JP3459637B2 - アンテナユニット - Google Patents

アンテナユニット

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JP3459637B2
JP3459637B2 JP2001016424A JP2001016424A JP3459637B2 JP 3459637 B2 JP3459637 B2 JP 3459637B2 JP 2001016424 A JP2001016424 A JP 2001016424A JP 2001016424 A JP2001016424 A JP 2001016424A JP 3459637 B2 JP3459637 B2 JP 3459637B2
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正晴 武藤
正彦 有城
一三 野上
浩 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、UHF帯で広帯
域特性を有する2N(Nは自然数)個のループを形成す
るループアンテナ素子自体の広帯域特性を発揮させるこ
とができるアンテナユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近い将来、地上波ディジタル放送がUH
F帯において開始される。現在のアナログ放送における
UHF帯の送信アンテナは、双ループアンテナが多用さ
れ、各周波数に合わせて設計されている。UHF帯のデ
ィジタル化は、アナログ放送と違い同じ時間軸上でネッ
トワークの整備が進められていると考えられる。このた
め、サテライト局では、各社共同でアンテナシステムを
建設する傾向がある。したがって、アンテナコストを下
げるためには、複数のチャネルをカバーできる広帯域ア
ンテナが有効である。一方、このディジタル放送開始前
の過渡期におけるアナログ/アナログ変換を考えると、
広帯域アンテナは必須のものと考える。
【0003】図16は、従来の双ループアンテナの平面
図であり、図17は、従来の双ループアンテナの右側面
図である。双ループアンテナ100は、長手方向に沿う
両縁部を略45°に折り曲げて、主面を形成した平板状
の反射器106上に、その周長が送信周波数の略波長λ
となる円弧状のループアンテナ素子101,102およ
びループアンテナ素子103,104を有した双ループ
アンテナを、この主面に垂直な方向に、単一指向性を持
たせて送信する。
【0004】ところで、双ループアンテナは、広帯域特
性を有するが、双ループアンテナ素子101,102お
よび双ループアンテナ素子103,104は、平行線路
であり、給電線側は、特性インピーダンスが50Ωある
いは75Ωの同軸線路が用いられるため、図18(a)
に示すように、双ループアンテナ素子101〜104と
給電線との間にバラン(balance-unbalance変換回路:b
alun)回路202が設けられる。
【0005】このバラン回路202は、図18(b)に
示すように不平衡線路(同軸線路)と平衡線路(平行線
路)とを変換接続する整合回路である。これは、双ルー
プアンテナ素子101〜104によって形成される平衡
線路と、給電線が形成する不平衡線路とをそのまま接続
すると、接続点で必ず電流の不平衡分が生じるからであ
る。
【0006】図19は、図16に示した双ループアンテ
ナのC−C線断面図であり、給電線108の内部導体3
01は、接続部304を介して外部導体302に平行に
配置された外部導体303に接続される。外部導体30
2,303は、接続部304で接続されるとともに、略
1/4λのところで短絡部305によって短絡されてい
る。この外部導体302,303、接続部304、およ
び短絡部305がバラン回路である。なお、バラン回路
には、種々の形態のものがあり、たとえばUバランやシ
ュペルトッフ(阻止套管)などがある。
【0007】しかし、このバラン回路202を設けるこ
とによって、給電部を含めた双ループアンテナのインピ
ーダンスの周波数特性は、バラン回路202自体が有す
る周波数特性を含んだものとなり、結果として狭帯域と
なってしまうという問題点があった。
【0008】一方、双ループアンテナ素子101〜10
4と給電線108とのインピーダンス整合をとるため
に、図18(a)に示すインピーダンス整合回路201
を、双ループアンテナ素子101〜104と給電側との
間に形成しなければならない。図16および図17に示
した双ループアンテナでは、内部導体の径を変えること
で、長さを1/4λに変換するインピーダンス整合を行
っている。なお、インピーダンス整合回路201として
は、その他トラップなどのスタブを挿入するものが多
い。
【0009】しかし、このインピーダンス整合回路20
1では、中心周波数において完全に整合するが、他の周
波数に対しては整合せず、リターンロスが大きくなると
いう問題点があった。
【0010】この場合、複数のインピーダンス整合回路
201を、たとえば3個ぐらい用いて、徐々にインピー
ダンスを変換すれば、その周波数特性は小さくなり、広
帯域化を図ることができるが、給電部がいきおい長くな
るという問題点を生じることになる。
【0011】したがって、従来の双ループアンテナで
は、上述したバラン回路201およびインピーダンス整
合回路202を双ループアンテナ素子101〜104の
接続点に接続させることから、その周波数特性が劣化
し、双ループアンテナ素子自体の広帯域性を十分に生か
しきれていない。
【0012】一方、図20に示すように、双ループアン
テナである各2Lアンテナ素子401,402を給電す
る同軸ケーブル404を2分岐し、分岐された各給電線
403a、403bの特性インピーダンスを、同軸ケー
ブル404の2倍である100Ωにし、各2Lアンテナ
素子401,402の特性インピーダンスとほぼ同じ値
にして直接接続し、双ループアンテナの広帯域性を保持
しようとするものがある。なお、2Lアンテナ素子の
「L」は、ループを意味し、「2L」は2つのループを
もつアンテナ素子であることを示している。
【0013】これによれば、給電線403a,403b
の内部導体411a,411bを2Lアンテナ素子40
1,402に直接接続してもインピーダンスの不整合は
生じず、また、給電線403と同軸ケーブル404との
インピーダンス不整合も生じない。また、バラン回路も
必要とせず、広帯域性を確保することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た給電線と2Lアンテナ素子とを直接接続する従来の双
ループアンテナでは、広帯域性を保持できるものの、図
21に示すように、水平指向性のアンテナパターンにお
ける水平面内の左(0°〜−180°)と右(0°〜1
80°)との対称性が劣化してしまう。すなわち、メイ
ンローブが水平面内において右に傾き、バックローブが
左右対称でなくなってしまう。この結果、たとえば、2
Lアンテナ素子を用いた複数のアンテナ装置を放送塔な
どに円環状に配置した場合、互いに干渉しあい、合成ア
ンテナパターンが歪み、無指向性の放射パターンを得る
ことができないという問題点がある。
【0015】なお、上述した双ループアンテナの指向性
を崩すと、新たな受信不感地帯が発生し、この受信不感
地帯をなくすために新たな放送塔などの適地を探し出
し、建設する必要が生じるため、地上波ディジタル放送
の実現に向けて、現在多用されている双ループアンテナ
の指向性およびその広帯域性を維持しつつ、さらに反射
板を含めたアンテナサイズの大きさを略同一として既存
のアンテナと置き換えが可能なアンテナの開発が強く要
望されているのが現実である。
【0016】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
左右対称な水平面内指向性をもち、かつ双ループアンテ
ナ素子自体の広帯域性を可能な限り発揮することができ
るアンテナユニットを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかるアンテナユニットは、2N(Nは
自然数)個のループを形成する2Nループアンテナ素子
と、前記2Nループアンテナ素子のインピーダンスに略
等しい特性インピーダンスを有し、前記2Nループアン
テナ素子の給電点に直接接続して電力を伝送する給電線
と、前記2Nループアンテナ素子と前記給電線との接合
点近傍に設けられ、前記2Nループアンテナ素子のイン
ピーダンスに略等しいインピーダンスをもつバランと、
前記2Nループアンテナ素子との間に所定の位置を置い
て配置される反射板とを備えたことを特徴とする。
【0018】この請求項1の発明によれば、給電線から
伝送された電力は、2Nループアンテナ素子に供給され
る。この際、給電線の特性インピーダンスは、給電線の
特性インピーダンスに略等しいインピーダンスであり、
インピーダンス整合調整を容易にし、また、バランは、
2Nループアンテナ素子と前記給電線との接合点近傍に
設けられ、前記2Nループアンテナ素子のインピーダン
スと略等しいインピーダンスをもち、これによって、広
帯域性と左右対称の指向性を得ている。
【0019】また、請求項2にかかるアンテナユニット
は、それぞれ2N(Nは自然数)個のループを形成する
2のm乗(mは自然数)個のループアンテナ素子と、前
記ループアンテナ素子に対する電力を伝送する第1の給
電線と、前記各ループアンテナ素子と前記第1の給電線
との間に配置され、前記第1の給電線に対して2分岐を
m段繰り返し、前記第1の給電線の特性インピーダンス
の2のm乗倍の特性インピーダンスであって前記各ルー
プアンテナ素子のインピーダンスに略等しい特性インピ
ーダンスを有する2のm乗個のアンテナ側端点を形成
し、各アンテナ側端点が2のm乗個の前記各ループアン
テナ素子の給電点に直接接続する第2の給電線と、前記
各ループアンテナ素子と前記第2の給電線との接合点近
傍に設けられ、前記各ループアンテナ素子のインピーダ
ンスと略等しいインピーダンスをもつバランと、前記各
ループアンテナ素子との間に所定の距離を置いて配置さ
れる反射板とを備えたことを特徴とする。
【0020】この請求項2の発明によれば、第1の給電
線から伝送された電力は、第2の給電線によって2分岐
が繰り返され、各ループアンテナ素子の給電点に供給さ
れる。この際、第2の給電線の最終段の特性インピーダ
ンスを、各ループアンテナ素子のインピーダンスに略等
しくして、インピーダンス整合調整を容易にし、また、
バランは、各ループアンテナ素子と前記第2の給電線と
の接合点近傍に設けられ、前記各ループアンテナ素子の
インピーダンスと略等しいインピーダンスをもたせるよ
うにし、各ループアンテナ素子のインピーダンスに対応
した給電を簡易に実現している。
【0021】また、請求項3にかかるアンテナユニット
は、上記の発明において、前記バランは、前記接合点か
ら前記反射板までの間の第2の給電線に対して平行配置
された平板によって形成され、該平板は、前記接合点と
前記反射板との間を接続することを特徴とする。
【0022】この請求項3の発明によれば、前記接合点
から前記反射板までの間の第2の給電線に対して平行配
置された平板によってバランを形成するようにし、これ
によって、2Nループアンテナ素子あるいは各ループア
ンテナ素子のインピーダンスに略等しいインピーダンス
をもったバランを容易に形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるアンテナユニットの好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1および図2は、この
発明の実施の形態1であるアンテナユニットの概要構成
を示す図であり、図1は、このアンテナユニットの正面
図を示し、図2は、このアンテナユニットの右側面図を
示す。
【0025】図1および図2において、このアンテナユ
ニットは、2つのアンテナエレメントからなる2Lアン
テナ素子1,2を有する。すなわち、4つのアンテナエ
レメント1a,1b,2a,2bを有する。たとえば、
2Lアンテナ素子1は、2つのアンテナエレメント1
a,1bからなり、それぞれが対向して2つのループを
形成する。各ループ長は、ほぼ送信信号の波長λにほぼ
等しく設定される。各2Lアンテナ素子1,2は、それ
ぞれ長手方向に直列に配置される。また、各2Lアンテ
ナ素子1,2自体のインピーダンスは、略100Ωであ
る。
【0026】各2Lアンテナ素子1,2の給電点には、
それぞれ特性インピーダンスが100Ωの給電線3が接
続され、給電線3の中央(中点)には、特性インピーダ
ンスが50Ωの同軸ケーブル4が接続され、同軸ケーブ
ル4および給電線3を介して各2Lアンテナ素子1,2
に対して給電される。給電線3の中点によって分岐され
た給電線3aは、2Lアンテナ素子1側に延び、給電線
3aの内部導体11aが2Lアンテナ素子1の一方のア
ンテナエレメント1aに直接接続される。また、給電線
3の中点によって分岐された給電線3bは、2Lアンテ
ナ素子2側に延び、給電線3bの内部導体11bが2L
アンテナ素子2の他方のアンテナエレメント2bに直接
接続される。なお、給電線3a,3bの外部導体は、反
射板5を介して各2Lアンテナ素子1,2のアンテナ端
部に接続される。
【0027】なお、同軸ケーブル4には、給電線3a,
3bが2分岐して接続され、並列となった給電線3a,
3bの合成インピーダンスを考慮すると、100Ωの特
性インピーダンスをもつ給電線3a,3bと同軸ケーブ
ル4とは、単純にインピーダンス整合する。また、各2
Lアンテナ素子1,2は、インピーダンスが100Ωの
各給電線3a,3bとも、容易にインピーダンス整合す
る。したがって、複雑なインピーダンス整合を行わなく
ても済む。
【0028】上述したように、2Lアンテナ素子1,2
は、長手方向に沿う両縁部を略45°該2Lアンテナ素
子1,2側に折り曲げて主面を形成した平板状の反射板
5上に、略波長λとなる円弧状のループアンテナ素子を
有した双ループアンテナである。2Lアンテナ素子1,
2は、反射板5の面に対して高さL3の位置に平行に設
置される。各ループ間距離は「L1」であり、各2Lア
ンテナ素子1,2間距離は「L2」である。
【0029】給電線3は、断面が矩形であり、各一端の
内部導体11a,11bが各2Lアンテナ素子1,2の
中央の一方に直接接続される。給電線3は、反射板5の
裏面を通り、中央部において、同軸ケーブル4に接続さ
れる。なお、上述したように、給電線3は、特性インピ
ーダンスが100Ωに設定されている。
【0030】内部導体11aは、2Lアンテナ素子1の
中央部分の平行線路間を通り、その先端とアンテナエレ
メント1aとの間は、L字型に橋渡され、導通される。
一方、給電線3aの外部導体は、他方のアンテナエレメ
ント1bに接続される。同様にして、給電線3bと2L
アンテナ素子2とが接続される。
【0031】また、アンテナエレメント1aと反射板5
との間には、給電線3aに平行な導体平板12aが設け
られ、バランとして機能する。同様に、アンテナエレメ
ント2aと反射板5との間には、給電線3bに平行な導
体平板12bが設けられ、バランとして機能する。これ
らバランの挿入によって、水平指向性が左右対称とな
る。すなわち、このアンテナユニットの水平指向性は、
図3に示すようになる。ここで、図21に示した水平指
向性と比較すると、メインローブの傾きもなく、バック
ローブも左右対称となっている。これによって、このア
ンテナユニットを備えた複数のアンテナ装置を用いて、
放送塔などに円環状に配置した場合であっても、合成水
平指向性は、容易に無指向性を得ることができる。
【0032】ここで、給電線3a,3bの外部導体と導
体平板12a,12bと間のそれぞれの距離を「d」と
し、導体平板12a,12bの幅を「w」とすると、こ
のバランの特性インピーダンスZ0は、平行板線路の特
性インピーダンスによって近似することができる。すな
わち、 Z0≒120πd/w として近似できる。
【0033】そこで、この距離「d」と幅「w」とを変
化させたとき、すなわち、バランの特性インピーダンス
0を変化させたときにおけるアンテナユニットのVS
WRの測定した。図4〜図8は、バランの特性インピー
ダンスを変化させたときのVSWRの周波数特性を示す
図である。図4〜図8の特性インピーダンスZ0は、そ
れぞれ、85Ω、170Ω、340Ω、680Ω、20
0Ωである。すなわち、図4〜図7では、特性インピー
ダンスを順次倍にした値としている。
【0034】一般にVSWRの値は、1.1以下程度で
あることが望ましい。VSWRの値が1.1以下となる
周波数範囲は、図4では、540〜580MHzであ
り、図5では、470〜600MHzであり、図6で
は、480〜590MHzであり、図7では、480〜
590MHzである。この結果を考慮すると、バランの
特性インピーダンスZ0が、接合点においてインピーダ
ンスが100Ωである各2Lアンテナ素子1,2がそれ
ぞれのループに分岐したそれぞれのループのインピーダ
ンスである200Ωに近い場合、このアンテナユニット
は、双ループアンテナ本来の広帯域性を得ることができ
ると言える。
【0035】実際に、図8は、特性インピーダンスZ0
が200ΩのときのVSWRの周波数特性を示してお
り、特性インピーダンスZ0が200Ωである場合、4
70〜600MHzの周波数範囲においてVSWRが
1.1以下であるという良好な広帯域性を得ることがで
きる。
【0036】このような広帯域性を有したアンテナユニ
ットを周波数軸上で組み合わせることによって、一層広
帯域のアンテナを得ることができる。この場合、従来の
バランを備えたアンテナユニットを周波数軸上で組み合
わせる場合に比して、アンテナユニット数を格段に少な
くすることができる。
【0037】なお、導体平板12と給電線3の外部導体
との間を短絡するショートバーを設け、これによって、
導体平板12の接合点からの長さを代えてバランのイン
ピーダンスを変化させるようにしてもよい。これによっ
て、汎用的なバランを形成することができる。さらに、
導体平板12と外部導体との間に所定の誘電率をもつ材
料で詰めるようにしてもよい。これによって、バランの
インピーダンスを調整することができるとともに、構造
が強固になる。ただし、波長短縮され、ショートバーが
挿入されたときと同じになるので、留意する必要があ
る。
【0038】また、上述した各ループ間距離「L1」、
各2Lアンテナ素子1,2間距離「L2」、反射板5に
対する各2Lアンテナ素子1,2の高さ「L3」など
は、さらに調整することによって、放射パターン、利得
などをさらに向上させることができる。さらに、上述し
た同軸ケーブル4の特性インピーダンスは50Ωであっ
たが、給電線としての同軸ケーブルの特性インピーダン
スが75Ωである場合には、75Ω→50Ω変換を行え
ばよい。
【0039】さらに、上述した2Lアンテナ素子1,2
自体のインピーダンスは略100Ωであるとしたが、た
とえば、2Lアンテナ素子1,2自体のインピーダンス
が略150Ωである場合には、同軸ケーブル4の特性イ
ンピーダンスを75Ωとし、給電線3の特性インピーダ
ンスを150Ωとすればよい。また、同様にして、2L
アンテナ素子1,2自体のインピーダンスがたとえば2
00Ωである場合には、給電線3を多段接続すればよ
い。たとえば、図9に示すように、各2Lアンテナ素子
21,22,26,27のインピーダンスが200Ωで
ある場合、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブル4
に100Ωの給電線23を接続し、さらにこの100Ω
の給電線23に、特性インピーダンスが200Ωの給電
線を接続し、この200Ωの給電線の内部導体を4つの
各2Lアンテナ素子21,22,26,27に直接接続
すればよい。
【0040】この実施の形態1では、2Lアンテナ素子
1,2と、給電線としての同軸ケーブル4との間に接続
され、2Lアンテナ素子1,2のインピーダンスに略等
しく、同軸ケーブル4の特性インピーダンスの2倍の特
性インピーダンスを有し、同軸ケーブル4を2分岐し、
給電線3の内部導体を直接2Lアンテナ素子1,2に接
続した給電線3を設けるとともに、各2Lアンテナ素子
の特性インピーダンスに略等しいバランを設けて広帯域
性を保持するとともに、左右対称な水平指向性を得るこ
とができる。
【0041】(実施の形態2)つぎに、この発明の実施
の形態2について説明する。上述した実施の形態1で
は、2つの2Lアンテナ素子1,2をもつアンテナユニ
ットであったが、この実施の形態2では、2つの4Lア
ンテナ素子31,32をもつアンテナユニットとしてい
る。
【0042】図10は、この発明の実施の形態2である
アンテナユニットの概要構成を示す模式図である。図1
0において、2つの2Lアンテナ素子1,2に代えて2
つの4Lアンテナ素子31,32を設けている。この4
Lアンテナ素子31,32は、それぞれ4つのループア
ンテナ素子を有し、長手方向に4つのループが形成され
る。また、給電線3に代えて給電線33を設けている。
この給電線33は、給電線3と同じく、特性インピーダ
ンスが100Ωである。ただし、4Lアンテナ素子3
1,32は、2Lアンテナ素子1,2に比してループア
ンテナ素子を多く有しているため、給電線33は、給電
線3に比して長い。なお、給電線33は、実施の形態1
と同様に、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブル4
に接続され、給電線33の内部導体は、それぞれ4Lア
ンテナ素子31,32に直接接続される。ここで、4L
アンテナ素子31,32のインピーダンスは、それぞれ
略100Ωであるため、実施の形態1と同様に、複雑な
インピーダンス整合の調整は不要となる。
【0043】また、実施の形態1と同様に、給電線33
a,33bと4Lアンテナ素子31,32との接合点近
傍には、それぞれ4Lアンテナ素子31,32の各アン
テナエレメントのインピーダンスに略等しい特性インピ
ーダンスをもつバランが設けられている。これによっ
て、広帯域特性を確保できるとともに、左右対称な水平
指向性を得ることができる。
【0044】なお、上述した実施の形態2では、4Lア
ンテナ素子31,32について説明したが、これに限ら
ず、それぞれ6つのループアンテナ素子を有する6Lア
ンテナ素子に対しても適用することができる。すなわ
ち、2の倍数のループアンテナ素子を有するものに、適
用することができる。
【0045】この実施の形態2によれば、実施の形態1
と同様に、給電線33の内部導体を直接4Lアンテナ素
子31,32に接続した給電線33を設けるとともに、
各4Lアンテナ素子の特性インピーダンスに略等しいバ
ランを設けて広帯域性を保持するとともに、左右対称な
水平指向性を得ることができる。
【0046】(実施の形態3)つぎに、この発明の実施
の形態3について説明する。上述した実施の形態1で
は、各2Lアンテナ素子1,2を長手方向に直列に配置
したアンテナユニットとしていたが、この実施の形態3
では、各2Lアンテナ素子1,2に対応する各2Lアン
テナ素子41,42の長手方向に沿って並列に配置した
アンテナユニットとしている。
【0047】図11は、この発明の実施の形態3である
アンテナユニットの概要構成を示す模式図である。図1
1において、2つの2Lアンテナ素子41,42は、長
手方向に沿って並列に配置される。その他の構造は、実
施の形態1と同じである。すなわち、特性インピーダン
ス50Ωの給電線4から2分岐する特性インピーダンス
100の給電線43は、インピーダンスが100Ωの各
2Lアンテナ素子41,42の一方のアンテナエレメン
トに直接接続される。
【0048】図12は、この発明の実施の形態3の応用
例であるアンテナユニットの概要構成を示す模式図であ
る。図12において、2つの4Lアンテナ素子51,5
2は、長手方向に沿って並列に配置される。その他の構
造は、実施の形態1と同じである。すなわち、特性イン
ピーダンス50Ωの給電線4から2分岐する特性インピ
ーダンス100の給電線53は、インピーダンスが10
0Ωの各4Lアンテナ素子51,52の一方のアンテナ
エレメントに直接接続される。
【0049】この実施の形態3によれば、実施の形態1
と同様に、給電線53の内部導体を直接4Lアンテナ素
子51,52に接続した給電線53を設けるとともに、
各4Lアンテナ素子の特性インピーダンスに略等しいバ
ランを設けて広帯域性を保持するとともに、左右対称な
水平指向性を得ることができる。特に、この実施の形態
3によれば、後述するように、水平面における各4Lア
ンテナ素子51,52のアンテナ指向性を合成すること
ができ、水平方向におけるアンテナ利得を上げることが
できるとともに、水平指向性を鋭くすることができる。
【0050】(実施の形態4)つぎに、この発明の実施
の形態4について説明する。この実施の形態4では、上
述した実施の形態1〜3で示したアンテナユニットを用
いたアンテナ装置および放送塔を実現している。
【0051】図13は、この発明の実施の形態4である
アンテナ装置を含む放送塔の概要構成を示す図である。
図13において、放送塔は、鉄骨材を組み上げたタワー
状の骨格フレーム体71と、その上端に垂直に設けたポ
ール部72とを有する。ポール部72、および骨格フレ
ーム体71の比較的断面の小さい円筒部75に、上述し
たアンテナユニット10に対応するアンテナユニット7
3,74が取り付けられる。
【0052】このアンテナユニット73,74の取付
は、ポール部72あるいは円筒部75の周囲に水平かつ
均等に配置することによって実現される。ただし、アン
テナユニット73,74の取付数は、ポール部72ある
いは円筒部75の断面の大きさ、すなわち円周の長さに
よって決定され、水平方向に送信利得の落ち込みのある
部分を形成しないように密に配置する。したがって、ポ
ール部72には、少ないアンテナユニット73の数で済
み、円筒部75には、比較的多くの個数のアンテナユニ
ット74が必要となる。
【0053】ここで、図14を参照して、放送塔に設置
されるアンテナ装置の一例について説明する。図14
は、ポール部72に設置されるアンテナ装置の構成を示
す図であり、図14(a)は、アンテナ装置の正面図で
あり、図14(b)は、B−B線断面図である。図14
において、4つのアンテナユニット73−1〜73−4
は、ポール部72の周縁であって同一周上に設けられ、
各アンテナユニット73−1〜73−4は、90°ずつ
均等に配置される。なお、各アンテナユニット73−1
〜73−4は、図1に示したアンテナユニットである。
【0054】図15は、図14に示したアンテナ装置の
水平指向性を示す図である。なお、アンテナユニット7
3−4が配置される方向を0度とし、アンテナユニット
73−3が配置される方向を90度としている。各アン
テナユニット73−1〜73−4の間には、アンテナ指
向性の高い部分が形成される。たとえば、アンテナユニ
ット73−3,73−4間には、ピークP71が形成さ
れる。このピークP71は、アンテナユニット73−
3,73−4のメインローブの裾部分で、左右45度方
向が強め合ってできたピークである。各アンテナユニッ
ト73−1〜73−4は、2つの2Lアンテナ素子を合
成した利得をもち、比較的鋭いアンテナ指向性をもつた
め、図15に示すように、ピークP71を極端に大きく
することはない。これによって、90度毎、全周に配置
した4つのアンテナユニット73−1〜73−4であっ
ても、比較的無指向の水平指向性を得ることができる。
【0055】なお、各アンテナユニット73−1〜73
−4は、ポール部の内縁部に配置された給電装置76に
よって一括して給電される。なお、ポール部72の設置
されるその他のアンテナ装置および円筒部75に配置さ
れるアンテナ装置も、給電装置76によって、一括して
給電するようにしてもよい。
【0056】なお、各アンテナユニットは、レドームを
設け、風雨に対する強度を持たせるようにするのが好ま
しい。
【0057】この実施の形態4によれば、現用の双ルー
プアンテナのアンテナ指向性を少なくとも維持し、さら
には向上したアンテナ指向性を得ることができ、しかも
実施の形態1〜3で述べたように広帯域性をもったアン
テナ装置および放送塔を実現することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、給電線から伝送された電力は、2Nルー
プアンテナ素子に供給される。この際、給電線の特性イ
ンピーダンスは、給電線の特性インピーダンスに略等し
いインピーダンスであり、インピーダンス整合調整を容
易にし、また、バランは、2Nループアンテナ素子と前
記給電線との接合点近傍に設けられ、前記2Nループア
ンテナ素子のインピーダンスと略等しいインピーダンス
をもち、これによって、広帯域性と左右対称の指向性を
得るアンテナユニットを実現することができるという効
果を奏する。
【0059】また、請求項2にかかる発明によれば、第
1の給電線から伝送された電力は、第2の給電線によっ
て2分岐が繰り返され、各ループアンテナ素子の給電点
に供給される。この際、第2の給電線の最終段の特性イ
ンピーダンスは、各ループアンテナ素子のインピーダン
スに略等しくして、インピーダンス整合調整を容易に
し、また、バランは、各ループアンテナ素子と前記第2
の給電線との接合点近傍に設けられ、前記各ループアン
テナ素子のインピーダンスと略等しいインピーダンスを
もたせるようにし、各ループアンテナ素子のインピーダ
ンスに対応した給電を簡易に実現しているので、広帯域
性の確保と左右対称の水平指向性をもったアンテナユニ
ットを簡易な構成で実現できるという効果を奏する。
【0060】また、請求項3にかかる発明によれば、前
記接合点から前記反射板までの間の第2の給電線に対し
て平行配置された平板によってバランを形成するように
し、これによって、2Nループアンテナ素子あるいは各
ループアンテナ素子のインピーダンスに略等しいインピ
ーダンスをもったバランを容易に形成することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1であるアンテナユニッ
トの正面図である。
【図2】図1に示したアンテナユニットの右側面図であ
る。
【図3】図1に示したアンテナユニットの水平指向性を
示す図である。
【図4】バランのインピーダンスが85ΩのときのVS
WRの周波数特性を示す図である。
【図5】バランのインピーダンスが170ΩのときのV
SWRの周波数特性を示す図である。
【図6】バランのインピーダンスが340ΩのときのV
SWRの周波数特性を示す図である。
【図7】バランのインピーダンスが680ΩのときのV
SWRの周波数特性を示す図である。
【図8】バランのインピーダンスが200ΩのときのV
SWRの周波数特性を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態1の応用例であるアンテ
ナユニットの概要構成を示す模式図である。
【図10】この発明の実施の形態2であるアンテナユニ
ットの概要構成を示す模式図である。
【図11】この発明の実施の形態3であるアンテナユニ
ットの概要構成を示す模式図である。
【図12】この発明の実施の形態3の応用例であるアン
テナユニットの概要構成を示す模式図である。
【図13】この発明の実施の形態4であるアンテナ装置
を含む放送塔の概要構成を示す図である。
【図14】図13に示したアンテナ装置の一例を示す図
である。
【図15】図14に示したアンテナ装置の水平指向性を
示す図である。
【図16】従来のアンテナユニットの構成を示す正面図
である。
【図17】図16に示したアンテナユニットの構成を示
す右側面図である。
【図18】図16に示したアンテナユニットの概要回路
構成を示す図である。
【図19】図16に示したアンテナユニットの給電接続
点近傍を示すC−C線断面図である。
【図20】従来のアンテナユニットの他の構成を示す図
である。
【図21】図20に示したアンテナユニットの水平指向
性を示す図である。
【符号の説明】
1,2,21,22,26,27,41,42 2Lア
ンテナ素子 3,3a,3b,23,24,33,33a,33b,
43,43a,43b,53,63a,63b 給電線 4 同軸ケーブル 5 反射板 10,73,73−1〜73−4,74 アンテナユニ
ット 11a,11b 内部導体 31,32,51,52 4Lアンテナ素子 71 骨格フレーム体 72 ポール部 75 円筒部 76 給電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野上 一三 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (72)発明者 藤田 浩 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (72)発明者 山下 隆之 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (56)参考文献 特開2000−307338(JP,A) 特開2000−323916(JP,A) 特開2000−307327(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/06 H01Q 21/08 H01Q 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2N(Nは自然数)個のループを形成す
    る2Nループアンテナ素子と、 前記2Nループアンテナ素子のインピーダンスに略等し
    い特性インピーダンスを有し、前記2Nループアンテナ
    素子の給電点に直接接続して電力を伝送する給電線と、 前記2Nループアンテナ素子と前記給電線との接合点近
    傍に設けられ、前記2Nループアンテナ素子のインピー
    ダンスに略等しいインピーダンスをもつバランと、 前記2Nループアンテナ素子との間に所定の位置を置い
    て配置される反射板と、 を備えたことを特徴とするアンテナユニット。
  2. 【請求項2】 それぞれ2N(Nは自然数)個のループ
    を形成する2のm乗(mは自然数)個のループアンテナ
    素子と、 前記ループアンテナ素子に対する電力を伝送する第1の
    給電線と、 前記各ループアンテナ素子と前記第1の給電線との間に
    配置され、前記第1の給電線に対して2分岐をm段繰り
    返し、前記第1の給電線の特性インピーダンスの2のm
    乗倍の特性インピーダンスであって前記各ループアンテ
    ナ素子のインピーダンスに略等しい特性インピーダンス
    を有する2のm乗個のアンテナ側端点を形成し、各アン
    テナ側端点が2のm乗個の前記各ループアンテナ素子の
    給電点に直接接続する第2の給電線と、 前記各ループアンテナ素子と前記第2の給電線との接合
    点近傍に設けられ、前記各ループアンテナ素子のインピ
    ーダンスと略等しいインピーダンスをもつバランと、 前記各ループアンテナ素子との間に所定の距離を置いて
    配置される反射板と、 を備えたことを特徴とするアンテナユニット。
  3. 【請求項3】 前記バランは、前記接合点から前記反射
    板までの間の第2の給電線に対して平行配置された平板
    によって形成され、該平板は、前記接合点と前記反射板
    との間を接続することを特徴とする請求項1または2に
    記載のアンテナユニット。
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