JP3448163B2 - 仮想コネクション選択装置 - Google Patents

仮想コネクション選択装置

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JP3448163B2
JP3448163B2 JP19088496A JP19088496A JP3448163B2 JP 3448163 B2 JP3448163 B2 JP 3448163B2 JP 19088496 A JP19088496 A JP 19088496A JP 19088496 A JP19088496 A JP 19088496A JP 3448163 B2 JP3448163 B2 JP 3448163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ、サーバ、端末またはルーティング及びブリッジング
を行うネットワーク中継装置に内蔵或いは接続し、前記
装置とスター形のATM(Asynchronous
Transfer Mode)LAN(Local A
rea Network)或いはセルリレー網とを接続
する仮想コネクション選択装置に関し、特に、同一対地
間に複数の仮想コネクション(VC:Virtual
Connection)を設定し、トラフィックの種別
に応じてVCを割り当てるといった、ATMネットワー
クでの帯域保証、QoS(Quality of Se
rvice)制御を要求するネットワークシステムに有
効である仮想コネクション選択装置に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のコンピュータを接続してデ
ータ通信を行う場合には、ATMスイッチ等を介して複
数のコンピュータを接続してATMネットワークを構成
し、前記構成されたATMネットワークにより複数のコ
ンピュータ間で高速なデータ通信が行われる様になって
きている。
【0003】前記ATMネットワークにおいてIP(I
nternet Protocol)等の上位プロトコ
ルを使用する従来の技術として、RFC(Reques
tFor Comment)1483及びRFC157
7に記載の方式がある。
【0004】RFC1483には、ATMネットワーク
上でマルチプロトコルパケットを多重化する方式が定め
られており、RFC1483に記載されているVC M
ultiplexingでは、複数の上位プロトコルの
各々の上位プロトコルを特定のVCに割り当てることに
より、ATMネットワーク上で複数の上位プロトコルに
よる通信を行う。
【0005】また、RFC1577には、ATMの使用
を1つの論理IPサブネット(LIS:Logical
IP Subnetwork)に限定する方式が規定
されており、複数のIPアドレスの各々のIPアドレス
を特定のVCに割り当てることにより、ATMネットワ
ーク上でIPアドレスを持つ複数のコンピュータが通信
を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0007】すなわち、前記RFC1483に記載され
ているVC Multiplexingでは、同一対地
間を結ぶVCグループからのVC選択は上位プロトコル
の種別により行われる為、同一の上位プロトコルのパケ
ットを異なる複数のVCに分けて送信することができな
いという問題がある。
【0008】また、前記RFC1577に記載されてい
るLISでは、以下の3つの問題を抱えている。
【0009】第1に、前記RFC1577に記載されて
いるLISでは、IPのみを対象とした方法である為、
マルチプロトコル環境で使用することができないという
問題がある。
【0010】第2に、前記RFC1577に記載されて
いるLISでは、IPに限れば同一の上位プロトコルの
パケットを異なる複数のVCに分けて送信できるもの
の、同一対地間で複数のVCを使用する場合には、それ
ぞれのVCが異なるIPアドレスを使用しなければなら
ない為、同一対地間で複数のVCを使用して通信を行う
コンピュータは、使用するVCの数だけIPアドレスを
必要とし、IPアドレスが不足しているシステムには導
入できないという問題がある。
【0011】第3に、前記RFC1577に記載されて
いるLISでは、送信先のIPアドレスを決定するとV
Cが自動的に選択されてしまう為、ダイナミックルーテ
ィング環境には適用することができず、また、ネットワ
ークの構成を定義する構成定義にてルーティングテーブ
ルを予め設定した場合には、選択できるVCが決められ
てしまう為、VC選択の基準の設定が柔軟に行えなくな
るという問題がある。
【0012】発明が解決しようとする課題は以下の様
なものである。
【0013】(1)ATMレイヤの上位レイヤのアドレ
スを多く消費せずに、同一対地間に複数のVCを設定で
き、異なる種類のトラフィックをそれぞれのVCに分け
て通信すること。
【0014】(2)VC選択の基準は、RFC1483
の様にATMレイヤの上位レイヤのプロトコルの種別の
みでなく、アプリケーションの種類に応じたVC選択が
できること。
【0015】また、RFC1577方式にルーティング
テーブルを設定した場合の様に、IPのデスティネーシ
ョン アドレスによってVCを分けるのみでなく、マル
チプロトコル環境に適用でき、VC選択条件をソースア
ドレス、デスティネーションアドレス、ソケットナンバ
等、プロトコルに応じて柔軟に設定できる様にするこ
と。
【0016】本発明の目的は、マルチプロトコルのデー
タ通信のパケットのプロトコルヘッダの内容に応じて複
数の仮想コネクションから特定の仮想コネクションの選
択を行うことが可能な技術を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、通信を行うコンピュ
ータに設定された構成定義情報を変更することにより仮
想コネクションの選択条件を容易に変更することが可能
な技術を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、同一対地間の複数の
コンピュータ間で複数の仮想コネクションを使用するこ
とが可能な技術を提供することにある。
【0019】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0021】(1)データ転送を行う複数のコンピュー
タ間に設定される複数の仮想コネクションの中から特定
の仮想コネクションを選択する仮想コネクション選択装
置において、データ転送を行う上位プロトコルのプロト
コルヘッダ条件と仮想コネクションとを対応付ける拡張
アドレス解決テーブルを作成する拡張アドレス解決テー
ブル作成部と、データ転送の際に送られたパケットのプ
ロトコルヘッダと前記拡張アドレス解決テーブル中のプ
ロトコルヘッダ条件とが一致する仮想コネクションを選
択する仮想コネクション選択部とを備えるものである。
【0022】前記仮想コネクション選択装置の拡張アド
レス解決テーブル作成部は、データ転送を行う上位プロ
トコルのプロトコルヘッダ条件と仮想コネクションとを
対応付ける拡張アドレス解決テーブルを作成する。
【0023】ここで、プロトコルヘッダ条件には、送信
元アドレスや送信先アドレス、または、アドレスとポー
ト番号を組み合わせたソケット番号等、上位プロトコル
や実行するアプリケーションソフトウェアに応じて設定
されるパケットのプロトコルヘッダの条件が設定され
る。
【0024】前記拡張アドレス解決テーブル作成部は、
送信元アドレス、送信先アドレスまたはソケット番号等
の情報をプロトコルヘッダ条件として設定すると共に、
前記設定したプロトコルヘッダ条件に一致するパケット
を転送する仮想コネクションを対応付けて拡張アドレス
解決テーブルを作成する。
【0025】例えば、動画サーバによって伝送速度の高
い仮想コネクションを使用して動画データを転送した
り、端末装置での対話処理により伝送速度の低い仮想コ
ネクションを使用して文字データの入力を行う場合に
は、以下の様に、仮想コネクションの選択を行う。
【0026】まず、前記拡張アドレス解決テーブル作成
部は、動画サーバのアドレスを設定したプロトコルヘッ
ダ条件と伝送速度の高い仮想コネクションとを対応付け
たエントリと、端末装置のアドレスを設定したプロトコ
ルヘッダ条件と伝送速度の低い仮想コネクションとを対
応付けたエントリとを持つ拡張アドレス解決テーブルを
作成する。
【0027】次に、仮想コネクション選択部は、データ
転送の際に送られたパケットのプロトコルヘッダと前記
拡張アドレス解決テーブル中の複数のプロトコルヘッダ
条件とを比較する。
【0028】前記プロトコルヘッダが示すアドレスが、
動画サーバのアドレスを設定したプロトコルヘッダ条件
と一致する場合には、前記プロトコルヘッダ条件に対応
する伝送速度の高い仮想コネクションを選択して当該パ
ケットのデータ転送を行う。
【0029】また、前記プロトコルヘッダが示すアドレ
スが、端末装置のアドレスを設定したプロトコルヘッダ
条件と一致する場合には、前記プロトコルヘッダ条件に
対応する伝送速度の低い仮想コネクションを選択して当
該パケットのデータ転送を行う。
【0030】前記仮想コネクション選択装置では、送信
元アドレスや送信先アドレス、さらにソケット番号等の
プロトコルヘッダ条件によって仮想コネクションの選択
を行うので、各仮想コネクション毎に上位アドレスを付
与することなく仮想コネクションの選択を行うことが可
能である。
【0031】また、特定の上位プロトコルを使用して作
成されたパケットのプロトコルヘッダの内容は、他の上
位プロトコルを使用して作成されたパケットのプロトコ
ルヘッダの内容とは異なるものとなるので、プロトコル
ヘッダ条件により、マルチプロトコルを対象とした仮想
コネクションの選択を行うことが可能である。
【0032】以上の様に、前記仮想コネクション選択装
置によれば、パケットのプロトコルヘッダがプロトコル
ヘッダ条件に一致する仮想コネクションを選択するの
で、マルチプロトコルのデータ通信のパケットのプロト
コルヘッダの内容に応じて複数の仮想コネクションから
特定の仮想コネクションの選択を行うことが可能であ
る。
【0033】(2)前記(1)に記載された仮想コネク
ション選択装置において、通信を行うコンピュータに設
定された構成定義情報を格納する記憶手段を備え、前記
拡張アドレス解決テーブル作成部は、前記記憶手段に格
納された構成定義情報を参照してプロトコルヘッダ条件
を作成するものである。
【0034】前記仮想コネクション選択装置では、ま
ず、通信を行うコンピュータに設定された構成定義情報
をロードし、前記ロードした構成定義情報を前記記憶手
段に格納する。
【0035】次に、前記拡張アドレス解決テーブル作成
手段は、前記記憶手段に格納された構成定義情報を参照
し、拡張アドレス解決テーブルを作成する。
【0036】複数のコンピュータをネットワークに接続
してデータ通信を行う場合では、ネットワークに接続さ
れたコンピュータのアドレスや名称、上位プロトコルの
種別、特定のアプリケーションソフトウェアを実行した
場合に前記特定のアプリケーションソフトウェアが使用
するポート番号等を定義した構成定義情報が予め設定さ
れている。
【0037】前記仮想コネクション設定装置では、前記
予め設定された構成定義情報を前記記憶手段にロードし
た後、前記ロードした構成定義情報を参照し、前記プロ
トコルヘッダ条件を設定する。
【0038】異なる上位プロトコルによりデータ転送を
行う場合には、異なる上位プロトコルの構成定義情報を
前記記憶手段にロードし、前記拡張アドレス解決テーブ
ル作成部により、前記ロードした構成定義情報を参照し
てプロトコルヘッダ条件を再設定することによって、異
なる上位プロトコルでの仮想コネクションの選択を行う
ことが可能となる。
【0039】以上の様に、前記仮想コネクション選択装
置によれば、コンピュータに設定された構成定義情報を
参照してプロトコルヘッダ条件を作成するので、通信を
行うコンピュータに設定された構成定義情報を変更する
ことにより仮想コネクションの選択条件を容易に変更す
ることが可能である。
【0040】(3)前記(1)または(2)に記載され
た仮想コネクション選択装置において、前記拡張アドレ
ス解決テーブル作成部は、同一対地間に設定した複数の
仮想コネクションに異なるプロトコルヘッダ条件を設定
するものである。
【0041】前記仮想コネクション選択装置の拡張アド
レス解決テーブル作成部は、データ転送を行う上位プロ
トコルのプロトコルヘッダ条件と仮想コネクションとを
対応付ける拡張アドレス解決テーブルを作成する際に、
同一対地間の2つのコンピュータ間の複数の仮想コネク
ションに対して異なるプロトコルヘッダ条件を設定す
る。
【0042】次に、仮想コネクション選択部は、データ
転送の際に送られたパケットのプロトコルヘッダと前記
拡張アドレス解決テーブル中のプロトコルヘッダ条件と
を比較し、同一対地間の複数の仮想コネクションから特
定の仮想コネクションを選択してデータ転送を行う。
【0043】例えば、特定の装置に複数の仮想コネクシ
ョンを対応付け、実行するアプリケーションソフトウェ
アに応じて異なる仮想コネクションを使用したい場合に
は、プロトコルヘッダ条件として、特定のアプリケーシ
ョンソフトウェアが使用するソケット番号を設定してお
く。
【0044】次に、仮想コネクション選択部がデータ転
送の際に送られたパケットのプロトコルヘッダと前記拡
張アドレス解決テーブル中のプロトコルヘッダ条件とを
比較すると、前記プロトコルヘッダ条件は実行されるア
プリケーションソフトウェアによって異なっているの
で、前記データ転送を行っているアプリケーションソフ
トウェアの種類によって仮想コネクションが選択され
る。
【0045】以上の様に、前記仮想コネクション選択装
置によれば、同一対地間に設定した複数の仮想コネクシ
ョン毎に異なるプロトコルヘッダ条件を指定するので、
同一対地間の複数のコンピュータ間で複数の仮想コネク
ションを使用することが可能である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の仮想コネクショ
ン選択装置において、ATMネットワークの仮想コネク
ションを選択する一実施形態の仮想コネクション選択装
置について説明する。
【0047】図1は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の概略構成を示す図である。図1において、10
0はATM接続アダプタ(以下ATMAと記載する)、
110はバスインタフェースコントローラ(以下BCT
Lと記載する)、120はATMインタフェースコント
ローラ(以下ACTLと記載する)、130はATMア
ダプタ制御プロセッサ(以下ADPと記載する)、13
1は拡張アドレス解決テーブル作成部、132はVC選
択部、140は共有メモリ、141は構成定義情報、1
42はディスクリプタエリア、143はデータバッファ
エリア、144は制御テーブルエリア、145は拡張ア
ドレス解決テーブル、150はATMネットワーク、2
00はCPU、210はCPU−ATMアダプタ接続バ
スである。
【0048】図1に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置は、ATMA100と、BCTL110
と、ACTL120と、ADP130と、拡張アドレス
解決テーブル作成部131と、VC選択部132と、共
有メモリ140と、構成定義情報141と、ディスクリ
プタエリア142と、データバッファエリア143と、
制御テーブルエリア144と、拡張アドレス解決テーブ
ル145とを有している。
【0049】また、図1に示す様に、本実施形態の仮想
コネクション選択装置では、ATMA100は、ホスト
コンピュータ、サーバ、端末またはルーティング及びブ
リッジング機能を持つネットワーク中継装置に内蔵或い
は接続され、CPU−ATMアダプタ接続バス210を
介して、前記装置のCPU200と接続されている。
【0050】また、ATMA100は、ATMネットワ
ーク150と接続し、同じくATMネットワーク150
に接続する他のホストコンピュータ、サーバ、端末また
はルーティング及びブリッジング機能を持つネットワー
ク中継装置と通信を行う。
【0051】ATMA100は、BCTL110、AC
TL120、ADP130及び共有メモリ140から構
成されている。
【0052】BCTL110は、CPU200からの制
御パケット及びデータパケットを共有メモリ140に格
納してADP130に報告し、また、ADP130から
指示されたデータパケット及び制御パケットを共有メモ
リ140内から読み出してCPU200に対して転送す
るコントローラである。
【0053】ACTL120は、ATMネットワーク1
50から受信したセルをAAL−PDU(ATM Ad
aptation Layer−Protocol D
ata Unit)に組立て、共有メモリ140に格納
してADP130に報告し、また、ADP130から送
信を指示されたAAL−PDUを共有メモリ140から
読み出してセルに分割した後、ATMネットワーク15
0に送信するコントローラである。
【0054】ADP130のVC選択部132は、BC
TL110から報告されたパケットの先頭に付加された
制御情報をチェックし、データパケットの場合、送信先
アドレスをチェックする。
【0055】このとき、ADP130のVC選択部13
2がチェックする送信先アドレスは、ネットワークレイ
ヤアドレスまたはMAC(Media Access
Control)アドレス等のATMレイヤの上位レイ
ヤのアドレスである。
【0056】ADP130のVC選択部132は、送信
先アドレスによってアドレス解決テーブルを索引するこ
とにより、送信先アドレスに対応付けられる1つのVC
番号(VPI:Virtual Path Ident
ifier/VCI:Virtual Channel
Identifier)またはATMアドレスを取得
し、これをパケットのATMネットワーク150におけ
るパケットの宛先として、ACTL120にパケット送
信を指示する。
【0057】前記アドレス解決テーブルは、ATMネッ
トワーク150の構成を定義する構成定義情報141と
して予め入力しておくか、或いは既存のアドレス解決プ
ロトコルにより別途作成しておく。
【0058】本実施形態の仮想コネクション選択装置で
は、アドレス解決テーブルは、1つの送信先アドレスに
複数のVC番号(VPI/VCI)のグループまたは複
数のATMアドレスのグループを対応付けており、更
に、このグループ毎に拡張アドレス解決テーブル145
を持っている。
【0059】ADP130のVC選択部132は、アド
レス解決テーブルを索引し、送信先アドレスと対になる
VC番号(VPI/VCI)またはATMアドレスのグ
ループを取得した後、拡張アドレス解決テーブル145
を索引し、テーブル内のプロトコルヘッダ条件と当該パ
ケットのプロトコルヘッダを比較し、一致するプロトコ
ルヘッダ条件と対になる一意なVC番号(VPI/VC
I)またはATMアドレスを取得し、これをATMネッ
トワーク150内の宛先アドレスとして、ACTL12
0にパケット送信を指示する。
【0060】BCTL110から報告されたパケットが
制御パケットの場合には、ADP130は、ATMA1
00に対して指示された制御を行うとともに、応答パケ
ットを共有メモリ140内に作成し、前記作成した応答
パケットをCPU200に転送する様にBCTL110
へ指示する。
【0061】また、ADP130は、ACTL120か
ら報告された共有メモリ140内の受信AAL−PDU
をCPU200に報告するデータパケットに変換し、前
記変換したデータパケットをCPU200に転送する様
にBCTL110へ指示する。
【0062】共有メモリ140は、BCTL110、A
CTL120、ADP130からアクセス可能であり、
使用するVCの定義をはじめプロトコルヘッダ条件指定
等を含む構成定義情報141、パケットに関する制御情
報を格納するディスクリプタを必要面数確保するディス
クリプタエリア142、データパケット、制御パケッ
ト、AAL−PDUを格納するパケットバッファを必要
面数確保するデータバッファエリア143、拡張アドレ
ス解決テーブル145等のADP130の制御用テーブ
ルを格納する制御テーブルエリア144を備えている。
【0063】本実施形態の仮想コネクション選択装置の
アドレス解決テーブルは、パケットの1つの送信先アド
レスに複数のVC番号(VPI/VCI)のグループま
たは複数のATMアドレスのグループを対応付けてお
り、前記送信先アドレスと複数のVC番号との対応付け
は、ATMネットワーク150を介して接続する装置へ
のアドレッシングを考慮して行う必要がある。
【0064】以下に、本実施形態の仮想コネクション選
択装置において、通信を行う装置の上位プロトコルのア
ドレスとして付与したネットワークレイヤアドレス及び
ATMネットワーク150内の宛先として示したATM
アドレスとVCとの関係を、図2、表1、表2を用い
て、説明する。
【0065】図2は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置のATMネットワーク構成の一例を示す図であ
る。図2において、211、212及び213はエンド
システム(以下ESと記載する)、221、222及び
223は仮想コネクション、230はATMスイッチ、
241、242及び243は物理的接続である。
【0066】図2に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置のATMネットワーク構成では、1つの
ATMスイッチ230を中心として、ATMインタフェ
ースを持つ3つのES211、212及び213を相互
接続した例を表している。
【0067】物理的接続241、242及び243は、
ES211、212及び213からATMスイッチ23
0への物理的な接続を示している。
【0068】仮想コネクション221、仮想コネクショ
ン222、仮想コネクション223は、ES211、2
12及び213間に設定されるVCを示している。
【0069】図2に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置において、ES211とES212との
間は、従来の仮想コネクション選択装置を使用した場合
と同様に、同一対地間に設定されるVCは1本であり、
ES211とES213との間は、同一対地間に複数の
(図2の例では2本)VCが設定されている。
【0070】表1は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置におけるアドレス付与の一例を表した表である。
【0071】
【表1】
【0072】表1に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置では、ES211にはネットワークレイ
ヤアドレスとして「ESA1」を付与し、ATMアドレ
スは基本部分に「ATM−ESA1」を、拡張部分とし
て「1」及び「2」の2つのATMアドレスを付与して
おり、ATMアドレスの数は、同一対地間に設定するV
Cの本数に等しくしている。
【0073】ES212には、ネットワークレイヤアド
レスとして「ESA2」を付与し、ATMアドレスとし
て「ATM−ESA2」を付与している。
【0074】ES213には、ネットワークレイヤアド
レスとして「ESA3」を付与し、ATMアドレスの基
本部分に「ATM−ESA3」、拡張部分として「1」
及び「2」を付与している。
【0075】本実施形態の仮想コネクション選択装置に
おいて通信の宛先としてATMアドレスを使用する場合
には、ATM FORUM、UNI(User Net
work Interface)3.0及び3.1に規
定されているNSAP(Network Servic
e Access Point)形式のネットワークプ
レフィクス及びESI(End System Ide
ntifier)をATMアドレス基本部分に、SEL
(Selector)をATMアドレス拡張部分に適用
する。
【0076】また、通信の宛先としてVPI/VCIを
使用する場合には、VPIをATMアドレス基本部分
に、VCIをATMアドレス拡張部分に適用する。
【0077】本実施形態の仮想コネクション選択装置で
は、前記の様にATMアドレスの基本部分及び拡張部分
への適用を行っているので、インプリメントが容易性で
あると共に、本実施形態の仮想コネクション選択装置を
サポートしていない装置との相互接続性を損なうこと無
く通信を行うことが可能である。
【0078】表2は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置において、ネットワークアドレス及びATMアド
レスとVC番号との対応を表した表である。
【0079】
【表2】
【0080】表2では、図2に示したES211が作成
するアドレス解決テーブル及び本実施形態の仮想コネク
ション選択装置の拡張アドレス解決テーブル145にて
管理するアドレス及びVCの対応を表している。
【0081】本実施形態の仮想コネクション選択装置で
は、送信時の宛先アドレスとなるネットワークレイヤア
ドレスとATMアドレス基本部分とを1対1に対応さ
せ、更に、同一対地間に複数のVCを設定する場合に
は、ATMアドレス拡張部分を識別し、前記識別するA
TMアドレス拡張部分とVC番号とを対応付けている。
【0082】本実施形態の仮想コネクション選択装置に
おいて、ネットワークレイヤアドレスとATMアドレス
基本部分との対応は、従来技術によるアドレス解決テー
ブルで管理する部分であり、ATMアドレス拡張部分と
VC番号との対応は、拡張アドレス解決テーブル145
で管理する。
【0083】本実施形態の仮想コネクション選択装置で
は、送信するパケットのプロトコルヘッダ条件によりパ
ケット送信を行うVCを決定する為に、共有メモリ14
0の制御テーブルエリア144内に拡張アドレス解決テ
ーブル145を設けている。
【0084】以下に、本実施形態の仮想コネクション選
択装置において、ATMA100の立ち上げから拡張ア
ドレス解決テーブル145の設定及び検索を行い、パケ
ット送信を実行するまでの手順について、図3、図4及
び図5を用いて説明する。
【0085】図3は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の構成定義情報141を基にアドレス解決テーブ
ルを作成してパケット送信を行う動作シーケンスの概要
を示す図である。図3において、310は構成定義情報
ロード、320はポートオープン指示、330はポート
オープン処理終了報告、340は送信指示、350はシ
グナリングメッセージ交換、360はデータパケット送
信である。
【0086】図3に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置の構成定義情報141を基にアドレス解
決テーブルを作成してパケット送信を行う動作シーケン
スでは、ATMA100の立ち上げの際に、構成定義情
報ロード310で構成定義情報141をCPU200か
らATMA100の共有メモリ140内にロードする。
【0087】その後、CPU200は、制御パケットを
用いてATMA100に対してポートオープン指示32
0を通知する。
【0088】ポートオープン指示320を受領したAT
MA100は、拡張アドレス解決テーブル作成部131
により、共有メモリ140内の制御テーブルとして、構
成定義情報141をもとに拡張アドレス解決テーブル1
45を作成し、続いてアドレス解決テーブルを作成す
る。
【0089】更に、ATMA100は、ACTL120
を設定し、ATMネットワーク150への接続確認終了
後、CPU200に対し、制御パケットを用いてポート
オープン処理終了報告330を通知する。
【0090】CPU200は、ATMA100からのポ
ートオープン処理終了報告330を受領後、ATMA1
00にパケットの送信を指示することができる。
【0091】CPU200からATMA100へのパケ
ットの送信指示340は、送信すべきデータを格納した
データパケットを用いて通知する。
【0092】前記データパケットを受領後、ATMA1
00は、VC選択部132により、送信先の宛先アドレ
スを用いてアドレス解決テーブルを検索し、更にこれに
対応する拡張アドレス解決テーブル145が存在する場
合にはこれを検索し、パケットを送信すべきVC番号
(VPI/VCI)またはATMアドレスを取得する。
【0093】SVC(Switched Virtua
l Connection)の場合は、取得したATM
アドレスを用い、ATMネットワーク150の中継シス
テム及び通信相手とシグナリングメッセージ交換350
を行い、VCを確立した後、データパケット送信360
を実行し、PVC(Permanent Virtua
l Connection)の場合は、既に確立してい
るVCに対して、データパケット送信360を実行す
る。
【0094】図4は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の既存のアドレス解決プロトコルを用いてアドレ
ス解決テーブルを作成し、アドレス解決する通信相手と
PVCで接続してパケット送信を行う動作シーケンスの
概要を示す図である。図4において、410は構成定義
情報ロード、420はポートオープン指示、430はポ
ートオープン処理終了報告、440はアドレス解決プロ
トコルパケット送受信、450は送信指示、460はデ
ータパケット送信である。
【0095】図4に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置の既存のアドレス解決プロトコルを用い
てアドレス解決テーブルを作成し、アドレス解決する通
信相手とPVCで接続してパケット送信を行う動作シー
ケンスでは、ATMA100が既存のアドレス解決プロ
トコルを用いてアドレス解決テーブルを作成する場合
で、特にアドレス解決する通信相手とPVCで接続する
場合の動作シーケンスについて表している。
【0096】図4に示す様に、ATMA100は、立ち
上げの際に構成定義情報ロード410で構成定義情報1
41をCPU200からATMA100の共有メモリ1
40内にロードする。
【0097】その後、CPU200は、制御パケットを
用いてATMA100に対してポートオープン指示42
0を通知する。
【0098】ポートオープン指示420を受領したAT
MA100は、拡張アドレス解決テーブル作成部131
により、共有メモリ140内の制御テーブルとして、構
成定義情報141をもとに拡張アドレス解決テーブル1
45を作成する。
【0099】更に、ATMA100は、ACTL120
を設定し、ATMネットワーク150への接続確認終了
後、CPU200に対し、制御パケットを用いてポート
オープン処理終了報告430を通知する。
【0100】ATMA100は、ポートオープン処理終
了報告430を通知した後、設定済みのPVCに接続す
る通信相手とアドレス解決プロトコルパケット送受信4
40を行う。
【0101】ATMA100は、送信したアドレス解決
要求パケットに対する、通信相手からのアドレス解決応
答パケットを受信し次第、アドレス解決テーブルの設定
を逐次行い、このとき、アドレス解決テーブルの各エン
トリに該当する拡張アドレス解決テーブル145へのポ
インタを設定する。
【0102】CPU200からATMA100へのパケ
ットの送信指示450は、送信すべきデータを格納した
データパケットを用いて通知する。
【0103】前記データパケットを受領後、ATMA1
00は、VC選択部132により、送信先の宛先アドレ
スを用いてアドレス解決テーブルを検索し、更にこれに
対応する拡張アドレス解決テーブル145が存在する場
合にはこれを検索し、パケットを送信すべきVC番号
(VPI/VCI)またはATMアドレスを取得する。
【0104】次に、ATMA100は、前記取得された
既に確立しているPVCに対して、データパケット送信
460を実行する。
【0105】図5は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の既存のアドレス解決プロトコルを用いてアドレ
ス解決テーブルを作成し、アドレス解決する通信相手と
SVCで接続してパケット送信う動作シーケンスの概要
を示す図である。図5において、510は構成定義情報
ロード、520はポートオープン指示、530はポート
オープン処理終了報告、550は送信指示、540及び
570はシグナリングメッセージ交換、560はアドレ
ス解決プロトコルパケット送受信、580はデータパケ
ット送信である。
【0106】図5に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置の既存のアドレス解決プロトコルを用い
てアドレス解決テーブルを作成し、アドレス解決する通
信相手とSVCで接続してパケット送信う動作シーケン
スでは、ATMA100が既存のアドレス解決プロトコ
ルを用いてアドレス解決テーブルを作成する場合で、特
にアドレス解決する通信相手とSVCで接続する場合の
動作シーケンスについて表している。
【0107】図4に示す様に、ATMA100は、立ち
上げの際に構成定義情報ロード510で構成定義情報1
41をCPU200からATMA100の共有メモリ1
40内にロードする。
【0108】その後、CPU200は、制御パケットを
用いてATMA100に対してポートオープン指示52
0を通知する。
【0109】ポートオープン指示520を受領したAT
MA100は、拡張アドレス解決テーブル作成部131
により、共有メモリ140内の制御テーブルとして、構
成定義情報141をもとに拡張アドレス解決テーブル1
45を作成する。
【0110】更に、ATMA100は、ACTL120
を設定し、ATMネットワーク150への接続確認終了
後、CPU200に対し、制御パケットを用いてポート
オープン処理終了報告530を通知する。
【0111】ATMA100は、ポートオープン処理終
了報告530を通知した後、ATMネットワーク150
に接続するアドレス解決サーバとシグナリングメッセー
ジの交換540を行い、VCを確立する。
【0112】パケットの送信指示550を契機として、
アドレス解決プロトコルパケット送受信560をアドレ
ス解決サーバとの間で行う。
【0113】アドレス解決サーバからのアドレス解決応
答パケットを受信し次第、アドレス解決テーブルの設定
を逐次行い、このとき、アドレス解決テーブルの各エン
トリに該当する拡張アドレス解決テーブル145へのポ
インタを設定しておく。
【0114】CPU200からATMA100へのパケ
ットの送信指示550は、送信すべきデータを格納した
データパケットを用いて通知する。
【0115】パケットの送信指示550によりCPU2
00から受領した送信パケットは、アドレス解決テーブ
ルが設定されるまで、ATMA100内で、待ちキュー
に登録しておき、アドレス解決テーブルが設定された後
に、アドレス解決テーブルの検索を行う。
【0116】ATMA100は、VC選択部132によ
り、送信先の宛先アドレスを用いてアドレス解決テーブ
ルを検索し、更にこれに対応する拡張アドレス解決テー
ブル145が存在する場合にはこれを検索し、パケット
を送信すべきVC番号(VPI/VCI)またはATM
アドレスを取得する。
【0117】ATMA100は、前記取得したATMア
ドレスを用い、ATMネットワーク150の中継システ
ム及び通信相手とシグナリングメッセージ交換570を
行い、VCを確立した後、データパケット送信580を
実行する。
【0118】以下に、本実施形態の仮想コネクション選
択装置において、VCを選択する際に参照される拡張ア
ドレス解決テーブル145について説明する。
【0119】図6は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の拡張アドレス解決テーブルのテーブル各部の関
連を示す図である。図6において、610は拡張アドレ
ス解決テーブル管理テーブル、611は先頭エントリポ
インタ、612は最終エントリポインタ、613はエン
トリ数、620は拡張アドレス解決テーブルエントリ、
621は前エントリポインタ、622はATMアドレス
タイプ、623はATMアドレス長、624はATMア
ドレス基本部分、625はATMアドレス拡張部分、6
26はプロトコルヘッダ条件、627は次エントリポイ
ンタである。
【0120】図6に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置の拡張アドレス解決テーブルは、拡張ア
ドレス解決テーブル管理テーブル610と、先頭エント
リポインタ611と、最終エントリポインタ612と、
エントリ数613と、拡張アドレス解決テーブルエント
リ620と、前エントリポインタ621と、ATMアド
レスタイプ622と、ATMアドレス長623と、AT
Mアドレス基本部分624と、ATMアドレス拡張部分
625と、プロトコルヘッダ条件626と、次エントリ
ポインタ627とを有している。
【0121】また、図6に示す様に、本実施形態の仮想
コネクション選択装置の拡張アドレス解決テーブルで
は、拡張アドレス解決テーブル管理テーブル610に格
納された先頭エントリポインタ611は、拡張アドレス
解決テーブルエントリ620の先頭エントリの格納場所
を示し、また、最終エントリポインタ612は、拡張ア
ドレス解決テーブルエントリ620の最終エントリの格
納場所を示している。
【0122】本実施形態の仮想コネクション選択装置の
拡張アドレス解決テーブル145は、拡張アドレス解決
テーブル管理テーブル610を構成する先頭エントリポ
インタ611、最終エントリポインタ612及びエント
リ数613により管理されている。
【0123】拡張アドレス解決テーブルエントリ620
は、先の拡張アドレス解決テーブル管理テーブル610
の先頭エントリポインタ611または最終エントリポイ
ンタ612によって先頭エントリまたは最終エントリを
検索した後、必要に応じて他のエントリを検索する際に
使用する前エントリポインタ621及び次エントリポイ
ンタ627を持っている。
【0124】また、拡張アドレス解決テーブルエントリ
620は、ATMアドレスまたはVC番号を識別する為
に、ATMアドレスタイプ622及びATMアドレス長
623を持っている。
【0125】拡張アドレス解決テーブルエントリ620
では、ATMアドレスまたはVC番号は、ATMアドレ
ス基本部分624及びATMアドレス拡張部分625の
様に、その基本部分と拡張部分とを識別できるテーブル
構造としておく。
【0126】ATMアドレス基本部分624は、アドレ
ス解決テーブルを設定した後、拡張アドレス解決テーブ
ルエントリ620を検索し、同じATMアドレス基本部
分624の値を持つ拡張アドレス解決テーブルエントリ
620を決定し、アドレス解決テーブルから検索する際
に使用する。
【0127】更に、拡張アドレス解決テーブルエントリ
620内に、プロトコルヘッダ条件626を設け、前記
設けられたプロトコルヘッダ条件626は、ATMアド
レス拡張部分625と対応付けられている。
【0128】拡張アドレス解決テーブルエントリ620
内のプロトコルヘッダ条件626には、CPU200か
らロードされた構成定義情報141を参照し、VCを選
択する条件として、送信元アドレス、送信先アドレス及
びソケット番号等が上位プロトコルに応じて設定され
る。
【0129】まず、拡張アドレス解決テーブル作成部1
31は、VODサーバのアドレスを設定したプロトコル
ヘッダ条件626と伝送速度の高いVCとを対応付けた
拡張アドレス解決テーブルエントリ620と、端末装置
