JP3456431B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光触媒を用いた空気
清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、例
えば車載用の空気清浄機として、光の照射を受けて空気
流中の汚染物質を浄化する光触媒を担持する光触媒担持
体と、光触媒に光を照射する光源ランプと、これらを収
容するケーシングとを備える空気清浄機が提案されてい
る。この種の空気清浄機を乗用車の後部座席後方のリヤ
トレイ上に載置する場合、該空気清浄機はリヤーウィン
ドウに隣接することになる。
【0003】一方、リヤーウィンドウに近接して、ラジ
オ、テレビ等の受信装置のアンテナが配置されている場
合がある。例えば、アンテナ線を埋設したフィルムをリ
ヤーウィンドウに貼り付けてある場合や、リヤーウィン
ドウに近接するリヤーフエンダーやルーフから上方へ突
出してアンテナ棒が取り付けられている場合である。こ
れらの場合、光源ランプ等から発生するノイズ電波がア
ンテナにより拾われ、ラジオ等にノイズが発生するおそ
れがある。
【0004】この種の電波ノイズの問題は車載用に限ら
ず、家庭用の空気清浄機に関しても同様にして存在す
る。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本
発明の目的はラジオ等にノイズを発生させることのない
空気清浄機を提供することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
めの課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様
は、吸込口から吹出口に至るケーシングの風路に、光の
照射を受けて空気流中の汚染物質を浄化する光触媒を担
持した光触媒担持体と、この光触媒担持体に光を照射す
る光源ランプと、光源ランプからの電波漏洩を防止する
電波漏洩防止手段とを備え、上記電波漏洩防止手段は、
多数の透孔を区画形成し且つ接地された導電性の透孔形
成手段を含むことを特徴とするものである。
【0006】本態様では、家庭用や車載用の空気清浄機
において、光源ランプからの電波の漏洩が防止されるの
で、光源ランプが発生するおそれのある電波が例えばラ
ジオにノイズを発生させることを防止することができ
る。多数の透孔により風路での通気流をスムーズに流し
つつ電波の漏洩を確実に防止することができる。透孔形
成手段としては、金網や格子状の枠を例示することがで
きる。請求項2記載の発明の態様は、アンテナを有する
自動車に設置される車載用空気清浄機において、吸込口
から吹出口に至るケーシングの風路に、光の照射を受け
て空気流中の汚染物質を浄化する光触媒を担持した光触
媒担持体と、この光触媒担持体に光を照射する光源ラン
プと、光源ランプからアンテナ側への電波漏洩を防止す
る電波漏洩防止手段とを備え、上記電波漏洩防止手段
は、多数の透孔を区画形成し且つ接地された導電性の透
孔形成手段を含むことを特徴とするものである。
【0007】本態様では、車載用の空気清浄機におい
て、光源ランプから例えばラジオのアンテナ側への電波
の漏洩が防止されるので、光源ランプが発生するおそれ
のある電波が例えばラジオにノイズを発生させることを
防止することができる。特に、アンテナに近接する自動
車の窓部の近くに空気清浄機が設置される場合に効果が
ある。窓部とは、リヤウィンドウ、フロントウィンド
ウ、サイドウィンドウを含む趣旨である。多くある例と
しては、リヤウィンドウその他の窓部に、アンテナ線を
埋設したフィルムを内面に貼り付けられる場合や、リヤ
フェンダーやルーフから上方へ突出するアンテナ棒がリ
ヤウィンドウに近接する場合がある。また、本空気清浄
機がリヤウィンドウに隣接して配置される場合では、後
部座席後方のリヤトレイ上に載置される場合がある。
【0008】さらに、多数の透孔により風路での通気流
をスムーズに流しつつ電波の漏洩を確実に防止すること
ができる。透孔形成手段としては、金網や格子状の枠を
例示することができる。
【0009】請求項記載の発明の態様は、請求項
おいて、上記透孔形成手段は、網目により透孔を区画す
る透孔密度の細かな金網と、この金網を受ける透孔密度
が粗くて上記金網と比較して相対的に強度がある格子枠
とを含むことを特徴とするものである。本態様では、透
孔密度の高いものと低いものとを組み合わせて幅広い周
波数範囲にわたって漏洩電波がアンテナに達することを
確実に防止することができる。網目の細かな金網は強度
が弱く変形し易いが、この金網を電波漏洩防止にも寄与
する格子枠により受けることにより、電波漏洩防止をよ
り確実にしつつ金網の変形を防止することができる。
【0010】請求項記載の発明の態様は、請求項
おいて、上記金網によって光触媒担持体を受けることが
できるようにしてあることを特徴とするものである。光
触媒担持体として、薄肉の紙材や樹脂材によって光触媒
を担持している場合が多く、あまり強度がない。本態様
では、光触媒担持体が何かに押されたりしても、金網を
介して受け部材によってこれを受けることができ、その
結果、光触媒担持体の変形を防止し且つ光源ランプの割
れを防止することができる。受けることができるように
してあるとは、光触媒担持体が金網に接触して配置さ
れ、金網が光触媒担持体を常に受けている場合と、光触
媒担持体が金網に近接して配置され、光触媒担持体が変
形を受けたときににのみ金網に接触して受けられてそれ
以上の変形を防止される場合とがある。
【0011】請求項記載の発明の態様は、請求項1な
いしの何れか一つにおいて、上記光源ランプに電源供
給するための高圧側の給電線は、接地された導電性部材
により覆われていることを特徴とするものである。本態
様では、高圧電流が流れる高圧側の給電線から、アンテ
ナ側へ電波漏洩することを防止でき、ノイズ発生防止を
より確実にすることができる。導電性部材を芯線の周囲
を取り囲むシールド線とし、給電線を同軸ケーブルとし
て構成することもできる。
【0012】請求項記載の発明の態様は、請求項
おいて、上記導電性部材は給電線に巻かれるテープに担
持されていることを特徴とするものである。本態様で
は、例えばアルミニウムを蒸着したテープを給電線の周
囲に巻き付けることにより、給電線からの電波漏洩を容
易且つ確実に防止することができる。請求項記載の発
明の態様は、請求項1ないしの何れか一つにおいて、
上記光源ランプを駆動するための高電圧を発生する高圧
回路を、窓部と反対側のケーシングの端部に配置してあ
ることを特徴とするものである。本態様では、ノイズ電
波を発生させるおそれのある高圧回路とアンテナとの距
離を離して、高圧回路からの漏洩電波をアンテナが受け
ることを抑制することができる。特に、上記の電波漏洩
防止手段が上記高圧回路とアンテナとの間に介在すれば
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態としての車載用空気清浄機の設置状態を示す乗用車
の模式的断面図であり、図2及び図3は空気清浄機の分
解斜視図であり、図4は空気清浄機の模式的断面図であ
る。図1、図2及び図3において矢符Xは車両の後方を
示している。
【0014】本空気清浄機1は、乗用車2において後部
座席3の後方のリヤトレイ4の上に載せて設置されてい
る。リヤウィンドウ5の内面には、ラジオ等の受信装置
のアンテナ線6を埋設したフィルム7が貼りつけてあ
る。後に詳述するが、空気清浄機1は、そのケーシング
8内に、光触媒担持体9A,9Bと、光触媒を励起する
ための光源ランプ10、光源ランプ10を駆動するイン
バータ回路の基板25とを備えている。本実施の形態の
特徴とするところは、光源ランプ10や基板25からア
ンテナ線6への電波漏洩を防止する金網等を含む電波漏
洩防止部材11をケーシング8内に装備し、ラジオ等の
ノイズの発生を防止する点にある。
【0015】リヤウィンドウ5付近に配置された空気清
浄機1から電波ノイズの影響を受けるおそれのあるアン
テナとしては、リヤフェンダー12上へ突出するように
取り付けられるアンテナ棒13(二点鎖線で示す)や、
リヤウィンドウ5付近のルーフ14上へ突出するように
取り付けられるアンテナ棒15(二点鎖線で示す)があ
り、上記の電波漏洩防止部材11はこれらのアンテナ棒
13,15に対してもノイズ発生防止の効果を発揮す
る。
【0016】図2及び図3を参照して、空気清浄機1の
内部構造について説明する。ケーシング8は、全体が略
直方体形状をなし、上部から第1パネル16、第2パネ
ル17及び第3パネル18を組み合わせて構成されてい
る。第1パネル16はグリル状をなし、上面の左右に空
気の吸込口19と吹出口20とを区画形成している。ケ
ーシング8内には図4に示すように吸込口19から吹出
口20へ至る折り返し状の風路21が形成されている。
すなわち、車室内の空気は、吸込口19から吸い込ま
れ、風路21に沿って、集塵フィルタ22、送風ファン
23、第2の光触媒担持体9B、光源ランプ10、電波
漏洩防止部材11及び第1の光触媒担持体9Aを順次に
経由して浄化され、吹出口20から車室内へ戻されるよ
うになっている。
【0017】集塵フィルタ22は風路21を流れる塵埃
を捕獲する。送風ファン23はモータ24により駆動さ
れるシロッコファンからなり、風路21を流れる空気流
を生成する。光触媒は、光を吸収し、そのエネルギを反
応物質に与えて化学反応を起こさせる物質を意味する。
この光触媒が有する主な機能としては、臭い成分の除
去による脱臭機能や、臭い成分でない汚染物質を分解
する機能や、微生物の殺菌やウィルスの不活化を行う
機能(いわゆる殺菌・抗菌機能)等があるが、これらの
機能の少なくとも一つに着目して用いれば良い。光触媒
を励起するには、紫外線を含む光を照射することが好ま
しい。特に、420ナノメータ以下の波長を持つものが
好ましい。
【0018】これらの機能は光触媒の有する酸化分解機
能に起因するものと考えられており、この酸化分解機能
を有する光触媒としては、アナタース型の結晶構造を持
つ酸化チタン(例えばTiO2 )を例示することができ
る。このアナタース型の結晶構造を持つ酸化チタンであ
れば、弱い光でも高い浄化能力を発揮できる点で好まし
い。また、酸化亜鉛(ZnO)および酸化タングステン
(例えばWO3 )等を用いても良い。
【0019】各光触媒担持体9A,9Bは、対向する一
対の平面状の通気面を有する平板状をしており、両通気
面を貫通する多数の内部流路が区画されている(いわゆ
るハニカム構造体となっている。)。この場合、例え
ば、平板と波板を交互に積層して構成し、これら平板お
よび波板に光触媒を担持させるようにしても良い。ま
た、平板や波板を構成する材料(紙、合成紙、樹脂等)
に素材段階で予め光触媒を混入しておいても良い。
【0020】上記の光源ランプ10は光触媒に光を照射
して光触媒を励起させる。光源ランプ10としては、ブ
ラックライト(冷陰極管蛍光ランプや熱陰極管蛍光ラン
プ)を例示することができる。光源ランプ10として
は、特に波長320〜420nmの紫外線を含む光を発
するものが、光触媒を効率良く励起させることができる
点で好ましい。光源ランプ10は複数設けておいても良
い。
【0021】図2において、25は光源ランプ10を発
光させるための高電圧を発生するインバータ回路を実装
した基板である。この基板25はアンテナ線6の反対側
のケーシング8の端部である前端部8a側に配置されて
おり、アンテナ線6との距離を離すことにより、アンテ
ナ線6に与える悪影響を抑えている。特に、基板25と
アンテナ線6との間に電波漏洩防止部材11が介在する
ので、基板25からアンテナ線6側への電波漏洩を確実
に防止できる。
【0022】基板25には、例えばシガーソケットを介
して自動車のバッテリにより給電され、基板25から給
電線26,27を介して光源ランプ10に給電される。
図5(a)及び(b)を参照して、高圧側の給電線26
には、接地された導電性部材28としてのアルミニウム
を蒸着したテープ29が巻かれることにより、給電線2
6が導電性部材28により覆われている。これにより、
給電線26からの電波漏洩を容易に防止することができ
る。図5(a)において、32は光源ランプ10の端部
と給電線26(又は27)の接続部分を保護する口ゴム
である。
【0023】電波漏洩防止部材11は、第1の透孔形成
手段としての多数の透孔33を有する金網30と、第2
の透孔形成手段としての多数の透孔34を有する格子枠
31とを含んでいる。金網30は網目が細かな(透孔密
度が格子枠31に比して密である)ものであり、金網3
0と格子枠31とで幅広い周波数範囲にわたって電波漏
洩を確実に防止できるものである。
【0024】一方、金網30は細線により構成されてい
るため、強度が弱い。そこで、透孔密度が粗であって強
度のある上記の格子枠31を金網30の下面に対向接触
させて受け、金網30の変形を防止している。また、第
1の光触媒担持体9Aも金網30の上面に対向して近接
又は密接している。これにより、仮に第1のパネル16
が上から押されるようなことがあっても、光源ランプ1
0の割れが防止されるという利点がある。
【0025】本実施の形態によれば、光源ランプ10か
らアンテナ線6側への電波の漏洩が防止されるので、ラ
ジオ等にノイズが発生することを防止することができ
る。また、高圧電流が流れる高圧側の給電線26に導電
性部材28を含むテープ29を巻くことにより、給電線
26からアンテナ線6側への電波漏洩も防止でき、ノイ
ズ発生防止をより一層確実なものにすることができる。
【0026】しかも、高圧のインバータ回路の基板25
とアンテナ線6との距離が遠くなるようなレイアウトを
採用しているので、基板25からのノイズ電波がアンテ
ナ線6に影響を与え難いようにしていることに加えて、
基板25とアンテナ線6との間に上記の金網30及び格
子枠31を介在させ、基板25からの電波ノイズの発生
を確実に防止している。
【0027】また、電波漏洩手段11を風路21を横断
する面状体(具体的には金網30や格子枠31)とした
ので、空気清浄機1の大型化及び圧力損失の増大を招く
ことなく、簡単な構造で確実に電波漏洩を防止すること
ができる。なお、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、例えば、導電性部材を芯線の周囲を取り
囲むシールド線とし、給電線を同軸ケーブルとして構成
することもできる。また、電波漏洩防止部材11とし
て、金網及び格子枠の何れか一方のみを用いることも可
能である。また、光触媒担持体として、光触媒を担持し
た不織布シートを用いることも可能である。その他、本
発明を家庭用の空気清浄機に適用すること等、本発明の
範囲で種々の変更を施すことができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、家庭用や車載
用の空気清浄機において、多数の透孔を有する導電性の
透孔形成手段により光源ランプからの電波漏洩を防止で
きるので、ラジオ等のノイズの発生を防止できる。請求
項2記載の発明では、車載用の空気清浄機において多数
の透孔を有する導電性の透孔形成手段により光源ランプ
からアンテナ側への電波漏洩を防止できるので、ラジオ
等のノイズの発生を防止できる。
【0029】請求項3記載の発明では、幅広い周波数範
囲にわたってアンテナ側への漏洩電波を確実に防止でき
る。網目の細かな金網は強度が弱く変形し易いが、この
金網を電波漏洩防止にも寄与する強度のある格子枠によ
り受けることにより、電波漏洩防止をより確実にしつつ
金網の変形を防止することができる。
【0030】請求項記載の発明では、光触媒担持体が
何かに押されたりしても、金網を介して強度のある格子
枠によってこれを受けることができ、その結果、光触媒
担持体の変形を防止することができる。請求項記載の
発明では、高圧電流が流れる高圧側の給電線からアンテ
ナ側への電波漏洩を防止でき、ノイズ発生防止をより確
実にすることができる。
【0031】請求項記載の発明では、例えばアルミニ
ウムを蒸着したテープを給電線の周囲に巻き付けること
により、給電線からの電波漏洩を容易に防止することが
できる。請求項記載の発明では、ノイズ電波を発生さ
せるおそれのある高圧回路とアンテナとの距離を離し
て、高圧回路からの漏洩電波をアンテナが受けることを
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としての車載用の空気清
浄機の設置状態を示す乗用車の模式的断面図である。
【図2】空気清浄機の分解斜視図である。
【図3】空気清浄機の分解斜視図である。
【図4】空気清浄機の模式的断面図である。
【図5】(a)は光源ランプの要部の斜視図であり、
(b)は給電線に巻かれるテープの模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空気清浄機 2 乗用車 4 リヤトレイ 5 リヤウィンドウ 6 アンテナ線 8 ケーシング 8a 前端部 9A,9B 光触媒担持体 10 光源ランプ 11 電波漏洩防止部材 12 リヤファンダー 13,15 アンテナ棒 14 ルーフ 19 吸込口 20 吹出口 25 基板 26,27 給電線 28 導電性部材 29 テープ 30 金網 31 格子枠 33,34 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−182749(JP,A) 特開 平5−293165(JP,A) 特開 平10−272177(JP,A) 実開 昭56−119716(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 - 9/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込口(19)から吹出口(20)に至るケーシン
    グ(8) の風路(21)に、光の照射を受けて空気流中の汚染
    物質を浄化する光触媒を担持した光触媒担持体(9A, 9B)
    と、この光触媒担持体(9A, 9B)に光を照射する光源ラン
    プ(10)と、光源ランプ(10)からの電波漏洩を防止する電
    波漏洩防止手段(11)とを備え 上記電波漏洩防止手段(11)は、多数の透孔(33, 34)を区
    画形成し且つ接地された導電性の透孔形成手段(30, 31)
    を含む ことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】アンテナ(6, 13, 15) を有する自動車に設
    置される空気清浄機において、吸込口(19)から吹出口(2
    0)に至るケーシング(8) の風路(21)に、光の照射を受け
    て空気流中の汚染物質を浄化する光触媒を担持した光触
    媒担持体(9A, 9B)と、この光触媒担持体(9A, 9B)に光を
    照射する光源ランプ(10)と、光源ランプ(10)からアンテ
    ナ(6, 13, 15) 側への電波漏洩を防止する電波漏洩防止
    手段(11)とを備え 上記電波漏洩防止手段(11)は、多数の透孔(33, 34)を区
    画形成し且つ接地された導電性の透孔形成手段(30, 31)
    を含む ことを特徴とする空気清浄機。
  3. 【請求項3】上記透孔形成手段(30, 31)は、網目により
    透孔(33)を区画する相対的に透孔密度の細かな金網(30)
    と、この金網(30)を受ける相対的に透孔密度が粗くて上
    記金網(30)と比較して強度がある格子枠(31)とを含む
    とを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】上記金網(30)によって光触媒担持体(9) を
    受けることができるようにしてあることを特徴とする請
    求項3記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】上記光源ランプ(10)に電源供給するための
    高圧側の給電線(26)は、接地された導電性部材(28)によ
    り覆われていることを特徴とする請求項1ないし4の何
    れか一つに記載の空気清浄機。
  6. 【請求項6】上記導電性部材(28)は給電線(26)に巻かれ
    るテープ(29)に担持されていることを特徴とする請求
    記載の空気清浄機。
  7. 【請求項7】上記光源ランプ(10)を駆動するための高電
    圧を発生する高圧回路(25)を、窓部(5) と反対側のケー
    シング(8) の端部(8a)に配置してあることを特徴とする
    請求項1ないし6の何れか一つに記載の空気清浄機。
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