JP3447929B2 - ダイナミック型半導体記憶装置 - Google Patents

ダイナミック型半導体記憶装置

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JP3447929B2
JP3447929B2 JP27119197A JP27119197A JP3447929B2 JP 3447929 B2 JP3447929 B2 JP 3447929B2 JP 27119197 A JP27119197 A JP 27119197A JP 27119197 A JP27119197 A JP 27119197A JP 3447929 B2 JP3447929 B2 JP 3447929B2
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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DRAMセル1
個に複数ビットを記憶させる多値のダイナミック型半導
体記憶装置に係り、特に高速で微小な多値データの読み
出しが正確に行えるようにした半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DRAMはこれまでいくつかの技術的な
ブレークスルーによって、3年で4倍の集積度の向上を
続けてきた。しかしながら、今後はプロセス技術が複雑
になり、従来の開発のペースを維持することが困難にな
ると思われる。また、技術的なブレークスルーによって
集積度の向上がなされたとしても、設備投資や工程数、
及びテスト時間の増大などによってコストの上昇が大き
くなり、経済的な破掟を来すことが予想される。
【0003】近年、このような問題を解決する1つのア
プローチとして、テスト時間の短縮を意識したテストモ
ードや、メモリセルを直列に接続した構造を採用するこ
とでメモリセルとビット線との接続を図るコンタクト部
の数を減少させ、チップ面積を従来の約60%まで縮小
できるNAND型DRAMが開発されている(特開平4
−147490号、特開平6−203552号)。
【0004】しかしながら、このNAND型DRAMで
は、データをランダムにアクセスすることができないと
いう欠点があった。また、この構造であっても50%以
上のチップシュリンクを行うことは難しいという問題が
ある。
【0005】この問題に対する解決策として、1セルに
複数ビットをストアさせる多値メモリが提案されてい
る。多値メモリは、主としてCCDメモリ、DRAM、
2 PROMの3分野で提案が行われていた。
【0006】このうち、CCDメモリは1970年代に
は活発に提案が行われていたが、消費電力が多いことと
データをシリアルにしかアクセスできないという問題に
より、現在では検討されていない。
【0007】E2 PROMでは近年、研究活動が活発化
し、いくつか学会発表も行われている(ISSCC95 TA7.7
"A Multilevel Cell 32Mb Flash Memory" 、ISSCC96 T
P2.1"A 3.3V 128Mb Multi-level NAND FLASH Memory fo
r Mass Storage Applications")。
【0008】また、多値DRAM技術に関しては数多く
の提案がなされてきているが、1トランジスタ−1キャ
パシタ型のセル構造を採用したものは、大きく分けて次
の2つの方式に大別される。
【0009】一つ目は高速性を犠牲にして特に高集積化
を目指したものであり、特開昭60−13398号、特
開昭60−136088号、特開昭62−40691
号、特開昭62−957906号、特開昭62−204
496号等の各公報に記載されているものが知られてい
る。これはメモリセルキャパシタに多値データ(n値)
をストアした後、セルトランジスタのゲート電位を階段
状に上げていき、どのタイミングで読み出されたかをも
って多値データの読み出しとするものである。より具体
的には、2値情報を蓄える一時記憶レジスタをn個設
け、セルからビット線に読み出されたタイミングとレジ
スタの位置を対応させ、多値データを2値に変換してチ
ップ外部に出力すると共に、このレジスタに2値データ
として記憶しておく。
【0010】再書き込みについては、セルトランジスタ
のゲート電位を階段状に下げていき、読み出したときと
同じ電位となった時点で、一時記憶レジスタからメモリ
セルに書き込む。
【0011】チップ外部からのデータ書き込みについて
は、まず書き込もうとするデータを一時記憶レジスタに
2値の形で記憶させ、次に再書き込みの場合と同じ要領
でセルに多値データとして書き込む。
【0012】この方式ではセンスアンプは1つでよいの
で高集積化という点では非常に有利である。しかし、読
み出し時と書き込み時の両方でワード線の電位を階段状
に上げ下げしなければならず、高速化という点では不利
である。例えば、文献「IEEEJSSCC vol23, No.1, Feb 1
988 "An Experimental Large-Capacity Semiconductor
File Memory Using 16-levels 1Cell Storage" 」によ
れば、読み出しに約140μsec.もかかっている。
【0013】また、センスアンプが1つでよいので、例
えば文献「IEEE JSSCC vol.sc-11No.5, Oct 1976 "High
Sensitivity Charge-Transfer Sense Amplifier" 」
や、「ISSCC79 WAM1.5 "Cross-Coupled Charge Transfe
r Sense Amplifier"」等に記載されている電荷転送型デ
バイスを使用することができ、高速化には不利である
が、微小な多値データの読み出しには有利である。以
下、この方式を「ワード線を階段状に上昇させる方式」
と称する。
【0014】2つ目は、セルに多値電荷を蓄積した後、
セルトランジスタのゲート電極の電位を一度に上昇させ
てデータを読み出すものである。また、参照電位とセン
スアンプを複数用意しておき、複数のセンスアンプで順
次または一度に比較増幅する。この方式として、例え
ば、特開昭60−239994号、特開昭61−117
795号、特開平3−17888号、特開平3−207
094号、特開平3−116494号、特開平1−19
6791号、特開昭63−195897号、特開昭63
−195896号、特開平1−192083号、特開昭
63−144990号等の各公報や、「IEEE JSSCC vo
l.24 No.2, April 1989 "An Experimental2-bit/Cell S
ttorage DRAM for Macrocell or Memory-on-Logic Appl
ication"」や、「ISSCC79 WAM1.5 "Cross-Coupled Char
ge Transfer Sense Amplifier"」等の文献に記載されて
いるものが知られている。
【0015】この2つ目の方式の多値DRAMにおい
て、データの書き込みは、ビット線を複数本に分割し、
選択的に電源電圧にプリチャージした後、全てのビット
線を接続し、容量分割によって多値データを作り、メモ
リセルにこれを書き込む。この方式ではセンスアンプを
複数用意しておく必要があるので高集積化には不利であ
るが、読み出しと書き込みとをそれぞれ一斉に行うこと
ができるので高速化には有利である。また、センスアン
プをビット線の途中に分散して配置する必要があるの
で、先の電荷転送型デバイスを使用することができず、
この点で微小な多値電位の検出には不利である。以下、
この方式を「ワード線を一度に上昇させる方式」と称す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の、
ワード線を階段状に上昇させる方式と、ワード線を一度
に上昇させる方式の多値DRAMでは、高速性と微小な
多値データの読み出しを行うことができるという両方の
利点を兼ね備えることができないという問題がある。
【0017】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、基本的にはワード線を
一度に上昇させる方式を採用することによって高速性を
保ちながら、電荷転送型デバイスを使用することによっ
て微小な多値データの読み出しを行うことができるダイ
ナミック型半導体記憶装置を提供することにある。
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明のダイナミック
型半導体記憶装置は、それぞれn値の情報をn値の異な
る電位として記憶し、かつこの記憶された電位を多値信
号電荷としてビット線に読み出すメモリセルを有するメ
モリセル領域と、上記ビット線に読み出された多値信号
電荷をそれぞれ値が異なる複数の参照電位とそれぞれ比
較増幅する(n−1)個のセンスアンプ、これらセンス
アンプの全てを上記ビット線に接続した後に、ビット線
から切り離しかつ個々に分離させる制御を行う複数のス
イッチからなる第1スイッチ回路、上記メモリセルへの
再書き込みのためにそれぞれ異なるn個の再書き込み用
電位を発生する電位発生回路及び上記n個の再書き込み
用電位を前記(n−1)個のセンスアンプの比較増幅結
果に基づいて1本の信号線に選択的に供給する複数のス
イッチからなる第2スイッチ回路を有するセンスアンプ
領域と、上記ビット線と上記センスアンプ領域との間に
接続された電位増幅器と、上記1本の信号線と上記ビッ
ト線との間に接続された第3スイッチ回路とを具備した
ことを特徴とする。
【0020】この発明のダイナミック型半導体記憶装置
は、それぞれn値の情報をn値の異なる電位として記憶
し、かつこの記憶された電位を多値信号電荷としてビッ
ト線に読み出すメモリセルを有するメモリセル領域と、
上記ビット線に読み出された多値信号電荷をそれぞれ値
が異なる複数の参照電位とそれぞれ比較増幅する(n−
1)個のセンスアンプ及びこれらセンスアンプの全てを
上記ビット線に接続した後に、ビット線から切り離しか
つ個々に分離させる制御を行う複数のスイッチからなる
第1スイッチ回路を有するセンスアンプ領域と、上記ビ
ット線と上記センスアンプ領域との間に接続された電位
