JP3446832B2 - 無線lanシステムおよびその制御方法 - Google Patents
無線lanシステムおよびその制御方法Info
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Description
ネットワークに接続して通信を行なう無線LANシステ
ムおよびその制御方法に関し、特に、移動端末がネット
ワークに接続された各基地局の無線セル間を自由に移動
しながらでも、その通信を継続することができる無線L
ANシステムおよびその制御方法に関する。
信ネットワークに接続することを許容する無線LANシ
ステムでは、通信ネットワーク上のエージェントが移動
端末の位置管理を行なっている。エージェントが移動端
末の位置管理を行なうためには、移動端末の位置をエー
ジェントに登録しておく必要がある。
ては、「エージェントから定期的に発信されるエージェ
ント広告のフレームを移動端末が受信することによって
位置登録を行なう」方法と、「移動端末自らがエージェ
ントを検出することによって位置登録を行なう」方法の
2通りがある。一般的には、後者よりも、前者の方が、
移動端末がそのネットワークとの通信を確立するまでの
時間が早くなる。
ント広告を発信する場合の無線LANシステムの構成を
示すブロック図である。図4に示すように、この無線L
ANシステムは、ルータR1と、ネットワークNW1、N
W2と、基地局BS1〜BS4と、エージェントAG1、A
G2と、移動端末MT1〜MT4とを備えている。ネット
ワークNW1、NW2は、イーサネット(登録商標)等の
ネットワークである。ルータR1は、ネットワークN
W1、ネットワークNW2の間を接続するルータである。
は、それぞれネットワークNW1、NW2の基地局であ
り、無線セルC1〜C4は、基地局BS1〜BS4の無線セ
ルである。移動端末MT1〜MT4は移動可能な端末であ
り、基地局BS1〜BS4の無線セルC1〜C4のいずれか
の無線セル内にある場合に、その無線セルの基地局と接
続し、その基地局を経由してIP(インターネットプロ
トコル)通信を行なう。図4に示すように、移動端末M
T1が、基地局BS1の無線エリアC1内にある場合に
は、移動端末MT1は基地局BS1に接続し、基地局BS
1を経由して通信を行なう。
ットワークNW1、NW2のエージェントである。エージ
ェントAG1、AG2は、それらのネットワークの各基地
局BS1、BS2およびBS3、BS4に接続する移動端末
のIPモビリティサポートすなわち位置管理を行なうた
め、ネットワークNW1、NW2に接続される全ての基地
局BS1、BS2およびBS3、BS4に対して定期的にエ
ージェント広告のフレームを発信している。基地局BS
1、BS2およびBS3、BS4は、自局の無線エリア内に
エージェント広告のフレームを発信する。
アC1から基地局BS3の無線エリアC3内に移動した場
合、基地局BS1との通信が不通となったことによって
自らが移動したことを検出する。そして、移動端末MT
1は、新たに基地局BS3への帰属シーケンス処理を行な
うとともに、基地局BS3からエージェント広告が発信
されるのを待つ。移動端末MT1は、エージェント広告
を受信すると、内部のネットワーク設定を変更し、エー
ジェントAG1への移動通知を行なう。エージェントA
G1はその移動通知を受信すると移動端末MT1の登録を
行ない、移動端末MT1の位置管理を行なう。
断をより短くするために、移動端末の移動に伴う基地局
の切り替えを迅速に行うことが要求されている。特開平
10−56473号公報、特開平10−56475号公
報、特開2000−92562号公報、特許第3001
490号公報等には、この要請に応えるための様々な技
術が開示されている。また、移動端末の移動に伴う基地
局の切り替えを行なうためには、上述のように、移動端
末がエージェントから定期的に送信されているエージェ
ント広告を受信した後にそのエージェントへ移動通知を
送信し、エージェントがその移動通知に基づいて移動端
末を登録する処理が必要であり、基地局の切り替え時間
を短縮するには、それらの処理に要する時間を短縮する
必要がある。しかし、上述の開示技術を組み合せても、
それらの時間を短縮することができないという問題があ
った。
来の無線LANシステムでは、通信の瞬断をより短くす
るために、移動端末の移動に伴う基地局の切り替えを迅
速に行なうようにすることが要求されているが、エージ
ェントに移動端末を登録する処理に要する時間を短縮す
