JP3463683B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP3463683B2
JP3463683B2 JP2001512307A JP2001512307A JP3463683B2 JP 3463683 B2 JP3463683 B2 JP 3463683B2 JP 2001512307 A JP2001512307 A JP 2001512307A JP 2001512307 A JP2001512307 A JP 2001512307A JP 3463683 B2 JP3463683 B2 JP 3463683B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、受信アンテナまたは送信アンテナを所定の
切り換え周期で順次切り換え、等価的に多受信チャンネ
ルを実現する連続波方式のレーダ装置に関する。
背景技術 従来より、受信アンテナおよび送信アンテナを高速に
切り換えることにより、等価的に多受信チャンネルを有
するように構成したホログラフィックレーダ装置が知ら
れている。例えば、特開昭63−256879号公報に
は、1つの送信アンテナから電波を送信し、送信された
電波の反射波を複数の受信アンテナを順次切り換えなが
ら受信するレーダ装置が示されている。
このような構成により、受信機を1つとして、等価的
に多受信チャンネルを実現することができる。
ここで、レーダ装置においては、送信波の受信部への
直接漏洩成分が必ず存在する。この漏洩成分は、アンテ
ナの切換を行わない場合受信信号を検波した際に直流成
分となるため、その除去は比較的容易である。しかし、
送信アンテナまたは受信アンテナの切り換えを行うと直
接漏洩成分(直流成分)がこの切り換えに応じて変調さ
れる。この変調を受けた成分は、その除去が容易でな
く、また通常受信信号よりも振幅が大きいため、受信信
号のS/N比を悪化させるという問題があった。
発明の開示 本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、直接
漏洩成分による悪影響を効果的に防止できるレーダ装置
を提供することを目的とする。
本発明は、受信アンテナまたは送信アンテナを所定の
切り換え周期で順次切り換え、等価的に多受信チャンネ
ルを実現する連続波方式のレーダ装置において、受信信
号の経路に前記切り換え周期に同期した特性を有するコ
ムフィルタを配置し、送信部から受信部へ漏洩する不要
信号を除去することを特徴とする。
送信波の漏洩により送信部から受信部に漏洩する直流
成分がアンテナ切り換えに応じて変調されると、周波数
スペクトル上では切り換え周波数の整数倍に対応する位
置に漏洩成分が現れる。コムフィルタは指定した周波数
間隔毎に0(ヌル)を生じる周波数特性を有している。
このため、漏洩成分が生じる周波数と、0を生じる周波
数を合致させることで、漏洩成分を効果的に除去するこ
とができる。
また、前記連続波方式は、周波数変調方式であり、前
記コムフィルタは、減算型構造を有するコムフィルタで
あることが好適である。減算型構造のコムフィルタで
は、その通過振幅特性は、1−cos(kf)の形をし
ている。ここで、kは定数、fは周波数である。このた
め、ターゲットからの信号の周波数が、0(直流)に近
づく程、近似的にその振幅が周波数の2乗で減衰され
る。また、周波数変調方式の場合、ターゲットからの信
号の周波数は距離に比例するため、コムフィルタは距離
が近づくほどその振幅が距離の2乗で減衰されることに
なる。
一方、コムフィルタがない場合のターゲットからの信
号の振幅は、レーダ方程式に従い距離の4乗に反比例す
る。そこで、コムフィルタを配置することによって、タ
ーゲットからの信号の振幅を距離の2乗に反比例するよ
うにでき、ダイナミックレンジを圧縮することができ、
広範囲のターゲットの検出が容易になる。
また、前記減算型構造のコムフィルタは、最大検出距
離に対応する周波数において、最初の極大を有すること
が好適である。これによって、最大検出距離より遠い検
出不要なターゲットからの信号を大きく減衰させること
ができる。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)に
ついて、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るレーダ装置の全体構成を示
すブロック図であり、送信アンテナのみを切り換えるホ
モダイン方式FMCW(周波数変調連続波)レーダ装置
である。
レーダ信号プロセッサ10は、各種の信号処理を行う
回路であり、送受信を制御するとともに、ターゲットの
検出のための信号処理を行う。
