JP3441531B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置及び画像形成装置Info
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- JP3441531B2 JP3441531B2 JP26662194A JP26662194A JP3441531B2 JP 3441531 B2 JP3441531 B2 JP 3441531B2 JP 26662194 A JP26662194 A JP 26662194A JP 26662194 A JP26662194 A JP 26662194A JP 3441531 B2 JP3441531 B2 JP 3441531B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ複写機、デジ
タル複写機、ファックス、読取スキャナ等に用いられる
画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
タル複写機、ファックス、読取スキャナ等に用いられる
画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置として、露光ランプ
により原稿をスリット露光し、その原稿からの反射光を
スキャナ光学系を介して光電変換素子に結像して、原稿
画像を読み取る装置がある。このような画像読取装置に
は、スキャナ光学系、露光ランプの光量分布及び光電変
換素子の出力のバラツキ等により、読み取った画像が原
稿画像と異なるといった不具合が生じる可能性がある。
により原稿をスリット露光し、その原稿からの反射光を
スキャナ光学系を介して光電変換素子に結像して、原稿
画像を読み取る装置がある。このような画像読取装置に
は、スキャナ光学系、露光ランプの光量分布及び光電変
換素子の出力のバラツキ等により、読み取った画像が原
稿画像と異なるといった不具合が生じる可能性がある。
【0003】そこで、スキャナ光学系の光量分布のバラ
ツキや光電変換素子の出力のバラツキ等を補正するシェ
ーディング補正が行なわれている。このシェーディング
補正を行なうシェーディング補正部について図19に基
づいて説明する。シェーディング補正回路1には、画像
信号検出回路2、黒メモリ3、白メモリ4及びレジスタ
5が接続されている。前記レジスタ5は、スキャナ制御
部6と接続されている。前述のシェーディング補正回路
1、画像信号検出回路2、黒メモリ3、白メモリ4及び
レジスタ5によりシェーディング補正部7が形成されて
いる。
ツキや光電変換素子の出力のバラツキ等を補正するシェ
ーディング補正が行なわれている。このシェーディング
補正を行なうシェーディング補正部について図19に基
づいて説明する。シェーディング補正回路1には、画像
信号検出回路2、黒メモリ3、白メモリ4及びレジスタ
5が接続されている。前記レジスタ5は、スキャナ制御
部6と接続されている。前述のシェーディング補正回路
1、画像信号検出回路2、黒メモリ3、白メモリ4及び
レジスタ5によりシェーディング補正部7が形成されて
いる。
【0004】前記シェーディング補正部7は、画素デー
タ処理モード、黒レベル処理モード、白レベル処理モー
ド及びデータスルーモードの4種類の動作モードを行な
う。これら4種類の動作モードは、以下に説明するとお
りである。
タ処理モード、黒レベル処理モード、白レベル処理モー
ド及びデータスルーモードの4種類の動作モードを行な
う。これら4種類の動作モードは、以下に説明するとお
りである。
【0005】画素データ処理モードについて説明する。
光電変換素子からの信号を画素データとする。黒レベ
ル、白レベルの内容を用いて、次式によりシェーディン
グ補正後の画像データVo を得る。
光電変換素子からの信号を画素データとする。黒レベ
ル、白レベルの内容を用いて、次式によりシェーディン
グ補正後の画像データVo を得る。
【0006】Vo ={(画素データ)−(黒レベル)}×25
5/{(白レベル)−(黒レベル)} これにより、画素データ処理モードは、シェーディング
補正を行なう。
5/{(白レベル)−(黒レベル)} これにより、画素データ処理モードは、シェーディング
補正を行なう。
【0007】つぎに、黒レベル処理モードについて説明
する。まず始めに、黒メモリ3の内容を全て「0」とす
る。つぎに、光電変換素子からの黒レベル信号を16回
読み取る。そして、16個の黒レベル信号を平均化して
黒レベルを生成する。
する。まず始めに、黒メモリ3の内容を全て「0」とす
る。つぎに、光電変換素子からの黒レベル信号を16回
読み取る。そして、16個の黒レベル信号を平均化して
黒レベルを生成する。
【0008】また、白レベル処理モードについて説明す
る。まず始めに、白メモリ4及び黒メモリ3の下位4bi
t の内容を全て「0」にする。つぎに、白レベル信号を
16回読み取る。そして、16個の白レベル信号を平均
化して白レベルを生成する。
る。まず始めに、白メモリ4及び黒メモリ3の下位4bi
t の内容を全て「0」にする。つぎに、白レベル信号を
16回読み取る。そして、16個の白レベル信号を平均
化して白レベルを生成する。
【0009】さらに、データスルーモードは、光電変換
素子からの信号である画素データをそのまま出力するモ
ードである。
素子からの信号である画素データをそのまま出力するモ
ードである。
【0010】このような構成のシェーディング補正部7
によるシェーディング補正の動作について図20に基づ
いて説明する。電源が投入された後、露光ランプが消灯
している状態で、黒レベル処理モードが起動する。そし
て、原稿読取時の黒レベルが生成される(ステップS
t.1)。次に、露光ランプが点灯して、白レベル処理
モードが起動する。そして、原稿読取時の白レベルが生
成される(ステップSt.2)。その後、画像データ処
理モードが起動する。そして、原稿画像が読み取られ
る。この原稿画像は、画素データとして光電変換素子か
らシェーディング補正部7に入力される。その画素デー
タは、シェーディング補正部7においてシェーディング
補正され、画像データVo として出力される(ステップ
St.3)。
によるシェーディング補正の動作について図20に基づ
いて説明する。電源が投入された後、露光ランプが消灯
している状態で、黒レベル処理モードが起動する。そし
て、原稿読取時の黒レベルが生成される(ステップS
t.1)。次に、露光ランプが点灯して、白レベル処理
モードが起動する。そして、原稿読取時の白レベルが生
成される(ステップSt.2)。その後、画像データ処
理モードが起動する。そして、原稿画像が読み取られ
る。この原稿画像は、画素データとして光電変換素子か
らシェーディング補正部7に入力される。その画素デー
タは、シェーディング補正部7においてシェーディング
補正され、画像データVo として出力される(ステップ
St.3)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の画像
読取装置におけるシェーディング補正では、黒レベル処
理モードによる黒レベルの生成の際に、光学変換素子の
異常、又は、スキャナ光学系に汚れ等の異常が生じてい
ると、黒レベルに異常が生じる。これにより、実際に原
稿を読み取ったときにベタ部が黒として認識することが
できず、適正なシェーディング補正を行なうことができ
ない。そのため、異常画像が作成されるという問題点が
生じる可能性がある。
読取装置におけるシェーディング補正では、黒レベル処
理モードによる黒レベルの生成の際に、光学変換素子の
異常、又は、スキャナ光学系に汚れ等の異常が生じてい
ると、黒レベルに異常が生じる。これにより、実際に原
稿を読み取ったときにベタ部が黒として認識することが
できず、適正なシェーディング補正を行なうことができ
ない。そのため、異常画像が作成されるという問題点が
生じる可能性がある。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであり、シェーディング補正に先だって黒レベル
の異常を検出するとともに、異常が検出されたときに異
常警告を表示することにより、異常画像の作成を防止す
ることのできる画像読取装置を提供することを目的とし
ている。
たものであり、シェーディング補正に先だって黒レベル
の異常を検出するとともに、異常が検出されたときに異
常警告を表示することにより、異常画像の作成を防止す
ることのできる画像読取装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
原稿をスリット露光する露光ランプを備えて前記原稿に
対して一定の距離を保ちながら前記スリットに対して直
交方向に移動するスキャナ光学系と、このスキャナ光学
系を介して前記原稿からの反射光が結像する光電変換素
子と、原稿画像を読み取る前に前記露光ランプが消灯し
ている状態で測定する第1の黒レベルと前記露光ランプ
が点灯している状態で黒基準を読み取り測定した第2の
黒レベルとを予め設定されている閾値と比較する比較手
段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾
値を超えるとき異常警告を表示する表示手段とよりな
る。
原稿をスリット露光する露光ランプを備えて前記原稿に
対して一定の距離を保ちながら前記スリットに対して直
交方向に移動するスキャナ光学系と、このスキャナ光学
系を介して前記原稿からの反射光が結像する光電変換素
子と、原稿画像を読み取る前に前記露光ランプが消灯し
ている状態で測定する第1の黒レベルと前記露光ランプ
が点灯している状態で黒基準を読み取り測定した第2の
黒レベルとを予め設定されている閾値と比較する比較手
段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾
値を超えるとき異常警告を表示する表示手段とよりな
る。
【0016】請求項2記載の発明は、原稿をスリット露
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、原稿画像を
読み取る前に前記露光ランプが点灯している状態で第1
の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと前記露光
ランプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測
定した第2の黒レベルとを予め設定されている閾値と比
較する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の
黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示手
段とよりなる。
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、原稿画像を
読み取る前に前記露光ランプが点灯している状態で第1
の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと前記露光
ランプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測
定した第2の黒レベルとを予め設定されている閾値と比
較する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の
黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示手
段とよりなる。
【0017】請求項3記載の発明は、原稿をスリット露
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、原稿画像を
読み取る前に前記露光ランプが消灯している状態で測定
した第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと
前記露光ランプが点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第3の黒レベルとを予め設定されている
閾値と比較する比較手段と、前記第1の黒レベル、前記
第2の黒レベル又は前記第3の黒レベルが閾値を超える
とき異常警告を表示する表示手段とよりなる。
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、原稿画像を
読み取る前に前記露光ランプが消灯している状態で測定
した第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと
前記露光ランプが点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第3の黒レベルとを予め設定されている
閾値と比較する比較手段と、前記第1の黒レベル、前記
第2の黒レベル又は前記第3の黒レベルが閾値を超える
とき異常警告を表示する表示手段とよりなる。
【0018】
【0019】
【0020】請求項4記載の発明は、原稿をスリット露
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと前記
露光ランプが点灯している状態で黒基準を読み取り測定
した第2の黒レベルとを予め設定されている閾値と比較
する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の黒
レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示手段
と、予め設定されている前記レーザーダイオードの発光
出力を調整する出力調整手段とを備えた。
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと前記
露光ランプが点灯している状態で黒基準を読み取り測定
した第2の黒レベルとを予め設定されている閾値と比較
する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記第2の黒
レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示手段
と、予め設定されている前記レーザーダイオードの発光
出力を調整する出力調整手段とを備えた。
【0021】請求項5記載の発明は、原稿をスリット露
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが点灯している状態で第1の黒基準を読み取り測定し
た第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯している状態
で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルとを
予め設定されている閾値と比較する比較手段と、前記第
1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾値を超えると
き異常警告を表示する表示手段と、予め設定されている
前記レーザーダイオードの発光出力を調整する出力調整
手段とを備えた。
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが点灯している状態で第1の黒基準を読み取り測定し
た第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯している状態
で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルとを
予め設定されている閾値と比較する比較手段と、前記第
1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾値を超えると
き異常警告を表示する表示手段と、予め設定されている
前記レーザーダイオードの発光出力を調整する出力調整
手段とを備えた。
【0022】請求項6記載の発明は、原稿をスリット露
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと前記
露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を読み取
り測定した第2の黒レベルと前記露光ランプが点灯して
いる状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3の黒レ
ベルとを予め設定されている閾値と比較する比較手段
と、前記第1の黒レベル、前記第2の黒レベル又は前記
第3の黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する
表示手段と、予め設定されている前記レーザーダイオー
ドの発光出力を調整する出力調整手段とを備えた。
光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離
を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動する
スキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原
稿からの反射光が結像する光電変換素子と、この光電変
換素子に結像された画像情報を感光体に書き込むレーザ
ーダイオードと、原稿画像を読み取る前に前記露光ラン
プが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと前記
露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を読み取
り測定した第2の黒レベルと前記露光ランプが点灯して
いる状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3の黒レ
ベルとを予め設定されている閾値と比較する比較手段
と、前記第1の黒レベル、前記第2の黒レベル又は前記
第3の黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する
表示手段と、予め設定されている前記レーザーダイオー
ドの発光出力を調整する出力調整手段とを備えた。
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】
請求項1記載の発明においては、原稿画像を読
み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第
1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準
を読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め
設定されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル
又は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異
常警告を表示することにより、シェーディング補正に先
だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示する
ことができるため、異常画像の作成が防止されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系又
はスキャナ光学系に限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第
1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準
を読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め
設定されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル
又は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異
常警告を表示することにより、シェーディング補正に先
だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示する
ことができるため、異常画像の作成が防止されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系又
はスキャナ光学系に限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
【0026】請求項2記載の発明においては、原稿画像
を読み取る前に露光ランプが点灯している状態で第1の
黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプ
が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した
第2の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値
と比較して、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値
を超えるとき、表示手段が異常警告を表示することによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができるため、異常画
像の作成が防止されるとともに、異常の発生した箇所が
走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他
の箇所に限定されて、修理に要する時間が短縮される。
を読み取る前に露光ランプが点灯している状態で第1の
黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプ
が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した
第2の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値
と比較して、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値
を超えるとき、表示手段が異常警告を表示することによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができるため、異常画
像の作成が防止されるとともに、異常の発生した箇所が
走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他
の箇所に限定されて、修理に要する時間が短縮される。
【0027】請求項3記載の発明においては、原稿画像
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第
1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ラ
ンプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定
した第3の黒レベルとを比較手段が予め設定されている
閾値と比較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は
第3の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示することより、シェーディング補正に先だって
黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示することが
できるため、異常画像の作成が防止されるとともに、異
常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系、走査中
に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のスキ
ャナ光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が
短縮される。
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第
1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ラ
ンプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定
した第3の黒レベルとを比較手段が予め設定されている
閾値と比較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は
第3の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示することより、シェーディング補正に先だって
黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示することが
できるため、異常画像の作成が防止されるとともに、異
常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系、走査中
に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のスキ
ャナ光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が
短縮される。
【0028】
【0029】
【0030】請求項4記載の発明においては、原稿画像
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒
基準を読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が
予め設定されている閾値と比較して、これら第1の黒レ
ベル又は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段
が異常警告を表示し、出力調整手段が予め設定されてい
るレーザーダイオードの発光出力を調整することによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができるとともに、画
像濃度を濃く書き込むことができるため、異常画像の作
成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系又
はスキャナ光学系に限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒
基準を読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が
予め設定されている閾値と比較して、これら第1の黒レ
ベル又は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段
が異常警告を表示し、出力調整手段が予め設定されてい
るレーザーダイオードの発光出力を調整することによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができるとともに、画
像濃度を濃く書き込むことができるため、異常画像の作
成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子を含む回路系又
はスキャナ光学系に限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
【0031】請求項5記載の発明においては、原稿画像
を読み取る前に露光ランプが点灯している状態で第1の
黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプ
が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した
第2の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値
と比較して、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値
を超えるとき、表示手段が異常警告を表示し、出力調整
手段が予め設定されているレーザーダイオードの発光出
力を調整することにより、シェーディング補正に先だっ
て黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示すること
ができるとともに、画像濃度を濃く書き込むことができ
るため、異常画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタと
して出力されるとともに、異常の発生した箇所が走査中
に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他の箇所
に限定されて、修理に要する時間が短縮される。
を読み取る前に露光ランプが点灯している状態で第1の
黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプ
が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した
第2の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値
と比較して、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値
を超えるとき、表示手段が異常警告を表示し、出力調整
手段が予め設定されているレーザーダイオードの発光出
力を調整することにより、シェーディング補正に先だっ
て黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示すること
ができるとともに、画像濃度を濃く書き込むことができ
るため、異常画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタと
して出力されるとともに、異常の発生した箇所が走査中
に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他の箇所
に限定されて、修理に要する時間が短縮される。
【0032】請求項6記載の発明においては、原稿画像
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第
1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ラ
ンプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定
した第3の黒レベルとを比較手段が予め設定されている
閾値と比較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は
第3の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示し、出力調整手段が予め設定されているレーザ
ーダイオードの発光出力を調整することにより、シェー
ディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異
常警告を表示することができるとともに、画像濃度を濃
く書き込むことができるため、異常画像の作成が防止さ
れて、黒部が黒ベタとして出力されるとともに、異常の
発生した箇所が光電変換素子を含む回路系、走査中に投
影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のスキャナ
光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が短縮
される。
を読み取る前に露光ランプが消灯している状態で測定し
た第1の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第
1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ラ
ンプが点灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定
した第3の黒レベルとを比較手段が予め設定されている
閾値と比較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は
第3の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示し、出力調整手段が予め設定されているレーザ
ーダイオードの発光出力を調整することにより、シェー
ディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異
常警告を表示することができるとともに、画像濃度を濃
く書き込むことができるため、異常画像の作成が防止さ
れて、黒部が黒ベタとして出力されるとともに、異常の
発生した箇所が光電変換素子を含む回路系、走査中に投
影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のスキャナ
光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が短縮
される。
【0033】
【実施例】本発明の基礎となる第一の構成例を図1ない
し図5に基づいて説明する。前述の従来の技術において
図19及び図20に基づいて説明した部分と同一部分に
ついては同一符号を用いて表わし、その説明は省略す
る。以下、他の構成例及び実施例においても同様にす
る。図2において、筐体8の上面には、原稿9を載置す
るコンタクトガラス10が固定されている。このコンタ
クトガラス10の下方には、第1キャリッジ11及び第
2キャリッジ12が保持されている。前記第1キャリッ
ジ11には、露光ランプ13と反射部材14と第1ミラ
ー15とが固定されている。前記第2キャリッジ12に
は、第2ミラー16と第3ミラー17とが固定されてい
る。前記筐体8内の底部中央付近に結像レンズ18が固
定されている。この結像レンズ18と前記第3ミラー1
7との延長線上に結像レンズ18に対向して光電変換素
子19が固定されている。前述の第1キャリッジ11、
第2キャリッジ12、露光ランプ13、反射部材14、
第1ミラー15、第2ミラー16及び第3ミラー17に
よりスキャナ光学系20が形成されている。また、前述
の第1ミラー15、第2ミラー16、第3ミラー17及
び結像レンズ18により、原稿9からの反射光が光電変
換素子19へ入射する光路21が形成されている。さら
に、前記露光ランプ13にはハロゲンランプが使用され
ている。前記光電変換素子19にはCCDセンサ等が使
用される。
し図5に基づいて説明する。前述の従来の技術において
図19及び図20に基づいて説明した部分と同一部分に
ついては同一符号を用いて表わし、その説明は省略す
る。以下、他の構成例及び実施例においても同様にす
る。図2において、筐体8の上面には、原稿9を載置す
るコンタクトガラス10が固定されている。このコンタ
クトガラス10の下方には、第1キャリッジ11及び第
2キャリッジ12が保持されている。前記第1キャリッ
ジ11には、露光ランプ13と反射部材14と第1ミラ
ー15とが固定されている。前記第2キャリッジ12に
は、第2ミラー16と第3ミラー17とが固定されてい
る。前記筐体8内の底部中央付近に結像レンズ18が固
定されている。この結像レンズ18と前記第3ミラー1
7との延長線上に結像レンズ18に対向して光電変換素
子19が固定されている。前述の第1キャリッジ11、
第2キャリッジ12、露光ランプ13、反射部材14、
第1ミラー15、第2ミラー16及び第3ミラー17に
よりスキャナ光学系20が形成されている。また、前述
の第1ミラー15、第2ミラー16、第3ミラー17及
び結像レンズ18により、原稿9からの反射光が光電変
換素子19へ入射する光路21が形成されている。さら
に、前記露光ランプ13にはハロゲンランプが使用され
ている。前記光電変換素子19にはCCDセンサ等が使
用される。
【0034】前記第1キャリッジ11及び前記第2キャ
リッジ12は、図3(a)に示すように駆動ベルト22
により走査中に光路21の長さが変化しないように保持
されている。そして、前記駆動ベルト22を駆動するモ
ータ23が設けられている(この駆動系自体の構成は周
知であるので、詳細な説明は省略する。)。前記スキャ
ナ光学系20のホームポジションに対応する前記筐体8
の内部側面には、キャリッジホームポジションセンサ2
4が設けられている。前記第2キャリッジ12には、図
3(b)に示すように、第2キャリッジ12がホームポ
ジションへ移動してきたときに前記キャリッジホームポ
ジションセンサ24のセンサ部を遮蔽するようにホーム
ポジション遮蔽板25が設けられている。前記キャリッ
ジホームポジションセンサ24は、反射型フォトインタ
ーラプタ構成であり、スキャナ光学系20がホームポジ
ション側へ移動してきたとき、センサ部が遮蔽されてス
キャナ光学系20の位置を検知する。
リッジ12は、図3(a)に示すように駆動ベルト22
により走査中に光路21の長さが変化しないように保持
されている。そして、前記駆動ベルト22を駆動するモ
ータ23が設けられている(この駆動系自体の構成は周
知であるので、詳細な説明は省略する。)。前記スキャ
ナ光学系20のホームポジションに対応する前記筐体8
の内部側面には、キャリッジホームポジションセンサ2
4が設けられている。前記第2キャリッジ12には、図
3(b)に示すように、第2キャリッジ12がホームポ
ジションへ移動してきたときに前記キャリッジホームポ
ジションセンサ24のセンサ部を遮蔽するようにホーム
ポジション遮蔽板25が設けられている。前記キャリッ
ジホームポジションセンサ24は、反射型フォトインタ
ーラプタ構成であり、スキャナ光学系20がホームポジ
ション側へ移動してきたとき、センサ部が遮蔽されてス
キャナ光学系20の位置を検知する。
【0035】また、図4に示すように、前記コンタクト
ガラス10上には、スキャナ光学系20のホームポジシ
ョンでの読取位置に黒基準である黒基準板26が固定さ
れており、この黒基準板26のオーバーラン位置側に近
接して白基準板27が固定されている。さらに、前記筐
体8の前記スキャナ光学系20のホームポジション側の
底部には、冷却ファン28が配置されている。
ガラス10上には、スキャナ光学系20のホームポジシ
ョンでの読取位置に黒基準である黒基準板26が固定さ
れており、この黒基準板26のオーバーラン位置側に近
接して白基準板27が固定されている。さらに、前記筐
体8の前記スキャナ光学系20のホームポジション側の
底部には、冷却ファン28が配置されている。
【0036】さらに、図1に示すように、前記光電変換
素子19にはアナログ処理部29が接続されている。こ
のアナログ処理部29にはシェーディング補正部7が接
続されている。このシェーディング補正部7にはデジタ
ル処理部30が接続されている。これら光電変換素子1
9、アナログ処理部29、シェーディング補正部7及び
デジタル処理部30は、CPUを中心とするスキャナ制
御部6に接続されている。このスキャナ制御部6には、
メカ駆動部31、ランプ点灯部32、センサ部33が接
続されている。
素子19にはアナログ処理部29が接続されている。こ
のアナログ処理部29にはシェーディング補正部7が接
続されている。このシェーディング補正部7にはデジタ
ル処理部30が接続されている。これら光電変換素子1
9、アナログ処理部29、シェーディング補正部7及び
デジタル処理部30は、CPUを中心とするスキャナ制
御部6に接続されている。このスキャナ制御部6には、
メカ駆動部31、ランプ点灯部32、センサ部33が接
続されている。
【0037】ここで、画像読取動作について説明する。
メカ駆動部31は、モータ23及び駆動ベルト22を駆
動させてスキャナ光学系20を往復動作させるととも
に、冷却ファン28を駆動させて筐体1内部を冷却す
る。このとき、第1キャリッジ11及び第2キャリッジ
12は、走査中に光路21の長さが変化しないように
2:1の速度比で往復動作される。図2に第2キャリッ
ジ12の往復動作の最大移動位置を仮想線で示す。復動
時のスキャナ光学系20は、往動時に比べて高速で駆動
され、ホームポジションに近づくと減速制御される。そ
して、キャリッジホームポジションセンサ24によりス
キャナ光学系20が検知されると、モータ23の回転方
向が逆転(スキャナ復動方向)から正転(スキャナ往動
方向)に切り換えられて、オーバーラン位置からホーム
ポジションに戻る。メカ駆動部31により往復動作させ
られるスキャナ光学系20がスキャナ往動方向へ移動す
る際、ランプ点灯部32により露光ランプ13が点灯さ
れて、コンタクトガラス10上の白基準板27及び原稿
9等を露光する。そして、原稿9からの反射光がスキャ
ナ光学系20を介して光電変換素子19に結像される。
この原稿9からの反射光が光電変換素子19により画像
信号に変換される。この画像信号がアナログ処理部29
によりアナログ信号の状態で処理され、A/D変換され
てデジタル信号に変換される。このデジタル信号がシェ
ーディング補正部7によりシェーディング補正されて、
画像データVo に変換される。この画像データVo がデ
ジタル処理部30により、変倍処理、γ変換及び色変換
等の画像処理されて、スキャナ画像出力信号としてプリ
ンタ部等へ出力する。このとき、シェーディング補正部
7、光電変換素子19、アナログ処理部29及びデジタ
ル処理部30には、スキャナ制御部6によりタイミング
信号を与えてそれら各部が動作している。
メカ駆動部31は、モータ23及び駆動ベルト22を駆
動させてスキャナ光学系20を往復動作させるととも
に、冷却ファン28を駆動させて筐体1内部を冷却す
る。このとき、第1キャリッジ11及び第2キャリッジ
12は、走査中に光路21の長さが変化しないように
2:1の速度比で往復動作される。図2に第2キャリッ
ジ12の往復動作の最大移動位置を仮想線で示す。復動
時のスキャナ光学系20は、往動時に比べて高速で駆動
され、ホームポジションに近づくと減速制御される。そ
して、キャリッジホームポジションセンサ24によりス
キャナ光学系20が検知されると、モータ23の回転方
向が逆転(スキャナ復動方向)から正転(スキャナ往動
方向)に切り換えられて、オーバーラン位置からホーム
ポジションに戻る。メカ駆動部31により往復動作させ
られるスキャナ光学系20がスキャナ往動方向へ移動す
る際、ランプ点灯部32により露光ランプ13が点灯さ
れて、コンタクトガラス10上の白基準板27及び原稿
9等を露光する。そして、原稿9からの反射光がスキャ
ナ光学系20を介して光電変換素子19に結像される。
この原稿9からの反射光が光電変換素子19により画像
信号に変換される。この画像信号がアナログ処理部29
によりアナログ信号の状態で処理され、A/D変換され
てデジタル信号に変換される。このデジタル信号がシェ
ーディング補正部7によりシェーディング補正されて、
画像データVo に変換される。この画像データVo がデ
ジタル処理部30により、変倍処理、γ変換及び色変換
等の画像処理されて、スキャナ画像出力信号としてプリ
ンタ部等へ出力する。このとき、シェーディング補正部
7、光電変換素子19、アナログ処理部29及びデジタ
ル処理部30には、スキャナ制御部6によりタイミング
信号を与えてそれら各部が動作している。
【0038】このような画像読取動作のもとで行なわれ
る図5に示すシェーディング補正部7の動作を説明す
る。コピースタート後、スキャナ光学系20がホームポ
ジションに位置している状態で露光ランプ13が点灯す
る。このとき、黒レベル処理モードが起動して黒基準板
26が読み取られる。そして、黒レベルが生成される
(ステップSt.4)。このステップSt.4により生
成された黒レベルが比較手段としても動作するシェーデ
ィング補正部7において予め設定されている閾値と比較
される(ステップSt.5)。このとき、黒レベルが閾
値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移動す
る。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位置す
るとき、白レベル処理モードが起動して白基準板27が
読み取られる。そして、白レベルが生成される(ステッ
プSt.6)。その後、画素データ処理モードが起動し
て原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画素デー
タとして光電変換素子19からシェーディング補正部7
に入力される。その画素データは、シェーディング補正
部7においてシェーディング補正される。そして、画像
データVo が得られる(ステップSt.7)。
る図5に示すシェーディング補正部7の動作を説明す
る。コピースタート後、スキャナ光学系20がホームポ
ジションに位置している状態で露光ランプ13が点灯す
る。このとき、黒レベル処理モードが起動して黒基準板
26が読み取られる。そして、黒レベルが生成される
(ステップSt.4)。このステップSt.4により生
成された黒レベルが比較手段としても動作するシェーデ
ィング補正部7において予め設定されている閾値と比較
される(ステップSt.5)。このとき、黒レベルが閾
値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移動す
る。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位置す
るとき、白レベル処理モードが起動して白基準板27が
読み取られる。そして、白レベルが生成される(ステッ
プSt.6)。その後、画素データ処理モードが起動し
て原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画素デー
タとして光電変換素子19からシェーディング補正部7
に入力される。その画素データは、シェーディング補正
部7においてシェーディング補正される。そして、画像
データVo が得られる(ステップSt.7)。
【0039】しかし、ステップSt.5において黒レベ
ルが閾値を超えている場合には、読取動作が中止される
(ステップSt.8)。そして、黒レベルの異常がある
ことを表示手段である操作部(図示せず)に表示させる
ため、操作部又は操作部を制御する制御部(図示せず)
にスキャナ制御部6より異常コードが送信される(ステ
ップSt.9)。
ルが閾値を超えている場合には、読取動作が中止される
(ステップSt.8)。そして、黒レベルの異常がある
ことを表示手段である操作部(図示せず)に表示させる
ため、操作部又は操作部を制御する制御部(図示せず)
にスキャナ制御部6より異常コードが送信される(ステ
ップSt.9)。
【0040】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で黒基準を読み取り測定した黒レベルを予め設定され
ている閾値と比較する。そして、黒レベルが閾値を超え
るとき、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表示さ
せる。これにより、シェーディング補正に先だって黒レ
ベルの異常を検出して、異常警告を表示することができ
るため、異常画像の作成が防止される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で黒基準を読み取り測定した黒レベルを予め設定され
ている閾値と比較する。そして、黒レベルが閾値を超え
るとき、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表示さ
せる。これにより、シェーディング補正に先だって黒レ
ベルの異常を検出して、異常警告を表示することができ
るため、異常画像の作成が防止される。
【0041】本発明の第二の構成例を図6及び図7に基
づいて説明する。本構成例では、図6に示すように、コ
ンタクトガラス10上に白基準板27のみが固定されて
いる。
づいて説明する。本構成例では、図6に示すように、コ
ンタクトガラス10上に白基準板27のみが固定されて
いる。
【0042】つぎに、図7に示すシェーディング補正部
7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光学
系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13が
消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。そ
して、黒レベルが生成される(ステップSt.10)。
このステップSt.10により生成された黒レベルがシ
ェーディング補正部7において予め設定されている閾値
と比較される(ステップSt.11)。このとき、黒レ
ベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系20が
移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に
位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基準板
27が読み取られる。そして、白レベルが生成される
(ステップSt.12)。その後、画素データ処理モー
ドが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.1
3)。
7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光学
系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13が
消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。そ
して、黒レベルが生成される(ステップSt.10)。
このステップSt.10により生成された黒レベルがシ
ェーディング補正部7において予め設定されている閾値
と比較される(ステップSt.11)。このとき、黒レ
ベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系20が
移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に
位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基準板
27が読み取られる。そして、白レベルが生成される
(ステップSt.12)。その後、画素データ処理モー
ドが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.1
3)。
【0043】しかし、ステップSt.11において黒レ
ベルが閾値を超えている場合には、読取動作が中止され
る(ステップSt.14)。そして、黒レベルの異常が
生じた原因が光電変換素子19を含む回路系の異常であ
ることを操作部に表示させるため、操作部又は操作部を
制御する制御部にスキャナ制御部6より異常コードが送
信される(ステップSt.15)。
ベルが閾値を超えている場合には、読取動作が中止され
る(ステップSt.14)。そして、黒レベルの異常が
生じた原因が光電変換素子19を含む回路系の異常であ
ることを操作部に表示させるため、操作部又は操作部を
制御する制御部にスキャナ制御部6より異常コードが送
信される(ステップSt.15)。
【0044】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した黒レベルを予め設定されている閾値と比較
する。そして、黒レベルが閾値を超えるとき、スキャナ
制御部6が操作部に異常警告を表示させる。これによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができる。そのため、
異常画像の作成が防止されるとともに、異常の発生した
箇所が光電変換素子19を含む回路系に限定されて、修
理に要する時間が短縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した黒レベルを予め設定されている閾値と比較
する。そして、黒レベルが閾値を超えるとき、スキャナ
制御部6が操作部に異常警告を表示させる。これによ
り、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検
出して、異常警告を表示することができる。そのため、
異常画像の作成が防止されるとともに、異常の発生した
箇所が光電変換素子19を含む回路系に限定されて、修
理に要する時間が短縮される。
【0045】請求項1記載の発明の一実施例を図4及び
図8基づいて説明する。本実施例では、図4に示すよう
に、コンタクトガラス10上に黒基準板26と白基準板
27とが固定されている。
図8基づいて説明する。本実施例では、図4に示すよう
に、コンタクトガラス10上に黒基準板26と白基準板
27とが固定されている。
【0046】つぎに、図8に示すシェーディング補正部
7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光学
系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13が
消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。そ
して、第1の黒レベルが生成される(ステップSt.1
6)。このステップSt.16により生成された第1の
黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定さ
れている閾値と比較される(ステップSt.17)。こ
のとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場合には、
読取動作が中止される(ステップSt.18)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を
含む回路系の異常であることを操作部に表示させるた
め、操作部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御
部6より第1の異常コードが送信される(ステップS
t.19)。
7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光学
系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13が
消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。そ
して、第1の黒レベルが生成される(ステップSt.1
6)。このステップSt.16により生成された第1の
黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定さ
れている閾値と比較される(ステップSt.17)。こ
のとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場合には、
読取動作が中止される(ステップSt.18)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を
含む回路系の異常であることを操作部に表示させるた
め、操作部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御
部6より第1の異常コードが送信される(ステップS
t.19)。
【0047】しかし、ステップSt.17において第1
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.20)。このステ
ップSt.20により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.21)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.22)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.2
3)。
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.20)。このステ
ップSt.20により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.21)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.22)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.2
3)。
【0048】しかし、ステップSt.21において第2
の黒レベルが閾値を超えている場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.24)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送
信される(ステップSt.25)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.24)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送
信される(ステップSt.25)。
【0049】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で黒基準板26を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、これら第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を
超えるとき、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表
示させる。これにより、シェーディング補正に先だって
黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示することが
できる。そのため、異常画像の作成が防止されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子19を含む回路
系又はスキャナ光学系20に限定されて、修理に要する
時間が短縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で黒基準板26を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、これら第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を
超えるとき、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表
示させる。これにより、シェーディング補正に先だって
黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示することが
できる。そのため、異常画像の作成が防止されるととも
に、異常の発生した箇所が光電変換素子19を含む回路
系又はスキャナ光学系20に限定されて、修理に要する
時間が短縮される。
【0050】請求項2記載の発明の一実施例を図9及び
図10に基づいて説明する。本実施例では、図9に示す
ように、黒基準板26を第1の黒基準である第1の黒基
準板としている。そして、白基準板27のオーバーラン
位置側に近接してコンタクトガラス10上に第2の黒基
準である第2の黒基準板34が固定されている。
図10に基づいて説明する。本実施例では、図9に示す
ように、黒基準板26を第1の黒基準である第1の黒基
準板としている。そして、白基準板27のオーバーラン
位置側に近接してコンタクトガラス10上に第2の黒基
準である第2の黒基準板34が固定されている。
【0051】つぎに、図10に示すシェーディング補正
部7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光
学系20がホームポジションに位置している状態で露光
ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モード
が起動して黒基準板26が読み取られる。そして、第1
の黒レベルが生成される(ステップSt.26)。この
ステップSt.26により生成された第1の黒レベルが
シェーディング補正部7において予め設定されている閾
値と比較される(ステップSt.27)。このとき、第
1の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学
系20が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27
の直下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して
白基準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成
される(ステップSt.28)。その後、画素データ処
理モードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿
画像は、画素データとして光電変換素子19からシェー
ディング補正部7に入力される。その画素データは、シ
ェーディング補正部7においてシェーディング補正され
る。そして、画像データVo が得られる(ステップS
t.29)。
部7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光
学系20がホームポジションに位置している状態で露光
ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モード
が起動して黒基準板26が読み取られる。そして、第1
の黒レベルが生成される(ステップSt.26)。この
ステップSt.26により生成された第1の黒レベルが
シェーディング補正部7において予め設定されている閾
値と比較される(ステップSt.27)。このとき、第
1の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学
系20が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27
の直下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して
白基準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成
される(ステップSt.28)。その後、画素データ処
理モードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿
画像は、画素データとして光電変換素子19からシェー
ディング補正部7に入力される。その画素データは、シ
ェーディング補正部7においてシェーディング補正され
る。そして、画像データVo が得られる(ステップS
t.29)。
【0052】しかし、ステップSt.27において第1
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
2の黒レベルが生成される(ステップSt.30)。こ
のステップSt.30により生成された第2の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第1の黒レベルと比較される(ステップSt.3
1)。このとき、第1の黒レベルの主走査方向の分布と
第2の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、読取動作が中止される(ステップSt.32)。
そして、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系
20が副走査方向に移動することにより変化の生じる第
2キャリッジ12の光学系の異常であることを操作部に
表示するため、操作部又は操作部を制御する制御部にス
キャナ制御部6より第1の異常コードが送信される(ス
テップSt.33)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
2の黒レベルが生成される(ステップSt.30)。こ
のステップSt.30により生成された第2の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第1の黒レベルと比較される(ステップSt.3
1)。このとき、第1の黒レベルの主走査方向の分布と
第2の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、読取動作が中止される(ステップSt.32)。
そして、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系
20が副走査方向に移動することにより変化の生じる第
2キャリッジ12の光学系の異常であることを操作部に
表示するため、操作部又は操作部を制御する制御部にス
キャナ制御部6より第1の異常コードが送信される(ス
テップSt.33)。
【0053】しかし、ステップSt.31において第1
の黒レベルの主走査方向の分布と第2の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.34)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20が副走査方向に
移動しても変化の生じない回路系及び第2キャリッジ1
2の光学系を除くスキャナ光学系の異常であることを操
作部に表示するため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送信され
る(ステップSt.35)。
の黒レベルの主走査方向の分布と第2の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.34)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20が副走査方向に
移動しても変化の生じない回路系及び第2キャリッジ1
2の光学系を除くスキャナ光学系の異常であることを操
作部に表示するため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送信され
る(ステップSt.35)。
【0054】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルを
予め設定されている閾値と比較する。そして、第1の黒
レベルが閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が
露光ランプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルを閾値として設定された
第1の黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6
が操作部に異常警告を表示する。これより、シェーディ
ング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警
告を表示することができる。そのため、異常画像の作成
が防止されるとともに、異常の発生した箇所が走査中に
投影位置の移動する第2キャリッジ12の光学系又はそ
の他の箇所に限定されて、修理に要する時間が短縮され
る。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルを
予め設定されている閾値と比較する。そして、第1の黒
レベルが閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が
露光ランプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルを閾値として設定された
第1の黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6
が操作部に異常警告を表示する。これより、シェーディ
ング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警
告を表示することができる。そのため、異常画像の作成
が防止されるとともに、異常の発生した箇所が走査中に
投影位置の移動する第2キャリッジ12の光学系又はそ
の他の箇所に限定されて、修理に要する時間が短縮され
る。
【0055】請求項3記載の発明の一実施例を図9及び
図11に基づいて説明する。本実施例では、図9に示す
ように、コンタクトガラス10上に第1の黒基準板26
と第2の黒基準板34と白基準板27とが固定されてい
る。
図11に基づいて説明する。本実施例では、図9に示す
ように、コンタクトガラス10上に第1の黒基準板26
と第2の黒基準板34と白基準板27とが固定されてい
る。
【0056】つぎに、図11に示すシェーディング補正
部7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光
学系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13
が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。
そして、黒レベルが生成される(ステップSt.3
6)。このステップSt.36により生成された黒レベ
ルがシェーディング補正部7において予め設定されてい
る閾値と比較される(ステップSt.37)。このと
き、第1の黒レベルが閾値を超えている場合には、読取
動作が中止される(ステップSt.38)。そして、黒
レベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を含む回
路系の異常であることを操作部に表示させるため、操作
部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より
第1の異常コードが送信される(ステップSt.3
9)。
部7の動作を説明する。コピースタート後、スキャナ光
学系20がホームポジションに位置し、露光ランプ13
が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動する。
そして、黒レベルが生成される(ステップSt.3
6)。このステップSt.36により生成された黒レベ
ルがシェーディング補正部7において予め設定されてい
る閾値と比較される(ステップSt.37)。このと
き、第1の黒レベルが閾値を超えている場合には、読取
動作が中止される(ステップSt.38)。そして、黒
レベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を含む回
路系の異常であることを操作部に表示させるため、操作
部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より
第1の異常コードが送信される(ステップSt.3
9)。
【0057】しかし、ステップSt.37において第1
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.40)。このステ
ップSt.40により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.41)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.42)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.4
3)。
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.40)。このステ
