JP3448754B2 - 歯車の転造成形方法及びその装置 - Google Patents

歯車の転造成形方法及びその装置

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JP3448754B2 JP21468395A JP21468395A JP3448754B2 JP 3448754 B2 JP3448754 B2 JP 3448754B2 JP 21468395 A JP21468395 A JP 21468395A JP 21468395 A JP21468395 A JP 21468395A JP 3448754 B2 JP3448754 B2 JP 3448754B2
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成昭 山中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷間加工での転造
にて歯形を成形する歯車の転造成形方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】転造による歯形成形は、厚肉になってい
るブランクの外周に、外周に歯形を有するローラダイス
を同期回転しながら押しつけて、軸心側へ加圧、増肉す
ることにより成形される。従って、両者の回転速度を早
めると共に、ローラダイスの加圧方向の送りをはやめる
ことにより生産性を高めることができる。
【0003】しかし、ローラダイスとブランクの回転と
加圧送りを早めると、ローラダイスに大きな衝撃荷重を
受けるため、ある値以上にすると歯形は破損する。
【0004】上記不具合の解決方法としては、特開平6
−63670号公報による方法が提案されている。この
従来の技術の方法では、歯形成形ユニットとプレフォー
ムの回転関係で回転速度が同期化され、冷間成形される
方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によれば、や
や工具寿命の延長が見られるが、コスト高で経済性は充
分とはいえない。特に、従来の歯形の成形には、1個の
ローラダイスによる1つの工程にて歯形を成形するよう
にしているため常温での転造による歯形成形では流動性
が悪く、円板状素材に加工による割れが発生しやすく、
さらに、転造工具であるローラダイスの寿命が極端に短
いという問題があった。
【0006】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、歯形の転造成形を、少なくとも第1、第2の成形
工程にて行ない第1工程にて歯形を粗成形し、第2工程
にて歯形を仕上げ成形するようにして、歯形成形工具の
長寿命化と、歯形を割れが生じることなく成形できるよ
うにした歯車の転造成形方法及びその装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る歯車の転造成形方法は、外周部を直径
方向に肉厚にしたブランク1の外周面に転造用ダイスに
て歯車の歯形を転造成形する歯車の転造成形方法におい
て、仕上げ成形ダイス3の仕上げ成形歯3aより低く、
かつ3角波歯形状になっている粗成形歯2aを有する粗
成形ダイス2にてブランク1の外周面に3角波歯形状の
粗成形歯形2bを成形し、ついで仕上げ成形歯3aを有
する仕上げ成形ダイス3にて上記粗成形歯形2bを仕上
げ成形歯形3bに成形するようにする。
【0008】また上記歯車の転造成形方法において、ブ
ランク1の外周部の断面形状を断面L字状に形成し、こ
れの内側に、外周面に、ブランク1に形成しようとする
歯車の歯と同数の山を有する挟持ダイ5を内周面に沿わ
せて内装してブランク1の外周面に粗成形ダイス2及び
仕上げ成形ダイス3にて上記挟持ダイ5の山部に沿わせ
て歯形を成形すると共に、ブランク1の内周面を挟持ダ
イ5の外周面形状に沿う形状に成形する。
【0009】一方上記歯車の転造成形方法を実施する転
造成形装置は、ブランク1を軸方向両側から挟持すると
共に、回転自在に支持するブランク挟持部19と、この
ブランク挟持部19の軸心と直角方向側方に位置し、
ブランク挟持部19に挟持されたブランク1の外周面
に歯車を転造成形するダイスを支持するダイス支持装置
20とからなり、ダイス支持装置20は、上記ブランク
1の外周面に粗成形歯2aを成形するローラ状の粗成形
ダイス2と、この粗成形ダイス2にて成形された粗成形
歯2aを仕上げ成形歯3aに成形する仕上げ成形ダイス
3とを係脱可能に固着するダイス軸33と、このダイス
軸33を回転自在に支持するダイス支持台25を有し、
このダイス支持台25が、上記ブランク挟持部19に対
して接離方向とブランク挟持部材19の軸方向にそれぞ
れ移動可能にし、ブランク挟持部19の回転軸とダイス
支持装置20のダイス軸33の双方を同期回転可能にし
て駆動源に連結してなる構成となっている。
【0010】またブランク1を軸方向両側から挟持し、
かつ回転自在に設けたブランク挟持部19と、このブラ
ンク挟持部19の軸心と直角方向の一側方部に位置し、
ブランク挟持部19の軸心と平行に設けた回転軸にロー
ラ状の粗成形ダイス2を係脱可能に支持し、この粗成形
ダイス2を上記ブランク挟持部19に挟持されるブラン
ク1の外周面に押しつけて転造成形可能にした粗成形装
置55と、ブランク挟持部19の軸心と直角方向の他側
方部に位置し、ブランク挟持部19の軸心方向と直角方
向に移動することによりブランク挟持部19に挟持さ
れ、かつ上記粗成形装置55にて粗成形歯形2bを成形
されたブランク1に仕上げ成形歯形3bを成形する仕上
げ用ラックダイス82を移動装置に連結して設けた仕上
げ成形装置5bとからなり、上記ブランク挟持部19の
回転軸と粗成形装置55の回転軸の双方を同期回転可能
にして駆動源に連結し、またブランク挟持部19の回転
軸と仕上げ成形装置56の仕上げ用ラックダイス82と
の間にこれら双方が同期作動する同期機構を介装した構
成となっている。
【0011】
【作 用】ブランク1の外周面には、粗成形ダイス2
による粗成形工程と、仕上げ成形ダイス3による仕上げ
成形工程の2工程にて歯車が転造成形される。またこの
とき、ブランク1の内側に、挟持ダイ5を内装すること
により、歯車の仕上げ成形により、ブランク1の内周面
が歯車の形状に沿うようにして歯形に形成され、歯底部
は座屈することなく流動成形される。
【0012】一方上記請求項3に記載した歯車の転造成
形方法を実施する装置では、ブランク挟持部19にて挟
持されたブランク1とダイス支持装置20のダイス支持
台25に設けた回転軸に支持された粗成形ダイス2と仕
上げ成形ダイス3とは同期回転される。そしてまず粗成
形ダイス2と仕上げ成形ダイス3との選択はダイス支持
装置20をブランク支持部19の軸心と平行方向に移動
することによってなされ、転造成形はこれをブランク支
持部19の軸心側へ移動することによってなされる。
【0013】また請求項4に記載した歯車の転造成形装
置では、粗成形装置55の粗成形ダイス2にて粗成形が
なされ、仕上げ成形装置56の仕上げ用ラックダイス8
2にて仕上げ成形がなされる。このとき各ダイス2,8
2とブランク1とは同期作動される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図中1は外周部を肉厚にし、かつ断面形
状が皿状に形成されたブランク(円板状素材)であり、
2,3はこのブランク1の外周面に転造により歯形を成
形するローラ状の粗成形ダイスと仕上げ成形ダイスであ
る。
【0015】ブランク1の外周径Dは歯形の転造成形に
よる歯先円の増径分だけ小径にしてある。粗成形ダイス
2と仕上げ成形ダイス3のピッチ円形PDは同径になっ
ていると共に、同一歯数となっていて、同一のピッチ間
隔で、粗成形歯2a、仕上げ成形歯3aが設けてある。
【0016】粗成形ダイス2の粗成形歯2aは、図5に
示すように、仕上げ成形ダイス3の仕上げ成形歯3aよ
り低い低歯となっていると共に、谷の角度を最終成形歯
(仕上げ成形歯)のモジュールによって異なる低歯、例
えば90°近い3角波歯形状となっており、かつ谷底と
山頂は半径0.5〜1mmの円弧状になっている。
【0017】仕上げ成形ダイス3の仕上げ成形歯3a
は、図5に示すように、転造により上記ブランク1に成
形歯形4をインボリュート創成成形するような高い歯形
となっている。このときの成形歯形4の頂面の角部には
0.5mm程度の円弧が、また底面は、1.45〜2m
mの円弧がそれぞれ成形されるようにする。また仕上げ
成形歯3aのかみ合い圧力角は20°〜30°にしてい
る。
【0018】図6の(a)〜(d)は粗成形ダイス2を
用いた粗成形工程と仕上げ成形ダイス3を用いた仕上げ
工程により歯形が成形される様子を示す。この両工程と
も、ブランク1と各成形ダイスで2,3とは互いに近づ
く方向に押圧しながら同期回転して行なわれる。なお、
ブランク1は、これの内側に成形しようとする歯形と同
数の山を外周に有する挟持ダイ5を嵌合してブランク1
と共に挟持する。
【0019】図6(a)は歯形転造前の状態を示す。こ
のときのブランク1の外形Dは得ようとする成形歯車の
ピッチ円径と略同径になっている。
【0020】図6(b)は粗成形ダイス2にて粗成形し
た状態を示す。このときの粗成形歯形2bはブランク1
の外周面を中心にして内、外方向に3角波歯形状になっ
ている低歯状に形成され、これの歯先はブランク1の外
形Dより突出される。このときはブランク1の直径dの
内周面までは変形されない。
【0021】図6(c)は仕上げ成形ダイス3にて仕上
げ成形加工状態を示す。この仕上げ成形加工では、上記
粗成形工程にて成形された粗成形歯形2bから図6
(d)に示す仕上げ成形歯形3bに成形される。このと
き、仕上げ成形歯形3bの谷部は内径側へ押し出され、
この内周面は挟持ダイ5の外周面に沿う形状、すなわち
仕上げ成形歯形3bに沿う波形に形成される。
【0022】なお、挟持ダイ5に沿う内周面の変形量
は、仕上げ成形加工量と同一になるように設計されてい
て、歯底部は座屈することなく流動され、この部分に亀
裂が生じることがないようにしている。
【0023】上記粗成形歯形2bと仕上げ成形歯形3b
との成形状態を模式的に示すと図7に示すようになり、
図中斜線で示した部分が粗成形歯形部分から仕上げ成形
歯形部分に塑性変形される部分を示す。
【0024】上記のように、転造歯車の歯形は粗成形ダ
イス2で低歯状に粗成形され、ついで仕上げ成形ダイス
3にて所定の形状の転造歯形に仕上げ成形される。そし
て上記粗成形歯形2bは、3角波歯形状の低歯であるこ
と、及び仕上げ成形歯形3bは上記粗成形歯形2bから
の塑性変形であることにより、各ダイス2,3に対する
成形負荷は、1個のダイスにて粗成形歯形の成形に引き
続いて仕上げ成形歯形を成形する方法に比較して極めて
軽くなる。
【0025】また、転造歯車の歯形も上記したように、
粗成形と仕上げ成形の2段階に成形されることにより、
成形歯形は滑らかなメタルフローにて得られる。
【0026】図8以下に上記歯車の転造成形方法を実施
する歯車の転造成形装置の実施の形態を示す。図8から
図13は、歯車の転造成形装置の第1の実施の形態を示
すもので、図中10は基台、11は基台10に対して支
柱12に案内されて上下動可能に設けられた昇降盤、1
3はこの昇降盤11を昇降する昇降シリンダである。
【0027】基台10には支持台14が回転軸心を垂直
にして回転自在に設けてあり、この支持台14の上端部
にブランク1がこの支持台14の回転軸心と同心状に、
かつ水平状態に嵌合支持されるようになっている。支持
台14の回転軸15は基台10の下側へ突出されてい
て、この回転軸15はプーリ及びベルトによる連結手段
16を介して第1モータ17に連結されている。
【0028】上記支持台14の上方には支持台14上の
ブランク1を挟持する挟持台18が上記昇降盤11の下
側に支持台14と同一軸上において回転自在に支持され
て設けられている。
【0029】支持台14と挟持台18とによるブランク
挟持部19の側方にダイス支持装置20が設けてある。
このダイス支持装置20は、基台10に固着したブラケ
ット21に固着されたガイド部材22と、このガイド部
材22に上記ブランク挟持部19の軸心に対して直角方
向(水平方向)に摺動自在に設けられた第1のスライド
台23と、この第1のスライド台23に対してブランク
挟持部19の軸心と平行方向(垂直方向)に摺動自在に
支持された第2のスライド台24と、この第2のスライ
ド台24と一体構成に設けられたダイス支持台25とか
らなっている。
【0030】このダイス支持装置20のガイド部材22
には送りねじ26が水平方向に設けてあり、この送りね
じ26に第1のスライド台23に設けたナット部27が
螺合されている。送りねじ26はガイド部材22側に設
けたACサーボモータ28の回転軸28aにカップリン
グ29を介して連結されていて、第1のスライド台23
はACサーボモータ28にて送りねじ26、ナット部2
7を介して水平方向にスライドされるようになってい
る。
【0031】第1のスライド台23には油圧シリンダ3
0が搭載されており、この油圧シリンダ30のピストン
30aが第2のスライド台24に連結されていて、第2
のスライド台24は油圧シリンダ30にて所定のストロ
ークLにわたって垂直方向にスライドされるようになっ
ている。31はその上側ストッパ、32は下側ストッパ
であり、それぞれのストッパ31,32の一方のストッ
パ部31a,32aは垂直方向に位置移動可能になって
いて、上記ストロークが調整できるようになっている。
【0032】ダイス支持台25の先端部は水平方向に二
又状に開口するヨークとなっていて、このヨーク部には
ダイス軸33がブランク挟持部19の軸心と平行(垂
直)にして、上下の軸受装置34,35を介して回転自
在に支持されている。上側の軸受装置34はダイス支持
台25に着脱可能に固着された筒部材36に嵌合されて
いて、この筒部材36をダイス支持台25から取り外す
ことにより、上側の軸受装置34がダイス支持台25か
ら取り出され、これと共にダイス軸33もダイス支持台
25から離脱できるようになっている。
【0033】ダイス軸33の中間部にはダイス係合部3
7が、また先端部には駆動軸係合部38が設けてある。
そしてダイス係合部37には上述した粗成形ダイス2と
仕上げ成形ダイス3をヨーク部内に位置した状態で軸方
向に係脱可能に、かつ回転方向に係合させて嵌着され、
また駆動軸係合部38はダイス軸33の下側に設けたダ
イス駆動軸39の係合穴に軸方向に係脱自在に、かつ回
転方向に係合されて嵌合するようになっている。このダ
イス軸33の軸心位置は、これの第1のスライド台23
による移動軌跡がブランク挟持部19の軸心を通る位置
となっている。
【0034】上記両ダイス2,3はダイス軸33に嵌合
するリング部材40a,40bにて軸方向に位置決めさ
れるようになっている。上記両係合部37,38はセレ
ーションあるいはキー等の係合手段が用いられている。
【0035】ダイス駆動軸39は第1のスライド台23
の下側に固着されたダイス駆動部支持台41に軸受装置
39aを介して支持されている。またこのダイス駆動部
支持台41には第2モータ42が支持されていて、この
第2モータ42の軸がプーリ及びベルトよりなる連結手
段43を介して上記ダイス駆動軸39に連結されてい
る。
【0036】上記第2のスライド第24のダイス支持台
25に支持された粗成形ダイス2と仕上げ成形ダイス3
は、ブランク挟持部19に挟持されるブランク1の外周
に対抗される位置に支持されるが、第2のスライド台2
4の垂直方向のスライドにより両ダイス2,3が選択的
にブランク1に対抗されるようになっている。
【0037】上記構成の歯車の転造装置の第1の実施の
形態の作用を以下に説明する。ブランク1はブランク挟
持部19において、支持台14上に嵌合載置し、昇降シ
リンダ13にて昇降盤11を下降させて挟持台18でこ
れを挟持することにより挟持固定される。このとき、ブ
ランク1の内側に挟持ダイ5を嵌合して一体状に挟持す
る。
【0038】ついで第2のスライド台24を下動(ある
いは上動)させて粗成形ダイス2をブンラク1に対向さ
せると共に、第1と第2のモータ17,42を図示しな
い同期制御装置により同時停止、同時発進、同期回転さ
せて、ブランク1と粗成形ダイス2とをそれぞれの外周
が同一方向に移動するように回転させる。このときのブ
ランク1と粗成形ダイス2の回転は、ブランク1内の挟
持ダイ5の谷の部分に粗成形ダイス2の山の部分が対向
する位置関係で同期回転するようにしている。
【0039】この状態でサーボモータ28を駆動して第
1のスライド台23をブランク挟持部19側へ、粗成形
ダイス2が近接する位置まで早送りによりスライドさ
せ、次いで、サーボモータ28を粗成形転造送り速度に
切換えて粗成形ダイス2を粗成形転造送り速度にて送
る。なお、このとき、第2モータ42を含むダイス軸の
駆動装置は第1のスライド台23と一体状に移動され
る。
【0040】かくすることにより、ブランク1の外周部
に粗成形ダイス2の粗成形歯2aが食い込んでいって図
6(b)に示すように3角波歯形状の粗成形歯形2bが
成形される。このときの歯形2bは挟持ダイ5の歯形部
まで変形しない。
【0041】上記粗成形歯形2bが成形された状態で第
1のスライド台23を早送りにて離間方向に移動させ
る。ついで第2のスライド台24を上動(あるいは下
動)させて仕上げ成形ダイス3をブランク1に対向させ
る。この動作時には両モータ17,42を停止させても
よく、引き続き同期回転させておいてもよい。その後、
ブランク1と仕上げ成形ダイス3を同期回転させた状態
で近接させ、仕上げ成形転造送り速度で送る。
【0042】かくすることにより、ブランク1の外周部
成形されてある上記粗成形歯形2bに仕上げ成形ダイ
ス3の仕上げ成形歯3aが食い込んでいって図6(c)
に示すように仕上げ成形は3bが成形される。このとき
仕上げ成形歯3bの歯底部は挟持ダイ5の波形歯の谷の
部分に沿って押し出し成形される。
【0043】上記作動の終了後は第1のスライド台23
を後退させてから両モータ17,42を停止し、昇降盤
11を上昇させてブランク挟持部19よりブランク1を
取り出すと共に、このブランク1内から挟持ダイ5を取
り出すことにより図6(c)に示すような転造歯車が得
られる。
【0044】次に図14から図19で歯車の転造装置の
第2の実施の形態を示す。図50は基台、51は基台5
0に対して支柱52に案内されて上下動可能に設けられ
た昇降盤、53はこの昇降盤51を昇降する昇降シリン
ダである。
【0045】基台50と昇降盤51の間には軸心を垂直
にしたブランク挟持部54と、このブンラク挟持装置5
4に対して一側方部に設けられた粗成形装置55と、他
側方部に設けられた仕上げ成形装置56とが配設されて
おり、これらの装置を図16以下で説明する。
【0046】ブランク挟持装置54は基台50側に回転
自在に支持された支持台57と、これと同軸状にして昇
降盤51に回転自在に支持された挟持台58とからなっ
ている。支持台57と挟持台58のそれぞれの対向部は
挟持ダイスと共にブランク1を水平状に挟持できるよう
になっている。
【0047】支持台57の回転軸59は基台50の下側
へ突出されていて、この回転軸59の先端に従動歯車6
0が固着されている。
【0048】粗成形装置55は基台50に固着したブラ
ケット61に固着されたガイド部材62と、このガイド
部材62に上記ブランク挟持部54の軸心と直角方向
(水平方向)に摺動自在に支持された水平スライド台6
3と、この水平スライド台63と一体状に構成された粗
成形ダイス台64とからなっている。
【0049】水平スライド台63にはガイド部材62側
に支持された油圧シリンダ65のロッドが連結してあ
り、油圧シリンダ65の伸縮作動により成形作業位置と
退避位置とに往復動するようになっている。67は成形
動作位置のストローク端を設定するストッパである。
【0050】粗成形ダイス台64の先端部は水平方向に
二又状に開口するヨークとなっていて、このヨーク部に
はダイス軸68がブランク挟持部54の軸心と平行(垂
直)にして上下の軸受装置69,70を介して回転自在
に支持されている。上側の軸受装置69は粗成形ダイス
台64に着脱可能に固着された筒部材71に嵌合されて
いて、この筒部材71を粗成形ダイス台64から取り外
すことにより上側の軸受装置69が粗成形ダイス台64
から取り出され、これと共にダイス軸68も粗成形ダイ
ス台64から離脱できるようになっている。
【0051】ダイス軸68の中間部にはダイス係合部7
2が、また先端部には駆動軸係合部73が設けてある。
そしてダイス係合部72には上述した粗成形ダイス2が
ヨーク部内に位置した状態でセレーション係合等により
軸方向に係脱可能に、かつ回転方向に係合されるように
嵌合されている。なお、この粗成形ダイス2はダイス軸
68との組立て状態で上記ブランク挟持装置54に挟持
されたブランク1と対向された位置で軸受装置69,7
0等を介して軸方向に位置決め固定されるようになって
いる。
【0052】ダイス軸68の駆動軸係合部73は水平ス
ライド台63に支持された粗成形用モータ74の第1の
駆動軸75に軸方向に係脱可能に、かつ回転方向に係合
されるように連結されている。
【0053】上記粗成形用モータ74には第1の駆動軸
75の他にこれと同軸状にした第2の駆動軸76を有し
ており、この第2の駆動軸76に第1タイミングスプロ
ケット77が固着されている。この第2の駆動軸76は
モータ内の歯車装置74aにより第1の駆動軸75に対
して逆転するようになっている。
【0054】仕上げ成形装置56はブランク挟持装置5
4に対して粗成形装置55の反対側に設けられている。
そしてこの仕上げ成形装置56は、基台50に固着した
ブラケット78に固着されたガイド部材79と、このガ
イド部材79に上記ブランク挟持部54の軸心と直角方
向(水平方向)に摺動自在に支持された水平スライド台
80と、この水平スライド台80にブランク挟持部54
側へ向けて固着したタイミングラック81及び仕上げ用
ラックダイス(フォーミングラック)82とからなって
いる。
【0055】仕上げ用ラックダイス82は、これの仕上
げ成形歯82aがブランク挟持部54に挟持されたブラ
ンク1の仕上げ加工位置に位置する高さになっている。
そしてこの仕上げ用ラックダイス82はガイド部材79
側に設けられた油圧シリンダ83に水平スライド台80
を介して連結されていて、これの始端部がブランク1か
ら外れた位置からその全長がブランク1を通り過ぎる範
囲にわたって摺動するようになっている。なおこの仕上
げ用ラックダイス82はブランク1の変更に応じて取り
替え可能になっている。
【0056】タイミングラック81は仕上げ用ラックダ
イス82の下側に位置されていて、このタイミングラッ
ク81にはタイミング歯車84が対向されており、仕上
げ用ラックダイス82の始端部がブランク1に噛合する
のと同期にタイミングラック81に噛合するようになっ
ている。そしてこのタイミング歯車84の軸85の端部
には第2タイミングスプロケット86が固着してあり、
この第2タイミングスプロケット86と上記第1タイミ
ングスプロケット77との間にタイミングチェン87が
巻掛けてある。
【0057】このタイミングチェン87は上記第2の駆
動軸76が粗成形ダイス2と共に移動することにより縮
緊されるのでブランク挟持部54に対する両側にチェン
緊張装置88,88が設けてあり、このチェン緊張装置
88は、タイミングチェン87に噛合するスプロケット
89と、このスプロケット89を緊張方向に付勢するシ
リンダ装置90とからなっている。
【0058】上記タイミング歯車軸85には駆動歯車9
1が固着されており、この駆動歯車91は中間歯車92
を介して上記支持台57の回転軸59に固着された従動
歯車60に噛合されている。
【0059】上記した第2の実施の形態における作用を
以下に説明する。 (1)粗形成(図17参照) 仕上げ成形装置56の油圧シリンダ83を伸長動作して
仕上げ用ラックダイス82をブランク1からはずれる位
置まで移動させておく。この状態ではタイミング歯車8
4もタイミングラック81からはずれている。
【0060】この状態で粗形成用モータ74を駆動して
粗成形ダイス2を一定の速度で回転させながら、粗成形
装置55の油圧シリンダ65を伸長動してこれをブンラ
ク1に押しつける。このとき、粗成形用モータ74の回
転が、これの回転に対して逆転する第2の駆動軸76、
第1タイミングスプロケット77、タイミングチェン8
7、第2タイミングスプロケット86を介してタイミン
グ歯車軸85に伝達され、このタイミング歯車軸85の
回転が駆動歯車91、中間歯車92、従動歯車60を介
して支持台57の回転軸59に伝達される。
【0061】従って、ブランク挟持部54にて挟持され
たブランク1は粗成形ダイス2と逆方向に回転し、対向
する双方の外周面は同一方向に走行する。そしてこのと
き、両部材のピッチ円の周速は同一になるようにする。
【0062】すなわち、ブランク1と粗成形ダイス2の
それぞれのピッチ円径が同一の場合は両タイミングスプ
ロケット77,86及びタイミングチェン87の伝達比
を1:1、また駆動歯車91、従動歯車60の伝達比を
1:1としておく。そして上記ブランク1と粗成形ダイ
ス2のピッチ円径が異なる場合には、上記両伝達比の一
方あるいは双方を変えて両部材1,2のピッチ円の周速
が同一となるように設定する。また駆動歯車91とタイ
ミング歯車84は同一歯数となっている。
【0063】上記の状態で油圧シリンダ65により粗成
形ダイス2がブランク1に徐々に押しつけられることに
より、図6(b)に示すようにブランク1の外周に粗成
形ダイス2による粗成形歯車2bが転造成形される。こ
の粗成形動作の終了はストッパ67により設定される。
【0064】このとき、粗成形ダイス2の移動により粗
成形モータ74も移動し、これの第2の駆動軸76がタ
イミングチェン87がたるむ方向へ移動するが、このた
るみ量に応じてチェン緊張装置88が緊張方向に作動さ
れてタイミグチェン87は常時たるむことなく作動され
る。
【0065】上記粗成形歯車2bの転造成形作動の終了
により、粗成形装置55を後退させる。この時のタイミ
ングチェン87の緊張はチェン緊張装置88のたるみ方
向への作動により吸収される。
【0066】(2)仕上げ成形(図18) 仕上げ成形装置56の油圧シリンダ83の短縮作動によ
りガイド部材79を移動してタイミングラック81の始
端部をタイミング歯車84に噛合させる。これにより仕
上げ用ラックダイス82の始端部がブランク1に対向さ
れる。
【0067】このとき、タイミング歯車84の位相とブ
ランク1の粗成形歯2bの位相とが、タイミング歯車軸
85の駆動歯車91、中間歯車92、ブランク挟持部5
4の従動歯車60の連結により同位相となっている。従
ってこのときの仕上げ用ラクダイス82の仕上げ成形歯
82aとブランク1の粗成形歯と位相が同一になり、仕
上げ用ラックダイス82の移動により、上記各歯車伝動
によりブランク1が同一周方向に同一周速で同期回転さ
れる。
【0068】この状態で油圧シリンダ83を作動して水
平スライド台80を移動することにより、仕上げ用ラッ
クダイス82の仕上げ成形歯82aによりブランク1の
粗成形歯形が仕上げ成形歯形に転造成形される。
【0069】上記仕上げ成形工程は油圧シリンダ83の
作動により、仕上げ成形歯82aにより、1回あるいは
複数回行なわれる。終了後は図17に示すように、タイ
ミングラック81がタイミング歯車84からはずれる位
置に停止させる。
【0070】上記仕上げ成形工程において、タイミング
歯車軸85の回転によりタイミングチェン87により粗
成形用モータ74の第2の駆動軸76も回転されて粗成
形ダイス2は空回わりされる。
【0071】図19〜図21は上記歯車の転造装置の第
2の実施の形態における変形例を示す。タイミング歯車
84aはタイミング歯車軸85aに対して回転自在に支
持されている。一方タイミングラック81aは長くなっ
ていて、仕上げ成形装置56aのガイド部材79の全ス
トロークにわたって上記タイミング歯車84aに噛合さ
れている。
【0072】そして上記タイミング歯車84aとタイミ
ング歯車軸85aは同期クラッチ装置95にて係脱可能
に連結されるようになっている。この同期クラッチ装置
95はタイミング歯車軸85aに回転方向に係合して軸
方向に摺動自在に嵌合し、一側面に係合爪96を設けた
