JP3452506B2 - コンタクトレンズのための化粧リング - Google Patents
コンタクトレンズのための化粧リングInfo
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- JP3452506B2 JP3452506B2 JP10559699A JP10559699A JP3452506B2 JP 3452506 B2 JP3452506 B2 JP 3452506B2 JP 10559699 A JP10559699 A JP 10559699A JP 10559699 A JP10559699 A JP 10559699A JP 3452506 B2 JP3452506 B2 JP 3452506B2
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- contact lens
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンタクトレン
ズの上面に被着される装飾用の化粧リングに関する。
ズの上面に被着される装飾用の化粧リングに関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンタクトレンズの幅広い普及とと
もに着色や模様を付したレンズがしばしば用いられるよ
うになった。これらは、例えば特公平1−17127号
公報(色付きコンタクトレンズ)や特公平5−8806
7号公報(化粧用コンタクトレンズ及びその製法)等に
開示されている。前記公報に開示されるものは視力補正
のためのコンタクトレンズそのものに着色や模様を付し
たものであるから、例えば色違いのものを求めるならば
それだけの数のコンタクトレンズを必要とする。あるい
は、学校やビジネス用として、化粧用ではない、通常の
コンタクトレンズを必要とする。しかしながら、複数の
コンタクトレンズを所有することはそれ自体不経済であ
るし、また、化粧用レンズの選択の範囲も自ずから限定
的となる。
もに着色や模様を付したレンズがしばしば用いられるよ
うになった。これらは、例えば特公平1−17127号
公報(色付きコンタクトレンズ)や特公平5−8806
7号公報(化粧用コンタクトレンズ及びその製法)等に
開示されている。前記公報に開示されるものは視力補正
のためのコンタクトレンズそのものに着色や模様を付し
たものであるから、例えば色違いのものを求めるならば
それだけの数のコンタクトレンズを必要とする。あるい
は、学校やビジネス用として、化粧用ではない、通常の
コンタクトレンズを必要とする。しかしながら、複数の
コンタクトレンズを所有することはそれ自体不経済であ
るし、また、化粧用レンズの選択の範囲も自ずから限定
的となる。
【0003】一方において、近年親水性の2−hydr
oxy ethyl methacrylate(通称
「HEMA」)を原料とするいわゆるソフトコンタクト
レンズが多用されているが、このソフトコンタクトレン
ズは大きな柔軟性に富むことが知られている。本発明者
は、このソフトコンタクトレンズの柔軟性に着目して、
これに化粧用のレンズ状物を被着して(つまり2枚重ね
として)、コンタクトレンズの装飾性を高めることを見
い出し本発明に至ったものである。
oxy ethyl methacrylate(通称
「HEMA」)を原料とするいわゆるソフトコンタクト
レンズが多用されているが、このソフトコンタクトレン
ズは大きな柔軟性に富むことが知られている。本発明者
は、このソフトコンタクトレンズの柔軟性に着目して、
これに化粧用のレンズ状物を被着して(つまり2枚重ね
として)、コンタクトレンズの装飾性を高めることを見
い出し本発明に至ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、コンタク
トレンズに被着する化粧リングを提案するもので、これ
によってコンタクトレンズの装飾性を容易にかつ多種多
様にしかも経済的に高めようとするものである。
トレンズに被着する化粧リングを提案するもので、これ
によってコンタクトレンズの装飾性を容易にかつ多種多
様にしかも経済的に高めようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、含水性のプラスチックよりなるソフトコンタクト
レンズの上面に被着される非含水性のプラスチックより
なるレンズ状物であって、前記ソフトコンタクトレンズ
の外径より小さい外径を有し、中央の瞳孔相当部分に円
形切欠を有するとともに、着色部若しくは模様部又は着
色模様部が形成されていることを特徴とするコンタクト
レンズのための化粧リングに係る。
明は、含水性のプラスチックよりなるソフトコンタクト
レンズの上面に被着される非含水性のプラスチックより
なるレンズ状物であって、前記ソフトコンタクトレンズ
の外径より小さい外径を有し、中央の瞳孔相当部分に円
