JP3442416B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Description
いる際のファクシミリ画像のイメージデータと解像度の
相違に対応して、イメージデータの密度変換を行うファ
クシミリ装置に関する。
ラインずつ記録するのが一般的であるが、シリアルプリ
ンタを備えるものがある。このようなシリアルプリンタ
を備えたファクシミリ装置ではファクシミリイメージデ
ータとシリアルプリンタでの解像度が相違するためにイ
メージデータの密度変換が必要になる。このような密度
変換の例として、特開昭59−181773号公報「画
像イメージの縮小、拡大方式」を挙げることができる。
この「画像イメージの縮小、拡大方式」では、密度変換
を設定した倍率に対応した時間間隔でキャリーを発生す
る手段を備えている。キャリーを受けないときは入力イ
メージデータを基本クロックに同期して1ビットずつ出
力し、キャリーを受けたときは今回の基本クロックで、
まず1ビットデータを出力し、次の基本クロックでも前
回と同一の1ビットデータを出力する。すなわち、同一
ビットデータを2個連続して出力する手段を備えて入出
力データの密度変換を行っている。
来例のファクシミリ装置では、主走査方向の密度変換の
みを行っており、副走査方向に同一データを連続させる
場合には全く同一の処理を2回繰り返す必要がある。さ
らに、主走査方向の1ラインずつの処理であるためシリ
アルプリンタが利用できないという欠点があった。
欠点を解決するものであり、シリアルプリンタを利用で
き、かつ、密度変換倍率及びパターンを柔軟に変更でき
るとともに、密度変換が高速で行われてシリアルプリン
タでの印字を高速化できるファクシミリ装置の提供を目
的とする。
に、本発明のファクシミリ装置は、シリアルプリンタの
解像度に合わせてファクシミリ画像のイメージデータを
密度変換する密度変換部を備えたファクシミリ装置であ
って、前記密度変換部は、数ラインのファクシミリ画像
のイメージデータを直交変換して直交データを生成する
直交変換手段と、副走査方向に対応する予め設定された
変換倍率のキャリーを発生する第1のキャリー発生手段
と、主走査方向に対応する予め設定された変換倍率のキ
ャリーを発生する第2のキャリー発生手段と、前記各キ
ャリーに基づいてデータシフトの回数を制御して各走査
方向における直交データを密度変換して密度変換データ
を生成する密度変換手段と、前記密度変換手段からの密
度変換データを前記シリアルプリンタからの信号により
保持するとともに、保持している密度変換データを前記
シリアルプリンタに出力する保持手段とからなり、前記
第2のキャリー発生手段は、前記副走査方向における密
度変換データを、主走査方向に対応する予め設定された
変換倍率のキャリーに基づいたデータに更新するか否か
を決定するデータ更新決定手段を含むという構成として
いる。
制御で処理するとともに、前記制御の処理によって得ら
れた変換倍率からキャリー発生の基準になる密度変換パ
ターンを生成する密度変換パターン生成手段を備え、前
記第1のキャリー発生手段または前記第2のキャリー発
生手段は、前記密度変換パターンに基づきキャリーを発
生させるという構成としている。
装置ではファクシミリ画像イメージデータとシリアルプ
リンタの解像度の違いから、イメージデータの密度変換
を変換倍率に対応した密度変換パターンに準じ、キャリ
ーを主走査方向、副走査方向のそれぞれについて発生さ
せる。このキャリーによって主走査方向と副走査方向の
密度変換を同時系列で処理している。これによってシリ
アルプリンタを利用することが可能になる。
ーンを生成し、この密度変換パターンとともにキャリー
を発生させる。これによって、密度変換倍率及びパター
ンを柔軟に変更できる。
図面を参照して詳細に説明する。図1は実施例の構成を
示している。図1において、この例では原稿画像を所定
の解像度で読み取るスキャナ11と、このファクシミリ
装置内での制御を行うシステム制御部12と、画像信号
を符号化・圧縮するとともに、符号化・圧縮された画像
情報を元の画像信号に復号化する符号化・復号化部13
が設けられている。さらに、このファクシミリ装置を操
作するために必要な各種のキー及び各種の操作ガイダン
ス用メッセージなどを表示する操作表示部14と、公衆
電話回線網を利用してデータ通信を行うための網制御部
15と、所定のファクシミリ伝送手順を実行する通信制
御部16を備えている。さらに、ファクシミリイメージ
