JP3443782B2 - 拡縮スプール - Google Patents
拡縮スプールInfo
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- JP3443782B2 JP3443782B2 JP20171395A JP20171395A JP3443782B2 JP 3443782 B2 JP3443782 B2 JP 3443782B2 JP 20171395 A JP20171395 A JP 20171395A JP 20171395 A JP20171395 A JP 20171395A JP 3443782 B2 JP3443782 B2 JP 3443782B2
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- Japan
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- contraction
- coiler
- spool
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C47/00—Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
- B21C47/28—Drums or other coil-holders
- B21C47/30—Drums or other coil-holders expansible or contractible
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、箔製造用箔地コイルを
巻き戻す場合などに芯金として使用する拡縮スプールに
関する。
巻き戻す場合などに芯金として使用する拡縮スプールに
関する。
【０００２】
【従来の技術】箔の圧延に供給される箔地コイルには、
芯なしコイル、鋼製ソリッドスプール付きコイル及び紙
製スプール付きコイルがある。従来、これらのコイルを
ハンドリングする方法には、芯なしコイルに拡縮式リー
ルを用いて巻き戻す方法、鋼製ソリッドスプール付きコ
イルをコーン式リールを用いて巻き戻す方法、及び紙製
スプール付きコイルを拡縮式リールを用いて巻き戻す方
法があった。
芯なしコイル、鋼製ソリッドスプール付きコイル及び紙
製スプール付きコイルがある。従来、これらのコイルを
ハンドリングする方法には、芯なしコイルに拡縮式リー
ルを用いて巻き戻す方法、鋼製ソリッドスプール付きコ
イルをコーン式リールを用いて巻き戻す方法、及び紙製
スプール付きコイルを拡縮式リールを用いて巻き戻す方
法があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、芯なしコイル
を拡縮式リールで巻き戻す方法は、拡縮式リールがコー
ン式リールに比較して高価なためにあまり使用されてい
なかった。また、鋼製ソリッドスプール付きコイルをコ
ーン式リールで巻き戻す方法は、コーン式リールが比較
的安価であるため多く使用されていたが、鋼製ソリッド
スプールは紙製スプールに比較してかなり高価であり、
また使用後鋼製ソリッドスプールを箔地コイルメーカー
に戻すにしても費用がかかり、経済的でなかった。さら
に、紙製スプール内に拡縮式リールを入れて巻き戻す方
法は、紙製スプール自体は安価で経済的であるが、高価
な拡縮式リールを使用しなければならないという欠点が
あった。本発明は、紙製スプールの箔地コイルを安価な
コーン式リールで巻き戻すことなどができるようにする
ための拡縮スプールを提供することを目的とするもので
ある。
を拡縮式リールで巻き戻す方法は、拡縮式リールがコー
ン式リールに比較して高価なためにあまり使用されてい
なかった。また、鋼製ソリッドスプール付きコイルをコ
ーン式リールで巻き戻す方法は、コーン式リールが比較
的安価であるため多く使用されていたが、鋼製ソリッド
スプールは紙製スプールに比較してかなり高価であり、
また使用後鋼製ソリッドスプールを箔地コイルメーカー
に戻すにしても費用がかかり、経済的でなかった。さら
に、紙製スプール内に拡縮式リールを入れて巻き戻す方
法は、紙製スプール自体は安価で経済的であるが、高価
な拡縮式リールを使用しなければならないという欠点が
あった。本発明は、紙製スプールの箔地コイルを安価な
コーン式リールで巻き戻すことなどができるようにする
ための拡縮スプールを提供することを目的とするもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の拡縮スプールは、箔地コイル（本発明の拡
縮スプールを挿入するもの）の内径と略同じ外径の中空
円筒体を分割した形状の複数個のセクグメントと、該セ
クグメントの内側にリンクを介して連結された中空の拡
縮用スプレッダーと、該拡縮用スプレッダーの内径部に
挿入された中空のアーバーと、該アーバーの両端部に固
着された２個のコイラー用アダプターと、前記アーバー
の一方の端部の内径部に挿入された軸受と、該軸受で支
持されたナットと、該ナットと螺合し、該拡縮用スプレ
ッダーにキーを介して固着されたねじ棒とからなり、２
個のコイラー用アダプターには端部にコイラー装着用テ
ーパー状の窪みを有し、一方のコイラー用アダプター及
び前記アーバーの他方の端部に該アーバーを吊り上げる
ための吊り具（本発明の拡縮スプールを運搬するための
器具）用の吊り具挿入用孔を設け、前記ナットの一方の
端部にナットを回転するための工具を入れる角穴を設け
たことである。
に、本発明の拡縮スプールは、箔地コイル（本発明の拡
縮スプールを挿入するもの）の内径と略同じ外径の中空
円筒体を分割した形状の複数個のセクグメントと、該セ
クグメントの内側にリンクを介して連結された中空の拡
縮用スプレッダーと、該拡縮用スプレッダーの内径部に
挿入された中空のアーバーと、該アーバーの両端部に固
着された２個のコイラー用アダプターと、前記アーバー
の一方の端部の内径部に挿入された軸受と、該軸受で支
持されたナットと、該ナットと螺合し、該拡縮用スプレ
ッダーにキーを介して固着されたねじ棒とからなり、２
個のコイラー用アダプターには端部にコイラー装着用テ
ーパー状の窪みを有し、一方のコイラー用アダプター及
び前記アーバーの他方の端部に該アーバーを吊り上げる
ための吊り具（本発明の拡縮スプールを運搬するための
器具）用の吊り具挿入用孔を設け、前記ナットの一方の
端部にナットを回転するための工具を入れる角穴を設け
たことである。
【０００５】また、本発明の拡縮スプールは、セクグメ
ントの両端部にローラを取り付け、２個のコイラー用ア
ダプターの端部に該ローラが転動するローラ転動面を設
けたことである。さらに、本発明の拡縮スプールは、2
個のコイラー用アタプターのテーパー状窪みの側端部に
半径方向にコイラー装着用溝を設けたことである。
ントの両端部にローラを取り付け、２個のコイラー用ア
ダプターの端部に該ローラが転動するローラ転動面を設
けたことである。さらに、本発明の拡縮スプールは、2
個のコイラー用アタプターのテーパー状窪みの側端部に
半径方向にコイラー装着用溝を設けたことである。
【０００６】本発明の拡縮スプールについて更に説明す
ると、セクグメントは、２個以上であればよいが、多数
になると構造が複雑になり、また拡縮用スプレッダーに
リンクで固定する箇所が多くなり、製造が困難になるの
で、４個程度が好ましい。また、拡縮用スプレッダー
は、中空の断面が４角形の角柱状のものでも、円形の円
筒状のものでも、また他の形状でのものでよいが、リン
クを固定する突起を設ける必要があるので、中空の断面
が４角形の角柱状のものが好ましい。また、ナット
（４）に設けた角穴（17）の断面形状は、回転用の工具
を入れて回すことができる形状であれば、３角形以上で
あれば如何なる形状でもよいが、４角形が穴を明けるに
も、また回転するための工具を製造するにも好ましい。
ると、セクグメントは、２個以上であればよいが、多数
になると構造が複雑になり、また拡縮用スプレッダーに
リンクで固定する箇所が多くなり、製造が困難になるの
で、４個程度が好ましい。また、拡縮用スプレッダー
は、中空の断面が４角形の角柱状のものでも、円形の円
筒状のものでも、また他の形状でのものでよいが、リン
クを固定する突起を設ける必要があるので、中空の断面
が４角形の角柱状のものが好ましい。また、ナット
（４）に設けた角穴（17）の断面形状は、回転用の工具
を入れて回すことができる形状であれば、３角形以上で
あれば如何なる形状でもよいが、４角形が穴を明けるに
も、また回転するための工具を製造するにも好ましい。
【０００７】
【作用】本発明の拡縮スプールは、ナット（４）の角穴
（17）に回転用の工具を入れて回すと、ナット（４）が
回転し、このナット（４）の雌ねじ（18) に螺合する雄
ねじ(19)を設けたねじ棒（５）が左側（図１において、
以下同じ。）に移動し、該ねじ棒（５）と拡縮用スプレ
ッダー（２）に固定されたキー（６）が左側に移動し、
この移動により拡縮用スプレッダー（２）も左側に移動
してリンク（７）で連結したセクグメント（１）を押上
