JP3463602B2 - 移動通信システム及びシステム試験方法 - Google Patents

移動通信システム及びシステム試験方法

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JP3463602B2 JP11909999A JP11909999A JP3463602B2 JP 3463602 B2 JP3463602 B2 JP 3463602B2 JP 11909999 A JP11909999 A JP 11909999A JP 11909999 A JP11909999 A JP 11909999A JP 3463602 B2 JP3463602 B2 JP 3463602B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末装置、交
換局を含む移動通信システムにおいて、移動端末装置と
交換局との間で行なう通信を試験用端末装置等と交換局
間で行なわせることにより、システムの正常性を試験す
る移動通信システムに関し、特に、移動端末装置の利用
形態に即した試験が可能な移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいて、常に一定の
サービスを維持するためには、システム全体又はシステ
ムを構成する各種装置において発呼処理等の基本的サー
ビスに関する試験を定期的に行い、システムの全体の正
常性を確認することが必須である。また、ユーザーに対
する、より高度なサービス提供のためのシステム構成変
更、ソフトウエアのバージョンアップを行なった場合
に、システム全体として正常に動作するか否かの試験を
行なう必要がある。
【0003】そこで、従来採用されていた試験方法は、
市販の移動通信端末等を試験用として予め各無線基地局
に固定的に備えておき( 以下、試験用端末装置と称
す)、試験時にはこの端末を使用するという方法であ
る。もちろん、試験を行なう際に必要となる機能のみ備
えた移動端末装置を試験用端末装置として使用すること
もできる。
【0004】即ち、移動通信システムの試験を行う際に
は、試験開始を指示するために設けられた保守監視卓に
おいて、試験作業員等が所定の操作端末を操作すること
により、保守監視卓から試験用端末装置に対して試験開
始を指示する信号が送信される。すると、試験用端末装
置は自装置に関する情報(加入者番号、位置情報等)を
管理しているHLR(以下、ホームロケーションレジス
タと称す)を備えた交換局との間で位置登録処理を行な
うとともに、保守監視卓に対して発呼を行なう。
【0005】尚、この位置登録及び発呼処理の一過程に
おいて、交換局は、試験用端末装置から送信される加入
者番号(電話網の加入者に割り当てられる電話番号)を
用いて、その試験用端末装置の情報を自交換局のHLR
で管理しているか、他の交換局のHLRで管理している
かをの判定を行なう。ここで、自交換局のHLRで管理
していると判定すると、その試験用端末装置が真に、そ
の加入者番号を有する端末装置であるか否かの認証を行
なう。即ち、その試験用端末装置が記憶しているはずで
ある情報(認証キー)を有していることを、その情報を
用いた演算処理を試験用端末装置に行なわせることによ
り確かめる。ここで、演算結果が正しければ正当の試験
用端末装置であると判定し、その発呼を認めるが、演算
結果が正しくない場合及び演算結果を送信しない場合に
は、認証キーを記憶していないと判断し、その発呼を拒
絶すべく、移動端末解放信号を送信する。
【0006】さて、保守監視卓において、試験作業員
が、試験用端末装置からの発呼に応答し、音声を入力す
ると、その音声信号は、保守監視卓から無線基地局を介
して試験用端末装置に送信される。
【0007】試験用端末装置はその音声信号を受信する
と、折り返し処理を行ない、無線基地局に送り返す。無
線基地局は、折り返された音声信号を保守監視卓に対し
て送信する。試験作業員は入力した音声と折り返されて
受信した音声とを比較することにより、無線回線を含め
た移動通信システムの異常を検出することができる。
【0008】以上が従来の試験方法である。
【0009】しかし、移動端末装置は主に携帯利用さ
れ、特定地域に限定された利用だけでなく、異なる地域
での利用が可能であるという特質を有するので、常に同
一無線基地局、交換局を介して通信を行なうのではな
く、異なる無線基地局、交換局を介して通信を行なうこ
とが当然に予想される。従って、移動端末装置の認証
も、その移動場所に応じて変化する交換局とホーム交換
局(その試験用端末装置の加入者番号等の情報を管理す
るHLRを有する交換局)間で行われることとなる。
【0010】ところが、このような従来の移動通信シス
テム試験においては、試験用端末装置は無線基地局に固
定的に接続され、その試験用端末装置には加入者番号等
の情報が固定的に割り当てられているので、試験過程に
おいて行われる認証は、常に一定の交換局を介して行わ
れることとなる。
【0011】従って、現実の移動通信端末装置の利用形
態に対応させるための手段として、試験対象とする交換
局の配下にある無線基地局のカバーエリア内に、異なる
交換局をホーム交換局とする複数の移動端末装置を持っ
た作業員を送り、その各移動通信端末装置を用いて発呼
等の試験を行ない、交換局相互間の連携処理にバリエー
