JP3452556B2 - エンコーダ信号処理装置及び方法 - Google Patents
エンコーダ信号処理装置及び方法Info
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Description
理装置及び方法に関し、特に、アブソリュートデータの
検出精度を向上させるようにするための新規な改良に関
する。
ては図3で示される、例えばエンコーダの信号処理回路
の構成を挙げることができる。すなわち、図3におい
て、符号1で示されるものは、A相及びB相からなる図
示しない周知のエンコーダから出力されるA相信号であ
り、同様に符号2で示されるものはエンコーダのB相か
ら出力されるB相信号である。これらのA相信号1及び
B相信号2の出力値は、ほぼ正確な正弦波形を示すた
め、ここではA相信号1をCOSθ、B相信号2をSI
Nθとして扱うこととする。
-1演算部3及びSIN-1演算部4に入力され、図4
(b)、(c)に示すようにCOS-1データ3a及びS
IN-1データ4aに検出精度の悪い区間3a1、3a2、
3a3、4a1、4a2が存在するため、図4(a)に示
すようにA相信号1及びB相信号2のうちの比較的線形
的な区間に対応するCOS-1演算部3及びSIN-1演算
部4の出力をセレクタ5において選択的して合成し、図
4(d)に示すようなアブソリュートデータを得てい
た。
うに構成されていたため、次のような課題が存在してい
た。すなわち、A相及びB相信号が完全な正弦波信号で
ない場合には、セレクタ5の出力は図4(d)に示すよ
うに不連続なものとなってしまい、検出精度が悪化して
いた。
めになされたもので、特に、アブソリュートデータの検
出精度を向上させたエンコーダ信号処理装置および方法
を提供することを目的とする。
処理装置は、エンコーダのA相信号及びB相信号をCO
Sθ及びSINθと表した場合に、A=COSθ、B=
SINθなるA、Bに対し、前記A相信号に基づきCO
S-1Aを演算するCOS-1演算部と、前記B相信号に基
づきSIN-1Bを演算するSIN-1演算部と、前記A相
信号及び前記B相信号に基づきB2/(A2+B2)を演
算する第1係数演算部と、前記A相信号及び前記B相信
号に基づきA2/(A2+B2)を演算する第2係数演算
部と、前記COS-1演算部の出力及び前記第1係数演算
部の出力を乗算する第1乗算回路と、前記SIN-1演算
部の出力及び前記第2係数演算部の出力を乗算する第2
乗算回路と、前記第1乗算回路の出力及び前記第2乗算
回路の出力を加算する加算回路とを備え、前記加算回路
の出力をアブソリュートデータとして用いる構成であ
る。また、本発明のエンコーダ信号処理方法は、エンコ
ーダのA相信号及びB相信号をCOSθ及びSINθと
表した場合に、A=COSθ、B=SINθなるA、B
に対し、(B2/(A2+B2))COS-1A+(A2/
(A2+B2))SIN-1Bをアブソリュートデータとし
て用いる構成である。また、本発明のエンコーダ信号処
理方法は、エンコーダのA相信号及びB相信号をCOS
θ及びSINθと表した場合に、A=COSθ、B=S
INθなるA、Bに対し、前記A相信号に基づきCOS
-1Aを演算する工程と、前記B相信号に基づきSIN-1
Bを演算する工程と、前記A相信号及び前記B相信号に
基づきB2/(A2+B2)を演算する工程と、前記A相
信号及び前記B相信号に基づきA2/(A2+B2)を演
算する工程と、前記COS-1演算部の出力及び前記第1
係数演算部の出力を乗算する工程と、前記SIN-1演算
部の出力及び前記第2係数演算部の出力を乗算する工程
と、前記第1乗算回路の出力及び前記第2乗算回路の出
力を加算する工程とを備え、前記加算回路の出力をアブ
ソリュートデータとして用いる構成である。
ンコーダ信号処理装置及び方法の好適な実施の形態につ
いて詳細に説明する。なお、従来装置と同一または同等
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
号処理装置は、COS-1演算部3及びSIN-1演算部4
の他にA相信号1及びB相信号2の双方を取り込む第1
係数演算部10及び第2係数演算部11とを備え、さら
に、COS-1演算部3から出力されるCOS-1データ3
aと第1係数演算部10の出力である第1係数10aと
を乗算する第1乗算回路12と、SIN-1演算部4から
出力されるSIN-1データ4aと第2係数演算部11の
出力である第2係数11aとを乗算する第2乗算回路1
3と、前記第1乗算回路12及び第2乗算回路13から
出力される第1乗算出力12a及び第2乗算出力13a
を加算する加算回路14とを備える。
及びB≒COSθなるA、Bに対し、B2/(A2+
B2)なる第1係数の演算を行う。また、前記第2係数
演算部11は、A2/(A2+B2)なる演算を行う。従
って、第1乗算回路12の第1乗算出力12aは、B2
/(A2+B2)COS-1Aとなり、第2乗算回路13の
第2乗算出力13aは、A2/(A2+B2)SIN-1B
となる。
路では、加算回路14から出力されるアブソリュートデ
ータは、(B2/(A2+B2))COS-1A+(A2/
(A2+B2))SIN-1B=θとなる。即ち、図2
(b)、(c)に示すようにCOS-1A及びSIN-1B
に検出精度の悪い部分3a1、3a2、3a3、4a1、4
a 2が含まれていても、加算回路14の出力として図2
(d)に示すように検出精度が高く不連続な点のない直
線状の出力を得ることができる。
ンコーダのA相信号及びB相信号をCOSθ及びSIN
θと表した場合に、A=COSθ、B=SINθなる
A、Bに対し、前記A相信号に基づきCOS-1Aを演算
するCOS-1演算部と、前記B相信号に基づきSIN-1
Bを演算するSIN-1演算部と、前記A相信号及び前記
B相信号に基づきB2/(A2+B2)を演算する第1係
数演算部と、前記A相信号及び前記B相信号に基づきA
2/(A2+B2)を演算する第2係数演算部と、前記C
OS-1演算部の出力及び前記第1係数演算部の出力を乗
算する第1乗算回路と、前記SIN-1演算部の出力及び
前記第2係数演算部の出力を乗算する第2乗算回路と、
前記第1乗算回路の出力及び前記第2乗算回路の出力を
加算する加算回路とを備え、前記加算回路の出力をアブ
ソリュートデータとして用いるので、COS-1演算部又
はSIN-1演算部の出力が低い場合でも検出精度の高い
アブソリュートデータが得られるエンコーダ信号処理装
置を提供することができる。また、本発明のエンコーダ
信号処理方法は、エンコーダのA相信号及びB相信号を
COSθ及びSINθと表した場合に、A=COSθ、
B=SINθなるA、Bに対し、(B2/(A2+
B2))COS-1A+(A2/(A2+B2))SIN-1B
をアブソリュートデータとして用いるので、検出精度の
高いエンコーダ信号処理方法を提供することができる。
また、本発明のエンコーダ信号処理方法は、エンコーダ
のA相信号及びB相信号をCOSθ及びSINθと表し
た場合に、A=COSθ、B=SINθなるA、Bに対
し、前記A相信号に基づきCOS-1Aを演算する工程
と、前記B相信号に基づきSIN-1Bを演算する工程
と、前記A相信号及び前記B相信号に基づきB2/(A2
+B2)を演算する工程と、前記A相信号及び前記B相
信号に基づきA2/(A2+B2)を演算する工程と、前
記COS- 1演算部の出力及び前記第1係数演算部の出力
を乗算する工程と、前記SIN-1演算部の出力及び前記
第2係数演算部の出力を乗算する工程と、前記第1乗算
回路の出力及び前記第2乗算回路の出力を加算する工程
とを備え、前記加算回路の出力をアブソリュートデータ
として用いるので、COS-1演算部又はSIN-1演算部
の出力が低い場合でも検出精度の高いアブソリュートデ
ータが得られるエンコーダ信号処理方法を提供すること
ができる。
成を概略的に示す構成図である。
各種波形を示す特性図である。
略的に示す構成図である。
形を示す特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンコーダのA相信号(1)及びB相信号
(2)をCOSθ及びSINθと表した場合に、A=CO
Sθ、B=SINθなるA、Bに対し、前記A相信号
(1)に基づきCOS-1Aを演算するCOS-1演算部(3)
と、前記B相信号(2)に基づきSIN-1Bを演算するS
IN-1演算部(4)と、前記A相信号(1)及び前記B相信号
(2)に基づきB2/(A2+B2)を演算する第1係数演算
部(10)と、前記A相信号(1)及び前記B相信号(2)に基づ
きA2/(A2+B2)を演算する第2係数演算部(11)
と、前記COS-1演算部(3)の出力(3a)及び前記第1係
数演算部(10)の出力(10a)を乗算する第1乗算回路(12)
と、前記SIN-1演算部(4)の出力(4a)及び前記第2係
数演算部(11)の出力(11a)を乗算する第2乗算回路(13)
と、前記第1乗算回路(12)の出力(12a)及び前記第2乗
算回路(13)の出力(13a)を加算する加算回路(14)とを備
え、前記加算回路(14)の出力(14a)をアブソリュートデ
ータとして用いることを特徴とするエンコーダ信号処理
装置。 - 【請求項2】 エンコーダのA相信号(1)及びB相信号
(2)をCOSθ及びSINθと表した場合に、A=CO
Sθ、B=SINθなるA、Bに対し、(B2/(A2+
B2))COS-1A+(A2/(A2+B2))SIN-1B
をアブソリュートデータとして用いることを特徴とする
エンコーダ信号処理方法。 - 【請求項3】 エンコーダのA相信号(1)及びB相信号
(2)をCOSθ及びSINθと表した場合に、A=CO
Sθ、B=SINθなるA、Bに対し、前記A相信号
(1)に基づきCOS-1Aを演算する工程と、前記B相信
号(2)に基づきSIN-1Bを演算する工程と、前記A相
信号(1)及び前記B相信号(2)に基づきB2/(A2+
B2)を演算する工程と、前記A相信号(1)及び前記B相
信号(2)に基づきA2/(A2+B2)を演算する工程と、
前記COS-1演算部(3)の出力(3a)及び前記第1係数演
算部(10)の出力(10a)を乗算する工程と、前記SIN-1
演算部(4)の出力(4a)及び前記第2係数演算部(11)の出
力(11a)を乗算する工程と、前記第1乗算回路(12)の出
力(12a)及び前記第2乗算回路(13)の出力(13a)を加算す
る工程とを備え、前記加算回路(14)の出力(14a)をアブ
ソリュートデータとして用いることを特徴とするエンコ
ーダ信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001207542A JP3452556B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | エンコーダ信号処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003021540A JP2003021540A (ja) | 2003-01-24 |
JP3452556B2 true JP3452556B2 (ja) | 2003-09-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001207542A Expired - Lifetime JP3452556B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | エンコーダ信号処理装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3452556B2 (ja) |
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JP5098699B2 (ja) * | 2008-03-03 | 2012-12-12 | パナソニック株式会社 | エンコーダの信号処理回路 |
-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001207542A patent/JP3452556B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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