増幅器とを具備し、上記(n−1)個のセンスアンプは
上記ビット線の両端側に分けて配置されていることを特
徴とする。
【0021】この発明のダイナミック型半導体記憶装置
は、それぞれ3値の情報を3値の異なる電位として記憶
し、かつこの記憶された電位を3値信号電荷としてビッ
ト線に読み出すメモリセルを有するメモリセル領域と、
上記ビット線に読み出された3値信号電荷をそれぞれ値
が異なる2個の参照電位とそれぞれ比較増幅する2個の
センスアンプ及びこの2個のセンスアンプを選択的に接
続し、切り離しを行うスイッチを有するセンスアンプ領
域と、上記ビット線と上記センスアンプ領域との間に接
続された電位増幅器とを具備し、上記メモリセル領域が
上記センスアンプ領域の左右両側に配置されていること
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0023】図1はこの発明の第1の実施の形態に係る
多値DRAMにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ
領域の概略的な回路構成を示している。なお、本例は4
値情報(2ビット)記憶方式の多値DRAMであり、セ
ルデータとしてVSS、(1/3)VCC、(2/3)
VCC、VCC(ただしVSSは0Vの接地電位、VC
Cは正極性の電源電位)の電位が書き込まれるものとす
る。
【0024】本例の多値DRAMでは、1カラム(Colu
mn)当たり例えば256ロウ(Row)が割り当てられて
おり、図1ではそのうちの1カラム分が示されている。
図示するように、Nチャネルトランジスタ1−1、1−
2を境に、左側にはメモリセル領域が、右側にはセンス
アンプ領域がそれぞれ配置されている。上記トランジス
タ1−1、1−2は、電荷転送デバイス(電位増幅器)
として作用するものであり、後に詳述するが、左側のメ
モリセル領域から読み出された微小電荷を、右側のセン
スアンプ領域に残らず転送する機能を有するものであ
り、各ゲート電極にはデータ転送制御信号VφTが供給
される。
【0025】メモリセル領域ではビット線対BL、/B
L及びワード線WLが交差するように設けられており、
さらに各ビット線BL、/BLとワード線WLとの各交
点にはDRAMメモリセルMCがそれぞれ配置されてい
る。上記各メモリセルMCは選択用のトランジスタST
とセルキャパシタCとから構成されており、選択用のト
ランジスタSTの一端は対応するビット線BLもしくは
/BLに接続され、他端はセルキャパシタCの一端に接
続され、ゲート電極は対応するワード線WLに接続され
る。さらにセルキャパシタCの他端(プレート電極)に
は所定のプレート電位VPL(一般にはVSS)が供給
されている。
【0026】センスアンプ領域では、上記ビット線対B
L、/BLが、分離用のNチャネルトランジスタ2−1
〜2−6によってBL1a、/BL1aとBL2a、/
BL2a及びBL3a、/BL3aからなる3つの部分
ビット線対に分割されている。これら分離用のトランジ
スタ2−1〜2−6のゲート電極には分離制御信号Vs
epが供給されている。そして、前記トランジスタ1−
1、1−2は、ビット線対BL、/BLと上記トランジ
スタ2−1、2−4との間に挿入されている。上記3つ
の各ビット線対BL1a、/BL1a〜BL3a、/B
L3a相互間にはセンスアンプS/A1〜S/A3が接
続されている。そして、上記ビット線対BL、/BLと
信号線3−1、3−2との間には、センスアンプ領域か
らの多値データをビット線対BL、/BLに書き込み制
御するためのNチャネルトランジスタ4−1、4−2が
挿入されている。上記両トランジスタ4−1、4−2の
ゲート電極には書き込み制御信号VRWが供給されてい
る。
【0027】また、センスアンプ領域には、各センスア
ンプS/A1〜S/A3での比較増幅を受けて、ビット
線対BL、/BLにメモリセルの再書き込み用電位を与
えるためのNチャネル及びPチャネルトランジスタ5−
1〜5−12が設けられている。なお、上記トランジス
タ5−1〜5−12のうち、トランジスタ5−1、5−
3、5−5、5−7、5−9、5−11はPチャネルト
ランジスタであり、残りはNチャネルトランジスタであ
る。
【0028】上記トランジスタ5−1と5−7は、VS
Sの電位と上記信号線3−1、3−2との間にそれぞれ
挿入されており、ゲート電極はビット線対BL1a、/
BL1aに接続されている。
【0029】上記トランジスタ5−2と5−3及びトラ
ンジスタ5−8と5−9はそれぞれ直列接続されてお
り、トランジスタ5−2と5−3からなる直列回路の一
端は(1/3)VCCの電位に接続され、他端は信号線
3−1に接続されている。同様に、トランジスタ5−8
と5−9からなる直列回路の一端は(1/3)VCCの
電位に接続され、他端は信号線3−2に接続されてい
る。そして、トランジスタ5−2と5−8のゲート電極
はビット線対BL1a、/BL1aに接続され、トラン
ジスタ5−3と5−9のゲート電極はビット線対BL2
a、/BL2aに接続されている。
【0030】上記トランジスタ5−4と5−5及びトラ
ンジスタ5−10と5−11はそれぞれ直列接続されて
おり、トランジスタ5−4と5−5からなる直列回路の
一端は(2/3)VCCの電位に接続され、他端は信号
線3−1に接続されている。同様に、トランジスタ5−
10と5−11からなる直列回路の一端は(2/3)V
CCの電位に接続され、他端は信号線3−2に接続され
ている。そして、トランジスタ5−4と5−10のゲー
ト電極はビット線対BL2a、/BL2aに接続され、
トランジスタ5−5と5−11のゲート電極はビット線
対BL3a、/BL3aに接続されている。
【0031】上記トランジスタ5−6と5−12は、V
CCの電位と上記信号線3−1、3−2との間にそれぞ
れ挿入されており、ゲート電極はビット線対BL3a、
/BL3aに接続されている。
【0032】さらに、上記ビット線対BL、/BLとV
CCの電位との間にはビット線プリチャージ用のNチャ
ネルトランジスタ6−1、6−2がそれぞれ挿入されて
いる。この両トランジスタ6−1、6−2は、ビット線
対BL、/BLの電位差を比較増幅するのに先立ち、予
めビット線対BL、/BLの電位をVφT−Vth(た
だしVthはトランジスタ6−1、6−2のしきい値)
にプリチャージしておくためのものであり、各ゲート電
極にはプリチャージ制御信号VPRが供給される。ここ
で、トランジスタ6−1、6−2のしきい値Vthが
(1/3)VCCよりも小さいものであれば、VφT=
VCCとすることができる。また、プリチャージ制御信
号VPRの高レベル電位は昇圧されており、VCCより
も高いVPPの電位である。
【0033】50は上記再書き込み用電位VSS、(1
/3)VCC、(2/3)VCC、VCCを発生する電
位発生回路である。なお、再書き込み用電位VSSとV
CCは、チップ外部から供給される電源電位及び接地電
位をそのまま供給するようにしてもよい。また、51は
上記の各種制御信号VRW、VφT、Vsep、VPR
等を発生する制御信号発生回路である。
【0034】図2は、図1におけるセンスアンプ領域の
一部の詳細な回路構成を示している。本例の多値DRA
Mは4値DRAMなので、上記センスアンプは合計で3
個設けられており、各々には参照電位VDCとして例え
ば(1/18)VCC、(1/6)VCC、(5/1
8)VCCが供給されるが、図2はこのうち(1/6)
VCCの参照電位VDCが供給されるセンスアンプS/
A2の例を示している。
【0035】ビット線BL側のセルデータを読み出す時
はビット線/BL側にダミーセルデータを読み出し、逆
にビット線/BL側のセルデータを読み出す時はビット
線BL側にダミーセルデータを読み出す必要がある。図
2中のNチャネルトランジスタ7−1〜7−4はこのダ
ミーセルデータの読み出し制御を行うものである。すな
わち、トランジスタ7−1と7−2は直列接続されてお
り、その一端はビット線BL(BL2a)に接続され、
他端には(1/6)VCCの値の参照電位VDCが供給
される。同様に、トランジスタ7−3と7−4は直列接
続されており、その一端はビット線/BL(/BL2
a)に接続され、他端には参照電位VDCが供給され
る。そして、上記トランジスタ7−1のゲート電極はダ
ミーワード線DWL1に接続され、トランジスタ7−3
のゲート電極はダミーワード線DWL2に接続され、ト
ランジスタ7−2と7−4のゲート電極は共に接続され
ている。
【0036】センスアンプS/Aのセンス部は、Pチャ
ネルトランジスタ8−1、8−2とNチャネルトランジ
スタ8−3、8−4とからなる2個のCMOSインバー
タの入出力間を交差接続して構成された単純なフリップ
フロップであり、Pチャネルトランジスタ8−1、8−
2の共通ソースに供給される電位VPNODEを高い電
位に設定し、かつNチャネルトランジスタ8−3、8−
4の共通ソースに供給される電位VNNODEを低い電
位に設定することによって活性化され、ビット線対B
L、/BL(BL2a、/BL2a)相互間の電位差を
比較増幅する。そして、ビット線BL側のセルデータを
読み出す時は前記トランジスタ7−3がオン状態にされ
て上記参照電位VDCがビット線/BL側に読み出さ
れ、逆にビット線/BL側のセルデータを読み出す時は
前記トランジスタ7−1がオン状態にされて上記参照電
位VDCがビット線BL側に読み出される。
【0037】さらに、上記センスアンプS/A2で比較
増幅されたデータを一対のI/O線I/O2、/(I/
O2)に選択出力するカラム選択用のNチャネルトラン
ジスタ9−1、9−2が設けられている。上記両トラン
ジスタ9−1、9−2のゲート電極にはカラム選択信号
CSLが供給される。
【0038】ここで、各センスアンプS/A1〜S/A
3はそれぞれPチャネルトランジスタ8−1、8−2と
Nチャネルトランジスタ8−3、8−4とからセンス部
が構成され、各参照電位が供給される各センスアンプ内
のPチャネルトランジスタ8−1、8−2は電位発生回
路50からの再書き込み用電位をビット線に供給するた
めのPチャネルトランジスタ5−1、5−3、5−5…
に近接して設けられ、センスアンプ内のNチャネルトラ
ンジスタ8−3、8−4は電位発生回路50からの再書
き込み用電位をビット線に供給するためのNチャネルト
