JP3443852B2 - セクタマーク検出装置 - Google Patents

セクタマーク検出装置

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JP3443852B2 JP32562292A JP32562292A JP3443852B2 JP 3443852 B2 JP3443852 B2 JP 3443852B2 JP 32562292 A JP32562292 A JP 32562292A JP 32562292 A JP32562292 A JP 32562292A JP 3443852 B2 JP3443852 B2 JP 3443852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光磁気ディス
ク記録再生装置に適用して好適なセクタマーク検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のセクタに分割され、各セクタ単位
で情報が記録される記録媒体として、光磁気ディスクな
どの光ディスクがある。
【0003】図4は、一般的な光ディスク1の記録フォ
ーマットを示している。この光ディスク1には、記録領
域がセクタS単位で半径方向Rの内側から外側に向かっ
て同心状に形成されている。スパイラル状に形成されて
いてもよい。同心状の1周を1トラックと称している。
【0004】この光ディスク1はCAV(Constant Angu
lar Velocity)方式、すなわち、スピンドルモータの回
転数と記録再生周波数が一定の方式で駆動されるので、
セクタSの周方向φの長さが半径方向Rの内側から外側
に向かって徐徐に長くなっている。
【0005】光ディスク1の各セクタSは、ヘッダー部
Hとデータ部Dの構成にされており、ヘッダー部Hに
は、予めスタンパによって各セクタSの先頭を表すセク
タマークSMの他にトラック番号およびセクタ番号のI
D情報などが読み出し専用情報として記録されている。
ここで、簡単のためにID情報などが含まれている部分
をアドレス部ADと称することにする。
【0006】図5Aは、そのように定義したときのセク
タSのほぼ2個分の構成を示している。
【0007】ここで、各セクタマークSMは、例えば、
ソースビットが特定変調されてチャンネルビットに変換
され「1」または「0」が特定の順序で配列された一定
(同一の)のパターンである。このようなセクタマーク
のパターンとしては、例えば、ISO/IEC DIS
10090 で規格化されたパターンが知られており、そ
のパターン配列は、5バイト80チャンネルビット(1バ
イトが2チャンネルビット)で表1に示すようになって
いる。
【0008】
【表1】 第1バイト目( 1〜16チャンネルビット) 1111 1111 1100 0000 第2バイト目(17〜32チャンネルビット) 1111 1100 0000 0000 第3バイト目(33〜48チャンネルビット) 0000 1111 1100 0000 第4バイト目(49〜64チャンネルビット) 1111 1100 0000 1111 第5バイト目(65〜80チャンネルビット) 1111 1100 1001 0010
【0009】ここで、第5バイト目以降、これに続くト
ラック番号、セクタ番号などのID情報を含むアドレス
部ADおよびデータ部Dの情報は、上記特定変調以外の
2-7変調にされていることを考慮すれば、セクタマーク
SMのパターンは、光ディスク1中に記録される全デー
タ(ヘッダー部Hのデータとデータ部Dの全データを含
む。)のうち、特定の(特殊な)2値連続信号(以下、
必要に応じてセクタマーク信号)であるとみることがで
きる。
【0010】図5Bは、表1に基づいて形成されたセク
タマーク信号Smの配列(第1バイト目の1チャンネル
ビットから第5バイト目の70チャンネルビットまで)
を示している。図5から分かるように、セクタマーク信
号Smには、矢印方向φR (記録再生方向)の上流側か
ら見て、それぞれ、基本クロック(チャンネルビットに
対応する)で10クロック(CK)分のハイレベル部分1
1、6CK分のローレベル部分12、6CK分のハイレベ
ル部分13、14CK分のローレベル部分14、6CK分
のハイレベル部分15、6CK分のローレベル部分1
6、6CK分のハイレベル部分17、6CK分のローレベ
ル部分18および10CK分のハイレベル部分19が含ま
れている。以下、これらの部分をまとめていうときに
は、ハイ・ローレベル部分11〜19という。
【0011】上記のように構成される光ディスク1に対
して記録再生{なお、この明細書中、特に断らない限
り、記録再生の用語は記録および(または)再生の意味
を表すものとする。}を行う場合には、光ディスク1を
収容する光ディスク装置に上位のコントローラから記録
再生コマンドが供給される。この記録再生コマンドに
は、例えば、これから記録再生しようとする記録再生領
域の先頭のトラック番号とセクタ番号、すなわち先頭ア
ドレスと、このセクタ番号のセクタSから記録再生しよ
うとするセクタ数、いわゆるセクタ長の各情報が含まれ
ている。
【0012】したがって、記録再生時には、まず、ヘッ
ドにより上記記録再生コマンドで指定された先頭のセク
タ番号を有するトラックを捜す(シークする)ためにセ
クタマークSM(セクタマーク信号Sm)を検出し、検
出したセクタマークSMにつづく特定のパターン(VF
Oコードパターン)に同期させてアドレス部ADに記録
されているID情報であるトラック番号およびセクタ番
号を読み出し、これらに続くデータ部Dに対して記録再
生処理を行うようにしている。
【0013】したがって、光ディスク1に対して記録再
生処理を行う際には、セクタマークSM(セクタマーク
信号Sm)の検出が必須であり、そのため、光ディスク
装置にはセクタマーク検出回路が設けられている。な
お、実際上、セクタマーク検出回路でセクタマークSM
が検出された場合には、セクタマーク検出パルスが発生
され、このセクタマーク検出パルスに基づいて上記のア
ドレス部AD以降のID情報の読み出し処理以降の処理
が行われるようになっている。
【0014】また、このセクタマーク検出回路において
は、セクタマークSMの誤検出を回避するために、セク
タマークSMのためのウィンドウ信号が設けられてい
る。そして、連続してセクタマークSMを検出すること
ができなかった場合には、連続開放状態、いわゆるウィ
ンドウ信号をフルオープン状態にしてセクタマークSM
を検出し易くする技術が採用されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際上、例
えば、シーク時などにおいて、セクタマーク信号Smの
全てのハイローレベル部分11〜19を検出しないとセ
クタマーク検出パルスを発生しないようにシステム設計
を行うと、記録媒体である光ディスク1に欠陥がある場
合には、セクタマーク信号Smを検出することができな
くなる場合がある。また、シーク動作などでリニアモー
タによりヘッドを移動させる速度を遅く、言い換えれ
ば、アクセス時間を長く許容しなければならなくなる。
【0016】そこで、従来は一定の検出限界を設定して
いる。すなわち、図5Bに示したセクタマーク信号Sm
では、記録媒体の欠陥などを考慮して9箇所のハイ・ロ
ーレベル部分11〜19の中、何個か検出できればそれ
でセクタマークSMは正確に検出できた(以下、必要に
応じてOKという。)とみなすようにしている。
【0017】したがって、検出限界=9個と設定した場
合には、セクタマーク信号Smのハイ・ローレベル11
〜19の全てのパターンが一致しなければ検出できたと
はみなされないことになる(最も厳しい条件)。検出限
界=7と設定した場合には、上記9箇所のうち7箇所検出
できれば、どこか2箇所を正しく検出することができな
かった場合でもセクタマークSMの検出はOKとみなさ
れ、6箇所以下しか検出できなかった場合には、セクタ
マークSMを検出することができなかった(以下、必要
に応じてNGという。)とみなされることになる(多
少、条件が緩くなっている。)。
【0018】しかしながら、従来の技術によるセクタマ
ーク検出回路では、ウィンドウ信号がセクタマークSM
に対応して発生している状態のいわゆる通常モード時
と、ウィンドウ信号が連続開放状態のいわゆるフルオー
プンモード時において、検出限界を一定に設定している
ため、予めセクタマークSMの検出限界を緩めに設定し
ておくとフルオープンモード時において誤った位置でセ
クタマークSMを検出してしまう、いわゆる誤検出の可
能性が発生するという問題があった。また、予め厳しめ
に設定しておくとフルオープン時に検出しにくくなると
いう問題があった。
【0019】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、ウィンドウ信号の通常モード時およびフ
ルオープンモード時に適切にセクタマークを検出するこ
とを可能とするセクタマーク検出装置を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、分割された複
数のセクタSの各セクタS単位で情報信号が記録され、
かつ各セクタSの先頭部に先頭を示すための特定の2値
連続信号から成るセクタマークSMを有する記録媒体1
からセクタマークSMを検出してセクタマーク検出パル
スPを出力するセクタマーク検出回路25と、セクタマ
ークSMに対するウインドウ信号Wを形成するウインド
ウ信号生成回路31とを備えたセクタマーク検出装置に
おいて、特定の2値連続信号を検出した際のその特定の
2値連続信号に含まれる複数のハイレベル部分または複
数のローレベル部分のうち、検出できたハイレベル部分
と複数のローレベル部分の総数で検出できたかどうかを
決定することでセクタマーク検出回路25におけるセク
タマークSMの検出限界を設定するようになすととも
に、ウインドウ信号Wが開閉している通常動作モード時
とフルオープンモード時とで検出限界を切り替えるよう
にしたものである。
【0021】
【作用】本発明によれば、ウィンドウ信号Wが開閉して
いる通常動作モード時とフルオープンモード時とでセク
タマーク検出回路25におけるセクタマークSMの検出
限界Bを切り替えるようにしたので、通常モード時およ
びフルオープンモード時に適切にセクタマークSMを検
出することができる。これによって、セクタマークSM
の検出能力が向上し、これが適用された装置全体の信頼
性が向上する。
【0022】
【実施例】以下、本発明セクタマーク検出装置の一実施
例について図面を参照して説明する。なお、以下に参照
する図面において、上記の図4および図5に示したもの
に対応するものには同一の符号を付けている。また、適
宜それらの図面をも参照して説明する。
【0023】図1は、本発明セクタマーク検出装置の一
実施例が適用された光ディスク装置の要部構成を示して
いる。
【0024】図1において、記録媒体としての光ディス
ク1は、図4および図5に示した光ディスク1と同一の
ものである。すなわち、記録領域はセクタS単位に分割
され、各セクタSの先頭にはセクタマークSMがスタン
パを利用して形成されている。
【0025】セクタSのうち、ヘッダー部Hのセクタマ
ークSMにはセクタマーク信号Sm(図5B参照)を有
する部分とアドレス部ADなどが形成されている。デー
タ部Dには実際に情報信号が記録される。
【0026】光ディスク1は、スピンドルモータ19に
よって回転される。そして、この光ディスク1のディス
ク面に対向して配され半径方向Rにリニアモータ(図示
していない)およびボイスコイルモータ(図示していな
い)で移動されるヘッド23によりディスク面に記録さ
れた情報信号が、アナログ信号である、いわゆるRF信
号として読み取られる。なお、光ディスク1が光磁気デ
ィスクである場合には、光ヘッドと磁気ヘッドが用いら
れ、RF信号は光ヘッドから出力される。
【0027】このRF信号は、増幅器およびA/D変換
器等を有する媒体信号読取回路としてのRF信号処理回
路24によって2値化されデジタルRF信号に変換され
る。
【0028】このデジタルRF信号はセクタマーク検出
回路25を構成するセクタマーク検出回路26に供給さ
れるとともに、アドレス情報認識回路30に供給され
る。
【0029】セクタマーク検出回路26は、デジタルR
F信号に含まれるセクタマーク信号Smのハイ・ローレ
ベル部分11〜19のうち実際に検出できた部分(個
数)を検出値Aとして比較回路27に供給する。
【0030】一方、比較回路27の基準値Bとしてシス
テムコントローラ28から出力される検出限界設定値L
1 または検出限界設定値L2 が切替回路29を通じて設
定される。
【0031】比較回路27の比較結果がOK(A≧B)
のときにはセクタマーク検出パルスPが出力され、ウィ
ンドウ信号生成回路31とアドレス情報認識回路30に
供給される。比較結果がNG(A<B)のときにはセク
ターマーク検出パルスPは出力されない。
【0032】ウィンドウ信号生成回路31では、セクタ
マーク検出パルスPに応じてウィンドウ信号Wが生成さ
れ、セクタマーク検出回路26に供給される。ウィンド
ウ信号Wがフルオープン状態(連続開放状態)になった
ときに切替信号SWにより切替回路29が切り替えられ
比較回路27の基準値Bとして設定される検出限界設定
値が検出眼界設定値L1 (B=L1 )から検出限界設定
値L2 (B=L2 )に切り替えられる。
【0033】アドレス情報認識回路30は、セクタマー
ク検出パルスPが供給されたときに、デジタルRF信号
からヘッダー部Hのアドレス部ADのID情報を読み出
し、読み出したID情報を端子32を通じて、データリ
ード処理回路(図示していない)とシステムコントロー
ラ28に供給する。
【0034】システムコントローラ28には、図示しな
い上位のコントローラから記録再生コマンド、シークコ
マンドなどの各種のコマンドが供給される。
【0035】次に図1例の動作について図2をも参照し
て説明する。
【0036】上位のコントローラからシステムコントロ
ーラ28に記録再生コマンドが供給されると、その記録
再生コマンドで指定されたアドレスを有するセクタSを
特定するために、セクタマーク検出回路26が動作し
て、セクタマーク検出結果が検出値A=8として比較回
路27に取り込まれる(図2中、時点t1 )。
【0037】ここで、ウィンドウ信号W(図2F参照)
がセクタマークSM(図2A参照)に対応する期間だけ
開く(オープン状態になる)通常モード時には、切替信
号SWがローレベルになっており(図2G参照)、検出
限界設定値L1 =8が基準値B(図2H参照;B=8)
として設定されているので、比較回路27による比較結
果が図2Cに示すようになり(A≧B)、比較結果はO
K(○)(図2D参照)になる。このため、図2Eに示
すようにセクタマーク検出パルスP(図2E参照)が出
力される。
【0038】したがって、このセクタマーク検出パルス
Pに基づいてアドレス情報認識回路30でセクタSに続
くアドレス部ADが読み出されて、システムコントロー
ラ28に供給されるとともに、端子32を通じて他の内
部回路に供給される。
【0039】時点t2 においても検出値A=9であるの
で、セクタマーク検出パルスPが出力される。
【0040】時点t3 および時点t4 に示すように、検
出値A=6が設定値B=8より小さい場合には、セクタマ
ーク検出パルスPが出力されない。このように2度連続
してセクタマーク検出パルスPが検出されなかった場合
には、セクタマークSMの検出率を上げるために、ウィ
ンドウ信号生成回路31で生成されるウィンドウ信号W
はフルオープン状態にされる(図2F時点t4 参照)。
また、このとき、切替信号SWがローレベルからハイレ
ベルに移って切替回路29が切り替わり、基準値Bとし
て検出限界設定値L1 に代替して検出限界設定値L2
6=Bが設定される。
【0041】このように、ウィンドウ信号Wをフルオー
プン状態に設定し、かつ検出限界も緩めに設定したの
で、セクタマークSMの検出確率が上がり、たとえ、次
の時点t5 においてセクタマークSMが検出できない場
合であっても、時点t6 に示すように、セクタマークS
Mが検出できる。時点t6 以降は、ウィンドウ信号Wは
通常モードにもどり、また切替信号SWにより、基準値
Bも検出限界設定値L1に切り替えられる。
【0042】このように上記した実施例によれば、ウィ
ンドウ信号Wが開閉している通常動作モード時とフルオ
ープンモード時とでセクタマーク検出回路25における
セクタマークの検出限界設定値を切り替えるようにした
ので、通常モード時およびフルオープンモード時に適切
にセクタマークSMを検出することができる。このよう
に、従来1種類しか設定できなかった検出限界を2種類
設定できるようにすることによってセクタマークSMの
検出能力が向上するので、これが適用された装置全体の
信頼性が向上する。
【0043】なお、検出限界設定値L1 とL2 の値は、
この例のように、L1 >L2 とすれば、フルオープン時
にはセクタマークSMに多少の欠陥があっても早く検出
することができるが、フルオープン時には、誤答検出
(誤検出)の確率が高くなることを考慮して、誤検出を
回避したい場合には、L1 <L2 に設定してもよい。
【0044】図3は、ウィンドウ信号Wの通常モード時
(時点t11〜時点t14および時点t 16以降)に比較して
フルオープンモード時(時点t14〜時点t16まで)に基
準値Bとしての検出限界設定値L2 =9を検出限界設定
値L1 =7(L1 <L2 )に比較して大きく設定した場
合の図1例の動作を示している。なお、この図3は図2
に比較して基準値Bの値(図3H)と時間(図3I)と
を一部変更しただけであり、図2例と全く同様に動作を
理解することができるので、その説明を省略する。
【0045】したがって、検出限界設定値L1 ,L2
設定を平均アクセス時間などを考慮したシステム的な観
点から、場合によっては通常モード時に緩く、フルオー
プン時には厳しく、またはその逆などに設定しておくこ
とにより、システムの動作状態に応じて最適なセクタマ
ーク検出回路を構築することができる。
【0046】なお、上記した実施例において、セクタマ
ーク検出回路26からセクタマーク信号Sm(図5B参
照)自体が出力されるように構成を変更した場合には、
比較回路27では、この検出したセクタマーク信号Sm
のチャンネルビット配列パターンを比較信号とし、基準
信号としてセクタマーク信号Sm自体(図5Bのチャン
ネルビットの配列パターンそのもの)としてそれぞれの
チャンネルビットを比較するようにする。さらに、ハイ
・ローレベル部分11〜19の正答検出個数(システム
コントローラ28で設定され、検出限界設定値L1 ,L
2 に対応する。)を切替信号SWのレベルに応じて、す
なわちウィンドウ信号Wの通常モード時とフルオープン
モード時で切り替えるように構成を変更してもよいこと
はもちろんである。
【0047】また、本発明は、光磁気ディスクなどの光
ディスク以外に、フロッピィディスク、ハードディスク
などの磁気ディスクにも適用することもできる。ディス
ク状記録媒体以外の記録媒体にも適用することができ
る。
【0048】また、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウィンドウ信号が開閉している通常動作モード時とフル
オープンモード時とで上記セクタマーク検出回路におけ
るセクタマークの検出限界を切り替えるようにしたの
で、通常モード時およびフルオープンモード時に適切に
セクタマークを検出することができる。これによって、
セクタマークの検出能力が向上し、これが適用された装
置全体の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明セクタマーク検出装置の一実施例が適用
された光ディスクの再生系の構成を示す線図である。
【図2】図1例の動作説明に供される線図である。
【図3】図1例の他の動作説明に供される線図である。
【図4】光ディスクの一般的な記録フォーマットの説明
に供される線図である。
【図5】セクタの構成とセクタマーク信号の構成例を示
す線図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 25,26 セクタマーク検出回路 27 比較回路 A 検出値 B 基準値 P セクタマーク検出パルス W ウィンドウ信号 L1 ,L2 検出限界設定値

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された複数のセクタの各セクタ単位
    で情報信号が記録され、かつ上記各セクタの先頭部に先
    頭を示すための特定の2値連続信号から成るセクタマー
    クを有する記録媒体からセクタマークを検出してセクタ
    マーク検出パルスを出力するセクタマーク検出回路と、
    上記セクタマークに対するウインドウ信号を形成するウ
    インドウ信号生成回路とを備えたセクタマーク検出装置
    において、 上記特定の2値連続信号を検出した際のその特定の2値
    連続信号に含まれる複数のハイレベル部分または複数の
    ローレベル部分のうち、検出できた上記ハイレベル部分
    と上記複数のローレベル部分の総数で検出できたかどう
    かを決定することで上記セクタマーク検出回路における
    セクタマークの検出限界を設定するようになすととも
    に、 上記ウインドウ信号が開閉している通常動作モード時と
    フルオープンモード時とで上記検出限界を切り替えるよ
    うにしたことを特徴とするセクタマーク検出装置。
  2. 【請求項2】 上記通常動作モード時において上記検出
    限界を設定するための上記ハイレベル部分と複数のロー
    レベル部分の総数を、上記フルオープンモード時におい
    て上記検出限界を設定するための上記ハイレベル部分と
    上記複数のローレベル部分の総数より大きくしたことを
    特徴とする請求項1記載のセクタマーク検出装置。
  3. 【請求項3】 上記通常動作モード時において上記検出
    限界を設定するための上記ハイレベル部分と複数のロー
    レベル部分の総数を、上記フルオープンモード時におい
    て上記検出限界を設定するための上記ハイレベル部分と
    上記複数のローレベル部分の総数より小さくしたことを
    特徴とする請求項1記載のセクタマーク検出装置。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体がディスク状記録媒体であ
    る請求項1から請求項3のいずれかに記載のセクタマー
    ク検出装置。
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