
月、惑星探査機等における自動着陸装置に使用して極め
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による自動着陸装置における着陸点
平面度検出方法の実施の形態1を示す図である。
【図2】 この発明による自動着陸装置における着陸点
平面度検出方法の実施の形態2を示す図である。
【図3】 この発明による自動着陸装置における着陸点
平面度検出方法の実施の形態3を示す図である。
【図4】 従来の着陸装置を示す図である。
【符号の説明】
1 月着陸船、2 月着陸船の姿勢制御装置、3 月着
陸船の位置制御装置、4 宇宙飛行士の位置制御指令装
置、5 宇宙飛行士、6 着陸地点の観測用窓、7 座
標測定用目盛、8 着陸目標地点、9 自動着陸装置、
10 探査機の姿勢制御装置、11 慣性航法装置、1
2 探査機の位置制御装置、13 電波高度計、14
加速度計、15 照射装置、16 観測用カメラA、1
7 観測用カメラB、18 画像処理装置、19 平面
度検出装置、20 探査機、21スラスタ、22 照射
装置、23 照射装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着陸目標点周辺の地表面近傍において3
    本の投光ビームを地表面上の異なる3点に対し同時に照
    射し、2台のカメラにより投光ビーム地表照射点を観測
    する第1のステップ、上記2台のカメラによる投光ビー
    ム照射点の観測画像を基に、立体視の原理により各照射
    点位置を計算し、更に3つの照射点が構成する平面の方
    程式を算出する第2のステップ、着陸目標点周辺上空近
    傍の位置の異なる複数地点にて上記第1、第2のステッ
    プと同様の処理を実施し、得られた複数の平面の方程式
    を基に各平面の法線方向、各平面と着陸目標地点との距
    離を算出、比較することにより着陸目標地点及びその周
    辺の平面度を検出し、着陸可否を判定する第3のステッ
    プとを有することを特徴とする自動着陸装置の着陸点平
    面度検出方法。
  2. 【請求項2】 着陸目標点周辺の地表面近傍において4
    本の投光ビームを地表面上の異なる4点に対し同時に照
    射し、2台のカメラにより投光ビーム地表照射点を観測
    する第1のステップ、上記2台のカメラによる投光ビー
    ム照射点の観測画像を基に、立体視の原理により各照射
    点位置を計算し、更に4つの照射点中より順次3点を選
    ぶことにより構成される、計4つの平面の方程式を算出
    する第2のステップ、上記第2のステップで得られた4
    つの平面の方程式を基に、各平面の法線方向、各平面と
    着陸目標地点との距離を算出、比較することにより着陸
    目標地点の平面度を検出し、着陸可否を判定する第3の
    ステップとを有することを特徴とする、自動着陸装置の
    着陸点平面度検出方法。
  3. 【請求項3】 着陸目標点周辺の地表面近傍において複
    数(5ケ所以上)の投光ビームを地表面上の異なる複数
    点に対し同時に照射し、2台のカメラにより投光ビーム
    地表照射点を観測する第1のステップ、上記2台のカメ
    ラによる投光ビーム照射点の観測画像を基に、立体視の
    原理により各照射点位置を計算する第2のステップ、上
    記第2のステップの計算後、平面度検出を実施したい対
    象領域に対応し、任意の近接する4照射点、または互い
    に離れた4照射点を選択し、選択した4つの照射点中よ
    り順次3点を選ぶことにより構成される、計4つの平面
    の方程式を算出する、第3のステップ、上記第3のステ
    ップで得られた4つの平面の方程式を基に、各平面の法
    線方向、各平面と着陸目標地点との距離を算出、比較す
    ることにより任意の近接部分または、着陸目標地点周囲
    の全般的な平面度を検出し、着陸可否を判定する第4の
    ステップとを有することを特徴とする、自動着陸装置の
    着陸点平面度検出方法。
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