ランジスタ5−2、5−4、5−6に近接して設けられ
ている。
【0039】これは、このようにPチャネルトランジス
タ5−1、5−3、5−5…8−1、8−2とNチャネ
ルトランジスタ5−2、5−4、5−6…8−3、8−
4を配置することで、これらトランジスタが設けられる
PウエルやNウエルのレイアウトを簡略化でき、製造プ
ロセス上有利となることによる。
【0040】次に上記のような構成の多値DRAMの動
作を、図3のタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、プリチャージ制御信号VPRをVCC以上に昇圧
されたVPPにする。これによってトランジスタ6−
1、6−2がオンする。このとき、トランジスタ1−
1、1−2のゲート電極に供給されているデータ転送制
御信号VφTはVCCであり、このトランジスタ1−
1、1−2もオンしているので、ビット線対BL、/B
Lの電位VBLは共にVCC−Vthにプリチャージさ
れている。このプリチャージが完了した時点でVPRを
VSSに下げてトランジスタ6−1、6−2をオフす
る。次に選択されたワード線WLの電位VWLをVCC
以上に昇圧されたVPPにすることで、メモリセルMC
からセルデータをビット線BLに読み出す。この読み出
しにより、ビット線BLの電位VBLは読み出されたデ
ータに応じて低下するが、電荷転送デバイスとして作用
するトランジスタ1−1、1−2を通じてセンスアンプ
側から電荷がビット線BLに流れ出る。これはトランジ
スタ1−1、1−2が再びオフするまで続き、結果的に
メモリセルから読み出された電荷量が全てセンスアンプ
側に移動したことになる。このとき、分離制御信号Vs
epは昇圧されたVPPにされており、トランジスタ2
−1〜2−6は全てオンしており、3個のセンスアンプ
S/A1〜S/A3はビット線対BL1aとBL2aと
BL3aを介して及び/BL1aと/BL2aと/BL
3aを介してそれぞれ共通に接続されている。
【0041】次に分離制御信号VsepをVSSにして
トランジスタ2−1〜2−6を全てオフさせ、センスア
ンプS/A1〜S/A3を独立させた上でそれぞれビッ
ト線対BL1a、/BL1a、BL2a、/BL2a、
BL3a、/BL3aの電位差の比較増幅を行う。すな
わち、分離制御信号VsepをVSSにした後に、VP
NODEをVCCに、VNNODEをVSSにして各セ
ンスアンプを活性化して動作させる。ここで、メモリセ
ルからビット線BLに読み出された電荷量を3組のビッ
ト線対に分割して3個の各センスアンプでそれぞれ比較
増幅するので、セルデータに対応した前記4種類の電位
VSS、(1/3)VCC、(2/3)VCC、VCC
を3で割ったVSS、(1/9)VCC、(2/9)V
CC、(1/3)VCCの中間の電位をダミーセルに記
憶させておく。なお、このダミーセルは、前記トランジ
スタ7−1と7−2の直列接続点に寄生的に存在してい
るキャパシタ及び前記トランジスタ7−3と7−4の直
列接続点に寄生的に存在しているキャパシタからそれぞ
れ構成されるが、上記両寄生キャパシタに替えてキャパ
シタ素子を接続するようにしてもよい。
【0042】図3ではメモリセルMCから(1/3)V
CCのデータが読み出された場合を示しており、3個の
センスアンプS/A1〜S/A3が動作して比較増幅を
行った後はビット線BL1aの電位VBL1aのみがV
CC(/BL1aの電位はVSS)となり、残り2つの
ビット線BL2a、BL3aの電位VBL2a、VBL
3aはVSS(/BL2a、/BL3aの電位はVC
C)となる。
【0043】なお、データ読み出し時に書き込み制御信
号VRWはVSSなので、この信号がゲート電極に供給
されるトランジスタ4−1、4−2はオフしている。
【0044】このようにして、3組のビット線対BL1
a、/BL1a〜BL3a、/BL3aにデータが読み
出される。
【0045】図4は、メモリセルからビット線BLに読
み出されたデータの値とセンスアンプS/A1〜S/A
3で比較増幅された後の3組のビット線対BL1a、/
BL1a〜BL3a、/BL3aの電位との関係を示し
ている。
【0046】また、センスアンプによる比較増幅後、図
2中のカラム選択信号CSLをVCCにしてカラム選択
用のトランジスタ9−1、9−2をオンさせることによ
り、3組のビット線対BL1a、/BL1a〜BL3
a、/BL3aに読み出されたデータが3対のI/O線
に出力される。
【0047】図5は、上記3対のI/O線I/Oi、/
(I/Oi)(i=1、2、3)に出力されたデータを
2ビットの信号D1、D2に変換する回路の一例を示し
ている。この変換回路は6個のNANDゲート11〜1
6と4個のインバータ17〜20とから構成されてい
る。そして、NANDゲート11にはI/O3とI/O
2のデータが供給され、NANDゲート12には/(I
/O2)とI/O1のデータが供給され、両NANDゲ
ート11、12の出力はNANDゲート13に供給され
る。そして、このNANDゲート13から下位ビットの
信号D1が出力される。NANDゲート14には/(I
/O3)とI/O2のデータが供給され、NANDゲー
ト15には/(I/O2)と/(I/O1)のデータが
供給され、両NANDゲート14、15の出力はNAN
Dゲート16に供給される。そして、このNANDゲー
ト16から下位ビットの信号D1の反転信号/D1が出
力される。また、上位ビットの信号D2はI/O2のデ
ータを、直列接続された2個のインバータ17、18で
順次反転することによって得られ、信号D2の反転信号
/D2は/(I/O2)のデータを、直列接続された2
個のインバータ19、20で順次反転することによって
得られる。なお、メモリセルからビット線BLに読み出
されたデータの値と、この2ビットのデータとの関係は
先の図4に示されている。
【0048】そして、この変換回路で得られた2ビット
のデータは、図示しない出力バッファを経由して多値D
RAMチップの外部に出力される。
【0049】次にメモリセルからのデータ読み出し後の
再書き込み動作について、図3に基づいて説明する。こ
の再書き込みは、トランジスタ5−1〜5−12によっ
て、図4に示すように先にメモリセルから読み出された
電位と等しい電位がセンスアンプ領域からビット線対B
L、/BLへ送られることにより行われる。例えば、先
にメモリセルから(1/3)VCCのデータが読み出さ
れた場合を考える。この場合、BL側の6個のトランジ
スタ5−1〜5−6のうち、Pチャネルのトランジスタ
5−1とNチャネルのトランジスタ5−2のゲート電極
にはVCCが加わるが、残りのトランジスタのゲート電
極にはVSSが加わる。従って、トランジスタ5−2、
5−3がオンし、両トランジスタ5−2、5−3を介し
て(1/3)VCCの電位が信号線3−1に伝わる。こ
の時、書き込み制御信号VRWは昇圧されてVCCより
も高いVPPとなっており、書き込み制御用のトランジ
スタ4−1はオンしているので、信号線3−1まで伝わ
っている(1/3)VCCの電位がトランジスタ4−1
を介してビット線BLに伝達され、メモリセルMCに供
給されて書き込まれる。この後、ワード線WLの電位V
WLがVSSに落ち、メモリセルMCは(1/3)VC
Cの電位を保持する。
【0050】なお、チップ外部からの書き込みについて
は、図6に示すような変換回路を用いて、2ビットの信
号D1、D2(/D1、/D2)を先の図4に示すよう
な信号に変換し、I/O線対を通じて3個のセンスアン
プに与える。この後は再書き込みの場合と同様である。
【0051】図6の変換回路は、2個のNANDゲート
21、22、2個のNORゲート23、24及び4個の
インバータ25〜28とから構成されている。そして、
NANDゲート21には信号D1とD2が供給され、こ
のNANDゲート21の出力をインバータ25で反転す
ることによりI/O3に与えるべき信号が作られる。N
ORゲート23には信号/D1と/D2が供給され、こ
のNORゲート23の出力をインバータ26で反転する
ことにより/(I/O3)に与えるべき信号が作られ
る。また、信号D2と/D2はそのままI/O2、/
(I/O2)に与えられる。NORゲート24には信号
D1とD2が供給され、このNORゲート24の出力を
インバータ27で反転することによりI/O1に与える
べき信号が作られる。NANDゲート22には信号/D
1と/D2が供給され、このNANDゲート22の出力
をインバータ28で反転することにより/(I/O1)
に与えるべき信号が作られる。
【0052】ここで、前記トランジスタ1−1、1−2
が電荷転送デバイスとして機能することについて説明す
る。セルキャパシタ電荷を大きな容量を持つデータ線に
移動させる場合には信号電圧が小さくなることは良く知
られている。そこで、もしデータ線に移動させた信号電
荷を小さな容量を持つノードに移し変えれば、結局大き
な信号電圧が得られる。これが電荷転送デバイスの原理
である。
【0053】本例ではセルキャパシタCの電荷がビット
線BLに読み出されると、トランジスタ1−1からメモ
リセル領域側のビット線BLの電位が低下し、それに伴
ってトランジスタ1−1がオンし、トランジスタ1−1
のセンスアンプ側とメモリセル領域側との間でビット線
上を電荷が移動し、こうした電荷の移動は再びトランジ
スタ1−1がオフするまで続く。従って、メモリセルか
ら読み出された信号電荷は全てセンスアンプ領域側のビ
ット線BLに移動する。
【0054】このように上記実施の形態の多値DRAM
によれば、参照電位とセンスアンプとを複数用意し、メ
モリセルMCを選択するワード線WLの電位を一度に上
昇させてデータを読み出し、複数のセンスアンプで並列
的に比較増幅を行うようにしているので、高速化が可能
である。また、3つのセンスアンプを一本のビット線中
に分散して配置するのではなく、センスアンプ領域に集
中配置させているので、電荷転送デバイスを使用するこ
とができるようになった。ここで、この電荷転送デバイ
スでは微小電位の転送が可能なので、結果として本例で
は微小な多値の電位検出を容易に行うことができる。
【0055】なお、複数の再書き込み用電位中、最も高
い電位であるVCCを信号線3−1、3−2に伝達する
Nチャネルトランジスタ5−6、5−12としてIタイ
