JP3442688B2 - 燃料電池 - Google Patents
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Description
型化に適した燃料電池に関する。
率がいいことから最近注目されている。燃料電池は、燃
料としてガスを使用するリン酸型燃料電池、溶融炭酸塩
型燃料電池、固体電解質型燃料電池、アルカリ性電解液
型燃料電池等と、燃料として液体を使用するメタノール
燃料電池、ヒドラジン燃料電池等とに大別される。これ
らの燃料電池は、主に電力用発電機や大型機器を動かす
ための動力源を対象にしているため、ガスや液体の燃
料、あるいは酸化剤ガスを電池内に導入するためのコン
プレッサやポンプ等が必要であり、システムとして複雑
であるばかりでなく、これらの導入のために電力を消費
する。
ーディオ機器、無線機器等の各種機器は、半導体技術の
発達と共に小型化され、さらにポータブル性が要求され
ている。このような要求を満足するための電源として
は、手軽な一次電池や二次電池等が使用されている。し
かし、一次電池や二次電池は、機能上使用時間に制限が
あり、このような電池を用いたOA機器等では当然使用時
間が限定される。一次電池を使用した場合、電池の放電
が終った後に、電池を交換してOA機器等を動かすこと
はできるものの、その重量に対して使用時間が短く、ポ
ータブルな機器には不向きである。また、二次電池では
放電が終ると充電できる半面、充電のために電源が必要
で使用場所が制限されるのみならず、充電に時間がかか
るという欠点がある。このように、各種小型機器を長時
間作動させるには、従来の一次電池や二次電池の延長で
は対応が難しく、より長時間の作動に向いた電池が要求
されている。
述したような燃料電池がある。燃料電池は、燃料と酸化
剤を供給するだけで発電することができるという利点を
有するだけでなく、燃料のみを交換すれば連続して発電
できるという利点を有しているため、小型化ができれば
消費電力が小さいOA機器等の小型機器の作動に極めて
有利なシステムといえる。
るため、酸化剤の観点からは使用場所や使用時間等に制
限を受けることはないが、燃料としてガスを使用する場
合は、OA機器等の消費電力が小さいとはいえ、ガスの
密度を考えると発電に要するガスの体積は大きく、電池
の小型化には不向きである。これに対して、液体燃料は
ガスに比べると密度が高く、小型機器用燃料電池の燃料
としては圧倒的に有利である。従って、液体燃料を用い
た燃料電池が小型化できれば、従来にない長時間作動が
可能な小型装置用の電源が実現できる。このような小型
装置用電源を実現する上での障害は、前述したように、
従来の液体燃料を用いたシステムでは、液体燃料を電池
本体に送り込むためにポンプやブロワ等が必要であるた
め、システムとしては複雑で、このままの構造では小型
化することが困難なことにある。
ール燃料電池を例として説明する。メタノール燃料電池
は電池本体への燃料供給方法によって、液体燃料をその
まま電池本体に供給する液体供給型と、気化させたメタ
ノールを電池本体に供給する気化供給型とに大別され
る。
タノールタンクと電池本体の間でポンプで圧送して循環
させる。このため、電池本体の他に必ずポンプが必要と
なり、装置の小型化に適さない。また、電極反応が液体
燃料との間で行われるため、メタノールを気化して電極
反応を行った場合に比べ低活性化し性能が低くなるとい
う問題が生じる。さらに、パーフルオロスルホン酸(商
品名:Nafion Du Pont社製)などのプロトン導電性固体
高分子膜などを電解質として用いた場合、メタノール等
の液体有機燃料が酸化剤極側に透過してしまうクロスオ
ーバーの問題も生じる。
からポンプで送られてきた液体燃料を一度気化し、気化
された燃料をブロワで電池本体に供給する方法が知られ
ている。しかしながら、この方法においても気化器など
の補器を別途設ける必要があり、装置の大型化を招くと
いう問題が生じる。
したスタックの形で実用されるが、ポンプやブロワで燃
料を圧送すると積層方向で燃料の配流に不均一が生じ、
スタックを構成する単電池の性能がばらつく問題があ
る。
燃料電池における上記課題を解決し、小型機器の電源と
して有用な小型燃料電池を提供するために行われたもの
で、液体燃料の供給システムを簡易化すると共に、簡素
な構造で気化された燃料を燃料極に供給することによっ
て、高性能を維持した上で小型化することを可能にした
燃料電池を提供することにある。
質板を挟んで燃料極及び酸化剤極が設けられ、起電を行
う起電部を有する単電池を具備し、燃料として液体燃料
を用いる燃料電池において、供給された液体燃料を浸透
させ、浸透した液体燃料を気化させた後この気化させた
燃料を、その表面に形成された穴を介して前記燃料極に
供給する燃料浸透部材とを備えて成ることを特徴とする
燃料電池である。
電池反応を気化した燃料との反応とすることができ、高
活性の反応を可能とし、かつ、パーフルオロスルホン酸
(商品名:Nafion Du Pont社製)などのプロトン導電性
固体高分子膜等を電解質として用い、かつ燃料としてメ
タノール等の液体有機燃料を用いた場合に問題となるメ
タノールクロスオーバーも抑制できる。
て液体燃料を気化させるため、気化器などの補器を必ず
しも必要とせず、装置の小型化が可能となる。
極及び酸化剤極が設けられ、起電を行う起電部を有する
単電池を具備し、燃料として液体燃料を用いる燃料電池
において、供給された液体燃料を浸透させ、気化させて
前記燃料極に供給する燃料浸透部材とを備え、前記燃料
浸透部材は、前記燃料極上に設けられ穴を有する第1の
平板と、この第1の平板に所定の隙間をおいて設けられ
た第2の平板とから成り、前記隙間に浸透した前記液体
燃料を浸透させ、浸透した液体燃料を気化させた後この
気化させた燃料を前記第1の平板に設けられた穴から前
記燃料極に供給することを特徴とする燃料電池である。
極及び酸化剤極が設けられ、起電を行う起電部を有する
単電池を具備し、燃料として液体燃料を用いる燃料電池
において、前記燃料極の、前記電解質板の設けられた側
と反対の側に設けられ、供給された前記液体燃料を浸透
させると共にこの浸透した液体燃料が前記燃料極に浸透
することを防止する処置を前記燃料極との界面に施した
燃料浸透部材とを備え、この燃料浸透部材は、前記液体
燃料を気化させこの気化させた燃料を前記燃料極に供給
する穴を有することを特徴とする燃料電池である。
説明する。
す断面図である。
ード)2と酸化剤極(カソード)3とにより挟持され対
向配置されている。これら電解質板1、燃料極2および
酸化剤極3によって起電部4が構成されている。ここ
で、燃料極2および酸化剤極3は、燃料や酸化剤ガスを
流通させると共に電子を通すように、導電性の多孔質体
で形成されている。
料を保持する機能をもつ燃料保持部と、燃料保持部に保
持される液体燃料が気化した気体燃料を燃料極2に導く
ための燃料気化部7が具備され、電池反応によって生じ
る反応熱が伝わる位置に液体燃料保持部を配置してい
る。このとき反応熱により40℃程度以上に加熱される
位置に燃料保持部を近接させることが望ましい。
る燃料浸透部材6を、起電部4上に層状に設けられた燃
料気化部7を介して積層することで、燃料保持部と燃料
極とが近接した単電池とすることを可能としている。ま
た、この単電池をセパレ一タ5を介して複数積層するこ
とにより、電池本体となるスタック9を構成している。
セパレータ5の酸化剤極3と接する面には、酸化剤ガス
を流すための酸化剤ガス供給溝8を連続溝として設けて
いる。
供給する手段として、スタック9の少なくとも1つの側
面に液体燃料タンクと接続された燃料導入路10を形成
している。なお、燃料導入路10は、必ずしも必要なも
のではなく、液体燃料タンク内の燃料が後述する燃料浸
透部に供給され得る機構になっていればよい。上記液体
燃料導入路10内に導入された液体燃料は、スタック9
の側面から燃料浸透部材に供給され、さらに燃料気化部
7で気化されて燃料極2に供給される。この際、燃料保