げて外径を拡大する。外径を拡大する場合と反対にナッ
ト（４）を回転すると、該キー（６）及び該拡縮用スプ
レッダー（２）が右側に移動し、リンク（７）で連結し
たセクグメント（１）が内側に引張られて外径を縮小す
る。
（17）に回転用の工具を入れて回すと、ナット（４）が
回転し、このナット（４）の雌ねじ（18) に螺合する雄
ねじ(19)を設けたねじ棒（５）が左側（図１において、
以下同じ。）に移動し、該ねじ棒（５）と拡縮用スプレ
ッダー（２）に固定されたキー（６）が左側に移動し、
この移動により拡縮用スプレッダー（２）も左側に移動
してリンク（７）で連結したセクグメント（１）を押上
げて外径を拡大する。外径を拡大する場合と反対にナッ
ト（４）を回転すると、該キー（６）及び該拡縮用スプ
レッダー（２）が右側に移動し、リンク（７）で連結し
たセクグメント（１）が内側に引張られて外径を縮小す
る。
【０００８】また、アーバー（３）の両端にコイラー用
アダプター（8a、8b）が固定されているので、このテー
パー状の窪み（14a 、14b)にコーン式リールのコーン部
分（29) を入れて支持することができる。またコイラー
用アタプター（8a、8b）のテーパー状窪み（14a 、14b)
の側端部に半径方向にコイラー装着用溝（25) を設けて
いるので、前記コーン部分（29) に突起を設け、この突
起を該コイラー装着用溝（25) に入るようにして装着す
ると、巻き戻し張力が大きく、テーパー部分のみではス
リップする場合においても確実に回転させることができ
る。さらに、本発明の拡縮スプールは、セクグメント
（１）にローラ（23）を取り付けると共に、２個のコイ
ラー用アダプター（8a、8b）に該ローラ（23）が転動す
るローラ転動面（24）を設けたので、セクグメント
（１）が上下方向にのみ移動する。
アダプター（8a、8b）が固定されているので、このテー
パー状の窪み（14a 、14b)にコーン式リールのコーン部
分（29) を入れて支持することができる。またコイラー
用アタプター（8a、8b）のテーパー状窪み（14a 、14b)
の側端部に半径方向にコイラー装着用溝（25) を設けて
いるので、前記コーン部分（29) に突起を設け、この突
起を該コイラー装着用溝（25) に入るようにして装着す
ると、巻き戻し張力が大きく、テーパー部分のみではス
リップする場合においても確実に回転させることができ
る。さらに、本発明の拡縮スプールは、セクグメント
（１）にローラ（23）を取り付けると共に、２個のコイ
ラー用アダプター（8a、8b）に該ローラ（23）が転動す
るローラ転動面（24）を設けたので、セクグメント
（１）が上下方向にのみ移動する。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の拡縮ス
プールの一実施例の断面図で、上部が拡張した状態を示
し、下部が縮小した状態を示す断面図、図２は図１のナ
ット付近の拡大断面図、図３は図１に示したものを一部
破断した左側面図、図４はＡ−Ａ断面図、図５は拡縮ス
プールの使用状態を説明する斜視図である。
を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の拡縮ス
プールの一実施例の断面図で、上部が拡張した状態を示
し、下部が縮小した状態を示す断面図、図２は図１のナ
ット付近の拡大断面図、図３は図１に示したものを一部
破断した左側面図、図４はＡ−Ａ断面図、図５は拡縮ス
プールの使用状態を説明する斜視図である。
【００１０】本発明の拡縮スプールは、図１〜図４に示
したように４個のセクグメント（１）と、拡縮用スプレ
ッダー（２）と、アーバー（３）と、ナット（４）と、
ねじ棒（５）と、キー（６）と、リンク（７) と、２個
のコイラー用アダプター（8a、8b）と、軸受（９、10、
11、12）と、軸受押さえ（13）などとからなっている。
各セグメント（１）は、本発明の拡縮スプールを挿入す
る箔地コイル（27) の内径に略同じ外径で、箔地コイル
の幅より少し長い中空円筒体を４個に分割した形状をし
ており、内側にリンク（７）を連結するための突部（2
1）がそれぞれに６箇所ずつ設けられ、また上下方向に
のみ移動するように２個のコイラー用アダプター（8a、
8b) に設けたローラ転動面（24）の上を転動するローラ
（23）が２個ずつ取り付けられている。
したように４個のセクグメント（１）と、拡縮用スプレ
ッダー（２）と、アーバー（３）と、ナット（４）と、
ねじ棒（５）と、キー（６）と、リンク（７) と、２個
