JP3439156B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JP3439156B2
JP3439156B2 JP18595999A JP18595999A JP3439156B2 JP 3439156 B2 JP3439156 B2 JP 3439156B2 JP 18595999 A JP18595999 A JP 18595999A JP 18595999 A JP18595999 A JP 18595999A JP 3439156 B2 JP3439156 B2 JP 3439156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer frame
plate
washing
operation panel
washing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18595999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001009198A (ja
Inventor
義一 馬場
国興 本田
雅和 松本
要藏 河村
哲 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP18595999A priority Critical patent/JP3439156B2/ja
Publication of JP2001009198A publication Critical patent/JP2001009198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3439156B2 publication Critical patent/JP3439156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、洗濯機は、その外形を形成するハウジングと、その
内部にある洗濯槽とを有している。ハウジングは、複数
の部材で構成され、洗濯槽の側部を囲みつつ洗濯槽を支
持する外枠と、この外枠の上端部に連結されて上面を形
成する上面板とを有している。上面板には、洗濯槽の上
部開口の真上になるほぼ中央部に投入口が形成され、こ
の投入口の前方に、洗濯機を運転操作するための操作盤
が配置されている。操作盤は、平面視で外枠で囲まれる
空間の内側に配置されている。 【0003】ところで、洗濯機では、洗濯物の出し入れ
が容易なものが要望されている。というのは、洗濯物の
出し入れが、洗濯機を用いた洗濯作業の中で、重労働に
なっているからである。その一方で、洗濯物を出し入れ
し易くするために、操作盤の操作性が犠牲になったり、
洗濯機が大型化するのも好ましくない。 【0004】また、洗濯物を出し入れし易い洗濯機とし
て、本願出願人は、先願として傾いた洗濯槽を有する洗
濯機を提案している。この洗濯機では、洗濯槽を傾けて
その上部の開口を前方寄りに配置し、洗濯物を取り出し
易くしている。このような洗濯機においても、洗濯物を
より一層出し入れし易くできれば、より一層好ましい。 【0005】 【0006】この発明は、このような背景のもとになさ
れたもので、投入口を通じて洗濯物を出し入れし易い洗
濯機を提供することを目的とする 【0007】 【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明の態様では、洗濯・脱水槽の側部を囲む
外枠と、外枠内に中心軸が前方に傾くように斜めに配置
された洗濯・脱水槽と、外枠の上に連結される上面板と
を有し、洗濯物を出し入れするための投入口が上面板の
中央に形成され、スイッチや表示器類が配列された操作
盤が上面板の前部に配置される洗濯機において、上記外
枠は、左側面板、背面板および右側面板が一体的につな
がることにより形成され、外枠と取り外し可能の正面板
が設けられ、左側面板および右側面板の上部前方同士は
連結部材で連結されており、この連結部材は、その中央
部と傾いている洗濯・脱水槽の正面側の上部とがぶつか
らないように、中央部を中心に前方に張り出し、上記操
作盤は、上記連結部材の上部前方に位置して、操作盤を
操作するための押圧力が連結部材で受け止められ、さら
に、上記連結部材の中央部の上端は、外枠の上端よりも
低く形成されていて、操作盤が配置された上面板の前部
