JP3437683B2 - バッファメモリ装置 - Google Patents

バッファメモリ装置

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JP3437683B2 JP16661995A JP16661995A JP3437683B2 JP 3437683 B2 JP3437683 B2 JP 3437683B2 JP 16661995 A JP16661995 A JP 16661995A JP 16661995 A JP16661995 A JP 16661995A JP 3437683 B2 JP3437683 B2 JP 3437683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の入力回線から入
力されるデータをそれぞれ複数のバッファメモリに一時
記憶し、その複数のバッファメモリのいずれかから前記
データを読出して出力回線に転送するバッファメモリ装
置、および、前記複数のバッファメモリにおいて前記デ
ータの書込アドレス、読出アドレスを管理するアドレス
管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMは、B−ISDNの基盤技術とし
て採用されて以来、近年その優れた特徴により、公衆
網、私設網にわたり幅広く適用されている。
【0003】ATMでは、端末から発生する全ての情報
をセルと呼ばれる固定長のブロックに分解し、各セルに
宛先などの制御情報を含んだヘッダを付与して、ネット
ワークに接続された相手端末に転送するものである。
【0004】ATMネットワーク内では、各端末から送
出されたセルは、交換ノードにおいて、各セルのヘッダ
内に書き込まれた仮想チャンネル識別子(VCI)に基
づき、次の交換ノードへ転送されるようになっている。
各交換ノードにおけるATM交換機能は、VCIなどの
ヘッダ情報を保持するヘッダ変換部と、セルを目的の出
力回線に転送するATMスイッチで構成される。各交換
ノードで受信されたセルのヘッダ内の情報が、ヘッダ変
換部で必要に応じて書換えられると、ATMスイッチで
はセルヘッダから出力回線を読取り、その値に従って目
的の出力回線に転送するようになている。
【0005】ATMスイッチとして、例えば、共通メモ
リ型スイッチがある。これは、複数の入力回線からの到
着セルを1つの共通バッファメモリに書込み、このバッ
ファメモリ内でセルは出力回線毎にまとめられ、おのお
のの出力回線に転送するものである。
【0006】このような共通メモリ型のATMスイッチ
に用いられるバッファメモリ装置の構成は、例えば、図
21に示すものであった。すなわち、従来のバッファメ
モリ装置は、複数の入力回線から入力されるデータを時
分割多重する多重化装置400、その多重されたデータ
を記憶する記憶装置(バッファメモリ)100、書き込
みアドレスを生成する書き込みアドレス生成装置20
0、読み出しアドレスを生成する読み出しアドレス生成
装置300から構成されている。
【0007】従来のバッファ装置の動作を説明する。ま
ず、複数の入力回線から多重化装置400に同時にデー
タが入力される。入力されたデータは、多重化装置40
0で時分割多重される。
【0008】書き込みアドレス生成装置200は、入力
されたそれぞれのデータに対して、記憶装置100の使
用されていないアドレスを、記憶装置100へ転送する
と同時に、読み出しアドレス生成装置300へ転送す
る。
【0009】記憶装置100では、時分割多重されて入
力されたデータを書き込みアドレス生成装置200で生
成されたそれぞれのアドレスへデータを書き込む。
【0010】読み出しアドレス生成装置300は、書き
込みアドレス生成装置200で生成された書き込みアド
レスを受信し、その中からある手順、例えば、最初に来
たものを最初に出力するFIFO(First In First Ou
t)動作にしたがって、読み出しアドレスを生成する。
【0011】生成された読み出しアドレスは、記憶装置
100へ転送されると同時に、書き込みアドレス生成装
置200へも転送される。記憶装置100では、生成さ
れた読み出しアドレスに書き込まれたデータを読み出
し、出力回線へデータを出力する。
【0012】書き込みアドレス生成装置200では、読
み出されたアドレスが空きアドレスとなったので、後に
入力されるデータを書き込むための空きアドレスとして
保持しておく。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のバッ
ファメモリ装置では、複数の入力回線を介して入力され
るデータを同時に1つの記憶装置100に書き込む際、
それらをまず多重化装置400で時分割多重してから書
き込むようになっていたため、記憶装置100の書き込
み動作速度が、同時に入力される入力回線数に比例して
高速になるという問題点があった。
【0014】また、記憶装置100へのアクセスは高速
多重することを前提としているため、記憶装置100へ
アクセスするための回路構成が複雑化し、反射等による
データの乱れが生じるなどといった不都合が生じてい
た。
【0015】そこで、本発明は、この問題点を鑑みてな
されたものであり、複数の入力回線を介して入力される
データを一時記憶するバッファメモリに対するアクセス
動作速度の低速化が図れるバッファメモリ装置、およ
び、前記バッファメモリ装置に対するデータの書込み、
読出しアドレスを管理するアドレス管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のバッファメモリ
装置は、複数の入力回線を介して入力される情報データ
を一時記憶する複数のバッファメモリと、前記複数のバ
ッファメモリのそれぞれに対応して設けられた各バッフ
ァメモリの空きアドレスのキューに従って、前記情報デ
ータを前記複数のバッファメモリのいずれかに記憶する
際の書込アドレスを生成する書込アドレス生成手段と、
この書込アドレス生成手段で生成された書込アドレスを
もとに、前記複数のバッファメモリのいずれかから前記
情報データを読出す際に参照される読出アドレスのキュ
ーを生成する第1の生成手段と、前記複数のバッファメ
モリのいずれかから、そのバッファメモリに一時記憶さ
れた情報データを読出す際の読出アドレスを、前記第1
の生成手段で生成された読出アドレスのキューに従って
読出す読出アドレス読出手段と、この読出アドレス読出
手段で読出された読出アドレスで特定される前記バッフ
ァメモリから所望の情報データを読出す読出手段と、前
記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスに対
応する前記バッファメモリの空きアドレスのキューに、
前記読出アドレスを追加することにより前記空きアドレ
スのキューを生成する第2の生成手段とを具備してい
る。
【0017】また、本発明のバッファメモリは、複数の
入力回線を介して入力される少なくとも読出優先情報を
含む情報データを一時記憶する複数のバッファメモリ
と、前記複数のバッファメモリのそれぞれに対応して設
けられた各バッファメモリの空きアドレスのキューに従
って、前記情報データを前記複数のバッファメモリのい
ずれかに記憶する際の書込アドレスを生成する書込アド
レス生成手段と、前記複数のバッファメモリのそれぞれ
に前記情報データを書き込む際、その情報データの読出
優先情報を抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽出さ
れた読出優先情報に対応して、前記書込アドレス生成手
段で生成された書込アドレスをポインタ情報とする読出
アドレスのキューを生成する第1の生成手段と、前記複
数のバッファメモリのいずれかから、そのバッファメモ
リに一時記憶された情報データを読出す際の読出アドレ
スを、所望の前記読出優先情報に対応する前記第1の生
成手段で生成された読出アドレスのキューに従って読出
す読出アドレス読出手段と、この読出アドレス読出手段
で読出された読出アドレスで特定される前記バッファメ
モリから所望の情報データを読出す読出手段と、前記読
出アドレス獲得手段で獲得された読出アドレスで特定さ
れる前記バッファメモリの空きアドレスのキューに、前
記読出アドレスを追加することにより前記空きアドレス
のキューを生成する第2の生成手段とを具備している。
【0018】また、本発明のバッファメモリ装置は、複
数の入力回線を介して入力される少なくとも読出優先情
報を有する情報データを一時記憶する複数のバッファメ
モリと、前記複数のバッファメモリのそれぞれに対応し
て設けられ、各バッファメモリの空きアドレスをポイン
タ情報として生成された空きアドレスのキューに従っ
て、前記情報データを記憶する際の書込アドレスを生成
する書込アドレス生成手段と、前記複数のバッファメモ
リのそれぞれに前記情報データを書き込む際、その情報
データの読出優先情報を抽出する抽出手段と、この抽出
手段で抽出された読出優先情報に対応して、前記書込ア
ドレス生成手段で生成された書込アドレスをポインタ情
報とする読出アドレスのキューを生成する第1の生成手
段と、前記複数のバッファメモリのいずれかから、その
バッファメモリに一時記憶された情報データを読出す際
の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に対応する
前記第1の生成手段で生成された読出アドレスのキュー
に従って読出す読出アドレス読出手段と、この読出アド
レス読出手段で読出された読出アドレスで特定される前
記バッファメモリから所望の情報データを読出す読出手
段と、前記読出アドレス読出手段で読出された読出アド
レスをポインタ情報として、前記読出アドレスで特定さ
れるバッファメモリに対応する前記空きアドレスのキュ
ーを生成する第2の生成手段とを具備している。
【0019】本発明のアドレス管理方法は、数の入力回
線を介して入力される情報データを一時記憶する複数の
バッファメモリに対し、前記情報データの書込み、読出
しを行う際の書込アドレス、読出アドレスを管理するア
ドレス管理方法であって、前記複数のバッファメモリの
それぞれに対応して設けられた各バッファメモリの空き
アドレスのキューに従って、前記情報データを前記複数
のバッファメモリのいずれかに記憶する際の書込アドレ
スを生成し、その生成された書込アドレスとをもとに前
記複数のバッファメモリのいずれかから前記情報データ
を読出す際に参照される読出アドレスのキューを生成
し、前記複数のバッファメモリのいずれかから、そのバ
ッファメモリに一時記憶された情報データを読出す際、
その読出アドレスを、前記生成された読出アドレスのキ
ューに従って読出し、その読出された読出アドレスで特
定される前記バッファメモリの空きアドレスのキュー
に、前記読出アドレスを追加することにより、前記空き
アドレスのキューを生成すること特徴とする。
【0020】また、本発明のアドレス管理方法は、複数
の入力回線を介して入力される少なくとも読出優先情報
を含む情報データを一時記憶する複数のバッファメモリ
に対し、前記情報データの書込み、読出しを行う際の書
込アドレス、読出アドレスを管理するアドレス管理方法
であって、前記複数のバッファメモリのそれぞれに対応
して設けられた各バッファメモリの空きアドレスのキュ
ーに従って、前記情報データを前記複数のバッファメモ
リのいずれかに記憶する際の書込アドレスを生成し、前
記情報データを書き込む際に、その情報データから抽出
された読出優先情報に対応して、前記生成された書込ア
ドレスをポインタ情報とする読出アドレスのキューを生
成し、前記複数のバッファメモリのいずれかから、その
バッファメモリに一時記憶された情報データを読出す際
の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に対応する
前記読出アドレスのキューに従って読出し、この読出さ
れた読出アドレスで特定される前記バッファメモリに対