ップSt.40により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.41)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.42)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.4
3)。
【0058】しかし、ステップSt.41において第2
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
3の黒レベルが生成される(ステップSt.44)。こ
のステップSt.44により生成された第3の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第2の黒レベルと比較される(ステップSt.4
5)。このとき、第2の黒レベルの主走査方向の分布と
第3の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、読取動作が中止される(ステップSt.46)。
そして、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系
20が副走査方向に移動することにより変化の生じる第
2キャリッジ12の光学系の異常であることを操作部に
表示するため、操作部又は操作部を制御する制御部にス
キャナ制御部6より第2の異常コードが送信される(ス
テップSt.47)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
3の黒レベルが生成される(ステップSt.44)。こ
のステップSt.44により生成された第3の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第2の黒レベルと比較される(ステップSt.4
5)。このとき、第2の黒レベルの主走査方向の分布と
第3の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、読取動作が中止される(ステップSt.46)。
そして、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系
20が副走査方向に移動することにより変化の生じる第
2キャリッジ12の光学系の異常であることを操作部に
表示するため、操作部又は操作部を制御する制御部にス
キャナ制御部6より第2の異常コードが送信される(ス
テップSt.47)。
【0059】しかし、ステップSt.45において第2
の黒レベルの主走査方向の分布と第3の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.48)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20が副走査方向に
移動しても変化の生じない回路系及び第2キャリッジ1
2の光学系を除くスキャナ光学系の異常であることを操
作部に表示するため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第3の異常コードが送信され
る(ステップSt.49)。
の黒レベルの主走査方向の分布と第3の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、読取動作が中
止される(ステップSt.48)。そして、黒レベルの
異常が生じた原因がスキャナ光学系20が副走査方向に
移動しても変化の生じない回路系及び第2キャリッジ1
2の光学系を除くスキャナ光学系の異常であることを操
作部に表示するため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第3の異常コードが送信され
る(ステップSt.49)。
【0060】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、第1の黒レベルが閾値を超えずに、第2の黒レベル
が閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が露光ラ
ンプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り
測定した第3の黒レベルを閾値として設定された第2の
黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6が操作
部に異常警告を表示する。これにより、シェーディング
補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を
表示することができる。そのため、異常画像の作成が防
止されるとともに、異常の発生した箇所が光電変換素子
19を含む回路系、スキャナ光学系20の走査中に投影
位置の移動する第2ミラー16及び第3ミラー17を保
持する第2キャリッジ12又はその他のスキャナ光学系
の何れかに限定されて、修理に要する時間が短縮され
る。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、第1の黒レベルが閾値を超えずに、第2の黒レベル
が閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が露光ラ
ンプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り
測定した第3の黒レベルを閾値として設定された第2の
黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6が操作
部に異常警告を表示する。これにより、シェーディング
補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を
表示することができる。そのため、異常画像の作成が防
止されるとともに、異常の発生した箇所が光電変換素子
19を含む回路系、スキャナ光学系20の走査中に投影
位置の移動する第2ミラー16及び第3ミラー17を保
持する第2キャリッジ12又はその他のスキャナ光学系
の何れかに限定されて、修理に要する時間が短縮され
る。
【0061】本発明の基礎となる第三の構成例を図4,
図12,図13及び図14に基づいて説明する。本構成
例では、図4に示すように、コンタクトガラス10上に
黒基準板26と白基準板27とが固定されている。そし
て、図12に示すようにデジタル処理部30には出力調
整手段である書き込み制御部35が接続されている。こ
の書き込み制御部35には、レーザーダイオード36、
ポリゴンスキャナ37、同期検知ファイバ38が接続さ
れている。このレーザーダイオード36より出射するレ
ーザー光の光路39上には、シリンダレンズ40、前記
ポリゴンスキャナ37が順次設けられている。このポリ
ゴンスキャナ37が前記書き込み制御部35により制御
されてR方向へ回転しているため、前記ポリゴンスキャ
ナ37からの反射光の光路は、ポリゴンスキャナ37の
反射面の法線方向からの角が大きくなる方向へ、光路4
1から光路42、そして、光路43へと順次変化する。
その反射光の光路上には、fθレンズ44が設けられて
いる。前記光路41上には、fθレンズ44を透過した
光が入射する同期検知ミラー45設けられている。この
同期検知ミラー45からの反射光の光路41上には、前
記同期検知ファイバ38が設けられている。また前記光
路42から前記光路43までの間の光が入射するミラー
46が設けられている。ミラー46からの反射光の光路
上には、防塵ガラス47、感光体48が順次設けられて
いる。このとき、ミラー46からの反射光は、光路42
から光路43へと感光体の軸心方向に沿って主走査方向
(X方向)へと移動する。
図12,図13及び図14に基づいて説明する。本構成
例では、図4に示すように、コンタクトガラス10上に
黒基準板26と白基準板27とが固定されている。そし
て、図12に示すようにデジタル処理部30には出力調
整手段である書き込み制御部35が接続されている。こ
の書き込み制御部35には、レーザーダイオード36、
ポリゴンスキャナ37、同期検知ファイバ38が接続さ
れている。このレーザーダイオード36より出射するレ
ーザー光の光路39上には、シリンダレンズ40、前記
ポリゴンスキャナ37が順次設けられている。このポリ
ゴンスキャナ37が前記書き込み制御部35により制御
されてR方向へ回転しているため、前記ポリゴンスキャ
ナ37からの反射光の光路は、ポリゴンスキャナ37の
反射面の法線方向からの角が大きくなる方向へ、光路4
1から光路42、そして、光路43へと順次変化する。
その反射光の光路上には、fθレンズ44が設けられて
いる。前記光路41上には、fθレンズ44を透過した
光が入射する同期検知ミラー45設けられている。この
同期検知ミラー45からの反射光の光路41上には、前
記同期検知ファイバ38が設けられている。また前記光
路42から前記光路43までの間の光が入射するミラー
46が設けられている。ミラー46からの反射光の光路
上には、防塵ガラス47、感光体48が順次設けられて
いる。このとき、ミラー46からの反射光は、光路42
から光路43へと感光体の軸心方向に沿って主走査方向
(X方向)へと移動する。
【0062】このように形成された画像書き込み系の動
作について説明する。書き込み制御部35にスキャナ画
像出力信号がデジタル処理部30より入力される。そし
て、書き込み制御部35が、レーザーダイオード36を
そのスキャナ画像出力信号に応じて発光させる。レーザ
ーダイオード36より発せられたレーザー光は、まず、
光路39及び光路41を順次通り、同期検知ファイバ3
8に入射する。そして、書き込み制御部35が同期のズ
レを制御して同期を保つ。つぎに、レーザーダイオード
36より発せられたレーザー光は、光路39を通り光路
42から光路43へ変化して、感光体48上にスキャナ
画像出力信号が書き込まれる。
作について説明する。書き込み制御部35にスキャナ画
像出力信号がデジタル処理部30より入力される。そし
て、書き込み制御部35が、レーザーダイオード36を
そのスキャナ画像出力信号に応じて発光させる。レーザ
ーダイオード36より発せられたレーザー光は、まず、
光路39及び光路41を順次通り、同期検知ファイバ3
8に入射する。そして、書き込み制御部35が同期のズ
レを制御して同期を保つ。つぎに、レーザーダイオード
36より発せられたレーザー光は、光路39を通り光路
42から光路43へ変化して、感光体48上にスキャナ
画像出力信号が書き込まれる。
【0063】このような画像書き込み系が接続された画
像読取装置のシェーディング補正部7の動作を動作を説
明する。図14において、コピースタート後、スキャナ
光学系20がホームポジションに位置している状態で露
光ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モー
ドが起動して黒基準板26が読み取られる。そして、黒
レベルが生成される(ステップSt.50)。このステ
ップSt.50により生成された黒レベルがシェーディ
ング補正部7において予め設定されている閾値と比較さ
れる(ステップSt.51)。このとき、黒レベルが閾
値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移動す
る。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位置す
るとき、白レベル処理モードが起動して白基準板27が
読み取られる。そして、白レベルが生成される(ステッ
プSt.51)。その後、画素データ処理モードが起動
して原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画素デ
ータとして光電変換素子19からシェーディング補正部
7に入力される。その画素データは、シェーディング補
正部7においてシェーディング補正される。そして、画
像データVo が得られる(ステップSt.52)。
像読取装置のシェーディング補正部7の動作を動作を説
明する。図14において、コピースタート後、スキャナ
光学系20がホームポジションに位置している状態で露
光ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モー
ドが起動して黒基準板26が読み取られる。そして、黒
レベルが生成される(ステップSt.50)。このステ
ップSt.50により生成された黒レベルがシェーディ
ング補正部7において予め設定されている閾値と比較さ
れる(ステップSt.51)。このとき、黒レベルが閾
値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移動す
る。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位置す
るとき、白レベル処理モードが起動して白基準板27が
読み取られる。そして、白レベルが生成される(ステッ
プSt.51)。その後、画素データ処理モードが起動
して原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画素デ
ータとして光電変換素子19からシェーディング補正部
7に入力される。その画素データは、シェーディング補
正部7においてシェーディング補正される。そして、画
像データVo が得られる(ステップSt.52)。
【0064】しかし、ステップSt.51において黒レ
ベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御部35
へレーザーダイオード36の発光パワーを増加させる信
号が送信される(ステップSt.54)。そして、黒レ
ベルの異常があることを操作部に表示させるため、操作
部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より
異常コードが送信される(ステップSt.55)。
ベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御部35
へレーザーダイオード36の発光パワーを増加させる信
号が送信される(ステップSt.54)。そして、黒レ
ベルの異常があることを操作部に表示させるため、操作
部又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より
異常コードが送信される(ステップSt.55)。
【0065】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で黒基準板26を読み取り測定した黒レベルを予め設
定されている閾値と比較する。そして、黒レベルが閾値
を超えるとき、スキャナ操作部6が操作部に異常警告を
表示させて、書き込み制御部35が予め設定されている
レーザーダイオード36の発光出力を調整する。これに
より、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を
検出して、異常警告を表示することができるとともに、
画像濃度を濃く書き込むことができる。そのため、異常
画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力され
る。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で黒基準板26を読み取り測定した黒レベルを予め設
定されている閾値と比較する。そして、黒レベルが閾値
を超えるとき、スキャナ操作部6が操作部に異常警告を
表示させて、書き込み制御部35が予め設定されている
レーザーダイオード36の発光出力を調整する。これに
より、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を
検出して、異常警告を表示することができるとともに、
画像濃度を濃く書き込むことができる。そのため、異常
画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力され
る。
【0066】本発明の基礎となる第四の構成例を図6,
図12,図13及び図15に基づいて説明する。本構成
例では、図6に示すようにコンタクトガラス10上に白
基準板27のみが固定されているとともに、図12及び
図13に示す画像書き込み系が接続された画像読取装置
が用いられている。
図12,図13及び図15に基づいて説明する。本構成
例では、図6に示すようにコンタクトガラス10上に白
基準板27のみが固定されているとともに、図12及び
図13に示す画像書き込み系が接続された画像読取装置
が用いられている。
【0067】つぎに、図15に示すシェーディング補正
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、黒レベルが生成される(ステップSt.
56)。このステップSt.56により生成された黒レ
ベルがシェーディング補正部7において予め設定されて
いる閾値と比較される(ステップSt.57)。このと
き、黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学
系20が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27
の直下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して
白基準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成
される(ステップSt.58)。その後、画素データ処
理モードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿
画像は、画素データとして光電変換素子19からシェー
ディング補正部7に入力される。その画素データは、シ
ェーディング補正部7においてシェーディング補正され
る。そして、画像データVo が得られる(ステップS
t.59)。
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、黒レベルが生成される(ステップSt.
