JP3445106B2 - シールドカッタ駆動用電動減速機及び電動減速機 - Google Patents

シールドカッタ駆動用電動減速機及び電動減速機

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JP3445106B2
JP3445106B2 JP24243097A JP24243097A JP3445106B2 JP 3445106 B2 JP3445106 B2 JP 3445106B2 JP 24243097 A JP24243097 A JP 24243097A JP 24243097 A JP24243097 A JP 24243097A JP 3445106 B2 JP3445106 B2 JP 3445106B2
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昭治 世一
博之 三田
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機の回転を減
速して出力軸に伝達する電動減速機に係わり、特に、ト
ンネル掘削をするシールド式掘削機に適したシールドカ
ッタ駆動用電動減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトンネル掘削に用いられる掘削
機としては、前面に掘削用カッタが配列されたカッタフ
ェイスを有する円筒シールドを備え、円筒シールを前進
させながらカッタフェイスを回転駆動させる事で連続的
に掘削するシールド式掘削機がある。このシールド式掘
削機のカッタフェイスを駆動するには、遊星減速機、ク
ラッチ及び電動モータの順に直列的に連結された電動減
速機を用いることにより、適正な回転出力で駆動させ
る。この様に、シールド駆動用の電動減速機のクラッチ
としては、従来からパウダクラッチ、湿式クラッチ及び
電磁クラッチ等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
ド駆動用の電動減速機にパウダクラッチを用いたもので
は、カッタフェイスに過負荷が作用すると、クラッチに
スベリが発生し、そのスベリ速度が一定以上の速度にな
るとクラッチ間の摩擦係数が著しく減少する。従って、
トンネル掘削時に過負荷が作用すると、クラッチ間の摩
擦係数の減少によりカッタフェイスに伝達されるトルク
も低下をきたすことになり、カッタフェイスを駆動させ
ることができなくなる。
【0004】又、湿式クラッチを用いたものでは、電動
モータの出力をスムーズに遊星減速機に伝達するため、
単にON/OFFされるもので、カッタフェイスに過負
荷が作用した時は、電動モータのサーマルにより電流の
上昇を下げる事でトルクリミッタの機能を果していた。
従って、湿式クラッチ自体でトルクリミッタの機能を持
たせるものでない。
【0005】又、電磁クラッチを用いたものでは、防爆
が要求される雰囲気での使用が困難なものとなる。更
に、電動減速機を遊星減速機、クラッチ及び電動モータ
の順に直列的に連結して構成すると、電動減速機自体が
大型化する。
【0006】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、電動減速機の小型化を図りつつ、カッタフ
ェイスに対する過負荷時に適正な出力で駆動させること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のシールドカッタ駆動用減速機は、原動機の
回転を減速して前記カッタフェイスに伝達する遊星減速
機構と、前記原動機と前記遊星減速機構とに連結され油
圧で摺動されるピストンによって圧接自在な多数枚のク
ラッチ板を有する湿式油圧クラッチとを、筒状ケース本
体内に配置すると共に、該筒状ケース本体の一端側には
該端部の閉鎖板を貫通して前記原動機の回転軸を該筒状
ケース本体内に突出させ、該筒状ケース本体の他端側に
は、前記カッタフェイスに回転力を伝達する出力軸が軸
受を介して回転自在に軸支されており、前記遊星減速機
