JP3447954B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3447954B2 JP13206098A JP13206098A JP3447954B2 JP 3447954 B2 JP3447954 B2 JP 3447954B2 JP 13206098 A JP13206098 A JP 13206098A JP 13206098 A JP13206098 A JP 13206098A JP 3447954 B2 JP3447954 B2 JP 3447954B2
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oxide film
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置に
関し、特に配線パターンを備えた半導体装置およびその
製造方法に関する。半導体装置は一般に集積回路の形で
提供されるが、かかる半導体集積回路では、MOSFE
T等の個々の活性要素を接続するのに配線パターンが使
われる。かかる配線パターンとしては、特に活性要素に
直接にコンタクトする下層レベルにおいては、従来より
導電性ポリシリコンパターンが使われているが、その抵
抗をさらに減少すべく、かかる導電性ポリシリコンパタ
ーン上に低抵抗のWSix を形成することが行われてい
る。
【0002】かかる配線構造を有する半導体集積回路に
おいては、その製造費用を可能な限り低減することが要
求されている。
【0003】
【従来の技術】図1は、従来の半導体集積回路において
使われている配線パターンの例を示す。図1を参照する
に、基板12上にはCVD−SiO2 膜等の酸化膜14
が形成され、前記酸化膜14上には典型的にはPにより
+ 型にドープされたポリシリコンパターン16が形成
されている。さらに、前記ポリシリコンパターン16上
には、WSix パターン18が形成され、前記ポリシリ
コンパターン16およびWSix パターン18はCVD
−SiO2 膜等の非ドープ酸化膜(NSG膜)20によ
り覆われる。さらに、前記酸化膜20を覆うように、典
型的にはBPSGよりなる平坦化層間絶縁膜22が形成
される。かかる平坦化層間絶縁膜22上には、さらにA
l等の上層レベルの配線が形成される。前記ポリシリコ
ンパターン16およびWSix パターン18は、配線パ
ターン15を形成する。
【0004】図1の構造において、前記非ドープ酸化膜
20は、前記Bを含む層間絶縁膜22とPでドープされ
たn+ 型ポリシリコンパターン16との間に介在し、前
記層間絶縁膜22からポリシリコンパターン16へのB
の拡散、およびこれに伴うポリシリコンパターン16中
におけるキャリアの枯渇を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1の構成の配線構造
においては、一般に酸化膜20および層間絶縁膜22は
CVD法により形成されるが、その際、前記酸化膜20
および層間絶縁膜22を連続して、同一のCVD装置内
で形成できるように、前記酸化膜20をオゾン(O3
およびTEOS(Si(OC2 5 4 )を原料とする
常圧CVD法により形成するのが有利である。この場
合、前記層間絶縁膜22(BPSG膜)の形成も、前記
オゾンおよびTEOSよりなる原料に、Bの有機原料、
例えばTEB(B(C2 5 3 )およびPの有機原
料、例えばTMOP(PO(OCH3 3 )を添加する
だけで、前記酸化膜20の形成に引き続いて、同一の堆
積装置中において同一の温度で、連続して行うことがで
きる。この場合、堆積は約400°Cの温度で行われ、
さらに形成されたBPSG膜22を約850°Cの温度
でリフローさせることにより、平坦化された構造が得ら
れる。
【0006】しかし、前記酸化膜20を、前記オゾンと
TEOSを原料とした常圧CVD法で得られる純粋なS
iO2 膜(オゾンTEOS−NSG膜)により形成した
場合、一般に形成される酸化膜20の堆積速度が、下地
となる膜の種類によって大きく変化し、特に下地膜とし
てCVD酸化膜14上に堆積する場合、ポリシリコン膜
16あるいはWSix 膜18上に堆積する場合よりも堆
積速度が極端に小さくなることが知られている。このた
め、図1の構成では、ポリシリコンパターン16および
WSix パターン18よりなる配線パターン15上での
前記オゾンTEOS−NSG膜20のステップカバレッ
ジは非常に悪く、図1に示すように、特にCVD酸化膜
14に近いポリシリコンパターン16の側壁面近傍にお
いて、膜20の厚さが著しく減少してしまうことが避け
られない。
【0007】このような下側絶縁膜20のステップカバ
レッジが悪い配線構造では、必要な平坦化を実現するた
めに、前記平坦化層間絶縁膜22中のBの割合を増大さ
せる必要があるが、その場合前記平坦化層間絶縁膜22
から前記酸化膜20中を通っての、前記ポリシリコンパ