持部を毛管現象を示す部材で構成することにより、補器
を用いずに毛管力で液体燃料を浸透させ燃料浸透部材6
に供給することができる。そのためには、液体燃料導入
路10内に導入された液体燃料が、燃料浸透部材端面に
直接接触するような構成とされる。
ック9を構成する場合は、上記セパレータ5、燃料浸透
部材6あるいは燃料気化部7に導電性材料を用いること
で、発生した電子を伝導する集電板として機能させるこ
とも可能である。
3と電解質板1との間に、層状、島状、あるいは粒状等
の触媒層を形成することもあるが、このような触媒層の
有無に制約を受けるものではない。また、燃料極2や酸
化剤極3自体を触媒電極としてもよい。前記触媒電極
は、触媒層単独でもよいが、導電性のペーパーやクロス
等の支持体の上に触媒層を形成したような多層構造を持
つものでもよい。
レータ5は、酸化剤ガスを流すチャンネルとしての機能
を併せ持たせることができる。このように、セパレータ
とチャンネルの両方の機能を有する部品5(以下、チャ
ンネル兼用セパレータと記す)を用いることにより、よ
り部品点数を削減することができ、小型化をより一層図
ることが可能となる。なお、上記セパレータ5に代えて
通常のチャンネルを用いることも可能である。
液体燃料を供給する方法としては、燃料貯蔵タンクの液
体燃料を自然落下させて、液体燃料導入路10に導入す
る方法がある。この方法は、スタック9の上面より高い
位置に燃料貯蔵タンクを設けなければならないという構
造上の制約を除けば、液体燃料導入路10に確実に液体
燃料を導入することができる。他の方法としては、液体
燃料導入路10の毛管力で、燃料貯蔵タンクから液体燃
料を引き込む方法が挙げられる。この方法によれば、燃
料貯蔵タンクと液体燃料導入路10との接続点、つまり
液体燃料導入路10に設けられた燃料入口の位置を、ス
タック9の上面より高くする必要がなくなり、例えば上
記自然落下法と組み合せると、燃料タンクの設置場所を
自在に設定することができるという利点がある。
された液体燃料を、引き続き円滑に毛管力で燃料浸透部
材6に供給するためには、液体燃料導入路10の毛管力
より燃料浸透部材6への毛管力のほうが大きくなるよう
に設定することが重要である。なお、液体燃料導入路1
0の数は、スタック9の側面に沿って1つに限定される
ものではなく、他方のスタック側面にも液体燃料導入路
10を形成することも可能である。
電池本体から着脱可能とすることかできる。これによ
り、燃料貯蔵タンクを交換することで、電池の作動を継
続して長時間行うことが可能となる。また、燃料貯蔵タ
ンクから液体燃料導入路10への液体燃料の供給は、上
述したような自然落下や、タンク内の内圧等で液体燃料
を押し出すような構成としてもよいし、また液体燃料導
入路10の毛管力で燃料を引き出すような構成とするこ
ともできる。
入路10内に導入された液体燃料は、燃料浸透部材6に
供給されが、燃料保持部の形態としては、液体燃料浸透
部材に限らず、液体燃料をその内部に保持し、気化した
燃料のみを燃料気化部7を通して燃料極2に供給するよ
うな機能を有していれば特に限定されるものではなく、
例えば、液体燃料の通路を有し、その燃料気化部7との
界面に気液分離膜を具備したようなものでもよい。
燃料を供給する場合、燃料浸透部材6の形態は、液体燃
料を毛管力で浸透し得るものであれば特に限定されるも
のではなく、粒子やフィラーからなる多孔質体や、抄紙
法等で製造した不織布、繊維を織った織布等の他に、ガ
ラスやプラスチック等の板と板との間に形成された狭い
隙間等も用いることができる。
用いた場合について説明する。液体燃料を燃料浸透部材
6側に引き込むための毛管力としては、まず燃料浸透部
材6となる多孔質体自体の毛管力が挙げられる。このよ
うな毛管力を利用する場合、多孔質体である燃料浸透部
材6の孔を連結させた、いわゆる連続孔とし、その孔径
を制御すると共に、液体燃料導入路10側の燃料浸透部
材6側面から少なくとも他の一面まで連続した連通孔と
することにより、液体燃料を横方向でも円滑に毛管力で
供給することが可能となる。
は、液体燃料導入路10内の液体燃料を引き込み得るも
のであればよく、特に限定されるものではないが、液体
燃料導入路10の毛管力を考慮した上で、0.01〜1
50μm程度とすることが好ましい。また、多孔質体に
おける孔の連続性の指標となる孔の体積は、20〜90
%程度とすることが好ましい。孔径を0.01μmより
小さくすると、燃料浸透部材6内部の液体燃料の浸透速
度が遅くなるのでスムーズな燃料供給ができなくなり、
また150μmを超えると毛管力が低下してしまう。ま
た、孔の体積が20%未満となると連続孔の量が減り、
閉鎖された孔が増えるため、毛管力を十分に得ることが
できなくなる。逆に、孔の体積が90%を超えると、連
続孔の量は増加するものの、強度的に弱くなると共に製
造が困難となる。実用的には、孔径は0.5〜100μ
mの範囲、また孔の体積は30〜75%の範囲とするこ
とが望ましい。
めの毛管力としては、上述した燃料浸透部材6となる多
孔質体自体の毛管力に限らない。図2は参考例の燃料電
池の変形例を示すものであるが、例えば図2に示すよう
に、チャンネル兼用セパレータ5の燃料浸透部材6と接
する面に、液体燃料供給溝11を設け、この液体燃料供
給溝11の毛管力を利用して液体燃料を燃料浸透部材6
側に引き込むよう構成することも可能である。この場
合、液体燃料導入路10は、少なくとも液体燃料供給溝
11の開放端部と液体燃料が直接接するように設けるも
のとする。また、液体燃料供給溝11の毛管力と燃料浸
透部材6となる多孔質体自体の毛管力とを併用すること
も可能である。
が発揮できれば特に制約を受けるものではないが、少な
くとも溝11による毛管力を燃料浸透部材6の毛管力よ
り小さくする必要がある。もし溝11の毛管力が燃料浸
透部材6のそれより大きいと、液体燃料導入路10中の
液体燃料は、液体燃料供給溝11内には供給されるもの
の、燃料浸透部材6には供給することができなくなる。
料導入路10からその毛管力で液体燃料を引き込むもの
であるため、前述したように、燃料貯蔵タンクから液体
燃料導入路10にその毛管力で液体燃料を導入する場合
には、液体燃料導入路10の毛管力より液体燃料供給溝
11の毛管力のほうが大きくなるように設定する。この
ように、液体燃料供給溝11の形状は、燃料浸透部材6
となる多孔質体や液体燃料導入路10の形状を考慮した
上で設定するものとする。
に例えば水平方向に延びる液体燃料供給溝11を設ける
ことによって、燃料極2の端部全面から液体燃料が燃料
浸透部材6に供給されると共に、溝11を通して燃料浸
透部材6の横方向にも同時に燃料を供給できるため、液
体燃料導入路10内の液体燃料を、より一層円滑に燃料
浸透部材6に供給することが可能となる。
用セパレータ5に酸化剤ガス供給溝8と液体燃料供給溝
11の両方を形成したものについて説明したが、燃料浸
透部材6および酸化剤極3に対して個々にチャンネルを
設置してもよい。このような場合には、両チャンネル間
にガスを透過させない導電性板を設置したり、少なくと
も一方のチャンネルの面の孔を塞ぐ等によって、液体燃
料と酸化剤ガスとの分離を図るようにする。ただし、部
品点数の削減、ひいてはより一層の小形化を可能とする
ためには、チャンネルを兼用することが好ましい。
兼用セパレータ5を介して起電部4、燃料浸透部材6、
燃料気化部7を積層したスタック9を有する燃料電池に
ついて説明した。しかし、燃料電池においてセパレータ
やチャンネルは必ずしも必要なものではない。図3は、
参考例に係る燃料電池の変形例を示す概略断面図であ
る。例えば、図3に示すように、起電部4、燃料浸透部
材6、燃料気化部7を、直接複数積層してスタック12
を構成することも可能である。この際、酸化剤ガス供給
溝8は、例えば図3に示したように、酸化剤極3の燃料
浸透部材6と接する面に連続溝として形成する。
3とが直接接するような構成とする場合には、燃料浸透
部材6から酸化剤極3に液体燃料が引き込まれることを