は、その前方下端が外枠の上端縁の高さに比べて低くさ
れている、ことを特徴とする洗濯機を提供する。 【0008】請求項1の態様によれば、操作盤は、外枠
で囲まれる空間の前方に突出しているから、投入口を大
きくすることができ、また、投入口を前方寄りに位置さ
せることができる。その結果、洗濯・脱水槽への洗濯物
の出し入れが容易になる。なお、洗濯・脱水槽とは、洗
濯専用槽または洗濯脱水槽である。しかも、外枠の高さ
が変わらないから、外枠内に配置する洗濯・脱水槽の容
量も小さくならずに済む。 また、操作盤を低く且つ前方
に突出させて配置できるので、投入口からの洗濯物の出
し入れがより一層容易になる。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の洗濯機を、
添付図面を参照して説明する。図1は、上述の洗濯機の
側面断面図である。洗濯機1は、その外形を形成するハ
ウジング2と、このハウジング2内に支持された洗濯槽
3と、洗濯槽3の上方に設けられて洗濯槽3内に給水す
るための給水機構5と、洗濯槽3の内部から排水するた
めの管61、排水弁62等を含む排水機構6と、この洗
濯機1を操作するための操作盤7とを有している。操作
盤7は、ハウジング2の上面の一端縁に沿って配置さ
れ、この一端縁に沿う面を洗濯機1の正面としている。
使用者は、操作盤7の前から洗濯機1を操作することに
なる。 【0022】洗濯槽3は、複数のつり棒41,42に支
持されて洗濯水を内部に貯めるための有底で円筒形状の
外槽31と、外槽31内に同軸に収められた円筒形状の
洗濯兼脱水のための内槽32と、内槽32内の底部に設
けられた攪拌翼33とを備えている。内槽32は、外槽
31内に回転可能に設けられて周面に多数の小孔32a
を有している。内槽32および攪拌翼33は、モータ3
5等を含む駆動機構34によって駆動される。洗いおよ
びすすぎ時には攪拌翼33のみが一方向または両方向に
回転し、脱水時には攪拌翼33および内槽32がともに
高速で一方向に回転する。 【0023】洗濯槽3は、上部で正面側に張り出すよう
にして、傾けて配置されている。洗濯槽3の傾斜方向下
側(正面側)部分は相対的に長い2つのつり棒41によ
り吊り下げられ、傾斜方向上側(背面側)部分は相対的
に短い2つのつり棒42により吊り下げられている。つ
り棒41,42は、外槽31の振動を減衰させる防振機
構45(一部のみ図示)を有している。つり棒41は、
外槽31の前部の鍔部31mとハウジング2の前部の受
け部材28とをつないでいる。つり棒42は、外槽31
の後部の鍔部31uとハウジング2の後部の受け部材2
9とをつないでいる。これにより、外槽31の中心軸線
CLが鉛直線VLに対して、予め定める傾斜角度K、例
えば、ほぼ10度で傾いている。 【0024】洗濯機1では、洗濯槽3の傾きに応じて、
正面側でハウジング2の上部は張り出している。それゆ
え、投入口23aを正面寄りに配置でき、例えば、投入
口23aの前端部と、ハウジング2の外枠21の前端部
とをほぼ同じ位置にできている。その結果、正面に立っ
た使用者にとって、洗濯物を取り出し易くすることがで
きる。 【0025】本実施の形態では、操作盤7は、投入口2
3aからの洗濯物の出し入れを容易にするために、ハウ
ジング2の外枠21で囲まれる空間の前方に突出するよ
うに設けられている。以下、詳細に説明する。図2の分
解斜視図を参照する。ハウジング2は、全体として略直
方体形状の箱形状とされ、複数の部材で構成されてい
る。すなわち、ハウジング2は、左側面板2b、右側面
板2cおよび背面板2dが一体的につながることにより
形成される外枠21と、この外枠21と別部材に形成さ
れ外枠21の前方に配置される正面板22と、外枠21
の上に連結される上面板23と、正面板22および外枠
21の下端部を支持しつつ底面を形成する底部構造材2
4と、外枠21の右側面板2cおよび左側面板2bの上
部前方同士を連結する連結部材25とを有している。 【0026】外枠21は、単一の金属板を折り曲げ状に
形成したものであり、背面板2dの左右両端縁から左右
側面板2b,2cが前方に延びて、この左右側面板2
b,2cの前端縁から一対の延設板21aが、互いに接
近するように延びている。この一対の延設板21aの間
には、排水機構6等のためのメンテナンス用開口21b
が形成される。また、開口21bの上方には、上述の連
結部材25が設けられている。 【0027】連結部材25は、外枠21の右側面板2c
および左側面板2bを、一対の延設板21aを介して連
結し、一対の延設板21aの上端同士とかしめ接合され
ている。連結部材25は、その中央部25aを中心に前
方に張り出している。それゆえ、中央部25aと傾いて
いる洗濯槽3の正面側の上部とが互いにぶつからないよ
うになっている。また、中央部25aの上端25b(図
3および図4参照)は、補強のために管状に丸められて
おり、外枠21の上端21cよりも低く形成されてい
る。 【0028】受け部材28,29は、外枠21の内側の
上部の四隅に設けられた金属板材であり、ハウジング2
の外枠21の上端21cにかしめられている。受け部材
28,29は、つり棒41,42を取り付けるための部
材としての他、外枠21の四隅を補強する補強部材とし
ても機能している。正面板22は、正面に配置される板
状部分と、この板状部分の左右端縁から後方に延びる部
分とが一体に形成されている。正面板22の上部22b
は、下部22aよりも前方に張り出している。正面板2
2は、洗濯機1の外装部材であり、且つ上述のメンテナ
ンス用開口21bの覆いとして利用される。 【0029】正面板22は、外枠21に着脱可能に取り
付けられている。例えば、正面板22の背面には、上方
に向けて突出する複数の鉤部22f(一部のみ図示)が
設けられ、この鉤部22fを外枠21の延設板21aの
係止孔21fに引っ掛けて、正面板22を外枠21に取
り付ける。底部構造材24は、平面視で4角形の樹脂製
枠状部材であり、その下部は前後方向に窪んで形成され
ている。底部構造材24は、四隅に脚支持部24aを有
し、この脚支持部24aの下に脚24cが取り付けられ
ている。脚支持部24aは、多数のリブにより補強され
ている。 【0030】上面板23は、そのほぼ中央に洗濯槽3へ
洗濯物を出し入れするための投入口23aを形成してい
る。投入口23aは、洗濯槽3の上部開口3a(図1参
照)に対向して形成されている。投入口23aを開閉自
在に覆う蓋26が取り付けられている。上面板23は、
投入口23aの周囲に形成された平面状の上板23c
と、投入口23aを内部に形成し上板23cから下方に
向けて立設された筒部23dと、上板23cの左右端縁
に沿って下方に向けて延びる一対の側板23eと、投入
口23aの前方にある前部23bと、投入口23aの後
方にある後部23fとを有している。 【0031】外枠21の上端21cの上に、上面板23
の側板23eが嵌め込まれている。後部23fには、図
1に示すように、給水機構5の電磁弁からなる給水弁5
2、管51等を収容している。前部23bの内部に操作
盤7が配置されている。図2と図3を参照する。前部2
3bは、外枠21で囲まれる空間の前方へ突出し、正面
板22の上部22bの膨らみに沿って張り出している。
前部23bは、上方に開いた容器状に形成されたケース
23gと、このケース23gの周囲を帯状に取り囲む縁
部23hとを有する。縁部23hは、側板23eと連続
してつながり、縁部23hの下端縁は側板23eの下端
縁よりも一段低く形成されている。ケース23gは、正
面板22により覆われた内部に配置され、ケース23g
の前面部は、正面板22の上部22bに沿って配置され
る。 【0032】縁部23hは、正面板22の上部22bに
沿ってその上に配置され、外部に露出している。縁部2
3hの下面23iは、上面板23の前部23bにおいて
最前部の下端部となり、外枠21の上端21cの高さに
比べて低くされている。縁部23hの上面は、前方に向
かって下り傾斜がつけられ、この上面に沿って、操作盤
7は傾斜している。 【0033】操作盤7は、上面板23の前部23b内に
収容されて、連結部材25の中央部25aの上部前方に
位置している。操作盤7を操作するための押圧力は、連
結部材25で受け止められる。また、正面板22が押さ
れる力も、上面板23の前部23bを介して連結部材2
5で受け止められる。操作盤7は、表示器74や操作ス
イッチ73等が配列された操作面72と、表示器74や
操作スイッチ73等を含む回路を構成する回路基板71
とを有している。 【0034】操作面72は前方に向かって下り傾斜が付
けられている。操作面72と上面板23の上板23cと
は、連続した傾斜面を形成している。回路基板71は、
操作面72の下方となる上面板23のケース23g内に
水密状態で配置されている。回路基板71は、操作スイ
ッチ73の設定に応じて洗濯機1の各部を運転する制御
回路を有している。 【0035】ところで、回路基板71からは多数のリー
ド線75(図5参照)が導出されており、これらのリー
ド線を介して回路基板71と多数の電装品とが接続され
ている。電装品としては、上述の給水弁52の電磁弁の
他、図2に示すように、洗濯槽3の水位を検知するため
の水位センサ81、洗濯時に洗濯槽3内に空気を供給す
るためのエアポンプ82、制御回路基板83等が設けら
れている。 【0036】リード線75は、上面板23のケース23
gの左端から後方に導出され、図5に示すように、側板
23eに沿って上面板23の裏側に配置されている。裏
側には、上板23cと側板23eと筒部23dとで囲ま
れて、下方に開く凹部23kが形成されている。この凹
部23kは、前後方向に側板23eに沿って延びてお
り、凹部23k内に臨む側板23eには、L字形状のフ
ック23mが複数個、前後方向に並んで形成されてい
る。これらのフック23mに、リード線75を保持す
る。このリード線75の下方に、カバー84が配置され
ている。 【0037】カバー84は、上面板23の裏面に配置さ
れるリード線75の経路の下方に配置され、外枠21の
上端21cに取り付けられている。カバー84は上面板
23が外枠21の上に連結されたときに、上面板23の
凹部23kを下方から塞ぐことにより、リード線75を
覆うことができる。カバー84は、外枠21と別体に形
成された樹脂製部材である。 【0038】カバー84は、図6に示すように、前後方
向に長く形成され、その長手方向に沿う左側端縁を外枠
21の左側面板2bの上端21cに沿わせて取り付けら
れている。また、カバー84の長手方向に沿う右側端縁
は、凹湾曲状に形成されて、上面板23の筒部23dの
外周面の下端部に沿うようなっている。カバー84は、
ハウジング2の受け部材28,29にビス85によりね
じ止め固定されている。 【0039】カバー84は、一方向に長い板状の主体部
84aと、この主体部84aの左右の端縁に沿って上方
に向けて立設される板状の立設部84bとを有してい
る。主体部84aの上面には、水位センサ81等の電装
品を取り付けるための取り付け凹部84cが形成されて
いる。取り付け凹部84cの近傍には、水位センサ81
等につながる管、リード線等を通すための孔84dが形
成されている。立設部84bは、凹部23k内に外から
指が確実に入らないようにしている。 【0040】取り付け凹部84cに取り付けられている
水位センサ81は、孔84dを通るエアホース81dを
介して外槽31の外周面に設けられたエアトラップ31
d(図2参照)と接続されている。また、取り付け凹部
84cには、エアポンプ82が取り付けられている。こ
のエアポンプ82は、エアホース82dや継手(図示せ
ず)等を介して洗濯槽3の外槽31の底部であり攪拌翼
33の下方に接続されている。洗い行程で、エアポンプ
82は、空気を攪拌翼33の下方に吹き出させて、洗濯
水中に気泡を発生させると、この気泡が攪拌翼33で攪
拌されると、多数の微細な気泡を生じ、このときに超音
波領域の衝撃波を発し、これにより、洗浄能力を高める
ことができる。 【0041】エアポンプ82の取り付けられている取り
付け凹部84cの近傍には、図7に示すように、鉤状の
引っ掛け突起84fが複数カ所、例えば、2箇所に形成
されている。エアポンプ82を取り付け凹部84c内に
配置し、一方の突起84fに輪ゴム86等の弾性部材で
形成された無端状の紐の一端を引っ掛けて、輪ゴム86
を弾性変形させて引き伸ばしながら、エアポンプ82に
掛け渡し、この掛け渡した輪ゴム86の他端を他方の突
起84fに引っ掛けている。このように、固定に輪ゴム
86の緊縛力を利用しているので、エアポンプ82をカ
バー84に押し付けて、がたつきなく確実に固定でき
る。輪ゴム86の弾性により、輪ゴム86を引っ掛ける
だけで固定できるので、固定の操作が容易である。ま
た、突起84fと輪ゴム86のような簡素な構成で済
む。なお、従来、エアポンプ82は、金属板材により取
り囲まれた状態で固定され、金属板材をねじ止めし、エ
アポンプ82と金属板材との間には、がたつきを防止す
るための緩衝部材も配置されて、複雑な構造となってい
た。 【0042】制御回路基板83は、モータ35をインバ
ータ制御により駆動するための回路を含んでいる。この