応する空きアドレスのキューに、前記読出アドレスを追
加することにより前記空きアドレスのキューを生成する
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明のバッファメモリ装置は、複
数の入力回線を介して入力される少なくとも読出優先情
報を有するデータを一時記憶する複数のバッファメモリ
と、前記複数の入力回線を介して入力されるデータを前
記複数のバッファメモリに均等に分配するよう、前記入
力回線のそれぞれに適当な前記バッファメモリを選択し
て接続するスイッチと、前記複数のバッファメモリのそ
れぞれにおいて前記スイッチで接続され入力回線を介し
て入力されたデータを書き込む際の書込アドレスを、そ
のバッファメモリの空きアドレスのキューに従って生成
する書込アドレス生成手段と、前記複数のバッファメモ
リのそれぞれにおいて前記データを書き込む際、そのデ
ータの読出優先情報を抽出する抽出手段と、前記書込ア
ドレス生成手段で書込アドレスが生成されたデータの前
記抽出手段で抽出された読出優先情報に対応して、その
書込アドレスをポインタ情報とするキューを構築する構
築手段と、前記複数のバッファメモリのいずれかから、
そのバッファメモリに一時記憶されたデータを読出す際
の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に対応する
前記構築手段で構築されたキューに従って生成する読出
アドレス生成手段と、この読出アドレス生成手段で生成
された読出アドレスに対応する前記バッファメモリにつ
いて、前記読出アドレスを前記空きアドレスのキューに
追加する空きアドレス追加手段と、前記読出アドレス生
成手段で生成された読出アドレスで特定される前記バッ
ファメモリから所望のデータを読出す読出手段とを具備
している。
【0022】また、本発明のバッファメモリ装置は、複
数の入力回線を介して入力される少なくとも読出優先情
報を有するデータを一時記憶する前記入力回線の数より
多く設けられた複数のバッファメモリと、前記複数の入
力回線のそれぞれに適当な前記バッファメモリを選択し
て接続するスイッチと、前記複数のバッファメモリのそ
れぞれにおいて、前記スイッチで接続された入力回線を
介して入力されたデータを書き込む際の書込アドレス
を、そのバッファメモリの空きアドレスのキューに従っ
て生成する書込アドレス生成手段と、前記複数のバッフ
ァメモリのそれぞれにおいて前記データを書き込む際、
そのデータの読出優先情報を抽出する抽出手段と、前記
書込アドレス生成手段で書込アドレスが生成されたデー
タの前記抽出手段で抽出された読出優先情報に対応し
て、その書込アドレスをポインタ情報とするキューを構
築する構築手段と、前記複数のバッファメモリのいずれ
かから、そのバッファメモリに一時記憶されたデータを
読出す際の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に
対応する前記構築手段で構築されたキューに従って生成
する読出アドレス生成手段と、この読出アドレス生成手
段で生成された読出アドレスに対応する前記バッファメ
モリについて、前記読出アドレスを前記空きアドレスの
キューに追加する空きアドレス追加手段と、前記読出ア
ドレス生成手段で生成された読出アドレスで特定される
前記バッファメモリから所望のデータを読出す読出手段
と、必要に応じて、前記複数のバッファメモリのうち、
あらかじめ定められた予備のバッファメモリを選択し
て、前記複数の入力回線のいずれかを接続するよう前記
スイッチを制御する制御手段とを具備している。
【0023】また、本発明のATMスイッチは、複数の
入力回線を介して入力されるセルを出力回線側で自回線
宛てのセルのみを抽出し、その抽出されたセルをバッフ
ァメモリに一時記憶してから対応の出力回線に転送する
ATMスイッチであって、前記出力回線に対応して設け
られた複数のバッファメモリと、前記複数の入力回線の
それぞれに対応して設けられ、前記入力回線を介して入
力されるセルのヘッダ情報の変換処理を行う入力処理部
と、この入力処理部でヘッダ情報の変換処理が行われた
前記複数の入力回線を介して入力されたセルを、前記複
数のバッファメモリのそれぞれに分配する分配手段と、
この分配手段で分配されたセルのうち、そのヘッダ情報
をもとに、自回線宛てのセルのみを抽出する抽出手段
と、この抽出手段で抽出されたセルを対応の前記バッフ
ァメモリに書き込む際の書込アドレスを、そのバッファ
メモリの空きアドレスのキューに従って生成する書込ア
ドレス生成手段と、この書込アドレス生成手段で生成さ
れた書込アドレスをもとに、その書込アドレスが生成さ
れたバッファメモリに対応させて、前記複数のバッファ
メモリのいずれかから前記セルを読出す際に参照される
読出アドレスのキューを構築する構築手段と、前記複数
のバッファメモリのいずれかから、そのバッファメモリ
に一時記憶されたセルを読出す際の読出アドレスを、前
記構築手段で構築された読出アドレスのキューに従って
生成する読出アドレス生成手段と、この読出アドレス生
成手段で生成された読出アドレスに対応する前記バッフ
ァメモリについて、前記読出アドレスを前記空きアドレ
スのキューに追加する空きアドレス追加手段と、前記読
出アドレス生成手段で生成された読出アドレスに対応す
る前記バッファメモリから所望のセルを読出して、対応
の出力回線に転送する読出手段とを具備している。
【0024】また、本発明のATMスイッチは、複数の
入力回線を介して入力されるセルを出力回線側で自回線
宛てのセルのみを抽出し、その抽出されたセルをバッフ
ァメモリに一時記憶してから対応の出力回線に転送する
ATMスイッチであって、前記出力回線に対応して設け
られた複数のバッファメモリと、前記複数の入力回線を
介して入力されたセルを前記複数のバッファメモリのそ
れぞれに分配する分配手段と、この分配手段で分配され
たセルのうち、そのヘッダ情報をもとに、自回線宛ての
セルのみを抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽出さ
れたセルを対応の前記バッファメモリに書き込む際の書
込アドレスを、そのバッファメモリの空きアドレスのキ
ューに従って生成する書込アドレス生成手段と、この書
込アドレス生成手段で生成された書込アドレスをもと
に、その書込アドレスが生成されたバッファメモリに対
応させて、前記複数のバッファメモリのいずれかから前
記セルを読出す際に参照される読出アドレスのキューを
構築する構築手段と、前記複数のバッファメモリのいず
れかから、そのバッファメモリに一時記憶されたセルを
読出す際の読出アドレスを、前記構築手段で構築された
読出アドレスのキューに従って生成する読出アドレス生
成手段と、この読出アドレス生成手段で生成された読出
アドレスに対応する前記バッファメモリについて、前記
読出アドレスを前記空きアドレスのキューに追加する空
きアドレス追加手段と、前記読出アドレス生成手段で生
成された読出アドレスに対応する前記バッファメモリか
ら所望のセルを読出す読出手段と、この読出手段で読み
出されたセルのヘッダ情報の変換処理を行い、対応の出
力回線に転送する転送手段とを具備している。
【0025】また、本発明のATMスイッチは、複数の
入力回線を介して入力されるセルを出力回線側で自回線
宛てのセルのみを抽出し、その抽出されたセルをバッフ
ァメモリに一時記憶してから対応の出力回線に転送する
ATMスイッチであって、前記出力回線に対応して設け
られた複数のバッファメモリと、前記複数の入力回線の
それぞれに対応して設けられ、前記入力回線を介して入
力されるセルのヘッダ情報の変換処理を行う入力処理部
と、この入力処理部でヘッダ情報の変換処理が行われた
前記複数の入力回線を介して入力されたセルを、前記複
数のバッファメモリのそれぞれに分配する分配手段と、
この分配手段で分配されたセルのうち、そのヘッダ情報
をもとに、自回線宛てのセルのみを抽出する抽出手段
と、この抽出手段で抽出されたセルを対応の前記バッフ
ァメモリに書き込む際の書込アドレスを、そのバッファ
メモリの空きアドレスのキューに従って生成する書込ア
ドレス生成手段と、前記複数のバッファメモリのそれぞ
れにおいて前記セルを書き込む際、そのセルのヘッダ情
報に含まれる読出優先情報を抽出する抽出手段と、前記
書込アドレス生成手段で書込アドレスが生成されたセル
の前記抽出手段で抽出された読出優先情報に対応して、
その書込アドレスをポインタ情報とするキューを構築す
る構築手段と、前記複数のバッファメモリのいずれかか
ら、そのバッファメモリに一時記憶されたセルを読出す
際の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に対応す
る前記構築手段で構築されたキューに従って生成する読
出アドレス生成手段と、この読出アドレス生成手段で生
成された読出アドレスに対応する前記バッファメモリに
ついて、前記読出アドレスを前記空きアドレスのキュー
に追加する空きアドレス追加手段と、前記読出アドレス
生成手段で生成された読出アドレスで特定される前記バ
ッファメモリから所望のセルを読出して、対応の出力回
線に転送する読出手段とを具備している。
【0026】また、本発明のATMスイッチは、複数の
入力回線を介して入力されるセルを出力回線側で自回線
宛てのセルのみを抽出し、その抽出されたセルをバッフ
ァメモリに一時記憶してから対応の出力回線に転送する
ATMスイッチであって、前記出力回線に対応して設け
られた複数のバッファメモリと、前記複数の入力回線を
介して入力されたセルを、前記複数のバッファメモリの
それぞれに分配する分配手段と、この分配手段で分配さ
れたセルのうち、そのヘッダ情報をもとに、自回線宛て
のセルのみを抽出する第1の抽出手段と、この第1の抽
出手段で抽出されたセルを対応の前記バッファメモリに
書き込む際の書込アドレスを、そのバッファメモリの空
きアドレスのキューに従って生成する書込アドレス生成
手段と、前記複数のバッファメモリのそれぞれにおいて
前記セルを書き込む際、そのセルのヘッダ情報に含まれ
る読出優先情報を抽出する第2の抽出手段と、前記書込
アドレス生成手段で書込アドレスが生成されたデータの
前記第2の抽出手段で抽出された読出優先情報に対応し
て、その書込アドレスをポインタ情報とするキューを構
築する構築手段と、前記複数のバッファメモリのいずれ
かから、そのバッファメモリに一時記憶されたセルを読
出す際の読出アドレスを、所望の前記読出優先情報に対
応する前記構築手段で構築されたキューに従って生成す
る読出アドレス生成手段と、この読出アドレス生成手段
で生成された読出アドレスに対応する前記バッファメモ
リについて、前記読出アドレスを前記空きアドレスのキ
ューに追加する空きアドレス追加手段と、前記読出アド
レス生成手段で生成された読出アドレスで特定される前
記バッファメモリから所望のセルを読出す読出手段と、
この読出手段で読み出されたセルのヘッダ情報の変換処
理を行い、対応の出力回線に転送する転送手段とを具備
している。
【0027】また、本発明の光ネットワークシステム
は、複数の端末装置を接続し、それらから発生するデー
タを光波長多重して互いに通信を行う光ネットワークシ
ステムであって、前記複数の端末装置のそれぞれから発
生するデータを、その端末装置にあらかじめ割り当てら
れた波長の光信号に変換する複数の第1の変換手段と、
この複数の第1の変換手段のそれぞれで変換された光信
号を波長多重し、その波長多重された光信号を前記複数
の端末装置のそれぞれに出力するスターカプラと、この
スターカプラから出力された波長多重された光信号を所
定の波長に分解する光分波手段と、この光分波手段で分
解されたそれぞれの波長の光信号を電気信号に変換する
複数の第2の変換手段と、この複数の第2の変換手段に
対応して設けられた複数のバッファメモリと、この複数
のバッファメモリのそれぞれにおいて、前記第2の変換
