JP3459762B2 - 記録装置及びその制御方法並びにメモリ媒体 - Google Patents

記録装置及びその制御方法並びにメモリ媒体

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JP3459762B2
JP3459762B2 JP29592597A JP29592597A JP3459762B2 JP 3459762 B2 JP3459762 B2 JP 3459762B2 JP 29592597 A JP29592597 A JP 29592597A JP 29592597 A JP29592597 A JP 29592597A JP 3459762 B2 JP3459762 B2 JP 3459762B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録情報に基づい
て記録媒体上に画像を記録する記録装置及びその制御方
法並びにメモリ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のファクシミリ装置に備え
られる記録装置の構成を示す図である。記録紙Pは、カ
セット151に積載して収容されており、給紙ローラ1
52によってピックアップされて搬送ローラ153に送
り出され、更に搬送ローラ153により記録部Bに搬送
される。記録部Bでは、インクジェット方式で記録紙P
に対して画像を記録する。具体的には、この記録部B
は、主走査方向に走査可能な多数のノズル(例えば12
8個のノズル)を列状に配した記録ヘッドを有し、記録
紙Pの図中上面に対して該記録ヘッドからインクを吐出
させて画像を記録する。
【0003】画像が記録された記録紙Pは、記録部Bの
下流側に配置された排紙ローラ対154によって下ガイ
ド155に沿って排出部へ搬送され、排紙ローラ15
6、排紙コロ157により排出積載部である排紙スタッ
カ158上に排出され、積載される。
【0004】記録ヘッドは、インクタンクを内蔵してお
り、このインクが無くなった場合には、記録ヘッド自体
を交換することができるカートリッジ式である。記録装
置本体の小型化を図りながらカラー画像の記録にも対応
可能にするため、この記録装置では、黒色記録用のカー
トリッジとカラー記録用(例えば、フルカラー、黒・赤
の2色など)のカートリッジを任意に選択して装着する
ことができる。
【0005】なお、紙、OHP用のシートその他の記録
媒体に対して画像を記録する記録装置として、種々の方
式が提案されているが、この中でもインクジェット方式
は、記録ヘッドから記録媒体に直接インクを噴射するこ
とにより画像を記録するため、例えば、ランニングコス
トが低く、記録動作が静粛であるという点で注目されて
いる。
【0006】インクジェット記録装置をファクシミリ装
置に応用する場合、受信した画像情報に係る画像を確実
に記録紙に記録するためには、インク切れ、インクの吐
出不良などの記録不能状態を事前に検出する必要があ
る。その検出方法として、透過型フォトセンサの発光素
子と受光素子との間に所定数のインク滴を吐出し、該イ
ンク滴が光を遮ることによるセンサの出力変化を検出
し、これにより、インク供給系のインク残量の低下やヘ
ッドの異常に起因するインクの吐出異常を検出する技術
がある。
【0007】上記の透過型フォトセンサは、発光素子の
発光面にレンズを一定形成することにより、略平行な光
を投射することができる。受光素子の受光面には、モー
ルド部材により0.7mm×0.7mm程度の穴を光軸
上に構成し、光の検出範囲を約0.7mm×0.7mm
に絞り込む。また、発光素子と受光素子とを結ぶ光軸
は、記録ヘッドのノズル列と平行に配置すると共に、発
光素子と受光素子との間隔を記録ヘッドのノズル列の幅
よりも広くし、かつ、光軸と記録ヘッドのノズル列の位
置を一致させることにより、記録ヘッドの各ノズルから
吐出される全てのインク滴が受光素子の検出範囲を通過
するようにすることができる。
【0008】この検出範囲をインク滴が通過することに
より、インク滴が発光素子から投射される光を遮り、受
光素子に投射される光の光量を減少させる。したがっ
て、インク滴の吐出により透過型フォトセンサの出力が
所定量以上変化すれば、インクの吐出機能が正常である
ものと判断することができる。逆に、透過型フォトセン
サの出力変化が所定値以下であれば、インクの吐出動作
が異常であるものと判断することができる。この場合、
例えば、インクを吐出口から吸引するなどの処理、すな
わち、正常状態への復帰操作が実行されるまで記録動作
を中断し、例えば、ファクシミリ受信を禁止したり、受
信データをメモリに蓄積したりする。
【0009】上記の方式は、記録ヘッドに特別な部品を
付加することなく、インクの吐出異常を検出することが
できるという利点を有する。
【0010】なお、上記のインクの吐出の異常検出を、
記録動作が終了する都度、全ノズルについて実行するこ
とにより、インクの吐出異常によるファクシミリ装置の
トラブルを未然に防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、黒用、フルカラー用、2色用(例えば、黒と赤)、
黒及びカラー用等の様々なタイプの記録ヘッド(カート
リッジ)を任意に選択して装着可能な記録装置におい
て、あらゆるタイプの記録ヘッドカートリッジについて
同一の動作でインクの吐出異常を検出することは望まし
くない。
【0012】例えば、黒用のカートリッジの場合、1回
の動作でインクの吐出異常を検出することができるが、
例えば黒用及び赤用の2色のノズル列が平行に配列され
たカートリッジの場合、双方のノズル列が正常であるこ
とを1回の動作で検出することは困難である。
【0013】また、例えば、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック用の4色のノズル列を備えたフルカラー用
のカートリッジの場合、ノズル列間の間隔が大きくなる
ため、安価な機構によりインクの吐出異常を検出するこ
とは困難である。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、装着され得る種々の記録手段の動作確認を可
能にすることを1つの目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、記録情報に基づいて記録媒体上に画像を記録する記
録装置であって、記録媒体上に画像を記録する記録手段
を接続する接続手段と、前記接続手段に接続された記録
手段の種類を識別する識別手段と、前記識別手段による
識別結果に基づいて、前記接続手段に接続された記録手
段の動作の確認方法を決定し、決定に係る確認方法によ
り当該記録手段の動作を確認する動作確認手段とを備え
ることを特徴とする。
【0016】上記の記録装置において、前記記録手段
は、例えば、記録媒体にインクを吐出して画像を記録す
る記録ヘッドを有する。
【0017】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記記録ヘッドに対してインクを吐出するよう指
示する指示手段と、前記記録ヘッドのノズルからのイン
クの吐出状況を観測する観測手段とを有し、前記観測手
段による観測結果に基づいて前記記録ヘッドの動作を確
認することが好ましい。
【0018】上記の記録装置において、前記記録手段
は、前記記録ヘッドを走査しながら、記録情報に基づい
て前記記録ヘッドのノズルからインクを吐出させること
により画像を形成し、前記観測手段は、前記記録ヘッド
のノズルが走査領域の所定位置に位置する時に、前記記
録ヘッドからのインクの吐出状況を観測することが好ま
しい。
【0019】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記記
録ヘッドのノズルを前記走査領域の所定位置に移動させ
るための制御パラメータを決定することが好ましい。
【0020】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記接
続手段に接続された記録手段の動作を確認する際に前記
記録ヘッドを駆動するための制御パラメータを決定する
ことが好ましい。
【0021】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記接
続手段に接続された記録手段の動作を確認する際に前記
記録ヘッドを駆動する手順を決定することが好ましい。
【0022】上記の記録装置において、前記記録ヘッド
は、前記記録ヘッドを走査しながら、記録情報に基づい
て前記記録ヘッドのノズルからインクを吐出させること
により画像を形成し、前記観測手段は、前記記録ヘッド
のノズルが走査領域の所定位置を通過する際における前
記記録ヘッドからのインクの吐出状況を観測することが
好ましい。
【0023】上記の記録装置において、前記記録ヘッド
は、複数のノズル群を有し、前記動作確認手段は、各ノ
ズル群に順に着目して、前記記録ヘッドを走査すること
により該着目ノズル群が前記走査領域の所定位置を通過
するようにし、その通過の際の該着目ノズルからのイン
クの吐出状況を観測することが好ましい。
【0024】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記記録ヘッドを特定方向に走査する時にのみ、
注目ノズル群からのインクの吐出状況の確認を行うこと
が好ましい。
【0025】上記の記録装置において、前記動作確認手
段は、前記記録ヘッドを走査させる際の往路と復路の両
方向において、別個のノズル群に着目して、その着目ノ
ズル群からのインクの吐出状況の確認を行うことが好ま
しい。
【0026】本発明に係る記録装置の制御方法は、記録
手段を接続する接続手段を有し、接続した記録手段によ
り記録媒体上に画像を記録する記録装置の制御方法であ
って、前記接続手段に接続された記録手段の種類を識別
する識別工程と、前記識別工程による識別結果に基づい
て、前記接続手段に接続された記録手段の動作の確認方
法を決定し、決定に係る確認方法により当該記録手段の
動作を確認する動作確認工程とを含むことを特徴とす
る。
【0027】本発明に係るメモリ媒体は、記録手段を接
続する接続手段を有し、接続した記録手段により記録媒
体上に画像を記録する記録装置の制御プログラムコード
を格納したメモリ媒体であって、前記接続手段に接続さ
れた記録手段の種類を識別する識別工程のコードと、前
記識別工程による識別結果に基づいて、前記接続手段に
接続された記録手段の動作の確認方法を決定し、決定に
係る確認方法により当該記録手段の動作を確認する動作
確認工程のコードとを含むことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0029】なお、以下の実施の形態は、ファクシミリ
装置としての記録装置に関するが、本発明は、複写機、
印刷装置等の種々の形態の記録装置に適用可能である。
【0030】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
ファクシミリ装置の概略構成を示す図である。このファ
クシミリ装置は、原稿を光学的に読み取る読取ユニット
A、インクジェット方式の記録ユニットB、記録ユニッ
トBに記録紙等のシートを供給する供給ユニットCを備
える。
【0031】まず、原稿Sの読み取り動作に関して説明
する。なお、原稿の搬送経路は矢印Fで示されている。
41は原稿トレイである。この原稿トレイ41には画像
面を下にして原稿Sを積載する。積載された原稿Sは、
分離片45と分離ローラ46により、下側から1枚ずつ
分離して読取センサ48による読取位置まで搬送され
る。読取センサ48は、光源と光電変換素子を主走査方
向(原稿の送り方向と直交する方向)に配置したライン
センサであり、原稿Sの画像を電気信号に変換する。4
9は、白ローラであり、読取センサ48の方向に原稿S
を押圧すると共に原稿Sを副走査方向に搬送し排出す
る。排出された原稿Sは、原稿排紙トレイ51に順次積
載される。なお、分離モータ46及び白ローラ49は、
不図示のモータにより駆動される。
【0032】次に、記録紙(シート)Pの流れに関して
説明する。図中、矢印Gは記録紙Pの搬送経路である。
給紙ユニットC内の給紙トレイ1に積載された記録紙P
は、給紙ローラ2及びリタードローラ3によってピック
アップされ、給紙ローラ2によって記録ユニットBに送
り込まれる。記録ユニットBでは、記録ヘッド5により
記録紙Pに対して画像が記録され、排紙ローラ6によっ
て排紙スタッカ51に排出され積載される。
【0033】次に、記録ユニットBの構成に関して説明
する。図2は、記録ユニットBの拡大図である。記録ヘ
ッド5は、カートリッジ式であり、インクタンク(イン
ク収容体)を内蔵し、該インクタンク内のインクが無く
なった場合には、新品の記録ヘッド5と交換することが
できる。
【0034】このファクシミリ装置では、記録ヘッド5
として、黒画像の記録用の記録ヘッド(カートリッジ)
と、黒及び赤の2色の画像の記録用の記録ヘッド(カー
トリッジ)とを任意に選択して装着することができる。
以下、前者をヘッドタイプAと記録ヘッド、後者をヘッ
ドタイプBの記録ヘッドという。なお、本発明は、ヘッ
ドタイプを上記の2種類に限定するものではなく、例え
ば、フルカラーの画像の記録用の記録ヘッドにも適用す
ることができる。
【0035】記録ヘッド5は、複数のノズルを有し、該
ノズル内に設けられた電気/熱変換素子の発熱作用によ
りインク中に生じた膜沸騰の圧力によって、該ノズル先
端の吐出口よりインクを吐出する。
【0036】図6は、記録ヘッドのノズルの配置例を示
す図である。より詳しくは、図6(a)は、ヘッドタイ
プAの記録ヘッドのノズルの配置例、図6(b)は、ヘ
ッドタイプBの記録ヘッドのノズルの配置例を示す。ヘ
ッドタイプAの記録ヘッド5は、黒色のインクを吐出す
るための128個のノズルを一列に配置したノズル列5
aを有し、ヘッドタイプBの記録ヘッド5は、黒色のイ
ンクを吐出するための64個のノズルを一列に配置した
ノズル列5bと、赤色のインクを吐出するための64個
のノズルを一列に配置したノズル列5cとを有し、ノズ
ル列5bと5cは平行に配置されている。
【0037】図2において、キャリッジ15は、記録ヘ
ッド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向G
(副走査方向)と直交する主走査方向Hに往復移動させ
るものであり、ガイド棒16と突き当て部15aにより
摺動自在に支持されている。キャリッジ15の往復移動
は、不図示のキャリッジモータによって駆動されるプー
リ17及びタイミングベルト18によって行われ、この
際に記録ヘッド5に供給する記録信号及び電力は、フレ
キシブルケーブル19を介して装置本体の制御部24
(図3参照)から供給される。
【0038】記録ヘッド5とフレキシブルケーブル19
とは、互いに接点を圧接するようにして接続されてい
る。制御部24は、このフレキシブルケーブル19に含
まれるカートリッジ識別用の信号線の論理状態(例え
ば、論理レベル)に基づいて、記録ヘッド5(カートリ
ッジ)の種類(この実施の形態においては、ヘッドタイ
プA又はB)を識別することができる。
【0039】インクを受けるためのキャップ20は、キ
ャリッジ15が待機する位置(ホームポジション)に対
応する位置に配置されている。このキャップ20は、昇
降機能を有し、上昇時は、記録ヘッド5のノズル部を覆
って、インクの蒸発や塵の付着を防止する。
【0040】この実施の形態に係るファクシミリ装置で
は、待機時において記録ヘッド5とキャップ20とを対
向する位置に位置決めするために、装置本体に固定され
たキャリッジホームセンサ21と、キャリッジ15に固
定された遮光板15bとが用いられる。このキャリッジ
ホームセンサ21としては、透過型のフォトインタラプ
タが用いられ、キャリッジ15が移動して待機位置(ホ
ームポジション)まで達したときに、キャリッジホーム
センサ21の発光部から照射された光が遮光板15bに
よって遮られることを利用して、記録ヘッド5とキャッ
プ20とが対向していることを検知することができる。
【0041】記録紙Pは、図2において下方から上方に
向かって送られ、給紙ローラ2及び紙ガイド22に水平
方向に曲げられて、矢印Gの方向(副走査方向)に送ら
れる。給紙ローラ2及び搬送ローラ6は、夫々不図示の
モータによって駆動され、キャリッジ15の往復移動と
連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に搬送する。拍
車23は、撥水性の高い材料からなり、記録紙面に対し
て刃状の円周部のみで接触する。この拍車23は、排紙
ローラ6に対向する位置に複数個配置されており、記録
紙Pに記録された直後の未定着画像に接触しても当該画
像に影響を与えずに該記録紙Pをガイドすることができ
る。
【0042】フォトセンサ8は、キャップ20と記録紙
Pの端部との間であって、記録ヘッド5のノズル列(図
2において、記録ヘッド5の下部に設けられている)に
対向し得る位置に配置されている。このフォトセンサ8
は、その上部を記録ヘッド5が通過する際に該記録ヘッ
ド5のノズルから吐出されるインク滴を光学的に検知す
る透過型フォトインタラブタであり、この出力信号に基
づいて、記録ヘッド5のノズルの目詰まりやインクタン
ク内のインクの残量低下に起因するインクの吐出異常を
検出することができる。
【0043】この実施の形態では、フォトセンサ8は、
発光素子として赤外LEDを採用し、その発光面にレン
ズを一体成形し、受光素子に対して略平行な光を投射す
ることができる。受光素子としてはフォトトランジスタ
が採用され、該受光素子の受光面にはモールド部材によ
り0.7mm×0.7mmの穴が光軸上に設けられてい
る。これにより、光の検出範囲を約0.7mm×0.7
mmに絞り込んでいる。
【0044】また、発光素子及び受光素子は、それらを
結ぶ光軸が記録ヘッド5のノズル列に平行になるように
配置され、また、発光素子と受光素子との間隔は、記録
ヘッド5のノズル列の幅(副走査方向の長さ)よりも広
い。これにより、記録ヘッド5がフォトセンサ8上を横
切る際に、記録ヘッド5の各ノズルから吐出される全て
のインク滴がフォトセンサ8の検出範囲を通過する。し
たがって、記録ヘッド5が正常であれば、所定のタイミ
ングでインク滴が発光素子からの光を遮ることにより、
受光素子に投射される光の光量が減少し、受光素子(フ
ォトトランジスタ)の出力信号が変化する。
【0045】記録ヘッド5のノズル列とフォトセンサ8
との位置関係を調整するためには、前述のキャップ20
と記録ヘッド5との位置決めと同様に、キャリッジホー
ムセンサ21を用いる。このファクシミリ装置では、キ
ャリッジ15がホームポジションに位置する場合の記録
ヘッド5のノズル列の位置からフォトセンサ8の光軸ま
での距離を、予めキャリッジ15を駆動するキャリッジ
モータ30(後述)のステップ数に換算して、その換算
値を制御プログラムに組み込んである。そして、キャリ
ッジ15がホームポジションに位置することを検知した
後、該制御プログラムに基づいてキャリッジ15を移動
させることにより、記録ヘッド5とフォトセンサ8とが
対向する位置関係になるタイミングで記録ヘッド5から
インクを吐出させることができる。
【0046】ここで、上記の換算値に関して具体例を説
明する。キャリッジ15がホームポジションに位置する
場合のヘッドタイプAの記録ヘッド5のノズル列5aの
位置からフォトセンサ8の光軸までの距離をx1、キャ
リッジモータ30が1ステップ回転する場合のキャリッ
ジ15の移動距離をsとすると、ヘッドタイプAの記録
ヘッド5を使用する場合の換算値はx1/sになる。
【0047】また、キャリッジ15がホームポジション
に位置する場合のヘッドタイプBの記録ヘッド5のノズ
ル列5cの位置からフォトセンサ8の光軸までの距離を
x2とすると、ヘッドタイプBの記録ヘッド5を使用す
る場合において、ノズル列5bのインクの吐出異常を検
出する際の換算値はx2/sとなる。更に、ノズル列5
cのインクの吐出異常を検出する際の換算値はx3/s
となる。
【0048】次に、このファクシミリ装置の制御系の構
成を説明する。図3は、図1に示すファクシミリ装置の
制御系の構成を示す図である。制御部24は、マイクロ
プロセッサ等のCPU25と、CPU25に提供する制
御プログラムや各種データを保持するROM26と、C
PU25のワークエリアとして使用されるRAM27と
を含む。
【0049】交換可能な記録ヘッド5(カートリッジ)
は、フレキシブルケーブル19を介して制御部24に接
続される。このフレキシブルケーブル19には、制御部
24が記録ヘッド5に対して記録信号を供給するための
信号線の他、制御部24が記録ヘッド5の種類(ヘッド
タイプA又はB)を識別するための信号線(以下、識別
用信号線)が含まれる。
【0050】フォトセンサ8からの出力信号(以下、セ
ンサ出力信号)は、A/D変換回路28によりデジタル
データに変換され、制御部24に供給される。制御部2
4は、このデジタル化されたセンサ出力信号に基づい
て、インクの吐出異常を検知することができる。
【0051】キャリッジモータ30は、キャリッジ15
を駆動するモータであり、キャリッジ15の移動距離
は、モータ駆動回路32がキャリッジモータ30に供給
するパルスのステップ数により制御される。
【0052】このファクシミリ装置は、画像の記録のた
めの記録モータ(例えば、搬送ローラの駆動用)31
と、原稿の読取りのための読取モータ(例えば、分離モ
ータ)52とを有し、夫々モータ駆動回路33、53に
より制御される。
【0053】更に、このファクシミリ装置は、原稿を読
み取るための読取センサ48と、このファクシミリ装置
をプリンタとして使用する際に外部のコンピュータから
画像情報を受信するためのプリンタインターフェース5
4と、公衆回線を介してファクシミリデータを送信又は
受信するための回線制御回路55を有する。
【0054】図4は、記録ヘッド5のインクの吐出に関
する動作を確認する処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、このフローチャートに示す処理(以下、動
作確認処理)は、ROM26に格納された制御プログラ
ムに基づいて動作するCPU25により制御される。こ
こで、この制御プログラムを格納したメモリ媒体は、そ
れ自体で法上の発明を構成する。
【0055】この動作確認処理は、例えば、ファクシミ
リ装置の電源が投入された直後、記録ヘッドの交換時、
記録処理の終了時等に行うことが好ましい。
【0056】まず、ステップS401では、フレキシブ
ルケーブル19内の識別信号線の論理状態を確認する。
この識別信号線は、例えば、3ビット構成とすることに
より、8種類のヘッドタイプを識別することができる。
また、この識別信号線の論理状態は、例えば、記録ヘッ
ド5側において識別信号線を電源線又は設置線のいずれ
かに電気的に接続することにより設定することができ
る。
【0057】ステップS402では、ステップS401
の確認結果に基づいて、フレキシブルケーブル19に接
続されている記録ヘッド5のヘッドタイプを判断する。
この判断は、例えば、識別信号の論理レベルとヘッドタ
イプの対応関係を示すテーブルを予めROM26に格納
しておき、このテーブルを参照することにより行うこと
ができる。判断の結果、記録ヘッド5がヘッドタイプA
であればステップS403に進み、ヘッドタイプBであ
ればステップS408に進む。
【0058】ステップS403では、ホームポジション
から記録ヘッド5のヘッド列5aがフォトセンサ8の光
軸に一致する位置に、前述の換算値x1に基づいて、キ
ャリッジモータ30を駆動する動作を開始する。
【0059】ステップS404では、記録ヘッド5のノ
ズル列5aからインクを吐出させる。ステップS405
では、インクの吐出の際のセンサ出力信号の変化を解析
し、インクの吐出の際のセンサ出力信号(フォトセンサ
8の出力信号)の変化が所定値以上であれば記録ヘッド
5のインク吐出機能が正常であるものと判断し、一方、
インクの吐出の際のセンサ出力信号の変化が所定値以下
であれば記録ヘッド5のインク吐出機能が異常であるも
のと判断する。
【0060】ステップS406では、ステップS405
の判断結果に基づいて処理を分岐する。すなわち、イン
クの吐出機能が正常であれば一連の処理を終了し、イン
クの吐出機能が異常であればステップS407に進み、
エラー処理を実行する。このエラー処理としては、例え
ば、ユーザに対して、インクの吐出機能が異常である旨
のメッセージを表示することが好適である。
【0061】一方、ステップS402において、記録ヘ
ッド5がヘッドタイプBであると判断した場合には、ス
テップS408において、ホームポジションから記録ヘ
ッド5のヘッド列5bがフォトセンサ8の光軸に一致す
る位置に、前述の換算値x2に基づいて、キャリッジモ
ータ30を駆動する動作を開始する。そして、ステップ
S409では、記録ヘッド5のノズル列5bからインク
(黒)を吐出させる。
【0062】更に、ステップS410では、ホームポジ
ションから記録ヘッド5のヘッド列5cがフォトセンサ
8の光軸に一致する位置に、前述の換算値x3に基づい
て、キャリッジモータ30を駆動する動作を開始する。
そして、ステップS411では、記録ヘッド5のノズル
列5cからインク(赤)を吐出させる。
【0063】ステップS412では、黒及び赤のインク
の吐出の際のセンサ出力信号の変化を夫々解析し、各色
について、インクの吐出の際のセンサ出力信号の変化が
所定値以上であれば記録ヘッド5のインク吐出機能が正
常であるものと判断し、一方、インクの吐出の際のセン
サ出力信号の変化が所定値以下であれば記録ヘッド5の
インク吐出機能が異常であるものと判断する。
【0064】ステップS413では、ステップS412
の判断結果に基づいて処理を分岐する。具体的には、黒
用のノズル列5bによるインクの吐出機能が正常であれ
ばステップS414に進み、異常であればステップS4
07に進む。
【0065】更に、ステップS414では、ステップ4
12の判断結果に基づいて処理を分岐する。具体的に
は、赤用のノズル列5cによるインクの吐出機能が正常
であれば一連の処理を終了し、異常であればステップS
407に進む。
【0066】なお、ステップS404、S409又はS
411において、必ずしも全ノズルからインクを吐出さ
せる必要はなく、一部を間引きすることもできる。
【0067】図5は、動作確認処理におけるインクの吐
出のタイミングの一例を示す図である。この実施の形態
では、キャリッジ15(記録ヘッド5)を往復移動させ
ることによりホームポジション(H.P)を確認し、そ
の後、キャリッジ15をホームポジションからフォトセ
ンサ8の方向へ一定速度(例えば、約300mm/se
c)で移動させる。そして、例えば、ノズル列がフォト
センサ8の光軸位置の手前の吐出開始位置(例えば、光
軸位置の2mm手前)P1に達するタイミングでインク
の吐出を開始し、吐出終了位置(例えば、光軸位置を2
mm越えた位置)P2でインクの吐出を終了させる。
【0068】この動作は、ヘッドタイプAの記録ヘッド
5が装着されていると判断した場合(ステップS402
において”YES”)には、ノズル列が一列のみである
ため、1回だけ実行すればよい。一方、ヘッドタイプB
の記録ヘッド5が装着されていると判断した場合(ステ
ップS402において”NO”)には、ノズル列が2列
あるため、2回実行する。すなわち、後者の場合は、ま
ず、例えば、黒用のノズル列5bの動作確認を行い、そ
の後、キャリッジ15(記録ヘッド5)をホームポジシ
ョン側に戻して、赤用のノズル列5cの動作確認を行
う。
【0069】このように、複数のノズル列を有する記録
ヘッドの動作確認を行う場合には、記録ヘッドを複数回
走査し、各走査において1列のノズル列の動作を確認す
ることにより、動作確認処理のために要する機構を単純
化することができると共に種々のヘッドタイプの記録ヘ
ッドに対応することが容易になる。
【0070】ここで、複数のノズル列を有する記録ヘッ
ドの動作を確認する際に、上記のように1つの方向(図
6の矢印方向)に記録ヘッドを走査する時にのみノズル
列からインクを吐出させるのではなく、往路及び復路の
両方向において各ノズル列の動作を順に確認することに
より、全体として動作確認処理の高速化を図ることがで
きる。以下に、ヘッドタイプBの記録ヘッドの動作確認
処理を一例としてその方法を説明する。
【0071】図7は、往路及び復路の両方向において各
ノズル列の動作を順に確認する処理を説明するための図
である。この例では、まず、キャリッジ15(記録ヘッ
ド5)を往復移動させることによりホームポジションを
確認し、その後、キャリッジ15をフォトセンサ8の方
向(図8において右方向)に移動させる。そして、例え
ば、ノズル列5bがフォトセンサ8の光軸位置の手前の
第1基準位置P1’に達するタイミングでノズル列5b
からのインクの吐出を開始し、該光軸位置を通過して第
2基準位置P2’に達するタイミングでインクの吐出を
終了させる。その後、キャリッジ15が第3基準位置P
3に達した時点でキャリッジ15の駆動を停止する。こ
れにより、黒用のノズル列5bに関して、センサ出力信
号の変化を記録(モニタ)することができる。
【0072】次いで、赤用のノズル列5cに関しては、
第3基準位置P3からホームポジションの方向にキャリ
ッジ15を移動させる際にインクを吐出させて、センサ
出力信号の変化を記録する。すなわち、第3基準位置P
3からホームポジションに向かってキャリッジ15を移
動させ、ノズル列5cが第2基準位置P2’に達するタ
イミングでノズル列5cからのインクの吐出を開始し、
ノズル列5cがフォトセンサ8の光軸位置を通過して第
1基準位置P1’に達するタイミングでノズル列5cか
らのインクの吐出を終了させる。
【0073】このように、往路及び復路の両方向を利用
してノズル列の動作を確認することにより、一方向のみ
を利用する場合に比べ、全体の動作確認処理を約1/2
にすることができる。
【0074】なお、上記の例では、往路及び復路の両方
向において、インクの吐出開始位置及び終了位置として
第1及び第2基準位置を使用しているが、往路及び復路
において、別個の基準位置を使用してもよい。
【0075】以上のように、この実施の形態において
は、記録ヘッドの種類に応じて、記録ヘッドの動作を確
認する方法を切り替えることにより、複数種類の記録ヘ
ッドの動作を確認することができる。
【0076】ここで記録ヘッドの動作を確認する方法の
切替えは、上記のように、インクを吐出する位置(又は
タイミング)を設定する制御パラメータ(換算値)を切
り替える他、記録ヘッドの走査速度、走査方向等を制御
する制御パラメータや、インクの吐出数、吐出するイン
ク滴により構成されるパターン、吐出を制御する周波数
等の制御パラメータを切り替えることによっても実現す
ることができるし、その他の制御パラメータを切り替え
ることによっても実現することができる。
【0077】以上の実施の形態は、特にインクジェット
記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
ことにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0078】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0079】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0080】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0081】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0082】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0083】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0084】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0085】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0086】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0087】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、装着され得る種々の記
録手段の動作を確認することができる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るファクシミリ
装置の概略構成を示す図である。
【図2】記録ユニットの拡大図である。
【図3】図1に示すファクシミリ装置の制御系の構成を
示す図である。
【図4】記録ヘッド(カートリッジ)のインクの吐出に
関する動作を確認する処理の流れを示すフローチャート
である。
【図5】動作確認処理におけるインクの吐出のタイミン
グの一例を示す図である。
【図6】記録ヘッドのノズルの配置例を示す図である。
【図7】往路及び復路の両方向において各ノズル列の動
作を順に確認する処理を説明するための図である。
【図8】従来のファクシミリ装置に備えられる記録装置
の構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 G06F 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録情報に基づいて、インクを吐出する
    ための複数のノズルが所定方向に配列されてなるノズル
    列を有する記録手段から記録媒体上にインクを吐出して
    画像を記録する記録装置であって、前記ノズル列を1列有する第1の記録手段と、前記ノズ
    ル列を複数列有する第2の記録手段とを選択的に保持す
    るキャリッジと、 前記キャリッジに保持された 記録手段の種類が前記第1
    の記録手段か前記第2の記録手段かを識別する識別手段
    と、 前記識別手段による識別結果に基づいて、前記キャリッ
    ジに保持された記録手段のインク吐出動作が正常である
    かどうかを確認するための確認方法を決定する決定手段
    であって、前記識別手段により識別された記録手段が前
    記第1の記録手段の場合と前記第2の記録手段の場合と
    で異なる確認方法を定める決定手段と前記決定手段により決定された 確認方法により当該記録
    手段のインク吐出動作が正常であるかどうかを検出する
    ための発光素子と受光素子とを結ぶ光軸に対し、前記記
    録手段を保持したキャリッジを前記所定方向と交差する
    方向へ移動させながら、前記記録手段のノズル列からイ
    ンクを吐出させて、当該記録手段からのインク吐出動作
    を確認する動作確認手段とを備え、前記決定手段は、前記識別手段により識別された記録手
    段が前記第1の記録手段の場合では、前記第1の記録手
    段における1つのノズル列と光軸との距離に基づいて前
    記1つのノズル列について前記光軸に対するインク吐出
    タイミングを決定し、記識別手段により識別された記録
    手段が前記第2の記録手段の場合では、前記第2の記録
    手段における複数のノズル列の各々と光軸との距離に基
    づいて前記複数のノズル列の各々について前記光軸に対
    するインク吐出タイミングを決定する ことを特徴とする
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、前記識別手段により識
    別された記録手段が前記第1の記録手段の場合では、前
    記第1の記録手段における第1のノズル列と光軸との距
    離である第1の距離に基づいて前記第1のノズル列のイ
    ンク吐出タイミングを決定し、前記識別手段により識別
    された記録手段が前記第2の記録手段の場合では、前記
    第2の記録手段における複数のノズル列のうち第2のノ
    ズル列 と光軸との距離である第2の距離に基づいて前記
    第2のノズル列のインク吐出タイミングを決定し、か
    つ、前記第2の記録手段における複数のノズル列のうち
    第3のノズル列と光軸との距離である第3の距離に基づ
    いて、前記第3のノズル列のインク吐出タイミングを決
    定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、前記識別手段で識別さ
    れた記録手段が前記第1の記録手段の場合では、前記キ
    ャリッジを第1の方向へ移動させながら前記第1のノズ
    ル列からインクを吐出させることによって前記第1のノ
    ズル列のインク吐出動作を確認するよう決定し、前記識
    別手段で識別された記録手段が前記第2の記録手段の場
    合では、前記キャリッジを前記第1の方向へ移動させな
    がら前記第2のノズル列からインクを吐出させることに
    よって前記第2のノズル列のインク吐出動作を確認する
    よう決定し、かつ、前記キャリッジを前記第1の方向と
    は反対の第2の方向へ移動させながら前記第3のノズル
    列からインクを吐出させることによって前記第3のノズ
    ル列のインク吐出動作を確認するよう決定することを特
    徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記動作確認手段は、前記記録手段から
    のインク吐出動作を確認するために前記記録手段の複数
    のノズル列からインクを吐出させる際に、該複数のノズ
    ル列のうち一部のノズルからインクを吐出させることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録情報に基づいて、インクを吐出する
    ための複数のノズルが所定方向に配列されてなるノズル
    列を有する記録手段が保持されたキャリッジを前記所定
    方向と交差する方向へ移動させながら、前記記録手段か
    ら記録媒体上にインクを吐出して画像を記録する記録装
    置の制御方法であって、 前記キャリッジに保持された記録手段の種類が、前記ノ
    ズル列を1列有する前記第1の記録手段か、前記ノズル
    列を複数列有する前記第2の記録手段かを識別する識別
    工程と、 前記識別工程による識別結果に基づいて、前記キャリッ
    ジに保持された記録手段のインク吐出動作が正常である
    かどうかを確認するための確認方法を決定する決定工程
    であって、前記識別工程において識別された記録手段が
    前記第1の記録 手段の場合と前記第2の記録手段の場合
    とで異なる確認方法を定める決定工程と、 前記決定工程において決定された確認方法により当該記
    録手段のインク吐出動作が正常であるかどうかを検出す
    るための発光素子と受光素子とを結ぶ光軸に対し、前記
    キャリッジを移動させながら、前記記録手段のノズル列
    からインクを吐出させて、当該記録手段からのインク吐
    出動作を確認する動作確認工程と、 を含み、前記決定工程では、前記識別工程において識別
    された記録手段が前記第1の記録手段の場合では、前記
    第1の記録手段における1つのノズル列と光軸との距離
    に基づいて前記1つのノズル列について前記光軸に対す
    るインク吐出タイミングを決定し、前記識別工程におい
    て識別された記録手段が前記第2の記録手段の場合で
    は、前記第2の記録手段における複数のノズル列の各々
    と光軸との距離に基づいて前記複数のノズル列の各々に
    ついて前記光軸に対するインク吐出タイミングを決定す
    ることを特徴とする記録装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 記録情報に基づいて、インクを吐出する
    ための複数のノズルが所定方向に配列されてなるノズル
    列を有する記録手段が保持されたキャリッジを前記所定
    方向と交差する方向へ移動させながら、前記記録手段か
    ら記録媒体上にインクを吐出して画像を記録する記録装
    置を制御するためのプログラムのプログラムコードを格
    納したメモリ媒体であって、 前記キャリッジに保持された記録手段の種類が、前記ノ
    ズル列を1列有する前記第1の記録手段か、前記ノズル
    列を複数列有する前記第2の記録手段かを識別する識別
    工程のプログラムコードと、 前記識別工程による識別結果に基づいて、前記キャリッ
    ジに保持された記録手段のインク吐出動作が正常である
    かどうかを確認するための確認方法を決定する決定工程
    であって、前記識別工程において識別された記録手段が
    前記第1の記録手段の場合と前記第2の記録手段の場合
    とで異なる確認方法を定める決定工程のプログラムコー
    ドと、 前記決定工程において決定された確認方法により当該記
    録手段のインク吐出動作が正常であるかどうかを検出す
    るための発光素子と受光素子とを結ぶ光軸に対し、前記
    キャリッジを移動させながら、前記記録手段のノズル列
    からインクを吐 出させて、当該記録手段からのインク吐
    出動作を確認する動作確認工程のプログラムコードと、 を含み、前記決定工程では、前記識別工程において識別
    された記録手段が前記第1の記録手段の場合では、前記
    第1の記録手段における1つのノズル列と光軸との距離
    に基づいて前記1つのノズル列について前記光軸に対す
    るインク吐出タイミングを決定し、前記識別工程におい
    て識別された記録手段が前記第2の記録手段の場合で
    は、前記第2の記録手段における複数のノズル列の各々
    と光軸との距離に基づいて前記複数のノズル列の各々に
    ついて前記光軸に対するインク吐出タイミングを決定す
    ることを特徴とするメモリ媒体。
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