プ(Intrinsic-type:しきい値制御のためのチャネルイ
ンプラが行われておらず、0V近傍のしきい値を持つ)
のトランジスタを使用することによって、このVCCの
値を持つ再書き込み用電位の低下を低減させることがで
きる。さらに、上記トランジスタ5−6、5−12の他
のNチャネルトランジスタ5−2、5−4、5−8、5
−10についてもIタイプのものを使用することによっ
て、3個のセンスアンプの対称性を保つことができる。
【0056】図7はこの発明の第2の実施の形態に係る
多値DRAMにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ
領域の概略的な回路構成を示している。図1の多値DR
AMでは、再書き込み用の電位をビット線に供給するた
めの信号線として、ビット線BL側の信号線3−1とビ
ット線/BL側の信号線3−2とに分けていた。
【0057】この第2の実施の形態では、上記図1中の
2本の信号線の代わりに1本の信号線3を用いるように
したものである。先の2本の信号線を1本にするため
に、この実施の形態では、トランジスタ4−1、4−2
のゲート電極に制御信号Vsel1、Vse2のそれぞ
れを供給するようにしている。さらに、Pチャネルトラ
ンジスタ5−1と信号線3との間にPチャネルトランジ
スタ5−13を、Pチャネルトランジスタ5−3と信号
線3との間にPチャネルトランジスタ5−14を、Pチ
ャネルトランジスタ5−5と信号線3との間にPチャネ
ルトランジスタ5−15を、Nチャネルトランジスタ5
−6と信号線3との間にNチャネルトランジスタ5−1
6を、Pチャネルトランジスタ5−7と信号線3との間
にPチャネルトランジスタ5−17を、Pチャネルトラ
ンジスタ5−9と信号線3との間にPチャネルトランジ
スタ5−18を、Pチャネルトランジスタ5−11と信
号線3との間にPチャネルトランジスタ5−19を、N
チャネルトランジスタ5−12と信号線3との間にNチ
ャネルトランジスタ5−20をそれぞれ挿入し、これら
新たに追加されたトランジスタのゲート電極には制御信
号/Vsel1、/Vse2のいずれか一方もしくはV
sel1、Vse2のいずれか一方を供給するようにし
ている。
【0058】このような構成において、例えば制御信号
Vsel1がHレベルでかつ/Vsel1がLレベル
(Vsel2がLレベルでかつ/Vsel2がHレベ
ル)のときは、トランジスタ4−1、5−13、5−1
4、5−15、5−16がオンし、VSS、(1/3)
VCC、(2/3)VCC、VCCのうちのいずれか1
つの再書き込み用電位がメモリセル領域のビット線BL
側に伝えられる。
【0059】他方、制御信号Vsel2がHレベルでか
つ/Vsel2がLレベル(Vsel1がLレベルでか
つ/Vsel1がHレベル)のときは上記とは逆に、再
書き込み用電位がメモリセル領域のビット線/BL側に
伝えられる。
【0060】この実施の形態によれば、図1の場合と同
様の効果が得られる他に、センスアンプ領域を通過する
信号線が1本少なくなるので、レイアウト上有利にな
る。
【0061】なお、図1の場合と同様に、Nチャネルト
ランジスタ5−6、5−16、5−12、5−20とし
てIタイプのトランジスタを使用することによって、V
CCの値の再書き込み用電位の低下を低減することがで
きる。さらには、他のNチャネルトランジスタ5−2、
5−4、5−8、5−10についてもIタイプのものを
使用するようにしてもよい。
【0062】図8はこの発明の第3の実施の形態に係る
多値DRAMにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ
領域の概略的な回路構成を示している。図1に示したも
のでは、再書き込み用電位のうち最も高い電位VCC
を、Nチャネルトランジスタ5−6、5−12それぞれ
を介してビット線対BL、/BLに伝達するようにして
いた。ところが、これらNチャネルトランジスタのしき
い値をVthとすると、最高でもVCC−Vthの電位
までしかメモリセルに書き込むことはできない。
【0063】そこで、この実施の形態では、前記Nチャ
ネルトランジスタ5−6、5−12の代わりにPチャネ
ルトランジスタ5−21、5−22を設けると共に、か
つ前記図7の場合と同様に1本の信号線3を使用するこ
とを可能にするために、上記各Pチャネルトランジスタ
5−21、5−22にPチャネルトランジスタ5−2
3、5−24を直列に接続し、それぞれ直列接続された
2個のPチャネルトランジスタを経由してVCCの再書
き込み用電位を信号線3に伝達するようにしたものであ
る。
【0064】そして、信号線3に再書き込み用電位VC
Cを伝達する場合、トランジスタ5−23、または5−
24のゲート電極に供給される制御信号/Vsel1、
または/Vsel2をLレベルにする。この場合、VC
Cはトランジスタ5−22、5−24及び信号線3を経
由してビット線BL側に伝わることになる。
【0065】図9はこの発明の第4の実施の形態に係る
多値DRAMの概略的な回路構成を示している。本例は
図1、図7、図8と同様に4値の多値DRAMにこの発
明を実施したものであり、先の各実施の形態のもので
は、いずれの場合もセンスアンプ領域をビット線の片側
のみに配置していたが、ここではビット線の両側にセン
スアンプ領域を設けてセンスアンプを両側に分散配置し
ている。この場合、左右のセンスアンプ領域の容量、す
なわち、センスアンプの個数が等しいことが理想である
が、各ビット線対毎のセンスアンプの個数が奇数個の場
合には片側のセンスアンプ領域の容量がセンスアンプ1
個分少なくなる。この例では3個のセンスアンプS/A
1〜S/A3及びその周辺の回路のうち、センスアンプ
S/A1とS/A2及び再書き込み用電位のうちVS
S、(1/3)VCC、(2/3)VCCを各ビット線
対BL、/BLに供給するトランジスタ群(図1中のト
ランジスタ5−1〜5−5及び5−7〜5−11)は右
側のセンスアンプ領域に配置し、センスアンプS/A3
及び再書き込み用電位VCCを各ビット線対BL、/B
Lに供給するトランジスタ群(図1中のトランジスタ5
−6と5−12)は左側のセンスアンプ領域に配置して
いる。
【0066】なお、図9では、各センスアンプ及びその
周辺回路である再書き込み電位を供給するトランジスタ
群が、一括してセンスアンプ回路S/A回路1〜S/A
回路3として表されている。また、図中のトランジスタ
4−1、4−2は、前記と同様に各センスアンプ領域か
らの多値データをビット線対BL、/BLに書き込み制
御するためのものであり、この場合、ビット線対BL、
/BLの右側のセンスアンプ領域に設けられているトラ
ンジスタ4−1、4−2は書き込み制御信号VRW1で
制御され、左側のセンスアンプ領域に設けられているト
ランジスタ4−1、4−2は書き込み制御信号VRW2
で制御される。
【0067】また、この場合のように左右にセンスアン
プを分割した場合は、再書き込みの順序も異なってく
る。なぜなら、4値の多値DRAMにおいて、VCCを
再書き込みしようとする場合、図9においてセンスアン
プ回路S/A回路2のデータが読み出されるビット線側
(参照電位が読み出されるビット線の反対側)は高レベ
ルとなり、また、センスアンプ回路S/A回路3のデー
タが読み出されるビット線側(参照電位が読み出される
ビット線の反対側)も高レベルとなり、これにより2つ
の再書き込み用電位(2/3)VCCとVCCがショー
トしてしまい、両再書き込み用電位間で電流が流れてし
まう。そこで、上記トランジスタ4−1、4−2のゲー
ト電極に異なる書き込み制御信号VRW1、VRW2を
供給し、VRW1、VRW2の順序で高レベルにするこ
とによって上記再書き込み用電位間の貫通電流の発生を
防止している。
【0068】図10は上記図9の多値DRAMの変形例
の回路構成を示している。図9のものでは各ビット線対
BL、/BLの左側のセンスアンプ領域にそれぞれ1個
のセンスアンプを、右側のセンスアンプ領域にそれぞれ
2個のセンスアンプを配置していたが、この変形例のも
のではビット線対BL、/BLの1個置きに、各ビット
線対BL、/BLの左側のセンスアンプ領域にはそれぞ
れ1個のセンスアンプを、右側のセンスアンプ領域には
それぞれ2個のセンスアンプを配置し、その間のビット
線対BL、/BLでは各ビット線対BL、/BLの左側
のセンスアンプ領域にはそれぞれ2個のセンスアンプ
を、右側のセンスアンプ領域にはそれぞれ1個のセンス
アンプを配置するようにしたものである。
【0069】図11はこの発明の第5の実施の形態に係
る多値DRAMの概略的な回路構成を示している。本例
は図9に示すようなセンスアンプを分散配置する構成
を、5値の多値DRAMに実施したものである。この5
値DRAMではセンスアンプが各ビット線対毎に4個必
要となり、これら4個のセンスアンプS/A1〜S/A
4を左右のセンスアンプ領域にそれぞれ2個ずつ均等に
配置している。
【0070】また、この5値DRAMでは、再書き込み
用電位として、VSS、(1/4)VCC、(1/2)
VCC、(3/4)VCC及びVCCの5値が必要であ
り、これら再書き込み用電位を各ビット線対BL、/B
Lに供給するトランジスタ群(図1中のトランジスタ5
−1〜5−12に相当するもの)のうち、VSS、(1
/4)VCC、(1/2)VCCの各電位を供給するた
めのトランジスタは右側のセンスアンプ領域に、また、
(3/4)VCCとVCCの両電位を供給するためのト
ランジスタは左側のセンスアンプ領域にそれぞれ配置さ
れる。
【0071】本例でも各ビット線対BL、/BLの左右
両端側にセンスアンプ領域を配置しているので、再書き
込み用電位相互間で貫通電流が発生しないように、左右
のセンスアンプ領域の書き込み制御用のトランジスタ4
−1、4−2のゲート電極には異なる書き込み制御信号
VRW1、VRW2を供給して、トランジスタ4−1、
4−2が同時に導通しないようしている。
【0072】図12はこの発明の第6の実施の形態に係
る多値DRAMの概略的な回路構成を示している。図
9、図11ではそれぞれ4値DRAM及び5値DRAM
の場合を説明したが、図12のものはこれを一般化し、
n値(n≧3でかつ奇数)とした場合である。本例で
は、各ビット線対BL、/BLの右側のセンスアンプ領
域にはセンスアンプ回路S/A回路1、S/A回路2、
…S/A回路(n−1)/2を、左側のセンスアンプ領
域にはセンスアンプ回路S/A回路(n+1)/2、…
S/A回路n−2、S/A回路n−1をそれぞれ配置し
ている。
【0073】図13はこの発明の第7の実施の形態に係
る多値DRAMの概略的な回路構成を示している。この
実施の形態では図12のものと同様にn値DRAMを一
般化し(n≧3)、かつnの数を偶数とした場合であ
る。本例では、各ビット線対BL、/BLの右側のセン
スアンプ領域にはセンスアンプ回路S/A回路1、S/
A回路2、…S/A回路n/2を、左側のセンスアンプ
領域にはセンスアンプ回路S/A回路n/2+1、…S
/A回路n−2、S/A回路n−1をそれぞれ配置して
いる。
【0074】なお、この実施の形態の場合にも、先の図
10と同様に、ビット線対BL、/BL1個置きに、各
ビット線対BL、/BLの左側のセンスアンプ領域には
それぞれ所定の数のセンスアンプを、右側のセンスアン
プ領域にはそれぞれ左側の数よりも1個多くセンスアン
プを配置し、その間のビット線対BL、/BLでは各ビ
ット線対BL、/BLの右側のセンスアンプ領域には所
定の数のセンスアンプを、左側のセンスアンプ領域には
それぞれ右側の数よりも1個多くセンスアンプを配置す
るようにしてもよい。
【0075】図14は図12及び図13におけるセンス
アンプS/A1とその周辺の回路の具体的な構成を示し
ている。なお、この図14において、前記図1中のトラ
ンジスタ1−1、1−2に相当するトランジスタは単に
トランジスタ1として、2−1、2−2、…等に相当す
るトランジスタは単にトランジスタ2として、トランジ
スタ5−1、5−2、…等に相当するトランジスタは単
にトランジスタ5としてそれぞれ示した。また、図14
において、センス部29は前記図2に示すものと同様に
トランジスタ8−1〜8−4で構成され、ダミーセル回
路30は同じく前記図2に示すものと同様にトランジス
タ7−1〜7−4で構成され、I/O回路31は同じく
前記図2に示すものと同様にトランジスタ9−1と9−
2で構成されている。
【0076】図15は図12及び図13において、各ビ
ット線対の右側のセンスアンプ領域で最も右側に配置さ
れているセンスアンプS/A(n−1)/2(図12の
奇数の場合)もしくはS/A1n/2(図13の偶数の
場合)とその周辺の回路の具体的な構成を示している。
この場合にも、前記図1中のトランジスタ2−1、2−
2に相当するトランジスタは単にトランジスタ2とし
て、トランジスタ5−1、5−2、…等に相当するトラ
ンジスタは単にトランジスタ5として、トランジスタ6
−1、6−2に相当するトランジスタは単にトランジス
タ6としてそれぞれ示した。また、この場合、一方のプ
リチャージ制御用のトランジスタ6とビット線BL(n
+1)/2a(奇数)またはBLn/2a(偶数)との
間には制御信号Vsepがゲート電極に供給されるトラ
ンジスタ10−1が接続され、他方のプリチャージ制御
用のトランジスタ6とビット線/BL(n+1)/2a
(奇数)または/BLn/2a(偶数)との間には制御
信号Vsepがゲート電極に供給されるトランジスタ1
0−2が接続されている。なお、この図15において
も、センス部29は前記図2に示すものと同様にトラン
ジスタ8−1〜8−4で構成され、ダミーセル回路30
は同じく前記図2に示すものと同様にトランジスタ7−
1〜7−4で構成され、I/O回路31は同じく前記図
2に示すものと同様にトランジスタ9−1と9−2で構
成されている。
【0077】図16は図12及び図13において、各ビ
ット線対の左側のセンスアンプ領域で最も左側に配置さ
れているセンスアンプS/A(n−1)(図12の奇数
の場合と図13の偶数の場合の両方)とその周辺の回路
の具体的な構成を示している。この場合にも、前記図1
中のトランジスタ2−1、2−2に相当するトランジス
タは単にトランジスタ2として、トランジスタ5−1、
5−2、…等に相当するトランジスタは単にトランジス
タ5として、トランジスタ6−1、6−2に相当するト
ランジスタは単にトランジスタ6としてそれぞれ示し
た。また、この場合、一方のプリチャージ制御用のトラ
ンジスタ6とビット線BL(n−1)aとの間には制御
信号Vsepがゲート電極に供給されるNチャネルトラ
ンジスタ10−1が接続され、他方のプリチャージ制御
用のトランジスタ6とビット線/BL (n−1)aと
の間には制御信号Vsepがゲート電極に供給されるN
チャネルトランジスタ10−2が接続されている。
【0078】図17は図12及び図13において、各ビ
ット線対の左側のセンスアンプ領域で最も右側に配置さ
れているセンスアンプS/A(n+1)/2(図12の
奇数の場合)もしくはS/A(n/2)+1と(図13
の偶数の場合)とその周辺の回路を構成を示している。
この場合にも、前記図1中のトランジスタ1−1、1−
2に相当するトランジスタは単にトランジスタ1とし
て、トランジスタ2−1、2−2に相当するトランジス
タは単にトランジスタ2として、トランジスタ5−1、
5−2、…等に相当するトランジスタは単にトランジス
タ5としてそれぞれ示した。
【0079】図17において特徴的なのは、ビット線対
BL{(n+1)/2}a(奇数)もしくはBL{(n
/2)+1}a(偶数)と/BL{(n+1)/2}a
(奇数)もしくは/BL{(n/2)+1}a(偶数)
それぞれにダミーのPチャネルトランジスタ32−1、
32−2のゲート電極を接続していることである。この
Pチャネルトランジスタ32−1、32−2は、各セン
スアンプ相互間で容量を揃えることを目的としている。
なお、これら各Pチャネルトランジスタ32−1、32
−2のソース、ドレインは所定電位に接続されている。
【0080】図18は上記図14ないし図17中のセン
ス部29の詳細な回路構成を示している。このセンスア
ンプは前記図2に示されたものと同様の構成であり、P
チャネルトランジスタ8−1、8−2とNチャネルトラ
ンジスタ8−3、8−4とからなる2個のCMOSイン
バータの入出力間を交差接続して構成された単純なフリ
ップフロップである。
【0081】図19は上記図14ないし図17中のダミ
ーセル回路30の詳細な回路構成を示している。このダ
ミーセル回路は前記図2に示されたものと同様の構成で
あり、トランジスタ7−1〜7−4で構成されている。
また、このダミーセル回路を介して供給される参照電位
VDCX(1≦X≦n−1)の値は下記の1式で与えら
れる。
【0082】
【数1】
【0083】図20は上記図14ないし図17中のI/
O回路31の詳細な回路構成を示している。このI/O
回路も前記図2に示されたものと同様の構成であり、ゲ
ート電極にカラム選択信号CSLが供給されるカラム選
択用のトランジスタ9−1、9−2で構成されている。
【0084】図21はこの発明の第8の実施の形態に係
る多値DRAMの概略的な回路構成を示している。先に
説明した第1ないし第7の各実施の形態では、各ビット
線対毎にそれぞれ1組のセンスアンプS/A1〜S/A
(n−1)を設けるようにしているが、本例では複数の
ビット線対に対して共通に1組のセンスアンプを設け、
この1組のセンスアンプを複数のビット線対で共通に使
用するようにしたものである。このため、ビット線対と
右側のセンスアンプ領域との間及びビット線対と左側の
センスアンプ領域との間にそれぞれ複数のNチャネルト
ランジスタ33からなる時分割用トランジスタ領域を設
け、各時分割用トランジスタのゲート電極に供給される
制御信号VTS1〜VTSkを順次選択していくこと
で、1組のセンスアンプを時分割的に使用している。な
お、図では一例としてトランジスタ33−1〜33−6
及びVTS1〜VTS3からなる時分割用トランジスタ
領域が設けられ、各センスアンプ回路S/A回路1〜S
/A回路3を3組のビット線対で共有する4値DRAM
の場合を示している。また、各トランジスタ4は、前記
図1中のトランジスタ4−1、4−2に相当しており、
前記信号線3−1、3−2からの再書き込み用電位を対
応するビット線対に供給するために、ゲート電極には制
御信号VRW1〜VRW3(メモリセル領域と右側のセ
ンスアンプ領域との間に設けられているトランジスタ
4)もしくはVRW1′〜VRW3′(メモリセル領域
と左側のセンスアンプ領域との間に設けられているトラ
ンジスタ4)のうちいずれか1つが供給される。また、
図9の場合と同様にメモリセル領域の両側にセンスアン
プを配置しているので、ここでも同様に上記制御信号V
RW1〜VRW3はVRW1、VRW2、VRW3、ま
たVRW1′〜VRW3′は、VRW1′、VRW
2′、VRW3′の順序でHレベルにすることによって
再書き込み用電位間の貫通電流の発生を防止する必要が
ある。
【0085】本例では、前記図1の場合と同様の効果が
得られる他に、ビット線のピッチに対して面積の大きな
センスアンプを1組配置すればよいので、高集積化を達
成することができるという効果がさらに得られる。
【0086】図22はこの発明の第9の実施の形態に係
る多値DRAMの概略的な回路構成を示している。な
お、本例は3値情報記憶方式の多値DRAMであり、セ
ルデータとしてVSS、(1/2)VCC、VCCの電
位が書き込まれる。
【0087】本例の多値DRAMでは、1カラム当たり
例えば256ロウが割り当てられており、図22ではそ
のうちの1カラム分が示されている。図示するように、
Nチャネルトランジスタ41−1、41−2及び41−
3、41−4を境に、左右両側にはそれぞれメモリセル
領域が配置され、中央にはセンスアンプ領域が配置され
ている。上記トランジスタ41−1、41−2、41−
3、41−4はそれぞれ図1中の前記トランジスタ1−
1、1−2等と同様に電荷転送デバイスとして作用する
ものであり、左右両側のメモリセル領域から読み出され
た微小電荷を、中央のセンスアンプ領域に残らず転送す
る機能を有するものであり、トランジスタ41−1、4
1−2の各ゲート電極にはデータ転送制御信号VφT1
が、トランジスタ41−3、41−4の各ゲート電極に
はデータ転送制御信号VφT2がそれぞれ供給される。
【0088】左側のメモリセル領域ではビット線対BL
1、/BL1及びワード線WLが交差するように設けら
れており、さらに各ビット線BL1、/BL1とワード
線WLとの各交点には、選択用のトランジスタSTとセ
