JP3444990B2 - 混練機のロータ軸封装置 - Google Patents

混練機のロータ軸封装置

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二志 福井
浩司 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混練機のロータ軸封装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック、ゴム、食品等の混練又は
押出に用いられる混練機は、原料装入部を一端寄りに配
し他端寄りに混練物の排出部を配したチャンバー内で、
これら両端部間にわたって軸心を横に向けたロータが回
転可能に設けられて成る。この種混練機では、排出部へ
向けてチャンバー内を送られる混練物により、ロータの
排出端側の軸受部分に軸方向に沿った高圧力が作用す
る。
【0003】そのため従来では、ロータの排出端側にビ
スコシールを設けると共に、該ビスコシールまわりにア
ウトサイドスリーブを外嵌して成る軸封装置が提案され
ている(実開昭57−184363号、実開昭58−5
8146号、実開昭58−63462号等参照)。上記
ビスコシールの外周面には、ロータの送り方向とは逆方
向の推力を生じさせる螺旋溝が形成されている。従って
ロータの回転時には、ビスコシールまわりへ漏れ出よう
とする混練物をロータ側へ押し戻すことによって、該混
練物を、アウトサイドスリーブとの周相互間で充満した
状態に維持(滞留)させるようになっている。
【0004】なお、上記螺旋溝は、ビスコシールの軸方
向全長を通り抜けるように形成されているが、上記のよ
うな混練物の充満(滞留)により、チャンバー内外間で
の気密性が保たれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チャンバー内に装入さ
れる混練物が少ない場合等には、混練物による上記充満
(滞留)が生じないことがあり、このような場合には螺
旋溝を通じて軸方向外側の空気がチャンバー内へ巻き込
まれるおそれがあった。このようになると、チャンバー
内の混練物が酸化劣化を起こすことがあった。
【0006】またこれとは反対に、チャンバー内で発生
したガス(例えば悪臭を放つものや毒性又は引火性を有
したもの等)が螺旋溝を通じて外部へ漏出するおそれも
あった。このようになると、環境を害することにつなが
る。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであっ
て、空気がチャンバー内へ巻き込まれて混練物の酸化劣
化を招来したり、またチャンバー内のガスが外部へ漏出
して環境障害を起こしたりすることがないようにした混
練機のロータ軸封装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、混練
用ロータの排出端側にビスコシールが設けられ、該ビス
コシールにアウトサイドスリーブが外嵌され、ビスコシ
ール外周面には混練物をロータ側へ押し戻す方向の螺旋
溝が形成されている混練機のロータ軸封装置において、
請求項1では、前記ビスコシールとアウトサイドスリー
ブとの周相互間には上記螺旋溝へ酸化防止ガスを供給す
るガス導入部が形成されていると共に、該ガス導入部よ
り軸方向外側となるビスコシールの外周面には当該ガス
導入部と連通し且つ上記螺旋溝と逆傾斜を有する排気溝
が形成されており、前記ガス導入部には、アウトサイド
スリーブに形成されたガス供給孔から酸化防止ガスが供
給され、この酸化防止ガスが前記螺旋溝及び排気溝の双
方へ分流状に流れ込むようにされていることを特徴とし
ている。
【0008】また請求項2では、前記ビスコシールとア
ウトサイドスリーブとの周相互間のうち最も軸方向内側
となるロータ側に、径方向隙間によって形成される混練
物の環状滞留部が設けられていることを特徴としてい
る。また請求項3では、前記ビスコシールとアウトサイ
ドスリーブとの周相互間のうち最も軸方向内側となる
ータ側に、螺旋溝無形成領域によって形成される混練物
の環状滞留部が設けられていることを特徴としている。
【0009】前記アウトサイドスリーブの内周面に、前
記螺旋溝と逆傾斜を有した補助螺旋溝を設けることが可
能である。
【0010】
【作用】ビスコシールの外周面等に螺旋溝と連通するガ
ス導入部を設ければ、この螺旋溝を通じてロータ側へ酸
化防止ガスを流し込むことができる。この酸化防止ガス
の流れは、ロータ側へ押し戻されつつある混練物を更に
後押しして、ビスコシールとアウトサイドスリーブとの
周相互間で充満(滞留)し易くし又は押し戻し作用を助
長する作用を奏する。また、酸化防止ガスは、上記のよ
うな充満(滞留)が生じない場合にはロータ側(チャン
バー内)へ吹き込むようになるので、外部からの空気の
巻き込みを防止する作用をも奏する。
【0011】一方、酸化防止ガスはロータの回転時にあ
ってガス導入部より軸方向外側に設けられた排気溝へも
供給され、該排気溝の傾斜に導かれてビスコシールの軸
方向外側へ積極的に排気される。そのため、この部分で
の空気の巻き込み作用は生じない。ビスコシールとアウ
トサイドスリーブとの周相互間のうち最もロータ側に混
練物の環状滞留部を設ければ、該環状滞留部内で混練物
が常に充満した状態となり、気密状態を維持できる。
【0012】アウトサイドスリーブの内周面に補助螺旋
溝を設ければ、ビスコシールの螺旋溝による混練物の押
し戻し作用が一層助長される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は本発明に係るロータ軸封装置の第1
実施例を示しており、ロータ1における排出端側軸部1
aにはビスコシール2が嵌着され、該ビスコシール2に
はアウトサイドスリーブ3が外嵌されている。ビスコシ
ール2の外周面には、ロータ1の送り方向(矢符C参
照)とは逆方向の推力(ビスコシール2まわりへ漏れ出
ようとする混練物をロータ1側へ押し戻す作用、なお矢
符B参照)を生じさせる螺旋溝5が形成されている。
【0014】なお、アウトサイドスリーブ3は軸方向に
二分割可能なものを示してあり、それぞれに、混練物の
粘度調整時に用いる冷熱媒のジャケット6,7が設けら
れている。8はロータエンドフレーム、9はウォータエ
ンドフレームである。アウトサイドスリーブ3には、軸
方向外側(図1左方)寄りに、その径方向に沿ってビス
コシール2の外周面へ達するガス供給孔12が形成され
ている。これに対してビスコシール2の外周面には、そ
の全周にわたって上記ガス供給孔12と連通可能な、周
溝状のガス導入部14が設けられている。このガス導入
部14は前記螺旋溝5と連通している。
【0015】また、ビスコシール2の外周面において、
上記ガス導入部14より軸方向外側となる部分には排気
溝15が形成されている。この排気溝15は、上記螺旋
溝5とは逆方向の傾斜を有している。すなわち、この排
気溝15の送り方向は螺旋溝5とは逆で、ロータ1と同
方向となっている。この排気溝15もガス導入部14と
連通している。
【0016】従って、ロータ1が矢符A方向へ回転され
るとき、アウトサイドスリーブ3のガス供給孔12へ窒
素ガス等の酸化防止ガスを供給すれば、この酸化防止ガ
スはガス導入部14を介して螺旋溝5及び排気溝15の
双方へ分流状に流れ込むようになる。このうち螺旋溝5
側へ流れ込んだ酸化防止ガスは、ロータ1側へと進行し
(矢符B参照)、ビスコシール2とアウトサイドスリー
ブ3との周相互間における軸方向内側(図1右側)で、
ロータ1側への押し戻し作用を受けつつ充満(滞留)状
態となる混練物を更にロータ1へ向けて後押しするよう
になる。これにより、混練物の確実な漏れ止め作用が得
られる。
【0017】また、ロータ1側(チャンバー内)への混
練物装入量が少ない等の理由により、混練物による上記
充満(滞留)が生じない場合でも、ロータ1側(チャン
バー内)が酸化防止ガスで充満されるようになるので、
外部から空気が巻き込まれる余地はなくなり、従ってロ
ータ1側で混練中の混練物が酸化劣化することは防止さ
れる。
【0018】一方、ガス導入部14から排気溝15側へ
流れ込んだ酸化防止ガスは、軸方向外側へと進行して
(矢符C参照)外部へ排気されるようになる。このよう
な排気流れは、螺旋溝5内をロータ1側へ進行する酸化
防止ガスに伴って、ビスコシール2の軸方向外側から空
気が吸引されるという現象の発生を未然に防止し、その
結果、混練物の酸化劣化を防止するという効果を奏す
る。
【0019】図3乃至図6は本発明に係るロータ軸封装
置の第2乃至第5実施例を示したものであり、これら各
実施例はいずれも、ビスコシール2とアウトサイドスリ
ーブ3との周相互間に対して、その最も軸方向内側(各
図の右側)に、混練物Mの環状滞留部20を設けるよう
にしてある。環状滞留部20は、ロータ1側(チャンバ
ー内)での混練物装入量等の多少に拘わらず、常に混練
物Mの充満状態が維持される(滞留する)ようにして、
当該部分での気密性を保持しようとするものである。
【0020】図3に示した第2実施例の環状滞留部20
は、ビスコシール2の外径d1を、その該当箇所におい
て一回り小さな外径d2に径小化させることにより形成
させてある。すなわち、この環状滞留部20は、ビスコ
シール2とアウトサイドスリーブ3との周相互間の径方
向隙間によって形成されている。図4に示した第3実施
例の環状滞留部20は、アウトサイドスリーブ3の内径
D1を、その該当箇所において一回り大きな内径D2に
径大化させることにより形成させてある。この場合の環
状滞留部20も、ビスコシール2とアウトサイドスリー
ブ3との周相互間の径方向隙間によって形成されてい
る。
【0021】図5に示した第4実施例の環状滞留部20
は、ビスコシール2の該当箇所を螺旋溝5の溝底部に合
わせた外径d3に形成することで螺旋溝5が不存在とな
る領域、即ち、螺旋溝5による押し戻し作用が生じない
領域を形成させ、この螺旋溝無形成領域を環状滞留部2
0としたものである。なお、この第4実施例では、上記
した第2実施例(図3参照)におけるビスコシール2の
径小化を更に進めたものとして認識することもでき、従
って環状滞留部20は径方向隙間によって形成されてい
るということもできる。
【0022】図6に示した第5実施例の環状滞留部20
は、ビスコシール2の該当箇所を螺旋溝5の開口部に合
わせた外径d1に形成することで螺旋溝5が不存在とな
る領域、即ち、螺旋溝5による押し戻し作用が生じない
領域を形成させ、この螺旋溝無形成領域を環状滞留部2
0としたものである。図7は本発明に係るロータ軸封装
置の第6実施例を示しており、アウトサイドスリーブ3
の内周面に、ビスコシール2の螺旋溝5とは逆方向の傾
斜を有した補助螺旋溝25が形成されている。
【0023】このため、ロータ1が矢符A方向へ回転さ
れるとき、ロータ1側からビスコシール2まわりへ漏れ
出ようとする混練物は、螺旋溝5による押し戻し作用だ
けではなく、補助螺旋溝25に対する押し戻し作用をも
受けるようになる。従って、ロータ1側(チャンバー
内)での混練物装入量が多い場合や、混練物の粘度が高
い場合等でも、混練物の確実な漏れ止め作用が得られ
る。
【0024】この第6実施例によれば、ビスコシール2
やアウトサイドスリーブ3の長大化を防止する点で有益
であるのはさることながら、第1実施例(図1及び図2
参照)におけるガス導入部14や排気溝15、又は第2
乃至第5実施例(図3乃至図6参照)における環状滞留
部20の実施に伴い、螺旋溝5における軸線方向の形成
領域を長大化できないとき、またこの形成領域が実質的
に短くなるとき等に、これら各実施例と併用実施すれば
よい。
【0025】図8は本発明に係るロータ軸封装置の第7
実施例を示しており、第1実施例(図1及び図2参照)
と対応させたものであって、ガス導入部14がアウトサ
イドスリーブ3の内周面側に形成されている。そして、
ビスコシール2の外周面において、螺旋溝5と排気溝1
5とが直接的に連通するようになっている。本実施例に
おける作用等は第1実施例と同様であるので、同一符号
を用いることでここでの説明は省略する。
【0026】図9は本発明に係るロータ軸封装置の第8
実施例を示しており、この実施例では、第1実施例(図
1及び図2参照)の軸封装置の反ロータ1側に、周溝3
0を介してさらに戻しねじ部31を形成し、その周溝3
0内に、グリース等の粘度の高い封止材32が充填して
ある。従って、この第8実施例によれば、封止材32に
よってもガスの流出が防止され、軸封装置の反ロータ1
側の気密性がより高まることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、ビスコシールの外周面等に螺旋溝と連通するガ
ス導入部を設けた場合には、螺旋溝を通じてロータ側へ
酸化防止ガスを吹き込むことができ、混練物の漏れ出し
を確実に防止できると共に、混練物の酸化劣化も防止で
きる。
【0028】また、このガス導入部より軸方向外側に排
気溝を設けた場合には、酸化防止ガスがこの排気溝を通
じて排気されるので、ビスコシールの軸方向外側から空
気を巻き込むようなことが未然に防止される。ビスコシ
ールとアウトサイドスリーブとの周相互間のうち最もロ
ータ側に混練物の環状滞留部を設けた場合は、この環状
滞留部内で混練物が常に充満した状態を維持できるよう
になり、気密状態を維持できる。そのため、混練物の酸
化劣化が防止できると共に、チャンバー内で発生した各
種のガス(例えば悪臭を放つものや毒性又は引火性を有
したもの等)が外部へ漏出することもなくなり、これに
よって環境障害の発生を防止できる。
【0029】アウトサイドスリーブの内周面に補助螺旋
溝を設けた場合は、混練物の押し戻し作用を一層強く確
実なものとすることができる。そのため、ロータ側(チ
ャンバー内)での混練物装入量が多い場合や、混練物の
粘度が高い場合等はもとより、ビスコシールにおいて、
螺旋溝における軸線方向の形成領域を長大化できない場
合や、この形成領域が実質的に短くなる場合等であって
も、ロータ側からビスコシール側への混練物の漏れ出し
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図2】第1実施例の作用説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図6】本発明の第5実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図7】本発明の第6実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図8】本発明の第7実施例を示す要部側断面図であ
る。
【図9】本発明の第8実施例を示す要部側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ 1a 排出端側軸部 2 アウトサイドスリーブ 3 ビスコシール 5 螺旋溝 14 ガス導入部 15 排気溝 20 環状滞留部 25 補助螺旋溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 浩司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 港 良太 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 宝谷 晋 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 田中 義光 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−251575(JP,A) 特開 平6−87119(JP,A) 実開 昭57−184363(JP,U) 実開 昭61−59966(JP,U) 実開 昭63−160473(JP,U) 実開 昭62−101093(JP,U) 実開 平2−71175(JP,U) 特公 昭49−43666(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/40 - 15/447

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練用ロータ(1)の排出端側にビスコ
    シール(2)が設けられ、該ビスコシール(2)にアウ
    トサイドスリーブ(3)が外嵌され、ビスコシール
    (2)外周面には混練物をロータ(1)側へ押し戻す方
    向の螺旋溝(5)が形成されている混練機のロータ軸封
    装置において、 前記ビスコシール(2)とアウトサイドスリーブ(3)
    との周相互間には上記螺旋溝(5)へ酸化防止ガスを供
    給するガス導入部(14)が形成されていると共に、該
    ガス導入部(14)より軸方向外側となるビスコシール
    (2)の外周面には当該ガス導入部(14)と連通し且
    つ上記螺旋溝(5)と逆傾斜を有する排気溝(15)が
    形成されており、前記ガス導入部(14)には、アウト
    サイドスリーブ(3)に形成されたガス供給孔(12)
    から酸化防止ガスが供給され、この酸化防止ガスが前記
    螺旋溝(5)及び排気溝(15)の双方へ分流状に流れ
    込むようにされていることを特徴とする混練機のロータ
    軸封装置。
  2. 【請求項2】 混練用ロータ(1)の排出端側にビスコ
    シール(2)が設けられ、該ビスコシール(2)にアウ
    トサイドスリーブ(3)が外嵌され、ビスコシール
    (2)外周面には混練物をロータ(1)側へ押し戻す方
    向の螺旋溝(5)が形成されている混練機のロータ軸封
    装置において、 前記ビスコシール(2)とアウトサイドスリーブ(3)
    との周相互間のうち最も軸方向内側となるロータ(1)
    側に、径方向隙間によって形成される混練物の環状滞留
    部(20)が設けられていることを特徴とする混練機の
    ロータ軸封装置。
  3. 【請求項3】 混練用ロータ(1)の排出端側にビスコ
    シール(2)が設けられ、該ビスコシール(2)にアウ
    トサイドスリーブ(3)が外嵌され、ビスコシール
    (2)外周面には混練物をロータ(1)側へ押し戻す方
    向の螺旋溝(5)が形成されている混練機のロータ軸封
    装置において、 前記ビスコシール(2)とアウトサイドスリーブ(3)
    との周相互間のうち最も軸方向内側となるロータ(1)
    側に、螺旋溝無形成領域によって形成される混練物の環
    状滞留部(20)が設けられていることを特徴とする混
    練機のロータ軸封装置。
  4. 【請求項4】 前記アウトサイドスリーブ(3)の内周
    面に、前記螺旋溝(5)と逆傾斜を有する補助螺旋溝
    (25)が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の混練機のロータ軸封装置
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