防止することが望まれる。酸化剤極3に液体燃料が引き
込まれると、酸化剤ガスが流れにくくなり、電池反応を
阻害することになるためである。上記した酸化剤極3へ
の液体燃料の侵入を防止する方法としては、基本的には
酸化剤極3となる多孔質体の孔径を、液体燃料を毛管現
象で引き込まないような大きさに制御すればよい。ただ
し、適用する機器によっては、上記孔径を毛管現象で液
体燃料を引き込むような大きさにしなければならない場
合がある。そのような場合には、燃料浸透部材6となる
多孔質体の酸化剤極3側の面の孔を塞げばよい。
設ける場合、酸化剤極3の溝8を除く燃料浸透部材6側
の面の孔を塞いでもよいが、液体燃料が酸化剤ガス供給
溝8の側面を通して酸化剤極3に侵入するおそれがあ
り、この場合は酸化剤極3の燃料浸透部材6との接触面
および酸化剤ガス供給溝8の側面の孔を塞ぐことが好ま
しい。
料は、燃料気化部7で気化されて燃料極2に到達する。
このためには、燃料浸透部材6の毛管力より燃料気化部
7の毛管力の方が小さくなるように設定することが重要
である。もし燃料気化部7の毛管力の方が燃料浸透部材
6のそれより大きいと、燃料浸透部材6中の液体燃料は
気化せずに液体状態で燃料気化部7に浸透し、液体燃料
が燃料極2に供給されることになる。
透部材6中の液体燃料が気化した気体が拡散する空間が
あり、燃料浸透部材6中の液体燃料に燃料電池による反
応熱が伝わる位置に配置することであり、単電池を積層
してスタックを構成する場合は更に電子導電性が求めら
れる。以上の条件が満たされていればその形態は特に限
定されない。例えば、導電性が求められなければ単に燃
料保持部と燃料極との間に空間を設けるだけでもよく、
また導電性多孔体や導電性のメッシュを燃料極2と燃料
浸透部材6との間に積層したり、導電性のワイヤーや繊
維、粒子などを柱として燃料極2と燃料保持部との間に
挟持して微空間を形成したりすることも可能である。
料気化部の界面が、起電部から1cm以内、好ましくは
5mm以内の距離となるような形状に燃料気化部を設定
することで、燃料電池の反応熱を液体燃料の気化に有効
に利用することができる。さらに前述のように燃料極2
と燃料保持部との間に適当なものを挟持することで反応
熱を液体燃料に有効に伝えることが可能となる。
先にも述べたようにその細孔径等は、燃料浸透部材6中
の液体燃料を引き込まず、気化した燃料が拡散し得るも
のであればよく、特に限定されるものではないが、燃料
浸透部材6の毛管力を考慮した上で、5μm以上とするこ
とが好ましい。また、多孔質体の孔の体積は20〜90
%程度とすることが好ましい。
気化部7を独立した部材で構成しているが、液体燃料が
各単電池内部に保持され、かつ電池の内部で気化される
ものであればこの構成に限定されるものではない。例え
ば、平均孔径を厚さ方向に沿って変化させた多孔質傾斜
材を用いる方法もある。この場合、平均孔径が大きい方
の面が燃料極2に接するように配置する。即ち、孔径が
小さい側が燃料浸透部材、孔径が大きい側が燃料気化部
として機能する。この場合、気化部の液体燃料保持部と
接する面は、燃料の種類、多孔質体の細孔径の分布具合
あるいは、液体燃料の圧力の度合いによって調整するこ
とが可能である。
の側を液体燃料との濡れ性が良い材料で、他方の側を濡
れ性が悪い材料で成形し、濡れ性が良い方を燃料浸透部
材、濡れ性が悪い方を燃料気化部として機能させる方法
もある。この場合、液体燃料との濡れ性が悪い面が燃料
極2に接するように配置する。
燃料極2との間にある例を示したが、燃料気化部を燃料
浸透部材の一部に形成することもできる。以下に図面を
用いてその一例を示す。
図、図4(b)は(a)に用いる平板の平面図である。
上述の参考例と同じ番号は同じ部材を意味する。対向配
置された2枚の平板15、16の間に毛管現象が生じる
ような間隔を空けて薄い隙間17を形成し、その隙間1
7に液体燃料を保持する。即ち、2枚の平板15、16
が液体浸透部材を形成している。