手段で電気信号に変換されたデータを書き込む際の書込
アドレスを、そのバッファメモリの空きアドレスのキュ
ーに従って生成する書込アドレス生成手段と、この書込
アドレス生成手段で生成された書込アドレスをもとに、
その書込アドレスが生成されたバッファメモリに対応さ
せて、前記複数のバッファメモリのいずれかから前記デ
ータを読出す際に参照される読出アドレスのキューを構
築する構築手段と、前記複数のバッファメモリのいずれ
かから、そのバッファメモリに一時記憶されたデータを
読出す際の読出アドレスを、前記構築手段で構築された
読出アドレスのキューに従って生成する読出アドレス生
成手段と、この読出アドレス生成手段で生成された読出
アドレスに対応する前記バッファメモリについて、前記
読出アドレスを前記空きアドレスのキューに追加する空
きアドレス追加手段と、前記読出アドレス生成手段で生
成された読出アドレスに対応する前記バッファメモリか
ら所望のデータを読出す読出手段と、この読出手段で読
み出されたデータを対応の前記端末装置に出力し、その
端末装置から発生したデータを前記第1の変換手段に出
力するインタフェイスを司るインタフェイス手段とを具
備している。
【0028】また、本発明の光ネットワークシステム
は、複数の端末装置を接続し、それらから発生するデー
タを光波長多重して互いに通信を行う光ネットワークシ
ステムであって、前記複数の端末装置のそれぞれから発
生する少なくとも読出優先情報を含むデータを、その端
末装置にあらかじめ割り当てられた波長の光信号に変換
する複数の第1の変換手段と、この複数の第1の変換手
段で変換された全ての光信号を波長多重し、その波長多
重された光信号を前記複数の端末装置のそれぞれに出力
するスターカプラと、このスターカプラから出力された
波長多重された光信号を所定の波長に分解する光分波手
段と、この光分波手段で分解されたそれぞれの波長の光
信号を電気信号に変換する複数の第2の変換手段と、こ
の複数の第2の変換手段に対応して設けられた複数のバ
ッファメモリと、この複数のバッファメモリのそれぞれ
において、前記第2の変換手段で電気信号に変換された
データを書き込む際の書込アドレスを、そのバッファメ
モリの空きアドレスのキューに従って生成する書込アド
レス生成手段と、前記複数のバッファメモリのそれぞれ
において前記データを書き込む際、そのデータの読出優
先情報を抽出する抽出手段と、前記書込アドレス生成手
段で書込アドレスが生成されたデータの前記抽出手段で
抽出された読出優先情報に対応して、その書込アドレス
をポインタ情報とするキューを構築する構築手段と、前
記複数のバッファメモリのいずれかから、そのバッファ
メモリに一時記憶されたデータを読出す際の読出アドレ
スを、所望の前記読出優先情報に対応する前記構築手段
で構築されたキューに従って生成する読出アドレス生成
手段と、この読出アドレス生成手段で生成された読出ア
ドレスに対応する前記バッファメモリについて、前記読
出アドレスを前記空きアドレスのキューに追加する空き
アドレス追加手段と、前記読出アドレス生成手段で生成
された読出アドレスで特定される前記バッファメモリか
ら所望のデータを読出す読出手段と、この読出手段で読
み出されたデータを対応の前記端末装置に出力し、その
端末装置から発生したデータを前記第1の変換手段に出
力するインタフェイスを司るインタフェイス手段とを具
備している。
【0029】
【作用】複数の入力回線に対応して複数のバッファメモ
リを設け、前記複数の入力回線を介して入力されるデー
タをそれぞれのバッファメモリにおいて書き込む制御を
行い、また、書込アドレスは、各バッファメモリ毎に、
空きアドレスのキューを構築して管理し、読出アドレス
は、前記データに含まれる読出優先情報毎に書込アドレ
スをポインタ情報として構築された読出アドレスのキュ
ーにより管理することにより、複数の入力回線を介して
入力されるデータを一時記憶するバッファメモリに対す
るアクセス動作速度の低速化が図れる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0031】まず、第1の実施例について説明する。
【0032】図1は、第1の実施例に係るバッファメモ
リ装置の構成を概略的に示したものである。
【0033】図1において、バッファメモリ装置は、N
本の入力回線(データ入力#1〜#N)から同時にデー
タが入力され、N本の出力回線(データ出力#1〜#
N)のうちの1つからデータを出力するものである。
【0034】このバッファメモリ装置は、N本の入力回
線に対応して、N個の記憶装置(バッファメモリ)11
00−i(i=1〜N)と、N個の書き込みアドレス生
成装置1200−i(i=1〜N)と、読み出しアドレ
ス生成装置1300で構成されている。
【0035】データ入力#1〜#Nは、それぞれ、記憶
装置#1〜#N(1100−i)に接続されている。
【0036】書き込みアドレス生成装置#1〜#N(1
200−i)は、それぞれ記憶装置#1〜#N(110
0−i)に対応して設けられ、入力回線からのデータを
対応の記憶装置1100−iに書き込む際のアドレスの
生成を行なう。書き込みアドレス生成装置1200−i
で生成された書き込みアドレスは、対応の記憶装置11
00−iと読み出しアドレス生成装置1300へ転送さ
れる。
【0037】記憶装置#1〜#N(1100−i)で
は、入力回線を介して入力されたデータが、対応の書き
込みアドレス生成装置#1〜#N(1200−i)で生
成された書き込みアドレスへ書き込まれる。
【0038】読み出しアドレス生成装置1300には、
書き込みアドレス生成装置1200−iで生成された書
き込みアドレスが入力され保持される。読み出しアドレ
ス生成装置1300では、あらかじめ決められた手順に
したがって、入力され、保持されている書き込みアドレ
スの中から一つの読み出しアドレスを選択し、それを読
み出しアドレスとして出力する。
【0039】読み出し手順には、最初に入力されたもの
から順に読み出す手順(FIFO)や、各記憶装置11
00−iから均等にデータを読み出す手順などがある。
【0040】読み出しアドレス生成装置1300から出
力された読み出しアドレスは、読み出すデータが記憶さ
れている記憶装置1100−iに転送されると、その記
憶装置1100−iから対応のデータが読み出される。
同時に、その記憶装置1100−iに対応の書き込みア
ドレス生成装置1200−iへも読み出しアドレスが転
送され、ここで、その読み出しアドレスは、データを書
き込む時の空きアドレスとして保持される。
【0041】図2は、書き込みアドレス生成装置120
0−iの第1の構成例を示したものである。
【0042】図2において、書き込みアドレス生成装置
1200−iは、入力された順番に出力するFIFO
(First In First Out)メモリ1210で構成されてい
て、読み出しアドレスが、FIFOメモリ1210に入
力された順番に書き込みアドレスとして出力されるよう
になっている。すなわち、FIFOメモリ1210は、
対応の記憶装置1100−iのアドレス空間のうち、デ
ータの読み出しが行われて、データが記憶されていない
アドレス、すなわち、空きアドレスを保持している。
【0043】図3は、図2のFIFOメモリ1210の
動作について説明するためのものである。
【0044】FIFOメモリ1210は、図3(a)に
示す初期状態において、対応の記憶装置1100−iの
利用可能なアドレスが記憶されている。
【0045】書き込みアドレスの要求があった時、FI
FOメモリ1210から先頭の内容が読み出される。す
なわち、図3(b)に示すように、先頭にある書込アド
レス「0」が出力される。また、読み出しアドレス生成
装置から読み出しアドレスが入力された場合は、読み出
しアドレスは、空きアドレスとなるので、FIFOメモ
リ1210の最後に入力される。すなわち、図3(c)
に示すように、FIFOメモリ1210の終りに読み出
しアドレスとして「0」が入力される。
【0046】図4は、書き込みアドレス生成装置120
0−iの第2の構成例を示したものである。
【0047】図4において、書き込みアドレス生成装置
1200−iは、FIFO(FirstIn First Out)メモ
リ1220と、初期アドレス生成回路1221と選択回
路1222とで構成されている。
【0048】初期アドレス生成回路1221は、書き込
みアドレス生成装置1200−iがリセットされてか
ら、対応の記憶装置1100−iのすべてのアドレスを
生成するまで、書き込みアドレスが要求された時、対応
する記憶装置への書き込みアドレスを生成する。
【0049】FIFOメモリ1220は、読み出しアド
レスが入力されたときに、そのアドレスが書き込まれ、
書き込みアドレスが要求された時に、先頭のアドレスが
読み出される。
【0050】選択回路1222は、FIFOメモリ12
20から読み出されたアドレスと初期アドレス生成回路
から生成されたアドレスとの選択を行なう。
【0051】初期アドレス生成回路1221は、書き込
みアドレス生成装置1200−iがリセットされてか
ら、記憶装置のすべてのアドレスを生成するまでは、初
期アドレス生成回路の出力が選択され、その後は、FI
FOメモリ1220からの出力が選択される。
【0052】図2の第1の構成例の場合、FIFOメモ
リ1210は、初期化処理において、書込アドレス
「0」〜「7」をあらかじめ書き込む処理を行うため、
初期化に時間がかかるが、図4の第2の構成例の場合、
初期アドレス生成回路1221は、例えばカウンタ回路
で構成されていて、リセット信号の入力により、初期化
されて、順次カウンタ値出力することにより、書込アド
レスが生成するようになっているので、初期化に係る時
間が短縮できるという利点がある。
【0053】図5は、読み出しアドレス生成装置130
0の構成の具体例を示したものである。
【0054】図5において、読み出しアドレス生成装置
1300は、FIFOメモリ1310と、多重化装置1
311と、分離装置1312とで構成されている。
【0055】FIFOメモリ1310には、記憶装置1
100−iにデータが書き込まれた際、そのデータが書
き込まれた記憶装置1100−iを識別するための記憶
装置識別子と、多重化装置1311からのそのデータが
書き込まれた書き込みアドレスが記憶される。
【0056】多重化装置1311は、N個の書き込みア
ドレス生成装置1200−iから転送された書き込みア
ドレスを時分割多重してFIFOメモリ1310へ転送
する。
【0057】分離装置1312は、FIFOメモリ13
10から読み出された記憶装置識別子にしたがって、F
IFOメモリ1310から読み出されたアドレスを対応
する記憶装置1100−iへ転送する。
【0058】図6を参照して、図5の読み出しアドレス
生成装置1300の動作について説明する。
【0059】読み出しアドレス生成装置1300のFI
FO1310には、図6(a)に示すように、初期状態
では、データは一つも保持されていないので、記憶装置
識別子、書き込みアドレスともに何も記憶されていない
(「null」)。この状態から多重化装置1311に
おいて、N個の記憶装置1100−iからの書き込みア
ドレス(例えば、全て「0」)が多重化されたものが入
力されると、図6(b)に示すように、FIFOメモリ
1310の先頭に詰められて、記憶装置識別子とアドレ
スの対が記憶される。
【0060】読み出しアドレス生成装置1300から読
み出しアドレスを1つ読出す場合、図6(c)に示すよ
うに、FIFOメモリ1310の先頭の内容、すなわ
ち、記憶装置識別子「1」、アドレス「0」の対が出力
され、FIFOメモリ1310から消去される。
【0061】図5に示したような構成の読み出しアドレ
ス生成装置1300では、FIFOメモリ1310に記
憶装置識別子、書き込みアドレスを記憶する際、多重化
装置1311においてN本の入力データが多重されるた
め、FIFOメモリ1310に対するアクセス動作速度