レーダ信号プロセッサ10は、三角波をミリ波(MM
W)を発生するVCO(電圧制御発振器)12に供給す
る。そこで、このVCO12から三角波で周波数変調し
たFMCW波が発生される。なお、三角波ではなく、サ
イン波などでもよい。
このVCO12からのFMCW波は、送信用電力増幅
器(PA)14に供給され、所定の増幅処理を施す。そ
して、この送信用電力増幅器14の出力をスイッチ16
を介し、複数の送信アンテナ18a、18bに供給す
る。スイッチ16は、レーダ信号プロセッサ10からの
信号により高速に切り換えられ、送信アンテナ18a、
18bからFMCW波が交互に送信される。
また、ターゲットからの反射波は、単一の受信アンテ
ナ20により受信され、低雑音増幅器(LNA)22に
供給される。低雑音増幅器22は、受信信号を増幅し、
これをホモダイン検波器(MIX)24に供給する。こ
のホモダイン検波器24には、VCO12からのFMC
W波が供給されており、このFMCW波を受信信号に混
合することでホモダイン検波を行い、スイッチ16の動
作により時分割多重化されたレーダ信号を取り出す。す
なわち、送信アンテナ18a、18bからの送信波につ
いての受信信号の検波出力が交互に得られる。
そして、このホモダイン検波器24の検波出力は、コ
ムフィルタ26において、所定の周波数成分が除去され
た後、ベースバンド増幅器(BBA)28において増幅
されてレーダ信号プロセッサ10に供給される。レーダ
信号プロセッサ10は、供給される検波出力に応じて、
ターゲットまでの距離、相対速度などを検出する。
ここで、本実施形態では、コムフィルタ26を有して
おり、これについて説明する。
本実施形態のような装置においては、送信アンテナ1
8a、18bの信号伝送路との不整合や、スイッチ16
からの漏洩、さらには送信アンテナと受信アンテナ間の
相互結合により、送信波の直接漏洩波が受信信号に重畳
される。この漏洩波は、不整合や漏洩度合いにより振幅
が決定され、またそのホモダイン検波器24に至る経路
長さで位相が決定される。従って、経路長が十分短いと
きには、FMCW波であってもその位相はほぼ一定と見
なせる。このため、ホモダイン検波器24において検波
された出力はほぼ直流となる。
図2(a)には、スイッチ16による切り換えがない
ときの、2つの送信アンテナそれぞれに起因する漏洩波
と受信信号とを重畳した検波出力信号の一例を示してい
る。通常、図示されているように、漏洩成分の直流値
は、信号成分に比べて大きい。スイッチ16のスイッチ
ングが行われていない場合には、図2(a)のような信
号は、一定の直流成分の上に信号成分が重畳されている
だけであり、ホモダイン検波器24から出力経路にデカ
ップリングコンデンサを配置することなどにより直流成
分(直接漏洩成分)を容易に除去できる。従って、簡単
な手段により、直接漏洩波の影響を排除することができ
る。
ところが、スイッチ16により例えば16msec周
期で高速のスイッチングを行うと、2つの波形が交互に
交番した状態になり、図2(b)に示すように、2つの
波形が交互に交番した状態が検波出力となる。この場
合、漏洩に起因して検波出力に重畳される波形は、単純
な直流成分ではなくなってしまい、上述のような簡単な
方法では漏洩成分を除去できなくなる。
この図2(b)の検波出力のスペクトルを図2(c)
に示す。このように、62.5Hz,187.5Hz,
312.5Hz,・・・・・に現れているピークが漏洩
成分によるものである。なお、そのピークの両側にある
ピークが受信信号によるものである。
ここで、本実施形態に係るコムフィルタ26の原理を
図3に示す。入力信号を2つに分け、一方を遅延時間τ
の遅延素子30に入力する。そして、この遅延素子30
の出力と、遅延していない入力信号を減算器32に入力
してここで両者の差をとる。このときの周波数伝達関数
は、 G(jω)=1−e[−jωτ] となる。ここで、τは遅延時間である。
図4に、この減算型のコムフィルタ26の周波数特性
を示す。このように、コムフィルタ26は、一定の周波
数間隔で利得が0になる性質を有している。従って、図
2(c)に示す場合においては、図4のような周波数間
隔が62.5Hz、すなわち切り換え周期16msec
の逆数で表される切り換え周波数のコムフィルタを用い
れば、検波出力における漏洩成分に関する成分を除去す
ることができる。
図2(b)の時間変化信号を図4に示す特性を有する
コムフィルタに通して得られる信号は図2(d)であ
る。これより、漏洩成分が排除されて、信号のみが交番
した状態で現れており、漏洩成分の信号に影響されるこ
となく、検波出力を必要なレベルまで、増幅することが
可能になる。
ターゲットからの反射信号の強度は、レーダ方程式に