る方法が提案されていないため、基地局の切り替え時間
を短縮することができないという問題があった。
ることができる無線LAN端末システムおよびその制御
方法を提供することを目的とする。
に、本発明の無線LANシステムでは、互いに接続され
ている複数の通信ネットワークと、該各通信ネットワー
クに少なくとも1つ備えられ、定期的に無線セルの範囲
内に信号を発信している無線基地局と、新たに前記信号
を検出すると当該信号を発信した無線基地局に帰属要求
を送信し、前記無線基地局からの帰属許可を受信した場
合に当該無線基地局に接続して通信を行う移動端末と、
前記各通信ネットワーク毎に備えられ、前記各通信ネッ
トワーク上にエージェント広告を流し、前記移動端末が
前記エージェントの情報を受信した後に前記移動端末か
ら送信される移動通知に基づいて前記移動端末の位置管
理を行なうエージェントとを有する無線LANシステム
において、前記各無線基地局は、前記ネットワーク上を
流れる前記エージェント広告に基づいて前記エージェン
トの情報を記憶し、前記移動端末からの帰属要求を受信
して前記移動端末の帰属許可する場合には当該帰属許可
とともに、記憶する前記エージェントの情報も前記移動
端末に送信することを特徴とする。
地局がエージェントから送信されたエージェント広告を
記憶しておくことによって、移動端末が接続してきた場
合には、無線基地局は直ちにエージェント広告を送信す
ることができるようになっている。そのため、本発明の
無線LANシステムでは、移動端末がエージェントから
エージェント広告が送信されるまで待つ必要がなくな
る。したがって、本発明の無線LANシステムでは、エ
ージェントに移動端末を位置登録するまでの処理に要す
る時間を短縮することができ、無線基地局の切り替え時
間を短縮することができる。
LANシステムおよびその制御方法について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本実施形態の無線LAN
システムの構成を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、本実施形態の無線LANシステムは、基地局BS
1〜BS4の代わりに、基地局BS1’〜BS4’を備えて
いる点が、図4の従来の無線LANシステムと異なって
いる。
BS4’は、エージェントAG1、AG2がネットワーク
NW1、NW2上に定期的に発信するエージェント広告の
フレームを常時モニタしており、そのフレームを受信し
た場合に、フレームを記憶する。
の無線セルに新たに移動してきた移動端末から帰属要求
を受信してその帰属を許可する場合には、帰属許可を通
知するとともに、記憶していたエージェント広告フレー
ムも移動端末に送信する。
地局BS1’の無線エリアC1’から基地局BS3’の無
線エリアC3’内に移動した場合には、移動端末MT
1は、新たに基地局BS3’へ帰属要求を送信するととも
に、エージェント広告のフレームを受信待ちとなる。基
地局BS3’は、すでにエージェントから送信されたエ
ージェント広告を記憶しているので、そのエージェント
広告を移動端末MT1に送信する。
されたエージェント広告に基づいて、従来と同様に、エ
ージェントAG2に対するネットワーク設定を変更する
とともに、エージェントAG2宛ての移動通知を基地局
BS3’に送信する。
Nシステムでは、基地局BS1’〜BS4’がエージェン
トAG1、AG2から送信されたエージェント広告を記憶
しておくことによって、移動端末MT1〜MT4が接続し
てきた場合には、直ちにエージェント広告を送信するこ
とができるようになる。そのため、本実施形態の無線L
ANシステムでは、移動端末MT1〜MT4がエージェン
トAG1、AG2からエージェント広告が送信されるまで
待つ必要がなくなる。したがって、本実施形態の無線L
ANシステムでは、エージェントAG1、AG2に移動端
末MT1〜MT4を登録するまでに要する時間を短縮する
ことができ、基地局BS1’〜BS4’の切り替えに要す
る時間を短くして、通信の瞬断を短くすることができ
る。
における基地局BS1’〜BS4’の構成を示すブロック
図である。図2に示すように、基地局BS1’〜BS4’
は、無線送受信回路1と、送受信切り替え回路2と、エ
ージェント広告フィルタリング回路3と、エージェント
広告記憶部4と、有線ネットワークインタフェース回路
5と、端末帰属管理回路6と、エージェント広告送信回
路7とを備えている。送受信切り替え回路2と有線ネッ