爪クラッチ部材97と、この爪クラッチ部材97を切換
作動するフォーク98と、フォーク98を作動する油圧
シリンダ99とからなっている。そしてタイミング歯車
84aには爪クラッチ部材97の係合爪96が係合する
係合孔100が設けてある。
【0073】同期クラッチ装置95の係合爪96と係合
孔100の係合位置関係は、タイミング歯車84aの位
相と、ブランク1の粗成形歯車2bの位相が合う関係に
なっている。
【0074】この構成において、粗成形工程では、爪ク
ラッチ部材97とタイミング歯車84aとの係合を離脱
しておく。仕上げ成形工程では、爪クラッチ部材97と
タイミング歯車84aと係合する。これにより仕上げ成
形装置56aとブランク挟持装置54とが、タイミング
歯車54aとブランク1のそれぞれの歯の位相が合う状
態で連結される。
【0075】この状態で水平スライド台80を移動する
ことにより、ブランク1はタイミング歯車84aを介し
て仕上げ成形ラックダイス82と同期に回転し、仕上げ
成形ラックダイス82はブランク1の粗成形歯2bにス
ム−ズに噛合して転造成形される。
【0076】
【発明の効果】本発明に係る歯車の転造成形方法によれ
ば、歯車の転造成形が少なくとも2工程の成形工程にて
行なわれ、第1工程にて歯車を粗成形し、第2工程にて
歯形を仕上げ成形することにより、各工程にて用いる歯
形成形工具の長寿命化を図ることができると共に、成形
歯形を割れが生じることなくに成形することができる。
そして特に、本発明の請求項1に記載した発明に係る歯
車の転造成形方法によれば、上記粗成形歯形は3角波歯
形状の低歯であること、及び仕上げ成形歯形は上記粗成
形歯形からの塑性変形であることにより、各ダイスに対
する成形負荷は、1個のダイスにて粗成形歯形の成形に
引き続いて仕上げ成形歯形を成形する方法に比較して極
めて軽くなる。また、転造歯車の歯形も上記したよう
に、粗成形と仕上げ成形の2段階に成形されることによ
り、成形歯形は滑らかなメタルフローにて得られる。さ
らに、本願の請求項2に記載した発明方法によれば、挟
持ダイをブランクの内周面に沿わせたことにより、歯底
部は座屈することなく流動され、この部分に亀裂が生じ
ることがない。
【0077】また請求項3及び請求項4に記載した本発
明に係る歯車の転造成形装置を用いることにより、上記
粗成形工程と仕上げ成形工程の2工程によっての歯車の
転造成形をスムーズに、かつ効率よく行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブランクを示す平面図である。
【図2】ブランクを示す断面図である。
【図3】粗成形ダイスを示す平面図である。
【図4】仕上げ成形ダイスを示す平面図である。
【図5】粗成形ダイスと仕上げ成形ダイスのそれぞれの
成形歯の関係を示す説明図である。
【図6】歯形の転造工程を示す工程図であり、(a)は
転造前の状態、(b)粗成形、(c)は仕上げ成形、
(d)は成形工程終状態をそれぞれ示す。
【図7】粗成形歯形を仕上げ成形歯形の成形状態を模式
的に示す説明図である。
【図8】本発明に係る歯車の転造成形装置の第1の実施
の形態を示す正面図である。
【図9】本発明に係る第1の実施の形態の歯車の転造成
形装置の実施例を一部省略して示す側面図である。
【図10】本発明に係る第1の実施の形態の歯車の転造
成形装置の実施例を一部省略して示す平面図である。
【図11】本発明に係る第1の実施の形態の歯車の転造
成形装置の実施例のダイス支持装置を示す一部破断平面
図である。
【図12】本発明に係る第1の実施の形態の歯車の転造
成形装置の実施例のダイス支持装置を示す一部破断側面
図である。
【図13】本発明に係る第1の実施の形態の歯車の転造
成形装置の実施例のダイス支持装置のダイス支持部を示
す断面図である。
【図14】本発明に係る歯車の転造成形装置の第2の実
施の形態を示す正面図である。
【図15】本発明に係る第2の実施の形態の歯車の転造
成形装置の要部を示す側面図である。
【図16】本発明に係る第2の実施の形態の歯車の転造
成形装置の要部を破断して示す正面図である。
【図17】本発明に係る第2の実施の形態の歯車の転造
成形装置の粗成形状態における要部を示す平面図であ
る。
【図18】本発明に係る第2の実施の形態の歯車の転造
成形装置の仕上げ成形状態における要部を示す平面図で
ある。
【図19】本発明の第2の実施の形態の変形例を示す要
部の平面図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態の変形例を示す要
部の断面図である。
【図21】爪クラッチ部を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ブランク、2…粗成形ダイス、2a…粗成形歯、2
b…粗成形歯形、3…仕上げ成形ダイス、3a…仕上げ
成形歯、3b…仕上げ成形歯形、5…挟持ダイ、10,
50…基台、11,51…昇降盤、12,52…支柱、
13,65…油圧シリンダ、14,57…支持台、1
5,59…回転軸、16…連結手段、17,42,74
…モータ、18,58…挟持台、19,54…ブランク
支持部、20…ダイス支持装置、22,62,79…ガ
イド部材、23,24…スライド台、25…ダイス支持
台、33,68…ダイス軸、39…ダイス駆動軸、41
…ダイス駆動部支持台、55…粗成形装置、56…仕上
げ成形装置、60…従動歯車、63,80…水平スライ
ド台、64…粗成形ダイス台、75,76…駆動軸、7
7,86…タイミングスプロケット、81…タイミング
ラック、82…仕上げ用ラックダイス、82a…仕上げ
成形歯、84…タイミング歯車、85…タイミング歯車
軸、87…タイミングチェン、88…チェン緊張装置、
91…駆動歯車、92…中間歯車。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部を直径方向に肉厚にしたブランク
    1の外周面に転造用ダイスにて歯車の歯形を転造成形す
    る歯車の転造成形方法において、仕上げ成形ダイス3の仕上げ成形歯3aより低く、かつ
    3角波歯形状になっている粗成形歯2aを有する粗成形
    ダイス2にてブランク1の外周面に3角波歯形状の 粗成
    形歯形2bを成形し、 ついで仕上げ成形歯3aを有する仕上げ成形ダイス3に
    て上記粗成形歯形2bを仕上げ成形歯形3bに成形する
    ようにしたことを特徴とする歯車の転造成形方法。
  2. 【請求項2】 ブランク1の外周部の断面形状を断面L
    字状に形成し、これの内側に、外周面に、ブランク1に
    形成しようとする歯車の歯と同数の山を有する挟持ダイ
    5を内周面に沿わせて内装してブランク1の外周面に粗
    成形ダイス2及び仕上げ成形ダイス3にて上記挟持ダイ
    5の山部に沿わせて歯形を成形すると共に、ブランク1
    の内周面を挟持ダイ5の外周面形状に沿う形状に成形す
    ることを特徴とする請求項1記載の歯車の転造成形方
    法。
  3. 【請求項3】 ブランク1を軸方向両側から挟持すると
    共に、回転自在に支持するブランク挟持部19と、 このブランク挟持部19の軸心と直角方向側方に位置
    し、かつブランク挟持部19に挟持されたブランク1の
    外周面に歯車を転造成形するダイスを支持するダイス支
    持装置20とからなり、 ダイス支持装置20は、 上記ブランク1の外周面に粗成形歯2aを成形するロー
    ラ状の粗成形ダイス2と、この粗成形ダイス2にて成形
    された粗成形歯2aを仕上げ成形歯3aに成形する仕上
    げ成形ダイス3とを係脱可能に固着するダイス軸33
    と、このダイス軸33を回転自在に支持するダイス支持
    台25を有し、このダイス支持台25が、上記ブランク
    挟持部19に対して接離方向とブランク挟持部材19の
    軸方向にそれぞれ移動可能にし、 ブランク挟持部19の回転軸とダイス支持装置20の
    イス軸33の双方を同期回転可能にして駆動源に連結し
    てなることを特徴とする歯車の転造成形装置。
  4. 【請求項4】 ブランク1を軸方向両側から挟持し、か
    つ回転自在に設けたブランク挟持部19と、 このブランク挟持部19の軸心と直角方向の一側方部に
    位置し、ブランク挟持部19の軸心と平行に設けた回転
    軸にローラ状の粗成形ダイス2を係脱可能に支持し、こ
    の粗成形ダイス2を上記ブランク挟持部19に挟持され
    るブランク1の外周面に押しつけて転造成形可能にした
    粗成形装置55と、 ブランク挟持部19の軸心と直角方向の他側方部に位置
    し、ブランク挟持部19の軸心方向と直角方向に移動す
    ることによりブランク挟持部19に挟持され、かつ上記
    粗成形装置55にて粗成形歯形2bを成形されたブラン
    ク1に仕上げ成形歯形3bを成形する仕上げ用ラックダ
    イス82を移動装置に連結して設けた仕上げ成形装置5
    bとからなり、 上記ブランク挟持部19の回転軸と粗成形装置55の回
    転軸の双方を同期回転可能にして駆動源に連結し、また
    ブランク挟持部19の回転軸と仕上げ成形装置56の仕
    上げ用ラックダイス82との間にこれら双方が同期作動
    する同期機構を介装したことを特徴とする歯車の転造成
    形装置。
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