回路はトランジスタ等により構成され、制御回路基板8
3も大形で重くなる傾向にあることから、制御回路基板
83と回路基板71とは別体に形成されて、別置きにさ
れている。制御回路基板83は、図1および図2に示す
ように、外枠21の前方側左側(右側でもよい。)の下
方隅部に配置されている。制御回路基板83は、外枠2
1の延設板21aの下端部近傍に、ビス87によりねじ
止め固定されている。また、制御回路基板83は、底部
構造材24の脚支持部24aの直ぐ真上に配置されてい
る。それゆえ、搬送時の落下等で想定されるような衝撃
がかかる場合でも、制御回路基板83にかかる衝撃を脚
支持部24aで受け止めることができる。 【0043】このように本実施の形態によれば、図3に
示すように、連結部材25の中央部25aが、外枠21
の上端21cよりも低くかつ前方に張り出しているの
で、上面板23の前部23bのケース23gを連結部材
25の中央部25aを乗り越えさせて配置することがで
きる結果、上面板23の前部23bや操作盤7を、外枠
21で囲まれる空間(図1では、延設板21aと背面板
2dの間になる。)の前方に突出して配置することがで
きる。これにより、投入口23aを大きくすることがで
き、また、投入口23aを前方寄りに位置させることが
できる。その結果、洗濯槽3への洗濯物の出し入れが容
易になる。ここで、操作盤7等が外枠21で囲まれる空
間の前方に突出する状態は、操作盤7等の少なくとも一
部が上述の空間から前方に突出していればよい。 【0044】特に、本実施の形態では、操作盤7が配置
される上面板23の前部23bは、外枠21で囲まれる
上述の空間の前方へ突出しており、且つ前部23bの前
方下端となる縁部23hの下面23iは、外枠21の上
端21cの端縁の高さに比べて低くされている。これに
より、操作盤7を連結部材25の上部前方に位置させる
ようにしている。この場合には、操作盤7を前方に突出
させるのに加えて、低く配置できるので、投入口23a
を通す洗濯物の出し入れがより一層容易になる。 【0045】しかも、外枠21の上端21cよりも、中
央部25aを低くした連結部材25や、前部23bの前
方下端となる下面23iを低くした上面板23を設ける
場合には、外枠21の高さが変わらないから、外枠21
内に配置する洗濯槽3の容量も小さくなることがない。
また、操作盤7を前方に張り出させるのに、連結部材2
5の中央部25aや上面板23の前部23bが前方に張
り出して、ハウジング2の下部が張り出さずに済むか
ら、洗濯機1の配置面積が大きくならずに済む。 【0046】また、上面板23の前部23bが前方に向
かって下り傾斜しているので、操作盤7も前方に向かっ
て下り傾斜している。この場合、操作盤7の操作がし易
く、且つ、投入口23aを通す洗濯物の出入りが操作盤
7により妨げられない。また、本実施の形態では、上面
板23の裏面側に配置されるリード線75を下方から覆
うためのカバー84を設けたので、例えば、万一リード
線75がフック23mから外れるとしても、リード線7
5と洗濯槽3との接触や、ユーザが不用意にリード線7
5を触ることを防止できる。 【0047】また、図2に示すように、カバー84を外
枠21の上部に設けたので、洗濯機1を組み立て易い。
というのは、組立時に、カバー84が設けられた外枠2
1の上部に、その上から上面板23を載せて取り付けれ
ば、リード線75がカバー84により覆われて、上面板
23を裏返さずに済む。これに対して、カバー84を上
面板23の下面に設ける場合、カバー84を上面板23
に取り付けるためには、大形部材である上面板23を裏
返す必要があり、作業性に劣るからであるカバー84と
外枠21とは、別体なので、外枠21を従来とほぼ同様
の簡素な形状にでき、その結果、形成が容易である。ま
た、樹脂製のカバー84は、取り付け凹部84cや立設
部84b等がある複雑な形状であっても容易に形成でき
る。従って、カバー84を設けない場合に比べても、コ
ストの上昇を抑制することができる。 【0048】水位センサ81を、カバー84に取り付け
ているので、上面板23に取り付ける場合に比べて、洗
濯機1への水位センサ81の組み付けが容易である。と
いうのは、水位センサ81の組み付けを、上面板23が
取り付けられていない状態ででき、この状態であれば、
外枠21の内部も開放されていて、エアホース81dを
洗濯槽3と接続する配管作業を外枠21内で容易にでき