が高速になるが、この場合、処理対象のデータ量(記憶
装置識別子、書き込みアドレス)は少ないので、処理速
度が高速であっても特に問題はない。
【0062】以上、説明したように、上記第1の実施例
によれば、N本の入力回線のそれぞれに対応してN個の
記憶装置1100−iが割り当てられ、各入力回線を介
して処理対象の入力データ#1〜#Nが入力されると、
対応の記憶装置1100−iに一時記憶し、その際、そ
の書き込みアドレスは、書き込みアドレス生成装置12
00−iで管理されている空きアドレスのキュー(FI
FOリスト)の先頭から獲得し、また、その獲得された
書込みアドレスは読み出しアドレス生成装置1300に
転送して、そのデータが書き込まれた記憶装置の識別子
とともに、読み出しアドレスのキューに追加し、一方、
記憶装置1100−iに記憶されているデータを読出す
際には、この読み出しアドレスのキューの先頭から読み
出し対象のデータのアドレスを獲得し、その読み出しア
ドレスを対応の記憶装置1100−iに転送して所望の
データを読出すとともに、対応の書込みアドレス生成装
置1200−iにも転送され、ここで、空きアドレスの
キューの終りに追加することにより、複数の入力回線を
介して入力されるデータを一時記憶する記憶装置(バッ
ファメモリ)へのアクセス動作速度の低速化、すなわ
ち、従来のバッファメモリ装置の場合と比較してアクセ
ス動作速度を1/Nにすることができる。
【0063】次に、第2の実施例について説明する。
【0064】図7は、第2の実施例に係るバッファメモ
リ装置の構成を概略的に示したもので、このバッファメ
モリ装置の処理対象のデータには、読み出し優先情報が
含まれる。
【0065】図7において、バッファメモリ装置は、N
本の入力回線に対応して、N個の記憶装置(バッファメ
モリ)2100−i(i=1〜N)と、N個のメモリ制
御装置2200−i(i=1〜N)と、読み出し制御装
置2300と、データ選択装置2400で構成されてい
る。
【0066】各記憶装置#1〜#N(2100−i)
は、それぞれメモリ制御装置#1〜#N(2200−
i)に接続され、データ入出力バスDATA、読み出し
/書き込み選択信号R/W、動作許可信号CEにより、
データの書き込み、読み出しが制御されるようになって
いる。
【0067】データ入力#1〜#Nは、それぞれに対応
するメモリ制御装置#1〜#N(2200−i)へ接続
される。メモリ制御装置2200−iは、対応の記憶装
置2100−iへ入力されたデータを転送し、また、記
憶装置2100−iから読み出されたデータを受信す
る。そして、記憶装置2100−iから受信したデータ
をデータ選択装置2400へ送出する。
【0068】メモリ制御装置2200−iは、読み出し
制御装置2300へ書き込みアドレスWAD1〜N、デ
ータに付加されている読み出し優先情報WRP1〜Nを
転送する。また、読み出し制御装置2300から転送さ
れた読み出しアドレスRADと記憶装置選択信号RMI
Dによって、対応の記憶装置2100−iの読み出しを
制御する。
【0069】読み出し制御装置2300は、メモリ制御
装置2200−iのそれぞれから書き込みアドレスWA
D1〜Nと読み出し優先情報WRP1〜Nを受信し、受
信したそれらの情報を保持し、保持しているそれらの情
報から、あらかじめ決められたアルゴリズムにしたがっ
て読み出すデータを決定し、その読み出しアドレスRA
Dと記憶装置選択信号RMIDを送出する。
【0070】データ選択装置2400は、メモリ制御装
置2200−iから送出されたデータを、読み出し制御
装置2300から転送された記憶装置選択信号RMID
によって選択して出力する。
【0071】メモリ制御装置2200−iは、入力され
たデータを記憶装置2100−iに書き込むためのデー
タフォーマットに変換、入力されたデータを記憶装置2
100−iに書き込むための書き込みアドレスWAD1
〜Nを生成し、データに付加された読み出し優先情報W
RP1〜Nを抽出し、読み出し制御装置2300から転
送された読み出しアドレスにしたがって記憶装置210
0−iからデータを読み出し、必要ならば、データフォ
ーマットを変換し出力する。
【0072】図8にメモリ制御装置2200−iの構成
例を示したものである。
【0073】図8において、メモリ制御装置2200−
iは、入力データ処理部2210と、出力データ処理部
2220と、記憶装置制御部2230と、書き込みアド
レス生成部2240とで構成されている。
【0074】入力データ処理部2210は、入力データ
の同期をとり、例えば、シリアル形式で入力されたデー
タをパラレル形式に変換し、データに付加された読み出
し優先情報WRPi(i=1〜N)を抽出する。また、
データが入力されたことを書き込みアドレス生成部22
40へ知らせる。
【0075】書き込みアドレス生成部2240は、デー
タが入力された時、入力されたデータを書き込むアドレ
スWADi(i=1〜N)を生成する。また、入力処理
部2210から転送された読み出し優先情報WRPiを
解析し、必要なデータに変換して送出する。また、書き
込みアドレス生成部2240は、図2、図4に示したよ
うな構成の書き込みアドレス生成回路も具備し、入力回
線を介して入力されたデータを対応の記憶装置2100
−iに書き込む際の書き込みアドレスの生成も行うよう
になっている。
【0076】記憶装置制御部2230は、例えば、記憶
装置2100−iがシングルポートのRAMのように、
データバスを入力と出力で共有していた場合に、データ
の入出力の調停を行なう。
【0077】出力データ処理部2220は、パラレル形
式のデータをシリアル形式のデータに変換する。
【0078】図9は、読み出し制御装置2300の構成
例を示したものである。
【0079】図9において、読み出し制御装置2300
は、多重化装置2311、2312と、入力制御装置2
313と、出力制御装置2314と、記憶装置選択回路
2315と、タイミング制御装置2316と、アドレス
変換装置2321、2322とポインタテーブル233
0と、終りポインタテーブル2341と、先頭ポインタ
テーブル2342とで構成される。
【0080】多重化装置2311は、それぞれのメモリ
制御装置2200−iから転送された書き込みアドレス
WAD1〜WADNを、入力制御装置2313から指示
された記憶装置選択信号WMIDによって切替えて、ア
ドレス変換装置2321へ出力する。
【0081】多重化装置2312は、それぞれのメモリ
制御装置2200−iから転送された読み出し優先情報
WRP1〜WRPNを、入力制御装置2313から指示
された記憶装置選択信号WMIDによって切替えて、終
りポインタテーブル2341と出力制御装置2314へ
出力する。
【0082】入力制御装置2313は、タイミング制御
装置2316からのタイミング信号によって、多重化装
置2311、2312の多重制御を行ない、また、選択
した記憶装置の番号WMIDをアドレス変換装置232
1へ転送する。
【0083】アドレス変換装置2321は、入力された
書き込みアドレスWADと記憶装置番号WMIDから、
ポインタテーブル2330のアドレス空間上のアドレス
PWDへの変換を行なう。ポインタテーブル2330の
アドレス空間の大きさは、それぞれの記憶装置2100
−iのアドレス空間の合計に等しい。
【0084】図10は、アドレス変換装置2321にお
けるアドレス変換について説明するための図である。
【0085】図10において、記憶装置2100−iの
アドレス空間の大きさがすべてMの場合で、入力された
書き込みアドレスWADと記憶装置番号WMIDから、
ポインタテーブル2330の大きさM×Nのアドレス空
間上のアドレスに変換されるようになっている。
【0086】このように、アドレス変換装置2321
は、記憶装置番号WMIDとその記憶装置のアドレスW
ADからポインタテーブル2330のアドレスを生成す
る。
【0087】アドレス変換装置2322は、逆に、ポイ
ンタテーブル2330からのアドレスPRDから記憶装
置番号RMIDiと記憶装置2100−i内のアドレス
RADiを生成する。例えば、記憶装置2100−iの
アドレス空間の大きさがすべてMの場合では、 PAD=(IM −1)×M+A (1) の関係が成り立つ。ここで、アドレスPADはポインタ
テーブル2330内の実アドレス、IM は記憶装置21
00−iの番号、Mは記憶装置2100−iのアドレス
空間の大きさ、Aは記憶装置2100−i内のアドレス
である。
【0088】従って、記憶装置の番号を上位ビット、各
記憶装置内のアドレスを下位ビットに割り当てれば、ビ
ットの結合/分離によってアドレスの変換をすることも
可能となる。
【0089】ポインタテーブル2330は、それぞれの
記憶装置2100−iのアドレス空間の合計に等しい容
量のメモリを含む。ポインタテーブル2330のアドレ
スは、記憶装置2100−iのアドレスと一対一に対応
づけられている(図10参照)。ポインタテーブル23
30では、読み出し優先情報に基づく同じ優先度を持つ
データが書き込まれている実アドレスに対応するポイン
タが記憶されている。
【0090】先頭ポインタテーブル2342は、それぞ
れの優先度を持つデータが記憶されているポインタの中
で、もっとも先に読み出されるポインタが記憶されてい
る。
【0091】終りポインタテーブル2341は、それぞ
れの優先度を持つデータが記憶されているポインタの中
で、もっとも最後に読み出されるポインタが記憶されて
いる。
【0092】出力制御装置2314には、各記憶装置2
100−iにデータを書き込む際に、読み出し優先情報
WRPが入力されるようになっている。出力制御装置2
314には、読み出し優先情報の値毎にカウンタが設け
られ、入力された読み出し優先情報WRPの値にしたが
って、各カウンタの値がインクリメントされ、その値に
よって、読み出す優先順位を決定し、決定された読み出
し優先情報RRPを先頭ポインタテーブル2342へ転
送するようになている。同時に、読み出した優先情報の
値に対応するカウンタの値をデクリメントする。
【0093】先頭ポインタテーブル2342では、入力
された読み出し優先情報RRPに対応する先頭ポインタ
の値をポインタテーブル2330に対し読み出しアドレ
スPRADとして出力するようになっている。そして、
ポインタテーブル2330からは、そのアドレスPRA
Dに対応するデータが出力される。このポインタテーブ
ル2330から読み出されたデータは、その読み出し優
先情報に対応するデータの、次に出力されるデータが記
憶されているアドレスを示している。
【0094】先頭ポインタテーブル2342から出力さ
れたアドレスPRADは、アドレス変換装置2322に
も転送され、記憶装置番号RMIDとそのアドレスRA
Dに変換されるようになっている。この変換されたアド
レスRADは、すべてのメモリ制御装置2200−iに
転送されるようになっている。記憶装置番号RMID
は、記憶装置選択回路2315に入力され、対応する記
憶装置の選択信号のみが活性化されて、記憶装置選択信
号RMIDi(i=1〜N)として出力されるようにな
っている。
【0095】それぞれのメモリ制御装置2200−iで
は、対応の記憶装置選択信号RMIDiが活性化した場
合に、入力された読み出しアドレスRADに記憶されて
いるデータを出力するようになっている。
【0096】次に、図11を参照して、先頭ポインタ、
終りポインタの更新方法について説明する。
【0097】図11(a)は、更新前のポインタテーブ
ル2330、先頭ポインタテーブル2342、終りポイ
ンタテーブル2341の状況を表したものである。
【0098】図11(a)において、読み出し優先情報
は「0」と「1」の2種類あり、記憶装置2100−i
として#1(2100−1)と#2(2100−2)の
2つの場合について説明する。記憶装置#1、#2は、
それぞれ「0」から「7」までのアドレス空間を持つ。
この場合、ポインタテーブル2330のアドレス空間
