JP3461982B2 - 原子吸光光度計 - Google Patents
原子吸光光度計Info
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Description
係り、特に、分析条件の自動設定を行うのに好適な原子
吸光光度計に関する。
平6−94606号公報に記載のように、マイコンを備
えており、測定元素を指定することにより、その分析条
件に自動設定可能になっている。分析条件としては、光
源であるホローカソードランプのランプ電流,分光器の
測定波長やスリット幅,試料原子化部がバーナーである
場合には、バーナーの種類やフレームの種類,試料原子
化部がグラファイト炉である場合には、キュベットの種
類や加熱方法等が、予めマイコンの中に記憶されてい
る。これらの分析条件の中で、バーナーの交換やキュベ
ットの交換は、オペレータの手によって交換する必要が
あるものの、他の条件については、マイコンによって自
動設定可能となっている。
特開平2−311746号公報に記載のように、光源部
は、複数本のホローカソードランプが、回転可能なタレ
ットの上に載置されており、予めタレットホルダーの番
号とそこに設置されているホローカソードランプの種類
を記憶しておくことにより、測定元素に応じて、タレッ
トを回転させることにより、所望のホローカソードラン
プを自動選択できる。また、分光器について見ると、測
定元素毎にその測定波長を予め記憶しておくことによ
り、分光器の波長を自動設定できる。
ローカソードランプは、その取付の際の傾き等によっ
て、ホローカソードランプから発せられる発光スペクト
ルのピークと光軸がずれていることがある。そこで、従
来は、ホローカソードランプが設置されたタレットを僅
かに回転させ、発光スペクトルのプロファイルを測定し
た上で、発光スペクトルのピーク位置が光軸に一致する
ように、タレットの位置を制御するようにしている。
ファイルの測定をする際には、光検知器であるホトマル
チプライヤの印加電圧を任意の電圧とした上で、タレッ
トを回転するようにしているが、ホトマルチプライヤの
印加電圧が適当でない場合には、ホトマルチプライヤの
出力が大きすぎるか、小さすぎるかするため、ホローカ
ソードランプの発光スペクトルのピーク位置を検出でき
ないことがある。
ピーク位置を適当に検出できない時には、ホトマルチプ
ライヤの印加電圧を上昇若しくは下降させた上で、再
度、タレットを一定量回転させるという操作を繰り返す
必要があった。そのため、分析条件を最適条件に自動設
定するのに時間を要するという問題があった。ちなみ
に、ホトマルチプライヤの印加電圧が適切でない場合に
は、この自動設定に2分間程度を要する場合もあった。
する時間の短縮できる原子吸光光度計を提供するにあ
る。
に、本発明は、複数の光源が回転可能に保持された光源
部と、この光源部に保持された上記光源の位置を移動す
る光源位置駆動手段と、測定試料を原子化するととも
に、この光源部の中の所定の光源から発せられた光が導
かれる試料原子化部と、この試料原子化部を通過した光
の中から所定の波長の光を分光する分光器と、この分光
器から出射した光を電気信号に変換するとともに、印加
電圧を調整することによってゲインを可変できる光検知
器とを有する原子吸光光度計において、上記光源位置駆
動手段を制御して、上記光源部に保持された上記光源の
位置を所定範囲移動しながら、この光源の移動中におけ
る上記光検知器の出力をチェックして、その出力が所定
範囲を越えているときには、所定範囲内になるように上
記光検知器への印加電圧を制御するとともに、上記光源
位置移動の終了後、上記光源からの光強度が最大となる
位置に、上記光源の位置を移動する制御手段を備えるよ
うにしたものであり、かかる手段を備えることにより、
1回の走査で、光源の位置を最適位置に設定し得るもの
となる。
は、上記所定範囲は、上記光源の基準位置を中心とし
て、上記光源から発せられる発光スペクトルの幅に、光
源位置のズレ量を加えた幅を含む範囲としたものであ
り、かかる構成とすることにより、走査範囲を必要最小
限とし得るものとなる。
は、上記制御手段は、さらに、上記分光器を制御して、
上記分光器内の回折格子を回転することによって所定範
囲の波長走査しながら、この分光器による波長走査中に
おける上記光検知器の出力をチェックして、その出力が
所定範囲を越えているときには、所定範囲内になるよう
に上記光検知器への印加電圧を制御するとともに、上記
走査の終了後、上記光源からの光強度が最大となる位置
に、上記分光器の波長位置に移動制御するようにしたも
のであり、かかる構成とすることにより、1回の走査
で、分光器の波長位置を最適位置に設定し得るものとな
る。
は、上記所定範囲は、上記分光器の基準位置を中心とし
て、上記分光器から出射する光スペクトルの幅に、分光
器の波長位置のズレ量を加えた幅を含む範囲としたもの
であり、かかる構成とすることにより、走査範囲を必要
最小限とし得るものとなる。
は、上記制御手段は、さらに、上記光源位置駆動手段に
よる制御に先だって、上記光源を基準位置に設定した時
の、上記光検知器の出力をチェックして、その出力が所
定範囲を越えているときには、所定範囲になるように上
記光検知器への印加電圧を制御するとともに、上記光検
知器の印加電圧の制御は、印加電圧を下げる制御である
ようにしたものであり、かかる構成とすることにより、
印加電圧を上げる制御がなくなり、制御を短時間で行い
得るものとなる。
は、上記制御手段は、さらに、上記光源位置駆動手段に
よる制御に先だって、上記光検知器への印加電圧を最大
となるように設定するとともに、上記光検知器の印加電
圧の制御は、印加電圧を下げる制御であるようにしたも
のであり、かかる構成とすることにより、制御が容易に
行い得るものとなる。
図1乃至図7を用いて説明する。図1は、本発明の一実
施の形態による原子吸光光度計のブロック構成図であ
る。
このタレットの上の同一円周上に設置された複数のホロ
ーカソードランプ14から構成されている。ホローカソ
ードランプ14は、タレット12に設けられたソケット
にその電極端子を挿入することにより、取り付けられ
る。ホローカソードランプ14は、4本図示されている
が、後述するように、タレット12上に8本が等間隔で
取り付けられている。
モーター16によって回転可能である。タレット12の
回転軸には、円盤が固定されており、この円盤には、1
箇所だけスリットが形成されており、このスリットを挟
んで対向する位置にホトカプラが設けられている。従っ
て、ホトカプラの間にスリットが位置した時、ホトカプ
ラから出力を取り出すことができ、この出力によって、
タレット12の基準位置を検出することができる。パル
スモーター16に与えられる制御パルス数とそれによっ
て回転されるタレット12の回転角の関係は、100パ
ルスの制御パルスによって、タレット12が9゜回転す
るように設計されている。この時のホローカソードラン
プ14の円周方向への移動距離は、約16mmである。
をμ−CPU80によって制御することにより行われる
が、その詳細については、後述する。
ーカソードランプ14から発せられた光は、光軸Lに沿
って進み、試料原子化部に導かれる。
置として、バーナー20とグラファイト炉30が光軸L
に沿って直列に配置されている。バーナー20の下に
は、チャンバ22とネブライザー24が取り付けられて
いる。試料容器40内に収容された試料は、ネブライザ
ー24によって吸引され、チャンバ22内に霧化されて
供給される。また、チャンバ22には、ガス制御部26
によって流量の制御された可燃ガスであるアセチレンガ
ス等が供給され、霧化された試料とともにバーナー20
の上部で燃焼されてフレーム28を形成する。フレーム
28内で、導入された試料が原子化される。
度計であるため、フレーム28を挟んで一対の磁石29
が対向配置されている。磁石29によって印加される磁
場方向は、光軸Lに直交する方向である。この磁石29
によって印加される磁場によって、原子化された試料に
よって形成される吸収スペクトルは、互いに直交する偏
光方向を有するπ成分とσ成分に分岐されている。
イト炉30は、グラファイト製の円筒形状であり、円筒
の軸心と光軸Lが一致するように配置されている。グラ
ファイト炉30の温度は、グラファイトアトマイザ(G
A)電源32によって制御され、乾燥,灰化,原子化の
それぞれの温度段階を経て、約3000℃まで加熱され
る。測定試料は、グラファイト炉30の上部に形成され
た開口からグラファイト炉30の内部に導入され、約3
000℃まで加熱されることにより、原子化される。
度計であるため、グラファイト炉30を挟んで一対の磁
石34が対向配置されている。磁石34によって印加さ
れる磁場方向は、光軸Lに直交する方向である。この磁
石34によって印加される磁場によって、原子化された
試料によって形成される吸収スペクトルは、互いに直交
する偏光方向を有するπ成分とσ成分に分岐されてい
る。
によって吸収された光は、分光器50に導かれる。分光
器50は、光が入射する入射スリット52及び分光され
た光が出射する出射スリット54を有している。また、
分光器50の内部には、入射光を分散するための回折格
子56と、入射スリット52から入射した光をコリメー
テイングするための凹面鏡58と、回折格子56によっ
て分散された光を集光する凹面鏡59が配置されてい
る。凹面鏡58と回折格子56と凹面鏡59によって、
ツエルニーターナー型の分光器を構成している。
ホローカソードランプ14からの光は、分光器50に導
かれ、回折格子56で分散され、目的とする波長の光の
みが、出射スリット54から取り出される。
御用のパルスモーター62によって可変できる。また、
分光器50によって分光し、出射スリット54から取り
出される光の波長は、回折格子56を波長設定用のパル
スモーター64によって回転することにより行われる。
回折格子56とパルスモーター64の間には、図示しな
い送りネジ機構が設けられており、パルスモーター64
によって送りネジを回転させ、この送りネジの回転によ
って直線移動するスライダによって、回折格子を保持し
たテーブルを回転させることにより、回折格子56が回
転する。
長は、分光器自体の経年変化,例えば、送りネジ機構の
がたつきや、試料原子化部からの高温の熱の影響によっ
て、設定波長と実際に出射スリットから取り出される波
長の間に誤差を生じることがあるので、光源部10のホ
ローカソードランプ14から発光される発光スペクトル
のピーク波長と分光器50が選択する波長を一致させる
ために、回折格子56を微角度だけ回転させ、分光器5
0の選択波長の微調整をμ−CPU80により、行って
いるが、その詳細については、後述する。
は、偏光子70に導かれる。偏光子70は、試料原子化
部の吸収スペクトルによって吸収を受けたホローカソー
ドランプ14からの発光スペクトルの内、上述したπ成
分と偏光方向が一致する第1の偏光成分とσ成分と偏光
方向が一致する第2の偏光成分に分離する。
2の偏光成分の光を遮る位置に回転するチョッパー72
が配置されている。チョッパー72には、スリットが形
成されており、スリットの形成位置は、第1の偏光成分
のみを透過する位置と、第2の偏光成分のみを透過する
位置である。チョッパー72を回転させることにより、
第1の偏光成分の光と、第2の偏光成分の光が交互に光
検知器74に導かれ、電気信号に変換され、μ−CPU
に内蔵されたA/D変換器を介してμ−CPU80に取
り込まれる。光検知器74としては、印加電圧を調整す
ることによって、そのゲインを可変できるホトマルチプ
ライヤが用いられている。ホトマルチプライヤへの印加
電圧の制御は、μ−CPU80によって行われる。
1の偏光成分の光に対する電気信号と、第1の偏光成分
の光に対する電気信号の差分は、μ−CPU80によっ
て演算され、バックグラウンドの補正された吸光度を求
めることができる。
検量線を求めておくことにより、測定された吸光度か
ら、測定試料の濃度を求めることができる。
試料の濃度値のデータは、CRT82に表示される。ま
た、測定試料の濃度値のデータや、分析条件のデータ等
は、プリンタ84にプリントアウトできる。また、μ−
CPU80には、キーボード86が接続されており、分
析条件の設定等の入力に用いられる。
理について説明する。図2は、本発明の一実施の形態に
よる原子吸光光度計の光源部の位置ずれを説明する図で
ある。
合、タレット12には、12本のホローカソードランプ
14A,14B,14C,14D,14E,14F,1
4G,14Iが同一円周上に等間隔で取り付けられてい
る。図において、太い実線は、光軸Lを表しており、こ
の光軸上に、試料原子化部であるバーナー20やグラフ
ァイト炉30,分光器50及び検知器74が配置されて
いる。
8が取り付けられている。円盤18には、その外周方向
の一部にスリット18aが形成されている。スリット1
8aを挟む位置に図示しないホトカプラが配置されてお
り、このホトカプラによって基準位置を検出している。
では、図示の黒丸の領域Eから光が出射されており、こ
の領域Eが光の有効範囲である。有効範囲の直径K1
は、例えば、3mmである。また、タレット12の回転
中心12aから有効範囲の中心までの距離K2は、例え
ば、100mmである。
準位置が検出されており、本来であれば、光軸L上に光
の有効範囲である領域Eの中心が配置するはずである
が、ここでは、例えば、ホローカソードランプ14Aが
タレット12に傾いて取り付けられているため、光の有
効範囲である領域Eの中心が光軸Lから距離K3だけず
れているものとする。このずれ量K3の最大値は、例え
ば、±1.0mm程度である。
3の最大値より広い範囲に亘って、タレット12を回転
させ、その時の光検知器74の出力を調べることによ
り、ホローカソードランプ14Aから出ている光のプロ
ファイルを測定でき、基準位置からのホローカソードラ
ンプの発光中心のずれ量K3を知ることができる。
ホローカソードランプ14Aだけでなく、例えば、ホロ
ーカソードランプ14Hについても、知ることができ
る。即ち、8本のホローカソードランプが、等間隔でタ
レット12上に配置されているため、各ホローカソード
ランプ間の角度は、45゜である。従って、スリット1
8aによって検出された位置から45゜ずれた位置を、
ホローカソードランプ14Hの基準位置とすれば、ホロ
ーカソードランプ14Hから出る光の有効範囲の中心の
ずれ量も容易に求めることができる。ここで、タレット
12の回転は、図1にて説明したように、パルスモータ
ー16によって制御されるように構成されており、パル
スモーター16に駆動用の制御パルスを500パルス供
給することにより、タレット12を45゜回転すること
ができる。
理について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の
一実施の形態による原子吸光光度計の光源部からの発光
スペクトルのプロファイルを説明する図である。
いる。中央の基準位置X0に対して、発光スペクトルS
のプロファイルは、図示の様に左右対象な山形となって
おり、光の有効範囲の距離K1は、例えば、3mmであ
る。発光スペクトルSのピークは、基準位置X0から距
離K3だけずれている。ここで、距離K3の最大値は、約
1.0mmである。
をスリットによって検出した後、若しくは、スリットに
よって検出し、さらに、45゜の整数倍の角度だけ、タ
レットを回転させた後、さらに、距離(−X1)だけタ
レットを回転させる。ここで、距離X1としては、例え
ば、タレット回転角度で4.5゜としてある。この角度
は、距離に換算すると、約8mmである。また、タレッ
トを回転するためにパルスモーターに供給される制御パ
ルスの数にして、50パルスである。
た後、距離(2X1)だけ逆方向にタレットを回転させ
ることにより、発光スペクトルSのピークをほぼ中心と
して左右に所定角度づつタレットを回転することがで
き、その時に、光検知器の出力を検出することにより、
結果として、図のような発光スペクトルSのプロファイ
ルを検出することができる。
ーク位置と基準位置の差である距離K3を求めて、タレ
ットを回転移動して、発光スペクトルSのピークを光軸
上に合わせることにより、精度の高い分析が可能にな
る。
調整の原理について説明する。図4は、本発明の一実施
の形態による原子吸光光度計の分光器の出射スリットか
ら取り出される光のスペクトルのプロファイルを説明す
る図である。
実施される波長走査範囲を示している。光スペクトル
S’のプロファイルは、図示の様に左右対象な山形とな
っており、その時の半値幅K4は、例えば、0.09〜
1.3nmである。この半値幅は、分光器の出射スリッ
ト幅によって異なるものである。光スペクトルS’のピ
ークは、基準位置X0から距離K5だけずれている。ここ
で、距離K5の最大値は、約0.4nmである。
ジの回転に応じて直線移動するスライダによって回転さ
れるが、スライダの位置をホトカプラにより検出するこ
とにより、回折格子の基準波長位置を検出することがで
きる。即ち、スライダが所定位置に位置した時に、スラ
イダに取り付けられた検知片がホトカプラの間を通過し
て、ホトカプラから信号が出力するように構成すること
により、基準波長位置を検出することができる。基準波
長位置を、例えば、190nmとして、波長設定用のパ
ルスモーターに供給する制御パルス数が100パルス
で、1nmの波長走査が可能なように構成する。鉛(P
b)の測定波長は、283.3nmであるので、基準波
長位置を検出した後、パルスモーターに9330パルス
を供給すれば、283.3nmの基準位置X0に回折格
子を設定できたことになる。
後、さらに、波長(−X1’)だけ波長を走査する。こ
こで、波長X1としては、例えば、0.45nmとして
ある。この理由としては、光スペクトルのピーク位置の
基準位置からのずれK5の最大値が±0.4nm程度で
あるためである。また、そのために、パルスモーターに
供給される制御パルスの数は、45パルスである。
向に走査した後、波長(2X1’)だけプラス方向に波
長走査して、その時に、光検知器の出力を検出すること
により、結果として、図のような光スペクトルS’のプ
ロファイルを検出することができる。
ーク位置と基準位置の差である波長K5を求めて、波長
を走査して、光スペクトルS’のピークを光軸上に合わ
せることにより、精度の高い分析が可能になる。
て、本発明の一実施の形態による光源部の位置調整及び
分光器の波長調整の制御方法について説明する。図5
は、本発明の一実施の形態による原子吸光光度計による
光源部の位置調整及び分光器の波長調整を説明するフロ
ーチャートであり、図6は、本発明の一実施の形態によ
る原子吸光光度計による光検知器への印加電圧制御の動
作説明図であり、図7は、本発明の一実施の形態による
原子吸光光度計による光源部の位置調整及び分光器の波
長調整時の動作説明図である。
ローは、大きくは、ステップ00の”初期設定”と、ス
テップ100の”印加電圧調整”のステップと、図2及
び図3に基づいて原理を説明したステップ200の”光
源位置設定”のステップと、図4に基づいて原理を説明
したステップ300の”分光器位置設定”の4ステップ
から構成されている。そこで、各ステップの詳細につい
て以下に説明する。
する。
元素毎の標準的な測定条件や、オペレーターが登録した
測定条件が記憶されている。例えば、分析元素として、
銅(Cu)を例にとると、測定波長:324.8nm,
ホトマルチプライヤの印加電圧:330V,分光器のス
リット幅:1.30nm,ホローカソードランプのラン
プ電流:7.5mA、タレットのホルダーNo.:1と
いうように、測定条件が予め記憶されている。測定条件
としては、これら以外に、試料原子化部としてバーナー
を用いるか、グラファイト炉を用いるかの区別や、それ
ぞれの場合の燃焼ガスの種類や、ガス流量等が記憶され
ている。
6を介して分析元素が選択されると、ステップ00にお
いて、その分析元素に応じた測定条件を記憶回路から読
みだして、初期設定を行う。即ち、分析元素として、銅
(Cu)を選択すると、タレット駆動用のパルスモータ
ー16に制御信号を送り、パルスモーター16を駆動し
てタレット12を回転させ、タレットNo.1を光軸上
に持ってくる。図2において、説明したように、タレッ
ト12の回転軸に取り付けられた円盤18に設けたスリ
ット18を挟む位置に設けられたホトカプラから出力の
得られる位置が、基準位置であり、この位置において、
タレットNo.1が、光軸上に位置するように予め位置
付けされている。
うに予め位置付けされると、タレットNo.1に通電さ
れるが、その時のランプ電流は、7.5mAとなるよう
に、μ−CPU80によって制御される。
用のパルスモーター62に制御信号を出力して、分光器
50のスリット幅が1.30nmとなるように制御す
る。
定用のパルスモーター64に制御信号を出力して、分光
器50の選択波長を324.8nmに設定する。
ン設定のために、ホトマルチプライヤ74の印加電圧を
330Vに設定する。
各部を駆動制御して、初期設定を終了する。
設定を行う。光検知器であるホトマルチプライヤは、そ
の印加電圧を変えることにより、感度を変えることがで
きる。そこで、予め測定元素毎に、印加電圧の初期値を
決めてあるが、経年変化により、ホローカソードランプ
の輝度が低下した場合や、ホトマルチプライヤの感度が
劣化した場合には、ホトマルチプライヤの出力が低下す
ることがあるので、このような場合には、印加電圧を高
める必要がある。また、ホローカソードランプを新しい
ものに交換した場合には、印加電圧を高めに設定する必
要がでてくる。
圧設定を行う。なお、ステップ100の中に破線で示し
たステップ104は、別の実施の形態のステップである
ので、説明は後述する。
は、光検知器74の出力をモニターして、予め定めた所
定範囲内にあるかどうかを判断する。ここで、モニター
値の上限値をM1として、下限値をM2として、検出した
モニター値が、下限値M2以下の場合には、ステップ1
02に進む。また、上限値M1以上の場合には、ステッ
プ103に進む。
は、モニター値が下限値M2以下の場合には、印加電圧
を所定電圧だけ上げるように、光検知器74の印加電圧
を制御する。即ち、図6に破線で示すように、光源モニ
ター値が下限値M2より低い場合には、印加電圧を所定
電圧V1だけ上げる。その上で、再度ステップ101に
戻り、モニター値が下限値M2以下である場合には、再
度、印加電圧を所定電圧V1だけ上げる。このステップ
を繰り返し、モニター値が下限値M2を越えるまで繰り
返される。
値が上限値M1を越えた場合には、ステップ103に進
み、μ−CPU80は、モニター値が上限値M1以上の
場合には、印加電圧を所定電圧だけ下げるように、光検
知器74の印加電圧を制御する。即ち、図6に実線で示
すように、光源モニター値が下限値M1より高い場合に
は、印加電圧を所定電圧V1だけ下げる。その上で、再
度ステップ101に戻り、モニター値が上限値M1以上
である場合には、再度、印加電圧を所定電圧V1だけ下
げる。このステップを繰り返し、モニター値が下限値M
1以下となるまで繰り返される。
内に納まると、次のステップ200に進む。
プである。最初にステップ201において、光源を走査
開始位置に移動する。ここで言う走査開始位置とは、図
3において、説明したように、基準位置から距離(−X
1)だけタレット12を回転させた位置である。ここ
で、距離(−X1)とは、例えば、(−8mm)であ
り、これは、タレットの回転角度では4.5゜に相当す
るため、タレットを4.5゜回転させるために、μ−C
PU80は、タレット駆動用パルスモーター16に50
パルスの制御信号を出力する。これによって、タレット
12は、4.5゜回転して走査開始位置に移動したこと
になる。
CPU80は、光源位置を移動して、検索を開始し、検
索終了までは、ステップ203に進む。光源位置の移動
は、タレット駆動用パルスモーター16に1パルスずつ
の制御信号を出力することにより行われる。
位置が移動する度に、μ−CPU80は、光検知器74
の出力を取り込んで、その値が、所定範囲内にあるかど
うかをチェックする。ここで、所定範囲は、図6で説明
した上限値M1及び下限値M2と同じにしてある。所定範
囲内にある時は、ステップ205に進み、走査位置を変
更し、所定範囲内にない時は、ステップ204に進ん
で、印加電圧を所定レベル下げた上で、ステップ205
に進んで、走査位置を変更する。
明する。
は、光検知器の出力である光源のモニター値は低いレベ
ルにある。従って、当初は、ステップ205によって、
走査位置の変更のみが行われる。図2に示した光源の有
効範囲Eが光軸上に近づく頃から、光源のモニター値が
上昇し始め、下限値M2を越え、さらに、上昇して、n
番目の制御パルスPnの時に、モニター値が、上限値M1
を越えると、そのタイミングで、図7(B)に示すよう
に、ステップ204において、ホトマルチプライヤへの
印加電圧をVAからVBへと所定電圧だけ印加電圧を下げ
る。
時にも、モニター値が、上限値M1を越えると、そのタ
イミングで、図7(B)に示すように、ステップ204
において、ホトマルチプライヤへの印加電圧をVBから
VCへと所定電圧だけ印加電圧を下げる。これ以降は、
モニター値が上限値M1を越えることはないため、印加
電圧は、Vc一定となる。
は、光源のモニター値は、図7(A)に点線で示すよう
に変化して、Pn+2のタイミングでピーク値となるが、
光源のモニター値は、破線で示すように、あるレベルで
飽和してしまい、ピーク値の検出は不可能になる。
圧を変えることにより、光源のモニター値は、実線で示
すように、変化していくため、印加電圧が最低のレベル
になった後でのモニター値の最大値を検出することによ
り、容易にピーク位置を検出することができる。
返して、検索を行い、μ−CPU80が100パルスの
制御信号を出力して検索を終了すると、ステップ202
からステップ206に進む。
は、それまでの検索において、ピーク位置を検出できて
いるので、そのピーク値を検出した位置まで光源を移動
することにより、光源の中心を光軸上に合わせることが
できる。
印加電圧は、一定のまま、光源位置の移動を行っていた
ため、図7(A)に破線で示すように、モニター値が飽
和してしまい、1回の全範囲の移動だけでは、ピーク位
置を見いだすことができず、再度、印加電圧を下げた上
で、同一範囲について光源位置を移動することを繰り返
していたため、最適な光源位置を検出するのに時間を要
していた。この時間は、最大では、2分間ほどかかる場
合があったが、本実施の形態のように、光源のモニター
をしながら、上限値を越えた場合には、ホトマルチプラ
イヤへの印加電圧を低下させることにより、1回の光源
位置移動のみで、ピーク位置を検出できるため、そのこ
とに要する時間は、約5秒程度で済むことになった。
すると、次に、ステップ300において、分光器位置設
定を行う。
ップである。最初にステップ301において、分光器の
選択波長を走査開始位置に移動設定する。ここで言う走
査開始位置とは、図4において、説明したように、基準
位置から波長(−X1’)だけパルスモーター64によ
り、回折格子56を回転させた位置である。ここで、波
長(−X1’)とは、例えば、(−0.45nm)であ
り、そのために、μ−CPU80は、回折格子駆動用パ
ルスモーター64に45パルスの制御信号を出力する。
これによって、回折格子56が回転して走査開始位置に
移動したことになる。
CPU80は、波長走査して、検索を開始し、検索終了
までは、ステップ303に進む。波長走査は、回折格子
駆動用パルスモーター64に1パルスづつの制御信号を
出力することにより行われる。
長が移動する度に、μ−CPU80は、光検知器74の
出力を取り込んで、その値が、所定範囲内にあるかどう
かをチェックする。ここで、所定範囲は、図6で説明し
た上限値M1及び下限値M2と同じにしてある。所定範囲
内にある時は、ステップ305に進み、走査位置を変更
し、所定範囲内にない時は、ステップ304に進んで、
印加電圧を所定レベル下げた上で、ステップ305に進
んで、走査位置を変更する。
明する。
は、光検知器の出力である光源のモニター値は低いレベ
ルにある。従って、当初は、ステップ305によって、
走査位置の変更のみが行われる。図4に示したスペクト
ルが光軸上に近づく頃から、光源のモニター値が上昇し
始め、下限値M2を越え、さらに、上昇して、n番目の
制御パルスPnの時に、モニター値が、上限値M1を越え
ると、そのタイミングで、図7(B)に示すように、ス
テップ304において、ホトマルチプライヤへの印加電
圧をVAからVBへと所定電圧だけ印加電圧を下げる。
時にも、モニター値が、上限値M1を越えると、そのタ
イミングで、図7(B)に示すように、ステップ304
において、ホトマルチプライヤへの印加電圧をVBから
VCへと所定電圧だけ印加電圧を下げる。これ以降は、
モニター値が上限値M1を越えることはないため、印加
電圧は、Vc一定となる。
は、光源のモニター値は、図7(A)に点線で示すよう
に変化して、Pn+2のタイミングでピーク値となるが、
光源のモニター値は、破線で示すように、あるレベルで
飽和してしまい、ピーク値の検出は不可能になる。
圧を変えることにより、光源のモニター値は、実線で示
すように、変化していくため、印加電圧が最低のレベル
になった後でのモニター値の最大値を検出することによ
り、容易にピーク位置を検出することができる。
て、検索を行い、μ−CPU80が90パルスの制御信
号を出力して検索を終了すると、ステップ302からス
テップ306に進む。
は、それまでの検索において、ピーク位置を検出できて
いるので、そのピーク値を検出した位置まで分光器を移
動することにより、分光器が選択する波長を光源の発光
スペクトルの中心波長に合わせることができる。
印加電圧は、一定のまま、波長走査を行っていたため、
図7(A)に破線で示すように、モニター値が飽和して
しまい、1回の全範囲の走査だけでは、ピーク位置を見
いだすことができず、再度、印加電圧を下げた上で、同
一範囲の波長走査を繰り返していたため、最適な分光器
位置を検出するのに時間を要していた。この時間は、最
大では、2分間ほどかかる場合があったが、本実施の形
態のように、光源のモニターをしながら、上限値を越え
た場合には、ホトマルチプライヤへの印加電圧を低下さ
せることにより、1回の波長走査のみで、ピーク位置を
検出できるため、そのことに要する時間は、約5秒程度
で済むことになった。
行いながら、光検知器の出力が一定の範囲内となるよう
に光検知器の印加電圧を制御し、光強度が最大となる位
置に光源の位置を移動することにより、光源の位置走査
を1回のみで、光源の最適位置への設定が可能となる。
検知器の出力が一定の範囲内となるように光検知器の印
加電圧を制御し、光強度が最大となる位置に分光器の位
置を移動することにより、分光器の波長走査を1回のみ
で、分光器の最適位置への波長設定が可能となる。
光検知器の出力が一定の範囲内となるように光検知器の
印加電圧を制御するので、以降の光源位置走査や、分光
器の波長の走査の際に、光検知器の印加電圧の制御は、
下げる方向だけでよくなるため、制御が容易でかつ早く
なる。
定の時間を短縮できる。
明の他の実施の形態について説明する。
子吸光光度計による光源部の位置調整及び分光器の波長
調整時の動作説明図である。
示すフローチャートにおいて、ステップ100の印加電
圧設定において、ステップ101,102,103に代
えて、ステップ104を用いる点にある。
終了した後、ステップ100の印加電圧設定において、
ステップ104では、印加電圧を最大値に設定する。図
6において、説明したように、第1の実施の形態では、
光源のモニター値が所定範囲内になるように、印加電圧
を上昇あるいは下降していたが、これを実行するには、
ある程度の時間を要する。そこで、次のステップ20
0,ステップ300では、印加電圧は下げ方向のみであ
ることを鑑みて、最大値に設定するようにしている。
設定のフローや、ステップ300における分光器位置設
定のフロー自体は、第1の実施の形態と同じであるもの
の、その制御動作は多少異なったものとなる。
200における光源位置設定のフローや、ステップ30
0における分光器位置設定のフローに基づく制御動作に
ついて説明する。
プである。最初にステップ201において、μ−CPU
80は、パルスモーター16を制御して、光源を走査開
始位置に移動する。
U80は、光源位置を移動して、検索を開始し、検索終
了までは、ステップ203に進む。光源位置の移動は、
タレット駆動用パルスモーター16に1パルスずつの制
御信号を出力することにより行われる。
位置が移動する度に、μ−CPU80は、光検知器74
の出力を取り込んで、その値が、所定範囲内にあるかど
うかをチェックする。ここで、所定範囲は、図6で説明
した上限値M1及び下限値M2と同じにしてある。所定範
囲内にある時は、ステップ205に進み、走査位置を変
更し、所定範囲内にない時は、ステップ204に進ん
で、印加電圧を所定レベル下げた上で、ステップ205
に進んで、走査位置を変更する。
は、光検知器の出力である光源のモニター値は低いレベ
ルにある。従って、当初は、ステップ205によって、
走査位置の変更のみが行われる。図2に示した光源の有
効範囲Eが光軸上に近づく頃から、光源のモニター値が
上昇し始め、下限値M2を越え、さらに、上昇して、モ
ニター値が、上限値M1を越えると、そのタイミング
で、図8(B)に示すように、ステップ204におい
て、ホトマルチプライヤへの印加電圧Vを所定電圧だけ
下げる。
にしてあるため、以後、印加電圧を下げることを繰り返
し、m番目の制御パルスPmで印加電圧を下げた後、次
のタイミングPm+1で光源のモニター値が上限値M1を越
えなくなるまで、繰り返され、それ以降は、印加電圧
は、一定となる。
返して、検索を行い、μ−CPU80が100パルスの
制御信号を出力して検索を終了すると、ステップ202
からステップ206に進む。
は、それまでの検索において、ピーク位置を検出できて
いるので、そのピーク値を検出した位置まで光源を移動
することにより、光源の中心を光軸上に合わせることが
できる。
印加電圧は、一定のまま、光源位置の移動を行っていた
ため、1回の全範囲の移動だけでは、ピーク位置を見い
だすことができず、再度、印加電圧を下げた上で、同一
範囲について光源位置を移動することを繰り返していた
ため、最適な光源位置を検出するのに時間を要してい
た。この時間は、最大では、2分間ほどかかる場合があ
ったが、本実施の形態のように、光源のモニターをしな
がら、上限値を越えた場合には、ホトマルチプライヤへ
の印加電圧を低下させることにより、1回の光源位置移
動のみで、ピーク位置を検出できるため、そのことに要
する時間は、従来よりも短縮できる。本実施の形態で
は、第1の実施の形態に比べて、光源位置調整に要する
時間は多少かかるが、印加電圧の制御について見ると、
印加電圧を下げる制御のみで済むため、制御が容易にな
る。
ついて説明していたが、波長位置の調整も同様にして行
われる。
行いながら、光検知器の出力が一定の範囲内となるよう
に光検知器の印加電圧を制御し、光強度が最大となる位
置に光源の位置を移動することにより、光源の位置走査
を1回のみで、光源の最適位置への設定が可能となる。
検知器の出力が一定の範囲内となるように光検知器の印
加電圧を制御し、光強度が最大となる位置に分光器の位
置を移動することにより、分光器の波長走査を1回のみ
で、分光器の最適位置への波長設定が可能となる。
光検知器の印加電圧を最大値に設定するので、以降の光
源位置走査や、分光器の波長の走査の際に、光検知器の
印加電圧の制御は、下げる方向だけでよくなるため、制
御が容易となる。
定の時間を短縮できる。
る分析条件の自動設定に要する時間を短縮することがで
きる。
ブロック構成図である。
光源部の位置ずれを説明する図である。
光源部からの発光スペクトルのプロファイルを説明する
図である。
分光器の出射スリットから取り出される光のスペクトル
のプロファイルを説明する図である。
光源部の位置調整及び分光器の波長調整を説明するフロ
ーチャートである。
よる光検知器への印加電圧制御の動作説明図である。
光源部の位置調整及び分光器の波長調整時の動作説明図
である。
の光源部の位置調整及び分光器の波長調整時の動作説明
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】複数の光源が回転可能に保持された光源部
と、 この光源部に保持された上記光源の位置を移動する光源
位置駆動手段と、 測定試料を原子化するとともに、この光源部の中の所定
の光源から発せられた光が導かれる試料原子化部と、 この試料原子化部を通過した光の中から所定の波長の光
を分光する分光器と、 この分光器から出射した光を電気信号に変換するととも
に、印加電圧を調整することによってゲインを可変でき
る光検知器とを有する原子吸光光度計において、 上記光源位置駆動手段を制御して、上記光源部に保持さ
れた上記光源の位置を所定範囲移動しながら、この光源
の移動中における上記光検知器の出力をチェックして、
その出力が所定範囲を越えているときには、所定範囲内
になるように上記光検知器への印加電圧を制御するとと
もに、 上記光源位置移動の終了後、上記光源からの光強度が最
大となる位置に、上記光源の位置を移動する制御手段を
備えたことを特徴とする原子吸光光度計。 - 【請求項2】請求項1記載の原子吸光光度計において、 上記所定範囲は、上記光源の基準位置を中心として、上
記光源から発せられる発光スペクトルの幅に、光源位置
のズレ量を加えた幅を含む範囲であることを特徴とする
原子吸光光度計。 - 【請求項3】請求項2記載の原子吸光光度計において、 上記制御手段は、さらに、上記分光器を制御して、上記
分光器内の回折格子を回転することによって所定範囲の
波長走査しながら、この分光器による波長走査中におけ
る上記光検知器の出力をチェックして、その出力が所定
範囲を越えているときには、所定範囲内になるように上
記光検知器への印加電圧を制御するとともに、 上記走査の終了後、上記光源からの光強度が最大となる
位置に、上記分光器の波長位置に移動制御することを特
徴とする原子吸光光度計。 - 【請求項4】請求項3記載の原子吸光光度計において、 上記所定範囲は、上記分光器の基準位置を中心として、
上記分光器から出射する光スペクトルの幅に、分光器の
波長位置のズレ量を加えた幅を含む範囲であることを特
徴とする原子吸光光度計。 - 【請求項5】請求項1記載の原子吸光光度計において、 上記制御手段は、さらに、上記光源位置駆動手段による
制御に先だって、上記光源を基準位置に設定した時の、
上記光検知器の出力をチェックして、その出力が所定範
囲を越えているときには、所定範囲になるように上記光
検知器への印加電圧を制御するとともに、上記光検知器
の印加電圧の制御は、印加電圧を下げる制御であること
を特徴とする原子吸光光度計。 - 【請求項6】請求項1記載の原子吸光光度計において、 上記制御手段は、さらに、上記光源位置駆動手段による
制御に先だって、上記光検知器への印加電圧を最大とな
るように設定するとともに、上記光検知器の印加電圧の
制御は、印加電圧を下げる制御であることを特徴とする
原子吸光光度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24259695A JP3461982B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 原子吸光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24259695A JP3461982B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 原子吸光光度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0989764A JPH0989764A (ja) | 1997-04-04 |
JP3461982B2 true JP3461982B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=17091405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24259695A Expired - Lifetime JP3461982B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 原子吸光光度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461982B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10585035B2 (en) | 2017-11-22 | 2020-03-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Spectrometer, method of controlling output gain of spectrometer, and apparatus and method for measuring bio-information |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011473A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Shimadzu Corp | 分光光度計 |
US9874514B2 (en) | 2012-11-05 | 2018-01-23 | Shimadzu Corporation | Atomic absorption spectrophotometer and signal voltage optimization method used by the same |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24259695A patent/JP3461982B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10585035B2 (en) | 2017-11-22 | 2020-03-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Spectrometer, method of controlling output gain of spectrometer, and apparatus and method for measuring bio-information |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0989764A (ja) | 1997-04-04 |
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