データを利用するシリアルプリンタの解像度に合わせて
データ変換を行う密度変換部17と、記録画像を所定の
解像度で印字して出力するシリアルプリンタ18と、相
手局と打合せなどの通話を行うためのハンドセット19
と、データのやり取りを行うバスライン20を有してい
る。
ブロック図である。この例は8ビットの演算回路を用い
た例である。図2において、この例は直交変換手段を構
成する直交変換部31と、メモリ32と、クロックジェ
ネレータ33と、P/S変換部34を備えている。さら
に、第1のキャリー生成手段を構成する副走査パターン
ジェネレータ35と、密度変換手段を構成するプロット
データレジスタ36と、保持手段を構成するバッファ3
7と、第2のキャリー生成手段を構成する主走査パター
ンジェネレータ38を有している。直交変換部31は、
図3(a)に示すイメージデータを8ビット×8ライン
を1ブロックとし、アドレス「xxx0H〜xxx7
H」の各ビットごとのデータを図3(b)に示すように
アドレス「yyy0H〜yyy7H」(xxx=yyy
でも可)に並べ替えを行う。メモリ32は、直交変換後
のデータを保持するためのものである。クロックジェネ
レータ33は、基本クロックと図4に示すようなP/S
変換部34及びプロットデータレジスタ36へのシフト
クロックなどの各種クロックを発生させる。P/S変換
部34は、直交変換後のイメージデータを読み込むとと
もに、クロックジェネレータ33からのシフトクロック
(図4中、CK0)によって1ビットずつデータを書き
出す。副走査パターンジェネレータ35は、システム制
御部12で密度変換倍率から解析した密度変換パターン
を読み込むとともに、P/S変換部34のシフトクロッ
ク(SCK0)を計数する。この計数値によって、その
時点でP/S変換部34からの出力であるイメージデー
タが副走査方向にいくつのビット目かを判断し、これに
対応したキャリーを発生させる。プロットデータレジス
タ36ではP/S変換34から出力される直交変換され
たイメージデータを、クロックジェネレータ33で発生
したSCK2と副走査パターンジェネレータ35で発生
したキャリーのアンドとSCK1とのオアをシフトクロ
ックとする密度変換後にシリアルプリンタ18に送出す
るデータを発生する。バッファ37はプロットデータレ
ジスタ36で発生した密度変換されたプロットデータを
シリアルプリンタ18のバッファラッチ信号でラッチし
て保持し、主走査パターンジェネレータ38はシステム
制御部12で密度変換倍率から解析した密度変換パター
ンを読み込む。さらに、シリアルプリンタ18のデータ
要求信号を計数し、この計数値によって、その時点でバ
ッファ37から出力されているイメージデータが主走査
方向からいくつのビットかを判断し、これに対応したキ
ャリーを発生させる。発生したキャリーとシリアルプリ
ンタ18のデータ要求信号のアンドをとって、プロット
データレジスタ36のデータ更新を行う割り込み信号を
発生する。
いて説明する。図5はシリアルプリンタ18での印字の
一走査分のイメージデータを密度変換する処理手順のフ
ローチャートを示している。図1,図2,図5におい
て、直交変換部31を用いてイメージデータの直交変換
を行いメモリ32に格納する(ステップ51)。この直
交変換したイメージデータをP/S変換部34に格納
(ステップ52)する。副走査パターンジェネレータ3
5のキャリーを判断し、キャリーが立っているYesの
場合はプロットデータレジスタ36を2回シフトし、立
っていないNoの場合は1回シフトする(ステップ5
3,54,55)。P/S変換部34のデータを1回シ
フトする(ステップ56)。P/S変換部34のデータ
が少ない場合の終了を判断し、少ない場合はステップ5
3〜56を繰り返す。プロットデータレジスタ36がデ
ータセット完了でない場合にステップ52に戻る(ステ
ップ57,58)。なお、このステップ58でプロット
データレジスタ36がデータセット完了のYesの場合
はシリアルプリンタ18からのバッファラッチ信号によ
って、バッファ37をラッチする(ステップ59)。シ
リアルプリンタ18に密度変換されたイメージデータを
出力する(ステップ60)。シリアルプリンタ18での
印字の一走査分の処理が終了した場合は主走査パターン
ジェネレータ38のキャリーをみて、キャリーが立って
いれば割り込みを発生し、割り込みが入ったらステップ
52に戻り、プロットデータレジスタ36の書き替えを
行う(ステップ61,62,63)。ここで割り込みが