は、「0」から「15」で、アドレス「0」から「7」
までのアドレス空間が記憶装置#1に対応し、アドレス
「8」から「15」までのアドレス空間が記憶装置#2
に対応している。
【0099】読み出し優先情報が「0」のデータは、到
着の順番に、アドレス「11」、「9」、「6」、
「3」、「0」に記憶されており、読み出し優先情報が
「1」のデータは、到着の順番に、アドレス「15」、
「13」、「10」、「7」、「4」に記憶されてい
る。
【0100】このとき、先頭ポインタの値は、読み出し
優先情報「0」についてはアドレス「11」、読み出し
優先情報「1」についてはアドレス「15」である。ま
た、終りポインタの値は、読み出し優先情報「0」につ
いてはアドレス「0」、読み出し優先情報「1」につい
てはアドレス「4」である。
【0101】また、図11において、読み出し優先情報
「0」の読み出しアドレスのリストの先頭はHP0、読
み出し優先情報「0」の読み出しアドレスのリストの終
りはTP0、読み出し優先情報「1」の読み出しアドレ
スのリストの先頭はHP1、読み出し優先情報「1」の
読み出しアドレスのリストの終りはTP1で示されてい
る。
【0102】まず、任意の入力回線から入力されたデー
タを記憶装置2100−iに書き込む際のポインタ更新
方法について説明する。すなわち、図11(a)に示す
ような状態のとき、読み出し優先情報「1」のデータが
記憶装置#1のアドレス「1」に書き込まれた場合の読
み出し制御装置2300の動作について説明する。
【0103】記憶装置#1(2100−1)の書き込み
アドレス「1」は、メモリ制御装置#1(2200−
1)の書き込みアドレス生成回路から生成される。
【0104】読み出し制御装置2300には、メモリ制
御装置#1(2200−1)から読み出し優先情報
「1」、書き込みアドレス「1」が入力される。入力さ
れた書き込みアドレスと優先情報は、それぞれ、多重装
置2311と多重装置2312へ転送され、入力制御装
置2313の制御信号によって、他の記憶装置から入力
された書き込みアドレスと優先情報の中から選択され、
アドレス変換装置2321へ転送される。
【0105】アドレス変換装置2321では、入力制御
装置2313から転送された記憶装置識別子WMIDと
書き込みアドレスWADからポインタテーブル2330
上の実アドレスPWDに変換される。この例の場合、
(1)式によれば、実アドレスとして「1」が出力され
る。
【0106】一方、多重装置2312から転送された読
み出し優先情報は、終りポインタテーブル2341と出
力制御装置2314に転送される。
【0107】終りポインタテーブル2341では、入力
された読み出し優先情報に対応する終りポインタが出力
される。この例では、読み出し優先情報が「1」の終り
ポインタとして「4」が出力される。
【0108】ポインタテーブル2330では、終りポイ
ンタテーブル2341から出力されたアドレス「4」を
書き込みアドレスとして、アドレス変換装置2321か
ら出力されたアドレス「1」を書き込む。そして、多重
装置2312から転送された優先情報の終りポインタテ
ーブル2341の値は、アドレス変換装置2321から
出力されたアドレス「1」に、書き換えられる。このよ
うな動作により、各ポインタテーブルは、図11(a)
から図11(b)に更新される。このとき、図11
(a)の実線の矢印で構成される読み出しアドレスのリ
ストは、その終り(アドレス「4」)にアドレス「1」
が追加されて、図11(b)の実線の矢印で構成される
リストに更新される。
【0109】次に、記憶装置2100−iに書き込まれ
たデータを読出す際のポインタ更新方法について説明す
る。
【0110】記憶装置2100−iに書き込まれたデー
タを読出す際の読み出し優先順位の決定方法には、いろ
いろなアルゴリズムが考えられるが、ここでは、記憶さ
れているデータの中でもっとも読み出し優先情報の値が
大きいものから順にデータを読み出すものとする。尚、
別のアルゴリズムとしては、記憶装置2100−i内に
記憶されているデータの個数に依存して読み出す優先順
位を決定する方法などがある。
【0111】図11において、読み出し優先情報の値が
「1」のデータと「0」のデータが存在するので、ま
ず、読み出し優先情報の値が「1」のデータから読み出
される。
【0112】ここでは、ポインタテーブル2330、終
りポインタテーブル2341、先頭ポインタテーブル2
342が図11(b)の状態のとき、読み出し制御装置
2300から読み出し優先情報の値「1」のデータの読
み出しアドレスを出力するときの動作を説明する。
【0113】図11(b)に示すように、先頭ポインタ
テーブル2342には、読み出し優先情報RRPとして
「1」が入力され、それに対応したアドレス「15」が
信号PRADとして、ポインタテーブル2330とアド
レス変換装置2322に入力される(図11(b)の実
線の矢印で示されたリスト参照)。
【0114】ポインタテーブル2330からは、アドレ
ス「15」に記憶されたポインタの値「13」が読み出
され、先頭ポインタテーブル2342へ転送され、先頭
ポインタテーブル2342の読み出し優先情報「1」の
先頭ポインタの値は、「15」から「13」に更新され
る(図11(b)参照)。
【0115】アドレス変換装置2322に転送されたア
ドレス「15」は、アドレス変換装置2322によって
記憶装置番号「2」のアドレス「7」に変換される。ア
ドレス「7」は、すべての記憶装置2100−iに転送
される。また、記憶装置選択回路2315によって、記
憶装置#2(2100−2)を制御するメモリ制御装置
#2(2200−2)に接続された記憶装置選択信号R
MID2が活性化される。メモリ制御装置#2(210
0−2)では、記憶装置選択信号RMID2が活性化さ
れているので、入力されたアドレス「7」のデータの読
み出し動作を開始する。さらに、メモリ制御装置#2
(2100−2)では、アドレス「7」をを書き込みア
ドレス生成装置に入力し、空きアドレスのリストの終り
に追加する。
【0116】他のメモリ制御装置(メモリ制御装置#1
(2200−1))は、対応の記憶装置選択信号RMI
D1が活性化しないので、読み出し動作を行なわない。
【0117】したがって、記憶装置#2(2200−
2)からのみデータが読み出され、データ選択装置24
00へ転送される。データ選択装置2400では、読み
出し制御装置2300から転送された記憶装置選択信号
RMIDiにしたがって、入力されたデータのうち、記
憶装置#2から出力されたデータのみを出力するように
なっている。
【0118】以上、説明したように、上記第2の実施例
によれば、N本の入力回線のそれぞれに対応してN個の
記憶装置2100−iが割り当てられ、各入力回線を介
して、読み出し優先情報が含まれる処理対象の入力デー
タ#1〜#Nが入力されると、対応の記憶装置2100
−iに一時記憶し、その際、その書き込みアドレスは、
各記憶装置2100−iに対応して設けられたメモリ制
御装置2200−iで管理されている書き込みアドレス
のリストの先頭から獲得し、また、その書き込みアドレ
スを読み出し制御装置2300に転送して、読み出し優
先情報毎に管理されている読み出しアドレスのリストの
うち、書き込むデータの読み出し優先情報に対応したリ
ストの終りに追加し、一方、記憶装置2100−iに記
憶されているデータを読出す際には、読み出し制御装置
2300に管理されている所望の読み出し優先情報に対
応する読み出しアドレスのリストの先頭から読み出しア
ドレスを獲得して、その読み出しアドレスを対応のメモ
リ制御装置2200−iに転送して所望のデータを読出
す制御を行うとともに、データの読み出しを行って空き
となったアドレスを書き込みアドレスのリストの終りに
追加して管理することにより、複数の入力回線を介して
入力されるデータを一時記憶する記憶装置(バッファメ
モリ)へのアクセス動作速度の低速化が可能となる。
【0119】また、読み出しアドレスのキューを入力回
線を介して入力されるデータが有する読み出し優先情報
毎に管理することにより、その読み出し優先情報に基づ
く優先順位にしたがって入力されたデータを出力するこ
とが可能となる。
【0120】次に、第3の実施例について、図12を参
照して説明する。
【0121】この第3の実施例は、第2の実施例を変形
したもので、複数の入力回線がスイッチ2500に接続
されて、そのスイッチ2500の出力が各メモリ制御装
置2200−iに入力されているところが異なる。
【0122】スイッチ2500は、例えば、各記憶装置
2100−i内のデータ数を均等にするために用いられ
る。第2の実施例で説明したように、読み出し優先情報
を指定してデータを読み出す場合に、ある記憶装置21
00−iに、ある読み出し優先情報を有するデータ集中
してしまうと、記憶装置2100−i内のデータ数に不
均衡を生じてしまう。また、入力データの入力パターン
によっても記憶装置2100−i内のデータ数に不均衡
が生じてしまう。データ数に不均衡が生じると、記憶装
置2100−iの容量制限によって、データが廃棄され
るなどの問題が生じる。このような場合に、スイッチ2
500は、入力されたデータと各記憶装置2100−i
内のデータ数によって、入力されたデータを適当な記憶
装置2100−iのデータ入力へ切替える。このような
スイッチを用いることによって、複数の記憶装置210
0−i間のデータ数の不均衡を解消することが可能とな
る。
【0123】スイッチ2500の制御は、例えば、読み
出し制御装置2300により行われる。
【0124】記憶装置2100−iが故障した場合など
において、あらかじめ、予備の記憶装置2110および
それに対応のメモリ制御装置2210を用意しておけ
ば、予備の記憶装置2110への切替えも行なうことが
可能となる。すなわち、例えば、読み出し制御装置23
00では、記憶装置2100−iあるいはメモリ制御装
置2200−iの各種ステータス等を管理するようにし
て、そのステータス等をもとに記憶装置2100−iの
故障を検知したときは、スイッチ2500を制御して、
記憶装置2110に切り替えるようにしてもよい。
【0125】また、読み出し制御装置2300は、各記
憶装置2100−i毎のカウンタを具備するようにし
て、各記憶装置2100−iでデータの書き込み、読み
出しを行う際にカウンタ値をそれぞれインクリメント、
デクリメントするようにして、各記憶装置で保持されて
いるデータの数を管理するようにし、その各記憶装置2
100−iに保持されているデータ数をもとに、データ
を入力する記憶装置を決定するようにしてもよい。
【0126】さらに、このスイッチ2500の制御は、
乱数によって制御することも可能である。すなわち、ス
イッチ2500に接続された入力回線を介して入力され
たデータを乱数によって各出線に振り分けて、適当なメ
モリ制御装置2200−iを決定することも可能であ
る。
【0127】次に、第4の実施例について説明する。
【0128】この第4の実施例におけるバッファメモリ
装置は、複数の記憶装置で書き込みアドレス生成装置を
共通に持つものである。
【0129】図13は、第4の実施例におけるバッファ
メモリ装置の構成例を示したものである。
【0130】図13において、バッファメモリ装置は、
N本の入力回線(データ入力#1〜#N)から同時にデ
ータが入力され、N本の出力回線(データ出力#1〜#
N)のうちの1つからデータを出力するもので、N本の
入力回線に対応して、N個の記憶装置(バッファメモ
リ)3100−i(i=1〜N)と、N個のメモリ制御
装置3200−i(i=1〜N)と、アドレス生成装置
3300と、データ選択装置3400とで構成されてい
る。
【0131】データ入力#1〜#Nは、それぞれ、メモ
リ制御装置#1〜#N(3200−i)に接続されてい
る。
【0132】記憶装置3100−iは、対応するデータ
入力#1〜#Nから入力されたデータを記憶する。
【0133】メモリ制御装置#1〜#N(3200−
