JP3449752B2 - 低スイッチングノイズ出力バッファ - Google Patents

低スイッチングノイズ出力バッファ

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    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS技術で集積可
能な高速で容量性負荷を駆動するためのバッファに関す
る。本発明の回路の典型的な適用は、メモリ又は類似の
デバイスのような高スイッチング速度で動作しなければ
ならない集積回路の出力ノードの駆動である。
【0002】
【従来技術とその問題点】集積回路の出力バッファがあ
る論理レベルから他の論理レベルへその出力ノードの電
圧をスイッチしてあるデータをその入力ノードから外界
へ伝達するとき、誘導過電圧がサプライレール(VDD
びVSS)上に生ずる。誘導された過電圧はパラシチック
ラインインダクタンスL(典型的には約数nHと約15n
Hの間である)とその出力ノードに接続された負荷のキ
ャパシタンスを迅速に充電又は放電するためにバッファ
により運ばれる出力電流IOUT の時間導関数の積により
与えられる。この過電圧(一般にスイッチングノイズと
して参照される)は、バッファがその一部を成す集積回
路の正確な機能に有害となるようなレベルにまで達する
ことがある。問題となるのは、多くの場合同じ集積回路
で、多数の出力ノードで同時にスイッチングを起こすこ
とが可能際の速度及び容量性負荷(例えば高速メモリの
データ出力)に関して同様の駆動要件を有する複数の出
力ノードがあることである。
【0003】スイッチング速度を過度に遅くすることな
くスイッチングノイズを減少させる問題は既に多くの提
案により試みられている。例えば「データ出力バッファ
回路を有する半導体集積回路」と題するS.オーシマら
の1988年3月22日出願のヨーロッパ出願公開0,284,357
号は、出力電圧のスイッチング後にデバイスの内部回路
のサプライライン上に誘導されるノイズを減少するため
に、集積回路の「内部」部分のサプライパッド及び金属
ラインをバッファに電力を与えるための専用サプライパ
ッド及び金属ラインから「分離」して維持することを暗
示している。これはパッドとピンの間の接続ワイヤ(結
合ワイヤ)に起因してサプライラインのパラシチックな
インダクタンスに大きく寄与する。このアプローチは有
用であるが十分ではない。スイッチングノイズを減少さ
せるための他の既知の技術は、異なったノードの同じ符
号の同時スイッチングの効果が合計されることを防止す
るために、異なった出力ノードのスイッチング間に適切
なフェーズシフトを導入することから成っている。他の
類似の技術は、バッファの複数のプルアップ及び/又は
プルダウントランジスタのスイッチングを好適にフェー
ズシフトすることに加えて、バッファのシングルプルア
ップ及びシングルプルダウントランジスタをそれぞれ複
数の並列トランジスタで置換することから成っている
(IEEE J.ソリッド−ステート・サーキット、S
C23巻、5号、1988年10月、1095〜1103頁のD.T.ウ
ォンらの「0.5 μmデバイスを有する11−ns8K×18
CMOSスタチックRAM」参照)。これらの技術は製
造プロセスに強く依存し、いずれの場合にも正確な実験
による特性付けを必要とするという欠点がある。
【0004】スイッチングを行う前に出力に、VSS及び
DD間の中間電圧レベルを予備充電することを中心とす
るいくつかの技術が知られている(T.ワダらの「トリ
プルポリシリコンを使用する34ns1ビットCMOS−
SRAM」IEEE、J.ソリッド・ステート・サーキ
ット第SC22巻、5号、1987年10月、727 〜732 頁、又
はH.オカヤマらの「7ns32K×8CMOS−SRA
M」IEEE、J.ソリッド・ステート・サーキット第
SC23巻、5号、1988年10月、1054〜1059頁参照)。こ
の方法ではスイッチング時の出力ノードの電圧スイング
が幾分か減少し、スイッチングに伴う電流の時間変数に
ついてもそうである。この技術は、当業者には周知なよ
うに、例えばメモリ回路の場合のように新データの「リ
クエスト」と実際のその読出しの間にデッドタイムがあ
る場合に有用である。
【0005】類似の技術が、「半導体集積回路」と題す
るS.タカヤスにより1987年12月9日に出願された欧州
特許出願公開0,271,331 号に記載されている。この文献
によると、出力ノードの予備充電は、スタート時の出力
レベルが論理的に高く(「1」)かつそれが電子回路の
入力に印加されるときに論理的に高いレベルとして現れ
ることができる出力電圧値(例えば2.5 V)に達する機
能を有するときにのみ実行される。逆にスタート時の出
力レベルが論理的に低いと(「0」)このような状況は
重要でないと考えられるため予備充電は行われない。上
述のメモリに適用できる予備充電技術は問題点を減少さ
せるが完全に除去することはできない。
【0006】スイッチングノイズを減少させるための広
い適用を有する他の技術は、伝達される出力電流IOUT
がスイッチング速度要求に合致するようにできるだけ小
さいその時間導関数(dIOUT /dt)のピーク値を有するよ
うに、プルアップ及びプルダウン出力トランジスタの駆
動をコントロールすることから成る。例えばプルアップ
及びプルダウン出力トランジスタのゲート電極を、ゲー
ト又は該ゲート電極を駆動する論理回路の正の及び/又
は負のサプライレールと直列に接続された抵抗を通して
駆動することが提案されている。スローダウンの目的で
予備設定された時間定数を通して、前記ゲート電極に印
加される駆動電圧の上昇及び下降がバッファにより伝達
される出力電流の変化を急激なものとしない(M.ナガ
ヌマにより1987年6月25日に出願され「CMOS出力バ
ッファ回路」と題された欧州特許出願公開0,251,910
号、あるいはK.L.ウォンらの「選択されたp−ウェ
ルアレイを有する21ns32×8 CMOSスタチックR
AM」IEEE、J.ソリッド・ステート・サーキット
第SC22巻、5号、1987年10月、704 〜711 頁)。活性
ネットワークにより駆動電圧のこのようなコントロール
を行うことも提案されている(W.C.H.グベルスら
の「40ns/100pF低パワーフル−CMOS 256K(32K×
8)SRAM」IEEE、J.ソリッド・ステート・サ
ーキット第SC22巻、5号、1987年10月、741 〜747
頁、あるいはS.T.チューらの「25ns低パワーCMO
S1−ビット(128 K×8)SRAM」IEEE、J.
