JP3439843B2 - 偏波面切換えアンテナ - Google Patents

偏波面切換えアンテナ

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JP3439843B2
JP3439843B2 JP22979194A JP22979194A JP3439843B2 JP 3439843 B2 JP3439843 B2 JP 3439843B2 JP 22979194 A JP22979194 A JP 22979194A JP 22979194 A JP22979194 A JP 22979194A JP 3439843 B2 JP3439843 B2 JP 3439843B2
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文則 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏波面切換えアンテナに
関し、マイクロ波・ミリ波の偏波面を切換えるアンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衛星通信等に用いられるマイ
クロ波・ミリ波のアンテナで偏波面を水平偏波と垂直偏
波とで切換えるアンテナがある。
【0003】図5は従来の偏波面切換アンテナの一例の
構造図を示す。同図中、マイクロ波・ミリ波の電磁波が
伝送される断面長方形の矩形導波管10は偏波角切換え
器11に接続されている。偏波角切換え器11は矩形波
導波管10から供給されるマイクロ波・ミリ波の電磁波
の偏波角を水平偏波と垂直偏波とのいずれかに切換えて
断面正方形のU字導波管12に供給される。
【0004】U字導波管12は水平偏波及び垂直偏波の
両方の電磁波が伝送されるために断面が正方形とされて
おり、U字状に曲げられた先端には一次ホーン14が設
けられている。この一次ホーンから一次副射器15に向
けて電磁波が発射される。
【0005】従来のアンテナでは断面正方形のU字導波
管12を用いているため、湾曲部(ベント)12aの曲
率半径が小さくなれば、導波管内を伝播する電界モード
が乱れるために損失が増大し、一次ホーン14から出射
される電磁波の出力レベルが低下するという問題があっ
た。また、湾曲部12aの曲率半径を大きくするとスペ
ース的に大型化してしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに、一次ホーンに接続されているU字導波管を断面長
方形の矩形導波管2個を用いて水平偏波及び垂直偏波を
別々に伝送し、トランスデューサで合成している。しか
し、矩形導波管2個を用いることにより不要乱反射が発
生し、電磁波発射方向における電力密度が低下し、指向
性パターンが乱れるという問題があった。本発明は上記
の点に鑑みなされたもので、電磁波発射方向における電
力密度の低下を防止し、指向性パターンの乱れを防止す
る偏波面切換えアンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の導波管を伝送された水平偏波の電磁波と、第
2の導波管で伝送された垂直偏波の電磁波とを切換え
て、トランスデューサを通して一次ホーンから発射し、
一次副射器で電磁波発射方向に副射する偏波面切換えア
ンテナにおいて、上記一次副射器から電磁波発射方向に
存在し、上記トランスデューサに接続される第1の導波
管と第2の導波管との離間距離D1 を、使用する電磁波
の中心波長λと正整数nとによりD1 =λ/2+λ・n
として表わされるように設定する。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記離間距離D
1 に設定された第1の導波管と第2の導波管の対向する
部分に電磁波吸収材を設ける。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明においては、一次副射器
から副射される電磁波の一部が第2の導波管及び第1の
導波管で反射されたとき、この反射波が一次副射器から
の電磁波と同位相で合成され、電磁波発射方向における
電力密度は増大し、電力密度の低下を防止できる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、第1,
第2の導波管の対向する部分に設けられた電磁波吸収材
により電磁波の反射が低減され、一次副射器から副射さ
れる電磁波にほとんど合成されず、指向性パターンの乱
れを防止できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の偏波面切換えアンテナの一実
施例の構造図を示す。同図中、マイクロ波・ミリ波の電
磁波が伝送される断面長方形の矩形導波管20は導波管
スイッチ21に接続されている。導波管スイッチ21は
矩形導波管20を右隣りの矩形導波管22又は左隣の矩
形導波管23に選択的に接続するスイッチであり、矩形
導波管20に対向する位置はダミーの導波管24により
終端されている。
【0013】断面長方形の矩形導波管22は導波管スイ
ッチ21から水平偏波の電磁波をトランスデューサ26
まで伝送し、断面長方形の矩形導波管23は導波管スイ
ッチ21から垂直偏波の電磁波をトランスデューサ26
まで伝送する。
【0014】トランスデューサ26は図2に示す如くT
接続構造であり、水平偏波用のEポート26aに矩形導
波管22が接続され、Hポート26bに垂直偏波用の矩
形導波管23が接続される。Hポート26bは断面長方
形であるが、この長方形断面の短辺が階段状に増大し、
中央部26cでは断面正方形とされている。Eポート2
6aは断面長方形であり、上記Hポート26bから延在
する断面正方形の中央部26cに開口して接続されてい
る。また、上記中央部26cはそのまま延在されて断面
正方形の出力ポート26dとされている。これにより、
Eポート26aより供給される水平偏波の電磁波は出力
ポート26dから出力され、また、Hポート26bより
供給される垂直偏波の電磁波は出力ポート26dから出
力される。
【0015】図1に示す如く、トランスデューサ26の
出力ポート26dには一次ホーン28が取り付けられて
おり、この一次ホーン28から一次副射器29に向けて
水平偏波又は垂直偏波の電磁波が発射される。
【0016】ところで、導波管スイッチ21から延在す
る矩形導波管22,23は図1に示す如く、近接平行に
整列されて一部副射器29より前方(電磁波発射方向)
に延在しており、更に湾曲されて立上げられトランスデ
ューサ26に接続されている。
【0017】ここで、矩形導波管22,23夫々のトラ
ンスデューサ26に接続される直前の立上げ部22a,
23a夫々は、図3に示す如く、距離D1 だけ離間され
平行とされている。上記の距離D1 は導波管22,23
を伝送される電磁波の使用帯域の中心波長λを用いて
(1)式で表わされる。
【0018】 D1 =λ/2+λ・n ・・・(1) 但し、nは正整数である。更に、矩形導波管の立上げ部
22a,23a夫々の互いに対向する面には電磁波吸収
材30,31夫々が貼着又は塗布されている。
【0019】従って、一次ホーン28から発射され、一
次副射器29で副射された電磁波の一部が矩形導波管2
3の立上げ部23aに照射されても、その大部分が電磁
波吸収材31で吸収される。また、この立上げ部23a
で反射された一部の電磁波が矩形導波管22の立上げ部
22aに照射されても、その大部分が電磁波吸収材31
で吸収される。また、この立上げ部23a及び22aで
反射された極く一部の電磁波は一次副射器29から副射
された電磁波と同位相で合成されるため、アンテナの電
磁波発射方向における電力密度が低下することが防止さ
れる。
【0020】これに対して、図4に示す如く、立上げ部
22a,23aを(2)式で表わされる距離 2 だけ離
間し、電磁波吸収材30,31を設けないとすると、 D2 =λ/4+λ・n ・・・(2) この場合は、一次副射器29で副射された電磁波の一部
が立上げ部23aで反射され、更に立上げ部22aで反
射されたとき、この反射電磁波は一次副射器29から副
射された電磁波と逆位相で合成され、アンテナの電磁波
発射方向における電力密度が低下することになるが本実
施例では前述の如く立上げ部22a,23aの距離をD
1 に設定し、更に電磁波吸収材30,31を設けること
により、上記電磁波発射方向における電力密度の低下を
防止している。
【0021】なお、図3における電磁波吸収材30,3
1を設けないと電磁波発射方向における電力密度は増大
するが、アンテナの指向性パターンの乱れを無くす意味
では電磁波吸収材30,31を設ける構成が好適であ
る。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、一次副射器から副射される電磁波の一部が第2の
導波管及び第1の導波管で反射されたとき、この反射波
が一次副射器からの電磁波と同位相で合成され、電磁波
発射方向における電力密度は増大し、電力密度の低下を
防止できる。
【0023】また、請求項2に記載の発明によれば、第
1,第2の導波管の対向する部分に設けられた電磁波吸
収材により電磁波の反射が低減され、一次副射器から副
射される電磁波にほとんど合成されず、指向性パターン
の乱れを防止でき、実用上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アンテナの構造図である。
【図2】トランスデューサの説明図である。
【図3】本発明の要部を示す図である。
【図4】本発明との対比を行なうための図である。
【図5】従来アンテナの構造図である。
【符号の説明】
20,22,23 矩形導波管 21 導波管スイッチ 22a,23a 立上げ部 26 トランスデューサ 28 一次ホーン 29 一次副射器 30,31 電磁波吸収材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/02 H01P 1/10 H01P 1/161 H01Q 19/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導波管を伝送された水平偏波の電
    磁波と、第2の導波管で伝送された垂直偏波の電磁波と
    を切換えて、トランスデューサを通して一次ホーンから
    発射し、一次副射器で電磁波発射方向に副射する偏波面
    切換えアンテナにおいて、 上記一次副射器から電磁波発射方向に存在し、上記トラ
    ンスデューサに接続される第1の導波管と第2の導波管
    との離間距離D1 を、使用する電磁波の中心波長λと正
    整数nとによりD1 =λ/2+λ・nとして表わされる
    ように設定したことを特徴とする偏波面切換えアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記離間距離D1 に設定された第1の導
    波管と第2の導波管の対向する部分に電磁波吸収材を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の偏波面切換えアン
    テナ。
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