JP3437412B2 - 菌検出器およびその使用方法 - Google Patents
菌検出器およびその使用方法Info
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Description
店,食料品店あるいは家庭において食中毒菌等を検出す
る場合に使用して好適な菌検出器およびその使用方法に
関する。
は必要不可欠なことである。この飲食物の摂取に起因し
て、嘔吐,下痢あるいは腹痛等を伴う食中毒が発生する
ことがあるが、これを予防するために例えば調理器具や
手指を清潔に保つことは勿論のこと、この他種々の予防
対策を講じることは重要なことである。特に、食堂等の
施設においては、大量の飲食物を多数の利用者に供給す
ることから、その重要性は高くなる。
平7−308184号公報に「耐性菌の簡易検知装置」
として開示された菌検出器が採用されている。
おいて、符号1で示す菌検出器は、上部チューブ2と下
部チューブ3とガラスアンプル4と菌採取具5及び乾燥
ディスクチップ6とを備えている。
端部に着脱自在に設けられており、全体が下方に開口す
るプラスチックからなる透明部材によって形成されてい
る。この上部チューブ2内には、菌検出器1内を2室に
区画するような多孔板7が設けられている。
プラスチックからなる透明部材によって形成されてい
る。この下部チューブ3内には、食中毒菌等を培養可能
な空間部8が形成されている。
に基づくpH変化を検出するpH指示薬を含有し菌の培
養に適する培養液9を内封し、上部チューブ2内に収納
されている。
し、他端部が多孔板7に取り付けられている。この菌採
取具5は、全体が空間部8に臨み下部チューブ3の軸線
方向に延在する綿棒によって構成されている。
以外の菌の生育を抑制する抗生物質を含浸するプラスチ
ックチップによって形成されている。
には、次に示すようにして行う。すなわち、先ず上部チ
ューブ2を下部チューブ3から離脱させてチューブ外に
菌採取具5を引き抜き、次いで菌採取具5の菌採取部5
aを検査対象としての調理具等に擦り付けて菌を採取
し、しかる後菌採取具5を下部チューブ3内に挿入して
上部チューブ2を下部チューブ3に装着してから、ガラ
スアンプル破壊用の器具(図示せず)により上部チュー
ブ2の外側からガラスアンプル4を破壊してガラスアン
プル4内の培養液9を下部チューブ3内に放出する。
スクチップ6が培養液9中に浸漬されるため、所定の温
度条件下において所定の時間経過後に培養液9の色変化
を観察する。
た抗生物質によって特定の食中毒菌以外の菌の繁殖が抑
制されるため、特定の食中毒菌が選択的に繁殖すること
になる。
程度に基づき、特定の食中毒菌を検出することができ
る。
出器においては、外装体としての上部チューブ2内にガ
ラスアンプル4を破壊するための器具を備えておらず、
このため使用時に別個にガラスアンプル破壊用の器具を
用意して上部チューブ2の外側からガラスアンプル4を
破壊する必要が生じ、操作性が低下するという問題があ
った。
ンプル4に上部チューブ2を介して外力を加えるもので
あるため、ガラスアンプル4のみを破壊するに必要な外
力より相当大きな外力を上部チューブ2に加える必要が
あった。この結果、ガラスアンプル4のみならず上部チ
ューブ2が破壊し、ガラスアンプル4のガラス破片がチ
ューブ外に飛散して安全性を保証することができないと
いう問題もあった。
もので、使用時に操作部材の移動操作によるワンタッチ
操作で培養物を内封する容器を外装体内の容器割具に当
接させて破壊し、培養物を菌採取具の位置まで移動させ
ることによって、操作性,安全性等に優れた菌検出器お
よびその使用方法の提供を目的とするものである。
め、本発明の請求項1記載の菌検出器は、菌培養用の空
間部を有する有底筒状の第一外装体と、この第一外装体
の開口端部に着脱自在に配設され、前記空間部に挿抜可
能な菌採取具および容器割具を有する高剛性の無底筒状
の第二外装体と、この第二外装体の第一外装体装着側開
口端部と反対側の開口端部に進退可能に取り付けられた
操作部材と、前記第二外装体と前記操作部材からなる空
間部内に収納され、かつ前記操作部材を前記第一外装体
に接近する方向へ押圧して移動させたときに前記空間部
内を移動して前記容器割具によって破壊される容器とを
備え、この容器は、培養変化検出用の指示薬を含有する
培養物を内封し、前記第二外装体内で破壊されたとき
に、前記第一外装体の開口端部から前記培養物を前記第
一外装体内に流し込む構成としてある。したがって、操
作部材を第一外装体と接近する方向に移動操作すると、
容器が容器割具に押し当てられて破壊され、容器中の培
養物が第一外装体の底部に流れ込み菌採取具と接触し、
菌の培養を行う。
検出器において、前記操作部材の嵌合部と、この嵌合部
と嵌合する前記第二外装体の嵌合部とに、それぞれが係
止して前記操作部材が前記第二外装体から抜けないよう
にするための突子を設けた構成としてある。したがっ
て、検出器使用時および非使用時において第二外装体お
よび操作部材の相互離脱が抜け止め用の突子によって阻
止され、また運搬時等において誤って加えた外力によっ
て第二外装体および操作部材の相互離脱が阻止される。
検出器において、第二外装体と操作部材との間に周方向
一部に延在する第一凹溝およびこの第一凹溝に連通しか
つ軸線方向に延在する第二凹溝を設けるとともに、この
第二凹溝および第一凹溝内に移動自在に係合する突子を
設け、この突子の第一凹溝位置から第二凹溝位置への移
動を規制するストッパを第一凹溝と第二凹溝との間に設
けた構成としてある。 したがって、突子がストッパを乗
り越えて第一凹溝から第二凹溝に移動する方向に操作部
材を回転操作した後、さらに第一外装体に接近する方向
に移動操作すると、容器が操作部材の移動方向と同一の
方向に移動し容器割具に当接して破壊される。
を有する有底筒状の第一外装体と、この第一外装体の開
口端部に着脱自在に配設され、前記空間部に挿抜可能な
菌採取具および容器割具を有する高剛性の無底筒状の第
二外装体と、この第二外装体の第一外装体装着側開口端
部と反対側の開口端部に回転自在に螺着された操作部材
と前記第二外装体と前記操作部材からなる空間部内に収
納され、かつ前記操作部材を前記第一外装体に接近する
方向へ回転操作させたときに、前記空間部内を移動して
前記容器割具によって破壊される容器とを備え、この容
器は、培養変化検出用の指示薬を含有する培養物を内封
し、前記第二外装体内で破壊されたときに、前記第一外
装体の開口端部から前記培養物を前記第一外装体内に流
し込む構成としてある。したがって、操作部材を第一外
装体に接近する方向に回転操作すると、操作部材が軸線
方向に移動操作するとともに、容器が操作部材の移動方
向と同一の方向に移動し容器割具に当接して破壊され
る。
ちいずれか一記載の菌検出器において、第二外装体の内
周面に操作部材の移動によって移動する容器が当接する
受部を設け、この受部には容器を容器割具に対する破壊
位置に案内する傾斜面が形成されている構成としてあ
る。したがって、操作部材の移動によって移動する容器
が受部の傾斜面に当接しながら容器割具に対する破壊位
置に確実に案内される。
ちいずれか一記載の菌検出器において、第一外装体の着
脱部と第二外装体の着脱部との間に周方向に延在する複
数の嵌合用凸部を設けた構成としてある。したがって、
第一外装体に対する第二外装体の装着が嵌合用凸部によ
って確実に行われる。
ちいずれか一記載の菌検出器において、第一外装体の着
脱部と第二外装体の着脱部との間に第一外装体の内外を
連通させる空気逃がし用の通路を形成した構成としてあ
る。したがって、空気逃がし用の通路によって第一外装
体の内外が連通し、第一外装体内の空気が空気逃がし用
の通路から第一外装体外に導かれ、第一外装体内が培養
液滴下によって陽圧となることが防止される。
ちいずれか一記載の菌検出器において、操作部材に貫通
孔を設けるとともに、この貫通孔の内側開口面を覆うよ
うなフィルタを設けた構成としてある。したがって、第
二外装体の内外が連通し、第二外装体外の空気がフィル
タを通過して第二外装体内に導かれ、第二外装体内が培
養液滴下に際して陰圧となることが防止される。
〜8のうちいずれか一記載の菌検出器において、操作部
材に容器が固着されている構成としてある。したがっ
て、検出器非使用状態において容器を確実に保持して容
器の脱落が防止される。
菌検出器において、操作部材に対する容器の固着が操作
部材に設けた保持筒によって行われる構成としてある。