従い距離の4乗に反比例して大きくなるため、近いター
ゲット(周波数が低い)、遠いターゲット(周波数が高
い)が存在すると両方を有効に検出するためにはハード
ウエアに大きなダイナミックレンジが必要となる。とこ
ろが、減算型のコムフィルタ26は、図4の下段に示し
たように、周波数が小さくなるに従って、利得が減少す
る。
図5は、距離による信号強度の変化と、減算型のコム
フィルタ26を入れた場合の信号強度の変化を示してい
る。
これより、コムフィルタ26の低周波数領域における
利得減少特性が、距離の4乗に依存する変化を2乗に依
存するように抑圧していることがわかる。従って、コム
フィルタ26は漏洩波に起因する直流成分を除去するだ
けでなく、信号強度の距離依存性を抑圧する効果もある
ことがわかる。
ここで、この距離依存性について、さらに説明する。
減算型構造のコムフィルタ26は、図4に示すように、
その通過振幅特性が1−cos(kf)の形をしてい
る。ここで、kは定数、fは周波数であり。このため、
検波出力におけるターゲットからの反射波の信号周波数
が0、すなわち直流に近づくほどその振幅は減衰され
る。一方、FMCWの場合、検波出力におけるターゲッ
トからの信号周波数は距離に比例している。従って、距
離をRとすると、コムフィルタの距離Rに対する特性は
1−cos(κR)で表せる。ここで、κは定数であ
る。
上述のように、減算型構造のコムフィルタ26が存在
しなければ、検波出力は、距離Rの4乗に反比例する。
一方、減算型構造のコムフィルタ26の距離に対する特
性は、1−cos(κR)である。そこで、減算型構造
のコムフィルタ26が存在する場合の検波出力の距離に
対する特性([距離による減衰]・[コムフィルタ])
は、κRが十分小さいとして(0<κR<<1)、co
s(κR)をテーラー展開した場合に、 [距離による減衰]・[コムフィルタ] =(1/R4)(1−cos(κR)) =(1/R4){1−{1−(κR)2/2!−(κR)4/4!・・・}} ≒κ2/2!R2 のように表せる。
これより、減算型構造のコムフィルタ26が存在する
場合の検波出力の距離に対する減衰度合いは、ほぼ周波
数の2乗に反比例することがわかる。従って、距離が短
くなる場合における信号強度変化を1/R2に抑圧する
ことができる。
また、検出する必要のないより遠方のターゲットがあ
る場合、コムフィルタ26の最初の利得極大周波数に応
答する距離を最大検出距離に選んでおくことで、これよ
りも遠方のターゲットによる信号はコムフィルタにより
減衰される。この様に、コムフィルタ26は、検出が不
必要な遠方のターゲットが検出されることを抑制する効
果もある。
なお、コムフィルタ26が図4の上段に示す特性を有
している場合であれば、周波数31.25Hzに対応す
る距離を最大検出距離に選んでおくことで、その最大検
出距離以上遠方のターゲットからの信号を大きく減衰さ
せることができる。
また、上述の実施形態においては、送信アンテナを複
数とし、受信アンテナを1つとしたが、送信アンテナを
1つとして受信アンテナを複数とし受信アンテナをスイ
ッチで切り換える構成とすることもできる。
この構成を図6に示す。この実施形態では、1つの送
信アンテナ18と、2つの受信アンテナ20a、20b
を有し、スイッチ16は、送信アンテナ18と送信用電
力増幅器14の間ではなく、受信アンテナ20a、20
bと低雑音増幅器22との間に設けられている。
従って、1つの送信アンテナ18からFMCW波が連
続して送信され、その反射波が受信アンテナ20a、2
0bによって受信される。そして、スイッチ16を高速
に切り換えることによって、時分割多重化された受信信
号がスイッチ16の出力に得られる。この時分割多重化
された受信信号は、低雑音増幅器(LNA)22を介し
ホモダイン検波器(MIX)24に供給され、ここでV
CO12からのFMCW波が受信信号に混合される。こ
れによって、受信アンテナ20a、20bからの受信信
号についての検波出力が交互に得られる。
さらに、送信アンテナと受信アンテナの両方を複数と
し、両方を切り換える構成としてもよく、さらに送信ア
ンテナおよび受信アンテナをそれぞれ3以上設けてもよ
い。
ここで、図3に示したコムフィルタ26のさらに詳細
な構成例を図7に示す。この例では、遅延素子30とし
て、その動作にクロック信号の必要なCCD方式のアナ
ログディレイラインを用いている。この遅延素子30
は、外部から入力されるクロックの周期に比例して遅延
時間が決まるCCD方式のため、アンテナ切り換え周期
に同期したクロックを分周器で分周し、遅延素子の遅延
時間がτ(コムフィルタが所望の周波数特性を有するの
に必要な遅延時間)になるようにする。
すなわち、アンテナ切り換え周期に同期した同期クロ