ルキャパシタCとからなるDRAMメモリセルMCがそ
れぞれ配置されている。一方、右側のメモリセル領域に
はビット線対BL2、/BL2が設けられており、この
ビット線対BL2、/BL2と図示しないワード線との
各交点にもDRAMメモリセルがそれぞれ配置されてい
る。なお、各ビット線BL1、/BL1、BL2、/B
L2とこれらにそれぞれ接続されたメモリセルMCの容
量の和は、左右両側のメモリセル領域で実質的に等しく
なるように設定されている。
【0089】本例が図1のものと異なっているところ
は、多値データの再書き込みが、後に説明するように、
ビット線にセンスアンプによって充電した電荷の容量分
割によって行われることである。このため、前記図1中
の多値データをビット線対BL、/BLに書き込み制御
するためのトランジスタ4−1、4−2及びビット線対
BL、/BLにメモリセルの再書き込み用電位を与える
トランジスタ5−1〜5−12それぞれに相当するもの
は設けられていない。すなわち、センスアンプ領域に
は、上記トランジスタ41−1、41−2によって一方
のビット線対BL1、/BL1と分離されるビット線対
BL1a、/BL1a相互間に接続されたセンスアンプ
S/A1と、上記トランジスタ41−3、41−4によ
って他方のビット線対BL2、/BL2と分離されるビ
ット線対BL2a、/BL2a相互間に接続されたセン
スアンプS/A2と、上記ビット線BL1aとビット線
BL2aとの間に接続されゲート電極に制御信号Vse
pが供給されるNチャネルトランジスタ42−1と、上
記ビット線/BL1aとビット線/BL2aとの間に接
続されゲート電極に制御信号Vsepが供給されるNチ
ャネルトランジスタ42−2が設けられている。なお、
図示しないが、センスアンプ領域にはこの他にダミーセ
ル回路、I/O回路等が設けられている。
【0090】図23は、図22におけるセンスアンプ領
域の詳細な回路構成を示している。本例の多値DRAM
は3値DRAMなので、上記のようにセンスアンプは2
個設けられており、参照電位VDCとして例えば各々に
は(1/8)VCC、(3/8)VCCが供給される。
図23はこのうち(1/8)VCCの参照電位VDCが
供給されるセンスアンプS/A1及びその周辺の回路を
示している。
【0091】ビット線BL1側のセルデータを読み出す
時はビット線/BL1側にダミーセルデータを読み出
し、逆にビット線/BL1側のセルデータを読み出す時
はビット線BL1側にダミーセルデータを読み出す必要
がある。図23中のNチャネルトランジスタ43−1〜
43−4はこのダミーセルデータの読み出しを行うダミ
ーセル回路を構成している。すなわち、トランジスタ4
3−1と43−2は直列接続されており、その一端はビ
ット線BL1(BL1a)に接続され、他端には参照電
位VDCが供給される。同様に、トランジスタ43−3
と43−4は直列接続されており、その一端はビット線
/BL1(/BL1a)に接続され、他端には参照電位
VDCが供給される。そして、上記トランジスタ43−
1のゲート電極はダミーワード線DWL2に接続され、
トランジスタ43−3のゲート電極はダミーワード線D
WL1に接続される。トランジスタ43−2と43−4
のゲート電極は共に接続されている。
【0092】センスアンプS/A1は、Pチャネルトラ
ンジスタ44−1、44−2とNチャネルトランジスタ
44−3、44−4とからなる2個のCMOSインバー
タの入出力間を交差接続して構成された単純なフリップ
フロップであり、Pチャネルトランジスタ44−1、4
4−2の共通ソースに供給される電位VPNODEをH
レベルに設定し、かつNチャネルトランジスタ44−
3、44−4の共通ソースに供給される電位VNNOD
EをLレベルに設定することによって活性化され、ビッ
ト線対BL1、/BL1(BL1a、/BL1a)相互
間の電位差を比較増幅する。そして、ビット線BL1側
のセルデータを読み出す時は前記トランジスタ43−3
がオン状態にされて上記参照電位VDCがビット線/B
L1側に読み出され、逆にビット線/BL1側のセルデ
ータを読み出す時は前記トランジスタ43−1がオン状
態にされて上記参照電位VDCがビット線BL1側に読
み出される。
【0093】さらに、上記センスアンプS/A1で比較
増幅されたデータを一対のI/O線I/O、/(I/
O)に選択出力するカラム選択用のNチャネルトランジ
スタ45−1、45−2が設けられている。上記両トラ
ンジスタ45−1、45−2のゲート電極にはカラム選
択信号CSLが供給される。
【0094】また、上記ビット線対BL1a、/BL1
aには、前記ビット線プリチャージ用のトランジスタ6
−1、6−2に相当するNチャネルトランジスタ46−
1、46−2が接続されている。さらに、上記プリチャ
ージ用のトランジスタ46−1、46−2とビット線対
BL1a、/BL1aとの間には、ゲート電極に制御信
号Vsepが供給されるNチャネルトランジスタ47−
1、47−2とが接続されている。
【0095】次に上記のような構成の3値DRAMの動
作を、図24のタイミングチャートに基づいて説明す
る。まず、プリチャージ制御信号VPRをVCC以上に
昇圧されたVPPにする。これによってトランジスタ4
6−1、46−2がオンする。このとき、VsepはV
PP、VφT1はVCCであり、トランジスタ42−
1、42−2及びトランジスタ41−1、41−2はオ
ンしているので、トランジスタ41−1、41−2のし
きい値をVthとすると、ビット線対BL1、/BL1
の電位VBL1はVCC−Vthにプリチャージされて
いる。このプリチャージが完了した時点でVPRをVS
Sに下げてトランジスタ46−1、46−2をオフす
る。次に選択されたワード線WLの電位VWLをVCC
以上に昇圧されたVPPにすることで、左側のメモリセ
ル領域内のメモリセルMCからセルデータをビット線B
L1に読み出す。この読み出しにより、ビット線BL1
の電位VBL1は読み出されたデータに応じて低下する
が、電荷転送デバイスとして作用するトランジスタ41
−1、41−2を通じてセンスアンプ側から電荷がビッ
ト線対BL1、/BL1に流れ出る。これはトランジス
タ41−1、41−2が再びオフするまで続き、結果的
にメモリセルから読み出された電荷量が全てセンスアン
プ側に移動したことになる。このとき、分離制御信号V
sepは昇圧されたVPPにされており、トランジスタ
42−1、42−2はオンしており、2個のセンスアン
プS/A1とS/A2はビット線対BL1a、/BL1
aとBL2a、/BL2aを介して接続されている。
【0096】次に分離制御信号VsepをVSSに、ま
たVφT1もVSSにしてトランジスタ42−1、42
−2及び41−1、41−2をオフさせ、センスアンプ
S/A1とS/A2を独立させた上でそれぞれビット線
対BL1a、/BL1aとBL2a、/BL2aの電位
差の比較増幅を行う。すなわち、分離制御信号Vsep
をVSSにした後に、各センスアンプに供給されるVP
NODEをVCCに、VNNODEをVSSにして各セ
ンスアンプを活性化し動作させる。ここで、メモリセル
からビット線BL1に読み出された電荷量を2組のビッ
ト線対に分割して2個の各センスアンプでそれぞれ比較
増幅するので、セルデータに対応した前記3種類の電位
VSS、(1/2)VCC、VCCを2で割ったVS
S、(1/4)VCC、(1/2)VCCの中間の電位
である(1/8)VCCと(3/8)VCCをダミーセ
ルに記憶させておく。なお、図23において、このダミ
ーセルは、前記トランジスタ43−1と43−2の直列
接続点に寄生的に存在しているキャパシタ及び前記トラ
ンジスタ43−3と43−4の直列接続点に寄生的に存
在しているキャパシタからそれぞれ構成されているが、
上記両寄生キャパシタに替えてキャパシタ素子を接続す
るようにしてもよい。またここでは、ダミーセルの容量
がメモリセルの容量とほぼ同じ場合について示されてい
るが、参照電位VDCの値はダミーセルの容量に応じて
設定するものとする。例えば、ダミーセルの容量がメモ
リセルの約1/2であれば、2個のセンスアンプの参照
電位VDCの値はそれぞれ(1/4)VCCと(3/
4)VCCとする。
【0097】図24はメモリセルMCから(1/2)V
CCのデータが読み出された場合を示しており、2個の
センスアンプS/A1、S/A2が動作して比較増幅を
行った後はビット線BL1aの電位VBL1aがVCC
(/BL1aの電位はVSS)となり、ビット線BL2
aの電位VBL2aはVSS(/BL2aの電位はVC
C)となる。
【0098】図25は、メモリセルからビット線に読み
出されたデータの値とセンスアンプS/A1、S/A2
で比較増幅された後の2組のビット線対BL1a、/B
L1a、BL2a、/BL2aの電位との関係を示して
いる。
【0099】また、センスアンプによる比較増幅後は、
前記と同様にカラム選択信号CSLをVCCにしてカラ
ム選択用のトランジスタ45−1、45−2をオンさせ
ることにより、2組のビット線対BL1aと/BL1
a、BL2aと/BL2aに読み出されたデータが2対
のI/O線に出力される。そして、この2対のI/O線
からのデータは、適当な変換回路によって2ビットのデ
ータに変換され、出力バッファを経由してチップ外部に
出力される。
【0100】次にメモリセルからのデータ読み出し後の
再書き込み動作について、図24に基づいて説明する。
データの読み出し後、センスアンプS/A1、S/A2
には、読み出された多値データに応じた比較増幅結果
(L、L)(H、L)(H、H)がそのまま残ってい
る。このとき、トランジスタ42−1、42−2はオフ
させたままである。次にVφT1、VφT2を、VCC
よりも高いVPPの電位とする。すなわち、これにより
比較増幅を行った結果としてのVCC電位またはVSS
電位がビット線BL1、BL2に伝達できるようにな
る。この実施の形態の場合は、センスアンプS/A1、
S/A2の比較増幅結果が(H、L)であるので、図2
4に示されるようにビット線BL1にVCC、また図示
されていないがビット線BL2にVCCが伝達される。
【0101】次にVPNODEをVSSに、VNNOD
EをVCCにして各センスアンプS/A1、S/A2を
非活性とし、VsepをVPPにしてトランジスタ42
−1、42−2をオンさせ、ビット線BL1aとBL2
a及び/BL1aと/BL2aを接続し、両ビット線対
の電荷を混合させる。そして、電位VWLをVSSにし
てワード線WLを閉じることにより、メモリセルMCに
電荷を蓄えることにより、再書き込みが終了するなお、
チップ外部からの書き込みについては、前記図6に示す
ような変換回路に代る別の変換回路を用いて、2ビット
の信号を図25に示すような信号に変換し、I/O線対
を通じて2個のセンスアンプに与える。この後は再書き
込みの場合と同様である。
【0102】この実施の形態の3値DRAMでは、図1
に比べて再書き込み用電位が不要であり、また、センス
アンプ領域からメモリセル領域にデータを書き込むため
の電位も不要である。さらに、センスアンプ領域からメ
モリセル領域にデータを書き込む際のトランジスタ及び
信号線も不要である。また、センスアンプは1カ所にま
とめて配置されているので、メモリセルからの読み出し
電荷を転送するための電荷転送デバイスを使用すること
ができ、微小な多値データを正確に読み出すことができ
る。
【0103】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
高速性を保ちながら、一例として電荷転送型デバイスを
使用することによって微小な多値データの読み出しを行
うことができるダイナミック型半導体記憶装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る多値DRA
Mにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ領域の概略
的な回路構成を示す図。
【図2】図1におけるセンスアンプ領域の詳細な回路構
成を示す図。
【図3】図1及び図2の多値DRAMの動作を説明する
ためのタイミングチャートを示す図。
【図4】図1及び図2の多値DRAMにおいて、メモリ
セルからビット線に読み出されたデータの値とセンスア
ンプで比較増幅された後のビット線対の電位との関係を
示す図。
【図5】図1及び図2の多値DRAMにおいて、3対の
I/O線に出力されたデータを2ビットの信号に変換す
る回路の一例を示す回路図。
【図6】図1及び図2の多値DRAMにおいて、チップ
外部からデータ書き込みを行う際に使用される変換回路
の一例を示す回路図。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る多値DRA
Mにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ領域の概略
的な回路構成を示す図。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る多値DRA
Mにおけるメモリセル領域及びセンスアンプ領域の概略
的な回路構成を示す図。
【図9】この発明の第4の実施の形態に係る多値DRA
Mの概略的な回路構成を示す図。
【図10】上記図9の多値DRAMの変形例の回路構成
を示す図。
【図11】この発明の第5の実施の形態に係る多値DR
AMの概略的な回路構成を示す図。
【図12】この発明の第6の実施の形態に係る多値DR
AMの概略的な回路構成を示す図。
【図13】この発明の第7の実施の形態に係る多値DR
AMの概略的な回路構成を示す図。
【図14】図12及び図13におけるセンスアンプとそ
の周辺の回路を構成を示す図。
【図15】図12及び図13において、各ビット線対の
右側のセンスアンプ領域で最も右側に配置されているセ
ンスアンプとその周辺の回路を構成を示す図。
【図16】図12及び図13において、各ビット線対の
左側のセンスアンプ領域で最も左側に配置されているセ
ンスアンプとその周辺の回路を構成を示す図。
【図17】図12及び図13において、各ビット線対の
左側のセンスアンプ領域で最も右側に配置されているセ
ンスアンプとその周辺の回路を構成を示す図。
【図18】図14ないし図17中のセンスアンプの詳細
な回路構成を示す図。
【図19】図14ないし図17中のダミーセル回路の詳
細な回路構成を示す図。
【図20】図14ないし図17中のI/O回路の詳細な
回路構成を示す図。
【図21】この発明の第8の実施の形態に係る多値DR
AMの概略的な回路構成を示す図。
【図22】この発明の第9の実施の形態に係る多値DR
AMの概略的な回路構成を示す図。
【図23】図22におけるセンスアンプ領域の詳細な回
路構成を示す図。
【図24】図22及び図23の多値DRAMの動作を説
明するためのタイミングチャートを示す図。
【図25】図22及び図23の多値DRAMにおいて、
メモリセルからビット線に読み出されたデータの値とセ
ンスアンプで比較増幅された後の2組のビット線対の電
位との関係を示す図。
【符号の説明】
1−1、1−2…Nチャネルトランジスタ、2−1〜2
−6…分離用のNチャネルトランジスタ、3、3−1、
3−2…信号線、4−1、4−2…書き込み制御用のN
チャネルトランジスタ、5−1、5−3、5−5、5−
7、5−9、5−11…Pチャネルトランジスタ、5−
2、5−4、5−6、5−7、5−8、5−10、5−
12…Nチャネルトランジスタ、5−13〜5−15、
5−17〜5−19…Pチャネルトランジスタ、5−1
6、5−20、5−21、5−22、5−23、5−2
4…Pチャネルトランジスタ、6−1、6−2…ビット
線プリチャージ用のNチャネルトランジスタ、7−1〜
7−4…Nチャネルトランジスタ、8−1、8−2…P
チャネルトランジスタ、8−3、8−4…Nチャネルト
ランジスタ、9−1、9−2…カラム選択用のNチャネ
ルトランジスタ、10−1、10−2…Nチャネルトラ
ンジスタ、11〜16…NANDゲート、17〜20…
インバータ、21、22…NANDゲート、23、24
…NORゲート、25〜28…インバータ、29…セン
ス部、30…ダミーセル回路、31…I/O回路、32
−1、32−2…ダミーのPチャネルトランジスタ、3
3−1〜33−6…時分割用のNチャネルトランジス
タ、41−1〜41−4…Nチャネルトランジスタ、4
2−1、42−2…Nチャネルトランジスタ、43−1
〜43−4…Nチャネルトランジスタ、44−1、44
−2…Pチャネルトランジスタ、44−3、44−4…
Nチャネルトランジスタ、45−1、45−2…カラム
選択用のNチャネルトランジスタ、46−1、46−2
…ビット線プリチャージ用のNチャネルトランジスタ、
47−1、47−2…Nチャネルトランジスタ、50…
電位発生回路、51…制御信号発生回路、S/A1〜S
/A3…センスアンプ MC…メモリセル、ST…選択用のトランジスタ、C…
セルキャパシタ、BL、/BL…ビット線、WL…ワー
ド線、DWL1…ダミーワード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−14588(JP,A) 特開 平4−195995(JP,A) 特開 昭58−137181(JP,A) 特開 昭63−195896(JP,A) 特開 昭63−195897(JP,A) 特開 平1−192083(JP,A) 特開 昭63−149900(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/56

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれn値の情報をn値の異なる電位
    として記憶し、かつこの記憶された電位を多値信号電荷
    としてビット線に読み出すメモリセルを有するメモリセ
    ル領域と、 上記ビット線に読み出された多値信号電荷をそれぞれ値
    が異なる複数の参照電位とそれぞれ比較増幅する(n−
    1)個のセンスアンプ、これらセンスアンプの全てを上
    記ビット線に接続した後に、ビット線から切り離しかつ
    個々に分離させる制御を行う複数のスイッチからなる第
    1スイッチ回路、上記メモリセルへの再書き込みのため
    にそれぞれ異なるn個の再書き込み用電位を発生する電
    位発生回路及び上記n個の再書き込み用電位を前記(n
    −1)個のセンスアンプの比較増幅結果に基づいて1本
    の信号線に選択的に供給する複数のスイッチからなる第
    2スイッチ回路を有するセンスアンプ領域と、 上記ビット線と上記センスアンプ領域との間に接続され
    た電位増幅器と、 上記1本の信号線と上記ビット線との間に接続された第
    3スイッチ回路とを具備したことを特徴とするダイナミ
    ック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち最低電位を前記ビット線に選
    択的に供給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチ
    が、前記参照電位のうち最も低い参照電位が供給される
    センスアンプの入出力ノードにゲートが接続されたPチ
    ャネルトランジスタで構成されていることを特徴とする
    請求項に記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち、前記最低電位が接地電圧電
    位であることを特徴とする請求項に記載のダイナミッ
    ク型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち最高電位を前記ビット線に選
    択的に供給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチ
    が、前記参照電位のうち最も高い参照電位が供給される
    センスアンプの入出力ノードにゲートが接続されたNチ
    ャネルトランジスタで構成されていることを特徴とする
    請求項に記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち、前記最高電位が電源電圧電
    位であることを特徴とする請求項に記載のダイナミッ
    ク型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記NチャネルトランジスタがIタイプ
    のトランジスタであることを特徴とする請求項に記載