ションを持たせる等の措置が取られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の携帯電
話、自動車電話、PHS、船舶電話等の普及率は目覚し
く、移動通信システムの規模も全国的なものへと拡張さ
れ、移動通信システムを構成する無線基地局の数も急増
し、1県に数局設けられた交換局1つに対して、数十局
もの数の無線基地局が接続されるに至った。
【0013】従って、システムの正常性等の試験につい
てもより広範に行なう必用性が生じ、実際の利用形態に
即した試験を行なうためとはいうものの、複数人の作業
員を各基地局に派遣しなければならないという従来のマ
ンパワー依存型の試験方法によっては、作業に費やす費
用、労力、時間等が膨大となり、非効率性が顕著なもの
となってきている。
【0014】ここで、一般ユーザーが使用する端末装置
を一時的に間借りして試験を行なう等の対応方法も考え
られるが、一般ユーザーに対して、一時的とはいえその
サービスに支障を来すこととなり、好ましくない。
【0015】また、平成11年から採用された携帯電話
等の11桁化によってもその問題性が現れているよう
に、近年の携帯電話利用者の急増による加入者番号不足
が生じている。従って、限りの有る加入者番号を常時行
われるわけではない試験用端末装置に対して多数割り当
てることは好ましくない。
【0016】そこで、本発明においては、全国に無数に
展開された各基地局に試験用端末を持った作業員を派遣
することなく、実際の利用形態に即した状況を作り出す
ことにより、試験に費やす費用、労力、時間等を抑えた
試験装置、試験方法を提供することを目的とし、また、
試験用端末装置へ割り当てる加入者番号の総数を抑える
ことにより、加入者番号不足等の問題の解消を図ること
等を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明においては、試験
用端末装置を含む移動端末装置の識別情報を管理する複
数の交換局と、該複数の交換局のいずれかの交換局の配
下に有る無線基地局と、該無線基地局に備えられた試験
用端末装置とを含み、該試験用端末装置を用いたシステ
ム試験を行なう移動通信システムにおいて、該複数の交
換装置の任意の交換局が管理する識別情報を該試験用端
末装置に対して割り当てる割り当て手段、を含むことを
特徴とする移動通信システムを用いた。
【0018】また、本発明においては、移動端末装置が
送信した識別情報を含む信号を受信するとともに、受信
した該信号と管理している移動端末装置の識別情報に基
づいて該移動端末装置との間で認証処理に関する通信を
行なう複数の交換局と、該複数の交換局のいずれかの交
換局の配下に有り、割り当てられた識別情報を含む信号
を前記信号として送信することにより交換局との間で前
記認証処理に関する通信を行なう機能を備えた無線基地
局とを含み、該無線基地局を用いたシステム試験を行な
う移動通信システムにおいて、該無線基地局が送信する
信号に含まれる識別情報を該複数の交換局の任意の交換
局が管理する識別情報のうちから割り当てる割り当て手
段、を含むことを特徴とする移動通信システムを用い
た。
【0019】また、本発明においては、前記移動通信シ
ステムにおいて、前記割り当て手段によって割り当てる
識別情報の割り当てを解除する解除手段を含むことを特
徴とする移動通信システムを用いた。
【0020】また、本発明においては、試験用端末装置
を含む移動端末装置の識別情報を管理する複数の交換局
と、該複数の交換局のいずれかの交換局の配下に有る無
線基地局と、該無線基地局に備えられた試験用端末装置
とを含む移動通信システムにおける試験方法において、
該複数の交換装置の任意の交換局が管理する識別情報を
該試験用端末装置に対して割り当てるステップ、を含む
ことを特徴とするシステム試験方法を用いた。
【0021】本発明にかかる移動通信システムにおいて
は、割り当て手段によって、複数の交換局の任意の交換
局が管理する識別情報を無線基地局に備えられた試験用
端末装置に割り当て、割り当てを行なった試験用端末装
置を用いてシステム試験を行なう。
【0022】また、本発明にかかる移動通信システムに
おいては、割り当て手段によって、無線基地局が送信す
る信号に含まれる識別情報を複数の交換局の任意の交換
局が管理する識別情報のうちから割り当て、該無線基地
局を用いてシステム試験を行なう。
【0023】また、本発明にかかる移動通信システムに
おいては、解除手段は、前記割り当て手段によって割り
当てた識別情報の割り当ての解除を行なう。
【0024】また、本発明にかかる移動通信システムに
おける試験用端末装置を用いたシステム試験方法におい
ては、該複数の交換局から任意に選択した交換局が管理
する識別情報を該試験端末装置に対して割り当ててシス
テム試験を行なう。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明にかかる移動通信システム
及び移動通信システムにおける試験方法(試験の1例と
して音声試験)について説明する。尚、後述する加入者
番号、認証キー等の情報を移動端末装置の識別情報とし
て用いた。
【0026】まず、本発明にかかる移動通信システムの
構成について図1を用いて説明する。図1は本発明にか
かる移動通信システムの構成を表す。
【0027】図において、1、2はそれぞれ相互接続さ
