JP3450391B2 - デジタル移動無線通信システムおよびデジタル移動無線通信システムのトランシーバ - Google Patents

デジタル移動無線通信システムおよびデジタル移動無線通信システムのトランシーバ

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JP3450391B2 JP27360793A JP27360793A JP3450391B2 JP 3450391 B2 JP3450391 B2 JP 3450391B2 JP 27360793 A JP27360793 A JP 27360793A JP 27360793 A JP27360793 A JP 27360793A JP 3450391 B2 JP3450391 B2 JP 3450391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話等に適用さ
れるデジタル移動無線通信システムおよびデジタル移動
無線通信システムのトランシーバに関する。
【0002】
【従来の技術、および、発明が解決しようとする課題】
アナログ方式のNMTシステムでは、自動車電話等の移
動無線通信手段の使用が増えていることによって無線電
話のチャネルに対する妨害が問題になっている。また一
方で、デジタル方式の移動無線通信ネットワーク(デジ
タル・ネットワーク)では、アナログ・ネットワークに
比べてその容量ははるかに大きく、そのチャネルも比較
的多くのユーザが利用可能である。チャネルの利用を効
率的にするためには、16kbit/s(kbpsと記
載することもある)以下の通信速度で音声を符号化する
方法を開発する必要がある。この場合、低い通信速度と
共にできる限り優れた音質を実現することが要求され
る。このように低い通信速度の下で音声を符号化すれ
ば、伝送チャネルが優れたチャネルでなくても上記の優
れた音質を保つことができると思われる。すなわち、送
信されるデータは、音声を妨害することなく、ある一定
のビット情報のエラーを受け入れることが期待される。
したがって、送信されたデータに含まれるエラーに敏感
でない方法を使って、音声を符号化する必要がある。
【0003】音声を送る際、送信の遅れを大きくしすぎ
ないようにすることが重要である。許容される音声接続
の総遅延時間は、CCITT(国際電信電話諮問委員
会)の指示に従って、固定化されたネットワークの接続
に衛星を用いた場合、300ms(ミリ秒)以下であ
る。地上の無線ネットワークを通して選択された発呼
が、固定されたネットワークに対し衛星を通して接続さ
れている場合、上記の時間遅れに関する必要条件によ
り、無線ネットワークの許容遅延時間が大幅に制限され
る。この場合、無線ネットワークの許容遅延時間として
20msないし30msが規定される。通常のエラー保
護法、例えば欧州の標準的なGSM(Groupe Speciale
Mobile) 無線ネットワークで利用されているチャネルの
符号化およびインターリービング(interleaving)によ
り、上記のような程度の時間遅れに関する必要条件を満
たすのは難しい。
【0004】デジタル移動無線システムでは、電話と基
地局には音声符号器/復号器(コーデック: codec)が
備えられており、送信するデータを符号化すると共に、
受信するデータを復号化する。音声を符号化する基本的
な方法がいろいろ提供されており、かつ、これらの音声
を符号化する基本的な方法の複数の異なるバージョンお
よびその変形も提供されている。GSMが指示する0
6.10によって、GSMシステムでビット・レベルま
で非常に正確に符号化された音声の具体的構成が決定さ
れる。
【0005】図1は、一般のGSMの規格によるデジタ
ル移動無線システム(以後、GSMシステムと略記す
る)のトランシーバの構成を示すブロック図である。以
下に、この図1を参照しながら、GSMシステムでの送
信および受信を説明する。送信過程の第一段階は、アナ
ログ/デジタル変換器(通常、A/D変換器と略記す
る)1および音声符号器2によるアナログ音声のデジタ
ル化ならびに符号化である。図1のGSMシステムにお
いては、8kHzの周波数でサンプリングが行われ、こ
のGSMシステムのアルゴリズムでは、入力信号は13
ビット・リニアPCMの形式になっている。上記のよう
にサンプリングが行われたサンプルは160フレームに
分割されており、各フレームの持続時間は20msであ
る。GSMの音声の符号器では、20msの音声フレー
ムが処理される。すなわち、この場合は、符号化を始め
る前に20msの音声がバッファに入ることができる。
符号化はフレームでまたはそのサブ・フレーム(40サ
ンプル・ブロック)で行われる。音声符号器2が音声を
符号化することによって、一つのフレームは260ビッ
トの音声を発生させる。音声が符号器2内で符号化され
た後、チャネル符号化3が、2つの機能部により二段階
で達成される。これによって、ビット(すなわち、26
0ビット)の最初の部分(その中の最上位の50ビッ
ト)が、ブロック符号化部3a(すなわち、CRC3ビ
ット)によって保護され、その後、これらのビットとそ
の次に最上位のビット(132)が、さらに畳込み符号
3b(符号率1/2)((50+3+132+4)*2
=378)によって保護され、ビットの中の一部は未保
護のまま(78)取り入れられる。ブロック符号化部3
aでは、ビット・シーケンスが音声フレームの終わりに
加えられ、これによって送信エラーを受信時に検出する
ことができる。畳込み符号化部3bでは、音声フレーム
の冗長度が増える。
【0006】従って、この場合は、全体的に20msご
とに456ビットが送信される。この456ビットは、
インターリービング4によりメモリ・バンキングがなさ
れる。このインターリービング4もまた、2つの機能部
により二段階で達成される。第一段階のビット・インタ
ーリービング部4aでは、フレームのビットの順序が乱
され、このように順序の乱されたビットは、各々が等し
いサイズの8つのブロックに分割されている。さらに、
これらのブロックの各々は、第二段階のブロック・イン
ターリービング部4aにおいて、8つの連続したTDM
Aフレームに分割されている。すなわち、インターリー
ビングがなされた456ビットは、無線通路(各57ビ
ット)に対し8つの時間間隔で送信される。上記のイン
ターリービングにより、一般にエラー・バーストとして
発生するエラーが、送信されるデータ全体にわたって一