るからである。 【0049】また、エアポンプ82をカバー84に取り
付けているので、水位センサ81と同様にして、組み付
けが容易である。また、水位センサ81、エアポンプ8
2およびカバー84を一体的な組立体90としてユニッ
ト化しているので、予め組み立てた組立体90を外枠2
1に容易に取り付けることができる。 【0050】また、外枠21と別体のカバー84は、洗
濯槽3の組み付け後に外枠21に取り付けることができ
るので、外枠21の内部へ洗濯槽3を組込む際に邪魔に
なることを防止できる。また、図1に示すように、回転
の中心軸線CLが前方に傾いた洗濯槽3と外枠21との
間の空間であり、前方側左右いずれかの下方隅部の空間
には、スペースに余裕があるので、制御回路基板83を
組み付け易い。特に、制御回路基板83は、比較的に重
い部品であるので、下方に取り付けるのが、組み付けに
好ましい。さらに、外枠21の前面にメンテナンス用開
口21bがある場合には、この開口21bを通じて制御
回路基板83を容易に配置できて、より一層好ましい。 【0051】なお、上述の実施の形態では、洗濯機1
は、二重構造の洗濯槽3をハウジング2に吊り下げ支持
した一槽式のものであったが、これには限定されない。
例えば、洗濯機は、洗濯専用槽と脱水槽とを有した二槽
式のもので、洗濯専用槽が、底部に攪拌翼を有した一重
の槽でハウジングに固定されたものであってもよいし、
上述の洗濯専用槽だけをハウジング内に有したものでも
よい。 【0052】また、洗濯槽3は、傾いて支持されるもの
に限らず、回転中心軸線CLが鉛直線VLに沿って配置
されるものであってもよい。その他、本発明の要旨を変
更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す洗濯機の概略構成の
側面断面図である。 【図2】図1に示す洗濯機のハウジングおよびその周辺
部分の分解斜視図である。 【図3】図1に示す洗濯機の操作盤およびその周辺部分
の断面側面図である。 【図4】図1に示す洗濯機のハウジングの上部の正面図
である。 【図5】図1に示す洗濯機の上面板の左側部の断面正面
図である。 【図6】図1に示す洗濯機の左側部分の平面図であり、
上面板を取り外した状態を示す。 【図7】図6の要部を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 洗濯機 2 ハウジング 2b 左側面板 2c 右側面板 2d 背面板 3 洗濯槽 7 操作盤 21 外枠 21c 上端 22 正面板 23 上面板 23a 投入口 23b 前部 23i 下面(前方下端) 25 連結部材 25a 中央部 52 給水弁(電装品) 72 操作面 73 操作スイッチ 74 表示器 75 リード線 81 水位センサ(電装品) 82 エアポンプ(電装品) 83 制御回路基板 84 カバー CL 中心軸線 VL 鉛直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 要藏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 中村 哲 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−158096(JP,A) 特開 平10−165691(JP,A) 特開 昭60−137393(JP,A) 実開 昭57−32686(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 51/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】洗濯・脱水槽の側部を囲む外枠と、外枠内
    に中心軸が前方に傾くように斜めに配置された洗濯・脱
    水槽と、外枠の上に連結される上面板とを有し、洗濯物
    を出し入れするための投入口が上面板の中央に形成さ
    れ、スイッチや表示器類が配列された操作盤が上面板の
    前部に配置される洗濯機において、上記外枠は、左側面板、背面板および右側面板が一体的
    につながることにより形成され、外枠と取り外し可能の
    正面板が設けられ、 左側面板および右側面板の上部前方同士は連結部材で連
    結されており、この連結部材は、その中央部と傾いてい
    る洗濯・脱水槽の正面側の上部とがぶつからないよう
    に、中央部を中心に前方に張り出し、 上記操作盤は、上記連結部材の上部前方に位置して、操
    作盤を操作するための押圧力が連結部材で受け止めら
    れ、 さらに、上記連結部材の中央部の上端は、外枠の上端よ
    りも低く形成されていて、操作盤が配置された上面板の
    前部は、その前方下端が外枠の上端縁の高さに比べて低
    くされている、 ことを特徴とする洗濯機。
JP18595999A 1999-06-30 1999-06-30 洗濯機 Expired - Fee Related JP3439156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18595999A JP3439156B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18595999A JP3439156B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001009198A JP2001009198A (ja) 2001-01-16
JP3439156B2 true JP3439156B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=16179882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18595999A Expired - Fee Related JP3439156B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3439156B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101203555B1 (ko) * 2005-06-29 2012-11-22 엘지전자 주식회사 상업용 세정장치
JP6071250B2 (ja) * 2012-05-25 2017-02-01 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001009198A (ja) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10472758B2 (en) Wall-mounted drum-type washing machine
US10465325B2 (en) Wall-mounted drum type washing machine
US10626540B2 (en) Wall-mounted drum type washing machine
US10260190B2 (en) Wall-mounted drum type washing machine
US11186940B2 (en) Washing machine
US10174451B2 (en) Wall-mounted drum-type washing machine
US8176756B2 (en) Drain pump and washing machine having the same
KR20130065374A (ko) 노브 어셈블리 및 이를 구비한 세탁기
KR101268222B1 (ko) 세탁기
JP2011041646A (ja) 洗濯機
JP3439156B2 (ja) 洗濯機
JP2002018190A (ja) 洗濯機
JP2000070589A (ja) 洗濯機
JP3540779B2 (ja) 洗濯機
US20070193309A1 (en) Washing machine
KR100742442B1 (ko) 세탁기
CN211749101U (zh) 一种使用效果好的食品加工机
KR101013378B1 (ko) 세탁기
JP2000312795A (ja) 洗濯機
KR20040046978A (ko) 세탁기의 캐비닛 커버 마운팅 구조
JPH09225173A (ja) 二槽式洗濯機
KR20230001312A (ko) 의류처리장치
KR20230001300A (ko) 의류처리장치
KR101122072B1 (ko) 드럼 세탁기
JP2003311087A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees