JP3440643B2 - 廃水の処理方法 - Google Patents
廃水の処理方法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
る廃水を生物学的に処理して有機物と窒素を同時に除去
する廃水の処理方法に関する。 【0002】 【従来の技術】廃水中の有機物及び窒素を除去する方法
としては、生物学的方法である循環式硝化脱窒法が一般
的である。反応槽は、脱窒槽及び硝化槽で構成され、有
機物及び窒素を含有する廃水は、脱窒槽に流入し、脱窒
槽流出水は硝化槽に流入し、廃水中のNH4 −Hは硝化
細菌によりNO3 −Nに変換(硝化)される。硝化され
た混合液は、脱窒槽に循環される。脱窒槽において、混
合液中のNO3 −Nは脱窒細菌により廃水中の有機物を
水素供与体として窒素ガスに変換され、廃水から窒素は
除去される。また、廃水中の有機物は、脱窒槽で脱窒に
利用されると共に硝化槽で酸化分解され、廃水から除去
される。この方法においては、脱窒槽の後ろに硝化槽が
設置されているため、NO3 −Nを完全に脱窒すること
はできず、処理水中にNO3 −Nが残留する。 【0003】同じく生物学的方法である内生脱窒法は、
硝化槽の後ろに脱窒槽が設置されている。この方法で
は、循環式硝化脱窒法により処理水中の総窒素(NH4
−N、NO3 −N及びNO2 −N)濃度を低くすること
が可能であるが、脱窒に必要な有機物が前段の硝化槽で
酸化処理されてしまい、脱窒速度が小さくなるという問
題がある。脱窒速度を大きくするためにメタノール等を
添加する場合もある。また、従来の生物学的方法では余
剰汚泥の発生量が多く、その処理処分に多大な手間と費
用を必要としている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃水から有
機物及び窒素を同時に効率よく除去すると共に、廃水中
の有機物をメタンガスとして回収でき、余剰汚泥の発生
量を低減させうる廃水の処理方法を提供することを目的
とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明による廃水の処理
方法は、有機物及び窒素を含有する廃水を第一固液分離
槽で固液分離し、液分を第一固液分離槽の下流側に連結
された硝化槽と、その下流側に連結された脱窒菌とメタ
ン菌を共生させた嫌気性処理槽に順次導入して処理し、
該嫌気性処理槽の下流側に連結された第二固液分離槽で
固液分離することにより廃水中の有機物及び窒素を同時
に除去する廃水の処理方法において、前記嫌気性処理槽
を2個連続して設置し、第一固液分離槽で分離された固
形分は最初の嫌気性処理槽に導入し、第二固液分離槽で
分離された固形分は両方又は後ろの嫌気性処理槽に導入
して、脱窒とメタン発酵を別々の嫌気性処理槽で行うこ
とを特徴とする。 【0006】 【0007】【発明の実施の形態】 図1は本発明の前提となる 廃水の
処理方法を示す系統図である。図1において、廃水は原
水導入管1により第一固液分離槽2に導入され、液分と
固形分とに分離され、液分は液分導入管3により硝化槽
4に導入される。硝化槽4内では廃水中の溶解性有機物
及び窒素は酸化され、それぞれ二酸化炭素及びNO3−
Nになる。硝化混合液は、脱窒菌とメタン菌を共生させ
た嫌気性処理槽5で脱窒菌により脱窒される。その際、
脱窒に必要な水素供与体は、第一固液分離槽2で分離さ
れた固形有機物であり、固形分移送管6により第一固液
分離槽2から嫌気性処理槽5に移送される。脱窒に利用
されなかった有機物は、嫌気性処理槽5内でメタン菌に
よりメタンガスに変換され、メタンガス捕集管7に捕集
される。嫌気性処理槽5からの流出水は、第二固液分離
槽8で固液分離され、液分は排水管9から処理水として
排水される。固形分は、汚泥返送管10により嫌気性処
理槽5に返送される。これにより嫌気性処理槽内の菌体
濃度を高く維持することができ、いっそう効率よく脱窒
及びメタン発酵を進行させることができる。 【0008】上記のように構成することにより、硝化槽
には窒素及び溶解性有機物のみが流入するため、曝気動
力を低減することができ、また、廃水中の有機物は硝化
槽で酸化され、嫌気性処理槽で脱窒のための水素供与体
として消費され、あるいはメタン発酵されるため、余剰
汚泥の発生量が従来法より少ない。 【0009】図2は本発明に係る廃水の処理方法の実施
形態を示す系統図である。本発明は、嫌気性処理槽を2
個連続して設置した点で図1に示した方法と異なる。す
なわち、図2においては、第一嫌気性処理槽11の後段
にもう一つの第二嫌気性処理槽12が設置されており、
第一固液分離槽2からの固形分は第一嫌気性処理槽11
に導入される。第一嫌気性処理槽11では脱窒が主とし
て進行し、次いで第二嫌気性処理槽12ではメタン発酵
が主として進行する。第二嫌気性処理槽12からの流出
水は第二固液分離槽8で固液分離され、液分は排水管9
より排水され、汚泥は汚泥返送管10により第二嫌気性
処理槽12あるいは第一嫌気性処理槽11と第二嫌気性
処理槽12の両方に返送され、嫌気性処理槽内の菌体の
高濃度化を図る。この実施形態によれば、脱窒反応とメ
タン発酵を別々の嫌気性処理槽で進行させることができ
るため、それぞれの反応が効率よく進行する。 【0010】 【発明の効果】本発明によれば、硝化槽には窒素及び溶
解性有機物のみが流入するため、曝気動力を低減するこ
とができ、また、廃水中の有機物は硝化槽で酸化され、
嫌気性処理槽で脱窒のための水素供与体として消費さ
れ、あるいはメタン発酵されるため、廃水中の有機物及
び窒素を同時に効率よく除去することができるとともに
余剰汚泥の発生量を従来法より著しく低減することがで
きる。さらに、本発明により嫌気性処理槽を複数個設置
し、脱窒とメタン発酵を別々の反応槽で進行させること
により、それぞれの反応をいっそう効率よく進行させる
ことができ、廃水中の有機物及び窒素を同時にいっそう
効率よく除去することができる。
図である。 【図2】本発明に係る廃水の処理方法の実施形態を示す
系統図である。 【符号の説明】 1 原水導入管 2 第一固液分離槽 3 液分導入管 4 硝化槽 5 嫌気性処理槽 6 固形分移送管 7 メタンガス捕集管 8 第二固液分離槽 9 排水管 10 汚泥返送管 11 第一嫌気性処理槽 12 第二嫌気性処理槽
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 有機物及び窒素を含有する廃水を第一固
液分離槽で固液分離し、液分を第一固液分離槽の下流側
に連結された硝化槽と、その下流側に連結された脱窒菌
とメタン菌を共生させた嫌気性処理槽に順次導入して処
理し、該嫌気性処理槽の下流側に連結された第二固液分
離槽で固液分離することにより廃水中の有機物及び窒素
を同時に除去する廃水の処理方法において、前記嫌気性
処理槽を2個連続して設置し、第一固液分離槽で分離さ
れた固形分は最初の嫌気性処理槽に導入し、第二固液分
離槽で分離された固形分は両方又は後ろの嫌気性処理槽
に導入して、脱窒とメタン発酵を別々の嫌気性処理槽で
行うことを特徴とする廃水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19113995A JP3440643B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19113995A JP3440643B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 廃水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0919697A JPH0919697A (ja) | 1997-01-21 |
JP3440643B2 true JP3440643B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16269544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19113995A Expired - Fee Related JP3440643B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 廃水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440643B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5329499B2 (ja) * | 2010-09-01 | 2013-10-30 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 生物学的排水処理装置 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP19113995A patent/JP3440643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0919697A (ja) | 1997-01-21 |
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