構は、前記原動機の回転軸に連結された第1太陽歯車
と、該第1太陽歯車に噛合する複数の第1遊星歯車とを
有し、該第1遊星歯車を、前記筒状ケース本体内で該筒
状ケース本体と前記回転軸との間で回転自在に配置され
たリングギアに噛合させ、前記湿式油圧クラッチのクラ
ッチ板は、前記リングギアの外周に設けられて前記筒状
ケース本体側に突出して配置された複数の環状の摩擦板
と、前記筒状ケース本体側に設けられて内側に突出して
配置された複数の環状鋼板とが前記回転軸の軸方向に所
定間隔で交互に配置された構造であり、且つ、圧接され
た各クラッチ板間のスベリ速度と摩擦係数の関係を、一
定のスベリ速度以上で摩擦係数が一定又は僅かに上昇す
るように構成されているものである。これにより、湿式
油圧クラッチのクラッチ板間のスベリ速度が高速となっ
ても摩擦係数の減少をきたさないので、過負荷により各
クラッチ板がスベリ始めてもシールド式掘削機のカッタ
フェイスに伝達される伝達トルクを減少させることがな
い。又、前記遊星減速機構に設けたリングギアと前記筒
状ケース本体との間に前記湿式油圧クラッチを配置した
構造としているので、装置の小型化を可能にしている。
【0008】又、前記遊星減速機構としては、3段の遊
星減速機構を直列に配置しているものがある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
シールドカッタ駆動用電動減速機について、図面を参照
して説明する。
【0010】図1において、シールドカッタ駆動用電動
減速機X(以下、単に「電動減速機X」という)は、ト
ンネル掘削するシールド式掘削機Yに複数設けられてお
り、シールド式掘削機Yを駆動させる。シールド式掘削
機Yは、円筒シールド50を有しており、円筒シールド
50はその前面に複数の掘削用カッタ51が配列された
カッタフェイス52が設けられ、図示しない油圧ジャッ
キにより前進される。電動減速機Xは、電動モータ1
(原動機)、3段の遊星減速機構2、遊星減速機構2に
一体的に組み込まれた湿式油圧クラッチ3とで構成さ
れ、電動モータ1の出力を遊星減速機構2により減速し
て、シールド50内に延びる出力軸4先端のピニオン5
3と噛み合うリングギア54(内歯歯車を有するリン
グ)によりカッタフェイス52を回転駆動させる。
【0011】次に、電動減速機Xの具体的な構成を、図
1、図2に基づいて説明する。図1及び図2において、
電動減速機Xは、4つの筒状ケース5〜8をボルト連結
することで構成されるケース本体9を有し、ケース本体
9の一端を閉鎖する閉鎖板10に電動モータ1が固定さ
れている。電動モータ1の回転軸11は、閉鎖板10を
回転自在に貫通してケース本体9内に突出しており、遊
星減速機構2を介して出力軸4に連結されている。出力
軸4は、ケース本体9の各ケース7,8に対して2つの
軸受を介して回転自在に軸支されており、該ケース本体
9から突出する側で図1に示すシールド式掘削機Yのカ
ッタフェイス52のリングギア54に連結される。
【0012】遊星減速機構2は、3段階で電動モータ1
の出力(回転数)を減速する機能を有するもので、回転
軸11に連結された第1伝動軸12に形成された第1太
陽歯車13と、第1太陽歯車13の外周に噛合する複数
の第1遊星歯車14とを有している。各第1遊星歯車1
4は、ケース本体9と回転軸11との間で回転自在にさ
れたリングギア15(内歯歯車を有するリング)に噛合
している。又、各第1遊星歯車14は、前記第1伝動軸
12に連設する第2伝達軸16に固設された第1キャリ
ア17に回転自在に軸支されている。第2伝達軸16に
は、第2太陽歯車18が固設されており、第2太陽歯車
18の外周には複数の第2遊星歯車19が噛合してい
る。各第2遊星歯車19は、ケース本体9のケース6内
周に形成された内歯歯車20に噛合しており、出力軸4
と前記第2伝達軸16間の第3伝達軸21に固設された
第2キャリア22に回転自在に軸支されている。前記第
3伝達軸21には、第3太陽歯車23が固設されてお
り、第3太陽歯車23の外周には複数の第3遊星歯車2
4が噛合している。各第3遊星歯車24は、ケース本体
9のケース7内周の内歯歯車25に噛合しており、出力
軸4に形成された第3キャリア26に回転自在に軸支さ
れている。尚、前記遊星減速機構2は、3段で減速する
ものに限定されるものでなく、減速条件に応じて、1
段、又は2段、4段以上で減速するものであっても良
い。これにより、シール式掘削機Yのカッタフェイス5
2に対する適正な回転出力(動力)を伝達できる。
【0013】湿式油圧クラッチ3は、薄い環状鋼板30
と、薄い環状鋼板の芯材に摩擦材料を接着した摩擦板3
1との多数枚からなるクラッチ板32と、油圧により摺
動される円筒ピストン33とを有して構成されており、
前記遊星減速機構2に一体的に組み込まれている。クラ
ッチ板32の各鋼板30と摩擦板31とは、図3にも示
す様に、ケース本体9のケース5とリングギア15との
間にあって、入力軸11の軸方向に交互に配置されてい
る。各環状鋼板30はケース5内周に設けられたスプラ
イン溝5aにリングギア15側に突出して配置され、
又、各環状摩擦板31はリングギア15外周に設けられ
たスプライン溝15aにケース5側に突出して配置され
ており、各環状鋼板30と環状摩擦板31とは所定の隙
間を隔てて圧接自在にされている。ピストン33はクラ
ッチ板32の電動モータ1側に配置されており、ケース
5内周の段付孔34にシール材35(Oリング)を介在
させて摺動自在にされている。又ピストン33は段付孔
34の段部34aとの間で圧油室aを区画しており、圧
油室aに供給される油圧によってクラッチ板32に向け
て摺動される。該圧油室aはケース5に形成された導入
孔により図示しない油圧回路に接続されている。これに
より、湿式油圧クラッチ3は、油圧回路から圧油室aに
油圧を供給すると、ピストン33がクラッチ板32に向
けて摺動し、該圧油室a内の油圧に応じた押付け力で各
鋼板30と摩擦板31とを圧接させる。
【0014】又、前記環状摩擦板31の摩擦材料は、高
い動摩擦係数と、それに近い静摩擦係数を得る観点から
選択されるもので、例えば、セルローズ繊維などの抄製
した生紙に充填材を加えて処理したもので、弾性に富
み、ケース本体9内に封入された冷却等のための潤滑油
の吸収性が良く摩擦特性の優れたものを用いる。この様
に、摩擦板31の摩擦材料を選択すると、各環状鋼板3
0と環状摩擦板31とを圧接した状態でスベリが発生し
た場合は、図4に示す様に、スベリ速度(m/sec)
と摩擦係数(μ)との関係で、一般的に曲線A,Bの如
くスベリ速度(m/sec)が高速になるにしたがって
摩擦係数(μ)が減少する事になるが、曲線Cの如くス
ベリ速度(m/sec)が一定速度に達した後、高速に
なるにしたがって摩擦係数(μ)が一定又は僅かづつ上
昇する様になる。これにより、シールド式掘削機Yに過
負荷が作用して、湿式油圧クラッチ3のクラッチ板32
がスベリ始めても、そのスベリ速度(m/sec)の高
速化に係わらず、伝達トルクを減少させる事なく、シー
ルド式掘削機Yのカッタフェイス52を駆動できる。
尚、摩擦板31として、銅粉を主体とした適量の錫粉・
黒鉛粉・鉄粉などを添加し、板状に加圧成形し金属板に
焼結したものを用いても良く、要するに、高い動摩擦係
数と、それに近い静摩擦係数を有して、図4に示す曲線
Cのようなスベリ速度(m/sec)と摩擦係数(μ)
の関係を得られるものであれば、如何なる材料であって
も良い。
【0015】次に、シールドカッタ駆動用電動減速機X
の作動を、図1により説明する。シールド式掘削機Yの
カッタフェイス52を回転駆動するために、電動モータ
1を駆動すると、回転軸11から遊星減速機構2に回転
出力が伝達される。このとき、湿式油圧クラッチ3は、
ピストン33により各環状鋼板30と環状摩擦板31と
を油圧に応じた押付け力で圧接する事で、リングギア1
5の回転を停止する。回転軸11から遊星減速機構2に
伝達された出力は、該遊星減速機構2の各太陽歯車1
3,18,23、及び各遊星歯車14,19,24を介
して所定の回転数(出力)に減速されて、出力軸4から
ピニオン53を介してリングギア54に伝達される。そ
して、電動モータ1の出力がリングギア54に伝達され
ると、カッタフェイス52が所定の回転出力(動力)に
よって回転して、油圧ジャッキによりシールド50を先
進させることで、カッタ51でトンネル掘削する。
【0016】シールド式掘削機Yによるトンネル掘削中
に、カッタフェイス52に出力軸4から伝達される出力
より大きな負荷(過負荷)が作用すると、回転軸11と
第1伝動軸12を除く遊星減速機構2の第3伝達軸21
と第2伝達軸16の部分がロックされる。この状態で、
電動モータ1の回転軸11が回転し続けると、前記第1
遊星歯車14はリングギア15内周に沿って移動するこ
となく、軸中心に回転して出力をリングギア15に伝達
する。そして、電動モータ1の出力がピストン33によ
る押付け力以上になると、リングギア15は各環状鋼板
30と環状摩擦板31とのスベリにより各第1遊星歯車
14に対して相対的に回転し、この回転によって第1遊
星歯車14を介して各軸16,21,4の順に回転力を
伝達させることで、シールド式掘削機Yのカッタフェイ
ス53を回転駆動させる。このとき、湿式油圧クラッチ
3の各環状鋼板30と環状摩擦板31とのスベリ速度
(m/sec)が高速となっても、図4に示す様に、摩
擦係数(μ)の減少をきたさないことから、過負荷によ
り湿式油圧クラッチ3の各環状鋼板30と環状摩擦板3
1とがスベリ始めても、シールド式掘削機Yのカッタフ
ェイス52に伝達される伝達トルクを減少させることな
く、カッタフェイス53を駆動させてトンネル掘削でき
る。
【0017】又、シールドカッタ駆動用電動減速機Xで
は、遊星減速機構2の第1遊星歯車14に噛合するリン
グギア15を設け、これに湿式油圧クラッチを一体的に
組み込んでケース本体9内に配置したので、従来の様
に、減速機、クラッチ及びモータを順々に直列的に連結
した場合と比較して、電動減速機X自体をコンパク、小
型化とすることができる。更に、湿式油圧クラッチ3を
用いて、且つ湿式油圧クラッチ3を遊星減速機構2に一
体的に組み込んでケース本体9内に配置したので、トン
ネル掘削時に、掘削された土砂や水等の影響を受ける雰
囲気中でも、安全であり防爆の要求を果たせる。
【0018】
【発明の効果】本発明のシールドカッタ駆動用電動減速
機は、原動機の回転を減速してシールドに伝達する遊星
減速機構と、クラッチ板間の一定のスベリ速度以上で摩
擦係数が一定又は僅かに上昇するようにされた湿式油圧
クラッチとで構成したので、湿式油圧クラッチのクラッ
チ板間のスベリ速度が高速となっても、摩擦係数の減少
をきたさないことから、過負荷によりクラッチ板がスベ
リ始めても、シールド式掘削機のカッタフェイスに伝達
される伝達トルクを減少させることなく、カッタフェイ
スを駆動させてトンネル掘削できる。
【0019】又、湿式油圧クラッチを、遊星減速機構に
一体的に組み込んだ構成としているので、従来のよう
に、減速機、クラッチ及びモータを直列的に連結した場
合と比較して、電動減速機自体を小型にできる。特に、
湿式油圧クラッチを用いて、且つ湿式油圧クラッチを遊
星減速機構に一体的に組み込む構成とすると、シールド
式掘削機のシールドによるトンネル掘削時に、掘削され
た土砂や水等の影響を受ける雰囲気中で使用しても、安
全であり防爆の要求を果たせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シールドカッタ駆動用電動減速機とシールド掘
削機の構成を示す模式図である。
【図2】シールドカッタ駆動用電動減速機の構造を示す
断面図である。
【図3】図2に示す湿式油圧クラッチの構造を示す拡大
図である。
【図4】湿式油圧クラッチにおける各クラッチ板間のス
ベリ速度と摩擦係数との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電動モータ(原動機) 2 遊星減速機 3 湿式油圧クラッチ 4 出力軸 9 ケース本体 10 ケース本体の一端の閉鎖板 11 原動機の回転軸 12 第1伝達軸 13 第1太陽歯車 14 第1遊星歯車 15 リングギア 16 第2伝達軸 18 第2太陽歯車 19 第2遊星歯車 21 第3伝達軸 23 第3太陽歯車 24 第3遊星歯車 30 クラッチ板の環状鋼板 31 クラッチ板の環状摩擦板 32 クラッチ板 33 ピストン 50 シールド 51 カッタ 52 カッタフェイス X シールドカッタ駆動用電動減速機 Y シールド式掘削機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−127658(JP,A) 特公 平6−65895(JP,B2) 実公 平4−53475(JP,Y2) 実公 昭61−29837(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/087 F16D 13/62 F16D 25/0638

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削用のカッタ(51)が配列
    されたカッタフェイス(52)と、該カッタフェイス
    (52)を回転自在に配置するシールド(50)とを備
    えるシールド式掘削機(Y)に連結され、トンネル掘削
    のため前記カッタフェイス(52)を回転駆動させるシ
    ールドカッタ駆動用電動減速機(X)において、 原動機(1)の回転を減速して前記カッタフェイス(5
    2)に伝達する遊星減速機構(2)と、前記原動機
    (1)と前記遊星減速機構(2)とに連結され油圧で摺
    動されるピストン(33)によって圧接自在な多数枚の
    クラッチ板(32)を有する湿式油圧クラッチ(3)と
    を、筒状ケース本体(9)内に配置すると共に、 前記筒状ケース本体(9)の一端側には、該端部の閉鎖
    板(10)を貫通して前記原動機(1)の回転軸(1
    1)を該筒状ケース本体(9)内に突出させ、 該筒状ケース本体(9)の他端側には、前記カッタフェ
    イス(52)に回転力を伝達する出力軸(4)が軸受を
    介して回転自在に軸支されており、 前記遊星減速機構(2)は、前記原動機(1)の回転軸
    (11)に連結された第1太陽歯車(13)と、該第1
    太陽歯車(13)に噛合する複数の第1遊星歯車(1
    4)とを有し、 該第1遊星歯車(14)を、前記筒状ケース本体(9)
    内で該筒状ケース本体(9)と前記回転軸(11)との
    間で回転自在に配置されたリングギア(15)に噛合さ
    せ、 前記湿式油圧クラッチのクラッチ板(32)は、前記リ
    ングギア(15)の外周に設けられて前記筒状ケース本
    体(9)側に突出して配置された複数の環状の摩擦板
    (31)と、前記筒状ケース本体(9)側に設けられて
    内側に突出して配置された複数の環状鋼板(30)とが
    前記回転軸(11)の軸方向に所定間隔で交互に配置さ
    れた構造であり、且つ、圧接された各クラッチ板間のス
    ベリ速度と摩擦係数の関係を、一定のスベリ速度以上で
    摩擦係数が一定又は僅かに上昇するように構成されてい
    ることを特徴とするシールドカッタ駆動用電動減速機
  2. 【請求項2】 前記遊星減速機構(2)は、前記第1遊
    星歯車(14)によって駆動される第2伝達軸(16)
    と、該第2伝達軸(16)に固設された第2太陽歯車
    (18)と、該第2太陽歯車(18)によって駆動され
    る第2遊星歯車(19)と、該第2遊星歯車(19)に
    よって駆動される第3伝達軸(21)と、該第3伝達軸
    (21)に固設された第3太陽歯車(23)と、該第3
    太陽歯車(23)によって駆動される第3遊星歯車(2
    4)とからなり、該第3遊星歯車(24)によって前記
    出力軸(4)を駆動するようにしてなることを特徴とす
    る請求項1に記載のシールドカッタ駆動用電動減速機
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