のアドレスを設定したプロトコルヘッダ条件626と伝
送速度の低いVCとを対応付けた拡張アドレス解決テー
ブルエントリ620とを持つ拡張アドレス解決テーブル
145を作成する。
【0130】次に、VC選択部132は、データ転送の
際に送られたパケットのプロトコルヘッダと拡張アドレ
ス解決テーブル145中の複数のプロトコルヘッダ条件
626とを比較する。
【0131】前記プロトコルヘッダが示すアドレスが、
VODサーバのアドレスを設定したプロトコルヘッダ条
件626と一致する場合には、前記一致するプロトコル
ヘッダ条件626のATMアドレス拡張部分625か
ら、対応する伝送速度の高いVC番号を選択して当該パ
ケットのデータ転送を行う。
【0132】一方、前記プロトコルヘッダが示すアドレ
スが、端末装置のアドレスを設定したプロトコルヘッダ
条件626と一致する場合には、前記一致するプロトコ
ルヘッダ条件626のATMアドレス拡張部分625か
ら、対応する伝送速度の低いVC番号を選択して当該パ
ケットのデータ転送を行う。
【0133】また、複数のLANセグメントを接続する
ルータを介して、伝送速度の高いVCを使用して動画デ
ータを転送したり、伝送速度の低いVCを使用して文字
データの転送を行う場合には、以下の様にVCの選択を
行う。
【0134】まず、拡張アドレス解決テーブル作成部1
31は、VODの処理を実行するソフトウェアが使用す
るソケット番号を設定したプロトコルヘッダ条件626
と伝送速度の高いVCとを対応付けた拡張アドレス解決
テーブルエントリ620と、文字データの転送を行うソ
フトウェアが使用するソケット番号を設定したプロトコ
ルヘッダ条件626と伝送速度の低いVCとを対応付け
た拡張アドレス解決テーブルエントリ620とを持つ拡
張アドレス解決テーブル145を作成する。
【0135】次に、VC選択部132は、データ転送の
際に送られたパケットのプロトコルヘッダと拡張アドレ
ス解決テーブル145中の複数のプロトコルヘッダ条件
626とを比較する。
【0136】前記プロトコルヘッダが示すアドレスが、
VODの処理を実行するソフトウェアが使用するソケッ
ト番号を設定したプロトコルヘッダ条件626と一致す
る場合には、前記一致するプロトコルヘッダ条件626
のATMアドレス拡張部分625から、対応する伝送速
度の高いVC番号を選択して当該パケットのデータ転送
を行う。
【0137】一方、前記プロトコルヘッダが示すアドレ
スが、文字データの転送を行うソフトウェアが使用する
ソケット番号を設定したプロトコルヘッダ条件626と
一致する場合には、前記一致するプロトコルヘッダ条件
626のATMアドレス拡張部分625から、対応する
伝送速度の低いVC番号を選択して当該パケットのデー
タ転送を行う。
【0138】以下に、本実施形態の仮想コネクション選
択装置の拡張アドレス解決テーブル145へのポインタ
を格納したアドレス解決テーブルについて説明する。
【0139】図7は、本実施形態の仮想コネクション選
択装置のアドレス解決テーブルのテーブル各部の関連を
示す図である。図7において、710はアドレス解決テ
ーブルエントリ、711は上位アドレスタイプ、712
は上位アドレス長、713はATMアドレスタイプ、7
14はATMアドレス長、715は上位アドレス、71
6はATMアドレス、717は待ちパケット数、718
は待ちパケットポインタ、719は拡張エントリ数、7
20は拡張アドレス解決テーブルポインタ、730はア
ドレス解決テーブル管理テーブルである。
【0140】図7に示す様に、本実施形態の仮想コネク
ション選択装置のアドレス解決テーブルは、アドレス解
決テーブルエントリ710と、上位アドレスタイプ71
1と、上位アドレス長712と、ATMアドレスタイプ
713と、ATMアドレス長714と、上位アドレス7
15と、ATMアドレス716と、待ちパケット数71
7と、待ちパケットポインタ718と、拡張エントリ数
719と、拡張アドレス解決テーブルポインタ720
と、アドレス解決テーブル管理テーブル730とを有し
ている。
【0141】また、図7に示す様に、本実施形態の仮想
コネクション選択装置のアドレス解決テーブルでは、図
7を用いて、アドレス解決テーブルの構成のうち本実施
形態の仮想コネクション選択装置に関連する部分及び、
拡張アドレス解決テーブル145とのテーブル関連を示
す。
【0142】アドレス解決テーブルエントリ710の主
な構成要素は、上位アドレス715及びATMアドレス
716である。
【0143】上位アドレス715には、このATMA1
00がATMレイヤとしてサポートする上位レイヤプロ
トコルのアドレスを格納する。
【0144】アドレス解決テーブルエントリ710は、
その格納する上位レイヤプロトコルのアドレスの種別毎
に、アドレス解決テーブル管理テーブル730により管
理されている。
【0145】このアドレスの種別を識別する為に、アド
レス解決テーブルエントリ710は、上位アドレスタイ
プ711及び上位アドレス長712を持っている。
【0146】また、アドレス解決テーブルエントリ71
0は、ATMアドレス716を識別する為に、ATMア
ドレスタイプ713及びATMアドレス長714を持
ち、アドレス解決が未完了であり送信すべきパケットを
保留する為に、待ちパケット数717及び待ちパケット
ポインタ718を持っている。
【0147】更に、アドレス解決テーブルを設定する
際、同じ値のATMアドレス基本部分624を持つ拡張
アドレス解決テーブル145を取得し、以後アドレス解
決テーブル索引の際に、すみやかに拡張アドレス解決テ
ーブル145を参照する為に、拡張エントリ数719及
び拡張アドレス解決テーブルポインタ720を持つ。
【0148】前記の様に、本実施形態の仮想コネクショ
ン選択装置のアドレス解決テーブルでは、拡張アドレス
解決テーブル145を参照する拡張アドレス解決テーブ
ルポインタ720を有しており、アドレス解決テーブル
でアドレス解決を行った後に、前記解決したアドレスに
対応する拡張アドレス解決テーブルエントリ620を参
照することが可能である。
【0149】以上説明した様に、本実施形態の仮想コネ
クション選択装置によれば、パケットのプロトコルヘッ
ダがプロトコルヘッダ条件に一致する仮想コネクション
を選択するので、マルチプロトコルのデータ通信のパケ
ットのプロトコルヘッダの内容に応じて複数の仮想コネ
クションから特定の仮想コネクションの選択を行うこと
が可能である。
【0150】また、本実施形態の仮想コネクション選択
装置によれば、コンピュータに設定された構成定義情報
を参照してプロトコルヘッダ条件を作成するので、通信
を行うコンピュータに設定された構成定義情報を変更す
ることにより仮想コネクションの選択条件を容易に変更
することが可能である。
【0151】また、本実施形態の仮想コネクション選択
装置によれば、同一対地間に設定した複数の仮想コネク
ション毎に異なるプロトコルヘッダ条件を指定するの
で、同一対地間の複数のコンピュータ間で複数の仮想コ
ネクションを使用することが可能である。
【0152】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0153】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0154】(1)パケットのプロトコルヘッダがプロ
トコルヘッダ条件に一致する仮想コネクションを選択す
るので、マルチプロトコルのデータ通信のパケットのプ
ロトコルヘッダの内容に応じて複数の仮想コネクション
から特定の仮想コネクションの選択を行うことが可能で
ある。
【0155】(2)コンピュータに設定された構成定義
情報を参照してプロトコルヘッダ条件を作成するので、
通信を行うコンピュータに設定された構成定義情報を変
更することにより仮想コネクションの選択条件を容易に
変更することが可能である。
【0156】(3)同一対地間に設定した複数の仮想コ
ネクション毎に異なるプロトコルヘッダ条件を指定する
ので、同一対地間の複数のコンピュータ間で複数の仮想
コネクションを使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の仮想コネクション選択装置の概略
構成を示す図である。
【図2】本実施形態の仮想コネクション選択装置のAT
Mネットワーク構成の一例を示す図である。
【図3】本実施形態の仮想コネクション選択装置の構成
定義情報141を基にアドレス解決テーブルを作成して
パケット送信を行う動作シーケンスの概要を示す図であ
る。
【図4】本実施形態の仮想コネクション選択装置の既存
のアドレス解決プロトコルを用いてアドレス解決テーブ
ルを作成し、アドレス解決する通信相手とPVCで接続
してパケット送信を行う動作シーケンスの概要を示す図
である。
【図5】本実施形態の仮想コネクション選択装置の既存
のアドレス解決プロトコルを用いてアドレス解決テーブ
ルを作成し、アドレス解決する通信相手とSVCで接続
してパケット送信う動作シーケンスの概要を示す図であ
る。
【図6】本実施形態の仮想コネクション選択装置の拡張
アドレス解決テーブルのテーブル各部の関連を示す図で
ある。
【図7】本実施形態の仮想コネクション選択装置のアド
レス解決テーブルのテーブル各部の関連を示す図であ
る。
【符号の説明】
100…ATMA、110…BCTL、120…ACT
L、130…ADP、131…拡張アドレス解決テーブ
ル作成部、132…VC選択部、140…共有メモリ、
141…構成定義情報、142…ディスクリプタエリ
ア、143…データバッファエリア、144…制御テー
ブルエリア、145…拡張アドレス解決テーブル、15
0…ATMネットワーク、200…CPU、210…C
PU−ATMアダプタ接続バス、211、212及び2
13…ES、221、222及び223…仮想コネクシ
ョン、230…ATMスイッチ、241、242及び2
43…物理的接続、310…構成定義情報ロード、32
0…ポートオープン指示、330…ポートオープン処理
終了報告、340…送信指示、350…シグナリングメ
ッセージ交換、360…データパケット送信、410…
構成定義情報ロード、420…ポートオープン指示、4
30…ポートオープン処理終了報告、440…アドレス
解決プロトコルパケット送受信、450…送信指示、4
60…データパケット送信、510…構成定義情報ロー
ド、520…ポートオープン指示、530…ポートオー
プン処理終了報告、550…送信指示、540及び57
0…シグナリングメッセージ交換、560…アドレス解
決プロトコルパケット送受信、580…データパケット
送信、610…拡張アドレス解決テーブル管理テーブ
ル、611…先頭エントリポインタ、612…最終エン
トリポインタ、613…エントリ数、620…拡張アド
レス解決テーブルエントリ、621…前エントリポイン
タ、622…ATMアドレスタイプ、623…ATMア
ドレス長、624…ATMアドレス基本部分、625…
ATMアドレス拡張部分、626…プロトコルヘッダ条
件、627…次エントリポインタ、710…アドレス解
決テーブルエントリ、711…上位アドレスタイプ、7
12…上位アドレス長、713…ATMアドレスタイ
プ、714…ATMアドレス長、715…上位アドレ
ス、716…ATMアドレス、717…待ちパケット
数、718…待ちパケットポインタ、719…拡張エン
トリ数、720…拡張アドレス解決テーブルポインタ、
730…アドレス解決テーブル管理テーブル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにデータパケットの転送を行う複数
    のコンピュータのうちの任意のコンピュータと接続さ
    れ、前記任意のコンピュータと他の前記複数のコンピュ
    ータ間に設定される複数の仮想コネクションの中から特
    定の仮想コネクションを選択する仮想コネクション選択
    装置において、前記任意のコンピュータに予め設定されている構成定義
    情報を格納する記憶部と、前記記憶部に格納された前記
    構成定義情報を参照して、 データパケットの転送を行う
    上位プロトコルまたはアプリケーションソフトウェアの
    各々に対応するプロトコルヘッダ条件を作成し、各々の
    前記プロトコルヘッダ条件と前記複数の仮想コネクショ
    の各々を識別する識別情報とを対応付けて前記記憶部
    に保持させる作成部と、前記任意のコンピュータから
    られたデータパケットのプロトコルヘッダに含まれる情
    報と前記記憶部に保持された前記プロトコルヘッダ条件
    を比較し、前記パケットのプロトコルヘッダに含まれ
    る情報と一致する前記プロトコルヘッダ条件と対応付け
    られた前記識別情報を取得することにより仮想コネクシ
    ョンを選択する選択部と、前記選択部により選択された
    前記仮想コネクションを用いて前記データパケットを送
    信する送信部とを備えることを特徴とする仮想コネクシ
    ョン選択装置。
  2. 【請求項2】 前記プロトコルヘッダ条件は送信先アド
    レスまたはソケット番号であることを特徴とする請求項
    1に記載された仮想コネクション選択装置。
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