ターン16へのBの実質的な拡散が生じる危険がある。
このようなBの拡散が生じると、先にも説明したよう
に、n+ 型にドープされたポリシリコンパターン16中
のキャリアが枯渇してしまい、抵抗値が増大する問題が
生じる。
【0008】一方、かかる酸化膜20のステップカバレ
ッジの問題は、前記オゾンTEOS−NSG膜20中に
実質的な濃度のPを導入し、膜20の組成をPSG膜と
すれば解消することは知られている。かかるPの導入
は、O3 とTEOSよりなる常圧CVD法を使う場合、
CVD原料中にTMOP(PO(OCH3 3 )を加え
ることにより可能である。しかし、本発明の発明者は、
このようなPSG膜20をWSix パターン18に接し
て形成した場合、図1に示すように、PSG膜20とW
Six パターン18との界面における接着力が弱くな
り、上層にさらに層構造を形成した場合、前記界面にお
いてクラック20Xが発生しやすいことを見出した。
【0009】勿論、図1に示す酸化膜20のステップカ
バレッジの問題は、膜20の原料にTEOSでなく、S
iH4 あるいはSi2 6 を使えば回避できるが、ある
いはTEOSを使っても減圧CVD法により堆積を行え
ば回避できるが、その場合には、同一の堆積装置中にお
いて酸化膜20の形成に続いて、BPSG膜を、同一の
温度で連続して行うことはできなくなる。例えば、Si
4 の熱分解により酸化膜20を形成した場合には、7
00〜800°C程度の温度が必要になるが、BPSG
膜の堆積は約400°Cの温度で行われる。
【0010】また、図1に示す酸化膜20のステップカ
バレッジの問題は、メモリセルキャパシタを有するDR
AMにおいて、キャパシタの変形の問題を引き起こすこ
とがある。図2は、従来のDRAMにおいて、図1の配
線構造をビット線に対して適用した例を示す。
【0011】図2を参照するに、p型Si基板32上に
は、厚さが約350nmのフィールド酸化膜33A,3
3Bにより活性領域が形成されており、前記活性領域中
にはn+ 型の拡散領域32A,32B,32Cが形成さ
れる。さらに、前記活性領域上には図示を省略したゲー
ト酸化膜を介して、拡散領域32Aと32Bの間に厚さ
が約160nmのポリシリコンゲート電極34Aが、ま
た拡散領域32Bと32Cとの間に、同じく厚さが約1
60nmも別のポリシリコンゲート電極34Bが形成さ
れる。前記ポリシリコンゲート34Aおよび34Bは紙
面に略垂直方向に延在し、DRAMのワード線を形成す
る。同様なワード線34Cおよび34Dが、前記フィー
ルド酸化膜33Aおよび33B上を延在する。
【0012】ワード線34A〜34Dの各々は側壁酸化
膜を備え、TEOSを原料とする熱分解により形成され
た厚さが約50nmのSiO2 膜35(TEOS−NS
G膜)により実質的に一様に覆われ、前記TEOS−N
SG膜35は、厚さが約250nmのBPSG膜36に
より覆われる。前記BPSG膜36中には、その下の前
記TEOS−NSG膜35を貫通して前記拡散領域32
Bを露出するコンタクトホールが形成されており、前記
BPSG膜36上および前記コンタクトホールの内壁に
沿って、前記拡散領域32Bとコンタクトするポリシリ
コンパターン38が、約100nmの厚さに形成され
る。さらに、前記ポリシリコンパターンを覆うように低
抵抗のWSix パターン39が形成されるが、ポリシリ
コンパターン38およびWSix パターン39はDRA
Mのビット線を構成する。
【0013】さらに、前記WSix パターン39を覆う
ように、前記BPSG膜36上にはオゾンとTEOSを
原料とした常圧CVD法により、オゾンTEOS−NS
G膜40とBPSG膜41とが連続して形成され、さら
に前記BPSG膜上には、拡散領域32Aの一部に重畳
して形成されたn+ 型拡散領域32Dとコンタクトホー
ルを介してコンタクトするポリシリコン蓄積電極42A
が形成される。同様に、前記BPSG膜上には、拡散領
域32Cの一部に重畳して形成されたn+ 型拡散領域3
2Eとコンタクトホールを介してコンタクトするポリシ
リコン蓄積電極42Bが形成される。蓄積電極42Bは
一体的に形成された厚さが約50nmのフィン42aお
よび42bを含むのがわかる。同様なフィンは、蓄積電
極42Aにも形成される。蓄積電極42A,42Bは、
その頂部において約150nmの厚さを有する。
【0014】前記蓄積電極42Aおよび42Bの表面
は、いわゆるONO構造を有する誘電体膜43で覆わ
れ、さらに前記誘電体膜43は、厚さが約100nmの
ポリシリコン対向電極44で覆われ、さらに前記対向電
極44は厚さが役350nmのBPSG平坦化膜45に
より覆われる。さらに、前記平坦化膜45上には、Ti
層およびTiN層をそれぞれ30nmおよび50nm積
層したバリア層46が形成され、さらに前記バリア層4
6上にAlあるいはW配線層47が形成される。さらに
前記配線層およびその下のバリア層46をパターニング
して上層配線パターンを形成し、前記BPSG平坦化膜
45上に前記上層配線パターンを覆うように、CVD−
SiO2 膜あるいはCVD−SiON膜膜48と平坦化
SiO2 膜49とを形成する。
【0015】かかる構成のDRAMでは、層間絶縁膜4
0,41をオゾンTEOS−NSG膜とBPSG膜の組
み合わせにより形成することにより、先にも説明したよ
うに、同一のCVD装置内において、オゾンTEOS−
NSG膜とBPSG膜の堆積を、実質的に同一の温度
で、連続して実行することが可能になり、DRAMの製
造スループットが大きく向上する。BPSG膜41を形
成する場合には、単にCVD原料に、オゾンとTEOS
の他にTMOP等のP原料およびTEB(B(C
2 5 3 )等のB原料を追加するだけでよい。
【0016】一方、図2よりわかるように、ビット線を
構成するWSix パターン39を覆うオゾンTEOS−
NSG膜40は図1で説明したのと同様に非常に厚さが
大きくなり、このためBPSG膜41からBがWSix
パターン39の下のポリシリコンパターン38に、前記
オゾンTEOS−NSG膜40の厚さが薄くなっている
部分を通って侵入するおそれがある。一般にポリシリコ
ンパターン38はn+型にドープすることで導電性を付
与されているため、このようなBの侵入が生じると、先
にも説明したようにその抵抗値が増大してしまう。ま
た、前記オゾンTEOS−NSG膜40の厚さがWSi
x パターン39上で選択的に大きくなるため、膜40を
覆うようにBPSG膜41を形成して平坦化しても、膜
41表面に前記オゾンTEOS−NSG膜40の断面形
状に対応した凹凸が生じるおそれがあるが、このような
凹凸が生じると、その上に形成される蓄積電極のフィン
42a,42bが変形してしまう。特に、ポリシリコン
パターン38中へのBPSG膜41からのBの侵入を阻
止するために前記オゾンTEOS−NSG膜40の厚さ
を増大させると、前記凹凸はさらに増大する。
【0017】同様な問題は、前記ワード線パターン34
A〜34Cを、ポリシリコンパターンとその上のWSi
x パターンとよりなる2層構造にした場合にも生じる。
かかるWSix 層上におけるオゾンTEOS−NSG膜
の膜厚の選択的な増大の問題は、前記オゾンTEOS−
NSG膜中にPを導入すれば解消するが、その場合に
は、特に図2のDRAMのようにPを導入されたオゾン
TEOS−NSG膜上にさらに何層もの層が形成された
構造では、前記オゾンTEOS−NSG膜とその下のW
Six 層との界面に大きな応力が印加され、図1で説明
したクラックが発生しやすい。
【0018】さらに、図2の従来のDRAMにおいて
は、p+ 型拡散領域32A、32Bの導電性を変化させ
ないように、酸化膜35としてTEOS−NSGあるい
はプラズマCVD法で形成されたSiO2 膜が使われて
いるが、酸化膜35の形成の後にBPSG膜36を形成
することを考えると、前記酸化膜35もオゾンTEOS
−NSG膜により形成できるのが望ましい。しかし、従
来のオゾンTEOS−NSG膜を酸化膜35として使っ
た場合には、前記ワード線34A、34B、・・を覆う
部分において酸化膜35の膜厚が異常に厚くなり、形成
されるフィン電極の形状に悪影響を与える。
【0019】そこで、本発明は上記の課題を解決した新
規で有用な半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とを概括的課題とする。本発明のより具体的な課題は、
半導体基板上に下地酸化膜を介して形成された導電性パ
ターン上に、オゾンと有機シリコン系ガスとを原料とし
た酸化膜を形成し、さらに前記酸化膜上に平坦化BPS
G膜を形成した構成の半導体装置において、前記酸化膜
の前記導電性パターン上における選択的な膜厚の増大を
抑止することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
請求項1に記載したように、基板上に形成された、n+
型にドープされたポリシリコン膜上にWSix膜を積層
してなる導電体パターンと、前記導電体パターンを、前
記導電体パターンに密接して覆う第1の絶縁膜と、前記
第1の絶縁膜を、前記第1の絶縁膜に密接して覆う、平
坦化主面を有する第2の絶縁膜とよりなる半導体装置に
おいて、前記第2の絶縁膜はBPSG膜であり、前記第
1の絶縁膜は、オゾンとTEOSより常圧CVD法によ
って形成され、前記導電体パターンの上面から側面にか
けて、Bの拡散を防ぐように一定の膜厚で覆い、0.5
〜1.0重量%のPを含む酸化膜よりなることを特徴と
する半導体装置により、または請求項2に記載したよう
に、前記第2の絶縁膜はBPSG膜であり、前記第1の
絶縁膜はBを、前記第2の絶縁膜中におけるよりも低い
濃度で含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置
により、または請求項3に記載したように、基板上に、
n+型にドープされたポリシリコン膜上にWSix膜を積
層してなる導電層パターンを有する半導体装置の製造方
法であって、前記基板上に、オゾンとTEOSとを原料
に酸化膜を、前記酸化膜が前記導電層パターンを密接し
て覆うように、常圧CVD法により形成する工程と、前
記酸化膜上にBPSG膜を堆積する工程と、前記BPS
G膜を平坦化する工程とよりなり、 記酸化膜を形成す
る工程は、0.5〜1.0重量%のを含むように実行
されることを特徴とする半導体装置の製造方法により、
または請求項4に記載したように、前記BPSG膜を形
成する工程は、前記酸化膜を形成する工程に連続して、
同一の堆積装置内において、常圧CVD法により、実質
的に同一の堆積温度で実行されることを特徴とする請求
項3記載の半導体装置の製造方法により、または請求項
5に記載したように、基板上に形成されたワードパター
ン線を覆う第1の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第
1の層間絶縁膜中に、前記基板上の第1の拡散領域を露
出するように第1のコンタクトホールを形成する工程
と、前記第1の層間絶縁膜上に、前記コンタクトホール
の側壁面を覆い、前記露出された拡散領域にコンタクト
する導電性パターンを、ビット線として形成する工程
と、前記ビット線を覆うように第2の層間絶縁膜を形成
する工程と、前記第2および第1の層間絶縁膜を貫通し
て、前記基板上の第2の拡散領域を露出するように、第
2のコンタクトホールを形成する工程と、前記第2のコ
ンタクトホールにおいて前記第2の拡散領域とコンタク
トするキャパシタ電極を形成する工程とを含む半導体装
置の製造方法において、前記導電性パターンは、下側の
n+型にドープされたポリシリコンパターンとその上の
WSixパターンとよりなり、前記第2の層間絶縁膜を
形成する工程は、前記第1の層間絶縁膜上に、オゾンと
TEOSとTMOPとを原料とした常圧CVD法によ
り、0.5〜1.0重量%のPを含む酸化膜を、前記導
電性パターンを覆うように形成する工程と、前記酸化膜
上に、BPSG膜を常圧CVD法により形成する工程と
よりなり、前記BPSG膜を形成する工程は、前記酸化
膜を形成する工程に連続して、同一の堆積装置内で、実
質的に同一の堆積温度で実行されることを特徴とする半
導体装置の製造方法により、または請求項6に記載した
ように、さらに、前記ワード線パターンは、下側のポリ
シリコンパターンとその上のシリサイドパターンとより
なり、前記第1の層間絶縁膜を形成する工程は、前記基
板上に、オゾンとTEOSとTMOPとを原料とした常
圧CVD法により、0.5〜1.0重量%のPを含む酸
化膜を、前記ワード線パターンを覆うように形成する工
程と、前記酸化膜上に、BPSG膜を常圧CVD法によ
り形成する工程とよりなり、前記BPSG膜を形成する
工程は、前記ワード線パターンを構成する酸化膜を形成
する工程に連続して、同一の堆積装置内で、実質的に同
一の温度で実行されることを特徴とする請求項5記載の
半導体装置の製造方法により、解決する。
【0021】本発明の発明者は、先に説明したオゾンT
EOS−NSG膜20のステップカバレッジの改善およ
びクラック20Xの解消を目指して実験を行っていたと
ころ、以下のような現象を発見した。図3(A)は、前
記オゾンとTEOSを原料とした常圧CVD法で形成す
る際に膜20中にPを導入しなかった場合を示すが(P
=0.0wt%)、この場合は図1の構造に対応して、
オゾンTEOS−NSG膜20の配線パターン15上に
おけるステップカバレッジは悪く、このため、図3
(A)中、破線で囲んだ前記配線パターン15の下部に
おいて、BPSG膜22からポリシリコンパターン16
中にBが侵入する可能性が高い。
【0022】これに対し、図3(B)は、CVD原料と
して、オゾンおよびTEOSにTMOPを添加すること
により、前記オゾンTEOS−NSG膜20中のPの濃
度を0.5wt%とした場合を示す。図3(B)よりわ
かるように、この場合にはオゾンTEOS−NSG膜2
0は前記配線パターン15に沿って良好なステップカバ
レッジを示し、同じく破線で囲んだ前記配線パターン1
5の下部において厚さが減少する傾向は見られない。こ
のため、前記BPSG層間絶縁膜22からポリシリコン
パターン16中へのBの侵入は効果的に阻止される。
【0023】さらに、図3(C)にしめすように、前記
オゾンTEOS−NSG膜20中のPの濃度をさらに増
加させ、2wt%にした場合にも、図3(B)と同様な
優れたステップカバレッジが実現される。このように、
オゾンTEOS−NSG膜20の前記配線パターン15
上でのステップカバレッジについては、膜20中のPの
濃度を増加させれば向上することがわかるが、本発明の
発明者は、一方で前記オゾンTEOS−NSG膜20中
のPの濃度が高すぎる場合に、先に説明したクラック2
0Xの問題が生じることを見出した。すなわち、本発明
の発明者は、前記クラック20Xは、オゾンTEOS−
NSG膜20中のPの濃度が高すぎる場合に出現するこ
とを発見した。
【0024】以下の表1は、WSix 膜上にオゾンTE
OS−NSG膜を、膜中のPの濃度を変化させて形成
し、前記オゾンTEOS−NSG膜に対して引っ張り試
験を実施した場合のはがれ率を示す。ただし、はがれ率
は、前記引っ張り試験の結果、前記オゾンTEOS−N
SG膜に剥離が生じた試料の、全試料に対する割合を示
す。
【0025】
【表1】
【0026】表1を参照するに、Pの濃度が0wt%〜
約1wt%の範囲では、はがれ率は5〜10%程度であ
るのに対し、Pの濃度が2wt%に達するとはがれ率は
20%に増大し、さらにPの濃度を上昇させ、前記オゾ
ンTEOS−NSG膜の組成がいわゆるPSG膜の領域
に入ると、はがれ率はこれに応じて増加することがわか
る。
【0027】一方、先の図3(A)〜(C)の関係か
ら、前記オゾンTEOS−NSG膜のステップカバレッ
ジは、前記膜中のPの濃度を1wt%を超えて2wt%
まで増大させてもほとんど変化しないことがわかる。こ
のことから、前記オゾンTEOS−NSG膜20中のP
の濃度はおおよそ0.1wt%以上でおおよそ1wt%
以下に設定するのが好ましいと結論される。
【0028】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図4(A)〜
(C)は、本発明の第1実施例による配線構造の形成工
程を示す図である。図4(A)を参照するに、Si基板
71上には酸化膜72が典型的には100〜300nm
の厚さに堆積され、前記酸化膜72上にはPでドープさ
れたアモルファスSi層73が、CVD法により、約5
0nmの厚さに形成される。さらに前記アモルファスS
i層73表面の自然酸化膜をHFにより除去した後、前
記アモルファスSi層73上にWSix 層74を約12
0nmの厚さに堆積する。図4(A)は、このようにし
て形成された層構造をパターニングして、配線パターン
を形成した状態を示す。
【0029】図4(A)の配線パターンは、例えばDR
AMやフラッシュメモリのビット線パターンであっても
よい。また、前記酸化膜72はフィールド酸化膜であっ
てもよい。次に図4(B)の工程で、図4(A)の酸化
膜72上に、Pを約0.5重量%含んだオゾンTEOS
−NSG膜75を、前記膜75が前記配線パターンを覆
うように、典型的には約50nmの厚さに、常圧CVD
法により堆積する。
【0030】その際、本実施例では、65°Cに設定さ
れた恒温槽中に保持されたTEOSとTMOPとをN2
によりバブリングし、形成された気相原料を、550°
Cの基板温度に設定されたベルト搬送型常圧CVD装置
の反応室においてオゾンと混合し、前記オゾンTEOS
−NSG膜75を形成する。膜75はPがドーピングさ
れているため、厳密にはNSG膜ではなく、P濃度の極
めて低いPSG膜とみることができる。
【0031】前記TEOSとTMOPのバブリングの
際、N2 の流量は典型的にはそれぞれ1.4l/min
および0.005l/minに設定されるが、この場
合、実際に反応室に供給されるSiおよびPの有機気相
原料の流量は、それぞれ約33.7sccmおよび約
0.12sccmとなる。また、反応室に供給されるオ
ゾン(O3 )および酸素(O2 )を合わせた流量は、約
6.7l/minに設定される。さらに、その際、O2
に対するO3 の濃度は、例えば約107g/m3 に設定
される。
【0032】また、かかるTEOSとTMOPとを使っ
たオゾンTEOS−NSG膜の堆積では、前記TMOP
のバブリングの際のN2 流量を制御することにより、得
られるオゾンTEOS−NSG膜75中のP濃度を制御
することができる。例えば、前記N2 流量を0.01l
/minに設定することにより、膜75中のPの濃度を
約1.0重量%に設定できる。さらに、前記N2 流量を
0.02l/minに設定することにより、前記膜75
中のP濃度を約2.0重量%に設定できる。
【0033】なお、上記の値は常圧CVD装置中におけ
る搬送速度を8インチ/minに設定した場合のもので
ある。このようにして形成されたオゾンTEOS−NS
G膜75では堆積速度が下地に依存しないため、前記酸
化膜72上においても、また前記配線パターンの側壁面
あるいは上面上においても、膜75の膜厚はほぼ一様に
なる。
【0034】次に、図4(C)の工程において、図4
(B)の膜75上にBPSG膜76を、同じく常圧CV
D法により、約200nmの厚さに堆積する。図4
(C)における前記BPSG膜76の堆積工程は、前記
オゾンTEOS−NSG膜75の堆積に使ったのと同じ
常温CVD装置中において、前記SiおよびPの気相原
料に、さらにTEBをN2 によりバブリングすることで
形成されるBの気相原料を加えることにより、同じ温度
で連続して実行される。例えば、BPSG膜76とし
て、Bを4.0重量%、Pを5.0重量%含む組成の膜
を得ようとする場合、TEOSを1.1l/minの流
量のN2 キャリアガスでバブリングし、TMOPを0.
15l/minの流量のN2 キャリアガスでバブリング
し、さらにTEBを0.04l/minの流量のN2
ャリアガスでバブリングする。この場合、CVD装置の
反応室に供給されるTEOS,TMOPおよびTEBの
気相原料の実質的な流量は、それぞれ13.7scc
m、1.7sccmおよび3.5sccmとなる。さら
に、前記CVD装置の反応室へは、O3 およびO2 が、
合計で1.9l/minの流量で供給される。その際、
2 に対するO3 の割合は、膜75を形成する場合と同
じく、107g/cm3 に設定される。
【0035】このようにして形成されたBPSG膜76
は、さらに850°Cで20分間熱処理されることによ
りリフローし、膜76の表面が平坦化される。かかる構
成の配線構造では、オゾンTEOS−NSG膜75とW
Six パターン74との密着力が非常に大きく、このた
め図4(C)の工程でBPSG膜76を形成しても界面
にクラックが生じることがない。また、図1の構造と異
なり、酸化膜72に近い配線パターンの下部においても
膜75は十分な厚さを有するため、BPSG膜76から
ポリシリコンパターン73へのBの拡散も効果的に抑止
される。
【0036】前記図4(B)のオゾンTEOS−NSG
膜の堆積工程において、Pの有機CVD原料はTMOP
に限定されるものではなく、TEOP((PO(OC2
53 )を使うこともできる。また、図4(C)のB
PSG膜76の堆積工程においても、TMOPおよびT
EBの他に、TEOPやTMB(BCH3 3を使うこ
とも可能である。 [第2実施例]図5(A)〜図11(L)は、先の第1
実施例の工程を使った本発明の第2実施例によるDRA
Mの製造工程を示す。
【0037】図5(A)を参照するに、p型Si基板5
2上には厚さが約350nmのフィールド酸化膜53
A,53Bにより活性領域が形成され、前記活性領域中
にはn + 型の拡散領域52A〜52Cが形成される。次
に、図5(B)の工程で、前記基板52上の拡散領域5
2Aと52Bの間に、ゲート酸化膜54aを隔ててポリ
シリコンゲートパターン54Aを約160nmの厚さに
形成し、さらにその両側に側壁酸化膜を周知の方法で形
成する。さらに、同様なゲート酸化膜54bおよびポリ
シリコンゲートパターン54Bよりなり、側壁酸化膜を
有するゲート構造が、前記基板52上の拡散領域52B
と52Cとの間に形成される。さらに、他の活性領域の
ポリシリコンゲートパターン54Cおよび54Dが、そ
れぞれフィールド酸化膜53Aおよび53B上に、酸化
膜54cあるいは54dを介して形成される。ポリシリ
コンパターン54A〜54DはDRAMのワード線を構
成する。
【0038】次に、図5(C)の工程で、前記ポリシリ
コンパターン54A〜54Dは、約680°Cにおける
TEOSの熱分解により形成される、厚さが約50nm
の酸化膜55により覆われ、さらに図6(D)の工程
で、前記TEOS酸化膜55上に、BPSG膜56が、
約250nmの厚さに形成される。前記BPSG膜56
は、オゾンとTEOSにTMOPおよびTEBを原料と
した常圧CVD法により、例えば図4(C)の工程で説
明した条件で堆積される。
【0039】次に、図6(E)の工程において、前記B
PSG膜はリフローにより平坦化され、さらに前記BP
SG膜56中に拡散領域52Bを露出するコンタクトホ
ール56Aが、前記酸化膜55を貫通して形成される。
さらに、図6(F)の工程において、前記コンタクトホ
ール56Aにおいて前記拡散領域52Bとコンタクトす
るポリシリコンビット線パターン75が、約45nmの
厚さに形成される。前記ポリシリコンビット線パターン
57は前記BPSG膜56の表面から前記コンタクトホ
ール56Aの側壁を延在して前記拡散領域52Bにコン
タクトする形状を有し、さらに前記ポリシリコンビット
線パターン57上には、厚さが約100nmのWSix
層58が、対応した形状に形成される。
【0040】本実施例では、次に図7(G)の工程にお
いて、図6(F)の前記BPSG膜56上に、前記ポリ
シリコンパターン57およびWSix パターン58を覆
うように、Pを約0.5重量〜約1.0重量%ドープし
た厚さが約50nmのオゾンTEOS−NSG膜59
が、TEOSとTMOPをそれぞれSiとPの有機CV
D原料とした常圧CVD法により、先に図4(B)で説
明した条件下で堆積される。
【0041】前記オゾンTEOS−NSG膜59はPを
含んでいるため、前記WSix パターン58の上面およ
び側壁面、およびその下のポリシリコンビット線パター
ン57の側壁面を、前記BPSG膜56上におけると実
質的に同じ厚さで覆い、その結果、図2で説明したオゾ
ンTEOS−NSG膜40の不均一なステップカバレッ
ジの問題は解消する。また、前記オゾンTEOS−NS
G膜59中のP濃度が前記のように約0.5〜1.0重
量%の範囲内に制限されているため、WSixパターン
58とオゾンTEOS−NSG膜59との間の密着力は
大きく、境界面にクラックが生じる等の問題は効果的に
抑止される。
【0042】さらに、図7(H)の工程では、図7
(G)のオゾンTEOS−NSG膜59上に、厚さが約
200nmのBPSG膜60が、図7(G)の工程で使
われたのと同一の常圧CVD装置中において、先に図4
(C)で説明した条件下において、図7(G)の工程に
連続して実行される。図7(H)よりわかるように、前
記BPSG膜60はWSix パターン58と、略一様な
厚さのオゾンTEOS−NSG膜59で隔てられている
ため、前記BPSG膜60から前記WSix パターン5
8あるいはその下のポリシリコンパターン57へのBの
拡散は効果的に抑止される。
【0043】次に、図8(I)の工程で、前記BPSG
膜60はリフローにより平坦化され、さらに前記BPS
G膜60中に、その下のオゾンTEOS−NSG膜59
およびBPSG膜56、さらに酸化膜55を貫通して拡
散領域52A、52Cを露出するコンタクトホール60
Aおよび60Bがそれぞれ形成され、図9(J)の工程
で、前記コンタクトホール60Aおよび60Bに、それ
ぞれ前記拡散領域52A,52Bにコンタクトするフィ
ンキャパシタC1 ,C2 が、周知の方法で形成される。
フィンキャパシタC1 ,C2 は、周知のように、フィン
を有するポリシリコン蓄積電極と、ポリシリコン対向電
極と、間に介在する誘電体膜とよりなる。図2の従来例
についての説明を参照。
【0044】さらに、図10(K)の工程で、図9
(I)の構造上に、前記フィンキャパシタC1 およびC
2 を埋めるように別のBPSG膜61が形成され、さら
に前記BPSG膜61をリフローにより平坦化した後、
図11(L)の工程で、前記BPSG膜61上に、Ti
/TiN構造を有するバリア膜62Aを介してAlある
いはWよりなる配線パターン62Bが形成され、さらに
前記配線パターン62BをプラズマCVD法で形成され
るSiO2 あるいはSiON膜63で覆った後、さらに
SiO膜64を、保護絶縁膜として、CVD法により形
成する。
【0045】かかる構成では、前記オゾンTEOS−N
SG膜59の膜厚が、場所によらずほぼ一定であるた
め、図2の従来のDRAMで生じていたような激しい凹
凸が生じることなく、このためフィンキャパシタC1
るいはC2 を形成しても、ポリシリコン蓄積電極のフィ
ンが変形するおそれがない。また、膜59および60の
堆積を、同一の常圧CVD装置中において、連続して行
うことができるため、DRAM製造のスループットが向
上する。
【0046】さらに、図4(B)および(C)の工程
を、図5(C)および図6(D)の工程に適用すること
も可能である。この場合、前記酸化膜55がPを少量ド
ープされたオゾンTEOS−NSG膜となるが、かかる
P−ドープオゾンTEOS−NSG膜中のP濃度はわず
かであり、n+ 型にドープされた拡散領域52A,52
B,52Cへの影響は無視できる。
【0047】この場合、図5(C)〜図6(D)の工程
をも、同一の常圧CVD装置中において連続して行うこ
とが可能になり、DRAMの製造スループットがさらに
向上する。さらに、本発明はDRAMの製造に限定され
るものではなく、フラッシュメモリや、その他の半導体
装置の製造にも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1〜記載の本発明の特徴によれ
ば、酸化膜上に形成された導体パターンを常圧CVD法
で形成されるオゾンTEOS−NSG膜で覆う際、前記
オゾンTEOS−NSG膜中に約0.5〜約1.0重量
%のPを導入することにより、前記導体パターン上にお
けるオゾンTEOS−NSG膜の厚さの異常な増大の問
題が解消し、酸化膜をも導体パターンをも、ほぼ一様な
膜厚で覆うことが可能になる。また、このようにオゾン
TEOS−NSG膜の膜厚異常の問題が解消するため、
本発明では前記オゾンTEOS−NSG膜上に、同一の
常圧CVD装置中において、BPSG膜の堆積を連続し
て行うことが可能になり、半導体装置の製造スループッ
トが大きく向上する。
【0049】また、このようにオゾンTEOS−NSG
膜の膜厚異常の問題が解消するため、本発明では前記オ
ゾンTEOS−NSG膜上に、同一の常圧CVD装置中
において、BPSG膜の堆積を連続して行うことが可能
になり、半導体装置の製造スループットが大きく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の問題点を説明する図である。
【図2】DRAMにおいて生じる、従来技術の問題点を
説明する図である。
【図3】(A)〜(C)は本発明の原理を説明する図で
ある。
【図4】(A)〜(C)は、本発明の第1実施例による
半導体装置の製造方法を示す図である。
【図5】(A)〜(C)は、本発明の第2実施例による
半導体装置の製造方法を示す図(その1)である。
【図6】(D)〜(F)は、本発明の第2実施例による
半導体装置の製造方法を示す図(その2)である。
【図7】(G)〜(H)は、本発明の第2実施例による
半導体装置の製造方法を示す図(その3)である。
【図8】(I)は、本発明の第2実施例による半導体装
置の製造方法を示す図(その4)である。
【図9】(J)は、本発明の第2実施例による半導体装
置の製造方法を示す図(その5)である。
【図10】(K)は、本発明の第2実施例による半導体
装置の製造方法を示す図(その6)である。
【図11】(L)は、本発明の第2実施例による半導体
装置の製造方法を示す図(その7)である。
【符号の説明】
12,32,52 基板 14,35,48,55,64 酸化膜 15 配線構造 16 ポリシリコンパターン 18 WSix パターン 20,40,59 オゾンTEOS−NSG膜 20X クラック 32A〜32E,52A〜52C 拡散領域 33A,33B,53A,53B フィールド酸化膜 34A〜34D,54A〜54D ワード線パターン 36,41,45,56,60,61 BPSG膜 38,57 ポリシリコンビット線 39,58 WSix ビット線 42A,42B ポリシリコン蓄積電極 42a,42b フィン 43 誘電体膜 44 対向電極 46 Ti/TiN膜 47,62A,62B 配線パターン 56A,60A,60B コンタクトホール C1 ,C2 キャパシタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−111668(JP,A) 特開 平9−199684(JP,A) 特開 平7−221090(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/768

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された、n+型にドープさ
    れたポリシリコン膜上にWSix膜を積層してなる導電
    体パターンと、 前記導電体パターンを、前記導電体パターンに密接して
    覆う第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜を、前記第1の絶縁膜に密接して覆
    う、平坦化主面を有する第2の絶縁膜とよりなる半導体
    装置において、前記第2の絶縁膜はBPSG膜であり、 前記第1の絶縁膜は、オゾンとTEOSより常圧CVD
    法によって形成され、 前記導電体パターンの上面から側面にかけて、Bの拡散
    を防ぐように一定の膜厚で覆い、0.5〜1.0重量%
    のPを含む酸化膜よりなることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の絶縁膜はBPSG膜であり、
    前記第1の絶縁膜はBを、前記第2の絶縁膜中における
    よりも低い濃度で含むことを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 基板上に、n+型にドープされたポリシ
    リコン膜上にWSix膜を積層してなる導電層パターン
    を有する半導体装置の製造方法であって、 前記基板上に、オゾンとTEOSとを原料に酸化膜を、
    前記酸化膜が前記導電層パターンを密接して覆うよう
    に、常圧CVD法により形成する工程と、 前記酸化膜上にBPSG膜を堆積する工程と、 前記BPSG膜を平坦化する工程とよりなり、 記酸化膜を形成する工程は、0.5〜1.0重量%の
    を含むように実行されることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記BPSG膜を形成する工程は、前記
    酸化膜を形成する工程に連続して、同一の堆積装置内に
    おいて、常圧CVD法により、実質的に同一の堆積温度
    で実行されることを特徴とする請求項3記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に形成されたワードパターン線を
    覆う第1の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜中に、前記基板上の第1の拡散領
    域を露出するように第1のコンタクトホールを形成する
    工程と、 前記第1の層間絶縁膜上に、前記コンタクトホールの側
    壁面を覆い、前記露出された拡散領域にコンタクトする
    導電性パターンを、ビット線として形成する工程と、 前記ビット線を覆うように第2の層間絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第2および第1の層間絶縁膜を貫通して、前記基板
    上の第2の拡散領域を露出するように、第2のコンタク
    トホールを形成する工程と、 前記第2のコンタクトホールにおいて前記第2の拡散領
    域とコンタクトするキャパシタ電極を形成する工程とを
    含む半導体装置の製造方法において、 前記導電性パターンは、下側のn+型にドープされた
    リシリコンパターンとその上のWSixパターンとより
    なり、 前記第2の層間絶縁膜を形成する工程は、前記第1の層
    間絶縁膜上に、オゾンとTEOSとTMOPとを原料と
    した常圧CVD法により、0.5〜1.0重量%のPを
    含む酸化膜を、前記導電性パターンを覆うように形成す
    る工程と、 前記酸化膜上に、BPSG膜を常圧CVD法により形成
    する工程とよりなり、 前記BPSG膜を形成する工程は、前記酸化膜を形成す
    る工程に連続して、同一の堆積装置内で、実質的に同一
    の堆積温度で実行されることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記ワード線パターンは、下側
    のポリシリコンパターンとその上のシリサイドパターン
    とよりなり、 前記第1の層間絶縁膜を形成する工程は、前記基板上
    に、オゾンとTEOSとTMOPとを原料とした常圧C
    VD法により、0.5〜1.0重量%のPを含む酸化膜
    を、前記ワード線パターンを覆うように形成する工程
    と、前記酸化膜上に、BPSG膜を常圧CVD法により
    形成する工程とよりなり、 前記BPSG膜を形成する工程は、前記ワード線パター
    ンを構成する酸化膜を形成する工程に連続して、同一の
    堆積装置内で、実質的に同一の温度で実行されることを
    特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
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