様に分配され、チャネルの復号化が最も効率的に行われ
るような試みがなされている。受信機内でディインター
リービング(deinterleaving)がなされた後、上記のエ
ラー・バーストは個々のエラー・ビットに変わり、この
エラー・ビットは、チャネルの復号化で訂正することが
できる。
【0007】送信過程の次の段階は、暗号化部5により
実行される。この暗号化部5はアルゴリズムによって構
成される。このアルゴリズムは、GSMシステムの秘密
の中で最も保護された秘密の一つである。上記の暗号化
部5による暗号化によって、アナログ・ネットワークで
起こり得る不法な電話の盗聴を防止することができる。
さらに、バースト形成部6において、暗号化部5により
暗号化したデータに対し、訓練シーケンスと、最終ビッ
トと、防護期間とを挿入することによって、送信すべき
バーストが形成される。このようにして送信されるバー
ストは、GSMK変調器7に送られ、バーストを変調化
して送信する。GSMK変調法は、ガウスの最小シフト
入力変調法の略であり、かつ、一定の振幅を有するデジ
タル変調法である。このGSMK変調法では、位相を変
化させる形でキャリアの中に情報を含ませている。送信
機8は、変調化されたバーストを中間周波数から900
メガヘルツ(MHz)にわたって混合し、二重フィルタ
10′およびアンテナを通して無線通路に送る。この送
信機8は、無線周波数ブロックRFの三つの主たる構成
要素の一つ(第一構成要素)である。さらに、受信機9
は、受信側にある無線周波数ブロックRFの第二構成で
あり、送信機8の逆の働きをする。無線周波数ブロック
RFの第三構成要素は合成器10であり、周波数を生成
する役割を有する。上記のGSMシステムは、周波数ホ
ッピングを利用し、送信される周波数と受信される周波
数を各TDMAフレームで交換する。周波数ホッピング
は、合成器10に厳しい必要条件を同時に設定しなが
ら、このようなTDMAフレーム間の接続の品質を改良
する。合成器10は、1ms(ミリ秒)以内に、あるバ
ーストの周波数を別のバーストの周波数に変換しなけれ
ばならない。
【0008】受信では、逆の操作が行われバーストが送
信される。無線周波数ブロックRF内の受信機9とGS
MK復調器11が使用される段階の後に、ビット検出部
12によるビット検出が行われる。この場合、ビット
は、受信されたサンプル内に検出される。すなわち、送
信されたビット・シーケンスを検出しようとする試みに
よりビット検出がなされる。ビット検出後、解読化部9
およびディインターリービング部14により、暗号の解
読化およびディインターリービングが行われる。さら
に、検出されたビット用のチャネル復号化部15が設け
られている。このチャネル復号化部15では、同時に、
巡回冗長検査によってエラーのチェックがなされる。さ
らに、このチャネル復号化15では、バーストを送信
する際に発生したビット・エラーを訂正する試みがなさ
れる。チャネル復号化部15によるチャネル復号化がな
された後、260ビットのサイズの音声フレームは、送
信されるパラメータとして、音声を表すパラメータを含
むようになる。このようなパラメータをもとに、音声復
号器16は音声信号を形成する。さらに、音声復号器1
6内で形成されたデジタルの音声信号は、アナログ/デ
ジタル変換器(通常、D/A変換器と略記する)17に
よりアナログ音声に変換された後に、受信機の拡声器1
8に送られる。
【0009】上記のトランシーバは、すべてのブロック
を制御し、かつ、これらのブロックの動作を調整し、さ
らに、これらの動作のタイミングを制御する制御装置1
9を備えている。この制御装置19は、例えば、マイク
ロプロセッサを有している。
【0010】上記のGSMシステムでは、エラー保護の
際、送信に遅れが生じる。まず初めに20msの音声フ
レームから(音声の符号化を始める前に送られてくる音
声サンプルのバッファリング)、次に、約40msのイ
ンターリービングから、さらに、処理上の遅れから(例
えば、音声の符号化、音声の復号化、イコライザ、すな
わち等化器、チャネルの復号化等)、上記の送信遅れが
生じる。この内、送信遅れが生じる最大の原因はインタ
ーリービングである。
【0011】GSMシステム等で送信のために作られた
データ・パッケージは、いくつかのバーストのデータと
して送られ、受信される際にディインターリービングと
チャネルの復号化が行われる。そして、受信された全体
のデータ・パッケージの中にエラーがないか否かが調べ
られる。データ・パッケージの中にエラーが検出された
場合、エラーに関する情報は、データが送信された装置
に送られ、その装置はもう一度データ・パッケージ全体
を送り直す。従って、エラーが生じた場合は、いくつか
のバーストから作られたデータ・パッケージの全体を再
度送らなければならないので、余計な時間と容量を費や
さなければならない。
【0012】時分割多重アクセスに基づいているこのG
SMシステムは、以下に、これ以上詳細に説明されてい
ない。その理由として、このシステムが当業者によく知
られていることと、例えば、GSM仕様とよばれる仕様
書に明確に説明されており、かつ、M.R.L.ホッジ
ズ(Hodges)著のGSM無線インターフェース
(The GSM Radio Interface ){英国テレコム技術ジャ
ーナル(British Telecom Technological Journal )、
1990年版の第8巻のNo.1の31頁から43頁}
等に紹介されていることが挙げられる(それらの内容の
一部は、参考のために本明細書に引用されている)。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、エラー保護用のバーストをそれぞれ含む複数の
データ信号をトランシーバ等により送信する際に、イン
ターリービング等の処理による送信遅れが生じるのを防
止することが可能なデジタル移動無線通信システムおよ
びデジタル移動無線通信システムのトランシーバを提供
することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段、および、作用】本発明の
第一の形態によれば、所定のバーストをそれぞれ含む複
数のデータ信号を送信し、かつ、送信機および受信機を
有するデジタル移動無線通信システムにおいて、上記受
信機が、複数のデータ信号の各々のバーストを受信した
後にエラーのチェックをすることが可能であると共に、
このエラーをバースト内に検出した場合にこのエラーを
上記送信機に伝えることが可能であり、さらに、上記受
信機から伝えられるエラーを上記送信機が検出した場合
に、この送信機が、個々のバーストまたはその大部分を
再送信することができるように構成され、送信された上
記バーストは、所定の長さの音声フレーム、または、所
定の長さのデータ・パッケージから形成され、上記受信
機は、上記バーストが送信された後の所定の時間内に当
該バーストのエラーを受信したことを上記送信機に通知
するように構成され、上記所定の時間の長さが、上記音
声フレームの所定の長さ、または、上記データ・パッケ
ージの所定の長さであり、上記所定の時間内に、上記個
々のバーストまたはその大部分が再送信されるようにな
っているデジタル移動無線通信システムが提供される。
【0015】本発明の第二の形態によれば、送信機およ
び受信機を具備するデジタル移動無線通信システムのト
ランシーバであって、上記送信機は、複数のバーストの
形式でデータを送信する手段を有し、かつ、上記受信機
は、これらの複数のバーストを受信する手段を有してお
り、上記トランシーバは、上記受信機により受信した複
数のバーストの各々を個々にチェックするための手段
と、上記の受信した複数のバースト・データの各々に発
生するエラーを独立に検出するための手段とを受信機内
に具備し、さらに、上記トランシーバは、既に送られた
バーストまたは少なくともその一部を再送信することが
できるように、音声およびデータを格納するバッファを
具備し、さらに、上記トランシーバは、所定の長さの音
声フレーム、または、所定の長さのデータ・パッケージ
から、送信すべきバーストを形成する手段を具備し、上
記送信機は、上記バーストのエラーを受信した旨が通知
されたことに応答して、上記データを一回目に送信した
後の所定の時間内に当該データを再送信するように構成
され、上記所定の時間の長さが、上記音声フレームの所
定の長さ、または、上記データ・パッケージの所定の長
さであるようなデジタル移動無線通信システムのトラン
シーバが提供される。
【0016】本発明の明細書(クレームも含む)では、
データ信号という用語は、音声信号も含むこととする。
【0017】本発明の一つの利点は、移動無線通信シス
テム、好ましくは時分割多重アクセスまたはコード分割
多重アクセスに基づく移動無線通信システムを導入して
いることであり、このシステムではエラー保護法として
バーストを再送信する方法を採用して、エラー保護によ
って生じる送信の遅れ、ならびに、この結果として生じ
る総遅延時間を減少させることができる。
【0018】このような総遅延時間の減少は、送信側で
のインターリービング、または受信側でのディインター
リービングの代わりに、各バーストのエラーのチェック
を迅速に行って間違った音声フレームを検出することに
よって可能になる。さらに詳しく説明すると、各バース
ト中のバースト・エラーを検出した後、受信側がエラー
があったことを送信側に伝え、また一方で、送信側がこ
の情報を受信した後、音声符号化/復号化が次の音声フ
レームを形成するのに要する時間間隔でもう一度バース
トを送信する。この結果、送信側の再送信によって遅れ
は新たに生じない。この場合、バースト全体を送るかわ
りに、その一部、好ましくは最も重要なビットまたは全
く新しいデータを送り、これに基づいて受信側はもとの
バーストを形成することができる。ここでは、従来と異
なりインターリービングが全く行われないので、チャネ
ル符号化を最大限に利用することはなくなる。このた
め、チャネル符号化の段階を省くことができるので、使
える容量も増える。しかしながら、この場合、迅速な再
送信と共にチャネル符号化を行ってもよい。
【0019】TDMAフレームの持続期間が、音声符復
号器が音声フレームを形成する時間と同じである場合、
ある音声バーストは、同じTDMAフレーム内に送信時
間と同じ時間で再送信することができる。これとは別
に、その後に続くTDMAフレームで再送信を行うこと
ができるが、この場合には、上記のTDMAフレーム
は、その後に続く音声フレームを音声符号器/復号器内
で生成するのに必要な時間内に収められることが条件と
なる。本発明によるシステムは、無線電話を通しての音
声の送信だけではなく、このような無線電話を通しての
他のデータ、例えばコンピュータやテレ・コピー機(te
lephone copying machine )に含まれるデータの送信に
も適用することができ、さらに、将来は、ビデオ信号に
含まれるデータの送信にも適用することができる。ま
た、この場合、チャネル符号化とインターリービングを
行った状態で、データを再送信することも可能である。
このような構成では、各バーストが別々に検査できると
共に、エラーが検出されたバーストのみ再送信が行われ
るので、本発明のDSMシステムはいくつかの利点を提
供することができる。これらの利点の一つとして、複数
のバーストにより構成される音声全体またはデータ・パ
ッケージを再送信する必要がなくなることが挙げられ
る。
【0020】本発明によるシステムでは、誤りであるこ
とが検出されたあるバーストに対する迅速な自動繰り返
し要求(ARQ: Automatic Repeat Request)が、無線
通路すなわち、可能な最も低いレベルにおいて使用さ
れ、音声や、他の重大な結果を招くような遅延に関する
データが送信される。ここでは、エラー・バーストのみ
の再送信を行うことで、チャネル復号化やインターリー
ビングを用いる通常のエラー保護法を使わずにすむ。バ
ーストを再送信する方法は、特にTDMAシステムに適
しているが、CDMAシステムに適用することもでき
る。CDMAシステムは、音声保護のために、通常、チ
ャネル符号化とインターリービングが行われている。チ
ャネル符号化とインターリービングを省くことによっ
て、その分の容量を再送信に使うことができる。しかし
ながら、この場合、CDMAでの送信は連続的に行われ
るものではなく、送信が行われていないときもあり、こ
の結果、電力を節約することができると共に同じチャネ
ルの平均の干渉レベルを下げることもできる。以下に、
本発明による移動無線通信システムのいろいろな実施態
様を主に説明する。この各実施態様では、音声の送信が
一つの例として挙げられているが、この送信方法は、他
の種類のデータを送る場合にも適用できることを認識さ
れたい。
【0021】通常(例えば、GSMシステムにおい
て)、音声符号器/復号器(GSMでは20msの音
声)によって生成された音声パッケージは、いくつかの
無線通路バーストに分割されている(インターリービン
グ)。このために、無線通路での干渉やフェーディング
によってバーストの損失やバースト・エラーを分散させ
ることができ、その結果通常の前進型誤信号訂正(FE
C: Forward Error Correction Code )を最も効率的に
利用することができる。
【0022】本発明によるシステムでは、音声符号器/
復号器で生成された音声パッケージは、通常、一度に送
信される。すなわち、TDMAシステムでは、一つのT
DMAフレームかつ一つのTDMA期間で音声パッケー
ジが送られるが、CDMAシステムでは、音声符号器/
復号器が所望の長さの音声フレームを符号化し、かつ、
送信される音声バーストが発生した直後に音声パッケー
ジが送られる。これによって、送信は短期間中に行わ
れ、次の音声バーストが現れているときは、ある一定の
期間中何も送信されない。したがって、CDMAの送信
は連続的ではない。インターリービングによって生じた
遅れは上記の一定の期間にわたって防ぐことができる。
音声バーストは、一般的に、誤ったバーストを検出する
ためのエラー・チェックのシステム例えばCRCを備え
ている。このようなエラー検出システムでは、符号化に
よってパリティ・ビットが発生し、送信中に生じたエラ
ーは、解読アルゴリズムによって検出される。
【0023】受信機が誤った音声パッケージを検出する
と、再送信を要求する。再送信によるこれ以上の遅れを
防ぐには、音声符号器/復号器が次の音声パッケージを
形成している間に上記の再送信を行う必要がある、すな
わち、次の音声パッケージを送信する前に再送信を行う
必要がある。そうすれば、再送信によって余分な遅れが
生じない。再送信に失敗した場合、すなわち、エラーな
しの状態で音声パッケージの全体を送信できない場合、
そのパッケージは失われたと判断され、その後の動作は
音声符号器/復号器によって行われる(例えば、前の音
声パッケージについての動作が繰り返される)。したが
って、この場合は、再送信用の余分な容量を別に用意し
ないで再送信した場合でも、再送信の際に一般に起こる
ような、送られてくる音声パッケージの送信の遅れは生
じない。さらに、本発明の主な特徴は、受信側が再送信
に関する要求を迅速にチェックし、このようなチェック
結果に関する情報を送信側に伝えることと共に、TDM
Aフレームが余分なスペース、すなわち、再送信に利用
できる容量を提供することにある。応答(再送信の要
求)は、一般的に、逆方向の標準音声パッケージと共に
送られるか、または上記目的(例えば、アクノレッジが
なされたパッケージ)のために用意された応答パッケー
ジと共に送られる。
【0024】再送信の容量は、ある特定のユーザしか使
えないようにすることができ、または、好ましくは何人
かのユーザが共通に使えるようにすることができる。そ
の理由は、各パッケージが再送信されないからである。
何人かのユーザが共通して使える場合、再送信が必ずし
もうまくできるとは限らないので、何人かのユーザの間
で競争が生じるかもしれない。上記のような方法は、再
送信がうまくいかなかった場合、例えば前の音声パッケ
ージが繰り返されている際に行われる。
【0025】本発明のシステムの一つの利点は、インタ
ーリービングによって起きる遅れをなくすことにより総
遅延時間が小さくなることにある。同じように、前進型
誤信号訂正を減少することができる場合、余分な容量を
確保することが可能である(音声パッケージが、代表的
に、一つの無線通路バーストで送られた場合、バースト
間でインターリービングが使えないので、すなわち、エ
ラー・バーストを破壊することができないので、重大な
エラーを訂正する方法は殆ど使えない)。この場合、確
保された余分な容量は、再送信や新しいユーザのために
取っておくことができる。
【0026】
【実施例】添付図面を参照しながら、本発明の実施例
を、本発明の具体例として説明する。
【0027】図1はGSMシステムと関連して既に説明
してあり、本発明は、主に図2ないし図4を参照しなが
ら以下に説明する。図2は、本発明のGSMの規格によ
るデジタル移動無線システムにおける送信および受信チ
ャネルでの動作の第一例を示す図である。
【0028】図2の例では、音声フレームとTDMAフ
レームがほぼ同じ長さであると仮定している。この場
合、送信と再送信は同一のTDMAフレームで行われ
る。この図は、移動局から基地局への通話を示している
こととされている(アップリンク)。移動局は、音声の
符号化が完了するや否や、基地局にメッセージを送信す
る。基地局は、この基地局から移動局へ普通に行われて
いる送信と関連して受け取った音声パッケージに対し、
アクノレッジがなされる。このアクノレッジの信号の極
性が負である場合、すなわち、基地局が受け取った音声
パッケージに誤りがある場合、移動局は、同じTDMA
フレームの間にそのパッケージを再送信する。
【0029】図2からもわかるように、長さ10msの
音声パッケージが使用される場合(音声が処理される前
に、この音声が10msの時間だけ集められる)、音声
の送信の遅れはトータルで20ms以下である。このよ
うな処理の遅れは、音声の符号化、音声の復号化、平均
化等によって生じる。音声符号器/復号器によって符号
化されたデータは、短いTDMAバースト22で、例え
ばTDMAフレーム21の初めの部分において送信され
る。TDMAフレーム21の送信と同時に、さらに10
msの音声パッケージ20が符号器/復号器に読み込ま
れる。例えば、基地局が、送信された音声データを含む
TDMAバースト22を受信した場合、音声パッケージ
に誤りがあったときは、直ちに、応答バースト23によ
る応答結果を送信機(ここでは、移動局)に送る。この
応答バースト23は、逆方向の音声パッケージを含む標
準バーストであり、あるいは、特に上記目的のための別
の応答バーストであってもよい。そして、送信機(移動
局)は、バースト24の形で、同一のTDMAフレーム
に対しもう一度同じ音声パッケージを送信する。
【0030】同じ状況の下で、20msおよび5msの
TDMAフレームに対し5msの音声パッケージを使用
した場合、実時間処理を遂行するのに他の処理の遅延が
5msであることが好ましく、この場合、総遅延時間は
5ms+5ms+5msになる。しかしながら、短い長
さの音声パッケージを使用すると、余分なビットの相対
的な比率が増えた場合、一般的に、チャネルを効率的に
使えなくなる。その理由は、無線通路では訓練シーケン
ス等の余分なビットがバーストに含まれていなければな
らず、このために、音声パッケージが極端に減少する
と、データ・ビットとコンパルソリ・ビット(compulso
ry bits )、例えば訓練シーケンスとの相対的な割合が
小さくなったままであるので、チャネルを使用すること
が非効率的になるためである。本発明は、しかしなが
ら、ある一定の音声フレームの長さに限定されていな
い。その理由は、最適な音声フレームの長さが、実際の
移動無線通信システムの使用ならびにこの移動無線通信
システムのその他の仕様に基づいているためである。
【0031】バースト24の再送信は、好ましくは、最
初の送信の周波数以外の周波数で行われる。これによっ
て、各々のバーストのエラーの確率が抑制されないよう
になる。周波数ホッピングが起こることのないような低
速度で移動局が動いている場合、各々のバーストのエラ
ーの確率は互いに相関関係をもつようになり、あまりに
高い確率では、フェーディングによって失われたパッケ
ージの送信はうまくいかないであろう。
【0032】このような再送信方法の適用の仕方によっ
ては、音声パッケージを簡単に保護した方がよい場合が
ある。例えば、ブロック・コードを使っていくつかのエ
ラーを訂正することができると共にエラーを期待通りに
検出することができる。このような場合、ほんのわずか
なエラーしか含まれていないパッケージを再送信する必
要はない。ブロック符号化を行う量は変えることがで
き、この量はチャネルの品質によって決まる。通常、音
声パッケージには、重要度が同じでないビットが含まれ
ており、例としてはGSMの音声パッケージが挙げられ
る。これによって、ブロック・コードは、例えば最も重
要なビットの保護とエラー・チェックにのみ使用され得
る。したがって、重要でないビットエラーが含まれてい
ても再送信は行われない。
【0033】再送信に際しては、別のブロック・コード
(通常はより効率的なものが使用される)を使用しても
よい。別のブロック・コードを使用することにより、再
送信を行うために余分な容量(すなわち、長いTDMA
バーストまたは二つのTDMAバースト)が必要になる
であろうし、また、よく保護された重要なビットのみに
対して再送信を繰り返すことが可能である。この場合、
音声符号化法に従って送信が行われるように都合よく最
適化することができる。簡単なチャネルの符号化は、他
の符号方法、例えば畳み込み符号法を利用して実現する
ことができる。このような場合でも、別のエラー検出
法、例えばCRC加算による検出法が必要である。
【0034】コード化変調、例えばトレリス・コード化
変調(trellis-coded modulation)は、送信の際に使用
することができる。これによって、バーストの大半はエ
ラーを含まないことになり、エラーとしては、少量のバ
ーストが蓄積されたものになる。この結果、再送信の必
要性が少なくなる。
【0035】再送信に必要な余分な容量は、このような
再送信が常に行えるようにするために、ある特定のユー
ザだけが固定的に使えるようにすることが可能である。
再送信する必要がない場合、バーストは未使用のままに
なり、干渉の平均レベルが下がるようになっている。し
たがって、未使用のままになっている余分な容量は、別
のユーザに(例えば、遅滞が生ずることなく即刻データ
を送信するために)提供することができる。通常のFE
Cでは、チャネルの品質に関係なく上記の余分の容量
(すなわち、FECによって追加されたビット)が利用
される。
【0036】本発明のシステムは、送信に使用するため
のある決まった容量がユーザによって予約されていない
場合、最大限に活かすことができる。しかしながら、再
送信を行う必要がある各ユーザが、未使用のタイム・ス
ロットから容量を予約した場合、例えばパケット・プロ
トコールを使用したときに、例えばスロットされたアロ
ハ・プロトコールを利用することが可能になり、各ユー
ザはどんな時間間隔内でも再送信する機会を与えられ
る。このような状況により、大勢のユーザが一度に同じ
タイム・スロットを使用しようとする場合、いくつかの
再送信のパッケージが失われる結果になるおそれが生じ
る。これに対して、ある決まった容量の部分が再送信の
ために予約する必要がない場合、より多くのユーザをシ
ステム内に収容することができる。
【0037】同様に、音声作用検出(VAD: Voice Ac
tivity Detection)を利用することによって、再送信す
るための多量の容量を新しいユーザに対し自由に提供す
ることができる。VADの利用は、使用されていない状
態になったチャネルが別のユーザに提供されるようにす
る考え方に基づいている。提供された容量は新しい接続
を確立するのに利用することができる。その理由は、ユ
ーザ全員が同時に話している可能性がなく、全員が同時
に再送信する必要がないためである。しかしながら、無
線通路を自由に予約できるシステム、例えばパケット予
約マルチブルアクセス(PRMA: Packet Reservation
Multiple Access)が必要である。VADの統計とパッ
ケージ再送信の必要性を考慮に入れることにより、物理
的チャネル数を増やさない状態で、より多くの論理的接
続を実行することができる。
【0038】言い換えれば、例えば20のタイム・スロ
ット(すなわち、、20個の物理的チャネル)で一個の
キャリアを提供する通常のTDMAシステムでは、20
の論理的接続が実現できる。PRMAを同じ20の論理
的接続に用いると、20以上の論理的接続が実現するこ
とができる(例えば、20の物理的チャネルはないが、
20以上の発呼を同時に実現することができる)。した
がって、すべてのチャネルの中にある程度の容量がある
場合、システムに存在する物理的チャネル数より多くの
論理的接続を実現することができる。その理由は、種々
のチャネルの各々が空いている時間と、ある一つのチャ
ネルが使用されている時間が一様に分布しているためで
ある。
【0039】図3は、本発明の移動無線システムで20
msの音声パッケージ(音声フレーム)20と5msの
TDMAフレーム21を使った場合の送信(TX)およ
び受信(RX)チャネルの動作に関する第二例を示す図
である(図3では、一人のユーザが、四番目のTDMA
フレームごとのみの時間間隔を利用する。これは、根本
的に四つの論理的部分に分割された20msのTDMA
フレームを使った場合と同じである)。ユーザ数が少な
い場合、実際の送信の後にTDMAフレーム21からバ
ースト24を再送信するために、タイム・スロットを各
ユーザに対し固定的に予約することができる。これによ
って、例えば符号器/復号器に対し、例えば20msの
フレーム20で音声が取り込まれた場合であって、か
つ、例えば5msのTDMAフレーム21が送信に使用
された場合、音声データを含むTDMAバースト22
は、バースト24の再送信のために利用され得る同等の
三つの可能性を提供することができる。第一に、ユーザ
数が増えると、タイム・スロットが新しいユーザに提供
されるので、再送信の繰り返しの可能性が減少する。第
二に、TDMAフレーム21からは、さらに再送信のた
めに特定のタイム・スロットをすべてのユーザに対し予
約することができる。
【0040】この場合、ユーザはタイム・スロットを奪
いとろうとするので、上記のとおり、二人以上のユーザ
が同時に再送信しようとした場合は衝突が起こる可能性
がある。第三の可能性として、図3の破線に示してある
例によると、再送信は、例えば、その後に続くフレーム
中に行えばよく、同一のフレーム中に行う必要はない。
そして、例えば、周波数ホッピングは、TDMAフレー
ムに基づいて実施すればよい。図3では、通常の送信と
受信が同一のTDMAフレーム中に行われているものと
してある。ここでは、図に示してある通信の方向のアク
ノレッジの信号は、通常のチャネル沿いに伝達される。
逆方向に通信するアクノレッジの信号は、図3が示す例
では長くかかりすぎるので、逆方向に通信するアクノレ
ッジの信号を伝達するためには、別のアクノレッジ信号
伝達用のチャネルが必要になるであろう。
【0041】図4は、本発明のデジタル移動無線システ
ムで一つの具体例として用いられているTDMAフレー
ムの構成を示す図である。図4では、本発明のデジタル
移動無線システムのために使用するのが好ましいTDM
Aフレームが示されている。この場合、いくつかのタイ
ム・スロット(例えばN個)が実際の音声データを含む
TDMAバースト22の送信のために予約されており、
かつ、他のタイム・スロット(例えばK個)がバースト
24の再送信のために予約されている。必要に応じて、
いろいろな目的のためにスロット数を変えることができ
る。また、逆方向に通信するアクノレッジ、すなわち、
再送信の要求のために、いくつかのタイム・スロットを
予約することができる。
【0042】図5は、本発明のデジタル移動無線システ
ムシステムのトランシーバに用いられている送信機と受
信機の構成を示す概略的なブロック図である。図1に示
したようなGSMシステムの送信シーケンスとの違い
は、インターリービング用の機能ブロックが省略されて
いることにある。本発明のデジタル移動無線システムシ
ステムのトランシーバに関連して示してあるブロック図
は、図1よりかなり簡単化された図になっており、本発
明を説明するのに必要なブロックだけが図示されてい
る。このブロック図内のブロックには、図1のGSMシ
ステムのトランシーバにおけるブロックの参照番号と同
一でないものが付されている。その理由は、GSMシス
テムのトランシーバのブロックとほぼ同じものもあるか
もしれないが、中には異なったブロックがあるかもしれ
ないからである(例えば、変調器はGSMK変調器でな
くてもよい)。
【0043】図5では、音声フレームを形成し、かつ、
送信される可能性があるデータを通さない音声符号器1
02(例えば、符号器/復号器を構成する部分)が示し
てある。音声フレームが形成された後、バースト形成部
106により音声バースト(または、他のデータのバー
スト)が形成される。さらに、この音声バーストは、変
調器107により変調され、送信機108により送信さ
れる。上記のとおり、バーストが形成される前に、音声
フレームに対し少なくともブロック符号化部によるブロ
ック符号化を(チャネル符号化部に相当するCRC挿入
部103の一処理過程として)行うことができるので、
エラーの少ないバーストは再送信する必要がない。再送
信が必要と思われた場合、畳込み符号化部3b(図1)
により畳込み符号化も行ってもよい。本発明を実施する
には、音声フレーム33を格納するために送信シーケン
スにバッファ30を設けることが必要である。これは、
音声符号器102やCRC挿入部103で加えられた音
声フレーム33、またはバースト形成部106により形
成された音声バースト33から得られる。ここで、再送
信する音声バースト33はバッファ30から得られ、こ
の音声バーストは変調器107、バースト形成部10
6、または、チャネル符号器としてのCRC挿入部10
3のいずれかに供給される。この場合、音声バースト3
3がどれに供給されるかは、バーストがどのような形態
でバッファ30に格納されていたかにより決定される。
その理由は、再送信の前にとる対策がバーストの格納形
式によるからである。
【0044】GSMシステムによるトランシーバと同じ
ように、本発明による移動無線通信システムのトランシ
ーバでは、動作を制御する制御装置も必要である(図示
されていない)。受信シーケンスでは、受信機109で
受信された信号に対し、イコライザ112による信号補
正と、CRCチェック部115によるエラー・チェック
と、音声復号器116による音声信号への復号化(音声
の復号化)とが行われる。CRCチェック部115が、
送信されたバースト中にビット・エラーを検出した場
合、このバーストを送信した装置にエラーが検出された
ことが伝えられるので、このバーストは、バッファに格
納されたバーストまたはフレームに基づいて再送信する
ことができる。この様子は、実線32に示してある。C
RCチェック部115とバッファ30との間には固定さ
れた接続はないが、参照番号32は、CRCチェック部
115のCRC形成ブロックがエラーを検出した場合、
それに関する情報がバーストを送信した装置に送信され
ることを示している。各装置、すなわち、送信する装置
と受信する装置の各々では、その機能が制御装置によっ
て制御されている。
【0045】本発明による再送信24は、好ましくは第
1送信で使ったものとは違うアンテナ(アンテナ・ダイ
バーシティー)(送信や受信または両方において)を使
用して行い、バースト・エラーの起こる確率が互いに相
関関係をもたなくなるようにすることができる。このよ
うなダイバーシティーは、周波数ホッピングの代わりに
またはそれに加えて利用することができる。
【0046】フィンランド特許出願FIー922938
号では、移動局が二台以上の基地局につながれている方
法が開示されている。これによって、もとの送信に使わ
れた基地局とは違う基地局を使って再送信が行える。
【0047】再送信とは、必ずしも同じデータをもう一
度送るという意味ではない。上記のとおり、最も重要な
ビットだけがよりしっかりと保護された形(チャネル符
号化をさらに行う)で送信される。これとは別に、保護
されていない(エラー・チェックのみを行う)音声また
はデータを最初に送ることができる。エラーが検出され
た場合、もとのデータのチャネル符号化で発生した冗長
ビットは、第2送信の段階でエラー・チェックと共に送
信される(例えば、符号化率が1/2の場合、もとのデ
ータのビット数と同じ数の冗長ビットが形成される)。
冗長ビット中にエラーが検出されずにこれらの冗長ビッ
トが受信された場合、もとのデータは、上記の受信信号
(インバージョン)内の冗長ビットから計算することが
できる。再送信されたデータにもエラーがあった場合、
バーストは組み合わされ、符号化されたブロックが例え
ば符号化率1/2で形成され、復号化される(それゆえ
に、エラーの一部を訂正することができる)。
【0048】音声パッケージは、二つの部分、すなわ
ち、最も重要なビットと重要でないビットに分けること
ができる。通常、最も重要なビットが第一バーストで最
初に送られ、その次に、それほど重要でないビットが第
二バーストで送信される。しかしながら、第一バースト
(最も重要なビット)にエラーが検出された場合、最も
重要なビットが、それほど重要でないビット(またはチ
ャネル符号化で形成された冗長ビット)に代わって第二
バーストで再送信される。この場合、音声パッケージを
送信するには少なくとも二つのバーストが必要であるの
で、チャネルの品質がよければ重要なビットと重要でな
いビットの両方が送られ、チャネルの品質がよくなけれ
ば重要なビットだけが送られる。音質はチャネルの品質
によって左右されるが、音声の理解度を保証することは
可能である。
【0049】本発明を実施するための二者択一的な方法
は、N個のバースト(ここで、Nは正の整数)を送信
し、かつ、M個のTDMAフレームを予約する(ここ
で、Mは整数Nの値よりも大きい整数)。その結果、送
信されたバーストにエラーが発生した場合、使用されて
いない余分のフレームがあれば、直ちに次のTDMAフ
レームで再送信される。このような方法は、図6の本発
明の第一実施態様に説明されている。四つのTDMAバ
ースト22(およびTDMAフレーム21)が予約さ
れ、三つの音声パッケージが送信される。図6の例で
は、一つの音声パッケージ、すなわち、音声フレーム2
0の長さは10msであり、TDMAフレーム21の長
さは7.5msであるので、図からもわかるように、第
二バーストの形成がすでに始まったある特定の期間が過
ぎるまで第一バーストが送信されないようになってい
る。エラーが発生しない場合、三つの音声パッケージ2
0が最初の三つのバースト22で送信され、四番目のバ
ースト22′は未送信のままになる(あるいは他の目的
に利用することができる)。
【0050】しかしながら、音声パッケージ20の送信
でエラーが発生した場合、上記の音声パッケージ20は
次のTDMAバースト22で再送信することができ、続
いて送られる音声パッケージの送信はそれぞれ遅らせる
ことができる。図に示してある構成では、三つの音声パ
ッケージを送信するチャンスは各一回である。すなわ
ち、必要であれば各再送信を繰り返すことができる。こ
の構成の利点は、再送信の容量を別に確保する必要がな
いことである。しかしながら、この構成は再送信の回数
を制限する。上記の音声パッケージの数は固定する必要
はない。すなわち、四つのバーストで三つの音声パッケ
ージを送信する場合にこだわる必要はない。他の方法と
して、五つや六つのバーストで四つの音声パッケージを
送信することが可能である。
【0051】ついで、本発明の第二実施態様を図7に示
す。この図においては、音声フレーム20(例えば20
ms)がバースト22Aにおいて符号化され送信され
る。受信側においては、送信中にエラーが生じたか否か
をチェックし,エラーが生じていればそのことを送信側
に伝える。(これは通常の逆方向のバースト22Cある
いは別個の応答バーストと共に伝えられる)。送信側
は,必要に応じて次の通常のタイムスロット(バースト
22A)(すなわち、次のTDMAフレーム)を送信す
る。それによって、前述のバーストにより送信されるべ
き音声パッケージが移動し,上記の目的のために設けら
れている追加のバースト22Bが送信される。
【0052】この実施例(実施態様)の有利な点は,
クノレッジのためにより長い時間が与えられるというこ
とである。その理由は、次の通常の送信に先だって再送
信を行う必要がないからである。また,別の利点として
あげられることは,通常の逆方向のバースト22Cが
クノレッジの目的に使用され得るということである。た
だし、このバースト22Cを使用する際には、両方向の
バーストが適宜同期化されていることが条件となる。短
所として言えることは,追加のバースト22B(次の音
声パッケージの最初の送信部に相当する)に対するアク
ノレッジを行うための時間が、必ずしもとれるとは限ら
ないということである。この場合には、再送信を行える
可能性はない。このことは,二つの音声パッケージの最
初の通信においてエラーが生じた場合には,最初の音声
パッケージしか再送信できないということを意味する。
すなわち,二つの連続する音声パッケージに対して一つ
の再送信の可能性しかないということを意味する。しか
しながら,もし、追加のバースト22Cが逆方向の通常
の通信よりも充分先に送信されたならば,この追加のバ
ースト22Cは、上記逆方向の通常の通信の中で確認す
ることができ、必要に応じて次の通常バーストにおいて
再送信することができる。
【0053】これまでに説明した各実施例において,第
1送信と第2送信(再送信)とが同じバーストのもので
あれば、最大比率結合を用いることができる。もし、第
2送信がエラーを含まないものでないならば,受信され
たバーストの両方共、好ましくはソフト判定の検出によ
り検出されて採用され,最大比率結合によって結合され
る。このような結合が行われた後に得られたバーストが
エラーを伴ったものでない場合には、チェックが行われ
る。
【0054】以上の説明から,本発明の主旨から逸脱せ
ずに種々の変形をなし得ることが当業者には明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般のGSMの規格によるデジタル移動無線シ
ステムのトランシーバの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のGSMの規格によるデジタル移動無線
システムにおける送信および受信チャネルでの動作の第
一例を示す図である。
【図3】本発明のGSMの規格によるデジタル移動無線
システムにおける送信および受信チャネルでの動作の第
二例を示す図である。
【図4】本発明デジタル移動無線システムで一つの具体
例として用いられているTDMAフレームの構成を示す
図である。
【図5】本発明のデジタル移動無線システムシステムの
トランシーバに用いられている送信機と受信機の構成を
示す概略的なブロック図である。
【図6】考えられる本発明の第一の実施態様を示す図で
ある。
【図7】考えられる本発明の第二の実施態様を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…アナログ/デジタル変換器 2…音声符号器 3a…ブロック符号化部 3b…畳込み符号化部 4a…ビット・インターリービング部 4b…ブロック・インターリービング部 5…暗号化部 6…バースト形成部 7…GMSK変調器 8…送信機 9…受信機 10…合成器 10′…二重フィルタ 11…GMSK復調器 12…ビット検出部 13…解読化部 14…ディインターリービング部 15…チャネル復号化部 16…音声復号器 17…デジタル/アナログ変換器 18…拡声器 19…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−2435(JP,A) 特開 昭53−75818(JP,A) 特開 昭55−4106(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/16 H04Q 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のバーストをそれぞれ含む複数のデ
    ータ信号を送信し、かつ、送信機および受信機を有する
    デジタル移動無線通信システムにおいて、 前記受信機が、前記データ信号の各々のバーストを受信
    した後にエラーのチェックをすることが可能であると共
    に、該エラーを該バースト内に検出した場合に該エラー
    を前記送信機に伝えることが可能であり、 さらに、前記受信機から伝えられるエラーを該送信機が
    検出した場合に、該送信機が、個々のバーストまたはそ
    の大部分を再送信することができるように構成され 送信された前記バーストは、所定の長さの音声フレー
    ム、または、所定の長さのデータ・パッケージから形成
    され、 前記受信機は、前記バーストが送信された後の所定の時
    間内に該バーストのエラーを受信したことを前記送信機
    に通知するように構成され、前記所定の時間の長さが、
    前記音声フレームの所定の長さ、または、前記データ・
    パッケージの所定の長さであり、 前記所定の時間内に、前記個々のバーストまたはその大
    部分が再送信されるようになってい ることを特徴とする
    デジタル移動無線通信システム。
  2. 【請求項2】 再送信された前記バーストが、最初に送
    信されたバーストとほぼ同じである請求項1記載のシス
    テム。
  3. 【請求項3】 再送信された前記バーストが、最初に送
    信されたバーストの中で最も重要なビット情報を含む
    求項記載のシステム。
  4. 【請求項4】 二つのバーストが自動的に送信され、 前記二つのバースト中の第一バーストでは、もとの音声
    フレームまたはデータ・パッケージの最も重要なビット
    情報が送信され、 前記二つのバースト中の第二バーストでは、前記第一バ
    ースト中にエラーが検出されなかった場合に前記音声フ
    レームまたは前記データ・パッケージの重要度のより低
    いビット情報が送信され、前記第一バースト中にエラー
    が検出された場合に前記音声フレームまたは前記データ
    ・パッケージの最も重要なビット情報が送信されるよう
    になってい る請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 時分割多重アクセス(TDMA)が使用
    されている請求項1から4のいずれか一項に記載のシス
    テム。
  6. 【請求項6】 コード分割多重アクセス(CDMA)が
    使用されている請求項1から4のいずれか一項に記載
    システム。
  7. 【請求項7】 前記エラーのチェックが、巡回冗長検査
    (CRC)に基づいて行われる請求項1から6のいずれ
    項に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 送信機および受信機を具備するデジタル
    移動無線通信システムのトランシーバであって、該送信
    機は、複数のバーストの形式でデータを送信する手段を
    有し、かつ、該受信機は、該複数のバーストを受信する
    手段を有しており、 前記トランシーバは、前記受信機により受信した複数の
    バーストの各々を個々にチェックするための手段と、該
    受信した複数のバースト・データの各々に発生するエラ
    ーを独立に検出するための手段とを該受信機内に具備
    し、 さらに、前記トランシーバは、既に送られたバーストま
    たは少なくともその一部を再送信することができるよう
    に、音声およびデータを格納するバッファを具備し、 さらに、前記トランシーバは、所定の長さの音声フレー
    ム、または、所定の長さのデータ・パッケージから、送
    信すべきバーストを形成する手段を具備し、 前記送信機は、前記バーストのエラーを受信した旨が通
    知されたことに応答して、前記データを一回目に送信し
    た後の所定の時間内に当該データを再送信するように構
    成され、前記所定の時間の長さが、前記音声フレームの
    所定の長さ、または、前記データ・パッケージの所定の
    長さであることを特徴とするデジタル移動無線通信 シス
    テムのトランシーバ
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