のコイラー用アダプター（8a、8b）と、軸受（９、10、
11、12）と、軸受押さえ（13）などとからなっている。
各セグメント（１）は、本発明の拡縮スプールを挿入す
る箔地コイル（27) の内径に略同じ外径で、箔地コイル
の幅より少し長い中空円筒体を４個に分割した形状をし
ており、内側にリンク（７）を連結するための突部（2
1）がそれぞれに６箇所ずつ設けられ、また上下方向に
のみ移動するように２個のコイラー用アダプター（8a、
8b) に設けたローラ転動面（24）の上を転動するローラ
（23）が２個ずつ取り付けられている。
【００１１】これら４個のセグメント（１）の内側に
は、断面が四角形で中にアーバー（３）が入る円筒状の
穴が設けられ、外側には各面のそれぞれの中央部に列状
に６個のリンク（７）を連結するための突部（22）が設
けられると共に、下記キー（６）を固定する２個の穴
（20a 、20b)が設けられた拡縮用スプレッダー（２）が
入れられており、各突部（22) がリンク（７）でセグメ
ント（１）の突部（21）に連結され、２個の穴（20a 、
20b)のところでキー（６）の端部に固定されている。
は、断面が四角形で中にアーバー（３）が入る円筒状の
穴が設けられ、外側には各面のそれぞれの中央部に列状
に６個のリンク（７）を連結するための突部（22）が設
けられると共に、下記キー（６）を固定する２個の穴
（20a 、20b)が設けられた拡縮用スプレッダー（２）が
入れられており、各突部（22) がリンク（７）でセグメ
ント（１）の突部（21）に連結され、２個の穴（20a 、
20b)のところでキー（６）の端部に固定されている。
【００１２】拡縮用スプレッダー（２）の円筒状の穴の
中に入っているアーバー（３）は、一方の端部の内径部
には軸受（９、10、11、12）用の穴が設けられ、この穴
に続いて下記ねじ棒（５）が入る穴が設けられ、他端か
ら吊り上げるための吊り具（本発明の拡縮スプールを運
搬するための器具）の一部を挿入するようにした吊り具
用穴（15) が設けられていると共に、該ねじ棒（５）が
入る穴から外周方向に下記板状のキー（６）が通るため
の２個の穴（16a 、16b)が設けられている。該アーバー
（３）には、一方の端に鉢状のコイラー用アダプター
（8a）が溶接で固定されており、他方の端にもう１個の
鉢状のコイラー用アダプター（8b) がナット（30) で固
着されている。
中に入っているアーバー（３）は、一方の端部の内径部
には軸受（９、10、11、12）用の穴が設けられ、この穴
に続いて下記ねじ棒（５）が入る穴が設けられ、他端か
ら吊り上げるための吊り具（本発明の拡縮スプールを運
搬するための器具）の一部を挿入するようにした吊り具
用穴（15) が設けられていると共に、該ねじ棒（５）が
入る穴から外周方向に下記板状のキー（６）が通るため
の２個の穴（16a 、16b)が設けられている。該アーバー
（３）には、一方の端に鉢状のコイラー用アダプター
（8a）が溶接で固定されており、他方の端にもう１個の
鉢状のコイラー用アダプター（8b) がナット（30) で固
着されている。
【００１３】このコイラー用アダプター（8a、8b) には
それぞれにコーン式リールのコーン部分（29）が入るテ
ーパー状の窪み（14a 、14b)が設けられ、テーパー状窪
み（14a 、14b)の側端部に半径方向にコイラー装着用溝
（25) を設けられているとともに、それぞれ４個のロー
ラ転動面（24）が設けられ、また一方のコイラー用アダ
プター（8a）には底に下記軸受押さえ（13) 用の穴が設
けられ、他方のコイラー用アダプター（8b）には底に吊
り具用穴（15) が設けられている。
それぞれにコーン式リールのコーン部分（29）が入るテ
ーパー状の窪み（14a 、14b)が設けられ、テーパー状窪
み（14a 、14b)の側端部に半径方向にコイラー装着用溝
（25) を設けられているとともに、それぞれ４個のロー
ラ転動面（24）が設けられ、また一方のコイラー用アダ
プター（8a）には底に下記軸受押さえ（13) 用の穴が設
けられ、他方のコイラー用アダプター（8b）には底に吊
り具用穴（15) が設けられている。
【００１４】該アーバー（３）の軸受用の穴の中にはス
ラスト軸受（10、12) とニードル軸受（９、11）がボル
ト（26）で固定された軸受押さえ（13) で固定されてい
る。これらの軸受（10、11、12、13) の中にはナット
（４）が回転できるように固定されている。このナット
（４）には、入口側に回転用の工具が入る四角形の角穴
（17）が設けられ、これに続いてねじ棒（５）の雄ねじ
(19)と螺合する雌ねじ（18) が設けられている。
ラスト軸受（10、12) とニードル軸受（９、11）がボル
ト（26）で固定された軸受押さえ（13) で固定されてい
る。これらの軸受（10、11、12、13) の中にはナット
（４）が回転できるように固定されている。このナット
（４）には、入口側に回転用の工具が入る四角形の角穴
（17）が設けられ、これに続いてねじ棒（５）の雄ねじ
(19)と螺合する雌ねじ（18) が設けられている。
【００１５】このナット（４）及びアーバー（３）の中
には、ナット（４）の雌ねじ（18)に螺合する雄ねじ（1
9) を設けたねじ棒（５）が入れられている。このねじ
棒（５）のアーバー（３）の該キー用の穴（16a 、16
b)）と同じ位置にねじ棒（５）を突き抜けるように板状
のキー（６）が固定され、このキー（６）の両端部は前
記拡縮用スプレッダー（２）に穴（20a 、20b)のところ
で固定されている。
には、ナット（４）の雌ねじ（18)に螺合する雄ねじ（1
9) を設けたねじ棒（５）が入れられている。このねじ
棒（５）のアーバー（３）の該キー用の穴（16a 、16
b)）と同じ位置にねじ棒（５）を突き抜けるように板状
のキー（６）が固定され、このキー（６）の両端部は前
記拡縮用スプレッダー（２）に穴（20a 、20b)のところ
で固定されている。
【００１６】次に、本発明の上記拡縮スプールの使用方
法を図１、図３及び図５を参照して説明する。本発明の
拡縮スプールを縮小した状態でクレーン、スプール挿入
装置などで持ち上げ、紙製スプール（28) を使用した箔
地コイル（27）の紙製スプール（28)の中に入れ、ナッ
ト（４）の四角形の角穴（17）に回転用の工具を入れて
回すと、ナット（４）の雌ねじ（18) に螺合する雄ねじ
(19)を設けたねじ棒（５）が左側（図１において、以下
同じ。）に移動し、ねじ棒（５）と拡縮用スプレッダー
（２）に固定されたキー（６）が左側に移動して拡縮用
スプレッダー（２）を左側に移動しリンク（７) で連結
したセクグメント（１）を押上げて外径を拡大し、紙製
スプール(28)に固定される。
法を図１、図３及び図５を参照して説明する。本発明の
拡縮スプールを縮小した状態でクレーン、スプール挿入
装置などで持ち上げ、紙製スプール（28) を使用した箔
地コイル（27）の紙製スプール（28)の中に入れ、ナッ
ト（４）の四角形の角穴（17）に回転用の工具を入れて
回すと、ナット（４）の雌ねじ（18) に螺合する雄ねじ
(19)を設けたねじ棒（５）が左側（図１において、以下
同じ。）に移動し、ねじ棒（５）と拡縮用スプレッダー
（２）に固定されたキー（６）が左側に移動して拡縮用
スプレッダー（２）を左側に移動しリンク（７) で連結
したセクグメント（１）を押上げて外径を拡大し、紙製
スプール(28)に固定される。
【００１７】紙製スプールに固定した後、図５に示すよ
うにコイラー用アダプター（8a、8b) のテーパー状の窪
み（14a 、15b)の中にコーン式リールのコーン部分（2
9）を入れて固定し、巻戻しをする。巻戻しが終了する
と、箔用拡縮スプールをコーン式リールのコーン部分
（29）から取り外し、アダプター（４）の四角形の穴
（17）に回転用の工具を入れて反対に回すと、該キー
（６）及び拡縮用スプレッダー（２）が右側に移動し、
該リンク（７）で連結したセクグメント（１）を内側に
引張って外径を縮小し、紙製スプールを取り外し、次の
装着に備えるようにして使用する。
うにコイラー用アダプター（8a、8b) のテーパー状の窪
み（14a 、15b)の中にコーン式リールのコーン部分（2
9）を入れて固定し、巻戻しをする。巻戻しが終了する
と、箔用拡縮スプールをコーン式リールのコーン部分
（29）から取り外し、アダプター（４）の四角形の穴
（17）に回転用の工具を入れて反対に回すと、該キー
（６）及び拡縮用スプレッダー（２）が右側に移動し、
該リンク（７）で連結したセクグメント（１）を内側に
引張って外径を縮小し、紙製スプールを取り外し、次の
装着に備えるようにして使用する。
【００１８】上記実施例の拡縮スプールのセクグメント
（１）は４個であるが、２又は３個にすることもできる
し、４個以上にすることもできる。また、上記実施例の
拡縮スプールの拡縮用スプレッダー（２）は断面の外形
が４角形であるが、円形などの他の形状のものにしても
よい。また、上記実施例のアーバー（３）とコイラー用
アダプター（8a）は、別々に製造した後溶接により固着
しているが、アーバー（３）とコイラー用アダプター
（8a）を最初から一体に製造したものでもよい。また別
々に製造したものを溶接以外のボルトなどで固着したも
のでもよい。
（１）は４個であるが、２又は３個にすることもできる
し、４個以上にすることもできる。また、上記実施例の
拡縮スプールの拡縮用スプレッダー（２）は断面の外形
が４角形であるが、円形などの他の形状のものにしても
よい。また、上記実施例のアーバー（３）とコイラー用
アダプター（8a）は、別々に製造した後溶接により固着
しているが、アーバー（３）とコイラー用アダプター
（8a）を最初から一体に製造したものでもよい。また別
々に製造したものを溶接以外のボルトなどで固着したも
のでもよい。
【００１９】また、拡縮スプールの軸受（10、11、12、
13) は、ラジアル荷重、スラスト荷重を支持可能なボー
ル又はローラ軸受でもよい。また、上記説明では、本発
明の拡縮スプールを紙製スプール(28)から巻き戻す場合
に使用することについて述べたが、本発明の拡縮スプー
ルは紙製スプール(28)に箔地を巻き取る場合、芯なしコ
イルを巻き取る場合、芯なしコイルを巻き戻す場合にも
使用することができる。さらに、本発明は上記以外の点
において上記ものに限定されることなく、本発明の要旨
を逸脱しない限り種々の変更を加え得ることはもちろん
である。
13) は、ラジアル荷重、スラスト荷重を支持可能なボー
ル又はローラ軸受でもよい。また、上記説明では、本発
明の拡縮スプールを紙製スプール(28)から巻き戻す場合
に使用することについて述べたが、本発明の拡縮スプー
ルは紙製スプール(28)に箔地を巻き取る場合、芯なしコ
イルを巻き取る場合、芯なしコイルを巻き戻す場合にも
使用することができる。さらに、本発明は上記以外の点
において上記ものに限定されることなく、本発明の要旨
を逸脱しない限り種々の変更を加え得ることはもちろん
である。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、拡縮スプールを上記構成にし
たことにより、安価な紙製スプール付き箔地コイルなど
に使用することができ、これを安価なコーン式リールな
どに使用することができるようになる。
たことにより、安価な紙製スプール付き箔地コイルなど
に使用することができ、これを安価なコーン式リールな
どに使用することができるようになる。
【図１】本発明の一実施例の拡縮スプールの一実施例の
断面図で、上部が拡張した状態を示し、下部が縮小した
状態を示す断面図である。
断面図で、上部が拡張した状態を示し、下部が縮小した
状態を示す断面図である。
【図２】図１のナット付近の拡大断面図である。
【図３】図１に示したものを一部破断した左側面図であ
る。
る。
【図４】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図５】本発明の一実施例の拡縮スプールの使用状態を
説明する斜視図である。
説明する斜視図である。
【符号の説明】
１ セクグメント
２ 拡縮用スプレッダー
３ アーバー
４ ナット
５ ねじ棒
６ キー
７ リンク
8a、8b コイラー用アダプター
９、10、11、12 軸受
13 軸受押さえ
14a 、14b テーパー状の窪み
15 挿入具用穴
16a 、16b キー用の穴
17 角穴
18 アダプターの雌ねじ
19 ねじ棒の雄ねじ
20a 、20b 拡縮用スプレッダー（２）の穴
21 セクグメントの突部
22 拡縮用スプレッダーの突部
23 ローラ
24 ローラ転動面
25 コイラー装着用溝
26、30 ボルト
27 箔地コイル
28 紙製スプール
29 コーン式リールのコーン部分
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−253616（ＪＰ，Ａ)
実開 昭48−8778（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B21C 45/00 - 49/00
B21B 1/00 - 11/00
B65H 16/00 - 16/10
B65H 18/00 - 18/28
Claims (3)
- 【請求項１】 箔地コイル（27) の内径と略同じ外径の
中空円筒体を分割した形状の複数個のセクグメント
（１）と、該セクグメント（１）の内側にリンク（７)
を介して連結された中空の拡縮用スプレッダー（２）
と、該拡縮用スプレッダー（２）の内径部に挿入された
中空のアーバー（３）と、該アーバー（３）の両端部に
固着された２個のコイラー用アダプター（8a、8b）と、
前記アーバー（３）の一方の端部の内径部に挿入された
軸受（９、10、11、12）と、該軸受（９、10、11、12）
で支持されたナット（４）と、該ナット（４）と螺合
し、前記拡縮用スプレッダー（2 ）にキー（６）を介し
て固着されたねじ棒（５）とからなり、２個のコイラー
用アダプター（8a、8b）には端部にコイラー装着用テー
パー状の窪み（14a 、14b)を有し、一方のコイラー用ア
ダプター（8b）及び前記アーバー（３）の他方の端部に
吊り具挿入用孔（15) を設け、前記ナット（４）の一方
の端部に角穴（17) を設けたことを特徴とする箔地コイ
ルに使用する拡縮スプール。 - 【請求項２】 セクグメント（１）の両端部にローラ
（23）を取り付け、２個のコイラー用アダプター（8a、
8b）の端部に該ローラ（23）が転動するローラ転動面
（24）設けたことを特徴とする請求項１記載の拡縮スプ
ール。 - 【請求項３】 ２個のコイラー用アタプター（8a、8b）
のテーパー状窪み（14a 、14b)の側端部に半径方向にコ
イラー装着用溝（25) を設けたことを特徴とする請求項
１記載の拡縮スプール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20171395A JP3443782B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 拡縮スプール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20171395A JP3443782B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 拡縮スプール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929334A JPH0929334A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3443782B2 true JP3443782B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=16445703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20171395A Expired - Fee Related JP3443782B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 拡縮スプール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3443782B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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|---|---|---|---|---|
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| KR101372592B1 (ko) * | 2012-08-06 | 2014-03-11 | 주식회사 비엔에프텍 | 좌굴 방지 장치 및 그의 인입 및 인출 장치 |
| CN105344747A (zh) * | 2015-12-03 | 2016-02-24 | 四川省星光钢结构有限公司 | 钢带卷绕制或释放的装置 |
| CN107470388A (zh) * | 2016-06-07 | 2017-12-15 | 合肥神马科技集团有限公司 | 一种放线装置的涨紧机构 |
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| CN111099070A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-05-05 | 山东宏旺实业有限公司 | 包装纸放卷装置 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20171395A patent/JP3443782B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0929334A (ja) | 1997-02-04 |
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