JP3438622B2 - 光ディスク用再生装置 - Google Patents

光ディスク用再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、CD等の光ディ
スクの反りに対応して光ピックアップのチルト角を制御
するチルトサーボを実施する光ディスク用再生装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】光ディスク用再生装置において、光ディ
スクの反りがあると、対物レンズの中心軸が光ディスク
の面に対して傾斜することになるので、対物レンズに収
差が生じ、反射光に波形干渉が生じる。このような波形
干渉は、光ディスクの記録情報のない所に情報があるか
のように、光検出器の出力に影響を与え、結果として、
アイパターンの開口率が低下し、ビットエラー増大に繋
がる。 【0003】そこで、従来の光ディスク用再生装置で
は、データ読取用光源とは別個に、反り検出用の光源を
光ピックアップに付加し、その光源から光を2本のビー
ムに分けて光ディスクに照射し、光ディスクからの各反
射光の光量の差に基づいてチルトモータを駆動して、デ
ータ読取り用ビームが光ディスクの反りにもかかわら
ず、光ディスクに直角に当たるようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク用再
生装置では、反り検出用の光ビームが、光ディスクから
のデータ読出し用の光ビームから離れており、反り検出
用の光ビームにより検出した光ディスクの反り角が、デ
ータ読出し用スポット近傍の光ディスク部分の反り角に
対する誤差が大きいという問題がある。 【0005】この発明の目的は、光ピックアップのチル
トサーボの制御精度を向上した光ディスク用再生装置を
提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク用
再生装置(10)は、光ピックアップ(13)からの光ディスク
(11)のデータ読出し用のメインビーム(18)が光ディスク
(11)に直角に当たるように、光ピックアップ(13)のチル
ト角を制御するチルトサーボ制御を実施する。この光デ
ィスク用再生装置(10)ては、メインビーム(18)の通過す
る光ピックアップ(13)の対物レンズ(14)に、第1のサブ
ビーム(19a)及び第2のサブビーム(19b)を通過させるこ
ととし、これら第1のサブビーム(19a)及び第2のサブ
ビーム(19b)は、メインビーム(18)に対して対称の傾斜
角で進み、かつ光ディスク(11)に第1のサブスポット(3
4)及び第2のサブスポット(35)を生成するものとしてい
る。そして、第1のサブスポット(34)及び第2のサブス
ポット(35)からの光ピックアップ(13)への反射光の光量
差に対応する量がチルトサーボ制御のチルトエラー信号
に設定される。 【0007】光ディスク(11)には、例えばCD、MD、
及びDVD等を含むものとする。したがって、光ディス
ク用再生装置(10)には、例えばCDプレーヤ、MDプレ
ーヤ、及びDVDプレーヤ等が含まれる。第1のサブビ
ーム(19a)及び第2のサブビーム(19b)は、例えばメイン
ビーム(18)を生成する光源からの光を回折格子やホログ
ラム等に通過させることにより、生成することができ
る。 【0008】このように、第1のサブビーム(19a)及び
第2のサブビーム(19b)を、データ読出し用のメインビ
ーム(18)と同じ対物レンズ(14)を通過させて、メインス
ポット(33)の近傍に第1のサブスポット(34)及び第2の
サブスポット(35)を生成して、第1のサブスポット(34)
及び第2のサブスポット(35)からの反射光の差に基づい
て光ディスク(11)の反りを検出するようになっているの
で、メインスポット(33)近傍における光ディスク(11)の
反りを精確に検出することができ、光ピックアップ(13)
についてのチルト制御の精度を向上できる。 【0009】この発明の光ディスク用再生装置(10)は、
光ピックアップ(13)からの光ディスク(11)のデータ読出
し用のメインビーム(18)が光ディスク(11)に直角に当た
るように、光ピックアップ(13)のチルト角を制御するチ
ルトサーボ制御を実施する。この光ディスク用再生装置
(10)では、メインビーム(18)に対して対称の傾斜角とな
る第1のサブビーム(19a)及び第2のサブビーム(19b)
を、対物レンズ(14)の通過する対物レンズ(14)に通過さ
せて、光ディスク(11)に光ディスク(11)の半径方向へ離
れた位置に第1のサブスポット(34)及び第2のサブスポ
ット(35)を生成する。第1のサブスポット(34)及び第2
のサブスポット(35)からの反射光の光量を検出する第1
のサブスポット用光検出装置(41)及び第2のサブスポッ
ト用光検出装置(42)が、メインスポット(33)からの反射
光の光量を検出するメインビーム用光検出装置(40)に対
して対称位置で、かつメインスポット(33)からの反射光
に対して直角の平面内に設けられる。第1のサブスポッ
ト用光検出装置(41)及び第2のサブスポット用光検出装
置(42)はその配列方向へ共に二分割され、その配列方向
の一端側から他端側へ、配置順に、第1のサブスポット
用第1の光検出器(43)、第1のサブスポット用第2の光
検出器(44)、第2のサブスポット用第1の光検出器(4
5)、及び第2のサブスポット用第2の光検出器(46)とさ
れる。第1のサブスポット用第1の光検出器(43)の入射
光量が第1のサブスポット用第2の光検出器(44)の入射
光量より大きいときは、第1のサブスポット用第1の光
検出器(43)及び第2のサブスポット用第1の光検出器(4
5)への入射光量の差の対応量がチルトサーボ制御のチル
トエラー信号とされる。また、第1のサブスポット用第
2の光検出器(44)の入射光量が第1のサブスポット用第
1の光検出器(43)の入射光量より大きいときは、第1の
サブスポット用第2の光検出器(44)及び第2のサブスポ
ット用第2の光検出器(46)への入射光量の差の対応量が
チルトサーボ制御のチルトエラー信号とするようになっ
ている。 【0010】配列方向の一端側から他端側へ、配置順
に、第1のサブスポット用第1の光検出器(43)、第1の
サブスポット用第2の光検出器(44)、第2のサブスポッ
ト用第1の光検出器(45)、第2のサブスポット用第2の
光検出器(46)とされることについて、配列方向の一端側
及び他端側は、光ディスク(11)の半径方向のそれぞれ内
側及び外側に対応していても、又はその逆に、光ディス
ク(11)の半径方向のそれぞれ外側及び内側対応していて
もよい。 【0011】光ピックアップ(13)はトラッキングサーボ
により光ディスク(11)の半径方向へ揺さぶられる。これ
に伴い、メインスポット(33)、第1のサブスポット(3
4)、及び第2のサブスポット(35)も、光ディスク(11)上
を光ディスク(11)の半径方向へ揺さぶられる。この揺さ
ぶりに伴い、第1のサブスポット(34)及び第2のサブス
ポット(35)は、全体が光ディスク(11)のランド(30)に位
置せず、ランド(30)とグルーブ(31)とにまたがって位置
することが頻繁に起こり、この場合、グルーブ(31)から
の反射光を入射される方の半部では、入射光量(強度)
が大きく変動する。そこで、第1のサブスポット用第1
の光検出器(43)及び第1のサブスポット用第2の光検出
器(44)への入射光量を対比し、入射光量の大きい方の半
部はランド(30)からの安定化された反射光と判断し、第
1のサブスポット用光検出装置(41)及び第2のサブスポ
ット用光検出装置(42)において、ランド(30)からの反射
光を入射されている方の半部同士について、入射光量を
対比することにする。すなわち、(a)第1のサブスポ
ット用第1の光検出器(43)の入射光量が第1のサブスポ
ット用第2の光検出器(44)の入射光量より大きいとき
は、第1のサブスポット用第1の光検出器(43)及び第2
のサブスポット用第1の光検出器(45)への入射光量の差
の対応量がチルトサーボ制御のチルトエラー信号とされ
る。また、(b)第1のサブスポット用第2の光検出器
(44)の入射光量が第1のサブスポット用第1の光検出器
(43)の入射光量より大きいときは、第1のサブスポット
用第2の光検出器(44)及び第2のサブスポット用第2の
光検出器(46)への入射光量の差の対応量がチルトサーボ
制御のチルトエラー信号とされる。第1のサブスポット
用第1の光検出器(43)の入射光量及び第1のサブスポッ
ト用第2の光検出器(44)の入射光量はほぼ均衡している
ときは、(a)及び(b)の両方に属しないことになる
が、そのときは、第1のサブスポット用第1の光検出器
(43)及び第2のサブスポット用第1の光検出器(45)への
各入射光量と、第1のサブスポット用第2の光検出器(4
4)及び第2のサブスポット用第2の光検出器(46)への各
入射光量とはほぼ等ししいので、チルトサーボ制御のチ
ルトエラー信号としては、第1のサブスポット用第1の
光検出器(43)及び第2のサブスポット用第1の光検出器
(45)への入射光量の差の対応量、並びに第1のサブスポ
ット用第2の光検出器(44)及び第2のサブスポット用第
2の光検出器(46)への入射光量の差の対応量のいずれを
チルトサーボ制御のチルトエラー信号に選択してもよ
い。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は光ディスクプレーヤ10
における光ピックアップ13のチルト制御に係る部分の構
成図である。光ディスク11は例えばCD、MD、及びD
VD等であり、光ディスクプレーヤ10は例えばCDプレ
ーヤ、MDプレーヤ、及びDVDプレーヤ等である。光
ディスク11は中央部に配置されてチャッキングされ、ス
ピンドルモータ12により回転駆動される。光ピックアッ
プ13では、対物レンズ14は、その焦点が光ディスク11の
ピット32(図2)に合うように、対物レンズ14を軸方向
へ変位する周知のフォーカシングサーボ、及び対物レン
ズ14の中心軸が光ディスク11の半径方向へ所望のトラッ
クの位置になるように対物レンズ14を光ディスク11の半
径方向へ変位する周知のトラッキングサーボか実施され
る。ガイドレール15は、光ディスク11の半径方向へ光デ
ィスク11の中央部から周辺部にわたって延び、光ピック
アップ13を光ディスク11の半径方向へ案内する。支点16
は、スピンドルモータ12の出力軸の回転方向に対して接
線方向へ延びる軸線の周りに回転させる支点となってお
り、光ディスク11の半径方向のガイドレール15の内側の
端部を回転自在に支持している。ガイドレール15は、ま
た、光ディスク11の半径方向へ外側の端において、チル
トモータ17のねじ溝付きの出力軸に螺合し、チルトモー
タ17の回転に伴い螺合位置が変化する。チルトモータ17
は、両方向へ回転可能であり、各回転方向に対してガイ
ドレール15の外側の端部は、チルトモータ17の出力軸の
方向へ変位し、光ディスク11の方へ接近及び離反する。
対物レンズ14からは、メインビーム18及びその両側の第
1及び第2のサブビーム19a,19bが光ディスク11へ向か
って放射される。第1及び第2のサブビーム19a,19b
は、メインビーム18の光源としての発光ダイオードから
の光を回折格子等の光学素子に通すことにより作り出さ
れる。メインビーム18の光軸は対物レンズ14の中心軸に
一致し、第1及び第2のサブビーム19a,19bの光軸はメ
インビーム18の光軸に対して対称にかつ光ディスク11の
方へ末広がりの傾斜角となっている。差動増幅装置22〜
電力増幅器25については、後述する。 【0013】図2は光ディスク11におけるメインスポッ
ト33等の生成状態を示している。光ディスク11は、半径
方向(図2において左右方向)へランド30とグルーブ31
とを交互に有し、グルーブ31にはピット32の列が形成さ
れている。ランド30及びグルーブ31はほぼ等幅である。
メインスポット33、第1及び第2のサブスポット34,35
は図1のメインビーム18、第1及び第2のサブビーム19
a,19bが光ディスク11に照射した個所に相当し、トラッ
ク方向に対して所定の傾斜角で一列に並んでいる。メイ
ンスポット33、第1及び第2のサブスポット34,35は、
また、ほぼ等径であり、光ディスク11の半径方向へほぼ
ランド30の幅になっている。図2では、左側及び右側が
それぞれ光ディスク11の半径方内側及び外側となってお
り、第1及び第2のサブスポット34,35は、後述の説明
のために、光ディスク11の半径方向へ2等分割して示
し、A1,A2は光ディスク11の半径方向へ第1のサブ
スポット34の内側及び外側の半部を占め、B1,B2は
光ディスク11の半径方向へ第2のサブスポット35の内側
及び外側の半部を示している。 【0014】図3は光ピックアップ13の主要部と差動増
幅装置22との詳細図である。光ピックアップ13は、メイ
ンスポット用光検出装置40、第1及び第2のサブスポッ
ト用光検出装置41,42を内蔵し、メインスポット用光検
出装置40、第1及び第2のサブスポット用光検出装置4
1,42は、それぞれメインスポット33、第1のサブスポ
ット34、及び第2のサブスポット35から対物レンズ14を
経て光ピックアップ13内へ入って来た各反射光の光量を
検出するようになっている。メインスポット用光検出装
置40は、周方向へ四等分割されたa,b,c,dより成
り、各a,b,c,dは、図2のメインスポット33を、
メインスポット33の中心を通り互いに直行するトラック
方向と光ディスク11の半径方向との直線により4等分割
された各分割部分からの反射光分の入射光量分を検出す
る部位に対応する。メインスポット用光検出装置40の各
部分a,b,c,dへの入射光量をあらためてa,b,
c,dとすると、この光ディスクプレーヤ10では、トラ
ッキングサーボにはプッシュプル方式を、また、フォー
カシングサーボ制御には非点収差方式を、それぞれ採用
し、トラッキングエラー信号=(a+b)−(c+
d)、フォーカシングエラー信号=(a+c)−(b+
d)と設定される。第1及び第2のサブスポット用光検
出装置41,42は、メインスポット用光検出装置40の両側
に対称に配設され、第1のサブスポット用光検出装置41
は、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43及
び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44に二
等分割され、第2のサブスポット用光検出装置42は、第
2のサブスポット用第1のフォトダイオード45、第2の
サブスポット用第2のフォトダイオード46に二等分割さ
れている。第1のサブスポット用第1のフォトダイオー
ド43及び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード
44は、それぞれ図2のA1,A2からの反射光を入射さ
れ、その入射光量に関係する電気信号を出力する。第2
のサブスポット用第1のフォトダイオード45及び第2の
サブスポット用第2のフォトダイオード46は、それぞれ
図2のB1,B2からの反射光を入射され、その入射光
量に関係する電気信号を出力する。差動増幅器50,51,
52,コンパレータ53は差動増幅装置22に含まれる。差動
増幅器50は、その正相入力端子及び逆相入力端子へそれ
ぞれ第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43及
び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44の出
力電圧を入力される。差動増幅器51は、その正相入力端
子及び逆相入力端子へそれぞれ第1のサブスポット用第
1のフォトダイオード43及び第2のサブスポット用第1
のフォトダイオード45の出力電圧を入力される。差動増
幅器52は、その正相入力端子及び逆相入力端子へそれぞ
れ第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44及び
第2のサブスポット用第2のフォトダイオード46の出力
電圧を入力される。スイッチ54は、差動増幅器51,52の
一方の出力を選択して、位相補償増幅器23へ出力する。
コンパレータ53は、差動増幅器50の出力に基づいてスイ
ッチ54のスイッチ位置を制御する。 【0015】図4はコンパレータ53をその入力と共に示
す図である。コンパレータ53は、その逆相入力端子へ
は、基準電圧端子55を接続されて、基準電圧端子55の基
準電圧Vrefを入力され、また、その正相入力端子へ
は差動増幅器50の出力を入力される。 【0016】図5はコンパレータ53の入力と出力との関
係を示す図である。図5の上段側の波形状電圧はコンパ
レータ53の正相入力端子への入力電圧例を示し、正相入
力端子への入力電圧が基準電圧Vref以上である期間
に限り、コンパレータ53の出力電圧は”0”から”1”
となる。正相入力端子への入力電圧が基準電圧Vref
以上であるときとは、第1のサブスポット用第1のフォ
トダイオード43への入射光量が第1のサブスポット用第
2のフォトダイオード44への入射光量よりも、Vref
に対応分の光量だけ大きいときである。 【0017】図6は第1のサブスポット34の位置と第1
のサブスポット用第1のフォトダイオード43及び第1の
サブスポット用第2のフォトダイオード44への第1のサ
ブスポット34の反射光との関係を示している。図6
(a)では、第1のサブスポット34の中心が光ディスク
11の半径方向へグルーブ31の中心に位置しており、結
果、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43及
び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44への
反射光の強度分布は、反射光の光軸に対して対称にな
り、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43及
び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44への
入射光量は、A1=A2となる。これに対して、図6
(b)では、第1のサブスポット34の中心が光ディスク
11の半径方向へグルーブ31の中心に対して第1のサブス
ポット用第1のフォトダイオード43の対応側へ偏移して
おり、結果、第1のサブスポット用第1のフォトダイオ
ード43及び第1のサブスポット用第2のフォトダイオー
ド44への反射光の強度分布は、大きい方が反射光の光軸
に対して第1のサブスポット用第1のフォトダイオード
43の対応側へ偏移し、第1のサブスポット用第1のフォ
トダイオード43及び第1のサブスポット用第2のフォト
ダイオード44への入射光量は、A1>A2となる。第1
のサブスポット34は、トラッキングサーボによる光ディ
スク11の半径方向への光ピックアップ13の対物レンズ14
の変位により、光ディスク11の半径方向へ揺さぶられ、
第1のサブスポット34の中心は、グルーブ31の中心に常
に保持されるとは限らず、グルーブ31の中心に対して光
ディスク11の半径方向へ偏移して、これは、第1のサブ
スポット用第1のフォトダイオード43及び第1のサブス
ポット用第2のフォトダイオード44への入射光量へ影響
を与える。第1のサブスポット用第1のフォトダイオー
ド43及び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード
44への入射光量に差異が生じたとき、入射光量の大きい
方はランド30からの反射光分を多く入射されていること
を意味し、グルーブ31からの反射光分はピット32の有無
により変動し不安定であるので、光ディスク11の反りの
検出には、ランド30からの安定した反射光を利用する
が有利である。また、第1及び第2のサブスポット34,
35は、光ディスク11の半径方向へ同一方向へほぼ等量だ
け変位するので、第1のサブスポット用第1のフォトダ
イオード43がランド30からの反射光分を入射されている
場合は、第2のサブスポット用第1のフォトダイオード
45もランド30からの反射光分を入射され、また、第1の
サブスポット用第2のフォトダイオード44がランド30か
らの反射光分を入射されている場合は、第2のサブスポ
ット用第2のフォトダイオード46もランド30からの反射
光分を入射される。したがって、差動増幅器50において
第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43及び第
1のサブスポット用第2のフォトダイオード44の出力を
比較し、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード
43及び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44
の各入射光量をそれぞれA1,A2としたときに、コン
パレータ53は、A1>A2のときは、差動増幅器51の出
力を後段の位相補償増幅器23へ送るように、スイッチ54
を切替え、また、A1≦A2のときは、差動増幅器52の
出力を後段の位相補償増幅器23へ送るように、スイッチ
54を切替える。なお、A1=A2のときは、差動増幅器
51,52の出力はほぼ同一であり、差動増幅器51の出力を
後段の位相補償増幅器23へ送るようにしてもよい。 【0018】図1において、差動増幅装置22からの出
力、すなわちスイッチ54(図3)からの出力は、回路ル
ープにおける発振防止のために、位相補償増幅器23にお
いて位相補償され、スレッショルド回路24において所定
のスレッショルドを取り、そのスレッショルドを越える
ときのみ、スレッショルド回路24から電力増幅器25へ出
力を出して、電力増幅器25によりチルトモータ17を駆動
する。 【0019】光ディスクプレーヤ10の全体の作用につい
て説明する。第1及び第2のサブビーム19a,19bは、メ
インビーム18と共に対物レンズ14から光ディスク11へ向
かって放射される。第1及び第2のサブビーム19a,19b
は、光ディスク11において、第1及び第2のサブスポッ
ト34,35を生成し、第1及び第2のサブスポット34,35
の反射光が対物レンズ14を第1及び第2のサブビーム19
a,19bとは逆方向へ通過して、光ピックアップ13内の第
1及び第2のサブスポット用光検出装置41,42へ入射
し、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード43、
第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44、第2
のサブスポット用第1のフォトダイオード45、及び第2
のサブスポット用第2のフォトダイオード46により入射
光量が検出される。対物レンズ14は、トラッキングサー
ボにより光ディスク11の半径方向へ常時揺さぶられてい
るので、第1及び第2のサブスポット34,35は、ランド
30,グルーブ31にまたがっていることが多い。差動増幅
器50は、第1のサブスポット用第1のフォトダイオード
43及び第1のサブスポット用第2のフォトダイオード44
からの出力、すなわち第1のサブスポット用第1のフォ
トダイオード43及び第1のサブスポット用第2のフォト
ダイオード44への入射光量A1,A2を対比し、ランド
30からの反射光分を受けている方の第1及び第2のサブ
スポット用光検出装置41,42の半部対、すなわちA1>
A2であるならば、第1のサブスポット用第1のフォト
ダイオード43及び第2のサブスポット用第1のフォトダ
イオード45の半部対、A1<A2であるならば、第1の
サブスポット用第2のフォトダイオード44及び第2のサ
ブスポット用第2のフォトダイオード46の半部対の出力
を対比する差動増幅器52,52をそれぞれ選択して、その
出力を位相補償増幅器23へ出力する。なお、A1=A2
の場合は、第1のサブスポット34の中心はグルーブ31の
幅方向中心にほぼ位置しているので、第1のサブスポッ
ト用第1のフォトダイオード43及び第2のサブスポット
用第1のフォトダイオード45の半部対の出力差、第1の
サブスポット用第2のフォトダイオード44及び第2のサ
ブスポット用第2のフォトダイオード46の半部対の出力
差のどちらでもチルトエラー信号として使用可である
が、この光ディスクプレーヤ10では、差動増幅器52の出
力を選択することになっている。こうして、メインスポ
ット33の光軸に対して対称の傾斜角で放射される第1及
び第2のサブビーム19a,19bに対して光ディスク11に第
1及び第2のサブスポット34,35が生成され、第1及び
第2のサブスポット34,35の、ランド30に照射されてい
る方の半部からの反射光の入射光量同士の差が差動増幅
装置22から位相補償増幅器23へ出力される。そして、光
ディスク11より強い反射光が光ピックアップ13へ戻って
来ている方、すなわち光ディスク11の半径方向へメイン
スポット33に対して光ディスク11と光ピックアップ13と
の間の距離が近い方の側が遠い方の側に対して光ピック
アップ13から遠ざかるように、ガイドレール15のチルト
角がチルトモータ17によ調整され、これにより、両側の
距離は等しくされ、メインビーム18は、光ディスク11の
反りにもかかわらず、光ディスク11に直角に照射される
ことになる。 【0020】この光ディスクプレーヤ10では、第1及び
第2のサブビーム19a,19bを、メインビーム18と同じ対
物レンズ14から放射し、光ディスク11からの反射光を、
再び、対物レンズ14に第1及び第2のサブビーム19a,1
9bとは逆方向へ通過させて、その入射光量の差異に基づ
いてチルトサーボ制御を行なっている。このように、メ
インスポット33の近傍に第1及び第2のサブスポット3
4,35を生成して、その反射光より光ディスク11の反り
としての傾斜角を検出することになるので、メインビー
ム18を光ディスク11に直角に照射するチルトサーボ制御
の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】光ディスクプレーヤにおける光ピックアップの
チルト制御に係る部分の構成図である。 【図2】光ディスクにおけるメインスポット等の生成状
態を示す図である。 【図3】光ピックアップの主要部と差動増幅装置との詳
細図である。 【図4】コンパレータをその入力と共に示す図である。 【図5】コンパレータの入力と出力との関係を示す図で
ある。 【図6】第1のサブスポットの位置と第1のサブスポッ
ト用第1のフォトダイオード及び第1のサブスポット用
第2のフォトダイオードへの第1のサブスポットの反射
光との関係を示す図である。 【符号の説明】 10 光ディスクプレーヤ(光ディスク用再生装置) 11 光ディスク 13 光ピックアップ 14 対物レンズ 17 チルトモータ(チルトサーボ制御) 18 メインビーム 19a 第1のサブビーム 19b 第2のサブビーム 30 ランド 31 グルーブ 33 メインスポット 34 第1のサブスポット 35 第2のサブスポット 40 メインスポット用光検出装置 41 第1のサブスポット用光検出装置 42 第2のサブスポット用光検出装置 43 第1のサブスポット用第1のフォトダイオード
(第1のサブスポット用第1の光検出器) 44 第1のサブスポット用第2のフォトダイオード
(第1のサブスポット用第2の光検出器) 45 第2のサブスポット用第1のフォトダイオード
(第2のサブスポット用第1の光検出器) 46 第2のサブスポット用第2のフォトダイオード
(第2のサブスポット用第2の光検出器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/095 G11B 7/125

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ピックアップ(13)からの光ディスク(1
    1)のデータ読出し用のメインビーム(18)が前記光ディス
    ク(11)に直角に当たるように、前記光ピックアップ(13)
    のチルト角を制御するチルトサーボ制御を実施する光デ
    ィスク用再生装置(10)において、 前記メインビーム(18)に対して対称の傾斜角となる第1
    のサブビーム(19a)及び第2のサブビーム(19b)を、前記
    対物レンズ(14)の通過する対物レンズ(14)に通過させ
    て、前記光ディスク(11)に前記光ディスク(11)の半径方
    向へ離れた位置に第1のサブスポット(34)及び第2のサ
    ブスポット(35)を生成し、 前記第1のサブスポット(34)及び前記第2のサブスポッ
    ト(35)からの反射光の光量を検出する第1のサブスポッ
    ト用光検出装置(41)及び第2のサブスポット用光検出装
    置(42)を、前記メインスポット(33)からの反射光の光量
    を検出するメインビーム用光検出装置(40)に対して対称
    位置で、かつ前記メインスポット(33)からの反射光に対
    して直角の平面内に設け、 前記第1のサブスポット用光検出装置(41)及び前記第2
    のサブスポット用光検出装置(42)はその配列方向へ共に
    二分割され、その配列方向の一端側から他端側へ、配置
    順に、第1のサブスポット用第1の光検出器(43)、第1
    のサブスポット用第2の光検出器(44)、第2のサブスポ
    ット用第1の光検出器(45)、及び第2のサブスポット用
    第2の光検出器(46)であり、 第1のサブスポット用第1の光検出器(43)の入射光量が
    第1のサブスポット用第2の光検出器(44)の入射光量よ
    り大きいときは、第1のサブスポット用第1の光検出器
    (43)及び第2のサブスポット用第1の光検出器(45)への
    入射光量の差の対応量をチルトサーボ制御のチルトエラ
    ー信号とし、また、第1のサブスポット用第2の光検出
    器(44)の入射光量が第1のサブスポット用第1の光検出
    器(43)の入射光量より大きいときは、第1のサブスポッ
    ト用第2の光検出器(44)及び第2のサブスポット用第2
    の光検出器(46)への入射光量の差の対応量をチルトサー
    ボ制御のチルトエラー信号とするようになっていること
    を特徴とする光ディスク用再生装置。
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