JP3449762B2 - 空調装置 - Google Patents
空調装置Info
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- JP3449762B2 JP3449762B2 JP29829493A JP29829493A JP3449762B2 JP 3449762 B2 JP3449762 B2 JP 3449762B2 JP 29829493 A JP29829493 A JP 29829493A JP 29829493 A JP29829493 A JP 29829493A JP 3449762 B2 JP3449762 B2 JP 3449762B2
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- Japan
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- shaft
- air conditioner
- air
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両などに用いられる
空調装置に関する。
空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−134198号公報に図3の
ような回転流体機械201が記載されている。これはエ
アコンシステム(空調装置)であり、ブロワ203は直
結のモータ205で駆動され、昇圧された高温の空気は
水冷の空気冷却器207で冷却された後、ラジアルター
ビン209での断熱膨脹により冷却されて空調用などに
供されると共に、ラジアルタービン209の回転力はブ
ロワ203とモータ205とにフィードバックされてエ
ネルギーが回収される。
ような回転流体機械201が記載されている。これはエ
アコンシステム(空調装置)であり、ブロワ203は直
結のモータ205で駆動され、昇圧された高温の空気は
水冷の空気冷却器207で冷却された後、ラジアルター
ビン209での断熱膨脹により冷却されて空調用などに
供されると共に、ラジアルタービン209の回転力はブ
ロワ203とモータ205とにフィードバックされてエ
ネルギーが回収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モータ205の回転数
は約1万回転が限度であるから、ブロワ203の圧力比
を高めシステムの空調能力を高めるにはインペラ211
を大径にするか又はインペラ段数を増やすことが必要で
あるが、いずれもブロワ203が大幅に大型になり重く
なる。
は約1万回転が限度であるから、ブロワ203の圧力比
を高めシステムの空調能力を高めるにはインペラ211
を大径にするか又はインペラ段数を増やすことが必要で
あるが、いずれもブロワ203が大幅に大型になり重く
なる。
【0004】そこでこの発明は、大幅な大型化や重量化
を伴わずに空調能力を高めた空調装置の提供を目的とす
る。
を伴わずに空調能力を高めた空調装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、インターナルギヤとピニオンギヤ
とサンギヤからなるプラネタリーギヤ式の増速機構を介
してモータの回転駆動力が伝達されて回転駆動される遠
心式のエアコンプレッサと、このエアコンプレッサから
発生する高温高圧の空気を冷却する冷却器と、冷却器で
冷却された高圧の空気を断熱膨脹させて冷却すると共に
発生した回転力を前記モータと前記コンプレッサにフィ
ードバックするタービンとを備え、前記エアコンプレッ
サの回転軸と前記タービンの回転軸とが直結され、該回
転軸が前記増速機構の両側でケーシングに支承され、前
記回転軸の中間部に回転軸が貫通する中空軸が設けら
れ、該中空軸に前記モータの駆動力が伝達され、前記増
速機構のインターナルギヤが前記中空軸に一体に形成さ
れ、前記増速機構のサンギヤが前記回転軸に一体回転可
能に設けられ、前記インターナルギヤと前記サンギヤに
噛み合うピニオンギヤが前記ケーシングに支持されてい
ることを特徴としている。請求項2記載の発明では、請
求項1記載の空調装置であって、前記中空軸がベアリン
グを介して前記ケーシングに支持されていることを特徴
とする空調装置。請求項3記載の発明では、請求項1又
は請求項2記載の空調装置であって、前記モータの駆動
軸と前記中空軸とがベルト伝動機構で連結され、前記モ
ータの回転駆動力が前記ベルト伝動機構を介して前記中
空軸に伝達されることを特徴としている。請求項4記載
の発明では、請求項1又は請求項2記載の空調装置であ
って、前記モータが前記回転軸と同軸上に配置され前記
モータの回転駆動力が前記中空軸に伝達されることを特
徴としている。
請求項1の発明では、インターナルギヤとピニオンギヤ