る平板16には、開口が設けられている。これにより、
平滑板15、16に挟まれる部分には液体燃料が保持さ
れるが、開口部においては、燃料極と平板15との間に
挟まれる間隙17が広くなるため液体燃料は保持され
ず、空間が形成される。隙間17に保持された液体燃料
は、前記空間との界面において電池の反応熱で気化さ
れ、穴あき板16の穴を通って燃料極2に供給される。
即ち、平板15、16が対向配置される部分(穴あき板
16の穴の無い部分)が燃料浸透部材6として機能し、
燃料極2と平板15で形成される間隙部分(穴あき板1
6の穴の部分)が燃料気化部7として機能する。この様
に、燃料浸透部6と燃料気化部7とを並列配置すること
によって電池の厚みを薄くする事が可能になる。
電気的に直列接続するような平板型燃料電池に適してい
る。
一実施例を図5に示す。
単電池の酸化剤極と、第2の単電池の燃料極とを接続用
導電体18により接続している。また、それぞれの燃料
浸透部材は平板15、16を共用しているため、燃料導
入路10も共有させることが可能である。
用いて直列接続されるため、燃料浸透部材6及び燃料気
化部7を形成する平板15、16は電気導電性を持つ必
要はなく、通常のガラスやプラスチックを用いることが
できる。
る方法としては上記の方法に限られるものではなく、例
えば、図6に示すように燃料浸透部材6として多孔板を
用い、その燃料極2に接する一部に、燃料気化部7とし
ての空間を形成する方法や、その空間に燃料浸透部材6
を構成する多孔体より細孔径の大きな多孔板を埋め込む
方法もある。その際、燃料浸透部材6を構成する多孔体
と燃料極2の界面に、液体燃料が直接燃料浸透部材6か
ら燃料極2へ浸透しないような処置をする必要がある。
その方法としては、燃料浸透部材6の燃料極2との界面
の細孔を塞ぐ方法や、界面に液体燃料不透過膜を設ける
などの方法がある。
評価結果について述べる。本発明の目的は簡素化かつ小
型化された燃料電池であるので、先にも述べたようにシ
ステムが極めて複雑で小型化が困難な従来型の燃料気化
供給型燃料電池は比較対象外とし、小型化の可能性があ
る液体供給型の液体燃料電池と比較する。
ンクロス上にPt-Ru系触媒層を塗布した32mm×32
mm、厚さ0.5mmの燃料極2と、カーボンクロス上
にPtブラック触媒層を塗布した32mm×32mm、厚
さ0.5mmの酸化剤極3とで、触媒層が電解質膜と接
するようにしてパーフルオロスルホン酸膜からなる40
mm×40mm、厚さ0.2mmの電解質膜1を挟持し
た。これらを、120℃で5分間、100kg/cm2
の圧力でホットプレスして接合し、起電部4を作製し
た。
よび燃料浸透層6となる多孔質板を順次配置した。これ
を、起電部4の酸化剤極側に配置された酸化剤供給溝を
有する酸化剤極側ホルダー13と燃料極側ホルダー14
とからなるホルダー内部に組み込み、反応面積10cm
2の単電池を作製した。
均細孔径100μm、32mm×40mm、厚さ5mm
のカーボン多孔質板を用い、一部をホルダー外部に露出
させることで、電池反応によって発生するCO2を単電
池外部に放出できるようにしてある。
均細孔径20μm、32mm×40mm、厚さ5mmの
カーボン多孔質板を用い、一部をホルダー外部に突出さ
せ、突出部を液体燃料タンクに浸漬した。
化剤供給溝は、深さ1mm、幅1mmの溝を等間隔に複
数本形成してあり、酸化剤供給溝の一端から空気を導入
し、他端から反応生成物である水を排出させている。
燃料としてメタノールと水の1:1(モル比)混合液を
燃料浸透層6の側面から毛管力で導入し、酸化剤ガスと
して1atmの空気を100ml/minでガスチャン
ネル8に流して80℃で発電を行った。この電池の電流
−電圧特性を図8に示す。
要領で作製した。まず、参考例1と同様にして起電部の
接合体を作製した。この起電部を、燃料極側を液体燃料
流路板、酸化剤極側を参考例1と同じガスチャンネルで
挟んで反応面積10cm2の単電池を作製した。
燃料としてメタノールと水の1:1(モル比)混合液を
1atm、3ml/minでポンプで循環させ、酸化剤ガ
スとして1気圧の空気を100ml/minでガスチャ
ンネルに流して80℃で発電を行った。この電池の電流
−電圧特性を図8に示す。
燃料電池においては5A程度まで安定して出力が取り出
せるが、比較例1の液体燃料電池においては電流の増加
と共に速やかに出力が低下し、2Aも電流が取れない。
比較例1の液体供給型燃料電池の性能が低い原因は、液
体燃料と燃料極との間の電極反応活性が低いことと、液
体メタノールが電解質膜を酸化剤極側に透過してしまう
メタノール・クロスオーバーが生じたことによる。これ
に対し、参考例1の燃料電池は、燃料極には気化した燃
料が供給されるため、電極反応活性が高く、メタノール
・クロスオーバーも生じにくい。このため、高負荷でも
安定して高い性能が得られる。
れぞれの燃料浸透部材の突出部を、1:1の混合比で作
られたメタノールと水の混合液が充填された燃料導入路
を介して接続した。
l/minでガスチャンネル8に流して80℃で2Aの
負荷をとって発電を行った。
を空間とし、燃料導入路に気化した燃料を500ml/
min流入させたことを除き、参考例1と同様の実験を
行った。
電池の出力の値を併記する。
単電池において、略均一な出力が得られているのに対
し、比較例2では各単電池の出力にバラツキがあり、十
分な出力が得られていない単電池が存在することが分か
る。
なる混合液を液体燃料として用いたが、本発明における
液体燃料はこれに限られるものではなく、触媒などと接
触・反応させることで電解質に水素イオンを供給できる
ものであれば使用することが可能であり、例えばエタノ
ールなどのアルコール類や、ジメチルエーテル等のエー
テル類、ヒドラジンなどを含有する液体燃料なども使用
できる。
によれば、ポンプやブロア等を用いなくとも、簡素な構
造で液体燃料を円滑に気化供給することができる。これ
により、従来困難とされていた小型の燃料電池を提供す
ることが可能となる。
のバラツキを抑制することが可能となり、安定した発電
を可能とする。
図。
す斜視図。
部構成を示す断面図。
成を示す断面図。
構成例を示す断面図。
部構成を示す断面図。
−電圧特性図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 電解質板を挟んで燃料極及び酸化剤極が
設けられ、起電を行う起電部を有する単電池を具備し、
燃料として液体燃料を用いる燃料電池において、 供給された液体燃料を浸透させ、浸透した液体燃料を気
化させた後この気化させた燃料を、その表面に形成され
た穴を介して前記燃料極に供給する燃料浸透部材とを備
えて成ることを特徴とする燃料電池。 - 【請求項2】 電解質板を挟んで燃料極及び酸化剤極が
設けられ、起電を行う起電部を有する単電池を具備し、
燃料として液体燃料を用いる燃料電池において、 供給された液体燃料を浸透させ、気化させて前記燃料極
に供給する燃料浸透部材とを備え、 前記燃料浸透部材は、前記燃料極上に設けられ穴を有す
る第1の平板と、この第1の平板に所定の隙間をおいて
設けられた第2の平板とから成り、 前記隙間に浸透した前記液体燃料を浸透させ、浸透した
液体燃料を気化させた後この気化させた燃料を前記第1
の平板に設けられた穴から前記燃料極に供給することを
特徴とする燃料電池。 - 【請求項3】 電解質板を挟んで燃料極及び酸化剤極が
設けられ、起電を行う起電部を有する単電池を具備し、
燃料として液体燃料を用いる燃料電池において、 前記燃料極の、前記電解質板の設けられた側と反対の側
に設けられ、供給された前記液体燃料を浸透させると共
にこの浸透した液体燃料が前記燃料極に浸透することを
防止する処置を前記燃料極との界面に施した燃料浸透部
材とを備え、 この燃料浸透部材は、前記液体燃料を気化させこの気化
させた燃料を前記燃料極に供給する穴を有することを特
徴とする燃料電池。
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