れネットワークを形成する交換局、3は無線回線集積装
置( 以下、LCと称す)、4は基地局制御装置( 以下、
BSCと称す)、5は無線基地局、6は試験用端末装
置、7は保守監視卓を表す。
【0028】交換局1、2は、それぞれ、8、9のHL
R及び10、11の中央制御装置(以下、CCと称す)
を有する。また、交換局1、2は(1にしか図示してい
ないが)それぞれ、25のマスターアナログリンク&ト
ランクテストインターフェース(以下、MALTIと称
す)、26の試験回線インターフェース装置(以下、T
ADPと称す)、27のシステムテストアダプタ(以
下、STAPと称す)を有する。
【0029】LC3は、BSC4に加え、28のベース
バンド装置(以下、BBと称す)、29のデジタルサー
ビスユニット(以下、DSUと称す)等を有する。
【0030】無線基地局5は、6の試験用端末装置(一
般加入者が使用する端末装置相当のもので十分であり、
試験に使用する機能のみ備えたものでもよい。図示して
はいないが、電源は無線基地局5により供給される)、
12のアンテナ、13の送・受信部、14の無線送受信
装置制御部( 以下、MDE制御部と称す)、15のMe
mory、16の試験用端末装置制御部を有する。
【0031】試験用端末装置6は、17のアンテナ、1
8の送・受信部、19のコーデック・デコーデック、2
0のMemory、21の制御部を有する。
【0032】保守監視卓7は、22で表される保守、監
視等の操作を行なうPC(PersonalComputer )及び2
3のマイク、スピーカを有し、交換局1のCC10と2
4として表されたシリアルインターフェースアダプタ
(以下、SIAと称す)と接続されている。尚、PC2
2を割り当て手段、解除手段として用いた。
【0033】尚、本実施例においては、マンパワーに依
存する従来の試験方法を改善すべく、試験を行なう度に
新たに加入者番号、認証キー等の情報を試験用端末装置
6に対して割り当て可能とするとともに、交換局のHL
Rにおいて、同時に同一の加入者番号等の情報を試験用
端末装置に割り当ててしまわないように、その使用状況
を管理することとした。
【0034】さて、本発明にかかる移動通信システムの
動作について図2〜図9を用いて説明する。
【0035】まず、本発明にかかる移動通信システムの
試験時における信号処理シーケンスを表す図2を用いて
説明する。
【0036】試験作業員等は、保守監視卓7におけるP
C22を用いた入力作業により、今回の試験に使用する
STAP(交換局1、2は通常複数のSTAPを有する
が、今回は図示しているSTAPを使用する)、無線基
地局(今回は無線基地局5とする)、無線基地局5が有
する送・受信部13のうち使用する送・受信機(送受信
部13には通常複数ユニットの送・受信機があるが、今
回は#1の送・受信機を使用する)及び使用するTCH
(Traffic Channel:トラッフィックチャネル)の指定を
行なう。
【0037】また、更に、システム試験において連携処
理を行なわせたい任意の交換局(即ち、試験用端末装置
6の加入者番号、位置情報等の情報を管理させたいホー
ム交換局であり、ここでは、交換局2とする)を指定す
る。
【0038】この指定の任意性により、認証等の処理を
連携して行なわせる交換局の組み合わせの自由度が確保
され、移動通信システムの試験を現実の利用形態に即し
たものとすることができる。
【0039】さて、保守監視卓7のPC22で上記指定
が行われると、PC22は、指定された交換局2におい
て試験用端末装置6に対して割り当て可能な加入者番号
(電話網の加入者に割り当てられる電話番号)の空き情
報を取得すべく、ホーム交換局として指定した交換局2
宛ての識別情報設定要求信号を送信する。即ち、PC2
2からSIA24を介して交換局1のCC10に識別情
報設定要求信号が送信され、その信号を受信した交換局
1のCC10は、ネットワーク接続された交換局2のC
C11にその識別情報設定要求信号を送信する。後述す
るが、交換局1は、加入者番号の所定部に123の番号
を有する端末装置群の位置情報、認証キー等、交換局2
は、567の番号を有する端末装置群の位置情報、認証
キー等を管理しているので、識別情報設定要求信号にそ
の番号を付加することにより、交換局1は識別情報設定
信号が交換局2宛ての信号であることを認識し、交換局
2に対してその信号を転送する。
【0040】識別情報設定要求信号を受信した交換局2
のCC11は、自交換局のHLR9内に格納している端
末装置の加入者番号等を管理する管理テーブルを参照し
て、試験用端末装置6に対して割り当て可能な加入者番
号の検索を行なう。
【0041】異なる地域に設置された交換局1、交換局
2がそれぞれ有するHLR8、HLR9に格納している
管理テーブルについて図3を用いて説明する。図3は、
HLR8、HLR9内に格納されている管理テーブルを
表す。
【0042】図のように、HLR8、9の管理テーブル
は、一般用端末装置及び試験用端末装置双方の加入者番
号、移動端末番号、サービス情報、位置情報、認証キー
等の情報を管理するものであり、試験用端末装置につい
ては、更にその使用、不使用を管理するチェックテーブ
ルを備えてある。
【0043】但し、HLR8は、030−123−・・
・のように所定の部位に123の番号を有する加入者番
号、HLR9は030−567−・・・の用に所定の部