形切欠を有するとともに、着色部若しくは模様部又は着
色模様部が形成されていることを特徴とするコンタクト
レンズのための化粧リングに係る。
【0006】また、請求項2の発明は、前記非含水性の
プラスチックがポリメタクリル酸メチルを主とするアク
リル系樹脂であるコンタクトレンズのための化粧リング
に係る。
プラスチックがポリメタクリル酸メチルを主とするアク
リル系樹脂であるコンタクトレンズのための化粧リング
に係る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例を示すコ
ンタクトレンズ用化粧リングの斜視図、図2はその平面
図、図3はこの発明の化粧リングをコンタクトレンズ表
面に被着した状態の斜視図、図4は同じくその平面図で
ある。
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例を示すコ
ンタクトレンズ用化粧リングの斜視図、図2はその平面
図、図3はこの発明の化粧リングをコンタクトレンズ表
面に被着した状態の斜視図、図4は同じくその平面図で
ある。
【0008】図1ないし図4に図示したように、この発
明のコンタクトレンズのための化粧リング10は、含水
性のプラスチックよりなるソフトコンタクトレンズCの
上面に被着される非含水性のプラスチックよりなるレン
ズ状物11であって、前記ソフトコンタクトレンズの外
径d1より小さい外径d2を有し、中央の瞳孔相当部分
Hに円形切欠15を有するとともに、着色部若しくは模
様部又は着色模様部20が形成されているものである。
明のコンタクトレンズのための化粧リング10は、含水
性のプラスチックよりなるソフトコンタクトレンズCの
上面に被着される非含水性のプラスチックよりなるレン
ズ状物11であって、前記ソフトコンタクトレンズの外
径d1より小さい外径d2を有し、中央の瞳孔相当部分
Hに円形切欠15を有するとともに、着色部若しくは模
様部又は着色模様部20が形成されているものである。
【0009】ソフトコンタクトレンズCは、本件実施例
においては、従来の技術でも説明した公知の2−hyd
roxy ethyl methacrylate(H
EMA)を主成分として構成され、含水率が約40%の
軟質のものよりなる。また、このソフトコンタクトレン
ズCは、約14mm程度の直径と、約0.035〜0.
1mm程度の厚みを有し、眼球表面に即した断面湾曲状
に形成されている。
においては、従来の技術でも説明した公知の2−hyd
roxy ethyl methacrylate(H
EMA)を主成分として構成され、含水率が約40%の
軟質のものよりなる。また、このソフトコンタクトレン
ズCは、約14mm程度の直径と、約0.035〜0.
1mm程度の厚みを有し、眼球表面に即した断面湾曲状
に形成されている。
【0010】なお、ソフトコンタクトレンズCは、光学
的にも優れ、透明度97%、屈折率1.43と角膜に近
く、また毒性もない。さらに、ハードコンタクトレンズ
に比べてソフトコンタクトレンズCは軟らかいため、ソ
フトコンタクトレンズCを装着した際の違和感が少な
く、角膜を傷つけにくいという特徴を有している。
的にも優れ、透明度97%、屈折率1.43と角膜に近
く、また毒性もない。さらに、ハードコンタクトレンズ
に比べてソフトコンタクトレンズCは軟らかいため、ソ
フトコンタクトレンズCを装着した際の違和感が少な
く、角膜を傷つけにくいという特徴を有している。
【0011】化粧リング10は、前記ソフトコンタクト
レンズC上面の虹彩相当部分Kに被着されるものであ
る。該化粧リング10は、ソフトコンタクトレンズCの
外径d1より小さい外径d2を有し、概ね10〜12m
mに形成される。また、化粧リング10の中央の瞳孔相
当部分Hには円形切欠15が形成され、ソフトコンタク
トレンズCによる矯正視力が確保される。円形切欠15
の直径は約6〜8mmである。
レンズC上面の虹彩相当部分Kに被着されるものであ
る。該化粧リング10は、ソフトコンタクトレンズCの
外径d1より小さい外径d2を有し、概ね10〜12m
mに形成される。また、化粧リング10の中央の瞳孔相
当部分Hには円形切欠15が形成され、ソフトコンタク
トレンズCによる矯正視力が確保される。円形切欠15
の直径は約6〜8mmである。
【0012】この化粧リング10は、非含水性のプラス
チックにより構成されている。該非含水性のプラスチッ
クとしては、請求項2の発明として規定したように、ポ
リメタクリル酸メチルを主とするアクリル系樹脂が好ま
しく使用される。このポリメタクリル酸メチルを主とす
るアクリル系樹脂は、既にいわゆるハードコンタクトレ
ンズとして用いられている実績が、生産性及び安全性が
実証されている。
チックにより構成されている。該非含水性のプラスチッ
クとしては、請求項2の発明として規定したように、ポ
リメタクリル酸メチルを主とするアクリル系樹脂が好ま
しく使用される。このポリメタクリル酸メチルを主とす
るアクリル系樹脂は、既にいわゆるハードコンタクトレ
ンズとして用いられている実績が、生産性及び安全性が
実証されている。
【0013】非含水性のプラスチックよりなる化粧リン
グ10はその性状が含水性のものよりも硬質であるの
で、含水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレン
ズCの上面に装着されたとき、該ソフトコンタクトレン
ズCの外側表面が化粧リング10の内側曲面に倣って変
形し、密着性が高められる。従って、化粧リング10が
ソフトコンタクトレンズC上面で容易にずれたり外れた
りすることがなく、安定して装着できる。
グ10はその性状が含水性のものよりも硬質であるの
で、含水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレン
ズCの上面に装着されたとき、該ソフトコンタクトレン
ズCの外側表面が化粧リング10の内側曲面に倣って変
形し、密着性が高められる。従って、化粧リング10が
ソフトコンタクトレンズC上面で容易にずれたり外れた
りすることがなく、安定して装着できる。
【0014】化粧リング10には、所望の色彩が与えら
れた着色部や、放射線状の模様やリング状の模様等を施
した模様部が形成される。また、着色と模様の両方を有
する着色模様部20とすることも可能である。これによ
り、多くの種類の化粧リング10を形成できる。
れた着色部や、放射線状の模様やリング状の模様等を施
した模様部が形成される。また、着色と模様の両方を有
する着色模様部20とすることも可能である。これによ
り、多くの種類の化粧リング10を形成できる。
【0015】化粧リング10は、ソフトコンタクトレン
ズCの上面に、瞳孔相当部分Hに化粧リング10の円形
切欠15が位置するように被着される。前記のように、
非含水性のプラスチックよりなる化粧リング10は、含
水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレンズCの
上面に密着する。必要により、着色部や模様部及び着色
模様部20等の異なる該化粧リング10を取り付けるこ
とにより1つのソフトコンタクトレンズCに対して様々
な変化を与えることができる。また、学校やビジネス用
には化粧リング10を外して、通常のコンタクトレンズ
だけで使用することができる。
ズCの上面に、瞳孔相当部分Hに化粧リング10の円形
切欠15が位置するように被着される。前記のように、
非含水性のプラスチックよりなる化粧リング10は、含
水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレンズCの
上面に密着する。必要により、着色部や模様部及び着色
模様部20等の異なる該化粧リング10を取り付けるこ
とにより1つのソフトコンタクトレンズCに対して様々
な変化を与えることができる。また、学校やビジネス用
には化粧リング10を外して、通常のコンタクトレンズ
だけで使用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上図示し説明したように、本発明のコ
ンタクトレンズのための化粧リングによれば、コンタク
トレンズの上面に化粧リングを被着することによって、
装飾性を高めることが簡単に行える。また、着色や模様
が異なった化粧レンズを各種用意すれば、多種多様なコ
ンタクトレンズの変化を楽しむことができる。もちろ
ん、必要に応じて化粧リングを取り外して、学校やビジ
ネス用に通常のレンズとして使用することもできる。こ
のように、この化粧リングは、コンタクトレンズの装飾
性を容易かつ多種多様に高めることができ、また経済的
である。
ンタクトレンズのための化粧リングによれば、コンタク
トレンズの上面に化粧リングを被着することによって、
装飾性を高めることが簡単に行える。また、着色や模様
が異なった化粧レンズを各種用意すれば、多種多様なコ
ンタクトレンズの変化を楽しむことができる。もちろ
ん、必要に応じて化粧リングを取り外して、学校やビジ
ネス用に通常のレンズとして使用することもできる。こ
のように、この化粧リングは、コンタクトレンズの装飾
性を容易かつ多種多様に高めることができ、また経済的
である。
【0017】また、この発明によれば、化粧リングを硬
質な性状を有する非含水性のプラスチックより構成し、
これを含水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレ
ンズの上面に被着するようにしたものであるから、ソフ
トコンタクトレンズの外側表面が硬質な化粧リングの内
側曲面に倣って変形して密着性が高められ、化粧リング
がソフトコンタクトレンズ上で容易にずれたり外れたり
することがなく安定して装着できる。
質な性状を有する非含水性のプラスチックより構成し、
これを含水性プラスチックよりなるソフトコンタクトレ
ンズの上面に被着するようにしたものであるから、ソフ
トコンタクトレンズの外側表面が硬質な化粧リングの内
側曲面に倣って変形して密着性が高められ、化粧リング
がソフトコンタクトレンズ上で容易にずれたり外れたり
することがなく安定して装着できる。
【0018】さらに、化粧リングには、中央の瞳孔相当
部分には円形切欠が形成されていて視力(視界)が確保
されているものであるから、着色部や模様部又は着色模
様部の装飾性の選択の幅が広がり、斬新なデザインとす
ることも可能である。
部分には円形切欠が形成されていて視力(視界)が確保
されているものであるから、着色部や模様部又は着色模
様部の装飾性の選択の幅が広がり、斬新なデザインとす
ることも可能である。
【図1】この発明の一実施例を示すコンタクトレンズ用
化粧リングの斜視図である。
化粧リングの斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】化粧リングをコンタクトレンズ表面に被着した
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
10 化粧リング
11 レンズ状物
15 円形切欠
20 着色模様部
C ソフトコンタクトレンズ
H 瞳孔相当部分
K 虹彩相当部分
Claims (2)
- 【請求項1】 含水性のプラスチックよりなるソフトコ
ンタクトレンズの上面に被着される非含水性のプラスチ
ックよりなるレンズ状物であって、前記ソフトコンタク
トレンズの外径より小さい外径を有し、中央の瞳孔相当
部分に円形切欠を有するとともに、着色部若しくは模様
部又は着色模様部が形成されていることを特徴とするコ
ンタクトレンズのための化粧リング。 - 【請求項2】 請求項1において、前記非含水性のプラ
スチックがポリメタクリル酸メチルを主とするアクリル
系樹脂であるコンタクトレンズのための化粧リング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10559699A JP3452506B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | コンタクトレンズのための化粧リング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10559699A JP3452506B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | コンタクトレンズのための化粧リング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000298251A JP2000298251A (ja) | 2000-10-24 |
JP3452506B2 true JP3452506B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=14411892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10559699A Expired - Fee Related JP3452506B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | コンタクトレンズのための化粧リング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3452506B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015076215A1 (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 石根 三井 | 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ、矯正角膜のクロスリンキング方法及びリング状コンタクトレンズ |
JP6120338B2 (ja) * | 2014-10-10 | 2017-04-26 | 石根 三井 | リング状角膜矯正用コンタクトレンズ |
US9798162B2 (en) * | 2015-03-11 | 2017-10-24 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Annular shaped clear layer in cosmetic contact lenses |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10559699A patent/JP3452506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000298251A (ja) | 2000-10-24 |
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