56)。このステップSt.56により生成された黒レ
ベルがシェーディング補正部7において予め設定されて
いる閾値と比較される(ステップSt.57)。このと
き、黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学
系20が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27
の直下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して
白基準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成
される(ステップSt.58)。その後、画素データ処
理モードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿
画像は、画素データとして光電変換素子19からシェー
ディング補正部7に入力される。その画素データは、シ
ェーディング補正部7においてシェーディング補正され
る。そして、画像データVo が得られる(ステップS
t.59)。
【0068】しかし、ステップSt.57において黒レ
ベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御部35
へレーザーダイオード36の発光パワーを増加させる信
号が送信される(ステップSt.60)。そして、黒レ
ベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を含む回路
系の異常であることを操作部に表示させるため、操作部
又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より異
常コードが送信される(ステップSt.61)。
ベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御部35
へレーザーダイオード36の発光パワーを増加させる信
号が送信される(ステップSt.60)。そして、黒レ
ベルの異常が生じた原因が光電変換素子19を含む回路
系の異常であることを操作部に表示させるため、操作部
又は操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より異
常コードが送信される(ステップSt.61)。
【0069】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した黒レベルを予め設定されている閾値と比較
する。そして、黒レベルが閾値を超えるとき、スキャナ
制御部6が操作部に異常警告を表示させて、書き込み制
御部35が予め設定されているレーザーダイオード36
の発光出力を調整する。これにより、シェーディング補
正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を表
示することができるとともに、画像濃度を濃く書き込む
ことができる。そのため、異常画像の作成が防止され
て、黒部が黒ベタとして出力されるとともに、異常の発
生した箇所が光電変換素子19を含む回路系に限定され
て、修理に要する時間が短縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した黒レベルを予め設定されている閾値と比較
する。そして、黒レベルが閾値を超えるとき、スキャナ
制御部6が操作部に異常警告を表示させて、書き込み制
御部35が予め設定されているレーザーダイオード36
の発光出力を調整する。これにより、シェーディング補
正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を表
示することができるとともに、画像濃度を濃く書き込む
ことができる。そのため、異常画像の作成が防止され
て、黒部が黒ベタとして出力されるとともに、異常の発
生した箇所が光電変換素子19を含む回路系に限定され
て、修理に要する時間が短縮される。
【0070】請求項4記載の発明の一実施例を図4,図
12,図13及び図16に基づいて説明する。本実施例
では、図4に示されるようにコンタクトガラス10上に
黒基準板26と白基準板27とが固定されているととも
に、図12及び図13に示す画像書き込み系が接続され
た画像読取装置が用いられている。
12,図13及び図16に基づいて説明する。本実施例
では、図4に示されるようにコンタクトガラス10上に
黒基準板26と白基準板27とが固定されているととも
に、図12及び図13に示す画像書き込み系が接続され
た画像読取装置が用いられている。
【0071】つぎに、図16に示すシェーディング補正
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、第1の黒レベルが生成される(ステップ
St.62)。このステップSt.62により生成され
た第1の黒レベルがシェーディング補正部7において予
め設定されている閾値と比較される(ステップSt.6
3)。このとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場
合には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36
の発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップ
St.64)。そして、黒レベルの異常が生じた原因が
光電変換素子19を含む回路系の異常であることを操作
部に表示させるため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送信され
る(ステップSt.65)。
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、第1の黒レベルが生成される(ステップ
St.62)。このステップSt.62により生成され
た第1の黒レベルがシェーディング補正部7において予
め設定されている閾値と比較される(ステップSt.6
3)。このとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場
合には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36
の発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップ
St.64)。そして、黒レベルの異常が生じた原因が
光電変換素子19を含む回路系の異常であることを操作
部に表示させるため、操作部又は操作部を制御する制御
部にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送信され
る(ステップSt.65)。
【0072】しかし、ステップSt.63において第1
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.66)。このステ
ップSt.66により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.67)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.68)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.6
9)。
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置している状態で露光ラン
プ13が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起
動して黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒
レベルが生成される(ステップSt.66)。このステ
ップSt.66により生成された第2の黒レベルがシェ
ーディング補正部7において予め設定されている閾値と
比較される(ステップSt.67)。このとき、第2の
黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系2
0が移動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直
下に位置するとき、白レベル処理モードが起動して白基
準板27が読み取られる。そして、白レベルが生成され
る(ステップSt.68)。その後、画素データ処理モ
ードが起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像
は、画素データとして光電変換素子19からシェーディ
ング補正部7に入力される。その画素データは、シェー
ディング補正部7においてシェーディング補正される。
そして、画像データVo が得られる(ステップSt.6
9)。
【0073】しかし、ステップSt.67において第2
の黒レベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.70)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
の異常であることを操作部に表示するため、操作部又は
操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より第2の
異常コードが送信される(ステップSt.25)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.70)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
の異常であることを操作部に表示するため、操作部又は
操作部を制御する制御部にスキャナ制御部6より第2の
異常コードが送信される(ステップSt.25)。
【0074】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で黒基準を読み取り測定した第2の黒レベル
とを予め設定されている閾値と比較する。そして、これ
ら第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超えると
き、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表示させ
て、書き込み制御部35が予め設定されているレーザー
ダイオード36の発光出力を調整する。これにより、シ
ェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検出し
て、異常警告を表示することができるとともに、画像濃
度を濃く書き込むことができる。そのため、異常画像の
作成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力されるとと
もに、異常の発生した箇所が光電変換素子19を含む回
路系又はスキャナ光学系20に限定されて、修理に要す
る時間が短縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で黒基準を読み取り測定した第2の黒レベル
とを予め設定されている閾値と比較する。そして、これ
ら第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超えると
き、スキャナ制御部6が操作部に異常警告を表示させ
て、書き込み制御部35が予め設定されているレーザー
ダイオード36の発光出力を調整する。これにより、シ
ェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検出し
て、異常警告を表示することができるとともに、画像濃
度を濃く書き込むことができる。そのため、異常画像の
作成が防止されて、黒部が黒ベタとして出力されるとと
もに、異常の発生した箇所が光電変換素子19を含む回
路系又はスキャナ光学系20に限定されて、修理に要す
る時間が短縮される。
【0075】請求項5記載の発明の一実施例を図9,図
12,図13及び図17に基づいて説明する。本実施例
では、図9に示すようにコンタクトガラス10上に第1
の黒基準板26と第2の黒基準板34と白基準板27と
が固定されているとともに、図12及び図13に示す画
像書き込み系が接続された画像読取装置が用いられてい
る。
12,図13及び図17に基づいて説明する。本実施例
では、図9に示すようにコンタクトガラス10上に第1
の黒基準板26と第2の黒基準板34と白基準板27と
が固定されているとともに、図12及び図13に示す画
像書き込み系が接続された画像読取装置が用いられてい
る。
【0076】つぎに、図17に示すシェーディング補正
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置している状態
で露光ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理
モードが起動して黒基準板26が読み取られる。そし
て、第1の黒レベルが生成される(ステップSt.7
2)。このステップSt.72により生成された第1の
黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定さ
れている閾値と比較される(ステップSt.73)。こ
のとき、第1の黒レベルが閾値を超えていなければ、ス
キャナ光学系20が移動する。第1キャリッジ11が白
基準板27の直下に位置するとき、白レベル処理モード
が起動して白基準板27が読み取られる。そして、白レ
ベルが生成される(ステップSt.74)。その後、画
素データ処理モードが起動して原稿画像が読み取られ
る。この原稿画像は、画素データとして光電変換素子1
9からシェーディング補正部7に入力される。その画素
データは、シェーディング補正部7においてシェーディ
ング補正される。そして、画像データVo が得られる
(ステップSt.75)。
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置している状態
で露光ランプ13が点灯する。このとき、黒レベル処理
モードが起動して黒基準板26が読み取られる。そし
て、第1の黒レベルが生成される(ステップSt.7
2)。このステップSt.72により生成された第1の
黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定さ
れている閾値と比較される(ステップSt.73)。こ
のとき、第1の黒レベルが閾値を超えていなければ、ス
キャナ光学系20が移動する。第1キャリッジ11が白
基準板27の直下に位置するとき、白レベル処理モード
が起動して白基準板27が読み取られる。そして、白レ
ベルが生成される(ステップSt.74)。その後、画
素データ処理モードが起動して原稿画像が読み取られ
る。この原稿画像は、画素データとして光電変換素子1
9からシェーディング補正部7に入力される。その画素
データは、シェーディング補正部7においてシェーディ
ング補正される。そして、画像データVo が得られる
(ステップSt.75)。
【0077】しかし、ステップSt.73において第1
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
2の黒レベルが生成される(ステップSt.76)。こ
のステップSt.76により生成された第2の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第1の黒レベルと比較される(ステップSt.7
7)。このとき、第1の黒レベルの主走査方向の分布と
第2の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の
発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.78)。そして、黒レベルの異常が生じた原因がス
キャナ光学系20が副走査方向に移動することにより変
化の生じる第2キャリッジ12の光学系の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送
信される(ステップSt.79)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
2の黒レベルが生成される(ステップSt.76)。こ
のステップSt.76により生成された第2の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第1の黒レベルと比較される(ステップSt.7
7)。このとき、第1の黒レベルの主走査方向の分布と
第2の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の
発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.78)。そして、黒レベルの異常が生じた原因がス
キャナ光学系20が副走査方向に移動することにより変
化の生じる第2キャリッジ12の光学系の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送
信される(ステップSt.79)。
【0078】しかし、ステップSt.77において第1
の黒レベルの主走査方向の分布と第2の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.80)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
が副走査方向に移動しても変化の生じない回路系及び第
2キャリッジ12の光学系を除くスキャナ光学系の異常
であることを操作部に表示するため、操作部又は操作部
を制御する制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コ
ードが送信される(ステップSt.81)。
の黒レベルの主走査方向の分布と第2の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.80)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
が副走査方向に移動しても変化の生じない回路系及び第
2キャリッジ12の光学系を除くスキャナ光学系の異常
であることを操作部に表示するため、操作部又は操作部
を制御する制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コ
ードが送信される(ステップSt.81)。
【0079】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルを
予め設定されている閾値と比較する。そして、第1の黒
レベルが閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が
露光ランプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルを閾値として設定された
第1の黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6
が操作部に異常警告を表示させて、書き込み制御部35
が予め設定されているレーザーダイオード36の発光出
力を調整する。これにより、シェーディング補正に先だ
って黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示するこ
とができるとともに、画像濃度を濃く書き込むことがで
きる。そのため、異常画像の作成が防止されて、黒部が
黒ベタとして出力されるとともに、異常の発生した箇所
が走査中に投影位置の移動する第2キャリッジ12の光
学系又はその他の箇所に限定されて、修理に要する時間
が短縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が点灯している状
態で第1の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルを
予め設定されている閾値と比較する。そして、第1の黒
レベルが閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が
露光ランプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルを閾値として設定された
第1の黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6
が操作部に異常警告を表示させて、書き込み制御部35
が予め設定されているレーザーダイオード36の発光出
力を調整する。これにより、シェーディング補正に先だ
って黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示するこ
とができるとともに、画像濃度を濃く書き込むことがで
きる。そのため、異常画像の作成が防止されて、黒部が
黒ベタとして出力されるとともに、異常の発生した箇所
が走査中に投影位置の移動する第2キャリッジ12の光
学系又はその他の箇所に限定されて、修理に要する時間
が短縮される。
【0080】請求項6記載の発明の一実施例を図9,図
12,図13及び図18に基づいて説明する。本実施例
では、図9に示すようにコンタクトガラス10上に第1
の黒基準板26と第2の黒基準板34と白基準板27と
が固定されているとともに、図12及び図13に示す画
像書き込み系が接続された画像読取装置が用いられてい
る。
12,図13及び図18に基づいて説明する。本実施例
では、図9に示すようにコンタクトガラス10上に第1
の黒基準板26と第2の黒基準板34と白基準板27と
が固定されているとともに、図12及び図13に示す画
像書き込み系が接続された画像読取装置が用いられてい
る。
【0081】つぎに、図18に示すシェーディング補正
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、第1の黒レベルが生成される(ステップ
St.82)。このステップSt.82により生成され
た黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定
されている閾値と比較される(ステップSt.83)。
このとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場合に
は、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の発
光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.84)。そして、黒レベルの異常が生じた原因が光
電変換素子19を含む回路系の異常であることを操作部
に表示させるため、操作部又は操作部を制御する制御部
にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送信される
(ステップSt.85)。
部7の動作について説明する。コピースタート後、スキ
ャナ光学系20がホームポジションに位置し、露光ラン
プ13が消灯している状態で黒レベル処理モードが起動
する。そして、第1の黒レベルが生成される(ステップ
St.82)。このステップSt.82により生成され
た黒レベルがシェーディング補正部7において予め設定
されている閾値と比較される(ステップSt.83)。
このとき、第1の黒レベルが閾値を超えている場合に
は、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の発
光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.84)。そして、黒レベルの異常が生じた原因が光
電変換素子19を含む回路系の異常であることを操作部
に表示させるため、操作部又は操作部を制御する制御部
にスキャナ制御部6より第1の異常コードが送信される
(ステップSt.85)。
【0082】しかし、ステップSt.83において第1
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置し状態で露光ランプ13
が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起動して
黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒レベル
が生成される(ステップSt.86)。このステップS
t.86により生成された第2の黒レベルがシェーディ
ング補正部7において予め設定されている閾値と比較さ
れる(ステップSt.87)。このとき、第2の黒レベ
ルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移
動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位
置するとき、白レベル処理モードが起動して白基準板2
7が読み取られる。そして、白レベルが生成される(ス
テップSt.88)。その後、画素データ処理モードが
起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画
素データとして光電変換素子19からシェーディング補
正部7に入力される。その画素データは、シェーディン
グ補正部7においてシェーディング補正される。そし
て、画像データVo が得られる(ステップSt.8
9)。
の黒レベルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系
20がホームポジションに位置し状態で露光ランプ13
が点灯する。このとき、黒レベル処理モードが起動して
黒基準板26が読み取られる。そして、第2の黒レベル
が生成される(ステップSt.86)。このステップS
t.86により生成された第2の黒レベルがシェーディ
ング補正部7において予め設定されている閾値と比較さ
れる(ステップSt.87)。このとき、第2の黒レベ
ルが閾値を超えていなければ、スキャナ光学系20が移
動する。第1キャリッジ11が白基準板27の直下に位
置するとき、白レベル処理モードが起動して白基準板2
7が読み取られる。そして、白レベルが生成される(ス
テップSt.88)。その後、画素データ処理モードが
起動して原稿画像が読み取られる。この原稿画像は、画
素データとして光電変換素子19からシェーディング補
正部7に入力される。その画素データは、シェーディン
グ補正部7においてシェーディング補正される。そし
て、画像データVo が得られる(ステップSt.8
9)。
【0083】しかし、ステップSt.87において第2
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
3の黒レベルが生成される(ステップSt.90)。こ
のステップSt.90により生成された第3の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第2の黒レベルと比較される(ステップSt.9
1)。このとき、第2の黒レベルの主走査方向の分布と
第3の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の
発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.92)。そして、黒レベルの異常が生じた原因がス
キャナ光学系20が副走査方向に移動することにより変
化の生じる第2キャリッジ12の光学系の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送
信される(ステップSt.93)。
の黒レベルが閾値を超えている場合には、スキャナ光学
系20が移動して、第1キャリッジ11が第2の黒基準
板34の直下に位置するとき、黒レベル処理モードが起
動して第2の黒基準板34が読み取られる。そして、第
3の黒レベルが生成される(ステップSt.90)。こ
のステップSt.90により生成された第3の黒レベル
がシェーディング補正部7において閾値として設定され
た第2の黒レベルと比較される(ステップSt.9
1)。このとき、第2の黒レベルの主走査方向の分布と
第3の黒レベルの主走査方向の分布とに差異がある場合
には、書き込み制御部35へレーザーダイオード36の
発光パワーを増加させる信号が送信される(ステップS
t.92)。そして、黒レベルの異常が生じた原因がス
キャナ光学系20が副走査方向に移動することにより変
化の生じる第2キャリッジ12の光学系の異常であるこ
とを操作部に表示するため、操作部又は操作部を制御す
る制御部にスキャナ制御部6より第2の異常コードが送
信される(ステップSt.93)。
【0084】しかし、ステップSt.91において第2
の黒レベルの主走査方向の分布と第3の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.94)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
が副走査方向に移動しても変化の生じない回路系及び第
2キャリッジ12の光学系を除くスキャナ光学系の異常
であることを操作部に表示するため、操作部又は操作部
を制御する制御部にスキャナ制御部6より第3の異常コ
ードが送信される(ステップSt.95)。
の黒レベルの主走査方向の分布と第3の黒レベルの主走
査方向の分布とが酷似している場合には、書き込み制御
部35へレーザーダイオード36の発光パワーを増加さ
せる信号が送信される(ステップSt.94)。そし
て、黒レベルの異常が生じた原因がスキャナ光学系20
が副走査方向に移動しても変化の生じない回路系及び第
2キャリッジ12の光学系を除くスキャナ光学系の異常
であることを操作部に表示するため、操作部又は操作部
を制御する制御部にスキャナ制御部6より第3の異常コ
ードが送信される(ステップSt.95)。
【0085】このように、シェーディング補正部7が原
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、第1の黒レベルが閾値を超えずに、第2の黒レベル
が閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が露光ラ
ンプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り
測定した第3の黒レベルを閾値として設定された第2の
黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6が操作
部に異常警告を表示させて、書き込み制御部35が予め
設定されているレーザーダイオード36の発光出力を調
整する。これにより、シェーディング補正に先だって黒
レベルの異常を検出して、異常警告を表示することがで
きるとともに、画像濃度を濃く書き込むことができる。
そのため、異常画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタ
として出力されるとともに、異常の発生した箇所が光電
変換素子19を含む回路系、スキャナ光学系20の走査
中に投影位置の移動する第2ミラー16及び第3ミラー
17を保持する第2キャリッジ12又はその他のスキャ
ナ光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
稿画像を読み取る前に露光ランプ13が消灯している状
態で測定した第1の黒レベルと露光ランプ13が点灯し
ている状態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを予め設定されている閾値と比較する。そし
て、第1の黒レベルが閾値を超えずに、第2の黒レベル
が閾値を超えるとき、シェーディング補正部7が露光ラ
ンプ13が点灯している状態で第2の黒基準を読み取り
測定した第3の黒レベルを閾値として設定された第2の
黒レベルと比較する。そして、スキャナ制御部6が操作
部に異常警告を表示させて、書き込み制御部35が予め
設定されているレーザーダイオード36の発光出力を調
整する。これにより、シェーディング補正に先だって黒
レベルの異常を検出して、異常警告を表示することがで
きるとともに、画像濃度を濃く書き込むことができる。
そのため、異常画像の作成が防止されて、黒部が黒ベタ
として出力されるとともに、異常の発生した箇所が光電
変換素子19を含む回路系、スキャナ光学系20の走査
中に投影位置の移動する第2ミラー16及び第3ミラー
17を保持する第2キャリッジ12又はその他のスキャ
ナ光学系の何れかに限定されて、修理に要する時間が短
縮される。
【0086】
【0087】
【0088】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、原稿画像を読み
取る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1
の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準を
読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め設
定されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル又
は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常
警告を表示することにより、シェーディング補正に先だ
って黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示するこ
とができるため、異常画像の作成を防止することができ
るとともに、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む
回路系又はスキャナ光学系に限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
取る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1
の黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準を
読み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め設
定されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル又
は第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常
警告を表示することにより、シェーディング補正に先だ
って黒レベルの異常を検出して、異常警告を表示するこ
とができるため、異常画像の作成を防止することができ
るとともに、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む
回路系又はスキャナ光学系に限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
【0089】請求項2記載の発明は、原稿画像を読み取
る前に露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を
読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプが点灯し
ている状態で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比較し
て、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超える
とき、表示手段が異常警告を表示することにより、シェ
ーディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、
異常警告を表示することができるため、異常画像の作成
を防止することができるとともに、異常の発生した箇所
を走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその
他の箇所に限定することができ、修理に要する時間を短
縮することができる。
る前に露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を
読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプが点灯し
ている状態で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比較し
て、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超える
とき、表示手段が異常警告を表示することにより、シェ
ーディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、
異常警告を表示することができるため、異常画像の作成
を防止することができるとともに、異常の発生した箇所
を走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその
他の箇所に限定することができ、修理に要する時間を短
縮することができる。
【0090】請求項3記載の発明は、原稿画像を読み取
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第1の黒基
準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ランプが点
灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3
の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比
較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は第3の黒
レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警告を表示
することより、シェーディング補正に先だって黒レベル
の異常を検出して、異常警告を表示することができるた
め、異常画像の作成を防止することができるとともに、
異常の発生した箇所を光電変換素子を含む回路系、走査
中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のス
キャナ光学系の何れかに限定することができ、修理に要
する時間を短縮することができる。
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第1の黒基
準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ランプが点
灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3
の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比
較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は第3の黒
レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警告を表示
することより、シェーディング補正に先だって黒レベル
の異常を検出して、異常警告を表示することができるた
め、異常画像の作成を防止することができるとともに、
異常の発生した箇所を光電変換素子を含む回路系、走査
中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他のス
キャナ光学系の何れかに限定することができ、修理に要
する時間を短縮することができる。
【0091】
【0092】
【0093】請求項4記載の発明は、原稿画像を読み取
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め設定
されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル又は
第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示し、出力調整手段が予め設定されているレーザ
ーダイオードの発光出力を調整することにより、シェー
ディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異
常警告を表示することができるとともに、画像濃度を濃
く書き込むことができるため、異常画像の作成を防止す
ることができ、黒部を黒ベタとして出力することができ
るとともに、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む
回路系又はスキャナ光学系に限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルとを比較手段が予め設定
されている閾値と比較して、これら第1の黒レベル又は
第2の黒レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警
告を表示し、出力調整手段が予め設定されているレーザ
ーダイオードの発光出力を調整することにより、シェー
ディング補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異
常警告を表示することができるとともに、画像濃度を濃
く書き込むことができるため、異常画像の作成を防止す
ることができ、黒部を黒ベタとして出力することができ
るとともに、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む
回路系又はスキャナ光学系に限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
【0094】請求項5記載の発明は、原稿画像を読み取
る前に露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を
読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプが点灯し
ている状態で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルと比較手段がを予め設定されている閾値と比較し
て、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超える
とき、表示手段が異常警告を表示し、出力調整手段が予
め設定されているレーザーダイオードの発光出力を調整
することにより、シェーディング補正に先だって黒レベ
ルの異常を検出して、異常警告を表示することができる
とともに、画像濃度を濃く書き込むことができるため、
異常画像の作成を防止することができ、黒部を黒ベタと
して出力することができるとともに、異常の発生した箇
所を走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はそ
の他の箇所に限定することができ、修理に要する時間を
短縮することができる。
る前に露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を
読み取り測定した第1の黒レベルと露光ランプが点灯し
ている状態で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒
レベルと比較手段がを予め設定されている閾値と比較し
て、第1の黒レベル又は第2の黒レベルが閾値を超える
とき、表示手段が異常警告を表示し、出力調整手段が予
め設定されているレーザーダイオードの発光出力を調整
することにより、シェーディング補正に先だって黒レベ
ルの異常を検出して、異常警告を表示することができる
とともに、画像濃度を濃く書き込むことができるため、
異常画像の作成を防止することができ、黒部を黒ベタと
して出力することができるとともに、異常の発生した箇
所を走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はそ
の他の箇所に限定することができ、修理に要する時間を
短縮することができる。
【0095】請求項6記載の発明は、原稿画像を読み取
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第1の黒基
準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ランプが点
灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3
の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比
較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は第3の黒
レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警告を表示
し、出力調整手段が予め設定されているレーザーダイオ
ードの発光出力を調整することにより、シェーディング
補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を
表示することができるとともに、画像濃度を濃く書き込
むことができるため、異常画像の作成を防止することが
でき、黒部を黒ベタとして出力することができるととも
に、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む回路系、
走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他
のスキャナ光学系の何れかに限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
る前に露光ランプが消灯している状態で測定した第1の
黒レベルと露光ランプが点灯している状態で第1の黒基
準を読み取り測定した第2の黒レベルと露光ランプが点
灯している状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3
の黒レベルとを比較手段が予め設定されている閾値と比
較して、第1の黒レベル、第2の黒レベル又は第3の黒
レベルが閾値を超えるとき、表示手段が異常警告を表示
し、出力調整手段が予め設定されているレーザーダイオ
ードの発光出力を調整することにより、シェーディング
補正に先だって黒レベルの異常を検出して、異常警告を
表示することができるとともに、画像濃度を濃く書き込
むことができるため、異常画像の作成を防止することが
でき、黒部を黒ベタとして出力することができるととも
に、異常の発生した箇所を光電変換素子を含む回路系、
走査中に投影位置の移動するスキャナ光学系又はその他
のスキャナ光学系の何れかに限定することができ、修理
に要する時間を短縮することができる。
【図1】本発明の基礎となる第一及び第二の構成例並び
に請求項1ないし3記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置のブロック図である。
に請求項1ないし3記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置のブロック図である。
【図2】本発明の基礎となる第一ないし第四の構成例並
びに請求項1ないし6記載の発明の一実施例を示す画像
読取装置の縦断側面図である。
びに請求項1ないし6記載の発明の一実施例を示す画像
読取装置の縦断側面図である。
【図3】その画像読取装置の駆動系を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の基礎となる第一及び第三の構成例並び
に請求項1及び4記載の発明の一実施例を示す画像読取
装置の一部の縦断側面図である。
に請求項1及び4記載の発明の一実施例を示す画像読取
装置の一部の縦断側面図である。
【図5】本発明の基礎となる第一の構成例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図6】本発明の基礎となる第二及び第四の構成例を示
す画像読取装置の一部の縦断側面図である。
す画像読取装置の一部の縦断側面図である。
【図7】本発明の基礎となる第二の構成例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図8】請求項1記載の発明の一実施例を示す画像読取
装置の動作のフローチャートである。
装置の動作のフローチャートである。
【図9】請求項2、3、5及び6記載の発明の一実施例
を示す画像読取装置の一部の縦断側面図である。
を示す画像読取装置の一部の縦断側面図である。
【図10】請求項2記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図11】請求項3記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図12】本発明の基礎となる第三及び第四の構成例並
びに請求項4ないし6記載の発明の一実施例を示す画像
読取装置の画像書き込み系の斜視図である。
びに請求項4ないし6記載の発明の一実施例を示す画像
読取装置の画像書き込み系の斜視図である。
【図13】その画像読取装置のブロック図である。
【図14】本発明の基礎となる第三の構成例を示す画像
読取装置の動作のフローチャートである。
読取装置の動作のフローチャートである。
【図15】本発明の基礎となる第四の構成例を示す画像
読取装置の動作のフローチャートである。
読取装置の動作のフローチャートである。
【図16】請求項4記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図17】請求項5記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図18】請求項6記載の発明の一実施例を示す画像読
取装置の動作のフローチャートである。
取装置の動作のフローチャートである。
【図19】従来の画像読取装置のシェーディング補正部
のブロック図である。
のブロック図である。
【図20】その画像読取装置のフローチャートである。
7 比較手段
9 原稿
13 露光ランプ
19 光電変換素子
20 スキャナ光学系
26 黒基準
34 第2の黒基準
35 出力調整手段
36 レーザーダイオード
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−6589(JP,A)
特開 平6−54189(JP,A)
特開 昭62−262560(JP,A)
特開 平4−250441(JP,A)
特開 平1−202974(JP,A)
特開 昭62−183260(JP,A)
特開 昭63−226167(JP,A)
特開 昭63−310259(JP,A)
特開 昭62−2772(JP,A)
実開 昭62−125064(JP,U)
実開 平4−88156(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 1/00 106
H04N 1/401
Claims (6)
- 【請求項1】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、原稿画像を読み取る前に前記露光
ランプが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと
前記露光ランプが点灯している状態で黒基準を読み取り
測定した第2の黒レベルとを予め設定されている閾値と
比較する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記第2
の黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示
手段とよりなることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、原稿画像を読み取る前に前記露光
ランプが点灯している状態で第1の黒基準を読み取り測
定した第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯している
状態で第2の黒基準を読み取り測定した第2の黒レベル
とを予め設定されている閾値と比較する比較手段と、前
記第1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾値を超え
るとき異常警告を表示する表示手段とよりなることを特
徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、原稿画像を読み取る前に前記露光
ランプが消灯している状態で測定した第1の黒レベルと
前記露光ランプが点灯している状態で第1の黒基準を読
み取り測定した第2の黒レベルと前記露光ランプが点灯
している状態で第2の黒基準を読み取り測定した第3の
黒レベルとを予め設定されている閾値と比較する比較手
段と、前記第1の黒レベル、前記第2の黒レベル又は前
記第3の黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示す
る表示手段とよりなることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、この光電変換素子に結像された画
像情報を感光体に書き込むレーザーダイオードと、原稿
画像を読み取る前に前記露光ランプが消灯している状態
で測定した第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯して
いる状態で黒基準を読み取り測定した第2の黒レベルと
を予め設定されている閾値と比較する比較手段と、前記
第1の黒レベル又は前記第2の黒レベルが閾値を超える
とき異常警告を表示する表示手段と、予め設定されてい
る前記レーザーダイオードの発光出力を調整する出力調
整手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、この光電変換素子に結像された画
像情報を感光体に書き込むレーザーダイオードと、原稿
画像を読み取る前に前記露光ランプが点灯している状態
で第1の黒基準を読み取り測定した第1の黒レベルと前
記露光ランプが点灯している状態で第2の黒基準を読み
取り測定した第2の黒レベルとを予め設定されている閾
値と比較する比較手段と、前記第1の黒レベル又は前記
第2の黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する
表示手段と、予め設定されている前記レーザーダイオー
ドの発光出力を調整する出力調整手段とを有することを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 原稿をスリット露光する露光ランプを備
えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリ
ットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、こ
のスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像
する光電変換素子と、この光電変換素子に結像された画
像情報を感光体に書き込むレーザーダイオードと、原稿
画像を読み取る前に前記露光ランプが消灯している状態
で測定した第1の黒レベルと前記露光ランプが点灯して
いる状態で第1の黒基準を読み取り測定した第2の黒レ
ベルと前記露光ランプが点灯している状態で第2の黒基
準を読み取り測定した第3の黒レベルとを予め設定され
ている閾値と比較する比較手段と、前記第1の黒レベ
ル、前記第2の黒レベル又は前記第3の黒レベルが閾値
を超えるとき異常警告を表示する表示手段と、予め設定
されている前記レーザーダイオードの発光出力を調整す
る出力調整手段とを有することを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26662194A JP3441531B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26662194A JP3441531B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130599A JPH08130599A (ja) | 1996-05-21 |
JP3441531B2 true JP3441531B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=17433365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26662194A Expired - Fee Related JP3441531B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3441531B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6124138B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2017-05-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置 |
CN111406279B (zh) * | 2017-12-01 | 2022-08-12 | 三菱电机株式会社 | 显示单元、显示装置和显示方法 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26662194A patent/JP3441531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08130599A (ja) | 1996-05-21 |
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