位に567の番号を有する加入者番号について管理して
いる。
【0044】また、移動端末番号とは、移動端末装置の
識別に用いる番号、サービス情報とは、留守番、着信転
送等と示しているように、留守番電話サービス、着信転
送サービス等の利用が可能か否かを表す情報である(1
を書き込んでいるサービスは、その加入者番号を有する
移動端末装置が使用可能なサービス、0を書き込んでい
るサービスは、その加入者番号を有する移動端末装置が
使用不可能なサービスを表す)。位置情報とは、移動端
末装置が最後に位置登録を行なったエリアを表す。認証
キーとは、共通の***** で表しているが、各加入者番号
ごとに異なる内容のものであって、認証時の演算に用い
る秘密情報(例えば、複数ビットの0、1情報)を表
す。
【0045】チェックテーブルとは、試験用端末装置に
対して割り当てる加入者番号等の情報の使用状況を管理
するためのものであり、1を書き込んでいるものは使用
中、0を書き込んでいるものは未使用を示す。
【0046】従って、交換局2は、この管理テーブルを
用いて試験用端末装置6に対して割り当て可能な加入者
番号の検索を行なう。
【0047】即ち、交換局2のCC11は、試験端末用
の加入者番号のうち未使用のものチェックテーブルを参
照して検索する。即ち、2においてチェックテーブルに
0が入力されている加入者番号を検索する(今回は、加
入者番号030−567−9998であるものが該当す
る)。
【0048】交換局2のCC11は検索を終えると、検
索した未使用の加入者番号の予約を行ない(例えば、チ
ェックテーブルに0から1に書き換えるとともに、タイ
マーを始動し、使用通知信号が所定時間内に受信されな
い場合は、データを0に戻す)、その加入者番号を保守
監視卓7に送信する。
【0049】交換局1、SIA24を介して試験用端末
装置6に割り当て可能な加入者番号を受信した保守監視
卓7のPC22は加入者番号をディスプレイに表示す
る。試験作業員は、その加入者番号が指定した交換局2
の管理下にある加入者番号であることを確認した上で、
PC22を操作することによりその使用指示を出す。す
ると、PC22から使用通知信号が交換局1を介して交
換局2に対して送信される。使用通知信号を受信した交
換局2のCC11は予約済みの試験用端末装置6に割り
当てる加入者番号に対応するチェックテーブルのデータ
を確定する(例えば、タイマをリセットする)。尚、こ
のチェックテーブルの活用により、異なる試験用端末装
置に対して同時に同一の加入者番号等の情報を割り当て
ることなく、1つの加入者番号等の情報の共有化を行な
うことができる。また、未使用の加入者番号等の情報が
存在しない場合には、試験用卓7に対してその旨通知さ
れる。
【0050】さて、選択された加入者番号等の情報が使
用中に設定されると、識別情報設定完了信号が試験用卓
7に対して通知される。
【0051】この時点で、今回の試験において使用する
試験用端末装置6に対して割り当てる加入者番号等の情
報が確定する。ここで、試験作業員が、PC22により
試験開始操作を行なうと、PC22からSIA24を介
して接続された交換局1のCC10、LC3、BSC4
を介して加入者番号、移動端末番号、認証キー等の情報
を含む識別情報設定依頼信号が無線基地局5に送信され
る。尚、これらの情報のうち、特に認証キーは秘匿性が
高いので、スクランブラ等を用いてスクランブルをかけ
てから送信するとよい。
【0052】この信号を受信した無線基地局5のMDE
制御部14はMemory15に加入者番号、移動端末
番号、認証キー等の情報を格納する(スクランブルがか
けられている場合は、デスクランブラ等を用いて復元処
理を行なってから格納する)。格納を行なうと、無線基
地局5は、BSC4、交換局1を介して保守監視卓7に
識別情報設定完了報告信号を送信する。
【0053】識別情報設定完了報告信号を受信した保守
監視卓7は、試験用端末装置リセット指示信号を交換局
1、BSC4を介して無線基地局5に送信する。
【0054】この後の処理について、図4を用いて説明
する。図4は、図2に続く信号処理シーケンスを示す図
である。
【0055】試験用端末装置リセット指示信号を受信し
た無線基地局5のMDE制御部14は試験用端末制御部
16に対して試験用端末装置6のリセットをかけるよう
に指示する。試験用端末装置制御部16は、その指示に
従い、試験用端末装置6の制御部21にリセットをかけ
る。従って、試験用端末装置6がMemory20に記
憶している加入者番号、移動端末番号、認証キー等の情
報は消去されるとともに、試験用端末装置6の電源は一
旦落ち、再起動することとなる。
【0056】再起動した試験用端末装置6は自装置の加
入者番号、移動端末番号、認証キー等の情報がMemo
ry20から消去されていることを認識し、試験用端末
制御部16に加入者番号、移動端末番号、認証キー等の
情報を要求する信号である識別情報要求信号を送信す
る。その信号を受信した試験用端末制御部16はMDE
制御部14がMemory15に格納済みであり、今回
の試験で使用することとなっている加入者番号(030
−567−9998)、移動端末番号、認証キー等の情
報をMDE制御部14を介して取得し、試験用端末装置
6の制御部21に与える。
【0057】試験用端末装置6の制御部21は加入者番
号、移動端末番号、認証キー等の情報をMemory2
