JP3439915B2 - 光ファイバ部品の軸合せ接続装置 - Google Patents

光ファイバ部品の軸合せ接続装置

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JP3439915B2
JP3439915B2 JP11642596A JP11642596A JP3439915B2 JP 3439915 B2 JP3439915 B2 JP 3439915B2 JP 11642596 A JP11642596 A JP 11642596A JP 11642596 A JP11642596 A JP 11642596A JP 3439915 B2 JP3439915 B2 JP 3439915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2または3個の
光ファイバ部品の軸合せ接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバ部品の軸合せ接続
装置では、接続による光損失をできるだけ小さく抑える
ために、互いに接続される二つの光ファイバ部品を接続
面の光軸に沿うZ軸方向間隔、Z軸に垂直なX軸及びY
軸の相対位置、さらに各々X、Y、Z軸を中心とする回
転方向A軸、B軸、C軸の相対角度位置をできるだけ正
確に制御して接続することが要求される。このため、光
ファイバ部品を前記6軸方向へ移動・位置決めすべく、
光ファイバ部品を保持する機構は多層構造となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、装置が複雑になると共に剛
性が低く、的確な軸合せ及び接続が困難であり、実用に
供さないという問題がある。
【0004】特に、装置の剛性は、より高速で正確な位
置決めを可能にするためには不可欠である。また、接着
剤が乾燥する際に引張力が発生するが、この引張力が接
続面内に一様に発生しない場合があり、このような場合
に光ファイバ部品が強固に保持されていないと、光ファ
イバ部品が相対的に移動して光軸を傾けた状態で接続さ
れる恐れがある。
【0005】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、装置構成を単純化し
て剛性を高めると共に小型化を図り、光ファイバ部品の
軸合せ及び接続をより的確に行うことのできる光ファイ
バ部品の軸合せ接続装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項による発明の光ファイバ部品の軸合せ接
続装置は、二つの光ファイバ部品の光軸を合せて接続す
る光ファイバ部品の軸合せ接続装置であって、前記二つ
の光ファイバ部品のうち第一の光ファイバ部品をZ軸と
平行に向けてX軸、Y軸、Z軸方向に移動可能に保持す
る調心ステージと、この調心ステージのZ軸方向の一方
の側に隣接して設けられかつ前記二つの光ファイバ部品
のうち第二の光ファイバ部品を前記第一の光ファイバ部
品に対向 させてZ軸方向及びA軸、B軸、C軸回転方向
に若干量移動自由に保持する境界面合せ機構を有する共
にこの境界面合せ機構をC軸方向に回転可能に保持する
固定ステージと、を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0007】従って、調心ステージと固定ステージは第
一、第二の光ファイバ部品を直接対向させて保持し、調
心ステージが第一の光ファイバ部品をX軸、Y軸、Z軸
方向に移動位置決めし、固定ステージが第二の光ファイ
バ部品をC軸方向に回転するので、多層構造の階層数を
減少させて装置の構造を簡潔化し、剛性を増す。また、
第二の光ファイバ部品はA軸、B軸、C軸方向に若干回
転自由に保持されているので、第一の光ファイバ部品を
接続面に押付けることにより面合せを行う。
【0008】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、三つの光ファイバ部品を順次光軸を合
せて接続する光ファイバ部品の軸合せ接続装置であっ
て、前記三つの光ファイバ部品のうち第一の光ファイバ
部品をZ軸と平行に向けてX軸、Y軸、Z軸方向に移動
可能に保持する調心ステージと、この調心ステージの
軸方向の一方の側に隣接して設けられ且つ前記三つの光
ファイバ部品のうち第二の光ファイバ部品を前記第一の
光ファイバ部品に対向させてZ軸方向及びA軸、B軸、
C軸回転方向に若干量移動自由に保持する境界面合せ機
構を有する共にこの境界面合せ機構をC軸方向に回転
に保持する第一の固定ステージと、前記調心ステージ
のZ軸方向の他方の側に前記第一の固定ステージと対称
に設けられた前記第一の固定ステージと同様の第二の固
定ステージと、を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】従って、調心ステージと第一、第二の固定
ステージは第一、第二、第三の光ファイバ部品をそれぞ
れ直接対向させて保持し、調心ステージが第一の光ファ
イバ部品をX軸、Y軸、Z軸方向に移動位置決めし、第
一及び第二の固定ステージが各光ファイバ部品をC軸方
向に回転するので、多層構造の階層数を減少させて装置
の構造を簡潔化し、剛性を増す。また、第二の光ファイ
