JP3446269B2 - 水素自動車 - Google Patents

水素自動車

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JP3446269B2
JP3446269B2 JP26846293A JP26846293A JP3446269B2 JP 3446269 B2 JP3446269 B2 JP 3446269B2 JP 26846293 A JP26846293 A JP 26846293A JP 26846293 A JP26846293 A JP 26846293A JP 3446269 B2 JP3446269 B2 JP 3446269B2
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水素を燃料として走行さ
れる自動車つまり水素エンジンを塔載した自動車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車においては、排気ガスによ
る環境汚染を防止するため、また燃料の多様化のため、
水素を燃料として走行される自動車、つまり水素を燃料
として作動される水素エンジンを塔載した自動車が提案
されている(特開昭62−279264号公報参照)。
【0003】水素自動車の実用化に際しては、解決すべ
き点がいくつかあるが、その中でもっとも問題となる防
爆上の点は、燃料タンクを水素吸蔵合金を利用して構成
すること、つまりエンジンに供給される水素を水素吸蔵
合金に吸蔵させた形で貯留しておくことにより解決され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水素吸
蔵合金を利用して燃料タンクを構成した場合、次のよう
な種々の問題があらたに生じる。すなわち、水素吸蔵合
金から放出される水素の圧力は、エンジンに対する水素
の供給量制御等の観点から、水素の吸蔵量の変化にかか
わらず大きく変化しないのが望まれる。この一方、吸蔵
水素量がどの程度残留しているかを知るための燃料計が
必要になるが、放出圧力が吸蔵量の変化に対して大きく
変化しないということは、この放出圧力を利用して残留
水素量を知ることが不可能になり、残留水素量を知るた
めの何等かの対策が必要になる。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、水素吸蔵合金を利用して燃料タンクを構成
した場合に生じる問題点のうち、残留水素量の表示の点
について満足し得るようにした水素自動車を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその構成として次のようにしてある。すな
わち、特許請求の範囲における請求項1に記載のよう
に、水素を燃料として走行される水素自動車において、
水素吸蔵合金に水素を吸蔵させてなる主燃料タンクと、
水素吸蔵合金に水素を吸蔵させてなり、前記主燃料タン
クの容量よりも十分小さい容量とされた副燃料タンク
と、前記主燃料タンクからの水素をエンジンに対して供
給するための第1供給系路と、前記第1供給系路とは別
個独立して設けられ、前記副燃料タンクからの水素をエ
ンジンに対して供給するための第2供給系路と、前記副
燃料タンクから放出される水素の圧力を検出する圧力検
出手段と、前記圧力検出手段で検出される圧力に応じ
て、前記主燃料タンク内に残留している水素量を表示す
る燃料計と、前記第1供給系路と第2供給系路とを接続
する連通通路と、前記連通通路に接続され、前記各燃料
タンクに水素を吸蔵させるときは該各燃料タンクへの水
素吸蔵割合が等しくなるように開かれると共に、水素の
吸蔵が終了した後に閉じられるように設定された開閉弁
と、前記各燃料タンクからエンジンに対して水素を供給
するときに、該各燃料タンクからの水素放出割合が互い
に略等しくなるように設定する放出割合設定手段と、を
備え、前記主燃料タンク用の水素吸蔵合金としてLaN
i系、MmNiAl系、TiFe系の中のいずれか1つ
が用いられる一方、前記副燃料タンク用の水素吸蔵合金
としてMmNiMn系が用いられることにより、該副燃
料タンク内の水素吸蔵合金が、該主燃料タンク内の水素
吸蔵合金に比して、水素吸蔵量の変化に対して放出され
る水素の圧力変化の度合が大きくなるように設定されて
いる、を備えているような構成としてある。
【0007】前記放出割合設定手段としては、前記主燃
料タンクの構造と副燃料タンクの構造とを略相似形にな
るように構成し、前記主燃料タンクと副燃料タンクとに
対する水素放出用の熱媒の供給量の割合を、該両燃料タ
ンクの最大水素吸蔵量の割合に応じた割合となるように
設定すること、によって構成することができる(請求項
2対応)。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、主燃料タンク用の水素
吸蔵合金として、吸蔵水素量の変化に対して水素の放出
圧力の変化があまり生じないようなものを用いても、残
留水素量を知ることができる。また、残留水素量を知る
ために用いる副燃料タンク用の水素吸蔵合金の割合を極
力少なくして、エンジンにとって好ましい傾向を示す主
燃料タンクの水素吸蔵合金の割合を多くすることができ
る。さらに、副燃料タンク内の残留水素量の割合を主燃
料タンク内の残留水素量の割合と極力等しくして、主燃
料タンク内の残留水素量を精度よく知る上で好ましいも
のとなる。さらにまた、主燃料タンクと副燃料タンクへ
の水素補充を同じような割合で行なって、主燃料タンク
内の残留水素量を精度よく知る上で好ましいものとなる
ばかりでなく、主と副との燃料タンクへの水素補充を別
途独立して行なう手間を省略することもできる。請求項
2に記載したような構成とすることにより、放出割合設
定手段の具体的構成を簡単に得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1において、水素自動車Aは、その車体
前部に水素を燃料として作動される水素エンジン1が塔
載され、エンジン1の前方にはラジエタ2が配設されて
いる。また、車体後部には、下方位置において、3つの
燃料タンク10〜12が装備されている。
【0010】3つの燃料タンク10〜12のうち、10
は主燃料タンクで、内部に充填された水素吸蔵合金によ
って水素を吸蔵するものとなっている。また、11は、
エンジン始動用の第1副燃料タンクで、水素ガスを貯留
している。さらに12は、残留水素量を表示するために
用いる第2副燃料タンクで、主燃料タンク10と同様
に、内部に充填された水素吸蔵合金によって水素を吸蔵
するものとなっている。各副燃料タンク11と12とは
それぞれ、主燃料タンク10に比してその容量が十分小
さいものとされている。
【0011】図2は、エンジン1と各燃料タンク10〜
12との接続系統を示すものである。先ず、それぞれ水
素吸蔵合金が充填された主燃料タンク10および第2副
燃料タンク12は、エンジン冷却水を熱媒として水素を
放出させるものとなっており、この冷却水入口が符号1
0aあるいは12aで示され、冷却水出口が符号10b
あるいは12bで示され、水素放出口が符号10cある
いは12cで示される。なお、入口10a(12a)と
出口10b(12b)とは、主燃料タンク10(副燃料
タンク12)内に配設された伝熱管(図示略)を介して
接続されているが、この内部の伝熱管は、水素吸蔵合金
に対してくまなく効率的に伝熱し得るように、長い距離
を有している。
【0012】エンジン1に設けた冷却水出口1aが、通
路21、感温式の切換弁22、通路23、ポンプ24、
通路25を介して、主燃料タンク10の冷却水入口10
aに接続されている。また、通路25から分岐された通
路26が、第2副燃料タンク12の冷却水入口12aに
接続されている。
【0013】主燃料タンク10の冷却水出口10bが、
通路27を介して、エンジン1の冷却水戻り口1bに接
続され、通路27から分岐された通路28が前記切換弁
22に接続されている。また、第2副燃料タンク12の
冷却水出口12bが、通路29を介して前記通路27に
接続されている。切換弁22は、通路27つまり28の
冷却水の温度が所定温度以下のときは、通路23を通路
21のみに連通させて、エンジン1からの高温の熱媒を
主燃料タンク10および第2副燃料タンク12に供給す
る。また、通路27つまり28の冷却水温度が所定温度
以上であると、通路23を通路28のみに連通させる。
このようにして、各燃料タンク10と12とに供給され
る冷却水温度が、水素放出用として最適な温度範囲にな
るように制御される。
【0014】主燃料タンク10の水素放出口10cは、
通路31を介して、エンジン1に装備した燃料噴射弁
(図示略)に接続されている。この通路31には、主燃
料タンク10側から順次、所定圧力以上で閉弁される安
全弁32、イグニッションスイッチOFFで閉弁される
電磁開閉弁33が接続されている。また、第2副燃料タ
ンク12の水素放出口12cは、通路34を介して、エ
ンジン1の吸気マニホルドに接続されている。この通路
34には、副燃料タンク12側から順次、所定圧力以上
で閉弁される安全弁35(安全弁32と同じ閉弁圧に設
定)、イグニッションスイッチOFFで閉弁される電磁
開閉弁36が接続されている。水素供給用の各通路31
と34とは、電磁開閉弁33、36よりもエンジン1側
の位置において連通路37によって連通され、この連通
路37には電磁開閉弁38が接続されている。
【0015】第2副燃料タンク12の水素放出通路34
には、安全弁35よりも副燃料タンク12側の位置にお
いて、圧力センサ41が接続されている。この圧力セン
サ41の出力信号が、燃料計42を制御する制御ユニッ
ト43に入力される。
【0016】主燃料タンク10の水素放出通路31に
は、前記第1副燃料タンク11が接続されている。すな
わち、第1副燃料タンク11は、通路45を介して2つ
の弁32と33との間において水素放出通路31に接続
されると共に、通路46を介して開閉弁33よりもエン
ジ1側において水素放出通路31に接続されている。そ
して、通路46には電磁開閉弁47が接続されている。
なお、ポンプ24や各弁は、図1符号Yで示すようにユ
ニット化されて、車体に塔載されている。
【0017】ここで、主燃料タンク10に充填されてい
る水素吸蔵合金は、水素吸蔵量の変化に対する放出水素
の圧力の変化が、図3に示すような特性を示すものが用
いられている。この図3に示す特性から明らかなよう
に、吸蔵水素量が極めて多い状態と極めて少ない状態と
を除いた領域、つまり残留水素量をもっとも知りたい領
域においては、吸蔵水素量の変化に対して放出水素の圧
力がほとんど変化しないものとなる。このような特性を
示す水素吸蔵合金としては、例えば、LaNi系、Mm
NiAl系、TiFe系がある。
【0018】これに対して、第2副燃料タンク12に充
填されている水素吸蔵合金は、吸蔵水素量の変化に対す
る放出水素の圧力の変化が、図4に示すような特性を示
すものが用いられている。この図4の特性から明らかな
ように、吸蔵水素量が極めて多い状態と極めて少ない状
態は勿論のこと、この中間の領域でも吸蔵水素量の変化
に対する放出水素の圧力の変化の度合が大きいものとな
る。したがって、第2副燃料タンク12から放出される
水素の圧力を圧力センサ41で検出することにより、少
なくとも第2副燃料タンク12の残留水素量を精度よく
知ることができる(燃料計42への表示)。このような
水素吸蔵合金としては、例えば、MmNiMn系があ
る。
【0019】主燃料タンク10と副燃料タンク12との
残留水素量の割合が同程度となるように、つまり副燃料
タンク12の残留水素量が30%であれば主燃料タンク
10の残留水素量も30%となるように、次のような手
法が採用されている。先ず、各燃料タンク10と12と
はその構造が、大小の相違はあるものの、全体として相
似形な構造とされている。特に、機械的構造や、熱媒の
伝熱態様が同じようにして行なわれるように設定されて
いる。また、副燃料タンク12における熱媒の流通経路
例えば供給経路としての通路26の有効開口面積を、主
燃料タンク10における熱媒の流通経路例えば供給経路
となる通路25の有効開口面積に比して所定割合小さく
なるようにしてある。この所定割合は、主燃料タンク1
0に対する副燃料タンク12の容積比つまり水素吸蔵合
金の充填量(重さ)割合に応じたものとされる。
【0020】電磁開閉弁38は、常時は閉弁されている
が、給水素スタンドでの水素補充の際は、開弁される。
これにより、主燃料タンク10と第2副燃料タンク12
との充填割合を同じように行なうことができる。そし
て、水素補充終了後は、電磁開閉弁38は再び閉じられ
る。なお、どの程度充填されたかを知るには、水素補充
過程の途中で、一旦電磁開閉弁38を閉じて、この状態
で燃料計42を見ることにより行なえばよい。
【0021】なお、水素補充つまり水素吸蔵合金に対し
て水素を吸蔵させる際には、冷媒を用いて各燃料タンク
10、12が冷却されるが、この冷却は別途独立して構
成されたた冷却経路を利用してもよいが、熱媒供給経路
を遮断して、その出入口10a、10b、12a、12
bをそのまま利用して冷媒の流通経路を構成するように
してもよい。
【0022】第1副燃料タンク11には、主燃料タンク
10から放出された水素が水素ガスの状態として、つま
り熱媒等で加温しなくても水素をエンジン1に供給し得
る状態で貯留される。この第1副燃料タンク11におけ
る電磁開閉弁47は、エンジン始動時およびその後のし
ばらくの間だけ開弁されて、この電磁開閉弁47が開弁
しているときにのみ、第1副燃料タンク11からエンジ
ン1へ水素ガスが供給される。ただし、エンジン1が十
分暖機されて、エンジン冷却水が主燃料タンク10や副
燃料タンク12の水素放出温度にまで高められたとき後
は、すみやかに閉弁される。なお、第1副燃料タンク1
1への水素ガス補充は、主燃料タンク10からのみ行な
われる関係上、主燃料タンク10と第2副燃料タンク1
2との残留水素量に相違を生じることになるが、第1副
燃料タンク1への水素補充量はわずかなので、燃料計4
2に表示される残留水素量の精度としては実用上無視で
きる範囲となる。
【0023】水素ガスを貯留する第1副燃料タンク11
は、例えばスライド式等にして、車体の側方、後方ある
いは下方から容易に着脱し得るようにしておくのが好ま
しい。このようにすることによって、第1副燃料タンク
11の貯留水素量が零になってエンジン始動が不可能な
ときは、充填済みの第1副燃料タンク11と交換するこ
とによりエンジン始動を行なうことができる。このよう
な交換用の第1副燃料タンク11は、あらかじめ自動車
Aに装備してもよく、近くの給水素スタンド等からその
つど入手してもよく、あるいは急報によって整備能力を
有する者が運転してくる緊急援助の車両に常備品として
装備されているものを利用することができる。
【0024】ここで、水素吸蔵合金を内蔵した燃料タン
ク10、12への熱媒として用いられるエンジン冷却水
は、切換弁22によって、実施例では30〜35度Cの
範囲に制御される(水素吸蔵合金の最低水素放出温度が
30度Cよりも弱化低いものが用いられている)。ただ
し、水素吸蔵合金として、最低水素放出温度が、通常の
温度環境化では容易には到達しない温度以上、例えば5
0度C以上好ましくは60度C以上のものを用いるの
が、吸蔵された水素を安定して保管しておく上で好まし
いものとなる。ただし、熱媒として容易に入手できるエ
ンジン冷却水を利用すべく、最低水素放出温度は、80
度Cを大きく越えない範囲のものとするのが好ましい。
さらに、水素を吸蔵させるときの最高吸蔵温度は、例え
ば水道水のように安価にかつ容易に入力できるものを用
いるべく、20度C以下のもの、好ましくは10〜20
度Cの範囲のものを選択するのが好ましい。
【0025】勿論、多量に水素を吸蔵すべく、吸蔵効率
すなわち同じ重量の水素吸蔵合金に対してはより大きい
重量の水素を吸蔵できるようなものを選定するのがよ
く、90%以上の吸蔵効率を有するものが好ましい。以
上のような各種条件を勘案して、吸蔵効率90%以上を
満足することを前提として、最低水素放出温度が50〜
80度Cの範囲で、最高水素吸蔵温度が10〜20度C
の範囲のものとしては、例えばミッシュメタル系の水素
吸蔵合金がある。
【0026】図5〜図8は、水素吸蔵合金に吸蔵されて
いる残留水素量を検出するための参考例を示すものであ
り、各例共に、第2副燃料タンク12に代えて用いられ
るものである。先ず、図5に示す例は、主燃料タンク1
0の重量を例えば圧電素子からなる重量センサ51によ
って検出して、このセンサ51で検出された重量の変化
に応じて残留水素量を検出、表示するものである。
【0027】図6に示す例は、主燃料タンク10に補充
された水素量を検出する流量計52と、主燃料タンク1
0から放出された水素量を検出する流量計53とを用い
て、補充量と放出量との差分を制御ユニット42で演算
して、この演算された結果の値を残留水素量として表示
するようにしたものである。
【0028】図7に示す例は、主燃料タンク10に対し
て、発信器54から超音波を発信すると共に、主燃料タ
ンク10を透過した超音波を受信器55で受信して、こ
の受信状態の変化から残留水素量を検出するようにした
ものである。
【0029】図8に示す例は、定電圧源としてのバッテ
リ56に対して、主燃料タンク10(の水素吸蔵合金)
および電流計57を直列に接続して、吸蔵水素量の変化
に起因して生じる水素吸蔵合金の抵抗値の変化に応じて
残留水素量を検出するようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された水素自動車の一例を示す一
部断面簡略側面図。
【図2】本発明の一実施例を示す全体系統図。
【図3】主燃料タンク用の水素吸蔵合金の特性を示す
図。
【図4】燃料計用としての第2副燃料タンクに用いられ
た水素吸蔵合金の特性を示す図。
【図5】燃料計を構成するための参考例を示す図。
【図6】燃料計を構成するための参考例を示す図。
【図7】燃料計を構成するための参考例を示す図。
【図8】燃料計を構成するための参考例を示す図。
【符号の説明】
A:水素自動車 1:エンジン 10:主燃料タンク 12:第2副燃料タンク(燃料計用) 31:通路(第1供給系路) 34:通路(第2供給系路) 37:連通通路 38:開閉弁 41:圧力センサ 42:燃料計 43:制御ユニット(圧力に応じた燃料表示用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊原 利憲 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 平林 繁文 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−106513(JP,A) 特開 平5−5464(JP,A) 特開 平4−368228(JP,A) 特開 平3−961(JP,A) 特開 平4−187825(JP,A) 特開 平5−99073(JP,A) 特開 昭63−246459(JP,A) 特開 平1−216024(JP,A) 特開 平5−10211(JP,A) 特開 昭60−248439(JP,A) 特開 昭61−220009(JP,A) 特開 平5−223012(JP,A) 実開 昭51−66813(JP,U) 実開 昭51−153824(JP,U) 特公 昭62−49519(JP,B1) 特公 昭58−52922(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/10 F02M 21/02 F17C 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素を燃料として走行される水素自動車に
    おいて、 水素吸蔵合金に水素を吸蔵させてなる主燃料タンク(1
    0)と、 水素吸蔵合金に水素を吸蔵させてなり、前記主燃料タン
    ク(10)の容量よりも十分小さい容量とされた副燃料
    タンク(12)と、前記主燃料タンク(10)からの水素をエンジン(1)
    に対して供給するための第1供給系路(31)と、 前記第1供給系路(31)とは別個独立して設けられ、
    前記副燃料タンク(12)からの水素をエンジン(1)
    に対して供給するための第2供給系路(34)と、 前記副燃料タンク(12)から放出される水素の圧力を
    検出する圧力検出手段(41)と、 前記圧力検出手段(41)で検出される圧力に応じて、
    前記主燃料タンク(10)内に残留している水素量を表
    示する燃料計(42)と、前記第1供給系路(31)と第2供給系路(34)とを
    接続する連通通路(37)と、 前記連通通路(37)に接続され、前記各燃料タンク
    (10、12)に水素を吸蔵させるときは該各燃料タン
    ク(10、12)への水素吸蔵割合が等しくなるように
    開かれると共に、水素の吸蔵が終了した後に閉じられる
    ように設定された開閉弁(38)と、 前記各燃料タンク(10、12)からエンジン(1)に
    対して水素を供給するときに、該各燃料タンク(10、
    12)からの水素放出割合が互いに略等しくなるように
    設定する放出割合設定手段と、 を備え、 前記主燃料タンク(10)R用の水素吸蔵合金としてL
    aNi系、MmNiAl系、TiFe系の中のいずれか
    1つが用いられる一方、前記副燃料タンク(1 2)用の
    水素吸蔵合金としてMmNiMn系が用いられることに
    より、該副燃料タンク(12)内の水素吸蔵合金が、該
    主燃料タンク(10)内の水素吸蔵合金に比して、水素
    吸蔵量の変化に対して放出される水素の圧力変化の度合
    が大きくなるように設定されている、ことを特徴とする
    水素自動車。
  2. 【請求項2】請求項において、 前記放出割合設定手段が、 前記主燃料タンク(10)の構造と副燃料タンク(1
    2)の構造とを略相似形になるように構成し、 前記主燃料タンク(10)と副燃料タンク(12)とに
    対する水素放出用の熱媒の供給量の割合を、該両燃料タ
    ンク(10、12)の最大水素吸蔵量の割合に応じた割
    合となるように設定すること、によって構成されてい
    る、ことを特徴とする水素自動車。
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