JP3435651B2 - プロフェン分離 - Google Patents
プロフェン分離Info
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- JP3435651B2 JP3435651B2 JP51244093A JP51244093A JP3435651B2 JP 3435651 B2 JP3435651 B2 JP 3435651B2 JP 51244093 A JP51244093 A JP 51244093A JP 51244093 A JP51244093 A JP 51244093A JP 3435651 B2 JP3435651 B2 JP 3435651B2
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- salt
- ibuprofen
- alkyl
- substituted
- enantiomer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C51/487—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B57/00—Separation of optically-active compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は、ラセミ体であるか或は所望エナンチオマー
が豊富なエナンチオマー混合物から、芳香族置換されて
いる脂肪族カルボン酸の純粋なエナンチオマーを得る方
法に関する。
が豊富なエナンチオマー混合物から、芳香族置換されて
いる脂肪族カルボン酸の純粋なエナンチオマーを得る方
法に関する。
発明の背景
不斉合成およびラセミ体の分離は、純粋なエナンチオ
マーを工業的に製造する方法を構成している。上記分離
方法には、直接的な選択晶析、ジアステレオマー塩の晶
析およびカイネティック分離などが含まれる。
マーを工業的に製造する方法を構成している。上記分離
方法には、直接的な選択晶析、ジアステレオマー塩の晶
析およびカイネティック分離などが含まれる。
エントレインメント(entrainment)による分離とも
呼ばれている選択晶析は、如何なる高価な光学活性物質
も用いることなく分離が達成されることから、経済的に
より魅力的である。それゆえ、この方法は、例えばα−
メチル−L−ドーパおよびクロラムフェニコールの製造
などにおいて工業的規模で幅広く用いられている。「En
antiomers,Racemates,and Resolutions」、Jacques,
J.、Collet,A.、Wilen,S.H.、J.Wiley & Sons、New
York、1981;Jacques,J.、Leclercq,M.、Brienne,M.J.
「Tetrahedron」、1981、37、1727−1733および米国特
許第4,865,770号参照。これが技術的に可能なのは、2
種エナンチオマー類の結晶の機械的混合物から成る、い
わゆる集塊であるラセミ体を用いた時のみである。不幸
なことには、集塊は全ラセミ体の20%未満のみである。
その残りは、選択晶析(即ちラセミ混合物の過飽和溶液
に1種のエナンチオマーを種晶として加えることによ
る)を用いたのでは分離が不可能な真のラセミ化合物で
ある。集塊はそのラセミ混合物に関する最小の融点を示
す一方、ラセミ化合物は一般に最大融点を示す。選択晶
析の成功は、純粋なエナンチオマーが示す溶解度がその
ラセミ混合物の溶解度よりも低いことに依存している。
呼ばれている選択晶析は、如何なる高価な光学活性物質
も用いることなく分離が達成されることから、経済的に
より魅力的である。それゆえ、この方法は、例えばα−
メチル−L−ドーパおよびクロラムフェニコールの製造
などにおいて工業的規模で幅広く用いられている。「En
antiomers,Racemates,and Resolutions」、Jacques,
J.、Collet,A.、Wilen,S.H.、J.Wiley & Sons、New
York、1981;Jacques,J.、Leclercq,M.、Brienne,M.J.
「Tetrahedron」、1981、37、1727−1733および米国特
許第4,865,770号参照。これが技術的に可能なのは、2
種エナンチオマー類の結晶の機械的混合物から成る、い
わゆる集塊であるラセミ体を用いた時のみである。不幸
なことには、集塊は全ラセミ体の20%未満のみである。
その残りは、選択晶析(即ちラセミ混合物の過飽和溶液
に1種のエナンチオマーを種晶として加えることによ
る)を用いたのでは分離が不可能な真のラセミ化合物で
ある。集塊はそのラセミ混合物に関する最小の融点を示
す一方、ラセミ化合物は一般に最大融点を示す。選択晶
析の成功は、純粋なエナンチオマーが示す溶解度がその
ラセミ混合物の溶解度よりも低いことに依存している。
発明の目的
イブプロフェンはラセミ化合物であり、従って選択晶
析を用いたのではそれの分離を行うことはできない。驚
くべきことに、光学活性物質を全く用いることなく直接
的晶析方法によりラセミイブプロフェンのアキラル(ac
hiral)およびラセミアミン塩を分離することが可能で
あることを見い出し、これが本発明の目的である。
析を用いたのではそれの分離を行うことはできない。驚
くべきことに、光学活性物質を全く用いることなく直接
的晶析方法によりラセミイブプロフェンのアキラル(ac
hiral)およびラセミアミン塩を分離することが可能で
あることを見い出し、これが本発明の目的である。
直接的晶析でエナンチオマーの集塊を分離することが
できる。従って、本発明の1つの目的は、集塊である2
−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸塩を製造す
ることにある。
できる。従って、本発明の1つの目的は、集塊である2
−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸塩を製造す
ることにある。
本発明のさらなる目的は、集塊である2−(4−イソ
ブチルフェニル)プロピオン酸塩のエナンチオマー類を
分離する方法を提供することにある。
ブチルフェニル)プロピオン酸塩のエナンチオマー類を
分離する方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、イブプロフェンの本質的に
純粋なエナンチオマーを入手する方法を提供することに
ある。
純粋なエナンチオマーを入手する方法を提供することに
ある。
本発明の別の目的は、エナンチオマーが豊富なラセミ
イブプロフェンの組成物から、上記本質的に純粋なエナ
ンチオマーを入手することにある。
イブプロフェンの組成物から、上記本質的に純粋なエナ
ンチオマーを入手することにある。
発明の好適な態様
上記定義および本明細書において、アルキルは1から
20個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルを
意味しており、これには例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、
t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
1,1,3,3−テトラメチルブチル、ノニル、デシル、ドデ
シル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルおよ
びエイコシルなどが含まれる。
20個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルを
意味しており、これには例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、
t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
1,1,3,3−テトラメチルブチル、ノニル、デシル、ドデ
シル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルおよ
びエイコシルなどが含まれる。
シクロアルキルは3から7個の炭素原子を有する環状
アルキルを意味しており、これにはシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシ
クロヘプチルなどが含まれる。
アルキルを意味しており、これにはシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシ
クロヘプチルなどが含まれる。
アルケニルは2から8個の炭素原子を有する直鎖もし
くは分枝鎖アルケニルを意味しており、これには例えば
ビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、2
−ブテニル、1,2−ブタンジエニル、2−ペンテニル、
2−ヘキセニルおよびオクテニルなどが含まれる。
くは分枝鎖アルケニルを意味しており、これには例えば
ビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、2
−ブテニル、1,2−ブタンジエニル、2−ペンテニル、
2−ヘキセニルおよびオクテニルなどが含まれる。
アルキニルは2から8個の炭素原子を有する直鎖もし
くは分枝鎖アルキニルを意味しており、これには例えば
エチニル、2−プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘ
キシニル、ヘプチニルおよびオクチニルなどが含まれ
る。
くは分枝鎖アルキニルを意味しており、これには例えば
エチニル、2−プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘ
キシニル、ヘプチニルおよびオクチニルなどが含まれ
る。
置換フェニルおよび置換ナフチルは、ハロゲン(塩
素、臭素、フッ素またはヨウ素)、アミノ、ニトロ、ヒ
ドロキシ、アルキル、アルコキシ[これは1から10個の
炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルコキシを意味
しており、これには例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−
ブトキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチル
オキシ、ノニルオキシおよびドデシルオキシなどが含ま