バ部品及び第三の光ファイバ部品はA軸、B軸、C軸方
向に若干回転自由に保持されているので、第一の光ファ
イバ部品を押付けることにより容易に面合せを行う。こ
のようにして、一度に三つの光ファイバ部品をセットし
て順次軸合せ及び接続を行うことができるので、作業効
率が向上する。
【0010】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項1または2記載の光ファイバ部
品の軸合せ接続装置において、相接続される二つの光フ
ァイバ部品のうちの一方から他方へ光を透過させるため
の光源と、この透過した光量を検出する受光量検出器
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】従って、光源からの光は相接続される二つ
の光ファイバ部品に順に透過し、受光量検出器により透
過する光の量を検出する。この透過して受光される光量
を最大にするように軸合せを行う。
【0012】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項3記載の光ファイバ部品の軸合
せ接続装置において、前記受光量検出器がイメージファ
イバ及びO/E変換器であると共に、接続される光ファ
イバ部品の特性により光量を絞り得ることを特徴とする
ものである。
【0013】従って、相接続される二つの光ファイバ部
品を透過してきた光をO/E変換器が受光し、その受光
量に応じた電圧を発生する。この電圧の変化を見て最適
な位置の検索を行う。
【0014】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項3または4記載の光ファイバ部
品の軸合せ接続装置において、前記受光量検出器からの
信号に基づいて受光量を最大とすべく前記X軸、Y軸、
Z軸及びC軸を制御する制御部を備えてなることを特徴
とするものである。
【0015】従って、受光量検出器からの信号に基づい
て制御部がX軸、Y軸、Z軸及びC軸を制御して軸合せ
を行い、最適な軸合せを自動で行う。
【0016】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項1、2、3、4または5記載の
光ファイバ部品の軸合せ接続装置において、相接続され
る光ファイバ部品の接続面を撮像する第一の撮像手段を
備えてなることを特徴とするものである。
【0017】従って、第一の撮像手段が相接続される光
ファイバ部品の接続面を撮像するので、作業者はこの撮
像を見ながら軸合せを行う。
【0018】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項6記載の光ファイバ部品の軸合
せ接続装置において、前記第一の撮像手段が、第一の光
ファイバ部品と第二の光ファイバ部品の接続面及び第一
の光ファイバ部品と第三の光ファイバ部品の接続面を撮
像すべく両接続面の間を移動・位置決め可能に設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0019】従って、三つの光ファイバ部品を接続する
際には、第一の撮像手段は二つの接続面位置に移動・位
置決めされて各接続面を撮像するので、接続工程に従っ
て第一の撮像手段を移動・位置決めさせることにより各
接続面の状態を見ながら軸合せ・接続を行う。
【0020】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項6または7記載の光ファイバ部
品の軸合せ接続装置において、前記第一の撮像手段と反
対側から相接続される光ファイバ部品の接続面を撮像す
る第二の撮像手段と、この接続面に接着剤を塗布するデ
ィスペンサとを有すると共に、このディスペンサを前記
接続面に移動・位置決め可能に支持するW軸移動機構
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0021】従って、W軸移動機構の第二の撮像手段が
第一の撮像手段の反対側において接続面位置に移動・位
置決めされて接続面を撮像すると共に、接着剤を塗布す
るディスペンサも第二の撮像手段と共に接続面位置に移
動・位置決めされて、接続面に接着剤の塗布を行う。
【0022】請求項による発明の光ファイバ部品の軸
合せ接続装置は、請求項8記載の光ファイバ部品の軸合
せ接続装置において、前記W軸移動機構が、紫外線硬化
型接着剤を塗布するディスペンサを有すると共に、この
ディスペンサにより塗布された接着剤を乾燥・硬化させ
る紫外線照射ライトを備えてなることを特徴とするもの
である。
【0023】従って、ディスペンサが紫外線硬化型接着
剤を接続面に塗布し、紫外線照射ライトが紫外線を接続
面に照射することにより塗布された接着剤を乾燥・硬化
させて接続を行う。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0025】図1及び図2には、この発明にかかる光フ
ァイバ部品の軸合せ接続装置1が示されている。この軸
合せ接続装置1は第一の光ファイバ部品3と第二の光フ
ァイバ部品5の接続を行うものであり、架台7上面の中
央手前側(図1中下側)部分には第一の光ファイバ部品
3を把持する調心ステージ9が設けられている。
【0026】この調心ステージ9では、架台7上面に設
けられたベース11の上に図示省略のガイドレールがZ
軸方向に設けられており、このガイドレール上にZステ
ージ13がZ軸方向に往復動自在に設けられている。ま
た、前記ベース11にはZステージ13移動用のZ軸モ
ータ15が設けられており、このZ軸モータ15にはZ
軸ボールネジ17が取付けられている。
【0027】従って、Z軸モータ15を駆動せしめる
と、Z軸ボールネジ17が回転駆動されることにより、
Zステージ13に設けられている図示省略のボールナッ
トとの協働でZステージ13をZ軸方向へ移動・位置決
めする。
【0028】前記Zステージ13の上面には図示省略の
ガイドレールがX軸方向に設けられており、このガイド
レール上にXステージ19がX軸方向に往復動自在に設
けられている。また、Zステージ13にはXステージ1
9移動用のX軸モータ21が設けられており、このX軸
モータ21にはX軸ボールネジ23が取付けられてい
る。
【0029】従って、X軸モータ21を駆動せしめる
と、X軸ボールネジ23が回転駆動されることにより、
Xステージ19に設けられている図示省略のボールナッ
トとの協働でXステージ19をX軸方向へ移動・位置決
めする。
【0030】前記ベース11及びZステージ13の中央
部分を上下方向に貫通する空間25が設けられており、
この空間25内部におけるXステージ19の下面にはY
軸モータ27が設けられている。このY軸モータ27に
は、Xステージ19を一部貫通して上方に伸びるY軸ボ
ールネジ29が設けられている。また、Xステージ19
の上面には、前記Y軸ボールネジ29が螺合するYステ
ージ31が回転しない状態で上下動自在に設けられてい
る。
【0031】従って、Y軸モータ27を駆動せしめる
と、Y軸ボールネジ29が回転駆動されることによりY
ステージ31は上下方向に移動・位置決め自在となって
いる。
【0032】Yステージ31の上には、第一の光ファイ
バ部品3をZ軸方向である図1及び図2において左方向
に向けて把持するワークホルダ33ロータリーアクチ
ュエータ35がそれぞれ設けられている。このロータリ
ーアクチュエータ35の出力軸37の先端にはフォトダ
イオード等からなるイメージファイバ39が取付けられ
ており、ロータリーアクチュエータ35の駆動により、
第一の光ファイバ部品3の後方(図1及び図2中右方
向)において図1及び図2に示される作動位置と図3に
示される待避位置との間を回動する。なお、このイメー
ジファイバ39はロータリーアクチュエータ35によら
ず別の移動機構により、図1及び図2において右方向へ
待避させるようにしてもよい。
【0033】前記イメージファイバ39はO/E変換器
41を介してパソコン43に接続されており、イメージ
ファイバ39からの出力はO/E変換器41により電圧
を調整されてパソコン43に伝達される。
【0034】一方、架台7上の図1及び図2中左側部分
すなわち調心ステージ9に対してZ軸方向の一方の側
は、第二の光ファイバ部品5を上記第一の光ファイバ部
品3に対向させて取付ける固定ステージ45が設けられ
ている。この固定ステージ45の高さ方向中央部には、
Z軸方向に貫通する主軸47がベアリング軸受49によ
りC軸方向へ回転自在に支持されており、この主軸47
を回転駆動するC軸モータ51が設けられている。この
主軸47の後端面(図1中左側端面)にはロードセル5
3が接触して設けられており、このロードセル53はロ
ードセルアンプ55を介してパソコン43に接続されて
いる。
【0035】また、主軸47の前端面(図1中右側端
面)には境界面合せ機構57が設けられている。この境
界面合せ機構57は、前記主軸47の前端面に固定され
ているブロック59と、第二の光ファイバ部品5を主軸
47の軸心上に位置させて把持する可動ホルダ61及び
この可動ホルダ61の後端面に設けられている部分球面
状の球面座63とを有しており、この球面座63を圧縮
空気等によりブロック59内部に設けられている部分球
面状の空間65内部に浮いた状態で支持し、スプリング
でバランスを取って可動ホルダ61に把持されている第
二の光ファイバ部品5の若干の量だけA軸、B軸、C軸
方向回転及びZ軸方向移動を許容している。なお、この
第二の光ファイバ部品5にはLD光源67が接続されて
いる。
【0036】さらに架台7上の前記調心ステージ9の奥
側(図1中上側)部分には光ファイバ部品接続用のW軸
移動機構69が設けられている。このW軸移動機構69
には、W軸方向へ延びると共に前述の調心ステージ9及
び固定ステージ45に対応する高さのW軸ブラケット7
1が設けられている。
【0037】図3を併せて参照するに、W軸ブラケット
71の上端面には溝73が設けられており、この溝73
に沿ってW軸方向へ移動自在のW軸移動台75が設けら
れている。また、溝73の内部にはW軸ボールネジ77
が回転自在に設けられており、このW軸ボールネジ77
を回転駆動するW軸モータ79がW軸ブラケット71の
左外側(図1及び図2中左側外面)に設けられている。
【0038】W軸移動台75には上下斜め方向にガイド
81が設けられており、このガイド81に沿って移動す
るエアスライダ83が設けられている。このエアスライ
ダ83には、紫外線硬化型接着剤を光ファイバ部品3、
5の接続面85(図4参照)に滴下するためのディスペ
ンサノズル87が取付けられている。また、W軸移動台
75には接続面85に向けられた第二の撮像手段である
後側CCDカメラ89が取付けられている。なお、この
後側CCDカメラ89に対向する第一の撮像手段である
前側CCDカメラ91は、架台7上面の手前側に設けら
れている台93の上に取付けられている。
【0039】また、W軸ブラケット71の前面(図1中
下側面)には、W軸方向へ移動するエアスライダ95が
設けられており、このエアスライダ95には上下二股に
分かれる紫外線ライトガイド97が設けられ、その先端
に紫外線照射用ライト99が上下一対取付けられてい
る。
【0040】以上のように構成される光ファイバ部品の
軸合せ接続装置1におけるパソコン43の制御系統ブロ
ック図が図5に示されている。制御部としてのCPU
(中央処理装置)101にはキーボード103の如き入
力手段や、CRT105の如き出力手段が接続されてい
る。
【0041】光軸合せに関しては、前記固定ステージ4
5におけるC軸モータ51及び前記調心ステージ9にお
けるX軸モータ21、Y軸モータ27、Z軸モータ15
がCPU101に接続されて制御される。また、境界面
合せ機構57が接続されており、図示省略の空気源を制
御する。
【0042】また、前記LD光源67がCPU101に
接続されてオン・オフ制御され、このLD光源67から
光ファイバ部品5、3を透過した光を受けるイメージフ
ァイバ39、このイメージファイバ39からの出力を電
圧調整するO/E変換器41がCPU101に接続され
ている。さらに、固定ステージ45における主軸47の
後端面に設けられているロードセル53がロードセルア
ンプ55を介してCPU101に接続されている。
【0043】一方、接続に関するものとして、W軸移動
機構69のW軸モータ79や、接続面85を撮像する前
側CCDカメラ91が制御されると共に撮像をCPU1
01に伝達する。また、接着剤を塗布するディスペンサ
ノズル87や後側CCDカメラ89、及びこれらを移動
・位置決めするエアスライダ83、接着剤を硬化させる
ための紫外線照射用ライト99及びこの紫外線照射用ラ
イト99を移動・位置決めするエアスライダ95等が接
続されている。
【0044】次に、前述の光ファイバ部品の軸合せ接続
装置1を用いて、図4に示される光ファイバ部品3、5
の接続動作について説明する。
【0045】接続に先立って、光軸合せを以下のように
して行う。すなわち、固定ステージ45の可動ホルダ6
1に前記第二の光ファイバ部品5をクランプし、調心ス
テージ9のワークホルダ33に第一の光ファイバ部品3
をクランプして、この第一の光ファイバ部品3と予め作
動位置に位置決めされているイメージファイバ39との
間隔を一定に保持する。
【0046】続いて、前側CCDカメラ91及び後側C
CDカメラ89により接続面85を撮像し、この像を見
ながらY軸モータ27の駆動により第一の光ファイバ部
品3の接続面85aと第二の光ファイバ部品5の接続面
85bのY軸方向位置を合せ、同様にX軸モータ21の
駆動によりX軸方向位置を合せた後、Z軸モータ15の
駆動によりZ軸方向送りする。このとき、C軸モータ5
1の駆動により主軸47をC軸方向へ回転させて、第二
の光ファイバ部品5の接続面85bをできるだけ第一の
光ファイバ部品3の接続面85aに合せるようにする。
【0047】Z軸送りにより両光ファイバ部品3、5の
接続面85を当接させ、空間65の前後の内壁に設けら
れている図示省略のノズルから球面座63に吹き付ける
空気により宙に浮いた状態の球面座63のA軸、B軸、
C軸方向の自由な回転により接続面85を合せる。この
ときの両光ファイバ部品3、5間の押圧力をロードセル
53により検出し、Z軸制御してこの押圧力が所定値を
保持するようにする。このようにして接続面85が合う
と空間65の内壁に設けられている一方のノズルを止め
て球面座63をブロック59の空間65の内壁に押付け
て固定する。
【0048】このようにして接続面85合せを行った
後、Z軸送りにより接続面85間に接着剤塗布用の所定
の間隔を開けて粗調心を行う。ここで、粗調心の条件
は、検索範囲200μm四方、送りピッチ3〜5μm、
隙間100μmを標準とする。
【0049】粗調心は、LD光源67から固定ステージ
45に取付けられている第二の光ファイバ部品5に光を
送り、この光が調心ステージ9に取付けられている第一
の光ファイバ部品3を透過してイメージファイバ39に
入射する光量をO/E変換器41で電圧調整してパソコ
ン43に入力し、所望のレベルの光量になるまで各軸移
動を自動制御して行なわれる。
【0050】このようにして粗調心が完了すると、さら
に軸合せ精度を高めるために微調心を行う。この微調心
の条件は、検索範囲30〜40μm四方、送りピッチ
0.1μm、隙間10μmを標準とする。この条件の
下、前述の粗調心と同様の手順で各軸制御を行い、イメ
ージファイバ39からO/E変換器41介してパソコン
43に入力される光量が最大となる位置を検出して位置
決めし、微調心を完了する。
【0051】次に、接続動作について説明する。
【0052】まず、W軸移動機構69を制御してW軸移
動台75を移動させ、紫外線硬化型接着剤が入れられた
ディスペンサノズル87及び後側CCDカメラ89を両
光ファイバ部品3、5の隙間位置に正確に位置決めす
る。ここで、前側CCDカメラ91は予め接続面85に
対応する位置に固定されている。続いて、斜めに設けら
れたガイド81に沿ってエアスライダ83を移動させ、
ディスペンサノズル87を滴下位置に位置決めする。
【0053】ディスペンサノズル87により接着剤を接
合面に塗布した後エアスライダ83を移動させてディス
ペンサノズル87を待避させ、エアスライダ95の移動
により待避していた紫外線照射用ライト99を接続位置
に移動させて紫外線を照射し、接着剤を乾燥・固着させ
る。このようにして接続された光ファイバ部品3、5を
ワークホルダ33及び可動ホルダ61から取出して接続
が完了する。
【0054】以上の結果から、光ファイバ部品3、5の
光軸合せ及び接続が一貫して自動で行うことができる。
また、光軸合せの際に必要な光ファイバ部品3、5の相
対的移動を、固定ステージ45と調心ステージ9に分担
しているので、装置の多層化を避けることができ、装置
の剛性を高めることが可能になるので、高精度の位置決
めを行うことができる。また、装置が簡易なものとな
る。
【0055】次に、図6〜図9には,別の実施の形態の
例が示されている。前述の実施の形態で説明した軸合せ
接続装置1は第一の光ファイバ部品3と第二の光ファイ
バ部品5の二つを軸合せ・接続するものであったが、図
6及び図7に示される光ファイバ部品の軸合せ接続装置
107では図8に示されるような第一、第二、第三の光
ファイバ部品109、111、113を接続するもので
ある。
【0056】このため、前述の図1に示される調心ステ
ージ9の左側に設けられている前述の固定ステージ45
と全く同様の構造の第一の固定ステージ115Fに加え
て、調心ステージ117の右側にさらに第二の固定ステ
ージ115Sを追加してある。
【0057】以下に、主に前述の実施の形態との相違点
に着目して詳細を説明する。このため前述の実施の形態
と共通する部分には共通の符号を付して重複する説明は
省略することとする。また、第一及び第二の固定ステー
ジ115F、115Sはその構造がほとんど一致するも
のであるため、第一の固定ステージ115Fに関するも
のにはFを、第二の固定ステージ115Sに関するもの
にはSを付すこととして、重複する説明を省略すること
とする。
【0058】図6及び図7を参照するに、架台7の上面
中央部分には第一の光ファイバ部品109を保持するた
めに、前述の実施の形態における調心ステージ9と同じ
調心ステージ117が設けられているが、後述するよう
に第一の光ファイバ部品109をZ軸方向(図6中左
右)へ移動させるため、ベース119のサイズは図6中
左右に長くなっている。
【0059】また、前記調心ステージ117の図6中左
右両側には、前述の実施の形態における固定ステージ4
5と同様の第一及び第二の固定ステージ115F、11
5Sが設けられており、各々第二の光ファイバ部品11
1、第三の光ファイバ部品113を保持するものであ
る。
【0060】第一の固定ステージ115Fの前面(図6
中下側面)には図示省略のエアシリンダによりZ軸方向
へ移動自在のエアスライダ121が設けられており、こ
のエアスライダ121に取付けられているアーム123
の先端に前側CCDカメラ125が取付けられている。
これにより、前側CCDカメラ125は第一の光ファイ
バ部品109と第二の光ファイバ部品111の接続位置
127及び第一の光ファイバ部品109と第三の光ファ
イバ部品113の接続位置129の間を往復移動して撮
像できるようになっている。
【0061】O/E変換器41には第三の光ファイバ部
品113も接続され、イメージファイバ39からの出力
と第三の光ファイバ部品113からの出力をO/E変換
器41に伝達することができる。
【0062】また、W軸移動機構69における紫外線照
射用ライト99を保持する紫外線ライトガイド97が取
付けられたエアスライダ95は、前記前側CCDカメラ
125を取付けたエアスライダ121と同様、第一の光
ファイバ部品109と第二の光ファイバ部品111の接
続位置127及び第一の光ファイバ部品109と第三の
光ファイバ部品113の接続位置129の間を移動する
ようになっている。なお、W軸モータ133は図6中W
軸ブラケット71の右側に設けられているが、前述の実
施の形態の場合と機能は全く同じである。
【0063】次に、以上のように構成される光ファイバ
部品の軸合せ接続装置107におけるパソコン43の制
御系統ブロック図が図9に示されている。CPU(中央
処理装置)101にはキーボード103の如き入力手段
や、CRT105の如き出力手段が接続されている。
【0064】光軸合せに関しては、前記第一及び第二の
固定ステージ115F、115SにおけるC軸モータ5
1F、51S及び前記調心ステージ117におけるX軸
モータ21、Y軸モータ27、Z軸モータ15がCPU
101に接続されて制御される。また、Yステージ31
に設けられているイメージファイバ39移動用のロータ
リーアクチュエータ35及び境界面合せ機構57が接続
されており、球面座63を浮揚させる図示省略の空気源
を制御する。
【0065】前記LD光源67がCPU101に接続さ
れてオン・オフ制御され、このLD光源67から第一及
び第二の光ファイバ部品109、111を透過した光を
受けるイメージファイバ39、このイメージファイバ3
9からの出力を電圧調整するO/E変換器41がCPU
101に接続されている。さらに、第一及び第二の固定
ステージ115F、115Sにおける主軸47F、47
Sの後端面に設けられているロードセル53F、53S
がロードセルアンプ55F、55Sを介してCPU10
1に接続されている。
【0066】一方、接続に関するものとして、W軸移動
機構69のW軸モータ133や、撮像用の前側CCDカ
メラ125、接着剤を塗布するディスペンサノズル8
7、接着剤を硬化させるための紫外線ライト99がCP
U101に接続されている。さらに、前側CCDカメラ
125を移動させるエアスライダ121、ディスペンサ
ノズル87を移動させるエアスライダ83、紫外線ライ
トガイド97を移動させるエアスライダ95、等が接続
されている。
【0067】次に、前述の光ファイバ部品の軸合せ接続
装置107を用いて、図8に示される第一、第二、第三
の光ファイバ部品109、111、113の接続動作に
ついて説明する。
【0068】まず、第一の光ファイバ部品109と第二
の光ファイバ部品111との接合を行うが、接続に先立
って第一の光ファイバ部品109と第二の光ファイバ部
品111との光軸合せを以下のようにして行う。
【0069】すなわち、調心ステージ117のワークホ
ルダ33に導波路等の第一の光ファイバ部品109をセ
ットし、ロータリーアクチュエータ35の駆動によりイ
メージファイバ39を第一の光ファイバ部品109の右
側に一定の隙間を保つようにしてセットする。
【0070】LD光源67からの光が入力されている第
二の光ファイバ部品111を左固定ステージ45Fの可
動ホルダ61Fにセットし、前述の実施の形態と全く同
様にして左固定ステージ45Fの境界面合せ機構57F
により第一の光ファイバ部品109と第二の光ファイバ
部品111の境界面合せを行った後、Z軸制御により粗
調心及び微調心を行う。
【0071】第一の光ファイバ部品109と第二の光フ
ァイバ部品111との微調心が完了すると、以下のよう
にして接続を行う。まず、エアスライダ121により前
側CCDカメラ125を、またW軸移動機構69及びエ
アスライダ83によりディスペンサノズル87及び後側
CCDカメラ89を接続面127位置に移動・位置決め
し、ディスペンサノズル87により紫外線硬化型接着剤
を第一の光ファイバ部品109と第二の光ファイバ部品
111との接続面127に滴下する。このときのZ軸方
向の滴下位置は、W軸モータ133で制御する。
【0072】前記接着剤を塗布した後、エアスライダ8
3を移動させてディスペンサノズル87を待避させ(図
3に示す位置と全く同様)、エアスライダ95を前記接
続面127位置に移動させて紫外線照射用ライト99か
ら紫外線を接続面127に照射して接着剤を乾燥・固着
させる。
【0073】このようにして、第一の光ファイバ部品1
09と第二の光ファイバ部品111の接続が完了する
と、第一の固定ステージ115Fの可動ホルダ61Fを
アンクランプして第二の光ファイバ部品111を解放
し、調心ステージ117のワークホルダ33のみで接続
された光ファイバ部品109、111を保持する。ま
た、ロータリーアクチュエータ35の駆動によりイメー
ジファイバ39を待避位置に移動させる。
【0074】続いて、調心ステージ117のZ軸モータ
15の駆動によりZステージ13を図6中右方向へ移動
させ、前述の第一の光ファイバ部品109と第二の光フ
ァイバ部品111の接続手順と全く同様にして第一の光
ファイバ部品109と第三の光ファイバ部品113を接
続する。このとき、第三の光ファイバ部品113から出
力される光をO/E変換器41により電圧に変換してパ
ソコン43に取込み、この電圧が最大となるように位置
合せを行う。
【0075】接続が完了すると、調心ステージ117の
ワークホルダ33と、右固定ステージ115Sの可動ホ
ルダ61Sをアンクランプして接続された光ファイバ部
品109、111、113を取出して作業を完了する。
【0076】以上の結果から、光ファイバ部品109、
111、113の光軸合せ及び接続が一貫して自動で行
うことができる。また、光軸合せの際に必要な光ファイ
バ部品109、111、113の相対的移動を、第一及
び第二の固定ステージ115F、115Sと調心ステー
ジ117に分担しているので、装置の多層化を避けるこ
とができ、装置の剛性を高めることが可能になる。ま
た、装置が簡易なものとなる。
【0077】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項の発明に
よる光ファイバ部品の軸合せ接続装置では、調心ステー
ジと固定ステージをZ軸方向に配置すると共に第一、第
二の光ファイバ部品をそれぞれZ軸方向に向けて保持
し、調心ステージが第一の光ファイバ部品をX軸、Y
軸、Z軸方向に移動位置決めし、固定ステージが第二の
光ファイバ部品をC軸方向に回転するので、多層構造の
階層数を減少させて装置の構造を簡潔化し、剛性を増す
ことができる。これにより、軸合せ及び接続の高精度化
が図れる。また、第二の光ファイバ部品はA軸、B軸、
C軸方向に若干回転自在に保持されているので、第一の
光ファイバ部品を接続面に押付けることにより容易に面
合せを行うことができる。
【0079】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、調心ステージと第一、第二の固定ス
テージをZ軸方向に配置すると共に第一、第二、第三の
光ファイバ部品をそれぞれZ軸方向に向けて保持し、調
心ステージが第一の光ファイバ部品をX軸、Y軸、Z軸
方向に移動位置決めし、第一及び第二の固定ステージが
各光ファイバ部品をC軸方向に回転するので、多層構造
の階層数を減少させて装置の構造を簡潔化し、剛性を増
すことができる。これにより、軸合せ及び接続の高精度
化が図れる。また、第二の光ファイバ部品及び第三の光
ファイバ部品はA軸、B軸、C軸方向に若干回転自在に
保持されているので、第一の光ファイバ部品を押付ける
ことにより容易に面合せを行うことができる。さらに、
一度に三つの光ファイバ部品をセットして順次軸合せ及
び接続を行うことができるので、作業効率が向上する。
【0080】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、光源からの光は相接続される二つの
光ファイバ部品に順に透過し、受光量検出器により透過
する光の量を検出する。このため、透過して受光される
光量を最大にすることにより適正な接続を確実に行うこ
とができる。
【0081】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、相接続される二つの光ファイバ部品
を透過してきた光をO/E変換器が受光し、その受光量
に応じた電圧を発生する。このため、二つの光ファイバ
部品を透過してきた光量を確実に検出することができ、
その光量を最大にすることにより適正な接続を確実に行
うことができる。
【0082】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、受光量検出器からの信号に基づいて
制御部がX軸、Y軸、Z軸及びC軸を制御して軸合せを
行う。これにより、最適な軸合せを自動で行うことがで
きるので、作業性が向上する。
【0083】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、第一の撮像手段が相接続される光フ
ァイバ部品の接続面を撮像するので、作業者はこの撮像
を見ながら軸合せを行うことができる。
【0084】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、三つの光ファイバ部品を接続する際
には、第一の撮像手段は二つの接続面位置に移動・位置
決めされて各接続面を撮像する。これにより、接続工程
に従って第一の撮像手段を移動・位置決めさせることに
より接続面の状態を見ながら軸合せ・接続を行うことが
できる。
【0085】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、W軸移動機構の第二の撮像手段が第
一の撮像手段の反対側において接続面位置に移動・位置
決めされて接続面を撮像すると共に、接着剤を塗布する
ディスペンサも第二の撮像手段と共に接続面位置に移動
・位置決めされる。これにより、接続面全体の状態を把
握することができるので、接続面の全体を見ながら確実
に軸合せ及び接着剤の塗布を行うことができる。
【0086】請求項の発明による光ファイバ部品の軸
合せ接続装置では、ディスペンサが紫外線硬化型接着剤
を接続面に塗布し、紫外線照射ライトが紫外線を接続面
に照射することにより塗布された接着剤を乾燥・硬化さ
せて接続を行う。このため、迅速な接続を行うことがで
き、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる光ファイバ部品の軸合せ接続
装置の全体を示す平面図である。
【図2】図1中II−II線に沿った断面を表す断面図であ
る。
【図3】図1中III −III 方向から見た主にW軸移動機
構の側面図である。
【図4】接続される二つの光ファイバ部品を示す斜視図
である。
【図5】パソコンにおける制御系統ブロック図である。
【図6】この発明にかかる光ファイバ部品の軸合せ接続
装置の別の実施の形態の全体を示す平面図である。
【図7】図6中VII −VII 線に沿った断面を示す断面図
である。
【図8】接続される三つの光ファイバ部品を示す斜視図
である。
【図9】パソコンにおける制御系統ブロック図である。
【符号の説明】
1、107 軸合せ接続装置 3、109 第一の光ファイバ部品 5、111 第二の光ファイバ部品 9、117 調心ステージ 39 イメージファイバ(受光量検出器) 41 O/E変換器(受光量検出器) 45 固定ステージ 57 境界面合せ機構 67 LD光源(光源) 69 W軸移動機構 85、127、129 接続面 87 ディスペンサ 89 後側CCDカメラ(第二の撮像手段) 91 前側CCDカメラ(第一の撮像手段) 99 紫外線照射ライト 101 CPU(制御部) 113 第三の光ファイバ部品 115F 第一の固定ステージ 115S 第二の固定ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 茂 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株 式会社 沼津事業所内 (72)発明者 望月 裕伸 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株 式会社 沼津事業所内 (72)発明者 塙 文明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 日比野 善典 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−43676(JP,A) 特開 平3−197907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/30,6/36 - 6/43

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの光ファイバ部品の光軸を合せて接
    続する光ファイバ部品の軸合せ接続装置であって、前記
    二つの光ファイバ部品のうち第一の光ファイバ部品を
    軸と平行に向けてX軸、Y軸、Z軸方向に移動可能に保
    持する調心ステージと、この調心ステージのZ軸方向の
    一方の側に隣接して設けられかつ前記二つの光ファイバ
    部品のうち第二の光ファイバ部品を前記第一の光ファイ
    バ部品に対向させてZ軸方向及びA軸、B軸、C軸回転
    方向に若干量移動自由に保持する境界面合せ機構を有す
    る共にこの境界面合せ機構をC軸方向に回転可能に保持
    する固定ステージと、を備えてなることを特徴とする光
    ファイバ部品の軸合せ接続装置。
  2. 【請求項2】 三つの光ファイバ部品を順次光軸を合せ
    て接続する光ファイバ部品の軸合せ接続装置であって、
    前記三つの光ファイバ部品のうち第一の光ファイバ部品
    Z軸と平行に向けてX軸、Y軸、Z軸方向に移動可能
    に保持する調心ステージと、この調心ステージのZ軸方
    向の一方の側に隣接して設けられ且つ前記三つの光ファ
    イバ部品のうち第二の光ファイバ部品を前記第一の光フ
    ァイバ部品に対向させてZ軸方向及びA軸、B軸、C軸
    回転方向に若干量移動自由に保持する境界面合せ機構を
    有する共にこの境界面合せ機構をC軸方向に回転可能
    保持する第一の固定ステージと、前記調心ステージのZ
    軸方向の他方の側に前記第一の固定ステージと対称に設
    けられた前記第一の固定ステージと同様の第二の固定ス
    テージと、を備えてなることを特徴とする光ファイバ部
    品の軸合せ接続装置。
  3. 【請求項3】 相接続される二つの光ファイバ部品のう
    ちの一方から他方へ光を透過させるための光源と、この
    透過した光量を検出する受光量検出器と、を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ部
    品の軸合せ接続装置。
  4. 【請求項4】 前記受光量検出器がイメージファイバ及
    びO/E変換器であると共に、接続される光ファイバ部
    品の特性により光量を絞り得ることを特徴とする請求項
    記載の光ファイバ部品の軸合せ接続装置。
  5. 【請求項5】 前記受光量検出器からの信号に基づいて
    受光量を最大とすべく前記X軸、Y軸、Z軸及びC軸を
    制御する制御部を備えてなることを特徴とする請求項
    または4記載の光ファイバ部品の軸合せ接続装置。
  6. 【請求項6】 相接続される光ファイバ部品の接続面を
    撮像する第一の撮像手段を備えてなることを特徴とする
    請求項1、2、3、4または5記載の光ファイバ部品の
    軸合せ接続装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の撮像手段が、第一の光ファイ
    バ部品と第二の光ファイバ部品の接続面及び第一の光フ
    ァイバ部品と第三の光ファイバ部品の接続面を撮像すべ
    く両接続面の間を移動・位置決め可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の光ファイバ部品の軸合
    せ接続装置。
  8. 【請求項8】 前記第一の撮像手段と反対側から相接続
    される光ファイバ部品の接続面を撮像する第二の撮像手
    段と、この接続面に接着剤を塗布するディスペンサとを
    有すると共に、このディスペンサを前記接続面に移動・
    位置決め可能に支持するW軸移動機構と、を備えてなる
    ことを特徴とする請求項6または7記載の光ファイバ部
    品の軸合せ接続装置。
  9. 【請求項9】 前記W軸移動機構が、紫外線硬化型接着
    剤を塗布するディスペンサを有すると共に、このディス
    ペンサにより塗布された接着剤を乾燥・硬化させる紫外
    線照射ライトを備えてなることを特徴とする請求項
    載の光ファイバ部品の軸合せ接続装置。
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