JP3448101B2 - 微小電位差計測装置及びその方法 - Google Patents

微小電位差計測装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小電位差計測装置及び
その方法に係り、特に大形構造物に生じた亀裂などの表
面欠陥が破壊に発展する危険度を定量的に計測する微小
電位差計測装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大形構造物等の構造物の表面から表面欠
陥を皆無にするのは容易ではなく、構造物を使用中に表
面に亀裂が生じることがある。これらの亀裂によって
は、構造物の破壊に発展する危険がある。
【0003】従来、構造物の表面欠陥の有無を検査する
場合、平均的な応力状態はストレインゲージやロードセ
ルを用いて監視されており、亀裂の局部的危険度の定量
計測は困難であった。
【0004】最近、亀裂部分の応力拡大係数を計測する
技術が東北大学のグループによって「応力拡大係数評価
への交流電位差法の適用」という論文で発表された(日
本機械学会論文集(A編)、56巻528号(1990
−8)、論文N0.89−0566A、)。この論文に
記載されている基礎実験においては、計測電圧が数μV
と微小なため計測接触子を被計測物に溶接して外乱を防
止するようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際の構造物では計測
場所が多数あるため、接触子を被計測物に溶接せずに接
触子を被計測物表面に押し付けるだけで、亀裂を挟む電
位差を計測できる必要がある。
【0006】構造物の計測面の亀裂には凹凸が多くある
場合が多い。このため、全ての接触子を均一な力で試料
面に押し付け接触抵抗を微小に揃えた上で、電位差を計
測する必要がある。
【0007】しかし、通常、接触子は小さく構成されて
おり、また接触子の数も多いため、駆動機構を用いて直
接、各接触子を計測面の凹凸に位置合わせしたり押し付
け量を制御したりすることは困難であるという問題点が
あった。
【0008】例えば数μVの微小な電位差を計測するの
に必要な各接触子の押し付け力の大きさは、実験によれ
ば、1ピン当たり75gf以上の相当高い値が必要な時
もある。直径1mm以下の接触子をエアバッグなどで柔
軟に直接押し付ける場合、接触子1本を押す力=直径1
mm以下の頂上面積×空気圧でありごく小さい値とな
り、ゴム材質に圧力限度があるため必要な押し付け力を
得られない。
【0009】また、微小な電位差を計測するためには、
個々の接触子の電気特性を事前に計測し、装置が正常で
ある事を確認出来る機構が望まれる。
【0010】また、実際の構造物の亀裂は例えば、幅は
0.5mm以下と狭く、長さは数cmと細長く、しかも
蛇行していることもある。このため、従来の接触子を試
料面に溶接する方法では、任意の位置に接触子を移動で
きないことや、蛇行している亀裂に位置合わせをし難い
ことなどの問題点があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、実際の構造部において生じる細長
く蛇行する亀裂等に対しても任意の位置で計測接触子の
位置決めが可能であり、接触子を被計測物表面に押し付
けるだけで亀裂を挟む電位差を計測可能にし、構造物表
面の凹凸に関わらず全ての接触子を所定の力で押し付け
可能にし、必要に応じて計測に先立ち接触子ごとの電位
差計測試験を可能にする微小電位差計測装置を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の微小電位差計測装置は、被測定物の表面に
高周波電流を流し、検出される微小電位差から被測定物
の表面に生じる亀裂を検出する微小電位差計測装置にお
いて、被測定物の表面に高周波電流を流すために前記表
面に設置される少なくとも一対の電極と、検出しようと
する亀裂を跨ぐように前記表面に接触し電位を検出可能
な複数の接触子と、前記複数の接触子を所定の配列関係
で挿通支持する可撓性ある挿通支持基板と、各々の前記
接触子の先端部が略均等な強さで前記表面へ押しつけら
れるようにする力均等化手段と、前記複数の接触子を前
記挿通支持基板に対して一括して押しつけ可能な一括押
し付け手段と、前記接触子間の電位差を検出する電位差
検出手段と、前記接触子の先端部と前記亀裂との位置関
係を見るための監視手段と、前記電極、前記接触子、お
よび前記監視手段を所望の位置へ移動するための移動手
段と、を備え、前記力均等化手段は、各々の前記接触子
の上端部を前記表面へ向かって付勢する付勢手段と、前
記付勢手段による伸縮動作を案内する案内部と、前記一
括押し付け手段による押し付けの力を前記付勢手段に対
して一括して伝達するための天板と、を有し、前記付勢
手段は外部から前記案内部へ導入する操作部材によって
試験的に前記接触子を付勢可能であるとともに、前記接
触子の先端部と前記表面との間の接触抵抗等の電気的特
性は試験的に測定可能であることを特徴とする。
【0013】
【0014】また、前記付勢手段はバネ部材であること
を特徴とする。
【0015】また、前記付勢手段は緩衝材質からなる緩
衝板であることを特徴とする。
【0016】また、前記一括押し付け手段は、エアバッ
グ、あるいはエアシリンダなどの直動形駆動機構を有す
ることを特徴とする。
【0017】
【0018】本発明による微小電位差計測方法は、被測
定物の表面に高周波電流を流し、検出される微小電位差
から被測定物の表面に生じる亀裂を検出する微小電位差
計測方法において、複数の接触子を所定の配列関係で可
撓性ある挿通支持基板に挿通支持し、操作部材によって
試験的に前記接触子を付勢するとともに、前記接触子の
先端部と前記表面との間の接触抵抗等の電気的特性を試
験的に測定し、前記複数の接触子を前記挿通支持基板に
対して一括して押しつけるとともに、前記接触子の先端
部が略均等な強さで前記表面へ押しつけられるようにす
ることを特徴とする。
【0019】
【作用】一括押し付け手段により複数の接触子を挿通支
持基板に対して一括して押しつけると、挿通支持基板は
可撓性があるので被測定物の表面にある凹凸に応じて撓
み、一方、力均等化手段により各々の接触子の先端部を
略均等な強さで被測定物の表面へ押しつけるので、構造
物表面の凹凸に関わらず全ての接触子を所定の力で押し
付けることができる。
【0020】また、力均等化手段において、バネ等の付
勢手段による伸縮動作は案内部より案内されるので、被
測定物の表面に凹凸があっても、バネ等の付勢手段は安
定して各々の接触子の上端部を被測定物の表面へ向かっ
て付勢することが可能である。天板は、例えばバネの上
端部を一括して押し付けることにより、一括押し付け手
段による押し付けの力を各々の接触子に対応するバネ等
の付勢手段に対して一括して伝達する。
【0021】また、外部から案内部へ導入する操作部材
によってバネ等の付勢手段を動作させ、試験的に接触子
を付勢するとともに、接触子の先端部と前記表面との間
の接触抵抗等の電気的特性は試験的に測定することによ
り、必要に応じて計測に先立ち接触子ごとの電位差計測
試験を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明による微小電位差計測装置の実
施例を図面を参照して説明する。
【0023】図1において、符号1は被測定物としての
被測定物1を示し、被測定物1の表面には測定の対象で
ある亀裂2が示されている。微小電位差計測装置は、被
測定物1上に設置された微小電位差計測装置本体10と
その操作のペンダント30と、微小電位差計測装置本体
10に接続された計測器40と、制御部50とを備えて
いる。
【0024】微小電位差計測装置本体10は、被測定物
1の表面上の微小電位差を検出するためのセンサ部20
と、検出位置等の観察するためにセンサ部20の付近に
取付けられた撮像部22と、撮像部22を取り付けるた
めの取付板23と、センサ部20および撮像部22を取
付板23ごと被測定物1の表面上で移動させるためのx
yθテーブル24と、センサ部20および撮像部22の
位置を変更する方向に走りしかも取付板23とxyθテ
ーブル24の間に設置されたガイドレール25と、xy
θテーブル24に対し取付板23をガイドレール25に
沿って駆動しセンサ部20および撮像部22の位置を変
更するエアシリンダ機構26と、xyθテーブル23の
上部でセンサ部20を支持するように門形で構成された
支持部27と、取付板23に取り付けられセンサ部20
およびこの関連部品を被測定物1の面上で上下移動させ
る上下移動機構28と、センサ部20を着地させた時に
被測定物1の面から反力を取る吸着機構29と、センサ
部20全体を被測定物1面に押し付ける上下動エアシリ
ンダ機構29−1とから構成される。
【0025】次に、微小電位差計測装置本体10におけ
るセンサ部20を以下に説明する。
【0026】図4に示すように、センサ部20は、高電
位接触子201(201−1〜201−n)と低電位側
接触子202(202−1〜202−n)とから構成さ
れるnペアの接触子を備えている。1個の接触子は1個
の高電位接触子と1個の低電位側接触子とのペアで構成
されている。
【0027】また、センサ部20は、各接触子201、
202の上下摺動を案内するガイド板203と、ガイド
板203を支えるフレーム204と、全ての接触子20
1、202が挿通支持され中間部で一部接合された可撓
性のある信号基板205と、フレーム204の内部に設
置された取り付けブロック206と、ブロック206に
取り付けられた板207と板207に取付けられたエア
バック208とを有する一括押し付け手段と、任意接触
子201、202を被測定物1に押し付けるバネ機構2
09と、全てバネ機構209および全ての接触子20
1、202の伸縮動作を案内する図11、図12に示す
案内部210と、案内部210のエアバック208の伸
縮による上下動を案内する図8乃至図10に示すホルダ
211と、ホルダ211の中央に開けられた案内部21
0を勘合させるための穴211−1と、案内部210の
上端に取り付けられエアバック208の力を受けると共
にバネ機構209の押さえとなる天板212と、被測定
物1に計測のため1A10KHZ程度の高周波電流を通
電する電極213と、電極213とフレーム204の間
に設置され絶縁材で構成された絶縁板214と、電極2
13が被測定物1表面上に優先的に接触するよう接触子
201、202両端に電極213と絶縁板214を合わ
せた厚さより若干薄い足215とを備えている。
【0028】操作ペンダント30の画面31は、接触子
201、202の列を上下に分けるx軸カーソル32
と、亀裂2の中心線上を示すy軸カーソル33と、亀裂
2の撮像部22中心位置マーク34で構成される。
【0029】力均等化手段は、各々の接触子201、2
02の上端部を被測定物1の表面へ向かって付勢するバ
ネ機構209と、バネ機構209による伸縮動作を案内
するために各々の接触子201、202およびバネ機構
209に対応する孔を有する案内部210と、天板21
2とを備えている。
【0030】一括押し付け手段はエアバック208で構
成されるが、エアバック208の代わりにエアシリンダ
などの直動形駆動機構を用いてもよい。
【0031】天板212は一括押し付け手段による押し
付けの力を全てのバネ機構209に対して一括して伝達
する。
【0032】挿通支持基板として本実施例では、接触子
201、202を所定の配列関係で挿通支持する可撓性
ある信号基板205が用いられている。信号基板205
は、接触子201、202の先端部と被測定物1の表面
との接触により生じる電気信号を信号処理系へ送る機能
も有している。
【0033】次に本実施例の作用について説明する。装
置本体10を被測定物1に載せ、吸着機構29を縮め、
支持部27で支持し、CCDカメラ220で亀裂2を撮
像し、xyθテーブル24を操作して図13のy軸上に
つ亀裂2を合わせ、エアシリンダ機構26を短めてCC
Dカメラ220に代わりセンサ部20を亀裂の真上に移
動する。
【0034】次に上下移動機構28を伸ばし、装置本体
10を支持していた支持部27に代わり吸着機構29を
被測定物1面上に吸着させた状態でセンサ部20全体を
支持固定する。
【0035】次に上下動エアシリンダ機構29−1を伸
ばしてセンサ部20全体を被測定物1面に押し付ける