    のダイナミック型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち低い方からx番目(2≦x≦
    n−1)の値を持つ電位を前記ビット線に選択的に供給
    する前記第2のスイッチ回路内のスイッチが、前記参照
    電位のうち低い方からx−1番目の値を持つ参照電位が
    供給されるセンスアンプの入出力ノードにゲートが接続
    されたNチャネルトランジスタと、前記参照電位のうち
    低い方からx番目の値を持つ参照電位が供給されるセン
    スアンプの入出力ノードにゲートが接続され、上記Nチ
    ャネルトランジスタと直列接続されたPチャネルトラン
    ジスタとで構成されていることを特徴とする請求項
    記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記再書き込み用電位を前記ビット線に
    供給する前記第2のスイッチ回路内の前記Nチャネルト
    ランジスタがIタイプのトランジスタであることを特徴
    とする請求項に記載のダイナミック型半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記電位発生回路で発生される前記n個
    の再書き込み用電位のうち最低電位を前記信号線に選択
    的に供給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチが、
    前記参照電位のうち最も低い参照電位が供給されるセン
    スアンプの入出力ノードにゲートが接続された第1Pチ
    ャネルトランジスタと、この第1Pチャネルトランジス
    タと前記信号線との間に接続されスイッチ制御信号で導
    通制御される第2Pチャネルトランジスタとで構成され
    ていることを特徴とする請求項に記載のダイナミック
    型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記電位発生回路で発生される前記n
    個の再書き込み用電位のうち最高電位を前記信号線に選
    択的に供給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチ
    が、前記参照電位のうち最も高い参照電位が供給される
    センスアンプの入出力ノードにゲートが接続された第1
    Nチャネルトランジスタと、この第1Nチャネルトラン
    ジスタと前記信号線との間に接続されスイッチ制御信号
    で導通制御される第2Nチャネルトランジスタとで構成
    されていることを特徴とする請求項に記載のダイナミ
    ック型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2Nチャネルトランジス
    タがIタイプのトランジスタであることを特徴とする請
    求項10に記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記電位発生回路で発生される前記n
    個の再書き込み用電位のうち低い方からx番目(2≦x
    ≦n−1)の値を持つ電位を前記ビット線に選択的に供
    給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチが、前記参
    照電位のうち低い方からx−1番目の値を持つ参照電位
    が供給されるセンスアンプの入出力ノードにゲートが接
    続されたNチャネルトランジスタと、前記参照電位のう
    ち低い方からx番目の値を持つ参照電位が供給されるセ
    ンスアンプの入出力ノードにゲートが接続され、上記N
    チャネルトランジスタと直列接続された第1Pチャネル
    トランジスタと、この第1Pチャネルトランジスタと前
    記信号線との間に接続されスイッチ制御信号で導通制御
    される第2Pチャネルトランジスタとで構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のダイナミック型半導
    体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記NチャネルトランジスタがIタイ
    プのトランジスタであることを特徴とする請求項12
    記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記電位発生回路で発生される前記n
    個の再書き込み用電位のうち最高電位を前記ビット線に
    選択的に供給する前記第2のスイッチ回路内のスイッチ
    が、前記参照電位のうち最も高い参照電位が一方の入出
    力ノードに供給されるセンスアンプの他方の入出力ノー
    ドにゲートが接続された第1Pチャネルトランジスタ
    と、 この第1Pチャネルトランジスタと前記信号線との間に
    接続され、スイッチ制御信号で導通制御される第2Pチ
    ャネルトランジスタとで構成されていることを特徴とす
    る請求項に記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 それぞれn値の情報をn値の異なる電
    位として記憶し、かつこの記憶された電位を多値信号電
    荷としてビット線に読み出すメモリセルを有するメモリ
    セル領域と、 上記ビット線に読み出された多値信号電荷をそれぞれ値
    が異なる複数の参照電位とそれぞれ比較増幅する(n−
    1)個のセンスアンプ及びこれらセンスアンプの全てを
    上記ビット線に接続した後に、ビット線から切り離しか
    つ個々に分離させる制御を行う複数のスイッチからなる
    第1スイッチ回路を有するセンスアンプ領域と、 上記ビット線と上記センスアンプ領域との間に接続され
    た電位増幅器とを具備し、 上記(n−1)個のセンスアンプは上記ビット線の両端
    側に分けて配置されていることを特徴とするダイナミッ
    ク型半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記(n−1)個のセンスアンプが偶
    数個の場合は、ビット線の両端側に(n−1)/2個ず
    つ配置され、 前記(n−1)個のセンスアンプが奇数個の場合は、ビ
    ット線の一方端側にはn/2個、他方端側には(n/
    2)−1個配置されることを特徴とする請求項15に記
    載のダイナミック型半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 それぞれ3値の情報を3値の異なる電
    位として記憶し、かつこの記憶された電位を3値信号電
    荷としてビット線に読み出すメモリセルを有するメモリ
    セル領域と、 上記ビット線に読み出された3値信号電荷をそれぞれ値
    が異なる2個の参照電位とそれぞれ比較増幅する2個の
    センスアンプ及びこの2個のセンスアンプを選択的に接
    続し、切り離しを行うスイッチを有するセンスアンプ領
    域と、 上記ビット線と上記センスアンプ領域との間に接続され
    た電位増幅器とを具備し、 上記メモリセル領域が上記センスアンプ領域の左右両側
    に配置されていることを特徴とするダイナミック型半導
    体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記左右両側のメモリセル領域で、そ
    れぞれのビット線の容量及びそれに接続されたメモリセ
    ルの容量が略等しいことを特徴とする請求項17に記載
    のダイナミック型半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記メモリセルからの読み出しの際
    に、前記スイッチを導通状態にして前記メモリセルから
    の3値信号電荷を前記電位増幅器を通じて前記センスア
    ンプ領域に読み出した後に、前記スイッチを非導通状態
    にして前記2個のセンスアンプを切り離し、2個のセン
    スアンプを独立させて各センスアンプで比較増幅を行う
    ことを特徴とする請求項17または18に記載のダイナ
    ミック型半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記メモリセルへの書き込みの際に、
    前記スイッチを非導通状態にして前記2個のセンスアン
    プでそれぞれ左右両側の前記メモリセル領域におけるビ
    ット線の電位を増幅した後、前記センスアンプを非活性
    にし、前記スイッチを導通状態にして前記センスアンプ
    領域及び左右のメモリセル領域のビット線を接続するこ
    とによって電荷の混合を行い、前記メモリセルの選択を
    行うワード線をオフすることによってメモリセルへの書
    き込みを行うことを特徴とする請求項171819
    のいずれか1つに記載のダイナミック型半導体記憶装
    置。
  21. 【請求項21】 前記電位増幅器がNチャネルトランジ
    スタによって構成され、そのゲートには選択的に電源電
    圧電位以上に昇圧された電位が与えられることを特徴と
    する請求項17ないし20のいずれか1つに記載のダイ
    ナミック型半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記電位増幅器は、Nチャネルトラン
    ジスタからなる電荷転送デバイスであることを特徴とす
    る請求項1ないし20のいずれか1つに記載のダイナミ
    ック型半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記メモリセル領域とセンスアンプ領
    域との間にはさらにトランジスタが接続され、このトラ
    ンジスタにより選択的にビット線をセンスアンプと接
    続、切り離し制御をすることにより、1個のセンスアン
    プを複数のビット線で共有することを特徴とする請求項
    1ないし22のいずれか1つに記載のダイナミック型半
    導体記憶装置。
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