0に格納し、位置登録処理を開始する。即ち、制御部2
1の指示によりMemory20に格納されている加入
者番号、移動端末番号、認証キー等の情報のうち、今回
試験用として付与された加入者番号である030−56
7−9998及び移動端末番号等を含む情報を位置登録
要求信号として送・受信部18、アンテナ17を介して
無線基地局5に無線信号として送信する。
【0058】無線基地局5は、アンテナ12を介して位
置登録要求信号を受信し、送・受信部13によって周波
数変換等の受信処理を行なってからBSC4を介して交
換局1に対して位置登録要求信号を送信する。
【0059】交換局1のCC10は、位置登録要求信号
を受信すると、その信号に含まれる加入者番号030−
567−9998の解析を行う。この解析において加入
者番号に含まれる、・・・567・・・から、試験対象
として任意に選んだ交換局である交換局2が管理する加
入者番号であることを認識し、交換局2に対して位置情
報要求信号を転送する。
【0060】この後の処理について、図5を用いて説明
する。図5は、図4に続く信号処理シーケンスを示す図
である。
【0061】交換局2のCC11は、位置登録要求信号
に含まれる試験用端末装置6の加入者番号が自交換局が
有するHLR9に格納しているものであることを確認
し、(・・・567・・・により確認する)交換局1、
BSC4を介して、無線基地局5に認証要求信号を送信
する。
【0062】無線基地局5は、受信した認証要求信号を
送・受信部13により無線信号に変換してからアンテナ
12により試験用端末装置6に対して送信する。試験用
端末装置6の制御部21は、アンテナ17により認証要
求信号を受信し、送・受信部17で周波数変換等の受信
処理を行なった認証要求信号を取得する。そして、制御
部21は、Memory20に格納している認証キーを
用いて認証要求信号に対して、所定の演算処理を行な
い、演算結果情報を認証応答信号として送・受信部1
8、アンテナ17を介して無線基地局5に送信する。
【0063】アンテナ12によって認証応答信号を受信
すると、無線基地局5は、送・受信部13によって周波
数変換等の処理を施してから、BSC4を介して交換局
1に認証応答信号を送信する。
【0064】交換局1は再びネットワークを介して交換
局2に対して認証応答信号を転送し、交換局2のCC1
1は既に取得している試験用端末装置6の加入者番号に
対応する認証キーをHLR9の管理テーブルから取得
し、受信した認証応答信号に含まれる演算結果が適正な
ものであるか否かを判定する。適正なものであると判定
すると、HLR9に格納している試験用端末装置6に関
する現在位置情報を書き換える(図2において、試験用
端末番号030−567−9998の位置情報である埼
玉が無線基地局5が属するエリアに書き換えられる)。
【0065】そして、位置登録を受け付けたことを通知
する信号である位置登録受け付け信号を交換局1、BS
C4を介して無線基地局5に送信し、無線基地局5は無
線回線を通じて試験用端末装置6に位置登録受け付け信
号を送信する。
【0066】試験用端末装置6はこの信号を受信するこ
とにより、位置登録が正常に行なわれたことを認識し、
位置登録処理を終了する。また、試験用端末装置6から
送信された演算結果が正しくない場合には、交換局2か
ら位置登録拒否信号が、交換局1を介して試験用端末装
置6に送信されるが、交換局1は保守監視卓7にもその
信号を送信することにより、保守監視卓7のPC22に
おいて、試験対象とした交換局1、2の位置登録処理に
異常があったことを認識することができる。
【0067】尚、これにより、ホーム交換局とは異なる
交換局に属する無線基地局のカバーエリアに移動端末装
置が作業員によって持ち込まれたことと同等の現象が擬
似的に再現され、より少数の試験端末用の加入者番号の
確保を行なうだけで、バリエーションに富んだ複数交換
局間の連携処理を試験することができる。
【0068】この後の処理について、図6を用いて説明
する。図6は、図5に続く信号処理シーケンスを示す図
である。
【0069】さて、位置登録が完了すると、交換局1
は、試験の開始要求信号である試験呼登録要求信号をP
C22によって指定した無線基地局5を管理するBSC
4に送信する。これを受信したBSC4は無線基地局5
に対して試験呼登録指令信号を送信する。試験呼登録指
令信号を受信した無線基地局5の制御部14は試験用端
末制御部16に試験呼登録指令信号を送る。
【0070】ここで、試験用端末制御部16は試験用端
末装置6に異常等が発生していないことを確認してから
試験呼の登録を行ない、試験呼登録確認信号をBSC4
に送信する。試験呼登録確認信号を受信したBSC4は
交換局1に対して試験呼登録応答信号を送信する。
【0071】これにより、試験呼登録が完了する。
【0072】次に、交換局1はPC22によって指定さ
れたTCHの使用を要求する信号である試験チャネル指
定要求信号をBSC4に送信する。
【0073】試験チャネル指定要求信号を受信したBS
C4は図示してはいないが、管理している無線基地局5
のTCH空状況管理表を参照し、指定されたTCHが使
用可であれば、チャネル予約を行ない、試験チャネル指
定応答信号を交換局1に送信する。これにより、チャネ
ル指定が完了する。尚、指定されたTCHが使用不可で
ある場合は、交換局1を介して保守監視卓7にその旨通
知される。
【0074】次に、交換局1は試験用端末装置6に対し
て発呼先のダイアル番号(即ち、保守監視卓宛ての電話
番号)を指定するための信号である、ダイアル指定要求
信号をBSC4に送信する。ダイアル指定要求信号を受
信したBSC4は、無線基地局5に対してダイアル指定
指令信号を送信する。無線基地局5のMDE制御部14
は試験用端末制御部16に対してダイアル指定指令信号
を送る。試験用端末制御部16は、試験用端末装置6の
制御部21に対して、指定されたダイアル番号の通知及
び発呼開始指示を行なう。ここで、ダイアル指定が正常
に受け付けられると、MDE制御部14は、BSC4に
対してダイアル指定確認信号を送信し、BSC4は交換
局1に対してダイアル指定応答信号を送信する。
【0075】この後の処理について、図7を用いて説明
する。図7は、図6に続く信号処理シーケンスを示す図
である。
【0076】発呼開始指示された試験用端末装置6は、
制御部21の指示により、受信レベル等の無線状況を報
告するための発信無線状態報告信号及びセットアップ信
号(加入者番号及び移動端末番号含む)をコーデック・
デコーデック19により符号化し、送・受信部18で変
調、周波数変換、増幅等の送信処理を行なってからアン
テナ17から送信する。
【0077】一方、無線基地局5は試験用端末装置6か
ら送信されたセットアップ信号、発信無線状態報告信号
をアンテナ12によって受信し、送・受信部13を介し
て増幅、周波数変換、復調等の処理を行なった後に、B
SC4に対して送信し、BSC4は、試験用端末装置6
の発信無線状態が良好であることを確認し、セットアッ
プ信号を交換局1に対して送信する。
【0078】セットアップ信号を受信した交換局1は呼
設定受付け信号及びチャネル割り当て要求信号をBSC
4に対して送信する。また、保守監視卓7に対して呼出
し音の鳴動を開始させる。BSC4はPC22に既に指
定され、かつ、予約済みのTCHを補足する。そして、
無線基地局5に対して呼設定受付け信号を送信し、無線
基地局5は無線回線を通じて試験用端末装置6に呼設定
受付け信号を送信する。
【0079】一方、交換局1のCC10は、呼設定受付
け信号を送信するとともに、既に受信済みの加入者番号
を解析することにより、発呼元の試験用端末装置6が、
自局のHLR8で管理しているものでなく、交換局2が
管理していることを認識する。そして、試験用端末装置
6に対する認証を行なうように、交換局2に対して試験
用端末装置6の加入者番号を転送する。
【0080】交換局2はこの情報を受信すると、交換局
1に対して試験用端末装置6宛ての認証要求信号を送信
する。交換局1はこの信号を受信すると、BSC4、無
線基地局5に対して送信し、無線基地局5は無線回線を
通じて認証要求信号を試験用端末装置6に送信する。試
験用端末装置6の制御部21は、アンテナ17によって
受信し、送・受信部19で受信処理を施した認証要求信
号に対して、Memory20に格納している認証キー
を用いて所定の演算処理を施すことにより、認証応答信
号を作成し、無線回線を通じて無線基地局5に送信す
る。無線基地局5は受信した認証要求信号を交換局1に
送信する。
【0081】交換局1はこれを再び交換局2に転送す
る。そして、交換局2は既に受信済みの試験用端末装置
6の加入者番号に対応する認証キーをHLR9から取得
して、受信した認証応答信号に含まれる演算結果が適正
なものであるか否かを判定を行なう。
【0082】ここで、適正であることを確認すると、試
験用端末装置6が正当であること及び使用可能なサービ
スを伝える認証結果信号を交換局1に対して送信する。
交換局1はその情報を取得し、試験用端末装置6の正当
性等の確認する。また、交換局1は、試験用端末装置6
から送信された演算結果の判定結果を認証結果信号とし
て保守監視卓7に送信することにより、保守監視卓7の
PC22において、試験対象として指定した交換局1、
2の連携した認証処理の異常を検出することができる。
尚、演算結果が正しくない場合には、交換局2から位置
登録拒否信号が、交換局1を介して試験用端末装置6に
送信されるが、この後の処理について、図8を用いて説
明する。図8は、図7に続く信号処理シーケンスを示す
図である。
【0083】さて、先に予約済みTCHの補足を行なっ
たBSC4は、チャネル割り当て応答信号を交換局1に
対して送信する。交換局1はチャネル割り当て応答信号
を受信すると、チャネル設定信号をBSC4に送信す
る。チャネル設定信号を受信したBSC4は、TCH起
動指令信号を無線基地局5に送信する。これを受信した
無線基地局5は無線回線を通じて、試験用端末装置6に
対して同期バーストを送信し、BSC4に対しては、T
CH起動確認信号を送信する。そして、更に、試験用端
末装置6に対して無線回線を通じて無線チャネル指定を
行なう。無線チャネル指定を受けた試験用端末装置6は
ただちに制御用無線チャネルから通話用無線チャネルに
切り替えを開始する。無線基地局5は、試験用端末装置
6との間で同期確立後、交換局1に対してチャネル設定
完了信号を送信する。
【0084】チャネル設定完了信号を受信すると、交換
局1は保守監視卓7において呼出しを行なっていること
を告げるアラート信号をBSC4を介して無線基地局5
に送信し、無線基地局5は無線回線を通じてその信号を
試験用端末装置6に送信する。
【0085】そして、試験作業員が、保守監視卓22の
マイク・スピーカ23を操作することにより試験用端末
装置6からの着信に対する応答動作(例えばオフフッ
ク)を行なうと、交換局1はその応答動作を検出し、コ
ネクション信号を試験用端末装置6に対して送信する。
これにより、保守監視卓7、試験用端末装置6間の通話
パスが確立し、通話が可能となる。
【0086】この後の処理について、図9を用いて説明
する。図9は、図8に続く信号処理シーケンスを示す図
である。
【0087】ここで、マイク・スピーカ23に作業員が
音声を入力すると音声信号は、交換局1のTADP2
6、MALTI25により所定の変換処理が行なわれた
上で、STAP27を介して無線回線集積装置3のBB
28に入力される。BB28に入力された音声信号は符
号化されてから、無線基地局5の送・受信部13に入力
され、指定されたTCH(送受信機#1のうち指定され
たチャネル)を介して、試験用端末装置6に送信され
る。そして、試験用端末装置6のアンテナ17で受信さ
れると、送・受信部18で増幅、周波数変換、復調、A
/D変換等の受信処理が施され、コーデック・デコーデ
ック19で復号化処理がなされる。
【0088】そして、試験用端末制御部16の指示によ
り、制御部21は復号化した音声信号を試験用端末制御
部16に入力する。そして、試験用端末制御部16は、
入力された音声信号を折り返し、再びコーデック・デコ
ーデック19に入力する。コーデック・デコーデック1
9に入力された音声信号は、制御部21の指示により、
再び、符号化され、送・受信部18でD/A変換、変
調、周波数変換、増幅等の送信処理が施され、アンテナ
17から無線回線を通じて無線基地局12に送信され
る。
【0089】送信された音声信号は、無線基地局5のア
ンテナ12によって受信され、送・受信部13で受信処
理が施され、LC3のBB28に入力される。そして、
BB28によって復号化された音声信号は交換局1のS
TAP27に入力され、MALTI25、TADP26
を介して保守監視卓7のマイク・スピーカ23から音声
として出力される。
【0090】従って、保守監視卓7の作業員は入力され
た音声と出力された音声を比較することにより、音声の
送受信処理が正常に行なわれているか否かを判断するこ
とができ、システムの正常性の試験を行なうことができ
る。
【0091】以上が、試験用端末装置6を用いた通話試
験である。
【0092】さて、試験が終了し、保守監視卓7におい
て通話切断(例えば、オンフック)が行われると、試験
用端末装置6及び保守監視卓7間の通話パスの切断処理
が行われる。この切断処理はRCR STD−27に記
載されているような手順に従って行われる。
【0093】但し、本実施例においては、交換局2のH
LR9において試験用端末装置6に対して加入者番号等
を割り当てているので、通常の切断処理に加えて、加入
者番号等の解放処理(識別情報の割り当て解除)も行な
う。
【0094】即ち、保守監視卓7は、交換局2に対して
加入者番号開放要求信号を送信する。この信号を受信し
た交換局2は、HLR9の管理テーブルにおいて、試験
用端末装置6に対して割り当てた加入者番号(030−
567−9998)に対応するチェックテーブルを空に
変更し(フラグを0に戻す)、加入者番号解放完了信号
を保守監視卓7に送信する。尚、この際、位置情報のデ
ータを初期状態(埼玉)に戻すようにしてもよい。
【0095】加入者番号解放完了信号を受信した保守監
視卓7は、今度は、試験用端末装置6に対して加入者番
号解放要求信号を交換局1、BSC4を介して無線基地
局5に送信する。この信号を受信した無線基地局5のM
DE制御部14は試験用端末制御部16にリセット指示
を行ない、試験用端末制御部16は、その指示に従い、
試験用端末装置6の制御部21にリセットをかける。従
って、試験用端末装置6のMemory20に記憶され
ている加入者番号等の情報は消去され、試験実施時以外
において、誤って一般加入者電話等からの発呼に対して
応答してしまう事等を防止することができる。
【0096】尚、本実施例においては、加入者番号等の
端末装置に割り当てられた情報の相異によって処理過程
が異なる例として認証処理を挙げ、音声試験時の一過程
に含まれた処理として説明したが、認証処理だけの試験
を行なわせることもできる。また、加入者番号等の端末
装置に割り当てられた情報の相異によって、移動通信シ
ステムにおける処理過程が異なれば、前述実施例のごと
く、試験用端末装置の加入者番号等の情報を書換え可能
とすることにより、認証処理以外の処理について、その
正常性を試験することができる。
【0097】また、本実施例においては、試験過程でエ
ラーとなった場合について特に記述していないが、エラ
ー発生等の障害情報は適宜保守監視卓に通知される。
【0098】また、本実施例においては、HLR8、9
における試験用端末装置6の加入者番号等を予め確保し
ておき、空、使用中等の情報を管理することとしたが、
試験ごとに保守監視卓7等を用いて、ホーム交換局とし
て指定する交換局のHLRにおいて格納されていない加
入者番号を検索し、重複のないように新たな試験用端末
装置の加入者番号等を作成し、試験用端末装置及びHL
Rにその情報を格納させるようにしてもよい。
【0099】また、試験用端末装置6が加入者番号等の
書き換え制御に対して、ガードがかけられている場合に
は、ガードを解除する信号を送信し、試験用端末装置6
において加入者番号等の書き換えガードが解除されてか
ら書き換え制御を行ない、書き換え終了後に、解除した
ガードを再起動を行なえばよい。
【0100】また、本実施例においては、無線基地局に
一般加入者が使用する移動端末装置相当の端末を備えて
試験に使用したが、特開平10−294693に記載の
ように無線基地局5に擬似PS機能を備えさせ、本発明
にかかる試験用端末装置6として使用することもでき
る。
【0101】
【発明の効果】本発明においては、全国に無数に展開さ
れた各基地局に試験用端末を持った作業員を派遣するこ
となく、実際の移動端末装置の利用形態に即した状況を
作り出すことができ、試験に費やす費用、労力、時間等
を抑えた試験を提供することができる。また、試験用端
末装置へ割り当てる識別情報(例えば加入者番号)の総
数を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動通信システムの構成を表
す。
【図2】本発明にかかる移動通信システムの試験時にお
ける信号処理シーケンスを表す。
【図3】HLR8、HLR9内に格納されている管理テ
ーブルを表す。
【図4】図2に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【図5】図4に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【図6】図5に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【図7】図6に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【図8】図7に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【図9】図8に続く信号処理シーケンスを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 交換局 2 交換局 3 無線回線集積装置 4 基地局制御装置 5 無線基地局 6 試験用端末装置 7 保守監視卓 8 ホームロケーションレジスタ(HLR) 9 ホームロケーションレジスタ(HLR) 10 中央制御装置(CC) 11 中央制御装置(CC) 12 アンテナ 13 送・受信部 14 MDE制御部 15 Memory 16 試験用端末制御部 17 アンテナ 18 送・受信部 19 コーデック・デコーデック 20 Memory 21 制御部 22 PC 23 マイク・スピーカ 24 SIA 25 MALTI 26 TADP 27 STAP 28 BB 29 DSU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/04 H04B 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験用端末装置を含む移動端末装置の識
    別情報を管理する複数の交換局と、該複数の交換局のい
    ずれかの交換局の配下に有る無線基地局と、該無線基地
    局に備えられた試験用端末装置とを含み、該試験用端末
    装置を用いたシステム試験を行なう移動通信システムに
    おいて、 該複数の交換装置の任意の交換局が管理する識別情報を
    該試験用端末装置に対して割り当てる割り当て手段、を
    含むことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 移動端末装置が送信した識別情報を含む
    信号を受信するとともに、受信した該信号と管理してい
    る移動端末装置の識別情報に基づいて該移動端末装置と
    の間で認証処理に関する通信を行なう複数の交換局と、
    該複数の交換局のいずれかの交換局の配下に有り、割り
    当てられた識別情報を含む信号を前記信号として送信す
    ることにより交換局との間で前記認証処理に関する通信
    を行なう機能を備えた無線基地局とを含み、該無線基地
    局を用いたシステム試験を行なう移動通信システムにお
    いて、 該無線基地局が送信する信号に含まれる識別情報を該複
    数の交換局の任意の交換局が管理する識別情報のうちか
    ら割り当てる割り当て手段、を含むことを特徴とする移
    動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記移動通信システムにおいて、 前記割り当て手段によって割り当てる識別情報の割り当
    てを解除する解除手段を含むことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 試験用端末装置を含む移動端末装置の識
    別情報を管理する複数の交換局と、該複数の交換局のい
    ずれかの交換局の配下に有る無線基地局と、該無線基地
    局に備えられた試験用端末装置とを含む移動通信システ
    ムにおける試験方法において、 該複数の交換装置の任意の交換局が管理する識別情報を
    該試験用端末装置に対して割り当てるステップ、を含む
    ことを特徴とするシステム試験方法。
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