入っていない場合はプロットデータレジスタ36の書換
えを行わないでステップ59に戻り、次のバッファラッ
チ信号によって、プロットデータレジスタ36の内容を
バッファ37にラッチし、シリアルプリンタ18に出力
する(ステップ64)。このように、ステップ52〜5
8での動作で副走査方向の密度変換を行い、ステップ6
2〜64での動作で主走査方向の密度変換を行う。
のファクシミリ装置は、ファクシミリ画像イメージデー
タとシリアルプリンタの解像度の違いから、イメージデ
ータの密度変換を変換倍率に対応した密度変換パターン
に準じ、キャリーを主走査方向、副走査方向のそれぞれ
について発生させる。このキャリーによって主走査方向
と副走査方向の密度変換を同時系列で処理しているた
め、シリアルプリンタを利用できるようになるという効
果を有する。また、得られた変換倍率から密度変換パタ
ーンを生成し、この密度変換パターンとともにキャリー
を発生させているため、密度変換倍率及びパターンを柔
軟に変更できるという効果を有する。
成を示すブロック図である。
ク図である。
並べ替えを説明するための説明図である。
るクロックを示すタイミングチャートである。
での一走査分のイメージデータ密度変換の処理手順を示
すフローチャートである。
段) 36 プロットデータレジスタ(密度変換手段) 37 バッファ(保持手段) 38 主走査パターンジェネレータ(データ更新決定手
段)
Claims (2)
- 【請求項1】 シリアルプリンタの解像度に合わせてフ
ァクシミリ画像のイメージデータを密度変換する密度変
換部を備えたファクシミリ装置において、 前記密度変換部は、数ラインのファクシミリ画像のイメ
ージデータを直交変換して直交データを生成する直交変
換手段と、副走査方向に対応する予め設定された変換倍
率のキャリーを発生する第1のキャリー発生手段と、主
走査方向に対応する予め設定された変換倍率のキャリー
を発生する第2のキャリー発生手段と、前記各キャリー
に基づいてデータシフトの回数を制御して各走査方向に
おける直交データを密度変換して密度変換データを生成
する密度変換手段と、前記密度変換手段からの密度変換
データを前記シリアルプリンタからの信号により保持す
るとともに、保持している密度変換データを前記シリア
ルプリンタに出力する保持手段とからなり、 前記第2のキャリー発生手段は、前記副走査方向におけ
る密度変換データを、主走査方向に対応する予め設定さ
れた変換倍率のキャリーに基づいたデータに更新するか
否かを決定するデータ更新決定手段を含むことを特徴と
するファクシミリ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の構成に加え、密度変換倍
率をCPUの制御で処理するとともに、前記制御の処理
によって得られた変換倍率からキャリー発生の基準にな
る密度変換パターンを生成する密度変換パターン生成手
段を備え、 前記第1のキャリー発生手段または前記第2のキャリー
発生手段は、前記密度変換パターンに基づきキャリーを
発生させることを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP24430692A JP3442416B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0668248A JPH0668248A (ja) | 1994-03-11 |
JP3442416B2 true JP3442416B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=17116781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24430692A Expired - Fee Related JP3442416B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3442416B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP24430692A patent/JP3442416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0668248A (ja) | 1994-03-11 |
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