したがって、第二外装体の内周面と保持筒の外周面との
密接によって液封が行われる。
請求項1〜10のいずれかに記載の菌検出器の使用方法
であって、 菌を採取した前記菌採取具を前記空間部に挿
入して前記第二外装体を前記第一外装体に装着した後、
前記操作部材を前記第一外装体に接近する方向に移動操
作することにより、予め培養変化検出用の指示薬を含有
する培養物が封入された前記容器を前記容器割具に当接
させて破壊し、前記容器内の培養物を前記菌採取具に接
触させる方法としてある。したがって、操作部材を手で
移動操作するだけで、容器が破壊され、容器内の培養物
が菌採取具に接触する。
図面を参照して説明する。図1(a)および(b)は本
発明の第一実施形態に係る菌検出器における使用前状態
と使用状態を示す断面図、図2は図1(a)のA部分を
拡大して示す断面図である。同図において、符号11で
示す菌検出器は、第一外装体12と第二外装体13と容
器割具14と菌採取具15と操作部材16と容器17と
を備えている。この菌検出器11は、携帯性,保管性を
考慮し、ペンサイズ、すなわち全長および外径がそれぞ
れ135mm以下の寸法と15mm以下の寸法に設定さ
れている。
透明性を有するポリプロピレン等の合成樹脂からなる有
底筒体によって形成されている。この第一外装体12の
透明性によって検出器内における菌培養結果の識別等の
視認が行われる。
2aが形成されており、この空間部12aには特定菌以
外の菌の繁殖を効果的に抑制する特性を有する抗生剤入
りの乾燥ディスクチップ18が収納されている。また、
第一外装体12の開口端部内周面には第二外装体13に
対する着脱部19が設けられており、この着脱部19に
は図2に示すように円周方向に延在する嵌合用凸部19
aが一体に設けられている。
空間部20を有し、第一外装体12の開口端部に着脱自
在に設けられており、各内外径が互いに異なる大小二つ
の筒部13a,13bおよびこれら両筒部13a,13
b間に介在する段差部13cからなる無底筒体によって
形成されている。そして、第二外装体13は、全体が透
明性および高剛性を有するポリスチロール等の合成樹脂
によって形成されている。この第二外装体13の透明性
によって検出器内における培養物初期色および培養物落
下等の視認が行われ、また高剛性によって第2外装体1
2の破壊発生が防止される。
うち大径の筒部13aの開口端部外周面には操作部材1
6に対する嵌合部21が設けられており、この嵌合部2
1には円周方向に延在する抜け止め用の突子21aが一
体に設けられている。また、筒部13aの内周面には、
円周方向に所定の間隔をもって並列し、操作部材16の
移動によって移動する容器17の反装着側端部が当接す
る四つの受部22が段差部13cに跨がって設けられて
いる。
具14に対する破壊位置に案内する傾斜面22aが形成
されている。これにより、操作部材16の移動によって
移動する容器17が傾斜面22aに当接しながら容器割
具14に対する破壊位置に確実に案内される。
外装体12の着脱部19に対応する着脱部23が設けら
れており、この着脱部23には図2に示すように円周方
向に延在する嵌合用凸部23aが一体に設けられてい
る。また、筒部13bには、第二外装体13(筒部13
bと段差部13c)の一部および嵌合用凸部23aを切
り欠くことにより検出器(第一外装体12)内外を連通
させる空気逃がし用の通路23bが形成されている。こ
れにより、第一外装体12内の空気が通路23bを経て
第一外装体12外に導かれ、第一外装体12内が培養液
滴下によって陽圧となることが防止される。
接近する方向に突出する三つの保持片25が一体に設け
られており、これら各保持片25の容器側端部には容器
17内の培養液(後述)を滴下案内する傾斜面25aが
形成されている。
設され、かつ各保持片25の先端部に一体に設けられて
いる。容器割具14には、容器17に向かって突出する
液案内面14A付きの尖鋭部14aおよびこの尖鋭部1
4aの突出方向と反対側に開口する採取具装着用の凹部
14bが設けられている。
軸線上に配設される場合を示したが、筒部13a又は1
3bの内周面一部に保持片25を用いることなく直接配
設してもよく、またその個数は単数に限らず、複数であ
っても差し支えない。
を有し空間部12aに挿抜可能な綿棒からなり、容器割
具14に他端部を凹部14b内に臨ませて取り付けられ
ている。
21に嵌合されており、全体が容器割具14に対して進
退可能なポリエチレン等からなる有頭筒体によって形成
されている。この操作部材16は、種々の色によって成
形することが可能であり、したがって、色の種類と菌の
種類を対応させておけば、操作部材16の色によって本
容器の適用菌種の区別が可能となる。操作部材16の開
口部内周面には嵌合部21に対応する嵌合部26が設け
られており、この嵌合部26には円周方向に延在しかつ
軸線方向に所定の間隔をもって並列する二つの抜け止め
用の突子26a,26bが設けられている。
た突子21aによって、第二外装体13と操作部材16
の相互離脱が阻止される。すなわち、第二外装体13と
操作部材16の相互離脱は、菌検出器11の非使用時に
おいて図1(a)に示すように突子26aと突子21a
によって阻止され、菌検出器11の使用時においては突
子26bと突子21aによって阻止される。また、これ
ら突子21aと突子26a,26bによって、運搬時等
において誤って外力を第二外装体13および操作部材1
6に加えてもこれら両部材13,16の相互離脱が阻止
される。
の偏心位置において第二外装体13の内外に開口する貫
通孔16aが設けられている。この操作部材16には、
貫通孔16aの内側開口面を覆うような疎水性気孔紙と
同等の機能を有するフィルタ27が一体に形成されてい
る。これにより、第二外装体13の内外が連通し、第二
外装体13外の空気が第二外装体13内に導かれるた
め、第二外装体13内が培養液滴下に際して陰圧となる
ことが防止され、容器17からの空間部12aへの培養
液滴下が円滑に行われる。
3の第一外装体装着側開口部と反対側の開口部内に圧入
可能な傾斜面28aをその外周面に有する容器装着用の
保持筒28が一体に設けられている。これにより、第二
外装体13の内周面と保持筒28の外周面が密接して液
封が行われるとともに、菌検出器11の非使用状態にお
いて容器17を確実に保持して容器17の脱落が防止さ
れる。また、保持筒28によって容器17を受部22と
共に確実に保持して所定の破壊位置において破壊し易く
し、この破壊位置以外の位置においては誤動作による破
壊発生が防止される。
有する培養液17aを内封し、操作部材16に一部を保
持筒28内に臨ませ保持されており、全体が容器割具1
4によって破壊可能なガラス製アンプルによって形成さ
れている。そして、容器17は、操作部材16を第一外
装体12に接近する方向に移動操作することにより容器
割具14に当接して破壊するような位置に位置付けられ
ている。すなわち、容器17は、非使用状態において図
1(a)に示すような初期位置に位置付けられ、使用状
態においては操作部材16と共に移動して同図(b)に
示すような破壊位置に位置付けられる。
には、次に示すようにして行う。すなわち、先ず第二外
装体13を第一外装体12から離脱させて空間部12a
(第一外装体12)外に菌採取具15を引き抜き、次い
で菌採取具15の菌採取部15aを検査対象としての調
理具等に擦り付けて菌を採取し、しかる後菌採取具15
を空間部12a(第一外装体12)内に挿入して第二外
装体13を第一外装体12に装着してから、検出器全体
を起立させるようにして片手で第一外装体12および第
二外装体13を把持し、親指等で操作部材16を第一外
装体12に接近する方向に押圧して移動操作する。
子21aから第一外装体側に離間する方向に変位すると
共に、突子26bが突子21aを乗り越えて同じく突子
21aから第一外装体側に離間する方向に嵌合部21a
上を変位する。また、容器17が図1(a)に示す初期
位置から操作部材16の移動動作による移動によって受
部22の傾斜面22aに当接しながら同図(b)に示す
容器破壊位置に案内され、この容器破壊位置において容
器割具14の尖鋭部14aに当接して破壊し、容器17
内の培養液17aを空間部20に放出する。
滴下して保持片25を通過し、空間部12aに流入して
空間部底に貯溜される。これにより、菌採取部15aお
よび乾燥ディスクチップ18が培養液17aに浸漬され
るため、所定の温度条件下において所定の時間経過後に
培養液17aの色変化を観察し、陽性・陰性を確認して
特定の食中毒菌が検出される。
を用いて説明する。図3は本発明の第二実施形態に係る
菌検出器の要部を示す断面図で、同図において図1およ
び図2と同一または同等の部材(部位)については同一
の符号を付し、詳細な説明は省略する。同図において、
符号51で示す菌検出器は、第一外装体12と第二外装
体52と容器割具14と菌採取具15と操作部材53と
容器17とを備えている。
第二外装体13と同様に透明性および高剛性を有するポ
リスチロール等の合成樹脂によって形成されている。第
二外装体52の筒部13aの開口端部内周面には、操作
部材53に対する螺合部としてのねじ部52aが設けら
れている。
螺合部としてのねじ部53aおよび容器17を押圧可能
な押圧面53bを有し、第二外装体52に回転自在に螺
着されている。そして、操作部材53は、容器割具14
に対して進退可能なポリエチレン等からなる鍔付きの円
柱体によって形成されている。
二外装体52内に単に収納されているだけであるが、第
一実施形態と同様に操作部材53に装着するようにして
もよい。
には、次に示すようにして行う。すなわち、第一実施形
態と同様にして菌を採取し、第二外装体52を第一外装
体12に装着した後、操作部材53を第一外装体12に
接近する方向に回転操作する。
して押圧面53bで容器17を押圧し、第一実施形態と
同様に容器17が操作部材53の移動方向と同一の方向
に移動し容器割具14に当接して破壊される。
を用いて説明する。図4は本発明の第三実施形態に係る
菌検出器の要部を示す分解斜視図で、同図において図1
および図2と同一あるいは同等の部材(部位)について
は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。同図にお
いて、符号61で示す菌検出器は、第一外装体12と第
二外装体62と容器割具14(図4に図示せず)と菌採
取具15と操作部材63と容器17とを備えている。
第二外装体13および第二実施形態の第二外装体52と
同様に透明性および高剛性を有するポリスチロール等の
合成樹脂によって形成されている。第二外装体62の筒
部13aの開口端部外周面には、周方向一部に延在する
第一凹溝62aおよびこの第一凹溝62aに連通しかつ
軸線方向に延在する第二凹溝62bが設けられている。
端部外周面には、菌検出器61の非使用状態において操
作部材63の突子(後述)の第一凹溝位置から第二凹溝
位置への移動を規制する弾性変形可能なストッパ62c
が第一凹溝62aと第二凹溝62bとの間に介在して設
けられている。ストッパ62cは、第一凹溝62a内に
臨み、第二凹溝62bの延在方向に突出して形成されて
いる。
3aの開口端部外周面に回動自在に被冠されている。こ
の操作部材63は、第一実施形態の操作部材16と同様
に容器割具14に対して進退可能なポリエチレン等から
なる有頭筒体によって形成されている。
は、円周方向に等間隔をもって並列し、かつ第一凹溝6
2aおよび第二凹溝62b内に移動自在に係合する二つ
の突子63a,63bが一体に設けられている。また、
操作部材63の天井面中央部には、第二外装体62内に
その一部が臨む容器押圧部63cが一体に設けられてい
る。
a,63bを操作部材63に設ける例を示したが、第二
外装体62に設けてもよく、この場合第一凹溝62a,
第二凹溝62bを操作部材63に設ける必要がある。
には、次に示すようにして行う。すなわち、第一実施形
態および第二実施形態と同様にして菌を採取し、第二外
装体62を第一外装体12に装着した後、操作部材63
を第二凹溝62bに向かって第一凹溝62aの延在方向
に回転操作し、さらに第一外装体12に向かって第二凹
溝62bの延在方向に移動操作する。
と、突子63aがストッパ62cを弾性変形させながら
乗り越えて第一凹溝62aから第二凹溝62bに移動す
る。そして、操作部材63を移動操作すると、突子63
aが第二凹溝62bの延在方向に移動し、操作部材63
が第一実施形態および第二実施形態と同様に軸線方向に
移動して容器押圧部63cで容器17を押圧し、この容
器17が操作部材63の移動方向と同一の方向に移動し
容器割具14に当接して破壊される。
ガラス製アンプルからなる場合を示したが、本発明はこ
れに限定されず、外力によって破壊可能な容器であれば
プラスチックからなるものでも各実施形態と同様の効果
を奏する。
に培養液17aを内封して菌検出する例を示したが、こ
れに限定されず、培養粉末を内封しても菌検出すること
が可能である。
外の菌の繁殖を効果的に抑制するために抗生剤入りの乾
燥ディスクチップ18を第1外装体12内に収納する例
を示したが、本発明は例えば培養液17a中に含有させ
ても何等差し支えない。
検出する場合に適用する例を示したが、本発明はこれに
限定されず、他の特定菌を検出する場合にも各実施形態
と同様に適用できることは勿論である。
養変化検出用の指示薬を含有する培養物を内封する容器
は、操作部材を第一外装体に接近する方向に移動操作す
ることにより容器割具に当接して破壊するような位置に
位置付けられているので、操作部材を第一外装体に接近
する方向に移動操作すると、この操作部材の移動方向と
同一の方向に容器が移動し容器割具に当接して破壊さ
れ、容器の培養物が第一外装体に流れ込んで菌採取部と
接触する。
によるワンタッチ操作で培養物を内封する容器を外装体
内の容器割具に当接させて破壊することができるから、
従来のようにガラスアンプル破壊用器具の使用を必要と
せず、操作性を高めることができる。
る容器を外装体内の容器割具に当接させて破壊できるこ
とは、従来のように容器を破壊するに外装体に大きな外
力を加える必要がないから、外装体の破壊発生を防止す
ることができ、安全性を保証することができる。
係る菌検出器における使用前状態と使用状態を示す断面
図である。
る。
示す断面図である。
示す分解斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 菌培養用の空間部を有する有底筒状の第
一外装体と、 この第一外装体の開口端部に着脱自在に配設され、前記
空間部に挿抜可能な菌採取具および容器割具を有する高
剛性の無底筒状の第二外装体と、 この第二外装体の第一外装体装着側開口端部と反対側の
開口端部に進退可能に取り付けられた操作部材と、 前記第二外装体と前記操作部材からなる空間部内に収納
され、かつ前記操作部材を前記第一外装体に接近する方
向へ押圧して移動させたときに前記空間部内を移動して
前記容器割具によって破壊される容器とを備え、 この容器は、培養変化検出用の指示薬を含有する培養物
を内封し、前記第二外装体内で破壊されたときに、前記
第一外装体の開口端部から前記培養物を前記第一外装体
内に流し込むことを特徴とする菌検出器。 - 【請求項2】 前記操作部材の嵌合部と、この嵌合部と
嵌合する前記第二外装体の嵌合部とに、それぞれが係止
して前記操作部材が前記第二外装体から抜けないように
するための突子を設けたことを特徴とする請求項1記載
の菌検出器。 - 【請求項3】 前記第二外装体と前記操作部材との間に
周方向一部に延在する第一凹溝およびこの第一凹溝に連
通しかつ軸線方向に延在する第二凹溝を設けるととも
に、この第二凹溝および前記第一凹溝内に移動自在に係
合する突子を設け、この突子の第一凹溝位置から第二凹
溝位置への移動を規制するストッパを前記第一凹溝と前
記第二凹溝との間に設けたことを特徴とする請求項1記
載の菌検出器。 - 【請求項4】 菌培養用の空間部を有する有底筒状の第
一外装体と、 この第一外装体の開口端部に着脱自在に配設され、前記
空間部に挿抜可能な菌採取具および容器割具を有する高
剛性の無底筒状の第二外装体と、 この第二外装体の第一外装体装着側開口端部と反対側の
開口端部に回転自在に螺着された操作部材と前記第二外
装体と前記操作部材からなる空間部内に収納され、かつ
前記操作部材を前記第一外装体に接近する方向へ回転操
作させたときに、前記空間部内を移動して前記容器割具
によって破壊される容器とを備え、 この容器は、培養変化検出用の指示薬を含有する培養物
を内封し、前記第二外装体内で破壊されたときに、前記
第一外装体の開口端部から前記培養物を前記第一外装体
内に流し込むことを特徴とする菌検出器。 - 【請求項5】 前記第二外装体の内周面に前記操作部材
の移動によって移動する前記容器が当接する受部を設
け、この受部には前記容器を前記容器割具に対する破壊
位置に案内する傾斜面が形成されていることを特徴とす
る請求項1〜4のうちいずれか一記載の菌検出器。 - 【請求項6】 前記第一外装体の着脱部と前記第二外装
体の着脱部との間に周方向に延在する複数の嵌合用凸部
を設けたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか
一記載の菌検出器。 - 【請求項7】 前記第一外装体の着脱部と前記第二外装
体の着脱部との間に前記第一外装体の内外を連通させる
空気逃がし用の通路を形成したことを特徴とする請求項
1〜6のうちいずれか一記載の菌検出器。 - 【請求項8】 前記操作部材に貫通孔を設けるととも
に、この貫通孔の内側開口面を覆うようなフィルタを設
けたことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一記
載の菌検出器。 - 【請求項9】 前記操作部材に前記容器が固着されてい
ることを特徴とする請求項1〜3,5〜8のうちいずれ
か一記載の菌検出器。 - 【請求項10】 前記操作部材に対する前記容器の固着
が、前記操作部材に設けた保持筒を介して行われている
ことを特徴とする請求項9記載の菌検出器。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の菌
検出器の使用方法であって、 菌を採取した前記菌採取具を前記空間部に挿入して前記
第二外装体を前記第一外装体に装着した後、 前記操作部材を前記第一外装体に接近する方向に移動操
作することにより、予め培養変化検出用の指示薬を含有
する培養物が封入された前記容器を前記容器割具に当接
させて破壊し、前記容器内の培養物を前記菌採取具に接
触させることを特徴とする菌検出器の使用方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15674897A JP3437412B2 (ja) | 1996-07-04 | 1997-06-13 | 菌検出器およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-193962 | 1996-07-04 | ||
JP19396296 | 1996-07-04 | ||
JP15674897A JP3437412B2 (ja) | 1996-07-04 | 1997-06-13 | 菌検出器およびその使用方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070974A JPH1070974A (ja) | 1998-03-17 |
JP3437412B2 true JP3437412B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=26484418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15674897A Expired - Fee Related JP3437412B2 (ja) | 1996-07-04 | 1997-06-13 | 菌検出器およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3437412B2 (ja) |
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JP5189480B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-04-24 | コロナ技研工業株式会社 | 菌検出器具 |
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KR102264289B1 (ko) * | 2020-10-15 | 2021-06-15 | 이호진 | 검체 삽입형 진단키트 |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15674897A patent/JP3437412B2/ja not_active Expired - Fee Related
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