と、電極213は足部215より小距離だけ長く作られ
ているので、確実に被測定物1に接触し、参照電流が供
給される。
【0036】エアバック208を膨張させると、その全
膨張荷重は天板212を介して任意接触子201、20
2に作用する。。被測定物1の凹凸による各接触子の当
たりの差は力均等化手段のバネ機構209で均等化され
るため、全接触子は面に直角にしっかり食い込み、接触
抵抗を無視できる程小さく出来る。
【0037】また、センサ部20は、支持部27から外
し被測定物1上に単独で設置し、力均等化手段の天板2
12とバネ機構209を除去し、センサ部20の外から
任意の力均等化手段の案内部210の任意の孔に押し付
け力を計測するロードセルの先に付けた操作部材として
の棒を差し込み、任意の接触子を押し付けてその電気特
性を試験する作用を有する。
【0038】本実施例の構成によれば、接触子201、
202は、被測定物1面に凹凸があってても、各教示点
をはさんで正確に位置決めでき、また上記作用のため接
触抵抗は無視できるので、正確な微小電位差を計測する
ことができる。
【0039】エアバック208により天板212を介し
てバネ機構209により接触子201、202を信号基
板205に対して一括して押しつけると、信号基板20
5は可撓性があるので被測定物1の表面にある凹凸に応
じて撓み、一方、バネ機構209により各々の接触子2
01、202の先端部を略均等な強さで被測定物1の表
面へ押しつけるので、被測定物1の表面の凹凸に関わら
ず全ての接触子を所定の力で押し付けることができる。
【0040】また、バネ機構209による伸縮動作は、
各々の接触子201、202およびバネ機構209に対
応する孔を有する案内部210により案内されるので、
被測定物1の表面に凹凸があっても、バネ機構209は
安定して各々の接触子201、202の上端部を被測定
物1の表面へ向かって付勢することが可能である。
【0041】また、センサ部20を支持部27から外し
被測定物1上に単独で設置し、天板212とバネ機構2
09を除去し、押し付け力を計測するロードセルの先に
操作部材としての棒を付け、センサ部20の外から案内
部210の任意の孔にその棒を差し込み、任意の接触子
を押し付けてその電気特性を試験することができる。こ
の結果、接触子201、202の先端部と被測定部1の
表面との間の接触抵抗等の電気的特性を試験的に測定す
ることにより、必要に応じて計測に先立ち接触子20
1、202ごとの電位差計測試験を行うことができる。
【0042】なお、被測定物1面の凹凸が極小さい場合
は、力均等化手段の構成をバネ機構209の代わりに一
括押し付け手段の力を受ける天板212と天板212と
全接触子の間に天板212と同程度の広さで厚さ数mm
のゴム板使用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、一括押し付け手段により複数の接触子を挿通支持
基板に対して一括して押しつけると、挿通支持基板は可
撓性があるので被測定物の表面にある凹凸に応じて撓
み、一方、力均等化手段により各々の接触子の先端部を
略均等な強さで被測定物の表面へ押しつけるので、構造
物表面の凹凸に関わらず全ての接触子を所定の力で押し
付けることができる。
【0044】また、外部から案内部へ導入する操作部材
によってバネ等の付勢手段を動作させ、試験的に接触子
を付勢するとともに、接触子の先端部と前記表面との間
の接触抵抗等の電気的特性は試験的に測定することによ
り、必要に応じて計測に先立ち接触子ごとの電位差計測
試験を行うことができる。
【0045】この結果、接触子は被測定物の表面に凹凸
があっても、接触子と被測定物の表面との接触抵抗を無
視できるようにでき、正確な微小電位差計測を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微小電位差計測装置の一実施例を示す
立体説明図。
【図2】図1のIIから見た説明図。
【図3】図1のIIIから見た説明図。
【図4】センサ部の立体説明図。
【図5】図4の横断面図。
【図6】図4の縦断面図。
【図7】図6のVII −VII に示す断面図。
【図8】ホルダ211を説明する平面図。
【図9】図8のIXから見た平面図。
【図10】図8のXから見た平面図。
【図11】案内部を説明する平面図。
【図12】案内部の切り欠き平面図。
【図13】画面31の説明図。
【符号の説明】
1 被測定物 2 亀裂 10 微小電位差計測装置本体 20 センサ部20 22 撮像部 23 取付板 24 xyθテーブル 25 ガイドレール 26 エアシリンダ機構 27 支持部 28 上下動機構 29 吸着機構 29−1 上下動エアシリンダ機構 30 操作ペンダント 31 画面 32 x軸カーソル 33 y軸カーソル 34 撮像中心位置マーク 40 計測器 50 制御部 201(201−1〜201−n) 高電位側接触子 202(202−1〜202−n) 低電位側接触子 203 ガイド板 204 フレーム 205 信号基板(挿通支持基板) 206 ブロック 207 板 208 エアバック 209 バネ機構 210 案内部 211 ホルダ 211−1 穴 212 天板 213 電極 214 絶縁板 215 足
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物の表面に高周波電流を流し、検出
    される微小電位差から被測定物の表面に生じる亀裂を検
    出する微小電位差計測装置において、 被測定物の表面に高周波電流を流すために前記表面に設
    置される少なくとも一対の電極と、 検出しようとする亀裂を跨ぐように前記表面に接触し電
    位を検出可能な複数の接触子と、 前記複数の接触子を所定の配列関係で挿通支持する可撓
    性ある挿通支持基板と、 各々の前記接触子の先端部が略均等な強さで前記表面へ
    押しつけられるようにする力均等化手段と、 前記複数の接触子を前記挿通支持基板に対して一括して
    押しつけ可能な一括押し付け手段と、 前記接触子間の電位差を検出する電位差検出手段と、 前記接触子の先端部と前記亀裂との位置関係を見るため
    の監視手段と、 前記電極、前記接触子、および前記監視手段を所望の位
    置へ移動するための移動手段と、を備え 前記力均等化手段は、各々の前記接触子の上端部を前記
    表面へ向かって付勢する付勢手段と、前記付勢手段によ
    る伸縮動作を案内する案内部と、前記一括押し付け手段
    による押し付けの力を前記付勢手段に対して一括して伝
    達するための天板と、を有し、 前記付勢手段は外部から前記案内部へ導入する操作部材
    によって試験的に前記接触子を付勢可能であるととも
    に、前記接触子の先端部と前記表面との間の接触抵抗等
    の電気的特性は試験的に測定可能である ことを特徴とす
    る微小電位差計測装置。
  2. 【請求項2】前記付勢手段はバネ部材であることを特徴
    とする請求項1記載の微小電位差計測装置。
  3. 【請求項3】前記付勢手段は緩衝材質からなる緩衝板で
    あることを特徴とする請求項1に記載の微小電位差計測
    装置。
  4. 【請求項4】前記一括押し付け手段は、エアバッグ、あ
    るいはエアシリンダなどの直動形駆動機構を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の微小電位差計測装置。
  5. 【請求項5】被測定物の表面に高周波電流を流し、検出
    される微小電位差から被測定物の表面に生じる亀裂を検
    出する微小電位差計測方法において、 複数の接触子を所定の配列関係で可撓性ある挿通支持基
    板に挿通支持し、操作部材によって試験的に前記接触子を付勢するととも
    に、前記接触子の先端部と前記表面との間の接触抵抗等
    の電気的特性を試験的に測定し、 前記複数の接触子を前記挿通支持基板に対して一括して
    押しつけるとともに、前記接触子の先端部が略均等な強
    さで前記表面へ押しつけられるようにすることを特徴と
    する微小電位差計測方法。
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