ック信号fclkは、N分周器40に入力され、ここで
N分周されてCCDディレイライン(CCD Dela
y Line)42に入力される。そこで、このCCD
ディレイライン42では、入力信号を供給されるクロッ
クに従って入力信号を転送出力する。従って、CCDデ
ィレイライン42の出力は、供給されるクロックに従っ
て時間τだけ遅延されてCCDディレイライン42から
出力される。
一方、入力信号は、バッファ増幅器44でCCDディ
レイライン42の適切な入力レベルになるように増幅さ
れる。その出力を二分岐させて、一つはCCDディレイ
ライン42を通して、もう一つはそのまま減算器32に
入力する。そこで、減算器32において、二つの信号の
減算結果が得られ、これが出力される。
なお、バッファ増幅器44は、オペアンプ44aへの
正入力端子へホモダイン検波器ミキサ24からの信号が
入力され、これを入力経路および帰還経路に配置される
抵抗の抵抗値に応じて増幅する。また、減算器32は、
オペアンプ32aの正負入力端子に、上述の2信号を入
力し、両者の差を出力する。
この構成により、アンテナ切り換え周期に同期した動
作をするコムフィルタ26が得られる。
図8は、図7と同じくCCDディレイラインを用いた
コムフィルタ26を別の構成で実現した例である。この
例では、二つのCCDディレイライン42a、42bを
用いて各々で入力信号を遅延させる。ここで、このCC
Dディレイライン42a、42bに入力されるクロック
信号は分周比の異なる二つの分周器40a、40bから
出力されている。これによって、2つのCCDディレイ
ライン42a、42bによる遅延時間は、それぞれτ
1,τ2となっている。そして、これらの遅延時間τ
1、τ2の間にτ=τ1−τ2の関係を持たせること
で、図7と同様にアンテナ切り換え周期に同期した時間
差τの信号の減算を行う周波数特性のコムフィルタ26
を実現することができる。
上記の二つの例では、アンテナ切り換え周期に同期し
たクロック信号を用いているが、水晶発振器のような高
精度・高安定の発振器が利用できるのであれは、回路接
続によるアンテナ切り換え周期に同期したクロックは必
ずしも必要ではなく、独立したクロック発振器によるク
ロック信号でもかまわない。
上記二つの実施例では、遅延素子としてCCDディレ
イライン42を用いているが、CCD方式以外の方式
(BBD方式、スイッチドキャパシタ方式など)でもか
わまない。また、クロック信号を必要としない受動回路
による遅延素子であっても、その遅延時間あるいは二素
子間の遅延時間差で遅延時間τを高精度・高安定に保持
できるものであれば利用することができる。
以上説明したように、コムフィルタを用いることによ
って、スイッチングによって変調された漏洩成分を効果
的に除去することができる。
産業上の利用可能性 自動車に搭載され前方の物体を検出するレーダ装置な
どに利用することができる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 H03H 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナまたは送信アンテナを所定
    のアンテナ切り換え周期で順次切り換え、等価的に多受
    信チャンネルを実現する連続波方式のレーダ装置におい
    て、 受信信号の経路に、前記アンテナ切り換え周期の逆数で
    表される切り換え周波数の倍数で所定の減衰量以下とな
    る周波数特性を有するコムフィルタを配置し、送信部か
    ら受信部へ漏洩する不要信号を除去することを特徴とす
    るレーダ装置。
  2. 【請求項2】 受信アンテナまたは送信アンテナを所定
    のアンテナ切り換え周期で順次切り換え、等価的に多受
    信チャンネルを実現する連続波方式のレーダ装置におい
    て、 前記連続波方式は、周波数変調方式であり、 かつ、受信信号の経路に、入力されてくる信号と、この
    信号を遅延させた信号とを減算する方式の減算型構造を
    有するコムフィルタを配置し、送信部から受信部へ漏洩
    する不要信号を除去することを特徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 前記減算型構造のコムフィルタは、最大検出距離に対応
    する周波数において、最初の極大を有することを特徴と
    するレーダ装置。
JP2001512307A 1999-07-22 2000-07-21 レーダ装置 Expired - Fee Related JP3463683B2 (ja)

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