JP3438450B2 - 導波路型光スイッチ及びその製造方法 - Google Patents

導波路型光スイッチ及びその製造方法

Info

Publication number
JP3438450B2
JP3438450B2 JP32311595A JP32311595A JP3438450B2 JP 3438450 B2 JP3438450 B2 JP 3438450B2 JP 32311595 A JP32311595 A JP 32311595A JP 32311595 A JP32311595 A JP 32311595A JP 3438450 B2 JP3438450 B2 JP 3438450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
slit
thin film
membrane
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32311595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09159943A (ja
Inventor
繁 川又
博行 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP32311595A priority Critical patent/JP3438450B2/ja
Publication of JPH09159943A publication Critical patent/JPH09159943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3438450B2 publication Critical patent/JP3438450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝搬する光の切り
替え又は遮断のために用いられる導波路型光スイッチ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムが高度化するに伴い、低
挿入損失、低クロストーク特性を有する空間分割型スイ
ッチの必要性が高まってきている。空間分割型スイッチ
として、図10に示すような導波路型光スイッチが開示
されている(特願平2−269489号)。
【0003】図10(a)は、従来の導波路型光スイッ
チの平面図、図10(b)は図10(a)におけるA−
A線断面図をそれぞれ示している。
【0004】導波路型光スイッチ1は、石英基板2と、
石英基板2上に形成されたバッファ層4−1と、バッフ
ァ層4−1上に形成され、T字状に交差するコア3と、
コア3より低い屈折率を有すると共に、コア4及びバッ
ファ層4−1を覆うように形成されたクラッド4−2
と、コア3の交差部6に約45度の角度で光導波路の交
差部を切断して形成されたスリット7と、スリット7の
周囲のクラッド4−2上面に形成された給排手段として
の薄膜ヒータ8と、クラッド4−2、スリット7及び薄
膜ヒータ8を覆うように容器18内に収容されコア3と
略等しい屈折率を有する屈折率整合液9とで構成されて
いる。
【0005】薄膜ヒータ8に給電すると、スリット7内
の極近傍だけが加熱され、スリット7内の屈折率整合液
9が蒸発する。コア3内を矢印L1方向に入射した光
は、このスリット7の壁面で反射し、直交するコアへ曲
げられて矢印L2方向へ出射する。
【0006】薄膜ヒータ8への給電を停止すると、スリ
ット7の周辺は放熱により冷却され、気化していた屈折
率整合液9が凝結して液体に戻り、スリット7内は再び
屈折率整合液9で満たされるので、矢印L1方向から入
射する光は矢印L3方向へ直進する。
【0007】以上のように導波路型光スイッチ1は、ス
リット7への屈折率整合液9の供給及び排出動作を、加
熱冷却による液体の蒸発凝結によって行うことにより、
高速のスイッチング動作を実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た導波路型光スイッチ1には次のような課題がある。
【0009】導波路型光スイッチ1には、光路を切り替
えた状態を無給電で維持する自己保持機能は有しておら
ず、光路を切り替えた状態を保持するには薄膜ヒータ8
への給電を連続させなければならない。このため、電力
消費が大きくなり、経済性に問題がある。
【0010】さらに導波路型光スイッチ1を複数個マト
リクス状に配置した場合、薄膜ヒータ8による熱が蓄積
して導波路型光スイッチ1全体が高温になり、駆動させ
ていない他の導波路型光スイッチに影響を及ぼし、誤動
作の原因になる。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、切り替えられた光路の状態を無給電で保持できる導
波路型光スイッチ及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光の伝搬する断面矩形状のコアがコアより
低い屈折率のクラッドで覆われた光導波路と、光導波路
の交差部を切断するように形成したスリットと、スリッ
トに連通し、屈折率がコアの屈折率に略等しい屈折率整
合液を収容する収容管と、収容管の一端に臨んで設けら
れ、外部電気信号によって収容管の容積を変化させるこ
とにより収容された屈折率整合液をスリット内に給排さ
せる収容管側給排手段と、屈折率整合液を給排された位