とサンギヤからなるプラネタリーギヤ式の増速機構を介
してモータの回転駆動力が伝達されて回転駆動される遠
心式のエアコンプレッサと、このエアコンプレッサから
発生する高温高圧の空気を冷却する冷却器と、冷却器で
冷却された高圧の空気を断熱膨脹させて冷却すると共に
発生した回転力を前記モータと前記コンプレッサにフィ
ードバックするタービンとを備え、前記エアコンプレッ
サの回転軸と前記タービンの回転軸とが直結され、該回
転軸が前記増速機構の両側でケーシングに支承され、前
記回転軸の中間部に回転軸が貫通する中空軸が設けら
れ、該中空軸に前記モータの駆動力が伝達され、前記増
速機構のインターナルギヤが前記中空軸に一体に形成さ
れ、前記増速機構のサンギヤが前記回転軸に一体回転可
能に設けられ、前記インターナルギヤと前記サンギヤに
噛み合うピニオンギヤが前記ケーシングに支持されてい
ることを特徴としている。請求項2記載の発明では、請
求項1記載の空調装置であって、前記中空軸がベアリン
グを介して前記ケーシングに支持されていることを特徴
とする空調装置。請求項3記載の発明では、請求項1又
は請求項2記載の空調装置であって、前記モータの駆動
軸と前記中空軸とがベルト伝動機構で連結され、前記モ
ータの回転駆動力が前記ベルト伝動機構を介して前記中
空軸に伝達されることを特徴としている。請求項4記載
の発明では、請求項1又は請求項2記載の空調装置であ
って、前記モータが前記回転軸と同軸上に配置され前記
モータの回転駆動力が前記中空軸に伝達されることを特
徴としている。
【0006】
【作用】エアコンプレッサは増速機構を介してモータに
高速で回転駆動され、発生した高温高圧の空気は冷却器
で冷却された後タービンを回転させると共に断熱膨脹に
より更に冷却される。タービンで冷却された空気は空調
用に供され、タービンの回転力はモータとエアコンプレ
ッサにフィードバックされてエネルギーが回収される。
高速で回転駆動され、発生した高温高圧の空気は冷却器
で冷却された後タービンを回転させると共に断熱膨脹に
より更に冷却される。タービンで冷却された空気は空調
用に供され、タービンの回転力はモータとエアコンプレ
ッサにフィードバックされてエネルギーが回収される。
【0007】こうして、モータの負荷が軽減されると共
に全体の効率が向上する。又、増速機構を設けたことに
よってエアコンプレッサはモータの回転数より高速で駆
動されるからインペラを大径に又は多段構成にせつに圧
力比を高めることができる。従って、大幅な大型化や重
量化を伴わずに空調能力が向上する。また、コンプレッ
サとタービンの回転軸とを直結し、この回転軸を増速機
構の両側でケーシングに支持したことにより、吸込口、
吐出口側のケーシング内に駆動力を伝達する回転軸や増
速機構を連結する回転軸が存在しないので、ケーシング
内の空気流の邪魔になることがなく、空気の流入効率や
吐出効率を低下させることがない。また、インターナル
ギヤが一体に形成された中空軸内に回転軸を貫通させた
ことにより、潤滑空間をコンパクトにまとめることがで
き、潤滑性を向上することができると共に、これによっ
ても大型化を防止することができる。また、ピニオンギ
ヤをケーシングに回転自在に支持したことでインターナ
ルギヤを介して中空軸がケーシングに支持することが可
能になり、この場合インターナルギヤからの駆動力のラ
ジアル方向の荷重が、ピニオンギヤが支持されているケ
ーシングで受けられ、回転軸にラジアル方向の荷重が入
力されるのが抑制され、回転軸の軸振れを防止して回転
軸の回転バランスがより向上することにより空調能力を
向上させることができる。また、回転軸の周囲に軸方向
及び径方向に配置スペースが少ないプラネタリーギヤ式
のギヤ組がコンプレッサとタービンとの間のケーシング
内に同軸上に配置されるので、コンプレッサやタービン
の周囲に広いスペースを確保することができるので、コ
ンプレッサやタービンに接続する管路の取り回しの自由
度を向上することができる。また。モータからの駆動力
のラジアル方向荷重は中空軸の支持ベアリングで受けら
れ、回転軸にラジアル方向の荷重が入力されるのが抑制
され、回転軸の軸振れを防止して回転軸の回転バランス
を向上することにより空調能力をより一層向上させるこ
とができる。 また、モータと中空軸をベルト伝動機構を
介して連結する構成では、空調装置 の周囲の取付構造物
との干渉を回避するレイアウトが可能になる設計上の自
由度を増すことができるものでモータを回転軸と同軸上
に配置する構成では、空調装置全体をコンパクトにする
ことが可能となる。
に全体の効率が向上する。又、増速機構を設けたことに
よってエアコンプレッサはモータの回転数より高速で駆
動されるからインペラを大径に又は多段構成にせつに圧
力比を高めることができる。従って、大幅な大型化や重
量化を伴わずに空調能力が向上する。また、コンプレッ
サとタービンの回転軸とを直結し、この回転軸を増速機
構の両側でケーシングに支持したことにより、吸込口、
吐出口側のケーシング内に駆動力を伝達する回転軸や増
速機構を連結する回転軸が存在しないので、ケーシング
内の空気流の邪魔になることがなく、空気の流入効率や
吐出効率を低下させることがない。また、インターナル
ギヤが一体に形成された中空軸内に回転軸を貫通させた
ことにより、潤滑空間をコンパクトにまとめることがで
き、潤滑性を向上することができると共に、これによっ
ても大型化を防止することができる。また、ピニオンギ
ヤをケーシングに回転自在に支持したことでインターナ
ルギヤを介して中空軸がケーシングに支持することが可
能になり、この場合インターナルギヤからの駆動力のラ
ジアル方向の荷重が、ピニオンギヤが支持されているケ
ーシングで受けられ、回転軸にラジアル方向の荷重が入
力されるのが抑制され、回転軸の軸振れを防止して回転
軸の回転バランスがより向上することにより空調能力を
向上させることができる。また、回転軸の周囲に軸方向
及び径方向に配置スペースが少ないプラネタリーギヤ式
のギヤ組がコンプレッサとタービンとの間のケーシング
内に同軸上に配置されるので、コンプレッサやタービン
の周囲に広いスペースを確保することができるので、コ
ンプレッサやタービンに接続する管路の取り回しの自由
度を向上することができる。また。モータからの駆動力
のラジアル方向荷重は中空軸の支持ベアリングで受けら
れ、回転軸にラジアル方向の荷重が入力されるのが抑制
され、回転軸の軸振れを防止して回転軸の回転バランス
を向上することにより空調能力をより一層向上させるこ
とができる。 また、モータと中空軸をベルト伝動機構を
介して連結する構成では、空調装置 の周囲の取付構造物
との干渉を回避するレイアウトが可能になる設計上の自
由度を増すことができるものでモータを回転軸と同軸上
に配置する構成では、空調装置全体をコンパクトにする
ことが可能となる。
【0008】
【実施例】図1により第1実施例の説明をする。符号を
附していな部材等は図示されていない。
附していな部材等は図示されていない。
【0009】この実施例の空調装置1は遠心式のエアコ
ンプレッサ3とモータ5とプラネタリーギヤ式の増速機
構7とタービン9とインタークーラ11(冷却器)とを
備えている。
ンプレッサ3とモータ5とプラネタリーギヤ式の増速機
構7とタービン9とインタークーラ11(冷却器)とを
備えている。
【0010】エアコンプレッサ3とタービン9の各イン
ペラ13,15はインペラシャフト17によって直結さ
れており、インペラシャフト17はフローティングブッ
シュ19,19によってケーシング21に支承されてい
る。
ペラ13,15はインペラシャフト17によって直結さ
れており、インペラシャフト17はフローティングブッ
シュ19,19によってケーシング21に支承されてい
る。
【0011】増速機構7のインターナルギヤ23は中空
軸25と一体に形成されている。インペラシャフト17
は中空軸25を貫通し、中空軸25はベアリング27,
27によりケーシング21に支承されている。ピニオン
ギヤ29はベアリング31を介してピニオンシャフト3
3に支持され、ピニオンシャフト33はケーシング21
に支持されている。サンギヤ35はインペラシャフト1
7に形成されている。
軸25と一体に形成されている。インペラシャフト17
は中空軸25を貫通し、中空軸25はベアリング27,
27によりケーシング21に支承されている。ピニオン
ギヤ29はベアリング31を介してピニオンシャフト3
3に支持され、ピニオンシャフト33はケーシング21
に支持されている。サンギヤ35はインペラシャフト1
7に形成されている。
【0012】モータ5の出力軸37はベアリング39,
39を介してケーシング21に支承されており、出力軸
37とケーシング21との間にはシール41が配置され
ている。出力軸37と中空軸25にはプーリ43,45
がそれぞれ連結されており、これらのプーリ43,45
はベルト47を介して連結され、ベルト伝動機構49を
構成している。
39を介してケーシング21に支承されており、出力軸
37とケーシング21との間にはシール41が配置され
ている。出力軸37と中空軸25にはプーリ43,45
がそれぞれ連結されており、これらのプーリ43,45
はベルト47を介して連結され、ベルト伝動機構49を
構成している。
【0013】モータ5の回転はベルト伝動機構49から
増速機構7に伝達され、増速機構7によって増速され、
エアコンプレッサ3のインペラ13を毎分数万回転の高
速で駆動する。
増速機構7に伝達され、増速機構7によって増速され、
エアコンプレッサ3のインペラ13を毎分数万回転の高
速で駆動する。
【0014】エアコンプレッサ3のハウジング51の吐
出側は空気流路53を介してインタークーラ11に連結
されている。インタークーラ11は屈曲した冷却管55
と冷却フィン57とを備え、エンジン駆動のファンによ
り冷却管55を流れる空気を冷却する。冷却管55は空
気流路59を介してタービン9のハウジング61に連結
されている。
出側は空気流路53を介してインタークーラ11に連結
されている。インタークーラ11は屈曲した冷却管55
と冷却フィン57とを備え、エンジン駆動のファンによ
り冷却管55を流れる空気を冷却する。冷却管55は空
気流路59を介してタービン9のハウジング61に連結
されている。
【0015】エアコンプレッサ3が駆動されると、吸込
口63から吸込まれた常温の空気は昇圧されて高温にな
り、インタークーラ11で冷却された後タービン9に供
給されてインペラ15を回転させると共に断熱膨脹して
冷却され、吐出口65から吐出されて車室の冷房に用い
られる。又、タービン9の回転力はインペラシャフト1
7を介してエアコンプレッサ3にフィードバックされて
回転を促進すると共に、増速機構7を介してモータ5に
与えられてモータの負荷を軽減する。こうして、エネル
ギーが回収され、空調装置1全体の効率が向上する。
口63から吸込まれた常温の空気は昇圧されて高温にな
り、インタークーラ11で冷却された後タービン9に供
給されてインペラ15を回転させると共に断熱膨脹して
冷却され、吐出口65から吐出されて車室の冷房に用い
られる。又、タービン9の回転力はインペラシャフト1
7を介してエアコンプレッサ3にフィードバックされて
回転を促進すると共に、増速機構7を介してモータ5に
与えられてモータの負荷を軽減する。こうして、エネル
ギーが回収され、空調装置1全体の効率が向上する。
【0016】又増速機構7でモータ5の回転を増速する
ことによって、インペラ13を大径にせず、又インペラ
を多段構成にせずにエアコンプレッサ3の圧力比を高め
たから、大幅な大型化や重量化を伴わずに空調能力が向
上した。
ことによって、インペラ13を大径にせず、又インペラ
を多段構成にせずにエアコンプレッサ3の圧力比を高め
たから、大幅な大型化や重量化を伴わずに空調能力が向
上した。
【0017】次に図2によって第2実施例の説明をす
る。この実施例の空調装置67は第1実施例の空調装置
1においてモータをエアコンプレッサ3及びタービン9
と同軸に配置してベルト伝動機構49を省いたものに相
当する。従って、図2では第1実施例と同機能の部材に
は同一の符号が与えられている。又、符号を附していな
い部材は図示されていない。
る。この実施例の空調装置67は第1実施例の空調装置
1においてモータをエアコンプレッサ3及びタービン9
と同軸に配置してベルト伝動機構49を省いたものに相
当する。従って、図2では第1実施例と同機能の部材に
は同一の符号が与えられている。又、符号を附していな
い部材は図示されていない。
【0018】モータ69は中空軸25と同軸に配置され
ており、そのステータはケーシング21に支持されロー
タは中空軸25上に固定されている。
ており、そのステータはケーシング21に支持されロー
タは中空軸25上に固定されている。
【0019】モータ69の回転は増速機構7を介して増
速されてエアコンプレッサ3を駆動し、高温高圧の空気
はインタークーラ11で冷却されてタービン9を駆動す
ると共に、断熱膨脹して低温になり、車室冷房用に供さ
れる。又、タービン9の回転力はインペラシャフト17
を介してエアコンプレッサ3に又、増速機構7を介して
モータ69にそれそぞれフィードバックされ、エアコン
プレッサ3の回転を促進すると共にモータ69の負荷を
軽減する。こうして、エネルギーが回収され、空調装置
67の効率が向上する。又、上記のようにモータ69を
エアコンプレッサ3及びタービン9と同軸配置してベル
ト伝動機構49を省いたから、それだけ軽量でコンパク
トである。
速されてエアコンプレッサ3を駆動し、高温高圧の空気
はインタークーラ11で冷却されてタービン9を駆動す
ると共に、断熱膨脹して低温になり、車室冷房用に供さ
れる。又、タービン9の回転力はインペラシャフト17
を介してエアコンプレッサ3に又、増速機構7を介して
モータ69にそれそぞれフィードバックされ、エアコン
プレッサ3の回転を促進すると共にモータ69の負荷を
軽減する。こうして、エネルギーが回収され、空調装置
67の効率が向上する。又、上記のようにモータ69を
エアコンプレッサ3及びタービン9と同軸配置してベル
ト伝動機構49を省いたから、それだけ軽量でコンパク
トである。
【0020】なお、冷却器で高温高圧の空気と熱交換を
して生じた暖気を車両の空調に利用してもよい。
して生じた暖気を車両の空調に利用してもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明の空調装置は、モータの回転を
増速機構で増速してエアコンプレッサを駆動しその圧縮
空気を冷却器で冷却した後タービンを回転させて更に冷
却して空調用に供すると共にタービンの回転力をモータ
とエアコンプレッサで回収するように構成した。このよ
うにエアコンプレッサは高速で回転駆動されるからイン
ペラを大径に又は多段構成にせず、従って大幅な大型化
や重量化を伴わずに、エアコンプレッサの圧力比を高め
空調能力を向上させることができる。
増速機構で増速してエアコンプレッサを駆動しその圧縮
空気を冷却器で冷却した後タービンを回転させて更に冷
却して空調用に供すると共にタービンの回転力をモータ
とエアコンプレッサで回収するように構成した。このよ
うにエアコンプレッサは高速で回転駆動されるからイン
ペラを大径に又は多段構成にせず、従って大幅な大型化
や重量化を伴わずに、エアコンプレッサの圧力比を高め
空調能力を向上させることができる。
【図1】第1実施例の概略図である。
【図2】第2実施例の概略図である。
【図3】従来例の概略図である。
1,67 空調装置
3 エアコンプレッサ
5,69 モータ
7 増速機構
9 タービン
11 インタークーラ(冷却器)
Claims (4)
- 【請求項1】 インターナルギヤとピニオンギヤとサン
ギヤからなるプラネタリーギヤ式の増速機構を介してモ
ータの回転駆動力が伝達されて回転駆動される遠心式の
エアコンプレッサと、このエアコンプレッサから発生す
る高温高圧の空気を冷却する冷却器と、冷却器で冷却さ
れた高圧の空気を断熱膨脹させて冷却すると共に発生し
た回転力を前記モータと前記コンプレッサにフィードバ
ックするタービンとを備え、前記エアコンプレッサの回
転軸と前記タービンの回転軸とが直結され、該回転軸が
前記増速機構の両側でケーシングに支承され、前記回転
軸の中間部に回転軸が貫通する中空軸が設けられ、該中
空軸に前記モータの駆動力が伝達され、前記増速機構の
インターナルギヤが前記中空軸に一体に形成され、前記
増速機構のサンギヤが前記回転軸に一体回転可能に設け
られ、前記インターナルギヤと前記サンギヤに噛み合う
ピニオンギヤが前記ケーシングに支持されていることを
特徴とする空調装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の空調装置であって、前記
中空軸がベアリングを介して前記ケーシングに支持され
ていることを特徴とする空調装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の空調装置で
あって、前記モータの駆動軸と前記中空軸とがベルト伝
動機構で連結され、前記モータの回転駆動力が前記ベル
ト伝動機構を介して前記中空軸に伝達されることを特徴
とする空調装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の空調装置で
あって、前記モータが前記回転軸と同軸上に配置され前
記モータの回転駆動力が前記中空軸に伝達されることを
特徴とする空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29829493A JP3449762B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29829493A JP3449762B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151403A JPH07151403A (ja) | 1995-06-16 |
JP3449762B2 true JP3449762B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17857786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29829493A Expired - Fee Related JP3449762B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3449762B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100493188B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2005-09-08 | 삼성테크윈 주식회사 | 램에어이용공기조화장치 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29829493A patent/JP3449762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151403A (ja) | 1995-06-16 |
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