ソリッド・ステート・サーキット第SC23巻、5号、19
88年10月、1078〜1084号参照)。
【0007】発明者がF.マロベルティ、S.ポルタル
リ及びG.トレリである本願の出願人による1991年12月
20日出願の先の欧州出願第91121952.5号には、スイッチ
ングノイズを減少させるために意図的に発生させた電圧
ランプの使用により出力プルアップ及びプルダウントラ
ンジスタを駆動する出力バッファが記載されている。従
来技術のレベルは、メモリの場合に極度に小さいアクセ
スタイムの達成を許容する高速を同時に確保しながら、
サプライライン上に生ずる過電圧(スイッチングノイ
ズ)を最小にすることに関してこのような出力バッファ
の性能を更に改良する余地がある。
【0008】
【発明の目的】この点に関する顕著な進展が本発明によ
り達成され、その目的は高速かつ低スイッチングノイズ
で容量性負荷を駆動できる改良された方法及び回路を提
供することである。
【0009】
【発明の構成】基本的に本発明方法は、第1の時間イン
ターバルの間に第1の符号を有し実質的に一定な時間導
関数を有する出力電流により、第2の時間インターバル
の間に前記第1の符号とは逆の符号を有し実質的に一定
な時間導関数を有する電流により、バッファの前記出力
ノードを該出力ノードに前もって存在する電圧及び一般
にあるデータの論理電圧の代表である予備設定した電圧
間の中間電圧に予備充電し、最後に第3の時間インター
バルの間に実質的に一定な時間導関数を有する電流によ
りバッファ回路の入力ノードに印加される論理シグナル
の関数として出力ノード電圧のスイッチングを行うこと
から成っている。
【0010】好ましくは、3回の時間インターバルの間
にバッファの異なった出力電流の時間導関数は同一の絶
対値を有している。少なくとも前記第1及び第2の時間
インターバルの間に時間導関数が同一の絶対値を有して
いるという事実は、このような予備充電フェーズ間に実
質的に三角形である(より正確には二等辺三角形の形状
を有する)バッファの出力ノードを通して伝達される電
流の波形を生成する。勿論出力電流の時間導関数の絶対
値に関する条件の一定性は真の回路の挙動がそのように
なる傾向を有する理想状態である。実際に第理想状態に
近づく「ソフトな」つまり「フィリット状の」波形が得
られる。本発明方法の基本的な要件は、出力電流が、予
備充電フェーズ間の電流の時間導関数の符号が反転する
ときつまり出力電流が上昇フェーズから下降フェーズに
移行する瞬間での一定性への特別の強調を持って、全ス
イッチングサイクルの間、つまり予備充電フェーズ間及
び引き続く出力電圧のスイッチングフェーズ間にコント
ロールされることである。「予備充電」の用語はキャパ
シタンス充電プロセス及びキャパシタンス放電プロセス
つまりキャパシタンスのチャージのある(中間)状態を
「予備的にアレンジする」プロセスを意味する。このよ
うなコントロールが行われずそして例えば出力電圧があ
る予備設定中間値に達したときに予備充電プロセスが突
然停止すると、出力電流(予備充電電流)の鋭い下降が
起こり、これから極度に高くなることがあるスイッチン
グノイズピークが続くことがある。従ってスイッチング
ノイズの最小化は出力電流の波形に任意の他の不連続性
がなく予備充電フェーズ間に傾斜の反転ポイントがない
ときに満足できるように達成される。実際に実質的に三
角形の波形の予備充電電流が得られる。
【0011】本発明の回路はこれらの本質的な条件の実
現を意図する。基本的に本発明の回路は、出力プルアッ
プブランチ用の第1のコントロールブロック(つまりそ
れと等価なトランジスタ又はネットワーク)と出力プル
ダウンブランチ用の第2のコントロールブロックを含ん
で成り、これらは回路の第1のノード上に存在する第1
の使用可能シグナルとコントロールシグナルにより駆動
される。これらの2種類のシグナルは2種類のコントロ
ールブロックのそれぞれの使用可能及びコントロールシ
グナル入力に印加される。少なくとも1個の第1のイン
バーターが回路の出力ノードと第1のブロックのコント
ロールシグナル入力間に第1のスイッチを通して機能的
に接続されている。少なくとも1個の第2のインバータ
ーが出力ノードと第2のブロックのコントロールシグナ
ル入力間に第2のスイッチを通して機能的に接続されて
いる。予備充電フェーズ間に第3のスイッチを通して回
路の接続第1のノードを駆動できる少なくとも1個の第
3のインバーターはグラウンドポテンシャルに容量的に
結合している入力を有しかつ回路の出力ノードに第4の
スイッチを通して接続されている。少なくとも3個の他
のスイッチが、スイッチングフェーズ及びスタチックな
活性フェーズ間に回路の入力ノードと前記2個のブロッ
クの前記コントロールシグナル入力を接続し、かつスイ
ッチングフェーズ間に回路の前記第1のノード間を接続
する。
【0012】全てのスイッチは2対の逆相のタイミング
シグナルの使用により駆動される。都合の良いことに前
記第2のインバーターは、グラウンドに容量的に結合さ
れかつ前記第4のスイッチを通して少なくとも前記スイ
ッチングフェーズ及び前記スタチックな活性フェーズ間
に回路の出力ノードに接続され、前記予備充電フェーズ
間は前記出力から遮断される回路の前記ノードに存在す
る電圧の関数として変化するスレッショルド電圧を有す
ることができる。
【0013】本発明は添付図面を参照しながら行う引き
続く好ましい態様の説明により更に容易に理解されるで
あろう。図1は本発明の回路の機能的ブロックダイアグ
ラムである。図2は本発明の一態様による回路ダイアグ
ラムである。図3は本発明の回路の理想的な挙動によ
る、予備充電フェーズ間の波形を示す出力電流ダイアグ
ラムである。図4はバッファのプルダウン部と等価な回
路である。
【0014】
【好ましい態様の説明】本発明の適用の特別な重要性を
考慮して同じチップ上に集積された16個の類似するデー
タ出力バッファを含んで成るメモリデバイス用のデータ
出力バッファとしての利用に関して本発明を説明する。
一般的な態様では、これらのメモリデバイスはデータ出
力バッファの異なった動作状態に対応する3種の異なっ
た動作状態を取ることができる。
【0015】1.スタンバイフェーズ このフェーズの間は、チップは使用不能となりメモリデ
ータの出力ピンは高インピーダンス状態に維持されなけ
ればならない。これは、このような動作のスタンバイフ
ェーズ間の電力消費を最小にするために、バッファの回
路で機能的に接続されたこの目的専用の複数のトランジ
スタを通して、バッファのプルアップ及びプルダウン出
力ブランチの非通電状態を決定できる専用コントロール
シグナル(SB)により一般に行われる。
【0016】2.読出しフェーズ この動作フェーズの間はメモリデバイスは使用可能にさ
れ、アドレスされたメモリセルが読出される。この動作
フェーズは実際に3種類のステップ又はピリオドに分割
される。第1のステップ(読出要件特定ピリオド)の間
は、読出要件が特定されかつアドレスする回路がセット
される。このステップの間に高く維持される専用タイミ
ングシグナルCKOにより定義される第2のステップ
(センシングピリオド)では、アドレスされたセル中に
記憶された情報がセンスされかつ解読される。シグナル
CKOが1又は0の遷移を受けることで始まる第3のス
テップつまり最後のステップ(データ出力遷移ピリオ
ド)では、各データ出力ノードを、対応する出力バッフ
ァにより読出データの値に対応する電圧レベル(それぞ
れのアドレスされたセルの「1」又は「0」論理状態に
つきVOH又はVOL)にする。
【0017】3.スタチックな活性フェーズ このフェーズの間は、チップが使用可能にされ、前もっ
て読出されかつラッチされたデータがデバイスのデータ
出力ピンを通して連続的に伝達される。この動作フェー
ズの間は、必要であればバッファの低出力インピーダン
スを使用する。
【0018】この種の適用では、読出フェーズ(高状態
のCKOシグナル)の時間インターバルはメモリのアク
セス時間に実質的に影響を与えることなく出力ノードを
好適な中間電圧レベルに予備設定するために設定され
る。このアプローチは、これが必要になるときはいつで
もスイッチングを行うために(つまり動作読出フェーズ
の第3のステップの間)出力ノードに生成されなければ
ならない電圧ステップの減少を狙っている。これにより
実際のスイッチングが行われる短い時間ピリオドの間に
出力を通して通過しなければならない電気チャージの量
が減少し、ある時間インターバル内でスイッチングを行
うために電流のピーク振幅も減少する。勿論この予備充
電フェーズは、システムが新規なデータをシステムに伝
達しなければならないと「センス」する瞬間と、システ
ムに伝達されなければならない論理レベルを利用できる
ようにする引き続く瞬間の間の「デッド」タイムがある
ときのみに行うことができる。スタンバイから活性条件
への回路の変換、又はアドレスシグナルの変化を通して
読出要件が第1に検知され次いで新規アドレスに対応す
るメモリセルが読出され最後に読出データが出力ターミ
ナルに伝達されるため、この態様の下のメモリ回路は典
型的な例を提示する。従ってメモリセルが読出されてい
る間の時間ピリオドは出力ノードの予備充電フェーズを
実施するために利用することができる。第2の意図され
る条件は(つまり出力電流に対して行われる特別なコン
トロール)、出力バッファにより伝達される出力電流の
時間導関数のピーク値を従ってサプライライン上に生ず
るノイズ(LdI/dt) を最小にする目的を有している。
【0019】本発明のバッファの機能的ブロックダイア
グラムが図1に示され、一方図1の機能的ブロックの特
定を容易にするために必要な場合には点線の境界により
特定した本回路の態様が図2に示されている。図2の回
路では一般的なn−チャンネルトランジスタがラベルナ
ットにより特定されている。基本的には、回路の動作フ
ェーズをコントロールするタイミングシグナルはSB
(これにより回路のスタンバイ条件が決定される)及び
CKO(前述の通りデータ用の読出時間インターバルを
出力ノードへ伝達する)である。それにもかかわらず、
CKOシグナルはスタンバイフェーズ間も高く維持され
ることができる。勿論通常のようにそれぞれの反転シグ
ナル〔SB(上線付)及びCKO(上線付)〕を利用す
るよう仮定することもできる。
【0020】メモリセルの読出ピリオドの正確な特定の
目的で、かつこのようなピリオド間に出力ノードの予備
設定(予備充電)を許容するために、この目的のために
使用できる機能的な回路を詳細に説明することなく当業
者には明らかな通常技術に従って、CKO及びSB
〔(上線付)〕シグナルのANDシグナルとして都合良
く発生させることのできる利用可能な付加的なコントロ
ールシグナルPRつまりPR〔PR(上線付)〕を有す
ることが必要である。PR〔PR(上線付)〕シグナル
は出力ノードフェーズの全予備充電の間に高く維持さ
れ、他のバッファの動作フェーズの間は低くされる。
【0021】下記は本発明の回路の個々の動作フェーズ
の間のコントロールシグナルの論理状態を示している。 SB CKO 動作フェーズ 0 0 活性状態(読出フェーズ外)、PR=0 0 1 メモリセルの読出フェーズ、PR=1(出力ノード の予備充電がこのピリオド間に行われる) 1 1 スタンバイ(PR=0) 1 0 インイクジステント
【0022】図面を参照すると、図1に示されたスイッ
チは図2のようにされる。つまりMT1A及びMT2A
で構成されるスイッチS1(CKOが低いと活性)MT
3及びMT4で構成されるスイッチS2(CKOが高い
ときに活性)、MT1及びMT2で構成されるスイッチ
S3(CKOが低いときに活性)、MT5及びMT6で
構成されるスイッチS4(CKOが高いときに活性)、
MP3及びMP4で構成されるスイッチS5(CKOが
低いときに活性)、MP1及びMP2で構成されるスイ
ッチS6(CKOが高いときに活性)、MK6及びMK
7で構成されるスイッチS7(PRが低いときに活
性)。その結果読出サイクルの間特に新データの出力へ
の伝達フェーズの間(つまり出力バッファのスイッチン
グフェーズ間)及び回路のスタチックな活性状態の間
は、スイッチS1、S3、S5及びS7は閉じられる。
予備充電フェーズ間にスイッチS2、S4及びS6は閉
じられる。最後にスタンバイフェーズの間にスイッチS
2、S4、S6及びS7は閉じられる。動作スタンバイ
フェーズはある用途のみに存在し、一方予備充電フェー
ズ間及び引き続くデータを出力へ伝達するスイッチング
フェーズ間更に勿論スタチックな活性状態間の出力レベ
ルをスタチックに保持するフェーズの間に出力電流のコ
ントロールを行うことに関連する本発明の対象に関する
限り、ノードC2及びC3の電圧を、データを出力へ伝
達するフェーズ間及び引き続くスタチックな活性フェー
ズ間でバッファの入力ノードに存在する「データ」の電
圧によりコントロールする(等しくする)ことが全体と
して重要である。逆にノードC2及びC3は出力ノード
予備充電フェーズの間出力電圧VO により(インバータ
ーI1及びI3を通して)コントロールされなければな
らない。ノードC1は、データを出力へ伝達するフェー
ズの間及びスタチックな活性フェーズの間はバッファの
入力に存在するデータによりコントロールされなければ
ならない。逆にノードC1は、本明細書で後述するよう
に、予備充電フェーズの初期及び後の予備充電フェーズ
間にバッファ出力ノードに存在する電圧Vopr,i により
(インバーターI2を通して)コントロールされなけれ
ばならない。
【0023】図1の機能的ダイアグラムを参照すると、
出力トランジスタMU及びMDのそれぞれ用の2個のコ
ントロールブロックPU(プルアップコントロール)及
びPD(プルダウンコントロール)のそれぞれにつき使
用可能シグナル入力(ENABLE)及びコントロール
シグナル入力(CONTROL)を認識することができ
る。
【0024】PUブロックの使用可能シグナル入力(E
NABLE)が低いと、ブロックの出力シグナルは常に
高くなり、従ってMU(プルアップ)トランジスタはス
イッチオフされる。使用可能シグナル入力(ENABL
E)が高いと、PUブロックの出力は、コントロールシ
グナル入力(CONTROL)の値に依存して高くある
いは低くなる。CONTROLノードも高いとブロック
の出力シグナルは低くなり、従ってMUトランジスタは
スイッチオンされ出力ノードをより高い電圧(最大値=
DD)に向かって充電する。一方CONTROLノード
が低いとブロックの出力シグナルは高くなり従ってトラ
ンジスタMUはスイッチオフされる。
【0025】PDブロックの動作も同様である。使用可
能シグナル入力ノード〔ENABLE(上線付)〕が高
いと、ブロックPDの出力は常に低く,従ってMDトラ
ンジスタはスイッチオフされる。逆に使用可能シグナル
入力ノード(ENABLE)が低くかつコントロールシ
グナル入力ノード(CONTROL)も低いと、ブロッ
クPDの出力電圧は高いレベルとなり、従ってMDトラ
ンジスタは通電されかつ出力ノードを低い電圧値に向け
て放電し(最小値=グラウンドポテンシャル)、又コン
トロールシグナル入力ノード(CONTROL)が高い
と、ブロックPDの出力が低くなり従ってMDトランジ
スタはスイッチオフされる。
【0026】2個のそれぞれのコントロールブロックP
U及びPDのENABLE及びENABLE〔(上線
付)〕ターミナルに印加される電圧は同じでありつまり
バッファ回路のノードC1に存在する電圧は同じであ
る。データの出力への伝送フェーズの間及びバッファの
スタチックな活性フェーズの間は、S5が閉じS6が開
き、スイッチS1及びS3が閉じS2及びS4が開いて
いるため、2個のコントロールブロックPU及びPDを
それぞれのシグナル入力に加えられるデータシグナル
(DATUM)を有し、従って2個のコントロールブロ
ックPU及びPDはデータ自身によりコントロールされ
る。
【0027】予備充電フェーズの間、2個のコントロー
ルブロックの「使用可能」は、スイッチS6が閉じS5
及びS7が開いていることから、インバーターI2の使
用により予備充電フェーズの開始前にバッファの出力ノ
ードが有している電圧(Vopr,i )の値に依存する。更
にスイッチS2及びS4が閉じスイッチS1及びS3が
開き、従って2個のブロックPU及びPDはインバータ
ーI1及びI3の使用により出力電圧VO により「コン
トロール」される。データの出力への伝達フェーズの間
(及びスタチックな活性フェーズの間)に出力電圧がバ
ッファの入力ノードに存在するデータ(DATUM)と
同じ論理レベルに移行される(維持される)。
【0028】予備充電フェーズの間に、コントロールブ
ロックPU又はコントロールブロックPDのいずれかは
存在する出力電圧Vopr,i がそれぞれ高いか低いかに依
存してアクチベートされる。2個のブロックPU及びP
D用のCONTROLシグナルはそれぞれその入力がバ
ッファの出力ノードに接続されているインバーターI1
及びI3の出力シグナルであるため、スタートレベルと
逆のレベルに向かう出力ノードの予備充電が達成され
る。しかしバッファの出力ノードの電圧がある量だけ降
下(又は上昇)すると、その出力が2個のコントロール
ブロックの使用可能な方にCONTROLシグナルを与
えるインバーター(I3又はI1)がスイッチしあるポ
イントで通電したいた出力トランジスタがスイッチオフ
する。勿論他の出力トランジスタもその時点で充電が終
了する。勿論対応する(他の)コントロールブロックが
使用不能にされているため、充電フェーズを通じて他の
トランジスタはオフ状態に維持される。
【0029】コントロールブロックPU及びPDのそれ
ぞれはその出力電圧のコントロールを意図し、これによ
り駆動されている出力トランジスタ(MU及びMD)に
より伝達される電流値は、少なくとも出力トランジスタ
により伝達される電流がそのゲート電圧レベルにより決
定されるまでつまり通電出力トランジスタがその特性で
ある飽和ゾーンで動作している限り、ほぼ直線関係で時
間の関数として変化する。実際に2個のコントロールブ
ロックPU及びPDの使用可能な方は時間の平方根の関
数として実質的に変化する出力電圧を発生させ、従って
駆動されている出力トランジスタ(MU及びMD)によ
り伝達される電流は時間の関数である直線的変化を提示
する。このようなコントロールは、データの出力への伝
達フェーズの間及び予備充電フェーズの間に2個のコン
トロールブロックの一方又は他方により行われ、従って
バッファの動作の全てのフェーズを通してスイッチング
ノイズが効率良く最小にされる。通電している出力トラ
ンジスタが所謂その特性のトリオード領域に入ると(つ
まりスイッチングフェーズの最後の部分の間)、出力電
流は突然の変化を受けることなく減少する。
【0030】予備充電フェーズの間のある瞬間t0 につ
まり出力電圧がある予備設定した値に到達した瞬間に、
その瞬間に活性な回路のコントロールシグナル(CON
TROL)が、ブロックが活性なままであるにもかかわ
らず、スイッチすることを注目することは重要である。
コントロールシグナル(CONTROL)のスイッチン
グ後に予備充電電流の勾配の反転が起こる。絶対値で表
されるこの予備充電電流はある瞬間t0 まで上昇し、こ
の瞬間後は減少し始め、そしてある時間インターバル後
は零になり、従って図3のダイアグラムに示した通り予
備充電プロセスが終わる。予備充電フェーズ間の出力電
流のこの勾配の反転は異なったスレッショルド電圧を有
する2個のインバーターI1及びI3の使用により得ら
れ、I1はI3より小さいスレッショルド値を有してい
る。第3のインバーターI2は好ましくは他の2個のイ
ンバーターI1及びI3のスレッショルド電圧の間のあ
るスレッショルド電圧を有している。2個のインバータ
ーI1及びI3のスレッショルド電圧は予備充電フェー
ズの終期における出力電圧の値が望ましくなることが正
確に起こるように設計しなければならない。
【0031】好ましい態様によると、回路の動作を最適
化するために、特に存在する出力電圧Vopr,i がどのよ
うな値であろうと予備充電フェーズ間の良好な性能を確
保するために、インバーターI3は存在する出力電圧V
opr,i の値によりコントロールされる変化するスレッシ
ョルドを有することが好ましい。I3のスレッショルド
電圧が存在する出力電圧Vopr,i の値の減少に伴って減
少することが特に好ましい。これは例えば図2に示した
回路により得ることができる。MA7トランジスタのゲ
ート電圧はVopr,i の値に、電圧Vopr,i が増加すると
きに減少するように依存する。これはMA12により伝達
される電流の変化を決定し、これはVopr,i の増加、V
opr,i が増加したときに減少するMA13により伝達され
る電流の増加、及びVopr,i の上昇とともに増加するM
A1により抗される「抵抗」の増加とともに増加する。
これは、望ましいように、Vopr,i の値の上昇後にイン
バーターI3のスレッショルド電圧の増加を導く。図2
のダイアグラムでは変化できるスレッショルドを有する
インバーターI3にカスケード接続されたMA8・・・
MA11から構成される2個のインバーターは、好適な論
理レベルを有するコントロールシグナルをPDブロック
へ供給するために、インバーターの全伝達特性を「2
乗」する目的を有する。
【0032】図2に示した回路は、デバイスがスタンバ
イ状態(つまりシグナルSBが高い)にあり従ってこの
ようなスタンバイフェーズの間にバッファ回路の電流を
引くことを実質的に零にするときに、バッファを高出力
インピーダンス状態(つまりいわゆる「トリステート」
出力回路)をけいせする)に位置させることのできるト
ランジスタも含んで成っている。
【0033】図2に示す回路では、プルアップトランジ
スタMUが、トランジスタM23、M24、M24B及び抵抗
0 (最終的には実質的に零になる)から成るネットワ
ークにより置換される。このネットワークはバッファの
「プルアップブランチ」を表している。プルアップ出力
ブランチのこの態様の目的は、出力ノードには既に典型
的には比較的高いW/L比を有するn−チャンネルプル
ダウントランジスタが接続されているため、比較的高い
電流を伝達できるp−チャンネルトランジスタをバッフ
ァの出力ノードに直接接続することを防止することであ
る。高いW/L比を有する2個の相補トランジスタの直
接接続は実際にラッチアップの問題を生じさせる。
【0034】勿論図示されたバッファは、該バッファの
スタチックな活性条件の間に中間程度の時間インターバ
ルの間、スタチックな出力レベルを維持することができ
る。これはコントロールブロックPU及びPDによって
も得られる。この動作フェーズでデータ電圧レベルが高
いと、PUブロックの出力が低くかつPDブロックの出
力も低くなり、従って出力プルダウンブランチがオフと
なり従って出力が高い論理状態に維持される。データが
論理的に低い状態になると逆のことが起こる。最後に、
それぞれの駆動シグナル間の関係のため、2個のブロッ
クPU及びPDは、明らかに最小に維持されなければな
らない遷移現象の間を除いて2個の出力トランジスタM
U及びMDを同時に通電状態にすることを除外する。
【0035】当業者には明らかなように、回路の動作フ
ェーズは図示の態様に関して説明したものと異なってい
ても良く、これらは図示の例で利用したコントロールシ
グナルつまりCKO及びPRそして更に選択したSBと
比較して異なった数のコントロールシグナルの使用及び
/又は異なった使用方法を意図することができる。明ら
かなように、必要とされあるいは望ましいコントロール
シグナルの決定は用途の特殊な要件に依存する。例えば
付加的なコントロールシグナルMEMを活性なスタチッ
ク条件等の制限(決定)の目的で使用することができ
る。
【0036】本発明の出力バッファの適用の最も重要な
分野は多数の出力データピンを有する高速メモリであ
る。勿論本発明の出力バッファは、高速で比較的強い容
量性負荷を、特に高出力平行現象で集積回路に接続され
た外部負荷を駆動する必要がある他のデジタル回路でも
有用である。他方、予備充電フェーズを行うために、出
力バッファが使用される集積回路の動作が、存在するレ
ベルとは異なった新しいレベルが出力に伝達されなけれ
ばならないことを検知する瞬間と、出力に伝達されなけ
ればならない論理シグナルが出力バッファの入力ノード
で利用される引き続く瞬間の間に「デッド」タイムを提
示することが必須である。この説明が集積回路の出力バ
ッファの場合を参照しているにもかかわらず、本発明の
バッファは、特別な条件がこのようなバッファの使用を
保証しかつ主要なスイッチングノイズの発生がサプライ
ラインのパラシチックなインダクタンスに関連する現象
であることを考慮することにより、集積回路の内部容量
性負荷の駆動にも好適であることが明らかである。
【0037】発明の出力バッファの動作 図2に示されメモリデバイスとして特に適した回路の動
作は次の通りである。 出力遷移 このピリオドの初期には、トランジスタM5(G5)の
ゲート電極は低いレベルにあり、一方トランジスタM24
及びM24B(G24)のゲート電極は高いレベルにある
(容易に判るように、出力トランジスタは出力予備充電
フェーズの終期にはオフ状態にある)。初期出力電圧は
OPR に等しく、これは後述するように、VDD及びVSS
値の間の好適な中間レベルを有している。
【0038】出力遷移ピリオドはシグナルCKOが低く
なるときに始まる。メモリセルから読出されるデータの
論理レベルはノードC1、C2及びC3に伝達される。
駆動回路PU及びPDに含まれるトランジスタMX10及
びMX11は出力遷移ピリオド(CKO=0)の間に維持
され短絡回路として認識できる。
【0039】読出されたデータが論理「0」であると仮
定すると、出力ノードはVOPR からグラウンドポテンシ
ャルに向かって放電される必要があり、ノードC1、C
2及びC3は低レベルにされる。バッファのプルアップ
セクションが関連する限り、ノードC1はMX3をオン
にしMX4をオフにし、そしてノードC2はM20をオン
に維持する(一方MX9、M13及びM14はオフに維持さ
れる)。従ってノードG24は高レベルに維持される。ト
ランジスタM24及びM24Bはオフ状態に維持され、プル
アップブランチは出力電流に何の寄与もしない。
【0040】プルダウンセクションを参照すると、トラ
ンジスタMX6はオフであり一方トランジスタM6及び
MX5はオンであり、短絡として認識できる。ノードC
3はトランジスタM11、M12及びMX12をオンにしトラ
ンジスタM1をオフにする。M5のゲート電極はM11、
M12及びM7(ダイオードとして実質的に作用する)と
M12の直列接続を介して充電が開始される。従ってM5
は通電を開始し、バッファの負荷キャパシタンスCL
放電を許容する。ノードG5の電圧が増加するにつれ従
ってM5により降下した出力電流を増加させると、M12
とM7により構成されるブランチを通る電圧が減少し、
従ってブランチ自身を通って流れる電圧値が減少する。
従ってノードG5は時間の関数として減少する電流で充
電される。
【0041】負荷キャパシタンスを放電する回路の等価
ダイアグラムを図4に示した。ここでC5及びIV は、
それぞれノードG5の全キャパシタンス及びこのキャパ
シタンスを充電する駆動回路PDによりソースに加えら
れる時間に依存する電流を示す。M5がその飽和領域で
動作すると仮定すると、出力電流IOUT は次の式であり
得られ、 IOUT =(k’We )(2Le )(Vgs− Vth2 (1) ここでk’、We 及びLe は、それぞれトランジスタM
5の導電性因子、効果的幅及び効果的長さであり、Vgs
及びVthはそのゲート−ソース電圧及びそのスレッショ
ルド電圧である。時間導関数を取ると、次の式が得られ
る。
【0042】 dIout /dt =(k’We )/Le ×(Vgs− Vth)dVgs/dt (2) コンデンサーC5の電流−電圧関係式は次の的で与えら
れる。 IV =C5 dVgs/dt (3) (3) 式を(2) を式に代入すると、次の式が得られる。 dIout/dt =k’(We /Le )(Vgs−Vth)IV /C5 (4)
【0043】出力電流(dIout/dt)の時間導関数を一定値
にするためには、電圧差(Vgs−Vth)及び電流IV
互いに反比例しなければならない。従ってVgsが増加し
ているときIV は減少しなければならない。駆動回路P
Dでは、上述通り、これはダイオード接続トランジスタ
M7及びトランジスタM12の直列接続により得られる。
従って出力電流IOUT はM5がその飽和領域で動作する
限り時間に対して実質的に直線的な変化を示す。
【0044】M5が所謂トリオード動作領域に入ると、
その電流駆動能力は減少する。駆動回路PDの及びトラ
ンジスタM5の設計を最適化して、G5ノードの電圧が
その最大値に達したときに(VDDを越えない)、M5ト
ランジスタがそのトリオード領域で動作しかつドレーン
電流が出力電圧によりコントロールされるようにするこ
とができる。従って出力電流IOUT はそれがスタチック
な低レベル値に達するまでシャープな変化なしに減少
し、これによりグラウンドラインのパラシチックなイン
ダクタンスを通って生ずる大きな電圧ピークを防止する
ことができる。
【0045】出力遷移ピリオド間で読出データを論理
「1」と仮定すると、出力ノードはVOPR からVDDに向
かって充電される必要がある。ノードC1及びC3は高
レベルにあり、従ってトランジスタMX6及びM1はオ
ンに維持され、一方MX5はオフに維持され、M11、M
12及びMX12もオフに維持される。従ってノードG5H
低いレベルに維持され、プルダウントランジスタM5は
オフ状態に維持される。読出データが「1」であるとき
の駆動回路PUの動作は、読出データが「0」である駆
動回路PDの動作と類似している。このピリオドの初期
にノードG24はサプライ電圧VDDで充電されると仮定す
る。トランジスタMX4及びM19は短絡と認識でき、従
ってノードG24はM14、MX9及びM18及びM13の直列
接続を通して放電され、トランジスタM24及びM24Bを
オンにする。駆動回路PUから供給されノードG24を放
電させるための電流は時間の増加とともに減少し、従っ
てM24からの出力電流は、トランジスタM24が飽和領域
で動作するまで及び/又はトランジスタM23のゲート−
ソース電圧が大きくそれがM24及びM23により構成され
るブランチ(高速プルアップブランチ)の電流駆動能力
に実質的に影響を与えなくなるまでほぼ一定の時間導関
数で増加する。そのソースに加えられる増加する電圧に
起因してトランジスタM23がスイッチオフされるとき、
トランジスタM24Bは負荷キャパシタンスの充電を継続
するために要求されかつスタチックな高レベル出力仕様
に合致する出力電流を与える。トランジスタM24Bはこ
の目的のためにプルアップ構造に含まれる。迅速な動的
動作間の出力電流へのその寄与はM24で与えられる寄与
より小さく、しかしバッファの設計の最適化の際には考
慮に入れなければならない。
【0046】先行する場合のように(読出データ=
0)、出力トランジスタの動作条件に起因して、プルア
ップ構造から生ずる出力電流はそのピーク電流からその
高レベルスタチック値に円滑に減少し、従ってVDDライ
ンを通るパラシチックなインダクタンスを通して大きな
電圧ピークは生じない。
【0047】スタチックな活性動作 バッファのこの動作条件はスイッチングフェーズの実行
を表し、「真の」動作フェーズではなく、そしてこの理
由のためコントロールシグナルSB及びCKOにより単
独では定義できない。このフェーズの間は、前もって読
出されラッチされたデータは低インピーダンス駆動条件
で出力ノードで連続的に利用すべきである。読出データ
が「0」であるとすると、ノードG5及びG24は高レベ
ルに維持される。トランジスタM24及びM24Bはオフ状
態に維持され、一方トランジスタM5はオンに維持さ
れ、従って出力ノードは低出力インピーダンスでグラウ
ンドポテンシャルにされる。
【0048】読出データが「1」であるとすると、ノー
ドG5及びG24は低レベルに維持される。トランジスタ
M5はオフ状態に維持され、一方トランジスタM24及び
M24Bはオンに維持され、従って出力ノードは低出力イ
ンピーダンスで高レベルにする。上述した通り、ラッチ
アップの可能性を減少させるためには、大きなn−チャ
ンネルプルダウントランジスタ(M5)が既にそこに接
続されているため、大きなプルアップp−チャンネルト
ランジスタの出力ノードへの直接接続を回避することが
好ましい。従ってn−チャンネルデバイスM23(例えば
通常のトランジスタ)が都合良くM24と直列接続されて
いる。高レベル出力スタチック仕様に合致するために、
p−チャンネルトランジスタM24Bが図示の通り高速プ
ルアップブランチに並列に接続することができる。この
トランジスタの縦横比W/Lは、該トランジスタを高レ
ベル出力仕様により丁度要求される電流を駆動できるよ
うに設計し、従ってそれはトランジスタM24より遙に小
さいディメンジョンを有するようにすることができる。
最後に抵抗RO は、ラッチアップの問題が関連する限り
回路の信頼性を落とさないようにM24Bに直列に接続す
ることができる。
【0049】出力予備充電フェーズ 予備充電フェーズはシグナルPRが高くなるときに始ま
る。シグナル予備設定フェーズの間(SB=0、CKO
=1、従ってPR=1)の回路動作の分析では、出力ノ
ードが初期において低レベルである(グラウンドポテン
シャル)場合を最初に考える。この場合出力予備設定ピ
リオドの間に出力ノードはVOPR に充電されなければな
らない。ノードG24は初期は高レベルで、トランジスタ
M24及びM24Bはオフ状態である。予備充電ピリオドの
初期に存在する出力電圧V0iは内部キャパシタンスCG
に記憶され、インバーターI2(例えば名目スレッショ
ルド値:VT2=1.6 V)及びトランジスタMP1及びM
P2から成る次のトランスファーゲートS6を通してノ
ードC1をコントロールする。ノードC1は高くされ、
ノードG5はグラウンドポテンシャルにされ、トランジ
スタM5は全出力予備設定ピリオドの間にオフ状態に維
持される。読出動作が低初期出力電圧の存在下でスタチ
ックな活性フェーズからスタートして実行しなければな
らない場合は、ノードG5は初期は高い電圧であり、従
ってそれは出力予備設定(予備充電)ピリオドの初期に
グラウンドポテンシャルに放電されなければならない。
ノードG5の放電は十分迅速にしてプルアップブランチ
を通しての負荷キャパシタンスの充電の迅速なスタート
を可能にし、サプライレールを通る直列接続された出力
プルアップ及びプルダウン構造を通して流れるクロスオ
ーバー電流を実質的に防止する。
【0050】出力ノードは初期には低いレベルにあると
仮定され、インバーターI1の入力ノード(例えば名目
スレッショルド電圧VT1=1.1 Vを有する)もそうであ
り、これはノードG2を高いレベルにコントロールす
る。出力予備充電ピリオドの初期にノードG1も高いレ
ベルにあるため、駆動回路PUは、高いレベルが出力タ
ーミナルに伝達されなければならない出力遷移ピリオド
の間のように実質的に同じ動作条件(差異は予備充電ピ
リオド間にMX10がオフに維持されることのみである)
にある。従ってノードG24は駆動回路PUのコントロー
ル下で放電される。出力を通してトランジスタM24によ
り伝達される生成する電流は時間とともに増加し、ぼぼ
一定の時間導関数を示す。出力予備充電ピリオド間にノ
ードG24を放電させる電流値は、トランジスタMX9が
ノードG24の放電プロセスに電流の寄与をしないため、
出力遷移ピリオド間のものより幾分小さい。実際に出力
遷移ピリオドの間に、それらが低いドレーン−ソース電
圧で動作するため、トランジスタM24及びM24Bのゲー
ト電極の僅かに速い放電が要求される。出力電圧がスレ
ッショルドレベルVT1に達するときに、インバーターI
1の出力電圧は低くなり、トランジスタM13及びM14は
スイッチオフされトランジスタM20はスイッチオンされ
る。従ってノードG24はVDDに向かって充電度が増加
し、トランジスタM24及びM24Bにより与えられる出力
電流は時間の進行とともに減少する。実際にはインバー
ターI1の出力のデジタルスイッチングは図3に示した
波形に従って出力電流ランプの勾配の反転を生じさせ
る。駆動回路PUを形成するトランジスタの適切なサイ
ジングに起因して、出力予備充電ピリオドが終わる前
に、トランジスタM24及びM24Bを円滑にオフ状態に進
行する。従って出力遷移ピリオドが始まり出力バッファ
のコントロールがデータノードに復帰すると、出力予備
充電電流は既に零に降下し、従って出力電流のシャープ
な変化は防止される。
【0051】出力ノードの予備充電ピリオド間に出力ノ
ードが初期の高レベルからVOPR まで放電されなければ
ならないバッファ動作は上述の逆の場合の動作と類似す
る。このピリオドの間にノードC1は低いレベルに維持
され従ってトランジスタM24及びM24Bはオフ状態に維
持される。駆動回路PDはトランジスタM5のゲート電
極を充電し、これは出力キャパシタンスCL を放電する
ことを要求する電流を低下させることができるようにな
る。回路PD及びPUは類似し、2個のブロックのコン
トロールは類似の技術で行われ、従って上述と同じ考慮
及び特徴がこの場合にも適用できる。M5による出力電
流減少の直線的増加及び直線的減少をそれぞれに与える
理想的な法則によりノードG5はまず再充電され次いで
放電される。予備充電ピリオドの終期での出力電流は零
である。この場合にも動作の高速生が確保され、予備充
電ピリオドの初期の出力コントロールを通してクロスオ
ーバー電流を防止する。
【0052】しかしこの場合には、出力電流ランプの勾
配の反転は、スレッショルド調節電圧を発生するトラン
ジスタMA1−MA4、MA12、MA13及びトランジス
タMA5、MA6及びMA7により構成される可変スレ
ッショルド電圧を有するインバーターI3に基づくコン
トロール回路の使用により行われる。実際に出力予備充
電ピリオド間のバッファの最適動作を確保するために、
放電電流ランプの勾配反転を生じさせる出力電圧VOUT
の電流値は初期の出力電圧V0iの関数でなければならな
い。1.8 Vに等しい名目電圧VOPR に到達するために、
勾配反転はそれぞれVOUT が3.4 Vに達し、V0iが5V
又は2.1 Vであり、Voiが2.4 Vであるときに起こらな
ければならない。インバーターが固定したスレッショル
ド電圧VT3L を有し高初期出力電圧の存在下でスレッシ
ョルド電圧が比較的低い例えば2.1 Vであるとすると、
全予備充電ピリオド間のM5による出力電流減少は予備
充電ピリオドの終期において出力電圧を低くしすぎるこ
とがある。固定されたスレッショルド電圧(VT3H )と
例えば3.4 Vの比較的高いスレッショルド電圧を有する
インバーターを使用すると、VT3H より小さい初期出力
電圧の存在下で、負荷キャパシタンスの放電は起こら
ず、かつ次の出力遷移フェーズの開始まで出力電圧は変
わらないままである。出力予備充電ピリオドの間に出力
ノードが低いレベルからVOPR まで駆動回路PUにより
予備充電されなければならない際にはこのタイプの問題
は存在しない。この場合には実際に、初期出力電圧は、
出力ノードが放電されなければならずかつ出力予備充電
動作が好適なスレッショルド電圧を有する通常の固定し
たスレッショルドのインバーター(I1)を使用して好
適に行われる場合より遙に小さい範囲中で変化する。
【0053】都合の良いことに、予備充電ピリオドの
「初期」に存在しかつ内部キャパシタンスCG に記憶さ
れる出力電圧はインバーターI3のスレッショルド電圧
(VT3V )の変化を生じさせる。V0iが大きいときにス
レッショルド電圧(VT3V )は増加し、V0iが小さいと
きに前記電圧が減少することは容易に判る。インバータ
ーの名目スレッショルド電圧は、例えば2Vから5Vま
で変化する初期出力電圧V0iの関数としてある範囲内で
修正される。これはVSSからVDDの範囲内でフィットす
る任意の値のV0iでバッファを正確に動作することを確
保する。インバーターI3にカスケード接続されトラン
ジスタMA8及びMA11で構成される2個のインバータ
ーは、インバーターの伝達特性の2乗を与え、これによ
りコントロールブロックPDを正確に駆動するために適
した出力電圧レベルを確保する。
【0054】伝達遅れに起因して、VOUT が予備決定さ
れたスレッショルド値(VT1又はVT3V )に到達した瞬
間後に、幾らかの遅れで出力電流ランプの勾配は実際に
反転される。従ってランプの勾配反転が起こる前に付加
的なチャージが出力キャパシタンスに伝達される。予備
充電ピリオドの終期に出力ターミナルに存在する電圧へ
のこの寄与の効果は、負荷キャパシタンスCL の値に依
存し、従ってバッファの設計は最大負荷仕様に合致する
よう最適化することができる。
【0055】インバーターI2の入力に加えられる電圧
はキャパシタンスCG でサンプルされる初期出力電圧V
0iであることができる。インバーターI2の出力ノード
は出力ノード予備充電ピリオド間にノードC1を駆動す
る。次いでノードC1はそれぞれトランジスタMX3、
MX4及びMX5、MX6により両コントロールブロッ
クPU及びPDを駆動する。これにより比較的小さい負
荷キャパシタンスの存在下でも良好な出力電流のコント
ロールが達成される。例えば出力ノードは予備充電ピリ
オド間で放電しなければならず、かつこのような付加的
なコントロールが存在しないと仮定できる。CL が比較
的小さいと、出力電圧VOUT は出力ノード予備充電ピリ
オド間にスレッショルド電圧VT1より小さい値に達す
る。従ってノードG24は放電され、その結果トランジス
タM24は無視できない出力電流を与える。従って出力電
流の波形は望ましいものとは異なっている。更に後の出
力遷移フェーズが出力電流の極性の反転を必要とすると
きに予備充電フェーズの終期の前にトランジェントが終
わらないと出力電流のシャープな変化が生ずる。出力ノ
ード予備充電ピリオド間に負荷キャパシタンスが低いレ
ベルからVOPR に充電されなければならないときに類似
の問題が生ずる。図2に示した本発明の対象であるバッ
ファの態様では、サンプルされた出力電圧V0iが入力コ
ントロール電圧として利用され従って上述の問題点が防
止されるため、ノードC1は全予備充電ピリオド間に正
確な電圧レベルに維持される。
【0056】スタンバイ スタンバイピリオドの間(SB=0、CKO=1)、ト
ランジスタM5及びM24及びM24Bはオフ状態に維持さ
れる。従って上側のノードは要求されるように高インピ
ーダンス状態に維持される。
【0057】電流消費 スタンバイの間、出力ターミナルは外部回路により浮動
され又はコントロールされるため、出力ノード電圧は決
定されない。デバイスが活性フェーズにあると、特定さ
れたアクセスタイムの後の数インターバル間は、出力電
圧は、特定された動的及びスタチックなレベル間にある
値である。従って出力予備設定ピリオド間のみに動作す
ることが要求されるインバーターI1、I2及びI3
は、スタンバイ及びスタチックな活性フェーズ間のバッ
ファの電力消費を最小にするために、デバイスがこの動
作フェーズにないときは、都合良く使用不能にされる。
使用不能はシグナルPR及びPR(上線付)により行わ
れる。可変スレッショルドインバーターI3にカスケー
ド接続された2個のインバーターは、バッファが動作の
出力予備充電フェーズ中にないときにI3の「出力ノー
ド」がグラウンドに結合されているので、使用不能にさ
れる必要はない。
【0058】スタンバイの間、シグナルSBは高く維持
され、従って出力電流の値にかかわらず駆動回路PU及
びPDはバイアス電流を引かない。スタチックな活性動
作の間、ノードC1、C2及びC3はDATUMライン
によりコントロールされ、このラインは例えばセンスピ
リオドが終わったときに読出セルメモリの内容に依存し
て「1」又は「0」の論理レベルに位置する。従ってこ
のフェーズの間は、全てのトランジェントは終わり、2
個の駆動ブロックPU及びPDは電流を引かない。
【0059】従って動作のスタンバイ及びスタチックな
活性フェーズ間の出力バッファの電力消費は漏洩電流に
起因するもののみである。出力予備充電及び遷移フェー
ズの間及び出力遷移フェーズ後のトランジェントの間、
多数の内部回路ノードが充電又は放電されなければなら
ず、従ってバッファの電流消費は無視できない。しかし
前述した通り、バッファにはクロスオーバー電流を最小
にできる回路的な配置が都合良く装着され、これは更に
消費を制限するだけでなくサプライライン上に生ずるノ
イズを減少することに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路の機能的ブロックダイアグラム。
【図2】本発明の一態様による回路ダイアグラム。
【図3】本発明の回路の理想的な挙動による、予備充電
フェーズ間の波形を示す出力電流ダイアグラム。
【図4】バッファのプルダウン部と等価な回路。
【符号の説明】
I1、I2、I3・・・インバーター S1、S2、S
3、S4、S5、S6、S7・・・スイッチ MU、M
D・・・出力トランジスタ PU、PD・・・ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャンマルコ・マルケシ イタリア国 リヴェルガロ 29029 ピ アッツァ・パオロ 36 (72)発明者 グイド・トレリ イタリア国 エッセ・アレッシオ 27016 ヴィア・カドルナ 4 (56)参考文献 特開 平2−7621(JP,A) 特開 昭62−159917(JP,A) 特開 昭63−24721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 H03K 19/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ノードへ印加される論理信号の関数
    として、出力ノードを予め確立した電圧の内の一つとさ
    せる前の異なる予め確立した電圧と出力ノードの前に存
    在していた電圧との間の中間電圧へ出力ノードをプレチ
    ャージさせることを包含しており、バッファ回路の入力
    ノードへ印加される或る論理信号の関数として出力ノー
    ドを予め確立した電圧とさせるための電流を発生するこ
    とが可能なバッファ回路によって発生されるスイッチン
    グノイズを減少させる方法において、 プレチャージの第一時間インターバル期間中に電流の第
    一符号の一定の時間導関数を、且つプレチャージの第二
    時間インターバル期間中に電流の反対の符号の一定の時
    間導関数を維持するようにプレチャージ電流を制御し、 相継ぐ第三時間インターバル期間中に一定の時間導関数
    を維持するために出力電圧を前記予め確立した電圧とさ
    せる充電電流を制御する、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、同一の第一及び第二
    時間インターバル期間中の前記時間導関数が同一の絶対
    値を有していることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第三インターバ
    ル期間中の前記電流が先行する時間インターバルのプレ
    チャージ電流のものに等しい絶対値の時間導関数を有し
    ていることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 入力ノードへ印加される論理信号の関数
    として、出力ノードを予め確立した電圧の内の一つとさ
    せる前の異なる予め確立した電圧と出力ノードの前に存
    在していた電圧との間の中間電圧へ出力ノードをプレチ
    ャージさせることにより、低スイッチングノイズで入力
    ノード(DATUM)へ印加される信号の関数として出
    力ノード(OUT)へ接続されている容量性負荷を高速
    駆動するバッファ回路において、 プレチャージの第一時間インターバル期間中に電流の第
    一符号の一定の時間導関数を、且つプレチャージの第二
    時間インターバル期間中に電流の反対の符号の一定の時
    間導関数を維持するようにプレチャージ電流を制御し、
    且つ相継ぐ第三時間インターバル期間中に一定の時間導
    関数を維持するために出力電圧を前記予め確立した電圧
    とさせる充電電流を制御する制御ブロック(PU,P
    D)の夫々の入力(ENABLE,ENABLE_、C
    ONTROL)へ供給される第二即ち制御信号によって
    且つ本回路の第一ノード(C1)上に存在する第一即ち
    イネーブル信号によって駆動される出力プルアップブラ
    ンチ(MU)用の第一制御ブロック(PU)及び出力プ
    ルダウンブランチ(MD)用の第二制御ブロック(P
    D)、 出力ノードプレチャージフェーズ期間中に、出力ノード
    (OUT)と、第一スイッチ(S2)を介して、第一制
    御ブロック(PU)の制御信号入力ノード(C2)との
    間に機能的に接続される第一インバータ(I1)、 プレチャージ期間中に、出力ノードと、第2スイッチ
    (S4)を介して、第二制御ブロック(PD)の制御信
    号入力ノード(C3)との間に機能的に接続される第二
    インバータ(I3)、 プレチャージフェーズ期間中に本回路の第一ノード(C
    1)を駆動可能であり且つ第三スイッチ(S6)を介し
    て接続され、且つ少なくとも本回路のスイッチングフェ
    ーズ及びアクティブスタティックフェーズ期間中に、接
    地電位へ容量結合(C)され且つ第四スイッチ(S7)
    を介して出力ノード(OUT)へ接続される入力ノード
    を具備している第三インバータ(I2)、 本回路のスイッチングフェーズ期間中に、入力ノード
    (DATUM)を前記制御ブロック(PU及びPD)の
    制御信号入力ノード(C2,C3)へ及び前記第一回路
    ノード(C1)へ接続させることが可能なスイッチ手段
    (S1,S3,S5)、 を有しており、前記スイッチ及びスイッチ手段が第一対
    の制御信号(CKO,CKO_)及び第二対の制御信号
    (PR,PR_)によって駆動されることを特徴とする
    バッファ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第二インバータ
    (I3)が、接地へ容量結合されている前記第三インバ
    ータ(I2)の入力ノードへ前記第四スイッチを介して
    接続されており且つ本回路の出力ノードへ接続している
    入力を具備しており且つプレチャージフェーズの開始に
    おいて前記接地へ容量結合されているノード上に存在す
    る電圧の関数として可変なスレッシュホールド電圧を有
    していることを特徴とするバッファ回路。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記出力プルアップ
    ブランチ(MU)が、第一Pチャンネルトランジスタが
    サプライノードへ接続されているソースを具備しており
    且つ相補的Nチャンネルトランジスタが本回路の出力ノ
    ードへ接続されているソースを具備している機能的に互
    いに直列接続されている一対の相補的トランジスタによ
    って実質的に構成されている第一ブランチと、本回路の
    出力ノードへ抵抗を介して接続されているドレインを具
    備する第二Pチャンネルトランジスタによって構成され
    ている第二ブランチとを具備するネットワークから構成
    されており、前記第一Pチャンネルトランジスタのゲー
    トと前記第二Pチャンネルトランジスタのゲートとが同
    一の信号によって駆動されることを特徴とするバッファ
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項4において、更に、第三対の制御
    信号(SB,SB_)によって駆動され本回路の高出力
    インピーダンス条件を決定可能であり、スタンバイフェ
    ーズ期間中に本回路によって引き出される電流を減少さ
    せる手段を有していることを特徴とするバッファ回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記手段が、少なく
    とも、前記第三対の制御信号の内の第一信号(SB_)
    によってゲート端子を介して駆動され且つサプライノー
    ドと前記出力プルアップブランチ(MU)の駆動ノード
    との間に機能的に接続される第三Pチャンネルトランジ
    スタ、及び前記第三対の制御信号の内の他方の信号(S
    B)によってゲート端子を介して駆動され且つ前記出力
    プルダウンブランチ(MD)の駆動ノードと接地との間
    に機能的に接続される第二Nチャンネルトランジスタ、
    を有していることを特徴とするバッファ回路。
  9. 【請求項9】 請求項4において、可変スレッシュホー
    ルドを有する第二インバータ(I3)の出力ノードと第
    二スイッチ(S4)との間に、第二制御ブロック(P
    D)の制御信号入力へ適切な論理レベルを与えるために
    全体的な伝達特性を調節可能なカスケード接続されてい
    る付加的な2個のインバータが設けられていることを特
    徴とするバッファ回路。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記第一対の制御
    信号(CKO,CKO_)及び前記第三対の制御信号
    (SB,SB_)が、本回路のスタティックアクティブ
    フェーズ又はスタンバイフェーズ期間中は、互いに同相
    にあり、且つ出力ノードプレチャージフェーズ期間中
    は、互いに逆相にあり、且つ前記第二対の制御信号の直
    接信号(PR)が論理ANDゲート回路の出力ノード上
    に発生され、該論理ANDゲートの入力に対して、前記
    第一対の制御信号の内の直接信号(CKO)及び前記第
    三対の制御信号の内の反転信号(SB_)が供給される
    ことを特徴とするバッファ回路。
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