れる]、ハロアルキル[これは少なくとも1個のハロゲ
ンで置換されている1から8個の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝鎖アルキルを意味しており、これには例え
ばクロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨー
ドメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2−
フルオロエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロ
ピル、3−フルオロプロピル、4−クロロブチル、4−
フルオロブチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、ジ
フルオロメチル、ジヨードメチル、2,2−ジクロロエチ
ル、2,2−ジブロモエチル、2,2−ジフルオロエチル、3,
3−ジクロロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、4,4
−ジクロロブチル、4,4−ジフルオロブチル、トリクロ
ロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ
エチル、2,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチルおよび2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルなどが含まれる]から成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されているフェニルまたはナフ
チルを意味している。
素、臭素、フッ素またはヨウ素)、アミノ、ニトロ、ヒ
ドロキシ、アルキル、アルコキシ[これは1から10個の
炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルコキシを意味
しており、これには例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−
ブトキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチル
オキシ、ノニルオキシおよびドデシルオキシなどが含ま
れる]、ハロアルキル[これは少なくとも1個のハロゲ
ンで置換されている1から8個の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝鎖アルキルを意味しており、これには例え
ばクロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨー
ドメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2−
フルオロエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロ
ピル、3−フルオロプロピル、4−クロロブチル、4−
フルオロブチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、ジ
フルオロメチル、ジヨードメチル、2,2−ジクロロエチ
ル、2,2−ジブロモエチル、2,2−ジフルオロエチル、3,
3−ジクロロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、4,4
−ジクロロブチル、4,4−ジフルオロブチル、トリクロ
ロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ
エチル、2,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチルおよび2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルなどが含まれる]から成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されているフェニルまたはナフ
チルを意味している。
ヘテロアリールは窒素、酸素および硫黄から成る群か
ら選択される少なくとも1個のヘテロ原子を有している
5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘテロ芳香族環を意
味しており、これには例えば2−フリル、3−フリル、
2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリ
ミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ベンズイミダゾ
リル、キノリル、オキサゾリル、チアゾリルおよびイン
ドリルなどが含まれる。
ら選択される少なくとも1個のヘテロ原子を有している
5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘテロ芳香族環を意
味しており、これには例えば2−フリル、3−フリル、
2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリ
ミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ベンズイミダゾ
リル、キノリル、オキサゾリル、チアゾリルおよびイン
ドリルなどが含まれる。
置換ヘテロアリールは、上記ヘテロ芳香族核がハロゲ
ン、アミノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキ
シおよびハロアルキルから成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されている、窒素、酸素および
硫黄から成る群から選択される少なくとも1個のヘテロ
原子を有している5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘ
テロ芳香族環を意味している。
ン、アミノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキ
シおよびハロアルキルから成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されている、窒素、酸素および
硫黄から成る群から選択される少なくとも1個のヘテロ
原子を有している5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘ
テロ芳香族環を意味している。
ハロアルキルは、上に記述した如き少なくとも1個の
ハロゲンで置換されている1から10個の炭素原子を有す
る直鎖もしくは分枝鎖アルキルを意味している。
ハロゲンで置換されている1から10個の炭素原子を有す
る直鎖もしくは分枝鎖アルキルを意味している。
アルコキシアルキルは、そのアルコキシ部分およびア
ルキル部分各々が1から8個の炭素原子を有する直鎖も
しくは分枝鎖部分であることを意味しており、これには
例えばメトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメ
チル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、イソブ
トキシメチル、t−ブトキシメチル、ペンチルオキシメ
チル、ヘキシルオキシメチル、ヘプチルオキシメチル、
オクチルオキシメチル、2−メトキシエチル、2−エト
キシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブトキシエチ
ル、2−ヘキシルオキシエチル、2−オクチルオキシエ
チル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、
3−プロポキシプロピル、3−ブトキシプロピル、3−
ヘキシルオキシプロピル、3−オクチルオキシプロピ
ル、4−メトキシブチル、4−エトキシブチル、4−プ
ロポキシブチル、4−ブトキシブチル、4−ヘキシルオ
キシブチル、4−オクチルオキシブチル、5−メトキシ
ペンチル、5−エトキシペンチル、5−プロポキシペン
チル、5−ブトキシペンチル、5−ペンチルオキシペン
チル、5−ヘキシルオキシペンチル、5−オクチルオキ
シペンチル、6−メトキシヘキシル、6−エトキシヘキ
シル、6−プロポキシヘキシル、6−ブトキシヘキシ
ル、6−ペンチルオキシヘキシル、6−ヘキシルオキシ
ヘキシル、6−オクチルオキシヘキシル、8−メトキシ
オクチル、8−エトキシオクチル、8−ブトキシオクチ
ル、8−ヘキシルオキシオクチルおよび8−オクチルオ
キシオクチルなどが含まれる。
ルキル部分各々が1から8個の炭素原子を有する直鎖も
しくは分枝鎖部分であることを意味しており、これには
例えばメトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメ
チル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、イソブ
トキシメチル、t−ブトキシメチル、ペンチルオキシメ
チル、ヘキシルオキシメチル、ヘプチルオキシメチル、
オクチルオキシメチル、2−メトキシエチル、2−エト
キシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブトキシエチ
ル、2−ヘキシルオキシエチル、2−オクチルオキシエ
チル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、
3−プロポキシプロピル、3−ブトキシプロピル、3−
ヘキシルオキシプロピル、3−オクチルオキシプロピ
ル、4−メトキシブチル、4−エトキシブチル、4−プ
ロポキシブチル、4−ブトキシブチル、4−ヘキシルオ
キシブチル、4−オクチルオキシブチル、5−メトキシ
ペンチル、5−エトキシペンチル、5−プロポキシペン
チル、5−ブトキシペンチル、5−ペンチルオキシペン
チル、5−ヘキシルオキシペンチル、5−オクチルオキ
シペンチル、6−メトキシヘキシル、6−エトキシヘキ
シル、6−プロポキシヘキシル、6−ブトキシヘキシ
ル、6−ペンチルオキシヘキシル、6−ヘキシルオキシ
ヘキシル、6−オクチルオキシヘキシル、8−メトキシ
オクチル、8−エトキシオクチル、8−ブトキシオクチ
ル、8−ヘキシルオキシオクチルおよび8−オクチルオ
キシオクチルなどが含まれる。
アルキルチオアルキルは、そのアルキルチオ部分およ
びアルキル部分各々が1から8個の炭素原子を有する直
鎖もしくは分枝鎖部分であることを意味しており、これ
には例えばメチルチオメチル、エチルチオメチル、プロ
ピルチオメチル、イソプロピルチオメチル、ブチルチオ
メチル、イソブチルチオメチル、t−ブチルチオメチ
ル、ペンチルチオメチル、ヘキシルチオメチル、オクチ
ルチオメチル、2−メチルチオエチル、2−エチルチオ
エチル、2−ブチルチオエチル、2−ヘキシルチオエチ
ル、3−メチルチオプロピル、3−エチルチオプロピ
ル、3−プロピルチオプロピル、3−ブチルチオプロピ
ル、4−メチルチオブチル、4−エチルチオブチル、4
−プロピルチオブチル、4−ブチルチオブチル、6−メ
チルチオヘキシル、6−エチルチオヘキシル、6−ブチ
ルチオヘキシル、8−メチルチオオクチル、8−エチル
チオオクチルおよび8−ブチルチオオクチルなどが含ま
れる。
びアルキル部分各々が1から8個の炭素原子を有する直
鎖もしくは分枝鎖部分であることを意味しており、これ
には例えばメチルチオメチル、エチルチオメチル、プロ
ピルチオメチル、イソプロピルチオメチル、ブチルチオ
メチル、イソブチルチオメチル、t−ブチルチオメチ
ル、ペンチルチオメチル、ヘキシルチオメチル、オクチ
ルチオメチル、2−メチルチオエチル、2−エチルチオ
エチル、2−ブチルチオエチル、2−ヘキシルチオエチ
ル、3−メチルチオプロピル、3−エチルチオプロピ
ル、3−プロピルチオプロピル、3−ブチルチオプロピ
ル、4−メチルチオブチル、4−エチルチオブチル、4
−プロピルチオブチル、4−ブチルチオブチル、6−メ
チルチオヘキシル、6−エチルチオヘキシル、6−ブチ
ルチオヘキシル、8−メチルチオオクチル、8−エチル
チオオクチルおよび8−ブチルチオオクチルなどが含ま
れる。
フェニルアルキルは、そのアルキル部分が1から8個
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルである
ことを意味しており、これには例えばベンジル、2−フ
ェニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニルプロ
ピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、6
−フェニルヘキシルおよび8−フェニルオクチルなどが
含まれる。
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルである
ことを意味しており、これには例えばベンジル、2−フ
ェニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニルプロ
ピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、6
−フェニルヘキシルおよび8−フェニルオクチルなどが
含まれる。
置換フェニルアルキルは、そのフェニル核がハロゲ
ン、アミノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキ
シおよびハロアルキルから成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されている上記フェニルアルキ
ルを意味している。
ン、アミノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキ
シおよびハロアルキルから成る群から選択される少なく
とも1個の置換基で置換されている上記フェニルアルキ
ルを意味している。
ヘテロアリールアルキルは、そのヘテロアリール部分
が窒素、酸素および硫黄から成る群から選択される少な
くとも1個のヘテロ原子を有している5員から10員のモ
ノ−もしくは縮合ヘテロ芳香族環でありそしてそのアル
キル部分が1から8個の炭素原子を有する直鎖もしくは
分枝鎖アルキルであることを意味しており、これには例
えばフルフリル、3−フリルメチル、2−テニル、3−
テニル、2−、3−もしくは4−ピリジルメチル、ピラ
ゾリルメチル、1−イミダゾリルメチル、ピリミジニル
メチル、ベンズイミダゾリルメチル、2−(2−フリ
ル)エチル、2−(2−チエニル)エチル、2−(2−
ピリジル)エチル、2−(1−イミダゾリル)エチル、
3−(2−フリル)プロピル、3−(2−チエニル)プ
ロピル、3−(2−ピリジル)プロピル、4−(2−フ
リル)ブチル、4−(2−チエニル)ブチルおよび4−
(2−ピリジル)ブチルなどが含まれる。
が窒素、酸素および硫黄から成る群から選択される少な
くとも1個のヘテロ原子を有している5員から10員のモ
ノ−もしくは縮合ヘテロ芳香族環でありそしてそのアル
キル部分が1から8個の炭素原子を有する直鎖もしくは
分枝鎖アルキルであることを意味しており、これには例
えばフルフリル、3−フリルメチル、2−テニル、3−
テニル、2−、3−もしくは4−ピリジルメチル、ピラ
ゾリルメチル、1−イミダゾリルメチル、ピリミジニル
メチル、ベンズイミダゾリルメチル、2−(2−フリ
ル)エチル、2−(2−チエニル)エチル、2−(2−
ピリジル)エチル、2−(1−イミダゾリル)エチル、
3−(2−フリル)プロピル、3−(2−チエニル)プ
ロピル、3−(2−ピリジル)プロピル、4−(2−フ
リル)ブチル、4−(2−チエニル)ブチルおよび4−
(2−ピリジル)ブチルなどが含まれる。
置換ヘテロアリールアルキルは、その置換ヘテロアリ
ール部分のヘテロアリール核がハロゲン、アミノ、ニト
ロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシおよびハロアル
キルから成る群から選択される少なくとも1個の置換基
で置換されている、上述した如き、窒素、酸素および硫
黄から成る群から選択される少なくとも1個のヘテロ原
子を有している5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘテ
ロ芳香族環でありそしてそのアルキル部分が1から8個
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルである
ことを意味している。
ール部分のヘテロアリール核がハロゲン、アミノ、ニト
ロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシおよびハロアル
キルから成る群から選択される少なくとも1個の置換基
で置換されている、上述した如き、窒素、酸素および硫
黄から成る群から選択される少なくとも1個のヘテロ原
子を有している5員から10員のモノ−もしくは縮合ヘテ
ロ芳香族環でありそしてそのアルキル部分が1から8個
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルである
ことを意味している。
シクロアルキルアルキルは、そのシクロアルキル部分
が3から7個の炭素原子を有する環状アルキルでありそ
してそのアルキル部分が1から8個の炭素原子を有する
直鎖もしくは分枝鎖アルキルであることを意味してお
り、これには例えばシクロプロピルメチル、シクロブチ
ルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、2−シクロプロピルエチ
ル、2−シクロペンチルエチル、2−シクロヘキシルエ
チル、3−シクロプロピルプロピル、3−シクロペンチ
ルプロピル、3−シクロヘキシルプロピル、4−シクロ
プロピルブチル、4−シクロペンチルブチル、4−シク
ロヘキシルブチル、6−シクロプロピルヘキシルおよび
6−シクロヘキシルヘキシルなどが含まれる。
が3から7個の炭素原子を有する環状アルキルでありそ
してそのアルキル部分が1から8個の炭素原子を有する
直鎖もしくは分枝鎖アルキルであることを意味してお
り、これには例えばシクロプロピルメチル、シクロブチ
ルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、2−シクロプロピルエチ
ル、2−シクロペンチルエチル、2−シクロヘキシルエ
チル、3−シクロプロピルプロピル、3−シクロペンチ
ルプロピル、3−シクロヘキシルプロピル、4−シクロ
プロピルブチル、4−シクロペンチルブチル、4−シク
ロヘキシルブチル、6−シクロプロピルヘキシルおよび
6−シクロヘキシルヘキシルなどが含まれる。
脂肪族カルボン酸のラセミ混合物を不活性溶媒の中に
溶解させることを通して、本発明の目的を達成する。こ
の混合物の本質的に全部に対して反応性を示さずそして
それを溶かす如何なる溶媒も許容され得る。従って、種
々の脂肪族炭化水素溶媒、例えばