JP3458302B2 - 収納式ベビーシート - Google Patents
収納式ベビーシートInfo
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- JP3458302B2 JP3458302B2 JP04108297A JP4108297A JP3458302B2 JP 3458302 B2 JP3458302 B2 JP 3458302B2 JP 04108297 A JP04108297 A JP 04108297A JP 4108297 A JP4108297 A JP 4108297A JP 3458302 B2 JP3458302 B2 JP 3458302B2
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- Japan
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- bed
- tension spring
- rotation
- baby seat
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- Prior art date
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D5/00—Dressing-tables or diaper changing supports for children
- A47D5/006—Dressing-tables or diaper changing supports for children foldable
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D5/00—Dressing-tables or diaper changing supports for children
- A47D5/003—Dressing-tables or diaper changing supports for children attached to the wall
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆トイレ、公衆
用の化粧室等の公共のスペースにおいて、乳幼児を一時
的に寝かせたり、乳幼児を寝かせた状態でオムツの交換
或は衣服の着せ替え等を行うことができるようにした収
納式ベビーシートに関する。
用の化粧室等の公共のスペースにおいて、乳幼児を一時
的に寝かせたり、乳幼児を寝かせた状態でオムツの交換
或は衣服の着せ替え等を行うことができるようにした収
納式ベビーシートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、デパートや駅等の洗面室や化粧室
において、乳幼児を寝かせたり、乳幼児を寝かせた状態
でオムツの交換或は衣服の着せ替え等を行うことができ
るように、ベビーサークル等を設置することが行われて
いる。
において、乳幼児を寝かせたり、乳幼児を寝かせた状態
でオムツの交換或は衣服の着せ替え等を行うことができ
るように、ベビーサークル等を設置することが行われて
いる。
【０００３】ところがこのようなベビーサークルは、サ
イズが大きいため、広い面積の設置スペースを必要と
し、またベビーサークル本体は折畳むことができないた
め、使用する必要のない場合には、洗面室等の有効面積
を狭隘化させるという欠点があった。
イズが大きいため、広い面積の設置スペースを必要と
し、またベビーサークル本体は折畳むことができないた
め、使用する必要のない場合には、洗面室等の有効面積
を狭隘化させるという欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このため、この種のベ
ビーシートを折畳み可能に収納できる収納式ベビーシー
トが開発されている。
ビーシートを折畳み可能に収納できる収納式ベビーシー
トが開発されている。
【０００５】この収納式ベビーシートは、背面部分を壁
面に、底面部分を床面等に取付け固定するようにした収
納用本体の前面上半部にベッドを起伏自在に枢着して成
るもので、ベッドを収納用本体側に起立した収納状態か
ら、ベッドを手前に開いて水平状に倒伏した状態にし
て、ベッドの上面に乳幼児を寝かせるようにしたもので
ある。
面に、底面部分を床面等に取付け固定するようにした収
納用本体の前面上半部にベッドを起伏自在に枢着して成
るもので、ベッドを収納用本体側に起立した収納状態か
ら、ベッドを手前に開いて水平状に倒伏した状態にし
て、ベッドの上面に乳幼児を寝かせるようにしたもので
ある。
【０００６】このような収納式ベビーシートにおいて
は、ベッドの起伏動作になんらかの緩衝を行なう必要が
ある。そうしなければ、ベッドを開く際に、ベッドの倒
伏動作が一挙に行われて危険であり、しかも水平状態に
停止する際に、ストッパーに対する衝撃が生じ、またベ
ッドを閉じる際に、ベッドを持ち上げるための労力が必
要となる。
は、ベッドの起伏動作になんらかの緩衝を行なう必要が
ある。そうしなければ、ベッドを開く際に、ベッドの倒
伏動作が一挙に行われて危険であり、しかも水平状態に
停止する際に、ストッパーに対する衝撃が生じ、またベ
ッドを閉じる際に、ベッドを持ち上げるための労力が必
要となる。
【０００７】従って、従来の収納式ベビーシートにおい
ては、ベッドと収納用本体とにガススプリングを張設し
てベッドの起伏動作を緩衝することが行われていた。
ては、ベッドと収納用本体とにガススプリングを張設し
てベッドの起伏動作を緩衝することが行われていた。
【０００８】ところが、これに用いるガススプリングは
高価であって、しかも、７、８〜１０年の経年変化の中
で一部のガスが若干漏出する場合もある。そのため封入
ガスの圧力が若干低下し、それに伴って初期の引張力
（または、構造により圧縮側の力を使う場合には圧縮
力）が低下する。このことにより、ベッドの起伏動作に
若干の不具合が生じる場合もある。例えば、ベッドの開
閉操作が楽に行えていたものが、封入ガスの一部の漏出
により若干重く感じる、又は構造によっては軽く感じる
ようになる等の現象が生じる場合がある。
高価であって、しかも、７、８〜１０年の経年変化の中
で一部のガスが若干漏出する場合もある。そのため封入
ガスの圧力が若干低下し、それに伴って初期の引張力
（または、構造により圧縮側の力を使う場合には圧縮
力）が低下する。このことにより、ベッドの起伏動作に
若干の不具合が生じる場合もある。例えば、ベッドの開
閉操作が楽に行えていたものが、封入ガスの一部の漏出
により若干重く感じる、又は構造によっては軽く感じる
ようになる等の現象が生じる場合がある。
【０００９】本発明は、このような従来の問題点をさら
に改善するために成されたもので、安価な簡単構造であ
って、経年使用においても高耐久力を有し、しかもベッ
ドの開閉操作を安全かつ楽に行えるようにした収納式ベ
ビーシートを提供することを目的とする。
に改善するために成されたもので、安価な簡単構造であ
って、経年使用においても高耐久力を有し、しかもベッ
ドの開閉操作を安全かつ楽に行えるようにした収納式ベ
ビーシートを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の収納式ベビーシートは、背面部分を壁面
に及び／又は床面部分を床面に取付け固定するようにし
た収納用本体の前面上半部にベッドを起伏自在に枢着し
て、この回転中心まわりに該ベッドを水平状に倒伏する
と共に前記収納用本体側へ起立するようにした収納式ベ
ビーシートにおいて、前記ベッドの後端にオモリを設
け、前記ベッドの回転中心の後方位置であって前記ベッ
ドの水平状の倒伏状態時の前記回転中心が配置される水
平面から上方に距離をとった上方位置と、このベッド後
部から下方に配置される前記収納用本体の下方部と、に
引張バネを張設し、前記ベッドの落下モーメントに対抗
する前記オモリと前記引張バネとによる上昇モーメント
を生じさせるようにしたものである。好ましくは、補強
板が前記回転中心の後方位置のベッド側面に設けられ、
この補強板に両端をＬ形に折曲した支軸の一端が固設さ
れ、この支軸の他端に前記引張バネの一端が取り付けら
れる。 さらに、前記支軸は、前記ベッドの起立状態では
後方下方に傾斜し、前記ベッドの水平状の倒伏状態では
後方上方に傾斜するように前記補強板に固着され、前記
ベッドの水平状の倒伏状態において、前記回転中心が配
置される水平面より上方位置に設けられる前記支軸に前
記引張バネの一端を取り付けることにより、前記回転中
心が配置される水平面内に前記引張バネの一端を取り付
ける場合に比べて、前記引張バネの伸張距離が長くなる
ように構成され、さらに、前記ベッドの起立状態と倒伏
状態間の回動に伴う前記引張バネの回転移動量が小さく
なるように構成されている。
めに、本発明の収納式ベビーシートは、背面部分を壁面
に及び／又は床面部分を床面に取付け固定するようにし
た収納用本体の前面上半部にベッドを起伏自在に枢着し
て、この回転中心まわりに該ベッドを水平状に倒伏する
と共に前記収納用本体側へ起立するようにした収納式ベ
ビーシートにおいて、前記ベッドの後端にオモリを設
け、前記ベッドの回転中心の後方位置であって前記ベッ
ドの水平状の倒伏状態時の前記回転中心が配置される水
平面から上方に距離をとった上方位置と、このベッド後
部から下方に配置される前記収納用本体の下方部と、に
引張バネを張設し、前記ベッドの落下モーメントに対抗
する前記オモリと前記引張バネとによる上昇モーメント
を生じさせるようにしたものである。好ましくは、補強
板が前記回転中心の後方位置のベッド側面に設けられ、
この補強板に両端をＬ形に折曲した支軸の一端が固設さ
れ、この支軸の他端に前記引張バネの一端が取り付けら
れる。 さらに、前記支軸は、前記ベッドの起立状態では
後方下方に傾斜し、前記ベッドの水平状の倒伏状態では
後方上方に傾斜するように前記補強板に固着され、前記
ベッドの水平状の倒伏状態において、前記回転中心が配
置される水平面より上方位置に設けられる前記支軸に前
記引張バネの一端を取り付けることにより、前記回転中
心が配置される水平面内に前記引張バネの一端を取り付
ける場合に比べて、前記引張バネの伸張距離が長くなる
ように構成され、さらに、前記ベッドの起立状態と倒伏
状態間の回動に伴う前記引張バネの回転移動量が小さく
なるように構成されている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
【００１２】図１は本発明の実施例における収納式ベビ
ーシートのベッドを水平状に開いた状態を示す全体斜視
図である。図２は本実施例の収納式ベビーシートのベッ
ドを収納した状態を示す全体斜視図である。図３は本実
施例の収納式ベビーシートの部分破断正面図である。図
４は本実施例の収納式ベビーシートのベッドを水平状に
倒伏した縦断面図である。図５は本実施例の収納式ベビ
ーシートの枢着部周辺の拡大図であって、ベッドを起立
した状態を示す。図６は本実施例の収納式ベビーシート
の枢着部周辺の拡大図であって、ベッドを水平状に倒伏
した状態を示す。図７は本実施例の収納式ベビーシート
のモーメントを説明するための図である。図８は図７に
よって求めたベッドのモーメントを示すグラフである。
ーシートのベッドを水平状に開いた状態を示す全体斜視
図である。図２は本実施例の収納式ベビーシートのベッ
ドを収納した状態を示す全体斜視図である。図３は本実
施例の収納式ベビーシートの部分破断正面図である。図
４は本実施例の収納式ベビーシートのベッドを水平状に
倒伏した縦断面図である。図５は本実施例の収納式ベビ
ーシートの枢着部周辺の拡大図であって、ベッドを起立
した状態を示す。図６は本実施例の収納式ベビーシート
の枢着部周辺の拡大図であって、ベッドを水平状に倒伏
した状態を示す。図７は本実施例の収納式ベビーシート
のモーメントを説明するための図である。図８は図７に
よって求めたベッドのモーメントを示すグラフである。
【００１３】なお、図３は図１の収納式ベビーシートの
正面図であるが、中心線ＣＬの左側はベッドを起立して
収納した状態を示し、中心線ＣＬの右側はベッドを倒伏
した状態を示すものである。
正面図であるが、中心線ＣＬの左側はベッドを起立して
収納した状態を示し、中心線ＣＬの右側はベッドを倒伏
した状態を示すものである。
【００１４】本発明の収納式ベビーシートは、図１また
は図２に示すように、背面部分を壁面等に取付け固定す
るようにした収納用本体１と、この収納用本体１の前面
上半部に起伏自在に枢着して成るベッド２とから成るも
のである。
は図２に示すように、背面部分を壁面等に取付け固定す
るようにした収納用本体１と、この収納用本体１の前面
上半部に起伏自在に枢着して成るベッド２とから成るも
のである。
【００１５】収納用本体１は、図３に示すように、両側
に設けた側枠３とこれらの側枠３を横枠４で連結した枠
部材によって補強してあり、この枠部材全体を前面から
被覆する硬質合成樹脂製のカバーより成るものである。
に設けた側枠３とこれらの側枠３を横枠４で連結した枠
部材によって補強してあり、この枠部材全体を前面から
被覆する硬質合成樹脂製のカバーより成るものである。
【００１６】また、図１に示すように、この収納用本体
１は縦長方形に形成され、その前面上半部には倒立した
ベッド２を収納するための窪み状の収納部５が形成され
ている。
１は縦長方形に形成され、その前面上半部には倒立した
ベッド２を収納するための窪み状の収納部５が形成され
ている。
【００１７】このような収納用本体１は上記の枠部材に
固定されて、この枠部材と共に壁面及び床面等（壁面の
み、若しくは床面のみの場合もある）に取り付けられ、
この取り付られた状態においては、収納用本体１のカバ
ーだけが前面に露出する。
固定されて、この枠部材と共に壁面及び床面等（壁面の
み、若しくは床面のみの場合もある）に取り付けられ、
この取り付られた状態においては、収納用本体１のカバ
ーだけが前面に露出する。
【００１８】また、図１又は図２に示すように、ベッド
２は前面上部にハンドル６を設けてあり、収納用本体１
の収納部５に起伏自在に収納できるように、下方に狭幅
部２ａを有する縦長方形に形成され、このベッド２を水
平状に倒伏したときに、ベッド２の上面に乳幼児を寝か
せることができる。
２は前面上部にハンドル６を設けてあり、収納用本体１
の収納部５に起伏自在に収納できるように、下方に狭幅
部２ａを有する縦長方形に形成され、このベッド２を水
平状に倒伏したときに、ベッド２の上面に乳幼児を寝か
せることができる。
【００１９】また、乳幼児を安全に寝かせるために、ベ
ッド２の両側には落下防止用のサイド部２ｂ、２ｂが形
成され、ベッド２の上面にはマット２ｃが固設されると
共に、このマット２ｃに寝かせた乳幼児をベルト２ｄで
着脱自在に拘束するようにしてある。
ッド２の両側には落下防止用のサイド部２ｂ、２ｂが形
成され、ベッド２の上面にはマット２ｃが固設されると
共に、このマット２ｃに寝かせた乳幼児をベルト２ｄで
着脱自在に拘束するようにしてある。
【００２０】このようなベッド２を収納用本体１に枢着
するには、図４に示すように、ベッド２の後端からやや
距離をとった前方位置の幅方向に枢軸７を設け、図３に
示すように、この枢軸７の両端を両方向に突出した状態
とする。
するには、図４に示すように、ベッド２の後端からやや
距離をとった前方位置の幅方向に枢軸７を設け、図３に
示すように、この枢軸７の両端を両方向に突出した状態
とする。
【００２１】そして、この枢軸７の両端を側枠３の内側
に固設した支持枠１０に枢設し、枢軸７の端部をブッシ
ュ１２によって支持枠１０に係止することにより枢軸７
の脱落を防止すると共に、枢軸７の両側にカラー１１を
設け、このカラー１１の所定位置にベッド２を係止する
ことにより、ベッド２の位置決めを行うようにしてあ
る。
に固設した支持枠１０に枢設し、枢軸７の端部をブッシ
ュ１２によって支持枠１０に係止することにより枢軸７
の脱落を防止すると共に、枢軸７の両側にカラー１１を
設け、このカラー１１の所定位置にベッド２を係止する
ことにより、ベッド２の位置決めを行うようにしてあ
る。
【００２２】なお、このようなベッド２の枢着部は、図
３においては右方部分しか見えないが、枢軸７の支持枠
１０に対する取付けやカラー１１は左方も同様に構成し
てある。
３においては右方部分しか見えないが、枢軸７の支持枠
１０に対する取付けやカラー１１は左方も同様に構成し
てある。
【００２３】また、図４に示すように、ベッド２の後端
上面に当接する収納用本体１の所定位置にゴム製ストッ
パ１３を固設して、ベッド２の倒伏を水平状態に停止す
るようにしてある。
上面に当接する収納用本体１の所定位置にゴム製ストッ
パ１３を固設して、ベッド２の倒伏を水平状態に停止す
るようにしてある。
【００２４】さらに、本発明においては、ベッド２の後
方にオモリ８を固設する。このオモリ８の材質及び形状
等は特に限定しないが、質量の大なる矩形の金属棒等を
ボルト止め或は溶接等によってベッド２の後端に固定し
た構成とすればよい。
方にオモリ８を固設する。このオモリ８の材質及び形状
等は特に限定しないが、質量の大なる矩形の金属棒等を
ボルト止め或は溶接等によってベッド２の後端に固定し
た構成とすればよい。
【００２５】本実施例においては、図４に示すように、
このオモリ８を枢軸７から離れたベッド２の後端に幅方
向に固設することにより、オモリ８と枢軸７との距離を
とり、これによりベッド２を起立方向に付勢する枢軸７
周りの上昇モーメントを作用させるようにしてある。
このオモリ８を枢軸７から離れたベッド２の後端に幅方
向に固設することにより、オモリ８と枢軸７との距離を
とり、これによりベッド２を起立方向に付勢する枢軸７
周りの上昇モーメントを作用させるようにしてある。
【００２６】また、本発明においては、ベッド２の後部
と収納用本体１の下方部に引張バネ９を張設する。この
ため、本実施例においては、図３に示すように、枢軸７
の後方位置のベッド２側面に固設した補強板１４に両端
をＬ形に折曲した上方支軸１５の一端を固設し、図５又
は図６に示すように、この上方支軸１５をベッド２の起
立状態においては後方下方に傾斜し、ベッド２の水平状
の倒伏状態において後方上方に傾斜するようにし、この
上方支軸１５の先端に固着したブッシュ１６の環状溝に
引張バネ９の上方フック１７を掛けるようにしてある。
と収納用本体１の下方部に引張バネ９を張設する。この
ため、本実施例においては、図３に示すように、枢軸７
の後方位置のベッド２側面に固設した補強板１４に両端
をＬ形に折曲した上方支軸１５の一端を固設し、図５又
は図６に示すように、この上方支軸１５をベッド２の起
立状態においては後方下方に傾斜し、ベッド２の水平状
の倒伏状態において後方上方に傾斜するようにし、この
上方支軸１５の先端に固着したブッシュ１６の環状溝に
引張バネ９の上方フック１７を掛けるようにしてある。
【００２７】また、図４に示すように、引張バネ９の下
方フック１８は、枢軸７から下方位置の収納用本体１に
固設した支持枠２０に固設した下方支軸１９の先端に固
着したブッシュ２１の環状溝に掛けるようにしてある。
方フック１８は、枢軸７から下方位置の収納用本体１に
固設した支持枠２０に固設した下方支軸１９の先端に固
着したブッシュ２１の環状溝に掛けるようにしてある。
【００２８】引張バネ９を上記のように張設することに
より、ベッド２は、常に枢軸７を中心とする起立方向に
付勢され、ベッド２に枢軸７周りの上昇モーメントを発
生する。
より、ベッド２は、常に枢軸７を中心とする起立方向に
付勢され、ベッド２に枢軸７周りの上昇モーメントを発
生する。
【００２９】一方、ベッド２には、その自重によってベ
ッド２を枢軸７周りに倒伏させようとする落下モーメン
トが作用し、この落下モーメントは、ベッド２の起立状
態において最も小であり、ベッド２が倒伏するに従って
増加し、ベッド２の水平状態において最も大となる。
ッド２を枢軸７周りに倒伏させようとする落下モーメン
トが作用し、この落下モーメントは、ベッド２の起立状
態において最も小であり、ベッド２が倒伏するに従って
増加し、ベッド２の水平状態において最も大となる。
【００３０】このようなベッド２の落下モーメントによ
って、ベッド２を倒伏する際に倒伏方向への付勢力が働
くのであるが、本発明は、このベッド２の落下モーメン
トに対抗する上昇モーメントを発生させるようにオモリ
８と引張バネ９を設けたのである。
って、ベッド２を倒伏する際に倒伏方向への付勢力が働
くのであるが、本発明は、このベッド２の落下モーメン
トに対抗する上昇モーメントを発生させるようにオモリ
８と引張バネ９を設けたのである。
【００３１】即ち、オモリ８によるベッド２の上昇モー
メントはベッド２の起立状態において最も小であり、ベ
ッド２の水平状態において最も大であり、また引張バネ
９は、ベッド２の起立状態において最も小なるバネ力を
発揮し、ベッド２の水平状態において最も大なるバネ力
を発揮するため、このようなオモリ８によるベッド２の
上昇モーメントと引張バネ９によるベッド２の上昇モー
メントの総和によって、上記の落下モーメントに対する
反対方向への対抗力を作用させることにより、ベッド２
を緩やかに倒伏すると共に、楽な力で起立させることが
可能となる。
メントはベッド２の起立状態において最も小であり、ベ
ッド２の水平状態において最も大であり、また引張バネ
９は、ベッド２の起立状態において最も小なるバネ力を
発揮し、ベッド２の水平状態において最も大なるバネ力
を発揮するため、このようなオモリ８によるベッド２の
上昇モーメントと引張バネ９によるベッド２の上昇モー
メントの総和によって、上記の落下モーメントに対する
反対方向への対抗力を作用させることにより、ベッド２
を緩やかに倒伏すると共に、楽な力で起立させることが
可能となる。
【００３２】上記のベッド２の落下モーメントと、オモ
リ８によるベッド２の上昇モーメントと、引張バネ９に
よるベッド２の上昇モーメントとの関係をグラフに表わ
すと図８に示すようになる。
リ８によるベッド２の上昇モーメントと、引張バネ９に
よるベッド２の上昇モーメントとの関係をグラフに表わ
すと図８に示すようになる。
【００３３】この図８に示すグラフは、図７に示すよう
に、ベッド２の水平位置から起立方向に角度をとり、ベ
ッド２の重心位置を枢軸７から１８３ｍｍとし、オモリ
８の重心位置を枢軸７から１６２ｍｍとし、引張バネ９
の上方支軸１５位置を枢軸７から５７ｍｍとし、上方支
軸１５位置のベッド２からの偏位角を３８°としたもの
で、ベッド２の重量＝８．２４Ｋｇ、オモリ８の重量＝
１．６Ｋｇ、 として求められる。
に、ベッド２の水平位置から起立方向に角度をとり、ベ
ッド２の重心位置を枢軸７から１８３ｍｍとし、オモリ
８の重心位置を枢軸７から１６２ｍｍとし、引張バネ９
の上方支軸１５位置を枢軸７から５７ｍｍとし、上方支
軸１５位置のベッド２からの偏位角を３８°としたもの
で、ベッド２の重量＝８．２４Ｋｇ、オモリ８の重量＝
１．６Ｋｇ、 として求められる。
【００３４】そして、図８に示すように、オモリ８によ
るベッド２の上昇モーメントＷＢ＝１．６ｃｏｓθ×１
６２に、 引張バネ９によるベッド２の上昇モーメントＷＣ＝バネ
力×ｃｏｓ（θ−３８°）×５７ を加えた量が、ベッド２の上昇モーメントとなり、これ
をベッド２の落下モーメントＷＡ＝８．２４ｃｏｓθ×
１８３と対比して、図８に示すように、ベッド２が４５
°に傾斜した時点で両者が均衡を保つように設定してあ
る。
るベッド２の上昇モーメントＷＢ＝１．６ｃｏｓθ×１
６２に、 引張バネ９によるベッド２の上昇モーメントＷＣ＝バネ
力×ｃｏｓ（θ−３８°）×５７ を加えた量が、ベッド２の上昇モーメントとなり、これ
をベッド２の落下モーメントＷＡ＝８．２４ｃｏｓθ×
１８３と対比して、図８に示すように、ベッド２が４５
°に傾斜した時点で両者が均衡を保つように設定してあ
る。
【００３５】ただし、これらのベッド２のモーメント
は、オモリ８の重量及び取り付け位置、ベッド２の重量
及び重心の位置、引張バネ９のバネ力や取付け位置等に
よって変化するものであり、また、ベッド２の上昇モー
メントと落下モーメントとの均衡をベッド２のどの角度
に設定するかによって変化するものである。
は、オモリ８の重量及び取り付け位置、ベッド２の重量
及び重心の位置、引張バネ９のバネ力や取付け位置等に
よって変化するものであり、また、ベッド２の上昇モー
メントと落下モーメントとの均衡をベッド２のどの角度
に設定するかによって変化するものである。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したようにように、本発明の収
納式ベビーシートは、ベッド２の後方にオモリ８を備え
ると共に、ベッド２の後部と収納用本体１との間にベッ
ド２を起立方向に付勢する引張バネ９を張設してあるた
め、これらのオモリ８と引張バネ９によってベッド２の
落下モーメントに対抗するベッド２の上昇モーメントを
発生させることにより、ベッド２を緩やかに倒伏すると
共に楽な力で起立させることが可能となる。
納式ベビーシートは、ベッド２の後方にオモリ８を備え
ると共に、ベッド２の後部と収納用本体１との間にベッ
ド２を起立方向に付勢する引張バネ９を張設してあるた
め、これらのオモリ８と引張バネ９によってベッド２の
落下モーメントに対抗するベッド２の上昇モーメントを
発生させることにより、ベッド２を緩やかに倒伏すると
共に楽な力で起立させることが可能となる。
【００３７】また、そのために使用した引張バネ９は従
来のガススプリングに比べて安価であり、さらに、経年
使用においても安定した高耐久力を有するもので、本発
明のような収納式ベビーシートの長期にわたる安全かつ
楽な開閉動作を実現するものである。
来のガススプリングに比べて安価であり、さらに、経年
使用においても安定した高耐久力を有するもので、本発
明のような収納式ベビーシートの長期にわたる安全かつ
楽な開閉動作を実現するものである。
【図１】図１は本発明の実施例における収納式ベビーシ
ートのベッドを水平状に開いた状態を示す全体斜視図で
ある。
ートのベッドを水平状に開いた状態を示す全体斜視図で
ある。
【図２】図２は本実施例の収納式ベビーシートのベッド
を収納した状態を示す全体斜視図である。
を収納した状態を示す全体斜視図である。
【図３】図３は本実施例の収納式ベビーシートの部分破
断正面図である。
断正面図である。
【図４】図４は本実施例の収納式ベビーシートのベッド
を水平状に倒伏した縦断面図である。
を水平状に倒伏した縦断面図である。
【図５】図５は本実施例の収納式ベビーシートの枢着部
周辺の拡大図であって、ベッドを起立した状態を示す。
周辺の拡大図であって、ベッドを起立した状態を示す。
【図６】図６は本実施例の収納式ベビーシートの枢着部
周辺の拡大図であって、ベッドを水平状に倒伏した状態
を示す。
周辺の拡大図であって、ベッドを水平状に倒伏した状態
を示す。
【図７】図７は本実施例の収納式ベビーシートのモーメ
ントを説明するための図である。
ントを説明するための図である。
【図８】図８は図７によって求めたベッドのモーメント
を示すグラフである。
を示すグラフである。
１…収納用本体
２…ベッド
２ａ…狭幅部
３…側枠
４…横枠
５…収納部
６…ハンドル
７…枢軸
８…オモリ
９…引張バネ
１０…支持枠
１１…カラー
１２…ブッシュ
１３…ゴム製ストッパ
１４…補強板
１５…上方支軸
１６…ブッシュ
１７…上方フック
１８…下方フック
１９…下方支軸
２０…支持枠
２１…ブッシュ
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A47D 7/00
A47C 17/40
Claims (3)
- 【請求項１】 背面部分を壁面に及び／又は床面部分を
床面に取付け固定するようにした収納用本体の前面上半
部にベッドを起伏自在に枢着して、この回転中心まわり
に該ベッドを水平状に倒伏すると共に前記収納用本体側
へ起立するようにした収納式ベビーシートにおいて、前記ベッドの後端にオモリを設け、 前記ベッドの回転中心の後方位置であって前記ベッドの
水平状の倒伏状態時の前記回転中心が配置される水平面
から上方に距離をとった上方位置と、前記ベッド後部か
ら下方に配置される前記収納用本体の下方部と、に引張
バネを張設し、 前記ベッドの落下モーメントに対抗する前記オモリと前
記引張バネとによる上昇モーメントを生じさせるように
したことを特徴とする収納式ベビーシート。 - 【請求項２】 前記回転中心の後方位置のベッド側面に
補強板を設け、この補強板に両端をＬ形に折曲した支軸
の一端を固設し、この支軸の他端に前記引張バネの一端
を取り付けたことを特徴とする、請求項１記載の収納式
ベビーシート。 - 【請求項３】 前記支軸が、前記ベッドの起立状態では
後方下方に傾斜し、前記ベッドの水平状の倒伏状態では
後方上方に傾斜するように前記補強板に固着され、 前記ベッドの水平状の倒伏状態において、前記回転中心
が配置される水平面より上方位置に設けられる前記支軸
に前記引張バネの一端を取り付けることにより、前記回
転中心が配置される水平面内に前記引張バネの一端を取
り付ける距離に比べて、前記引張バネの伸張距離が長く
なるように構成され、さらに、前記ベッドの起立状態と
倒伏状態間の回動に伴う前記引張バネの回転移動量が小
さくなるように構成されていることを特徴とする、請求
項２記載の収納式ベビーシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04108297A JP3458302B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 収納式ベビーシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04108297A JP3458302B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 収納式ベビーシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10234530A JPH10234530A (ja) | 1998-09-08 |
| JP3458302B2 true JP3458302B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=12598553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04108297A Expired - Fee Related JP3458302B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 収納式ベビーシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3458302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001314283A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-11-13 | Combi Corp | 壁取付式折り畳みベッド |
| JP5037192B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-09-26 | コイト電工株式会社 | 起倒開閉構造体 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP04108297A patent/JP3458302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10234530A (ja) | 1998-09-08 |
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Legal Events
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