i)は、対応する記憶装置#1〜#N(3100−i)
へのデータの書き込みと対応する記憶装置3100#1
〜#N(3100−i)からのデータの読み出しを制御
する。
【0134】アドレス生成装置3300は、それぞれの
記憶装置#1〜#N(3100−i)の書き込みアドレ
スと読み出しアドレスの生成を行なう。
【0135】データ選択装置3400は、それぞれの記
憶装置#1〜#N(3100−i)から出力されたデー
タの中から、適当なデータを選択する。
【0136】図14は、メモリ制御装置3200−iの
構成例を示すものである。
【0137】メモリ制御装置3200−iは、入力デー
タ処理部3210と、記憶装置制御部3230と、出力
データ処理部3220とで構成されている。
【0138】入力データ処理部3210は、対応の入力
回線から入力されたデータから読み出し優先情報を抽出
し、アドレス生成装置3300へ転送する。また、必要
ならば、シリアル形式で入力されたデータをパラレル形
式に変換する。
【0139】出力データ処理部3220は、パラレル形
式で入力されたデータをシリアル形式に変換する。
【0140】記憶装置制御部3230は、アドレス生成
装置3300から転送されたアドレスADと読み出し記
憶装置選択信号RMIDと書き込み記憶装置選択信号W
MIDとから、対応の記憶装置3100−iに対する書
き込み、読み出しの制御を行なうようになっている。
【0141】図15は、アドレス生成装置3300の構
成例を示すものである。
【0142】アドレス生成装置3300は、ポインタメ
モリ3310と、先頭ポインタテーブル3320と、終
りポインタテーブル3330と、選択回路3351、3
352、3353と、アドレス変換回路3341、33
42、3343、3344と、制御装置3361と、入
力制御装置3362と、出力制御装置3363とで構成
されている。
【0143】メモリ制御装置#1〜#N(3200−
i)のそれぞれから転送された読み出し優先情報WRP
1〜Nは、選択回路3353に入力される。選択回路3
353は、入力制御装置3362からの制御信号WMI
Dによって、入力されたN個の読み出し優先情報から一
つの読み出し優先情報WRPを選択する。選択された読
み出し優先情報WRPは、アドレス変換装置3342と
出力制御装置3363へ転送される。
【0144】アドレス変換装置3342は、入力された
読み出し優先情報WRPから、その読み出し優先情報W
RPの示す読み出し順位に対応する、終りポインタテー
ブル3330のアドレスへ変換する。
【0145】また、読み出し優先情報WRP1〜Nは、
入力制御装置3362にも入力される。
【0146】入力制御装置3362では、例えば、具備
されたカウンタ回路から出力されるカウンタ値をもとに
順次適当な記憶装置を選択し、選択回路3353とアド
レス変換装置3344と出力制御装置3363とそれぞ
れのメモリ制御装置3200−iへ、選択信号WMID
を送出する。
【0147】アドレス変換回路3344では、入力され
た記憶装置選択信号WMIDから、その記憶装置に対応
する先頭ポインタテーブル3320のアドレスを生成す
る。
【0148】出力制御装置3363は、選択回路335
3から入力された読み出し優先情報WRPと入力制御装
置3362から入力された記憶装置選択信号WMIDと
から、読み出す読み出し優先順位を決定し、その決定さ
れた読み出す優先順位の読み出し優先情報RRPをアド
レス変換装置3343へ転送する。
【0149】アドレス変換回路3343は、入力された
読み出し優先情報RRPから、その読み出し優先情報の
示す読み出し順位に対応する、先頭ポインタテーブル3
320のアドレスを生成する。
【0150】アドレス変換回路3341は、先頭ポイン
タテーブル3320から読み出された、ポインタメモリ
3310のアドレスから、対応する記憶装置3100−
iを識別する信号RMIDを生成する。
【0151】選択回路3351は、アドレス変換装置3
341とアドレス変換装置3342から入力されたアド
レスのうちどちらか一方を、制御装置3361で生成さ
れた読み出し/書き込み選択信号R/Wによって選択
し、終りポインタテーブル3330の読み出しアドレス
入力と書き込みアドレス入力へ転送する。
【0152】選択回路3352は、アドレス変換装置3
343とアドレス変換装置3344から入力されたアド
レスのうちどちらか一方を、制御装置3361で生成さ
れた読み出し/書き込み選択信号R/Wによって選択
し、先頭ポインタテーブル3320の読み出しアドレス
入力と書き込みアドレス入力へ転送する。
【0153】制御装置3361は、所定のタイミングに
基づき、ポインタメモリ3310、先頭ポインタテーブ
ル3320、終りポインタテーブル3330に対する各
種書き込み、読み出しタイミング信号を生成するもので
ある。
【0154】ポインタメモリ3310は、各記憶装置3
100−iに記憶されたデータを読出す際の読み出しア
ドレスを読み出し優先情報毎にリスト構造で管理すると
ともに、それぞれの記憶装置3100−iの空きアドレ
スをリスト構造で管理するためのメモリである。
【0155】先頭ポインタテーブル3320は、読み出
し優先情報毎の読み出しアドレスを管理するリストと、
それぞれの記憶装置3100−iについての空きアドレ
スを管理するリストの先頭のアドレスを保持しているテ
ーブルである。
【0156】終りポインタテーブル3330は、読み出
し優先情報毎の書き込みアドレスを管理するリストと、
それぞれの記憶装置3100−iについての空きアドレ
スを管理するリストの終りのアドレスを保持しているテ
ーブルである。
【0157】次に、図16を参照して、アドレス生成装
置3330の動作処理について説明する。図16では、
読み出し優先情報WRPを「0」、「1」、記憶装置#
1、#2(3100−1、2)の場合について示してい
る。
【0158】図16(a)は、ポインタメモリ331
0、先頭ポインタテーブル3320、終りポインタテー
ブル3330のある状態を示したものである。
【0159】読み出し優先情報が「0」のデータは、ポ
インタメモリ3310上で、15→13→11→9の順
番でリストが構築されており、同様に、読み出し優先情
報が「1」のデータは、0→2→4→6の順番でリスト
が構築され、記憶装置#1の空きアドレスは、7→5→
3→1の順番でリストが構築され、記憶装置2#の空き
アドレスは、14→15→10→8の順番でリストが構
築されている。
【0160】先頭ポインタテーブル3320には、各リ
ストの先頭のアドレスが記憶されている。終りポインタ
テーブルには、各リストの最後のアドレスが記憶されて
いる。
【0161】2つのポインタテーブル3320、333
0には、読み出し優先情報のリストと、空きアドレスの
リストが同じアドレス空間上に管理されている。図16
(a)では、記憶装置#1はアドレス「0」、記憶装置
#2はアドレス「2」、読み出し優先情報「0」はアド
レス「2」、読み出し優先情報「1」はアドレス「3」
に割り当てられている。
【0162】また、図16(a)において、記憶装置#
1の空きアドレスリストの先頭ポインタはHPE1、記
憶装置#1の空きアドレスリストの終りポインタはTP
E1、記憶装置#2の空きアドレスリストの先頭ポイン
タはHPE2、記憶装置#2の空きアドレスリストの終
りポインタはTPE2、読み出し優先情報「0」の読み
出しアドレスのリストの先頭ポインタはHPP0、読み
出し優先情報「0」の読み出しアドレスのリストの終り
ポインタはTPP0、読み出し優先情報「1」の読み出
しアドレスのリストの先頭ポインタはHPP1、読み出
し優先情報「1」の読み出しアドレスのリストの終りポ
インタはTPP1となっている。
【0163】まず、書き込みアドレスの生成動作につい
て説明する。
【0164】図16(a)の状態から、記憶装置#1に
読み出し優先情報「0」のデータが入力された場合につ
いて説明する。
【0165】入力制御回路3362は、書き込みアドレ
スを生成する記憶装置として、記憶装置#1を選択し、
選択信号WMIDを選択回路3353とアドレス変換回
路3344へ転送する。
【0166】入力された読み出し優先情報は、選択回路
3353で、入力制御回路3362によって生成された
選択信号WMIDによって選択され、アドレス変換装置
3342に入力される。
【0167】アドレス変換装置3342では、読み出し
優先情報「0」に対応するアドレス「2」に変換され
(図16(a)参照)、選択回路3351へ転送され
る。
【0168】アドレス変換装置3344では、記憶装置
#1に対応するアドレス「0」に変換され(図16
(a)参照)、選択回路3352へ転送される。
【0169】選択回路3351と選択回路3352で
は、制御装置3361によって生成された制御信号R/
Wによってそれぞれ、アドレス変換回路3342、アド
レス変換回路3344からの信号が選択され、それぞれ
終りポインタテーブル3330のアドレス入力と先頭ポ
インタテーブル3320のアドレス入力(RA,WA)
へ入力される。
【0170】先頭ポインタテーブル3320では、入力
されたアドレス「0」に対応するアドレス「7」が読み
出され(図16(a)参照)、終りポインタテーブル3
330のデータ入力(WD)と、ポインタメモリ331
0のデータ入力(WD)、読み出しアドレス(RA)へ
入力される。
【0171】終りポインタテーブル3330では、入力
されたアドレス「2」に対応するアドレス「9」が読み
出され(図16(a)参照)、ポインタメモリ3310
の書き込みアドレス入力(WA)へ入力される。
【0172】ポインタメモリ3310では、入力された
読み出しアドレス「7」に対応するデータ「5」が読み
出され、先頭ポインタテーブル3320のデータ入力
(WD)へ入力される。
【0173】その後に、ポインタメモリ3310では、
書き込みアドレス入力に入力されたアドレス「9」に、
データ入力に入力された「7」が書き込まれ、先頭ポイ
ンタテーブル3320では、アドレス入力に入力された
アドレス「0」に、データ入力に入力された「5」が書
き込まれ(図16(b)参照)、終りポインタテーブル
3330では、アドレス入力に入力されたアドレス
「2」に、データ入力に入力された「7」が書き込まれ
る(図16(b)参照)。
【0174】このようにして、記憶装置#1の空きアド
レスのリストの先頭から1つ取り出された記憶装置#1
の書き込みアドレスは、読み出しアドレスとして読み出
し優先情報「0」のリストの終りへ付け加えられる。
【0175】次に、読み出しアドレスの生成動作につい
て説明する。
【0176】図16(b)の状態から、読み出し優先情
報「1」のデータを読み出す場合について説明する。
【0177】出力制御装置3363は、制御装置336
1から転送されるタイミング信号にもとづいて、読み出
し優先情報RRPを決定し、アドレス変換装置3343
へ出力する。この例の場合は、読み出し優先情報として
「1」が転送される。
【0178】アドレス変換装置3343では、入力され
た読み出し優先情報「1」に対応するアドレス「3」に
変換され、選択回路3352に転送される。
【0179】選択回路3352は、制御装置3361か
らの制御信号R/Wによって、アドレス変換回路334
3からの出力を選択する。
【0180】選択回路3352から出力されたアドレス
「3」は、先頭ポインタテーブル3320のアドレス入
力(RA、WA)へ入力される。
【0181】先頭ポインタテーブル3320では、入力
されたアドレス「3」に保持されているデータ「0」を
出力する。このデータ「0」は、読み出しアドレスAD
として、アドレス生成回路から出力される。また、この
出力されたアドレス「0」は、アドレス変換回路334
1と、ボインタメモリ3310の読み出しアドレス入力
(RA)とデータ入力(WD)と、終りポインタテーブ
ル3330のデータ入力へ転送される。
【0182】ポインタメモリ3310では、読み出しア
ドレス入力(RA)に入力されたアドレス「0」に保持
されているアドレス「2」を先頭ポインタテーブルのデ
ータ入力(WD)へ出力する。
【0183】アドレス変換回路3341では、入力され
たアドレスからそれに対応する記憶装置の番号に変換
し、同時に、ポインタテーブルのアドレスへも変換す
る。この例の場合、ポインタメモリのアドレス「0」
は、記憶装置#1のアドレスに対応しているので、記憶
装置#1に読み出し選択信号RMIDを送出し、また、
選択回路3351に、ポインタテーブルに対応するアド
レス「0」を送出する。
【0184】選択回路3351は、制御装置3361か
らの制御信号R/Wによって、アドレス変換回路334
1からのアドレスを選択する。
【0185】選択回路3351から出力されたアドレス
「0」は、終りポインタテーブル3330のアドレス入
力(RA,WA)へ入力される。
【0186】終りポインタテーブル3330では、読み
出しアドレス入力(RA)に入力されたアドレス「0」
に保持されているアドレス「1」が、ポインタメモリ3
310の書き込みアドレス入力へ出力される。
【0187】その後に、ポインタメモリ3310では、
書き込みアドレス入力に入力されたアドレス「1」に、
データ入力に入力された「0」が書き込まれ、先頭ポイ
ンタテーブル3320では、アドレス入力に入力された
アドレス「3」に、データ入力に入力された「2」が書
き込まれ、終りポインタテーブル3330では、アドレ
ス入力に入力されたアドレス「0」に、データ入力に入
力された「0」が書き込まれる(図16(c)参照)。
【0188】このように、データの読み出しの際には、
読み出し優先情報「1」のリストの先頭から1つ読み出
しアドレスを取りだし、その取り出された読み出しアド
レスが記憶装置#1の空きアドレスのリストの終りに追
加されるようになっている。以上、説明したように、上
記第4の実施例によれば、N本の入力回線のそれぞれに
対応してN個の記憶装置3100−iが割り当てられ、
各入力回線を介して、読み出し優先情報が含まれる処理
対象の入力データ#1〜#Nが入力されると、対応の記
憶装置3100−iに一時記憶し、その際、その書き込
みアドレスは、アドレス生成装置3300で管理されて
いる各記憶装置毎の書込アドレス(空アドレス)のリス
トの先頭から獲得し、その獲得された書き込みアドレス
を各記憶装置に対応して設けられているメモリ制御装置
3200−iに転送して、ここで、その書き込みアドレ
スに基づきデータの書込みが制御されるとともに、アド
レス生成装置3300では、その獲得された書込みアド
レスを読み出し優先情報毎の読み出しアドレスのリスト
の終りに追加し、一方、記憶装置3100−iに記憶さ
れているデータを読出す際には、アドレス生成装置33
00に管理されている所望の読み出し優先情報に対応す
る読み出しアドレスのリストの先頭から読み出しアドレ
スを獲得して、その読み出しアドレスを対応のメモリ制
御装置3200−iに転送して所望のデータを読出すと
ともに、アドレス生成装置3300では、データの読み
出しを行って空きとなったアドレスを各記憶装置毎の書
き込みアドレスのリストの終りに追加して記憶すること
により、複数の入力回線を介して入力されるデータを一
時記憶する記憶装置(バッファメモリ)へのアクセス動
作速度の低速化が可能となる。
【0189】また、読み出しアドレスのリストを入力回
線を介して入力されるデータが有する読み出し優先情報
毎に管理することにより、その読み出し優先情報に基づ
く優先順位にしたがって入力されたデータを出力するこ
とが可能となる。
【0190】次に、前述の第1〜第4の実施例で説明し
たバッファメモリ装置の応用例として、ATM通信シス
テムに用いられる出力バッファ型のATMスイッチの構
成例について説明する(第5〜第7の実施例)。
【0191】ATM通信では、データは、セルと呼ばれ
る固定長のパケットで転送される。セルは、情報とその
セルの宛先などの情報を含むヘッダとで構成されてい
る。
【0192】ATMスイッチは、複数のデータ入力と複
数のデータ出力で構成される。ATMスイッチは、ヘッ
ダの宛先情報にしたがって、データ入力から入力された
セルを一つあるいは複数の出力へ配送する。
【0193】ATMスイッチでは、同時に複数の入力か
ら入力されたデータが同じ宛先に向かうことがある。こ
のような場合に、データの廃棄を防止するために、AT
Mスイッチには、データを一時的に蓄積しておくバッフ
ァメモリ装置が必要となる。出力バッファ型スイッチ
は、セルを蓄積するバッファメモリが出力側に配置され
た構成を持つ。
【0194】まず、第5の実施例について説明する。
【0195】図17は、前述のバッファメモリ装置を用
いた出力バッファ型ATMスイッチの構成例を示したも
のである図17に示したATMスイッチは、主に、N個
の入力処理装置4100−i(i=1〜N)とN個の本
発明のバッファメモリ装置4200−i(i=1〜N)
とデータ分配装置4400とN個の出力処理装置430
0−i(i=1〜N)とで構成されている。
【0196】さらに、各バッファメモリ装置4200−
iの前段には、それぞれ、アドレスフィルタ4210−
i(i=1〜N)が設けられている。
【0197】入力処理装置4100−iは、それぞれに
対応する入力回線から入力されたセルの同期を確立し、
入力されたヘッダを解析し必要ならばヘッダの変換を行
ない、また、必要ならばデータフォーマットの変換を行
い、データ分配装置4400に転送する。
【0198】データ分配装置4400は、入力処理装置
から転送されたデータをすべてのバッファメモリ装置へ
転送する。
【0199】アドレスフィルタ4210−iは、データ
分配装置4400から転送されたセルのうち、そのヘッ
ダの内容をもとに、自回線宛てのセルだけを取り出し
て、バッファメモリ装置4200−iに転送する。
【0200】バッファメモリ装置4200は、アドレス
フィルタ4210−iから転送されたデータを受信し
て、対応のメモリ(記憶装置)に蓄積し、あらかじめ決
められたアルゴリズムに従って蓄積されているデータの
中から適当なデータを読み出し、出力処理装置4300
に出力する。
【0201】出力処理装置4300は、ヘッダの変換、
データフォーマットの変換を行なう。
【0202】尚、図17では、データ分配装置4400
から転送されたセルのうち、自回線宛てのセルだけを取
り出すアドレスフィルタ4210−iを別個設けるよう
にしているが、この場合に限らず、バッファメモリ装置
4200−iのそれぞれのデータの入力部にこの機能を
具備するものであってもよい。例えば、図1の記憶装置
1100−iのデータ入力部、図8の入力データ処理部
2210、図14の入力データ処理部3210のそれぞ
れにアドレスフィルタを具備し、各バッファメモリ装置
4200−iに入力されたデータが、そのバッファメモ
リ装置4200−iに割り当てられたデータならば、そ
のデータのみをメモリに蓄積するようにすればよい。
【0203】図18は、データ分配装置4400の構成
例を示したもので、特に、4入力の分配装置の例であ
る。
【0204】図18(a)は、バスを用いた構成例であ
り、データ入力は、それぞれに対応したバスに接続され
ている。それぞれのバスからは、それぞれのバッファメ
モリ装置へ、それぞれのデータ入力に対応したバスから
1本ずつ接続される。
【0205】図18(b)は、分配回路を用いた構成例
である。分配回路は、データ入力に対応して設けられ、
接続されるバッファメモリ装置のすべてに接続される。
この例では、1階層の分配回路を用いた例を示したが、
分配回路を階層的に用いて、大規模な分配回路を構成す
ることも可能である。
【0206】このようなデータ分配装置4400を用い
ることにより、各入力回線のそれぞれから入力される全
てのデータを、それに接続される全てのバッファメモリ
装置4200−iに分配できる。
【0207】図17のバッファメモリ装置4200−i
には、第1〜第4の実施例で示した装置を利用すること
ができる。
【0208】また、バッファメモリ装置4200−iに
は、シフトレジスタ型アドレス管理方式を用いることも
できる。このシフトレジスタ型アドレス管理方式は、ポ
インタ情報として、記憶装置識別子とそのアドレスの対
を使用し、また、読み出し優先情報として、データに付
加されたヘッダ情報あるいは、ヘッダ情報から抽出され
た情報を用いるものである。
【0209】次に、第6の実施例について説明する。
【0210】この第6の実施例では、第5の実施例にお
いて、入力処理装置部4100−iとバッファメモリ装
置4200−iと出力処理装置4300−iをインタフ
ェース装置として、図19に示すように一つの装置とし
て構成するものである。
【0211】図19に示したインタフェース装置は、入
力データ処理部4110、入力ヘッダ処理部4120、
読み出し制御装置4210、メモリ制御装置4220−
i(i=1〜N)、記憶装置4230−i(i=1〜
N)、データ選択回路4230、出力データ処理部43
10、出力ヘッダ処理部4320、プロセッサ411
0、プロセッサ間通信装置4420で構成されている。
【0212】入力データ処理部4110は、入力された
セルの同期を確立したり、シリアル−パラレル変換など
の入力データのフォーマット変換などを行なう。
【0213】入力ヘッダ処理部4120は、セルに付加
されているヘッダ情報から得られる、内部で用いるルー
ティング情報などを付加したり、セルの統計情報をプロ
セッサへ知らせたり、プロセッサへ向かうセルを抽出
し、プロセッサへ転送したりヘッダ情報を解析すること
によって行なわれる処理をする。処理されたデータは、
データ分配装置へ転送される。
【0214】読み出し制御装置4210と、メモリ制御
装置4220−iと、記憶装置4230−iと、データ
選択回路4230とは、第2の実施例で示したバッファ
メモリ装置を構成する。読み出し制御装置4210は、
プロセッサ4410へも接続され、記憶装置内の統計情
報をプロセッサへ送信したり、あるいは、プロセッサか
らの指示にしたがって、読み出す優先クラス(読み出し
優先情報)の決定を行なったりする。また、記憶装置の
一部をプロセッサ用に割り当て、プロセッサへのセルの
送受信に割り当てる構成も実現できる。
【0215】本発明のバッファメモリ装置をATMスイ
ッチに適用した場合、読み出し優先情報は、例えば、ト
ラヒック制御における通信の品質クラスを指定するセル
のヘッダ内に含まれるCLP(C ell Loss Priority :
セル損失優先表示)等がある。
【0216】出力ヘッダ処理部4320は、データを出
力するときにヘッダの書換えを行なったり、統計情報の
収集を行ない、プロセッサへ転送したり、また、プロセ
ッサから転送されたデータをデータ出力処理部4310
へ転送したりする。
【0217】出力データ処理部4310は、データフォ
ーマットの変換を行なったり、同期パターンの付加を行
なったりする。
【0218】プロセッサ4410は、いろいろなデバイ
スから送られる情報を収集し、それぞれのデバイスの制
御を行なったり、プロセッサ間通信装置4420を介し
て他のプロセッサとの通信を行なったりする。ATMス
イッチとして、例えば、ATMコネクションの設定制御
等も行う。
【0219】このような装置により、出力バッファ型A
TMスイッチを構成することが可能となる。
【0220】次に、第7の実施例について説明する。
【0221】この第7の実施例では、第1〜第4の実施
例で説明したバッファメモリ装置を、光波長多重ネット
ワークに適用した例である。
【0222】図20は、光波長多重ネットワークの構成
例を示したものである。
【0223】図20において、光ネットワークは、N個
のノード5000−i(i=1〜N)とスターカプラ5
600とで構成されている。各ノードは、そのノードに
割り当てられた波長λi でデータをスターカプラ560
0へ送信し、また、スターカプラ5600からネットワ
ークで使用されているすべての波長が混合された光信号
を受信する。また、各ノードに接続された端末あるい
は、下位ネットワークと接続するためのインターフェー
スを備える。
【0224】次に、ノード5000−iの構成について
説明する。
【0225】各ノードは、ノードに接続された端末ある
いは、下位ネットワークと接続するためのインターフェ
ース装置5500−iを備える。インターフェース装置
5500−iは、他のノードと通信するために、光送信
器5200−iへデータを転送する。ここで転送される
データは、例えば、ATMセルの形式で構成される。
【0226】光送信器5200−iは、インターフェー
ス装置5500−iから転送されたデータをノードに割
り当てられた波長の光信号を送信するために、波長λi
光信号に変換し、スターカプラ5600へ転送する。
【0227】スターカプラ5600は、入力されたすべ
ての光信号を混合し、接続されているすべてのノード
へ、波長多重された信号を出力する。
【0228】スターカプラ5600から各ノードへ転送
されたデータは、波長多重された信号を各波長に分解す
るための光分波器5100−iへ入力され、各波長毎に
分解されてそれぞれの波長に対応した光受信器5300
−ij(j=1〜N)へ転送される。
【0229】それぞれの光受信器5300−ijでは、
対応する波長の光信号を電気信号に変換し、バッファメ
モリ装置5400−iへ転送する。
【0230】バッファメモリ装置5400−iは、第1
〜第4の実施例で述べられたバッファメモリ装置、ある
いは、その変形で構成される。
【0231】バッファメモリ装置5400−iでは、そ
れぞれに保持されているデータの中から適当なデータを
選択し、インターフェース装置5500−iへ出力す
る。
【0232】インターフェース装置5500−iは、バ
ッファメモリ装置5400−iから受信した信号を端末
あるいは、下位ネットワークへ転送する。
【0233】本発明のバッファメモリ装置を用いて、こ
のような光通信ネットワークを構築することが可能とな
る。
【0234】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の入力回線を介して入力されるデータを一時記憶す
るバッファメモリへのアクセス動作速度の低速化が図れ
るバッファメモリ装置、および、前記バッファメモリ装
置に対してデータの書込み、読み出しを行う際のアドレ
スを管理するアドレス管理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るバッファメモリ装
置の構成を示したブロック図。
【図2】図1の書込みアドレス生成装置の構成の具体例
を示した図。
【図3】図2のFIFOメモリの動作を説明するための
図。
【図4】図1の書込みアドレス生成装置の構成の他の具
体例を示した図。
【図5】図1の読み出しアドレス生成装置の構成の具体
例を示した図。
【図6】図5の読み出しアドレス生成装置の動作を説明
するための図。
【図7】本発明の第2の実施例に係るバッファメモリ装
置の構成を示したブロック図。
【図8】図7のメモリ制御装置の構成の具体例を示した
図。
【図9】図7の読み出し制御装置の構成の具体例を示し
た図。
【図10】図9のアドレス変換装置におけるアドレス変
換について説明するための図。
【図11】先頭ポインタ、終りポインタの更新方法につ
いて説明するための図。
【図12】本発明の第3の実施例に係るバッファメモリ
装置の構成を示したブロック図。
【図13】本発明の第4の実施例に係るバッファメモリ
装置の構成を示したブロック図。
【図14】図13のメモリ制御装置の構成の具体例を示
した図。
【図15】図13のアドレス生成装置の構成の具体例を
示した図。
【図16】図15のアドレス生成装置の動作について説
明するための図。
【図17】本発明の第5の実施例に係るATMスイッチ
の構成を示したブロック図。
【図18】図17のデータ分配装置の構成の具体例を示
した図。
【図19】本発明の第6の実施例に係るATMスイッチ
の構成を示したブロック図。
【図20】本発明の第7の実施例に係る光通信装置の構
成を示したブロック図。
【図21】従来のバッファメモリ装置の構成を示したブ
ロック図。
【符号の説明】
1100−i…記憶装置、1200−i…書込アドレス
生成装置、1300−i…読み出しアドレス生成装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−164641(JP,A) 特開 平4−276943(JP,A) 特開 平6−224933(JP,A) 特開 平2−117241(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力回線を介して入力される複数の
    情報データを一時記憶する複数のバッファメモリと、前記複数の入力回線を介して入力される情報データを前
    記複数のバッファメモリに均等に分配するよう、前記入
    力回線のそれぞれに前記複数のバッファメモリのうちの
    1つを選択して接続するスイッチと、 前記複数のバッファメモリのそれぞれにおいて前記スイ
    ッチで接続された入力回線を介して入力されたデータを
    書き込む際の書込アドレスを、そのバッファメモリの空
    きアドレスのキューに従って生成する書込アドレス生成
    手段と、 この書込アドレス生成手段で生成された書込アドレスを
    もとに、前記複数のバッファメモリのいずれかから前記
    情報データを読出す際に参照される読出アドレスのキュ
    ーを生成する第1の生成手段と、 前記複数のバッファメモリのいずれかから、そのバッフ
    ァメモリに一時記憶された情報データを読出す際の読出
    アドレスを、前記第1の生成手段で生成された読出アド
    レスのキューに従って読出す読出アドレス読出手段と、 この読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスで
    特定されるバッファメモリから所望の情報データを読出
    す読出手段と、 前記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスに
    対応するバッファメモリの空きアドレスのキューに、前
    記読出アドレスを追加することにより前記空きアドレス
    のキューを生成する第2の生成手段と、 を具備したことを特徴とするバッファメモリ装置。
  2. 【請求項2】複数の入力回線を介して入力される少なく
    とも読み出す際の優先順位を表した読出優先情報を含む
    複数の情報データを一時記憶する複数のバッファメモリ
    と、前記複数の入力回線を介して入力される情報データを前
    記複数のバッファメモリに均等に分配するよう、前記入
    力回線のそれぞれに前記複数のバッファメモリのうちの
    1つを選択して接続するスイッチと、 前記複数のバッファメモリのそれぞれにおいて前記スイ
    ッチで接続された入力 回線を介して入力されたデータを
    書き込む際の書込アドレスを、そのバッファメモリの空
    きアドレスのキューに従って生成する書込アドレス生成
    手段と、 前記複数のバッファメモリのそれぞれに前記情報データ
    を書き込む際、その情報データの前記読出優先情報を抽
    出する抽出手段と、 この抽出手段で抽出された前記読出優先情報に対応し
    て、前記書込アドレス生成手段で生成された書込アドレ
    間を結び付けるポインタ情報により読出アドレスのキ
    ューを生成する第1の生成手段と、前記複数のバッファメモリのいずれかから 情報データを
    読出す際の読出アドレスを、前記優先順位に基づき決定
    された読出優先情報に対応する前記読出アドレスのキュ
    ーに従って読出す読出アドレス読出手段と、 この読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスで
    特定されるバッファメモリから所望の情報データを読出
    す読出手段と、 前記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスで
    特定されるバッファメモリの空きアドレスのキューに、
    当該読出アドレスを追加することにより当該空きアドレ
    スのキューを生成する第2の生成手段と、 を具備したことを特徴とするバッファメモリ装置。
  3. 【請求項3】前記複数のバッファメモリのそれぞれの前
    記空きアドレスのキューは、各バッファメモリの空きア
    ドレス間を結ぶポインタ情報のキューであり、 前記第2の生成手段は、前記空きアドレスのキューに、
    前記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスへ
    のポインタ情報を追加することにより、前記空きアドレ
    スのキューを生成することを特徴とする請求項2記載の
    バッファメモリ装置。
  4. 【請求項4】前記スイッチは、前記複数のバッファメモ
    リのそれぞれに保持されている前記情報データの数を基
    に、前記入力回線に接続する前記バッファメモリを選択
    することを特徴とする請求項1または2記載のバッファ
    メモリ装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチは、前記入力回線に接続する
    前記バッファメモリを乱数に基づき 選択することを特徴
    とする請求項1または2記載のバッファメモリ装置。
  6. 【請求項6】前記複数のバッファメモリの数は前記入力
    回線の数より多く、しかも、当該複数のバッファメモリ
    のうちの少なくとも1つは予備のバッファメモリであ
    り、 前記スイッチは、前記複数のバッファメモリのうちの1
    つが故障したときには、当該故障したバッファメモリの
    代わりに前記予備のバッファメモリを選択して、前記入
    力回線に接続することを特徴とする請求項1または2記
    載のバッファメモリ装置。
  7. 【請求項7】複数の入力回線を介して入力される複数の
    情報データを一時記憶する複数のバッファメモリと、 前記複数の入力回線を介して入力される情報データを前
    記複数のバッファメモリに分配する分配手段と、 前記複数のバッファメモリのそれぞれにおいて、前記分
    配手段で分配された前記情報データを書き込む際の書込
    アドレスを、そのバッファメモリの空きアドレスのキュ
    ーに従って生成する書込アドレス生成手段と、 この書込アドレス生成手段で生成された書込アドレスを
    もとに、前記複数のバッファメモリのいずれかから前記
    情報データを読出す際に参照される読出アドレスのキュ
    ーを生成する第1の生成手段と、 前記複数のバッファメモリのいずれかから前記情報デー
    タを読出す際の読出アドレスを、前記第1の生成手段で
    生成された読出アドレスのキューに従って読出す読出ア
    ドレス読出手段と、 この読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスで
    特定されるバッファメモリから所望の情報データを読出
    す読出手段と、前記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスで
    特定されるバッファメモリから読み出された前記情報デ
    ータを選択して出力する出力手段と、 前記読出アドレス読出手段で読出された読出アドレスに
    対応するバッファメモリの空きアドレスのキューに、前
    記読出アドレスを追加することにより前記空きアドレス
    のキューを生成する第2の生成手段と、 を具備したことを特徴とするバッファメモリ装置。
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