JP3461768B2 - 熱電モジュール式電気冷蔵庫 - Google Patents

熱電モジュール式電気冷蔵庫

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JP3461768B2
JP3461768B2 JP31924099A JP31924099A JP3461768B2 JP 3461768 B2 JP3461768 B2 JP 3461768B2 JP 31924099 A JP31924099 A JP 31924099A JP 31924099 A JP31924099 A JP 31924099A JP 3461768 B2 JP3461768 B2 JP 3461768B2
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泰幸 岡本
宏昭 北川
喜明 朝倉
克彦 森本
勝之 桑島
治 中川
明 中川
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松下冷機株式会社
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B25/00Machines, plants or systems, using a combination of modes of operation covered by two or more of the groups F25B1/00 - F25B23/00

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電モジュールを
使用して庫内を冷却する熱電モジュール式電気冷蔵庫に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、静音化に効果のある熱電モジュー
ル式電気冷蔵庫のホテル寝室向け需要として急速に高ま
り、熱電モジュール式電気冷蔵庫が高級型から普及型へ
移行しつつある過渡期にある。
【0003】従来のこの種の熱電モジュール式電気冷蔵
庫としては特開平10−185388号公報に示されて
いるものがある。
【0004】以下図面を参照しながら上記従来の熱電モ
ジュール式電気冷蔵庫を説明する。
【0005】図18は、従来の熱電モジュール式冷蔵庫
の縦断面図である。図18は、従来の熱電モジュール式
電気冷蔵庫の背面図である。図20は、従来の熱電モジ
ュール式電気冷蔵庫の放熱サイクルと吸熱サイクルの冷
却サイクル図である。図21は、従来のポンプ吐出圧力
の特性図である。
【0006】図18に示すように、熱電モジュール式電
気冷蔵庫の筐体は冷蔵庫本体1とこの冷蔵庫本体の前面
開口部2を開閉するように軸3で枢支された前扉4とで
構成されている。
【0007】冷蔵庫本体1の背面の開口部を閉塞する背
面板5の内側にこの背面板5とは間隔をおいて冷蔵庫本
体1に取り付けられた隔壁6と、冷蔵庫本体1の内部に
取り付けられた庫内成形体7との間には、断熱材8が充
填されている。背面板5と隔壁6の間に形成された庫外
室9には、図19に示すように、庫外室9の下部に放熱
器10と後述の主マニホールド11とが配置されてい
る。
【0008】放熱器10の上部にはフード12を介して
放熱用ファンモータ13a、13bが取り付けられてい
る。ファンモータ13a、13bの間でフード12の上
面には第1の循環ポンプ14aが取り付けられている。
庫外室9の底部には吸込口15aが形成された下部グリ
ル15が取り付けられ、庫外室9の上部の開口部には吐
出口16aが形成された上部グリル16が取り付けられ
ている。
【0009】ファンモータ13a、13bの運転によっ
て下部グリル15の吸込口15aから庫外室9に吸い込
まれた空気は、放熱器10のフィンの間を通過して上部
グリル16の吐出口16aから外部へ放出される。
【0010】庫内成形体7の内側に形成される庫内17
で庫内成形体7に取り付けられた隔壁18との間の庫内
メカ室19には、冷却用熱交換器20と、この冷却用熱
交換器20よりも上方位置に第2の循環ポンプ14bが
取り付けられている。隔壁18の上部にはファンモータ
13cが取り付けられ、隔壁18の下部には吸込口21
が穿設されている。
【0011】庫内17の空気は、ファンモータ13cの
運転によって隔壁18の吸込口21から庫内メカ室19
に吸い込まれ、冷却用熱交換器20のフィン20aの間
を通過してファンモータ13cから庫内17に吐出され
て循環する。
【0012】庫内17の上部の一部には、図18に示す
ように製氷室22が設けられており、製氷プレート23
の背面には後述の補助マニホールド24が取り付けられ
ている。前記の主マニホールド11は、図20に示すよ
うに熱電モジュール25とこの熱電モジュール25の放
熱面に熱結合した第1の熱交換部26aと熱電モジュー
ル25の冷却面に熱結合した第2の熱交換部26bとを
有している。
【0013】第1の熱交換部26aの一端27aからブ
ライン(冷却水)を送り込むと熱電モジュール25の放
熱面の熱を吸熱して温度上昇したブラインが第1の熱交
換部26aの他端27bから流れ出る。第2の熱交換部
26bの一端28aからブラインを送り込むと熱電モジ
ュール25の冷却面の熱を放熱して温度低下したブライ
ンが第2の熱交換部26bの他端28bから流れ出るよ
うに構成されている。
【0014】前記の補助マニホールド24も主マニホー
ルドと同様で、熱電モジュール29とこの熱電モジュー
ル29の放熱面に熱結合した第3の熱交換部30とを有
している。熱電モジュール29の冷却面に前記の製氷プ
レート23が当接して熱結合している。
【0015】第1の循環ポンプ14aの吐出口31と主
マニホールド11の第1の熱交換部26aの一端27a
との間が第1の接続管32aで接続され、主マニホール
ド11の第1の熱交換部26aの他端27bと放熱用熱
交換器10の一端との間が、中間にT形継手33aを介
装した第2、第3の接続管32b、32cで接続されて
いる。T形継手33aの残りの接続口34は最終的には
キャップで閉塞されている。
【0016】放熱器10の他端と第1の循環ポンプ14
aの吸込口35との間が、第4の接続管32dとT形継
手33bを介して接続されている。T形継手33bの残
りの接続口36は最終的には、伸縮自在の第1のチャン
バー37aが取り付けられている。
【0017】第2の循環ポンプ14bと冷却用熱交換器
20と主マニホールド11の第2の熱交換部26bの間
にブラインを循環させる吸熱系の第2の循環経路は、図
20に示すように構成されている。第2の循環ポンプ1
4bの吐出口38と主マニホールド11の第2の熱交換
部26bの一端28aとの間が第5の接続管32eで接
続され、主マニホールド11の第2の熱交換部26bの
他端28bと冷却用熱交換器20の一端との間が、中間
にT形継手33cを介装した第6、第7の接続管32
f、32gで接続されている。T形継手33cの残りの
接続口39は最終的にはキャップで閉塞されている。
【0018】冷却用熱交換器20の他端と補助マニホー
ルド24の第3の熱交換部30の一端との間が第8の接
続管32hで接続され、補助マニホールド24の第3の
熱交換部30の他端と第2の循環ポンプ14bの吸込口
40との間が、第9の接続管32iとT形継手33dを
介して接続されている。T形継手33dの残りの接続口
41には、最終的には前記の第1のチャンバー37aと
同様の第2のチャンバー部37bが取り付けられてい
る。
【0019】このように第1、第2の循環経路を構成し
てそれぞれにブラインを充填したので、主マニホールド
11と補助マニホールド24のペルチェ素子25、29
に通電するとともに、第1、第2の循環ポンプ14a、
14bを運転し、ファンモータ13a、13b、13c
を運転すると、ペルチェ素子25の放熱面で発生した熱
は、主マニホールド11の第1の熱交換部26aを図2
0に矢印Aで示すように上側から下側に向けてブライン
が流れ、温まったブラインは放熱器10を通過する際に
放熱して温度が低下し、主マニホールド11の第1の熱
交換部26aに循環する放熱サイクルが形成され、下部
グリル15から吸い込まれた空気流B1とペルチェ素子
25の放熱面で発生した熱とが、放熱器10において熱
交換されて温まった空気流B2が上部グリル16から外
気に放出される。
【0020】主マニホールド11の第2の熱交換部26
bを図20に矢印Cで示すように下側から上側に向けて
ブラインが流れ、熱電モジュール29の冷却面で冷却さ
れて温度低下したブラインは、冷却用熱交換器20を通
過する際に庫内17の循環空気流Dと熱交換して庫内1
7を冷却し、さらに補助マニホールド24の第3の熱交
換部30を通過する際にブラインは、熱電モジュール2
9の放熱面と熱交換して温度が上昇して主マニホールド
11の第2の熱交換部26bに循環する吸熱サイクルが
形成される。
【0021】また、上記のように良好な効率を維持する
ために、放熱サイクルと吸熱サイクル内に気泡が混じっ
た場合は、第1、第2のチャンバー37a、37bによ
り、気泡をキャッチし、循環しないように構成されてい
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱電モジュール式電気冷蔵庫では、第1、第2の循
環ポンプ14a、14bから送り出されたブラインは、
図21に示すような吐出圧力脈動を持っており接続配管
が共振し、騒音を大きくしてしまうため、接続配管の共
振防止対応が必要であるという欠点があった。
【0023】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、ポンプから送り出されたブラインの、吐出圧力
脈動を低減し、接続配管の共振を防止し、より低騒音の
熱電モジュール式電気冷蔵庫を提供することを目的とし
ている。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、電流を流すことで一方の伝熱面が加熱され
他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷蔵
庫において、前記一方の伝熱面の近傍に攪拌部材を有
し、前記攪拌部材を可動させるモータを有するポンプ
と、前記熱電モジュールを内蔵して前記ポンプと一体に
構成されたマニホールドと、前記一方の伝熱面を冷却す
るブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くための
チャンバーとを備え、前記マニホールドの吐出管と前記
チャンバーの吸入管とを別体のジョイントチューブにて
接続し、前記ブラインは前記マニホールドを通過した
後、前記チャンバーに循環させ前記チャンバー内に空気
を溜め循環しないよう構成し、前記チャンバーに外殻に
形成したフックと前記マニホールドを固定する外枠を設
け、前記外枠の一部に前記フックを引掛けるとともに、
冷蔵庫本体の後壁にチャンバーを固定したものである
【0025】これにより、マニホールドから送り出され
たブラインの、吐出圧力脈動はチャンバーにより低減さ
れ、接続配管の共振を防止し、より低騒音の熱電モジュ
ール式冷蔵庫を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、電流を
流すことで一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却
される熱電モジュールを備えた冷蔵庫において、前記一
方の伝熱面の近傍に攪拌部材を有し、前記攪拌部材を可
動させるモータを有するポンプと、前記熱電モジュール
を内蔵して前記ポンプと一体に構成されたマニホールド
と、前記一方の伝熱面を冷却するブラインを一時的に溜
めて配管内の気泡を抜くためのチャンバーとを備え、前
記マニホールドの吐出管と前記チャンバーの吸入管とを
別体のジョイントチューブにて接続し、前記ブラインは
前記マニホールドを通過した後、前記チャンバーに循環
させ前記チャンバー内に空気を溜め循環しないよう構成
し、前記チャンバーに外殻に形成したフックと前記マニ
ホールドを固定する外枠を設け、前記外枠の一部に前記
フックを引掛けるとともに、冷蔵庫本体の後壁にチャン
バーを固定したものであり、マニホールドから送り出さ
れたブラインの、吐出圧力脈動は、体積膨張したチャン
バーにより平滑化され、接続配管の共振を防止し、より
低騒音化することができる。また、別体のジョイントチ
ューブにより、容易にチャンバーの吸込み口の高さ位置
をマニホールドの吐出口高さ位置より高くすることが出
来る。また、外枠の一部にフックを引掛けるとともに、
冷蔵庫本体の後壁にチャンバーを固定することにより、
接続配管の共振、及び輸送振動時のチャンバー折れ等を
防止することが出来る。
【0027】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と熱交換
するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くため
のチャンバーを備えたものにおいて、前記チャンバーの
内部を上下に仕切る平面板を設け、前記平面板は前記チ
ャンバー内のブラインの液面以下で前記チャンバーの吸
込口の上端面より上方に配置され、前記平面板には連通
孔が設けられているものであり、空気を含んだブライン
とほぼ空気を含まないブラインとに分離することができ
る。
【0028】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、平面板の周縁部にはチャンバーの内周
に沿う筒状部材が一体に設けられたものであり、輸送時
等における振動から平面板を確実に固定できる。
【0029】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と熱交換
するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くため
のチャンバーを備えたものにおいて、チャンバーの底部
から吐出する吐出管と、前記吐出管の吐出口を囲むよう
に前記チャンバーの底面から一体に成形された複数のリ
ブとを備え、前記リブは常に前記チャンバー内のブライ
ンの液面以下にあるものであり、複数のリブによって振
動時のチャンバー内でのブラインの波打ちをを抑制し泡
立ちを防ぐことができる。
【0030】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と熱交換
するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くため
のチャンバーを備えたものにおいて、チャンバーの内壁
側面と底面から立上って成形された複数のリブを有し、
前記リブは前記チャンバーの中心軸に向かって均一の間
隔で設けられたものであり、複数のリブにより循環時の
チャンバー内でのブラインの泡立ちを防ぐことができ
る。
【0031】請求項6に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と熱交換
するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くため
のチャンバーを備えたものにおいて、チャンバー内に前
記チャンバーの中心軸に向かって上方に傾斜した傾斜面
と、前記傾斜面に一体成形され上方向に延びた複数のリ
ブと、前記チャンバーの中心軸の垂直方向に形成された
ボスと、前記チャンバーの側面部に形成された吸入管
と、前記チャンバーの底部に設けられた吐出管とを有
し、前記傾斜面と前記ボスとの間には連通孔が複数設け
られ、前記チャンバー上部に空気を溜めるものであり、
傾斜面に沿って真ん中に導かれた気泡はボスに沿いなが
らスリット孔から上方の空気層へ抜け、ブラインはリブ
によりチャンバー内での波打ちや渦巻き流を抑えること
ができるので、気泡の発生を抑制し、チャンバーの吸入
管へ気泡が導かれるのを防ぐことができる。
【0032】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、前記一方の伝熱
面の近傍に攪拌部材を有し、前記他方の伝熱面に冷却器
を固定し、前記攪拌部材を可動させるモータを有するポ
ンプと、前記熱電モジュールを内蔵したマニホールド
と、前記一方の伝熱面を冷却するブラインを溜めるチャ
ンバーと、冷却システムの異常温度検知器とを備え、前
記冷却システムの異常温度検知器をマニホールドの吐出
入口近傍に設置したものであり、最も高温となる吐出入
口温度を検知することで、異常時モータの駆動を停止さ
せることができる。
【0033】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、マニホールドの吐出入口近傍に設けた
凹部と、冷却器用断熱材に設けた凸部とを有し、異常温
度検知器を前記凹部に設置し前記凸部で覆うものであ
り、外気温による影響を受けることなくより正確に吐出
入口温度を検知することで、異常時モータの駆動を停止
させることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の熱電モジュール式電気冷蔵庫
の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0035】(実施例1) 図1は、本発明の実施例1による熱電モジュール式電気
冷蔵庫の縦断面図である。図2は、同実施例の熱電モジ
ュール式電気冷蔵庫の背面斜視図である。図3は、同実
施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫のマニホールドの断
面図である。図4は、同実施例の熱電モジュール式電気
冷蔵庫のチャンバー取り付け状態を示す正面図である。
図5は、同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫のマニ
ホールドの吐出圧力と時間との関係を示す特性図であ
る。
【0036】図1から図5に示すように、熱電モジュー
ル式電気冷蔵庫の筐体は冷蔵庫本体100とこの冷蔵庫
本体100の前面開口部200を開閉するように軸3で
枢支された前扉4とで構成されている。
【0037】冷蔵庫本体100の背面の開口部を閉塞す
る背面板5の内側にこの背面板5とは間隔をおいて冷蔵
庫本体100に取り付けられた後壁51と、冷蔵庫本体
1の内部に取り付けられた庫内成形体52と、冷蔵庫本
体100の内外を連通して後述するマニホールドを固定
する外枠53の間には、断熱材8が充填されている。
【0038】54は熱電モジュールであり電流を流すこ
とで一方の伝熱面54aが加熱され他方の伝熱面54b
が冷却される2つの伝熱面を有しその伝熱面の間にペル
チェ素子(図示しない)を備えている。
【0039】55は熱電モジュール54の伝熱面54a
を覆うキャビティである。56はキャビティ55を覆う
シェル部材である。57は攪拌部材であり、キャビティ
55の内部に設けられ伝熱面54aの近傍に配置され
る。58は攪拌部材57の回転軸である。また59は攪
拌部材57を内蔵するポンプで、シェル部材56に配さ
れる。
【0040】60はシェル部材56内に配置され回転軸
58の周囲に設けられた回転子である。61は回転軸5
8の先端に設けられた攪拌部材57の抜け防止用の止め
具である。62は回転子60の外周を覆うように設けら
れた固定子である。固定子62と回転子60によってモ
ータ63が形成される。
【0041】64は伝熱面54bに当接して設けられた
熱伝導板である。65は熱伝導板64とポンプ59を一
体に備えたマニホールドである。マニホールド65はビ
ス66で固定されている。
【0042】また67は鉛直上方向にマニホールド65
から突出した吐出管であり、68は吐出管67の吐出入
口である。69は回転軸58の延長線方向から吐出した
吸入管である。
【0043】70は背面板5と後壁51の間に形成され
た庫外室であり、図1、図2に示すように、71は庫外
室70の下部に配置された放熱器である。72は放熱器
71の上部に位置するフードで、73はフード72を介
して取付けられた放熱用ファンモータである。
【0044】庫外室70の底部には吸込口15aが形成
された下部グリル15が取り付けられ、庫外室70の上
部の開口部には吐出口16aが形成された上部グリル1
6が取り付けられている。
【0045】放熱用ファンモータ73の運転によって下
部グリル15の吸込口15aから庫外室70に吸い込ま
れた空気は、放熱器71のフィンの間を通過して上部グ
リル16の吐出口16aから外部へ放出される。
【0046】庫内成形体52の内側に形成される庫内7
4で庫内成形体52に取り付けられた隔壁75との間の
庫内メカ室76には、マニホールド65の熱伝導板64
が取り付けられている。隔壁75の上部にはファンモー
タ13cが取り付けられ、隔壁75の下部には吸込口7
7が穿設されている。
【0047】庫内74の空気は、ファンモータ13cの
運転によって隔壁75の吸込口77から庫内メカ室76
に吸い込まれ、熱伝導板64のフィン64aの間を通過
してファンモータ13cから庫内74に吐出されて循環
する。
【0048】78は配管内の気泡を抜くためのチャンバ
ーである。78aはチャンバー本体で、78bはチャン
バー本体78aの上面開口部であり、78cは上面開口
部78bを封止するキャップチャンバーである。78d
はチャンバー本体78aの側面から水平方向に吐出し、
ブラインを吸入するチャンバー吸入管で、78eはチャ
ンバー本体78aの底面から鉛直下方向に吐出し、ブラ
インを吐出するチャンバー吐出管である。
【0049】また78fはチャンバー78を固定するた
めの止め孔で、78gはチャンバー78を固定するため
のフックより構成される。79は外枠53の周縁部80
に形成したフック78gを引掛ける引掛け部である。8
1は後壁51にあけられビス等で止め孔78fを重ねて
ビス締めされる固定穴である。78hは吸入管78dの
上端面である。
【0050】82はマニホールド65の吐出管67とチ
ャンバー吸入管78dとを接続する第1のジョイントチ
ューブである。83はマニホールド65の吸入管69と
放熱器71の出口パイプ84とを接続する第2のジョイ
ントチューブである。85はチャンバー吐出管78eと
放熱器71の入口パイプ86とを接続する第3のジョイ
ントチューブである。
【0051】この時、チャンバー78の吸入管78dの
上端面78hはマニホールド65の吐出入口68より高
い位置に設けられている。
【0052】以上のように構成された冷蔵庫について以
下その動作について説明する放熱回路配管を構成してそ
れぞれにブラインを充填し、マニホールド65の熱電モ
ジュール54に通電するとともに、モータ63を運転
し、放熱用ファンモータ73、ファンモータ13cを運
転すると、熱電モジュール54の放熱面54aで発生し
た熱は、マニホールド65の吸入管69からポンプ59
の攪拌部材57を通じて送り込まれたブラインにより熱
電モジュール54の放熱面54aの熱を吸熱して温度上
昇したブラインがマニホールド65の吐出口68から吐
出管67へ流れ出る。
【0053】温まったブラインはチャンバー78及び、
放熱器71を通過する際に放熱して温度が低下し、マニ
ホールド65に循環する放熱サイクルが形成され、下部
グリル(図示しない)から吸い込まれた空気流と熱電モ
ジュール54の放熱面54aで発生した熱とが、チャン
バー78及び、放熱器71において熱交換されて温まっ
た空気流が上部グリル(図示しない)から外気に放出され
る。
【0054】一方、熱伝導板64は、熱電モジュール5
4の吸熱面54bに当接されているため冷却され、庫内
74の循環空気流と熱交換して庫内74を冷却するよう
に構成されている。
【0055】また、上記のように良好な効率を維持する
ために、放熱回路配管内に空気が混じった場合は、チャ
ンバー78内に空気を溜め、循環しないように構成され
ている。
【0056】また、ブラインはマニホールド65を循環
してチャンバー78内を通過する配管構成であり、マニ
ホールド65から送り出されたブラインの、吐出圧力脈
動は、図5に示すように体積膨張したチャンバー78に
より平滑化され、接続配管の共振を防止し、より低騒音
化することができる。
【0057】また、チャンバー78の吸入管78dの上
端面78hの位置は、マニホールド65の吐出口68の
位置より高い位置に設定しているため、製造時、及びシ
ステムサービス時にチャンバー78よりブラインをチャ
ージする際に、配管内に空気を入れることなくブライン
を注入することが出来る。
【0058】また、チャンバー78の吸入管78dとマ
ニホールド65の吐出管67を別体の第1のジョイント
チューブ82にて接続したものであり、前記第1のジョ
イントチューブ82形状により、容易にチャンバー吸入
管78dの高さ位置をマニホールド65の吐出口68の
高さより高くすることが出来る。
【0059】また、チャンバー78の取付け位置を放熱
用ファンモータ73上方に設置したことにより、マニホ
ールド65にて加熱されたブラインをチャンバー78部
においても、放熱用ファンモータ73により、放熱する
ことが出来る。
【0060】また、外枠53に形成した引掛け部79
と、チャンバー78外郭に形成したフック78gと、止
め孔78fにより、外枠53に形成した引掛け部79
に、チャンバー78外郭に形成したフック78gを挿入
し、止め孔78fを通して、冷蔵庫本体100に取り付
けられた後壁51にビスにてチャンバー78を固定する
ため、接続配管の共振、及び輸送振動時のチャンバー7
8の破損等を1本のビスにて容易に防止することが出来
る。
【0061】(実施例2) 図6は本発明の実施例2のチャンバー本体の平面図であ
る。図7は、本発明の実施例2によるチャンバーの縦断
面図である。
【0062】図6、図7において、87は配管内の気泡
を抜くためのチャンバーである。88はチャンバー本体
であり、89はチャンバー本体88の上部開口部を封止
するキャップチャンバーである。90はチャンバー本体
88の側面部に形成された吸入管であり、91は吸入管
90からチャンバー本体88へ開口される吸入口であ
る。
【0063】92は吸入口91の上端部である。93は
チャンバー本体88の底部に設けられた吐出管である。
94はチャンバー本体88内に配置された平面板であ
り、チャンバー87内のブライン内に常に浸った状態に
ある。95は平面板94に設けられた複数の連通孔であ
り、実施例の場合、内径2.0mmの孔である。
【0064】96は平面板95の周縁部にチャンバー本
体88の内周に沿って設けられた筒状部材であり、筒状
部材96はチャンバー本体の下部に設けられた突起97
に載って位置決めされ、キャップチャンバー89で筒状
部材96の上部が固定される。
【0065】以下、その動作について説明する。
【0066】吸入管90から通ってくるブラインは吸入
口91からチャンバー87内に溜められる。この時チャ
ンバー87内はブラインの循環により気泡が発生しやす
い。特にこのような熱電モジュール式電気冷蔵庫を車載
して使用する場合など、車の振動により前記チャンバー
87内に必要以上に気泡が発生しやすい。
【0067】また、平面板94が常にブライン内にあ
り、複数の連通孔95から気泡が平面板94の上部へ抜
けるので、平面板94より下部にはほとんど気泡は存在
せず、前記吐出管93から気泡を含まないブラインを循
環させることができるので、所定のブラインの循環量を
確保することができ、放熱器71での放熱効率を安定さ
せることができる。
【0068】(実施例3) また、図8、図9のように平面板94以外に円錐状板9
8を設けて、円錐状板98の頂点に連通孔99を設け
る。
【0069】円錐状板98をブライン内に設置すること
で、気泡は傾斜辺101に沿って連通孔99の方へ移動
し連通孔99から抜け、ブライン面上部に気泡となって
溜り円錐状板98より下部にはほとんど気泡のないブラ
インを貯水することができる。
【0070】(実施例4) 図10は本発明の実施例4のチャンバー本体の平面図で
ある。図11は実施例4の縦断面図である。
【0071】図10、図11より102はチャンバー本
体88の底面から鉛直上方向に伸びチャンバー本体88
と一体に成形された第1のリブである。第1のリブ10
2は吐出管93を囲むように複数個で形成されている。
また実施例の場合、4個の第1リブ102が設けられて
いる。
【0072】以下その動作について説明する。
【0073】ブラインは吸入管90を通ってチャンバー
本体88内に入る。この際、第1のリブ102が複数個
あるので、振動でチャンバー87が揺れてもチャンバー
87内のブラインはほとんど波打ちせず泡立ちが減じら
れる。このためほとんど泡を含まないブラインが吐出管
93を通るので、所定のブラインの循環量を確保でき
る。
【0074】(実施例5) 図12は本発明の実施例5のチャンバー本体の平面図で
ある。図13は実施例5の縦断面図である。
【0075】図12、図13より103はチャンバー本
体88の側面と底面から立上りチャンバー本体88内に
一体に成形された第2のリブである。第2のリブ103
は複数個形成されている。また実施例の場合、4個の第
2リブ103が設けられている。
【0076】このように形成されているのでチャンバー
87内のブラインは第2リブ103によって波打ちが減
じられ、泡立ちが減じられるので、吐出管93へ所定の
ブライン量を循環させることができる。
【0077】(実施例6) 図14は本発明の実施例6のチャンバー本体の平面図で
ある。図15は実施例6の縦断面図である。図16は図
15の要部拡大断面図である。
【0078】図14、図15より104はチャンバー8
7の中心軸に向かってキャップチャンバー89側に傾斜
した傾斜面であり、105は中心軸で垂直方向に形成さ
れたボスである。106は傾斜面104とボス105と
の間に形成されたスリット穴であり、ボス105の周囲
に複数個(実施例では3個)設けられている。
【0079】107は傾斜面104に一体で成形された
第3のリブであり、両端は筒状部材96とボス105に
当たって傾斜面104が3つの領域に分割された状態に
形成される。
【0080】チャンバー87のブラインが振動等によっ
て一部が気泡となり、その周囲には気泡より比重の大き
いブラインが循環している。ブラインは第3のリブ10
7によって振動による波打ちや渦巻き流などが抑制さ
れ、気泡はチャンバー本体88内の中央部に集まり、チ
ャンバー87上部に溜まっている空気層へボス105を
伝って上昇していくので、吸入管90から吐出管93へ
流れるブラインに誘引されて吐出管93へ導かれる恐れ
がないので、所定のブライン量を循環させることができ
る。
【0081】また、図16より発生する気泡が上記のよ
うに吸入管90に吸込まれないように設計した場合、実
施例の場合a寸法は1.5mm、b寸法は2.5mmで形成
している。
【0082】(実施例7) 図17は、本発明の実施例7による冷蔵庫のマニホ−ル
ドの断面図である。
【0083】図17において、108は異常温度検知器
であり、マニホ−ルド65の吐出入口近傍68に、アル
ミテ−プ109等にて固定されいる。110は熱伝導板
64(冷却器)を覆う冷却器用断熱材である。
【0084】熱電モジュール54の一方の伝熱面54a
(放熱面)の配管回路内にブライン111を循環させ
て、放熱器71の暖気を放熱用ファンモ−タ73によっ
て、放熱し、熱電モジュール54の放熱面54aを冷却
している。
【0085】以上のように本実施例の異常温度検知器1
08の設置位置は、最も高温部となるマニホ−ルド65
の吐出入口近傍68にアルミテ−プ109等にて固定さ
れいるので、機器の故障時には、異常温度検知器108
により、熱電モジュール54の破壊をより確実に防止で
きる。
【0086】異常温度検知器108はマニホ−ルド65
の吐出入口近傍68に設けられた凹部112に設置され
て、熱伝導板64(冷却器)を覆う冷却器用断熱材11
0に設けた凸部113で凹部112を覆っている。
【0087】このように本実施例の異常温度検知器10
8の設置位置は、最も高温部となるマニホ−ルド65の
吐出入口近傍68に設けられた凹部112に設置され、
冷却器用断熱材110に設けた凸部113に覆われてい
るので、機器の故障時には、外気温の影響を受けにくく
異常温度検知器108が感知すことにより、さらにより
確実に熱電モジュール54(ペルチェ素子)の駆動を停
止するこができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、電流を流すことで一方の伝熱面が加熱され他方の
伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷蔵庫にお
いて、前記一方の伝熱面の近傍に攪拌部材を有し、前記
攪拌部材を可動させるモータを有するポンプと、前記熱
電モジュールを内蔵して前記ポンプと一体に構成された
マニホールドと、前記一方の伝熱面を冷却するブライン
を一時的に溜めて配管内の気泡を抜くためのチャンバー
とを備え、前記マニホールドの吐出管と前記チャンバー
の吸入管とを別体のジョイントチューブにて接続し、前
記ブラインは前記マニホールドを通過した後、前記チャ
ンバーに循環させ前記チャンバー内に空気を溜め循環し
ないよう構成し、前記チャンバーに外殻に形成したフッ
クと前記マニホールドを固定する外枠を設け、前記外枠
の一部に前記フックを引掛けるとと もに、冷蔵庫本体の
後壁にチャンバーを固定したものであり、マニホールド
から送り出されたブラインの、吐出圧力脈動は、体積膨
張したチャンバーにより平滑化され、接続配管の共振を
防止し、より低騒音化することができる。また、別体の
ジョイントチューブにより、容易にチャンバー吸込み口
の高さ位置をマニホールドの吐出口高さ位置より高くす
ることが出来る。また、外枠の一部にフックを引掛ける
とともに、冷蔵庫本体の後壁にチャンバーを固定したの
で、接続配管の共振、及び輸送振動時のチャンバー折れ
等をビス1本にて容易に防止することが出来る。
【0089】また、請求項に記載の発明は、電流を流
すことで一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却さ
れる熱電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と
熱交換するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜
くためのチャンバーを備えたものにおいて、前記チャン
バーの内部を上下に仕切る平面板を設け、前記平面板は
前記チャンバー内のブラインの液面以下で前記チャンバ
ーの吸込口の上端面より上方に配置され、前記平面板に
は連通孔が設けられているので、ブラインの所定循環量
を確保でき、冷却効率を保つことができる。
【0090】また、請求項に記載の発明は、請求項
に記載の発明において、平面板の周縁部にはチャンバー
の内周に沿う筒状部材が一体に設けられたので、輸送振
動時などでも確実に固定することができる。
【0091】また、請求項に記載の発明は、電流を流
すことで一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却さ
れる熱電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と
熱交換するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜
くためのチャンバーを備えたものにおいて、チャンバー
の底部から吐出する吐出管と、前記吐出管の吐出口を囲
むように前記チャンバーの底面から一体に成形された複
数のリブとを備え、前記リブは常に前記チャンバー内の
ブラインの液面以下にあるので、ブラインの所定循環量
を確保でき、また組立て工数も減じることができる。
【0092】また、請求項に記載の発明は、電流を流
すことで一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却さ
れる熱電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と
熱交換するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜
くためのチャンバーを備えたものにおいて、チャンバー
の内壁側面と底面から立上って成形された複数のリブを
有し、前記リブは前記チャンバーの中心軸に向かって均
一の間隔で設けられたので、よりブラインの所量を確保
でき、冷却効率を維持することができる。
【0093】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、伝熱面と熱交換
するブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くため
のチャンバーを備えたものにおいて、チャンバー内に前
記チャンバーの中心軸に向かって上方に傾斜した傾斜面
と、前記傾斜面に一体成形され上方向に延びた複数のリ
ブと、前記チャンバーの中心軸の垂直方向に形成された
ボスと、前記チャンバーの側面部に形成された吸入管
と、前記チャンバーの底部に設けられた吐出管とを有
し、前記傾斜面と前記ボスとの間には連通孔が複数設け
られ、前記チャンバー上部に空気を溜めるものなので、
気泡を含まない所定量のブラインを循環させることがで
きる。
【0094】請求項に記載の発明は、電流を流すこと
で一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールを備えた冷蔵庫において、前記一方の伝熱
面の近傍に攪拌部材を有し、前記他方の伝熱面に冷却器
を固定し、前記攪拌部材を可動させるモータを有するポ
ンプと、前記熱電モジュールを内蔵したマニホールド
と、前記一方の伝熱面を冷却するブラインを溜めるチャ
ンバーと、冷却システムの異常温度検知器とを備え、前
記冷却システムの異常温度検知器をマニホールドの吐出
入口近傍に設置したので、機器の異常時には、熱電モジ
ュールの破壊を防止できる。
【0095】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、マニホールドの吐出入口近傍に設けた
凹部と、冷却器用断熱材に設けた凸部とを有し、異常温
度検知器を前記凹部に設置し前記凸部で覆うので、吐出
管の正確な温度を検知でき、より確実に熱電モジュール
の破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による熱電モジュール式電気
冷蔵庫の縦断面図
【図2】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の背面
斜視図
【図3】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要部
断面図
【図4】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要部
正面図
【図5】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の特性
【図6】本発明の実施例2による熱電モジュール式電気
冷蔵庫の要部平面図
【図7】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要部
断面図
【図8】本発明の実施例3による熱電モジュール式電気
冷蔵庫の要部平面図
【図9】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫による
要部断面図
【図10】本発明の実施例4による熱電モジュール式電
気冷蔵庫の要部平面図
【図11】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要
部断面図
【図12】本発明の実施例5による熱電モジュール式電
気冷蔵庫の要部平面図
【図13】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要
部断面図
【図14】本発明の実施例6による熱電モジュール式電
気冷蔵庫の要部平面図
【図15】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要
部断面図
【図16】同実施例の熱電モジュール式電気冷蔵庫の要
部拡大断面図
【図17】本発明の実施例7による熱電モジュール式電
気冷蔵庫の要部断面図
【図18】従来の熱電モジュール式電気冷蔵庫の縦断面
【図19】従来の熱電モジュール式電気冷蔵庫の背面図
【図20】従来の熱電モジュール式電気冷蔵庫の冷却サ
イクル図
【図21】従来の熱電モジュール式電気冷蔵庫の特性図
【符号の説明】
53 外枠 54 熱電モジュール 57 攪拌部材 59 ポンプ 63 モータ 64 熱伝導板 65 マニホールド 67 吐出管 71 放熱器 73 放熱用ファンモータ 78 チャンバー 78d チャンバー吸入管 78g フック 79 引掛け部 82 第1のジョイントチューブ(ジョイントチュー
ブ) 94 平面板 95 連通孔 96 筒状部材 100 冷蔵庫本体 102 第1のリブ(リブ) 103 第2のリブ(リブ) 104 傾斜面 105 ボス 106 連通孔 107 第3のリブ(リブ) 108 異常温度検知器 110 冷却器用断熱材 112 凹部 113 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 喜明 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5 号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 森本 克彦 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5 号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 桑島 勝之 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5 号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 中川 治 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5 号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 中川 明 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5 号 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−185388(JP,A) 特開 平6−42856(JP,A) 特開 平11−294892(JP,A) 実開 昭55−126172(JP,U) 特表 平10−500201(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 101 F25D 17/02 303

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、前記一方の伝熱面の近傍に攪拌部材を有
    し、前記攪拌部材を可動させるモータを有するポンプ
    と、前記熱電モジュールを内蔵して前記ポンプと一体に
    構成されたマニホールドと、前記一方の伝熱面を冷却す
    るブラインを一時的に溜めて配管内の気泡を抜くための
    チャンバーとを備え、前記マニホールドの吐出管と前記
    チャンバーの吸入管とを別体のジョイントチューブにて
    接続し、前記ブラインは前記マニホールドを通過した
    後、前記チャンバーに循環させ前記チャンバー内に空気
    を溜め循環しないよう構成し、前記チャンバーに外殻に
    形成したフックと前記マニホールドを固定する外枠を設
    け、前記外枠の一部に前記フックを引掛けるとともに、
    冷蔵庫本体の後壁にチャンバーを固定したことを特徴と
    する熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、伝熱面と熱交換するブラインを一時的に
    溜めて配管内の気泡を抜くためのチャンバーを備えたも
    のにおいて、前記チャンバーの内部を上下に仕切る平面
    板を設け、前記平面板は前記チャンバー内のブラインの
    液面以下で前記チャンバーの吸込口の上端面より上方に
    配置され、前記平面板には連通孔が設けられていること
    を特徴とする熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 平面板の周縁部にはチャンバーの内周に
    沿う筒状部材が一体に設けられたことを特徴とする請求
    に記載の熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、伝熱面と熱交換するブラインを一時的に
    溜めて配管内の気泡を抜くためのチャンバーを備えたも
    のにおいて、チャンバーの底部から吐出する吐出管と、
    前記吐出管の吐出口を囲むように前記チャンバーの底面
    から一体に成形された複数のリブとを備え、前記リブは
    常に前記チャンバー内のブラインの液面以下にあること
    を特徴とする熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、伝熱面と熱交換するブラインを一時的に
    溜めて配管内の気泡を抜くためのチャンバーを備えたも
    のにおいて、チャンバーの内壁側面と底面から立上って
    成形された複数のリブを有し、前記リブは前記チャンバ
    ーの中心軸に向かって均一の間隔で設けられたことを特
    徴とする熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、伝熱面と熱交換するブラインを一時的に
    溜めて配管内の気泡を抜くためのチャンバーを備えたも
    のにおいて、チャンバー内に前記チャンバーの中心軸に
    向かって上方に傾斜した傾斜面と、前記傾斜面に一体成
    形され上方向に延びた複数のリブと、前記チャンバーの
    中心軸の垂直方向に形成されたボスと、前記チャンバー
    の側面部に形成された吸入管と、前記チャンバーの底部
    に設けられた吐出管とを有し、前記傾斜面と前記ボスと
    の間には連通孔が複数設けられ、前記チャンバー上部に
    空気を溜めることを特徴とする熱電モジュール式電気冷
    蔵庫。
  7. 【請求項7】 電流を流すことで一方の伝熱面が加熱さ
    れ他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールを備えた冷
    蔵庫において、前記一方の伝熱面の近傍に攪拌部材を有
    し、前記他方の伝熱面に冷却器を固定し、前記攪拌部材
    を可動させるモータを有するポンプと、前記熱電モジュ
    ールを内蔵したマニホールドと、前記一方の伝熱面を冷
    却するブラインを溜めるチャンバーと、冷却システムの
    異常温度検知器とを備え、前記冷却システムの異常温度
    検知器をマニホールドの吐出入口近傍に設置したことを
    特徴とする熱電モジュール式電気冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 マニホールドの吐出入口近傍に設けた凹
    部と、冷却器用断熱材に設けた凸部とを有し、異常温度
    検知器を前記凹部に設置し前記凸部で覆うことを特徴と
    する請求項に記載の熱電モジュール式電気冷蔵庫。
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