トワークインタフェース回路5との間には、移動端末と
通信先との通信時に使用される双方向の送受信回線が開
設されている。
ークインタフェース回路5を介してネットワークと接続
されている。有線ネットワークインタフェース回路5
は、エージェントから定期的に発信されるエージェント
広告フレームをモニタリングしており、受信したエージ
ェント広告をエージェント広告フィルタリング回路3を
介してエージェント広告記録部4に出力する。エージェ
ント広告フィルタリング回路3は、ネットワーク上の信
号をフィルタリングしてエージェント広告フレームを抽
出する回路である。エージェント広告記憶部4は、エー
ジェントフィルタリング回路3によって抽出されたエー
ジェント広告を記憶する。
続するためのインタフェース回路である。送受信切り替
え回路2は、無線の送信と受信とを切り替える回路であ
る。基地局は、無線送受信回路1および送受信切り替え
回路2を用いて移動端末と無線の送受信を行う。このよ
うな基地局の無線の通信方式としては、例えばCSMA
/CAを用いた方式等がある。
要求が送信されたことを検知するための回路である。端
末帰属管理回路6は、移動端末との帰属処理が行われて
いることを検知すると、その旨をエージェント広告送信
回路7に通知する。エージェント広告送信回路7は、そ
の通知を受信した場合にエージェント広告記憶部4から
エージェント広告を読み出し、無線送受信回路1および
送受信切り替え回路2を介して移動端末宛てにそのエー
ジェント広告を送信する。
における移動端末の構成を示すブロック図である。図3
に示すように、移動端末は、無線送受信回路8と、送受
信切り替え回路9と、エージェント広告受信回路10
と、エージェント接続処理回路12と、基地局判定回路
13と、帰属処理回路14とから構成される。端末11
は、移動端末に接続されるノートパソコン等の端末であ
り、ネットワーク設定変更回路15を有している。送受
信切り替え回路9と端末11との間には、端末11とネ
ットワーク上の通信先との通信時に使用される双方向の
送受信回線が開設されている。
するためのインタフェース回路である。送受信切り替え
回路9は、無線送受信回路8の無線の送信と受信とを切
り替える回路である。移動端末では、無線送受信回路8
および送受信切り替え回路9を用いて移動端末と無線の
送受信を行う。このような基地局の無線LANの通信方
式としては、例えば、CSMA/CAを用いた方式等が
ある。
地局から定期的に送信される信号(例えばビーコン)を
検出する回路である。基地局判定回路13は、この信号
が検出されなくなった場合に、自局がその基地局の無線
セル外に移動したと判断する。さらに、基地局判定回路
13は、他の基地局から定期的に送信される信号を検出
した場合、その旨を帰属処理回路14に通知する。帰属
処理回路14は、その通知を受信した場合に、無線送受
信回路8と送受信切り替え回路9とを介して帰属要求信
号をその基地局に送信する。
ェント広告の受信を検出する回路である。エージェント
広告受信回路10は、エージェント広告の受信を検出す
ると、その旨をエージェント接続処理回路12に通知す
るとともに、端末11のネットワーク設定をそのエージ
ェント広告の情報に基づいて変更する要求をネットワー
ク設定変更回路15に対して出力する。エージェント接
続処理回路12は、エージェント広告の受信を検出した
旨の通知を受信すると、無線送受信回路8と送受信切り
替え回路9とを介してエージェント宛ての移動通知を基
地局に送信する。
は、ネットワーク設定を変更する要求を受信した場合
に、その要求にしたがって端末11のネットワーク設定
を変更する。例えば、移動端末が、図1に示すネットワ
ークNW1、NW2がTCP/IPで通信を行う通信ネッ
トワークであるとすると、各エージェントが送信するエ
ージェント広告には、エージェントのIPアドレス等が
格納されている。図1に示すように、移動端末が接続す
る基地局が、基地局BS1’から基地局BS3’に切り替
わる場合、すなわち異なるネットワークの基地局に接続
する場合、エージェント広告受信回路10は、ネットワ
ーク設定変更要求とともにエージェント広告に含まれる
そのエージェントのIPアドレス等をネットワーク設定
変更回路15に通知し、ネットワーク設定変更回路15
は、エージェントのIPアドレスの設定を通知されたI
Pアドレスに変更する。
Nシステムにおける移動端末では、端末11のTCP/
IPモジュールに、標準のモバイルIPがサポートされ
ている場合、エージェント広告受信回路10およびエー
ジェント接続処理回路12のような回路を備えることに
よって、それらのモバイルIPの処理を変更することな
く、迅速に現在のエージェントを把握することができ
る。なお、すでに、端末11がエージェント広告受信回
路10の機能や、エージェント接続処理回路12の機能
を備えている場合には、移動端末にエージェント広告受
信回路10およびエージェント接続処理回路12を備え
る必要がないことはいうまでもない。
は、基地局BS1’が移動端末に、エージェント広告そ
のものを送信していたが、本発明の無線LANシステム
は、これに限定されるものではなく、基地局は、エージ
ェント広告に含まれる情報のうち、エージェントのIP
アドレス等の有用な情報のみを移動端末に送信してもよ
い。この場合には、さらに基地局と無線局との間の通信
量が少なくなるので、それらの無線の帯域を有効に利用
することができる。
ており、ネットワークの管理者がその設置場所を把握し
ている場合、管理者がネットワークのエージェントのI
PアドレスをSNMP(Simple Network Management
Protocol)を用いて基地局に設定しておいてもよい。
SNMPとはTCP/IPにおけるネットワーク管理用
プロトコルである。このようにすれば、前述のように基
地局と無線局との間の無線の帯域を有効に利用すること
ができるとともに、図2の基地局の構成からエージェン
ト広告フィルタリング回路3を削減して基地局の構成を
より簡単なものとすることができる。
システムおよびその制御方法は、以下に示す効果を有す
る。 (1) 無線基地局がエージェントから送信されたエー
ジェント広告を記録しておくことによって、移動端末が
接続してきた場合には、無線基地局は、直ちにエージェ
ント広告を送信することができるようになっている。そ
のため、エージェントから発信されるエージェント広告
を長時間待つ必要がなくなる。したがって、エージェン
トに移動端末を登録する処理に要する時間を短縮するこ
とができ、無線基地局の切り替え時間を短縮して、通信
の瞬断時間を少なくすることができる。 (2) 基地局がエージェント広告を定期的に無線セル
に発信する必要がなくなるため、基地局と無線局との間
の通信量が少なくして、それらの無線の帯域を有効に利
用することができる。 (3) TCP/IPモジュールに、標準のモバイルI
Pがサポートされている場合、移動端末は、エージェン
ト広告受信回路およびエージェント接続処理回路のよう
な回路を備えることによって、それらのモバイルIPの
処理を変更することなく、迅速に現在のエージェントを
把握することができる。
成を示すブロック図である。
ける基地局の構成を示すブロック図である。
ける無線端末の構成を示すブロック図である。
ク図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに接続されている複数の通信ネット
ワークと、 該各通信ネットワークに少なくとも1つ備えられ、定期
的に無線セルの範囲内に信号を発信している無線基地局
と、 新たに前記信号を検出すると当該信号を発信した無線基
地局に帰属要求を送信し、前記無線基地局からの帰属許
可を受信した場合に当該無線基地局に接続して通信を行
う移動端末と、 前記各通信ネットワーク毎に備えられ、前記各通信ネッ
トワーク上にエージェント広告を流し、前記移動端末が
前記エージェントの情報を受信した後に前記移動端末か
ら送信される移動通知に基づいて前記移動端末の位置管
理を行なうエージェントとを有する無線LANシステム
において、 前記各無線基地局は、前記通信ネットワーク上を流れる
前記エージェント広告に基づいて前記エージェントの情
報を記憶し、前記移動端末からの帰属要求を受信して前
記移動端末の帰属許可する場合には当該帰属許可ととも
に、記憶する前記エージェントの情報も前記移動端末に
送信することを特徴とする無線LANシステム。 - 【請求項2】 前記エージェントの情報は、前記エージ
ェント広告である請求項1記載の無線LANシステム。 - 【請求項3】 前記無線基地局は、 前記通信ネットワーク上の信号をフィルタリングして前
記エージェント広告を抽出するエージェント広告フィル
タリング回路と、 該エージェント広告フィルタリング回路から出力された
エージェント広告を記憶するエージェント広告記憶部
と、 前記通信ネットワーク上を流れるエージェント広告をモ
ニタリングし、前記通信ネットワーク上の信号を前記エ
ージェント広告フィルタリング回路に出力する有線ネッ
トワークインタフェース回路と、 前記移動端末と無線で接続するためのインタフェース回
路である無線送受信回路と、 該無線送受信回路の送信と受信とを切り替える送受信切
り替え回路と、 前記移動端末からの帰属要求を受信した旨の通知を受け
た場合に前記エージェント広告記憶部から前記エージェ
ント広告を読み出して前記無線送受信回路および前記送
受信切り替え回路を介して前記移動端末宛てに送信する
エージェント広告送信回路と、 前記移動端末からの帰属要求を受信したことを検知する
と、その旨を前記エージェント広告送信回路に通知する
端末帰属管理回路とを備えている請求項2記載の無線L
ANシステム。 - 【請求項4】 前記エージェントの情報には、少なくと
も前記エージェントのIPアドレスが含まれる請求項1
記載の無線LANシステム。 - 【請求項5】 前記無線基地局は、 SNMPを用いて前記通信ネットワーク経由で設定され
た前記エージェントの情報を記憶する記憶部と、 受信した前記エージェントの情報を前記記録部に出力す
る有線ネットワークインタフェース回路と、 前記移動端末と無線で接続するためのインタフェース回
路である無線送受信回路と、 該無線送受信回路の送信と受信とを切り替える送受信切
り替え回路と、 前記移動端末からの帰属要求を受信した旨の通知を受け
た場合に前記記憶部から前記エージェントの情報を読み
出して前記無線送受信回路および前記送受信切り替え回
路を介して前記移動端末宛てに送信する送信回路と、 前記移動端末からの帰属要求を受信したことを検知する
と、その旨を前記送信回路に通知する端末帰属管理回路
とを備えている請求項4記載の無線LANシステム。 - 【請求項6】 前記移動端末は、 前記各無線基地局と無線で接続するためのインタフェー
ス回路である無線送受信回路と、 該無線送受信回路の無線の送信と受信とを切り替える回
路である送受信切り替え回路と、 無線基地局から定期的に送信される信号を検出した旨の
通知を受信した場合に、前記無線送受信回路と前記送受
信切り替え回路とを介して帰属要求を当該無線基地局に
送信する帰属処理回路と、 自局が帰属する無線基地局から定期的に送信される信号
を検出する回路であり、該信号が検出されなくなった場
合に自局が当該無線基地局の無線セル外に移動したと判
断し、他の無線基地局から定期的に送信される信号を検
出した場合には、その旨を前記帰属処理回路に通知する
基地局判定回路とを備える請求項1から5のいずれか1
項記載の無線LANシステム。 - 【請求項7】 前記移動端末は、 前記エージェントの情報の受信を検出した旨の通知を受
信すると、前記エージェント宛ての移動通知を前記無線
送受信回路および前記送受信切り替え回路を介して無線
基地局に送信するエージェント接続処理回路と、 前記エージェントの情報の受信を検出する回路であり、
前記エージェントの情報の受信を検出すると、その旨を
前記エージェント接続処理回路に通知するとともに、前
記移動端末に接続されている端末のネットワーク設定を
前記エージェントの情報に基づいて変更する要求を前記
端末のネットワーク設定変更回路に出力するエージェン
ト広告受信回路とをさらに備える請求項6記載の無線L
ANシステム。 - 【請求項8】 互いに接続されている複数の通信ネット
ワークと、 該各通信ネットワークに少なくとも1つ備えられ、定期
的に無線セルの範囲内に信号を発信している無線基地局
と、 新たに前記信号を検出すると当該信号を発信した無線基
地局に帰属要求を送信し、前記無線基地局からの帰属許
可を受信した場合に当該無線基地局に接続して通信を行
う移動端末と、 前記各通信ネットワーク毎に備えられ、前記各通信ネッ
トワーク上にエージェント広告を流し、前記移動端末が
前記エージェントの情報を受信した後に前記移動端末か
ら送信される移動通知に基づいて前記移動端末の位置管
理を行なうエージェントとを有する無線LANシステム
の制御方法において、 前記ネットワーク上を流れる前記エージェント広告に基
づいて前記エージェントの情報を前記各無線基地局に記
憶するステップと、 前記各無線基地局が前記移動端末からの帰属要求を受信
して前記移動端末の帰属許可する場合には、前記各無線
基地局によって、当該帰属許可とともに、記憶する前記
エージェントの情報も前記移動端末に送信するステップ
とを有することを特徴とする無線LANシステムの制御
方法。
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