置に磁力或いは静電力で保持する収容管側保持手段とを
備えたものである。
【0013】上記構成に加え本発明は、収容管側給排手
段を、収容管の一端に臨んで設けられるメンブランと、
メンブランの表面に形成された強磁性体薄膜と、電磁力
或いは静電力を発生することにより強磁性体薄膜との間
に引力或いは斥力を生じさせる手段とで構成してもよ
い。
【0014】上記構成に加え本発明は、収容管側給排手
段を、収容管の一端に臨んで設けられるメンブランと、
メンブラン面に形成された強磁性体薄膜と、電磁力或い
は静電力で動作する片持ち梁とで構成してもよい。
【0015】上記構成に加え本発明は、収容管側保持手
段を、メンブランが変形した状態を保持する永久磁石或
いは弾性のある片持ち梁若しくは永久磁石と片持ち梁と
を組み合わせたもので構成してもよい。
【0016】また本発明は、以下の工程(a)〜(h)
から成るものである。
【0017】(a)一方の基板の表面に光導波路用ガラ
ス膜として、バッファ層、バッファ層より高い屈折率を
有するコア層、コア層より低い屈折率を有しコア層を覆
うクラッド層を順次積層し、フォトリソグラフィにより
光導波路をパターン化する工程、(b)ドライエッチン
グプロセスにより、コア及びスリットを形成する工程、
(c)ドリル加工或いは超音波加工によりスリットに連
通する微小孔から成る収容管を形成する工程、(d)基
板裏面の微小孔に臨んで有機系薄膜、または無機系薄
膜、或いは金属薄膜、若しくはこれらを組み合わせた薄
膜から成るメンブランを形成する工程、(e)メンブラ
ン面に強磁性体薄膜を形成する工程、(f)他方の基板
にメンブランに対応する位置に駆動用の電磁石及び保持
用の永久磁石、或いは駆動用の静電力及び保持用の弾性
を合わせ持つ片持ち梁を形成する工程、(g)収容管に
液体の熱膨張を利用して屈折率整合液を所定量注入する
工程、(h)両基板の機能部面を接合する工程。
【0018】 上記構成によれば、外部電気信号により収
容管側給排手段を駆動すると、収容管の隔壁が外側に変
動することにより容積が増加し、収容管内に収容されて
いた屈折率整合液の液面が低下する。収容管と連通して
いるスリット内では屈折率整合液が排出されて収容管内
に移動する。このため、スリット界面において大きな屈
折率差が生じ、光導波路内を直進する光はスリット壁面
で全反射され、この光導波路と直交する光導波路に導か
れる。外部電気信号が遮断されても、収容管の容積は収
容管側保持手段により磁力或いは静電力で収容管内に保
持されるので、スリット内は、屈折率整合液が排出され
た状態が保持される。すなわち無給電で導波路型光スイ
ッチが分岐状態に保持される。
【0019】 一方、外部電気信号により収容管側給排手
段を駆動して元の位置に戻すと、収容管の隔壁が元の形
状に戻って容積が減少し、収容管内に収容されていた屈
折率整合液の液面が上昇する。スリット内がコアと同じ
屈折率の屈折率整合液で満たされ、スリット界面におけ
る屈折率差がなくなるので、光はあたかもスリットが無
いような状態で直進する。外部電気信号が遮断されて
も、収容管の容積は収容管側保持手段により磁力或いは
静電力で保持されるので、スリット内は、屈折率整合液
で供給された状態が保持される。すなわち無給電で導波
路型光スイッチが直進状態に保持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。
【0021】 図1(a)は本発明の導波路型光スイッチ
の一実施の形態の平面図であり、図1(b)は図1
(a)のB−B線拡大断面図である。
【0022】 一方の基板としての単結晶シリコン基板1
0上にバッファ層11−1が形成され、バッファ層11
−1の上に光導波路12が形成されている。光導波路1
2は、異なる屈折率を有する酸化ケイ素の層を重ねた構
造を有しており、光の伝搬するコア13を覆う低屈折率
のクラッド11−2を有している。
【0023】 光導波路12は、3つの枝路を有してお
り、枝路12−1、12−2は直線状に、枝路12−3
はこれらの枝路12−1、12−2に直交させて配置さ
れている。3つの枝路12−1、12−2、12−3は
略T字形状に交差する交差部14を形成している。
【0024】 交差部14には、光導波路12を切断する
と共に、枝路12−1と枝路12−2との双方に約45
度の傾斜を有するスリット15が形成されている。単結
晶シリコン基板10の上にはキャップ16が設けられて
いる。
【0025】 単結晶シリコン基板10のスリット15の
下には、微小孔からなる収容管17が形成されている。
すなわち単結晶シリコン基板10と収容管17とが一体
的に形成されている。収容管17の直径dはスリット1
5を覆う程度であればよい。単結晶シリコン基板10の
下には弾性体からなるメンブラン19が接合されてい
る。
【0026】 メンブラン19の中央には強磁性体薄膜2
0が接合されている。強磁性体薄膜20の大きさは収容
管17の直径d以下の大きさであればよい。収容管17
内にはコア12に等しい屈折率を有する屈折率整合液2
1が収容されている。屈折率整合液21の量はスリット
15の壁面に露出したコア13の端面が没する程度であ
る。
【0027】 メンブラン19の下には、一方の面(図で
は上面)に溝22が形成された他方の基板23が接合さ
れている。基板23の溝22内には電磁石24が設けら
れている。基板23の他方の面(図では下面)の電磁石
24の裏側には収容管側保持手段としての永久磁石25
が設けられて導波路型光スイッチ26が構成されてい
る。
【0028】 尚、メンブラン19と、強磁性体薄膜20
と、電磁石24とで収容管側給排手段100が構成され
ている。
【0029】 次に実施の形態の作用を述べる。
【0030】 まず、電磁石24に引力が働くように通電
すると、強磁性体薄膜20に磁力が作用し、これと一体
化されているメンブラン19が電磁石24側に引き付け
られる。これにより収容管17の容積が増加することに
なり、収容管17内に収容されている屈折率整合液21
の液面が低下する。この収容管17はスリット15に連
通しているため、屈折率整合液21がスリット15から
収容管17へ排出され、コア13の端面が露出すること
になる。コア13の端面が屈折率整合液21から露出す
ると、光導波路12の枝路12−1に矢印L11方向に
入射した光は、交差部14において屈折率の違いからス
リット15の壁面で反射され、直交する枝路12−3へ
曲げられる。その後、電磁石24への通電を停止して
も、メンブラン19は永久磁石25の磁力により移動位
置に固定されているため、収容管17の容積は変化しな
い。このため、屈折率整合液21が移動することがな
く、スリット15内には屈折率整合液21が無い状態が
持続する。
【0031】 このように、無給電状態でも光導波路12
の枝路12−1から交差部14に入射した光は、依然と
して枝路12−3へ出射される。
【0032】 次に、電磁石24に斥力が働くように通電
すると、メンブラン19は電磁石24から反発力を受け
て初期の位置に戻される。これにより、収容管17は容
積が元の状態に減少し、収容されている屈折率整合液2
1の液面が上昇する。スリット15は収容管17に連通
しているため、屈折率整合液21が収容管17からスリ
ット15へ供給され、コア13の端面が屈折率整合液2
1で満たされることになる。このためスリット15の壁
面における屈折率差がなくなり、光導波路12の枝路1
2−1から交差部14に入射した光は、スリット15の
壁面で反射せず枝路12−2へ直進するようになる。
【0033】 ここで、電磁石24への通電を停止して
も、メンブラン19は復元力によって初期の位置に止ま
る。このため、収容管17の容積は変化することがない
ので、スリット15内は屈折率整合液21で満たされた
状態が持続する。
【0034】 このように、無給電状態でも光導波路12
の枝路12−1から交差部14に入射した光は、依然と
して枝路12−2へ出射される。
【0035】 以上において、本実施例の導波路型光スイ
ッチ26は、一端がスリット15に連通し、屈折率整合
液21で満たされた収容管17の他端にメンブラン19
を設け、このメンブラン19を磁力等で変形させて容積
を変えることにより、スリット15内の屈折率整合液2
1を給排させることができるので、光路を高速で切り替
えることができる。
【0036】 また、永久磁石25と弾性のあるメンブラ
ン19とで収容管17の容積を一定に保持することによ
り、無給電で自己保持することができる。
【0037】 次に、導波路型光スイッチの製造方法につ
いて述べる。
【0038】 図2は導波路型光スイッチの製造方法を示
す工程図である。
【0039】 まず、図2(a)に示されるように、一方
の基板としての単結晶シリコン基板10の一方の側(図
の上側)に化学的気相成長法(熱CVD、プラズマCV
D等)、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法を用い
て、コア膜13aより屈折率の低いSiO2から成るバ
ッファ層11−1を形成する。バッファ層11−1上
に、SiO2にTiO2、GeO2等の屈折率制御用化合
物をドープしたコア膜13aを形成する。フォトリソグ
ラフィの手法で直交する光導波路12の枝路12−1、
12−2、12−3のパターン形成を行い、エッチング
ガスにCHF3を用いて反応性ドライエッチング(RI
E)でコア13を形成する。
【0040】 次に、SiO2にP25、B23等の屈折
率及び膨張係数制御用化合物をドープし、コア13より
屈折率の低いクラッド層11−2を化学的気相成長法等
で形成する。
【0041】 本実施の形態の場合は、バッファ層11−
1、コア膜13a及びクラッド層11−2の厚さはそれ
ぞれ30μm、10μm及び30μmであり、コア13
の寸法は、厚さ幅共に約10μmである。
【0042】 次いで、図2(b)に示されるように、コ
ア13の交差部にフォトリソグラフィでスリット15の
パターンを形成した後、反応性ドライエッチングを用い
てスリット15を形成する。単結晶シリコン基板10に
ドリル或いは超音波等を用いて、直径約2mmの微小孔
からなる収容管17をスリット15の真下の裏面からス
リット15に連通させて形成する。収容管17の形成位
置はスリット15の真下にあり、その径はスリット15
の長さ程度であればよい。
【0043】 次に、図2(c)に示されるように、有機
系薄膜、例えばポリイミド系樹脂の薄膜シートからなる
メンブラン19に、Co、Fe−Ni等合金の磁性材を
スパッタ等することにより強磁性体薄膜20を形成す
る。メンブラン19は、SiO2、Ni、Au等、或い
はこれらの合金、若しくはこれらの積層膜が用いられ
る。この強磁性体薄膜20が形成されたメンブラン19
を、収容管17が形成された単結晶シリコン基板10の
他方の側(図の下側)に、低温圧接法や接着剤によって
接合させる。この単結晶シリコン基板10を図示しない
容器内で減圧し、収容管17及びスリット15内にシリ
コンオイルからなる屈折率整合液を収容させる。屈折率
整合液21の液量を所定の量に調節する。例えば使用環
境温度の100℃に加熱し、スリット15からオーバー
フローした屈折率整合液21を除去することにより行わ
れる。
【0044】 一般に液体を用いた光スイッチは、温度に
敏感で高温で使用できない場合があったが、本発明の導
波路型光スイッチは高温で使用できる点に特徴がある。
【0045】 次に、図2(d)に示されるように、他方
の基板23に電磁石(或いは空心コイル)24を収容す
るための溝22を形成する。メンブラン19に磁力を作
用させるための電磁石24を設け、その基板23の裏面
側に永久磁石25を設ける。単結晶シリコン基板10と
基板23とをメンブラン19を介して低温圧接法(或い
は接着剤)によって接合させ、さらに、単結晶シリコン
基板10の表面にキャップ16を基板23と同様な方法
で設ける。以上のようにして導波路型光スイッチ26が
形成される。
【0046】 尚、本実施の形態では収容管17をスリッ
ト15の真下に設けた場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、図3の他の実施の形態に示すように
スリット15の端部で連通するように形成してもよい。
また、スリット15の両端に収容管をそれぞれ設けるよ
うにしてもよい。さらに、本実施の形態ではスリット側
保持手段として永久磁石25を用いたが、これに限定さ
れず静電アクチュエータを用いて静電力でメンブランの
移動位置を保持してもよい。
【0047】 ところで図1に示した実施の形態では、メ
ンブラン19に設けた強磁性体薄膜20に電磁石24の
磁力を作用させて屈折率整合液21をスリット15に給
排させているが、図4の他の実施の形態に示すようにメ
ンブラン19に片持ち梁27を接合し、片持ち梁27に
強磁性体薄膜20を形成し、この強磁性体薄膜20に電
磁石24の磁力を作用させて屈折率整合液21をスリッ
ト15へ給排させてもよい。
【0048】 同図に示す実施の形態によれば、電磁石2
4に斥力を働かせたときに片持ち梁27が弾性によって
戻り、その弾性力により収容管17の容積を一定に保持
させることができ、信頼性の高い自己保持機能を持たせ
ることができる。
【0049】 また、本実施の形態では、導波路型光スイ
ッチが単一素子の場合について説明したが、図9に示す
ように、基板上に、例えばコアをマトリクス状に構成
し、多数の光スイッチを集積してもよい。
【0050】 同図において、マトリクス光スイッチに
は、列電極端子61と行電極端子62とが設けられてい
る。マトリクス光スイッチを駆動させるときのみ列、行
に対応する列電極端子61及び行電極端子62を選択し
て、その電極間に必要な向きの電流を流す。このように
して任意のスイッチを選択して駆動できる。この実施の
形態では四つの入力部63に入射した四つの光信号を、
四つの出力部64に出力させることができる。さらに、
多数の光導波路をマトリクス状に構成し、その交差部に
多数の単一の光スイッチを集積することにより、大規模
なN×Mの導波路型マトリクス光スイッチが実現され
る。
【0051】 図5(a)は本発明の参考例の外観斜視図
であり、図5(b)はそのC−C線断面図である。
【0052】 単結晶シリコン基板30上にバッファ層3
1が形成され、その上に異なる屈折率を有する酸化ケイ
素の層を重ねた光導波路32が形成されている。光導波
路32は光の伝搬するコア33を覆う低屈折率のクラッ
ド34を有している。光導波路32は、3つの枝路34
−1、34−2、34−3を有している。枝路34−
1、34−2は直線状に、枝路34−3はこれらの枝路
34−1、34−2に直交させて配置されている。3つ
の枝路34−1、34−2、34−3は略T字形状に交
差する交差部35を形成している。交差部35には、光
導波路32を切断すると共に、枝路34−1と枝路34
−3との双方に約45度の傾斜を有するスリット36が
形成されている。
【0053】 スリット36内には壁面に露出したコア3
3の端面が没する程度に屈折率整合液38が収容されて
いる。
【0054】 スリット36の上には、スリット36に臨
んで、スリット36の壁面にコア33の端面が露出して
いない領域の上方に、基板30の主表面に垂直な方向に
移動可能な液面制御体37が設けられている。液面制御
体37は、少なくとも先端(図では下端)の一部が凸状
に形成されている。液面制御体37は石英等のガラス、
或いは金属からなっており、屈折率整合液38との濡れ
性がよい。これら光導波路32と、クラッド34と、液
面制御体37とでスリット側給排手段101が構成され
ている。
【0055】 クラッド34の上には位置決めヘッド39
が形成されている。位置決めヘッド39は、液面制御体
37の先端が屈折率整合液38に接することができる状
態と、液面制御体37の先端が屈折率整合液38から離
れたときにコア33が露出することができる状態とが確
保されるように、液面制御体37の変動範囲を正確に位
置決めできるようになっている。
【0056】 位置決めヘッド39の上にはスペーサ40
を介して蓋41が設けられている。蓋41には屈折率整
合液38の液面に対し垂直方向に変位させるための電磁
石42と永久磁石43とが形成されている。液面制御体
37には強磁性体薄膜44が形成されており、この強磁
性体薄膜44は、駆動手段としての電磁石42との接触
面の磁場に作用する。すなわち電磁石42はスリット3
6内の屈折率整合液38の液面を変位させる駆動手段で
あり、永久磁石43は上方に移動した液面制御体37を
無給電で移動位置に止まらせるスリット側保持手段であ
る。
【0057】 以上において、駆動装置が蓋の内側に配置
した電磁石42と、蓋41の外側に配置した永久磁石4
3とで構成した場合について説明したが、電磁石42と
永久磁石43とを置き換えてもよい。また、液面制御体
37は自由端を有する弾性変形可能な片持ち梁(図示せ
ず)に固定されていてもよい。
【0058】 次に本参考例の動作について説明する。
【0059】 図6(a)及び図6(b)は図5に示した
導波路型光スイッチの動作を説明するための説明図であ
る。
【0060】 図6(a)に示すように、スリット36内
には屈折率整合液38が、壁面に露出する枝路34−
1、34−2、34−3のコアの端面を没する程度に収
容されている。液面制御体37は屈折率整合液38の液
面から離れたスリット36の上方にあり、矢印L21方
向から入射した光がスリット36を透過して枝路34−
2を直進し、矢印L22方向へ出射する状態にあるとす
る。尚、図6(a)、(b)には位置決めヘッドが示さ
れていないが、スリット36の上部の両側に配置されて
いるものとする。
【0061】 まず、引力が働くように電磁石42に通電
し、屈折率整合液38と液面制御体37の界面張力(自
己保持力)に打ち勝つ磁気力を発生させる。液面制御体
37は電磁石42の引力により、屈折率整合液38の液
面から矢印P方向に引き上げられる。この過程において
屈折率整合液38は、自重と表面張力により液面制御体
37からスリット36内に戻され、枝路34−1、34
−2、34−3の各コアの端面が屈折率整合液38で没
された状態になる。このため、スリット36の壁面にお
ける屈折率差がなくなり、枝路34−1内を伝搬する光
は直進して枝路34−2へ伝搬する。移動した液面制御
体37は電磁石42への通電を停止しても液面制御体3
7の強磁性体薄膜44と永久磁石43との間に作用する
磁気力(自己保持力)によって、移動した位置に保持さ
れる。このため、スリット36内の液面が変位すること
は無く、枝路34−1、34−2、34−3の各コアの
端面が屈折率整合液38によって満たされた状態を保つ
ことになる(図6(a))。
【0062】 次に、斥力が働くように電磁石42に通電
し、永久磁石43と液面制御体37の強磁性体薄膜44
との間に作用している磁気力(保持力)に打ち勝つ磁気
力を発生させる。液面制御体37は、この磁気の斥力に
より、永久磁石43からスリット36の位置決めヘッド
で限定される位置に矢印Q方向に移動する。このため、
屈折率整合液38との濡れ性が良い材料で形成されてい
る液面制御体37には界面張力により屈折率整合液38
が這い上がり、空隙が全て屈折率整合液38で満たされ
ることにより、この領域の液面が上昇する。この隙間を
満たすための液体はスリット36内の枝路側から供給さ
れる。このため、コアが壁面に露出する領域のスリット
内では屈折率の低い気体(空気)で置換されることによ
り大きな屈折率差が生じるために矢印L21方向から入
射した光は、スリット36の壁面で反射され、分岐方向
(矢印L23方向)に曲げられる。同時に液面制御体3
7は電磁石42への通電を停止しても屈折率整合液38
との間の界面張力によって、移動した位置に保持される
(図6(b))。
【0063】 以上において本参考例の導波路型光スイッ
チは、スリット36内の屈折率整合液38の液面を、液
面制御体37との間の界面張力で変位させることによ
り、屈折率整合液38をスリット36内で移動させて給
排し、光路を切り替えることができる。特にこの導波路
型光スイッチは、液面の至近位置において屈折率整合液
を給排させる構成になっているために、液体の移動距離
を最短にでき、msecオーダの高速の光スイッチング
が容易に達成される。また、本参考例の導波路型光スイ
ッチは、光路を切り替える時のみ電力を供給すればよ
く、切り替え後の状態を無給電で維持できる自己保持機
能を有するものである。
【0064】参考例の光スイッチにおいて、屈折率整
合液をスリットの内部で安定に移動し給排させるために
は、液面制御体の屈折率整合液に対する濡れ性をスリッ
ト≦液面制御体となるように設定することが望ましい。
例えばスリットの内面を発水(或いは発油)性のあるフ
ッ素系樹脂、アモルファス・フルオロポリマで処理する
ことにより、濡れ性を低減する方法がとられる。この場
合、濡れ性を大幅に低減すると屈折率整合液がスリット
内に戻り難くなるため、スリット内部の接触角θは30
〜100度の範囲に調節される。
【0065】 図7は本発明の他の参考例を示す概念図で
ある。
【0066】 スリット36の上部に空隙を残し、壁面に
露出する枝路34−1、34−2、34−3のコアの端
面が屈折率整合液38に没する状態にする。このスリッ
ト36上に、その長手方向の約2/3を覆う大きさの液
面制御蓋45が設けられている。液面制御蓋45は、界
面張力によって上昇する屈折率整合液38に接するよう
にスリット36の端部に配置され、自由端を有する弾性
変形可能な片持ち梁(図示せず)で支持されている。
尚、図7には示されていないが図6に示した参考例に示
されているのと同様な電磁石、永久磁石及び強磁性体薄
膜が形成されているものとする。
【0067】 図7に示す導波路型光スイッチにおいて、
電磁石に斥力を働かせると、スリット36は片持ち梁で
支持された液面制御蓋45が矢印R方向に回動すること
により端部から順次長手方向に覆われていく。液面制御
蓋45と屈折率整合液38の液面との間に生じる空隙
が、界面張力によりスリット36の端部から中央部に向
かい順次屈折率整合液38で満たされて液面が上昇す
る。これとは逆に、液面制御蓋45によって覆われてい
ない領域では、液面が下降して屈折率整合液38が排除
され、枝路34−1、34−2、34−3のコアの端面
が露出する。
【0068】 電磁石に引力を働かせて弾性変形可能な自
由端からなる液面制御蓋45を液面から充分離れた電磁
石に吸着させると、液面制御蓋45が矢印S方向に回動
して、屈折率整合液38が自重と表面張力によって液面
制御蓋45からスリット36内に戻され、壁面に露出す
るコアの端面が屈折率整合液38に没する状態になる。
【0069】 本発明の他の参考例によっても屈折率整合
液38をスリット36内で給排させることができるた
め、図6に示した参考例と同様な作用により光路を切り
替えることができる。また、この導波路型光スイッチは
図6に示した参考例と同様な自己保持機能を有している
が、片持ち梁の弾力によっても自己保持機能を持たせる
こともできる。
【0070】参考例では可動部を駆動する手段として
電磁石或いは永久磁石を用いた場合について述べたが、
これに限定されるものではなく静電アクチュエータやバ
イメタル、形状記憶合金或いはこれらを組み合わせて構
成してもよい。
【0071】 また、本参考例では、スリットが一様な幅
で形成されているが、液面制御体を設ける領域のスリッ
ト幅を光路切り替え部よりも広く構成することができ
る。図8に示すようにスリット50の端部にスリット5
0に連通して液面制御タンク51を設け、この液面制御
タンク51に臨んで液面制御体53を矢印E方向に出し
入れ自在に設けることにより、スリット50内に収容さ
れた屈折率整合液52の液面を変位させることもでき
る。この参考例によれば、多量の屈折率整合液52をス
リット50内に給排できるため、安定性が増大し、かつ
給排及び駆動手段を大きな部品で構成することができ、
作成が容易になる。また、給排手段の液面制御体をスリ
ットの一方に設けているが、これに限定されるものでは
なく両側に配置してもよい。尚、図8(a)は本発明の
他の参考例の平面図であり、図8(b)はそのD−D線
断面図である。
【0072】 さらに本参考例では、単一の光スイッチに
ついて説明したが、図9に示すように、図1に示したよ
うな単結晶シリコン或いは石英、化合物半導体、LiN
bO3からなる基板上に、単一の光スイッチ26を16
個集積させ、4×4のマトリクス光スイッチを構成して
もよい。
【0073】 同図において、マトリクス光スイッチに
は、列電極端子61と行電極端子62とが設けられてい
る。マトリクス光スイッチを駆動させるときのみ列、行
に対応する列電極端子61及び行電極端子62を選択し
て、その電極間に必要な向きの電流を流す。このように
して任意のスイッチを選択して駆動できる。この実施の
形態では四つの入力部63に入射した四つの光信号を、
四つの出力部64に出力させることができる。さらに、
多数の光導波路をマトリクス状に構成し、その交差部に
多数の単一の光スイッチを集積することにより、大規模
なN×Mの導波路型マトリクス光スイッチが実現され
る。
【0074】 (1)光路の状態を無給電で自己保持できる
ので、パルス給電によって高速のスイッチングが可能で
ある。
【0075】 (2)光路の状態を無給電で自己保持できる
ので、消費電力が減少する。
【0076】 (3)収容管の容積を変動させることによっ
て屈折率整合液をスリットに給排するので、屈折率整合
液の熱膨張が吸収されると共に冷却装置が不要となる。
【0077】 (4)使用環境温度の影響を受け難くなるの
で信頼性が向上する。
【0078】 (5)大規模なN×Mの光スイッチを実現で
きる。
【0079】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0080】 (1)磁力或いは静電力で収容管の隔壁の変
動位置を保持するので、切り替えられた光路の状態を無
給電で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型光スイッチの一実施の形態の
平面図である。
【図2】図1のB−B線拡大断面図である。
【図3】本発明の導波路型光スイッチの他の実施の形態
である。
【図4】本発明の導波路型光スイッチの他の実施の形態
である。
【図5】(a)は本発明の参考例の外観斜視図であり、
(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図6】(a)及び(b)は図5に示した導波路型光ス
イッチの動作を説明するための説明図である。
【図7】本発明の他の参考例を示す概念図である。
【図8】(a)は本発明の他の参考例の平面図であり、
(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図9】図1に示した導波路型光スイッチをマトリクス
状に配置した導波路型マトリクス光スイッチである。
【図10】(a)は、従来の導波路型光スイッチの平面
図、(b)は(a)におけるA−A線断面図をそれぞれ
示している。
【符号の説明】
11−2 クラッド 12 コア 14 交差部 15 スリット 17 収容管 21 屈折率整合液 25 収容管側保持手段(永久磁石) 100 収容管側給排手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光の伝搬する断面矩形状のコアが該コアよ
    り低い屈折率のクラッドで覆われた光導波路と、該光導
    波路の交差部を切断するように形成したスリットと、一
    端が該スリットに連通し屈折率が上記コアの屈折率に略
    等しい屈折率整合液を収容する収容管と、該収容管の他
    端に設けられた隔壁を外部電気信号によって変動させる
    ことにより収容管の容積を変化させて屈折率整合液をス
    リット内に給排させる収容管側給排手段と、磁力或いは
    静電力で上記隔壁が変動した状態に保持する収容管側保
    持手段とを備えたことを特徴とする導波路型光スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】上記収容管側給排手段を、上記収容管の他
    端に設けられたメンブランと、該メンブランの表面に形
    成された強磁性体薄膜と、電磁力或いは静電力を発生す
    ることにより上記強磁性体薄膜との間に引力或いは斥力
    を生じさせる手段とで構成した請求項1記載の導波路型
    光スイッチ。
  3. 【請求項3】上記収容管側給排手段を、上記収容管の他
    端に臨んで設けられるメンブランと、該メンブラン面に
    形成された強磁性体薄膜と、電磁力或いは静電力で動作
    する片持ち梁とで構成した請求項1記載の導波路型光ス
    イッチ。
  4. 【請求項4】上記収容管側保持手段を、上記メンブラン
    が変形した状態を保持する永久磁石或いは弾性のある片
    持ち梁若しくは永久磁石と片持ち梁とを組み合わせたも
    ので構成した請求項1記載の導波路型光スイッチ。
  5. 【請求項5】以下の工程(a)〜(h)から成ることを
    特徴とする導波路型光スイッチの製造方法。(a)一方
    の基板の表面に光導波路用ガラス膜として、バッファ
    層、該バッファ層より高い屈折率を有するコア層、該コ
    ア層より低い屈折率を有し該コア層を覆うクラッド層を
    順次積層し、フォトリソグラフィにより光導波路をパタ
    ーン化する工程、(b)ドライエッチングプロセスによ
    り、コア及びスリットを形成する工程、(c)ドリル加
    工或いは超音波加工によりスリットに連通する微小孔か
    ら成る収容管を形成する工程、(d)上記基板裏面の微
    小孔に臨んで有機系薄膜、または無機系薄膜、或いは金
    属薄膜、若しくはこれらを組み合わせた薄膜から成るメ
    ンブランを形成する工程、(e)メンブラン面に強磁性
    体薄膜を形成する工程、(f)他方の基板に上記メンブ
    ランに対応する位置に駆動用の電磁石及び保持用の永久
    磁石、或いは駆動用の静電力及び保持用の弾性を合わせ
    持つ片持ち梁を形成する工程、(g)収容管に液体の熱
    膨張を利用して屈折率整合液を所定量注入する工程、
    (h)上記両基板の機能部面を接合する工程。
JP32311595A 1995-12-12 1995-12-12 導波路型光スイッチ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3438450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32311595A JP3438450B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 導波路型光スイッチ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32311595A JP3438450B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 導波路型光スイッチ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09159943A JPH09159943A (ja) 1997-06-20
JP3438450B2 true JP3438450B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=18151257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32311595A Expired - Fee Related JP3438450B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 導波路型光スイッチ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3438450B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864620B2 (en) 2000-12-22 2005-03-08 Ngk Insulators, Ltd. Matrix type actuator
US6699018B2 (en) 2001-04-06 2004-03-02 Ngk Insulators, Ltd. Cell driving type micropump member and method for manufacturing the same
US7561761B2 (en) * 2007-01-03 2009-07-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Photonic systems and methods for encoding data in carrier electromagnetic waves
CN105716729B (zh) * 2016-02-15 2021-03-16 深圳市诺安环境安全股份有限公司 基于内置液囊和光谱谷点的高分辨率温度传感器
CN105571742B (zh) * 2016-02-15 2021-04-30 深圳市诺安环境安全股份有限公司 基于外置液囊和固定波长的超高分辨温度传感器
CN105628247B (zh) * 2016-02-15 2021-03-16 深圳市诺安环境安全股份有限公司 基于外置液囊和光谱谷点的超高分辨率温度传感器
CN105606250B (zh) * 2016-02-15 2021-07-13 深圳市诺安太赫兹技术有限公司 基于内置液囊和固定波长的高分辨温度传感器
WO2020225873A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 日本電信電話株式会社 光演算素子と多層ニューラルネットワーク
WO2020240623A1 (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 日本電信電話株式会社 光演算素子と多層ニューラルネットワーク
GB2596520A (en) * 2020-06-23 2022-01-05 Univ Bristol Apparatus and method for controlling a characteristic of an optical mode

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09159943A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5699462A (en) Total internal reflection optical switches employing thermal activation
JP3438450B2 (ja) 導波路型光スイッチ及びその製造方法
US6320994B1 (en) Total internal reflection optical switch
US6839478B2 (en) Optical switching system based on hollow waveguides
WO2001038921A2 (en) An optical switch having a planar waveguide and a shutter actuator
US6360036B1 (en) MEMS optical switch and method of manufacture
EP1300707B1 (en) Total internal reflection optical switch
US5367585A (en) Integrated microelectromechanical polymeric photonic switch
JPH11287962A (ja) スイッチング素子
US20010024556A1 (en) Liquid overclad-encapsulated optical device
EP1141755A4 (en) LIQUID-ENCLOSED MEMS OPTICAL SWITCH
EP1385036B1 (en) Total internal reflection optical switch utilizing a moving droplet
WO2001053874A1 (fr) Commutateur optique mecanique et procede de fabrication correspondant
US4365862A (en) Optical switch
WO2001059492A2 (en) Optical waveguide and shutter
JP2828216B2 (ja) 光スイッチ及びその製造方法
JPH0667049A (ja) 導波路型光スイッチ及びその製造方法
CA2438727A1 (en) Bi-stable micro-actuator and optical switch
JPH0894866A (ja) 導波路型光スイッチ及びその製造方法
US20020159680A1 (en) Cross-connect optical switch
JPH09133932A (ja) 光スイッチ
EP1232411A2 (en) Integrated planar optical waveguide and shutter
JP2006187060A (ja) マイクロアクチュエータ及びその製造方法、並びに、光学装置及び光スイッチ
US20020102061A1 (en) Planar waveguide optical switch and method of producing same
JPH10142641A (ja) 導波路型光スイッチ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees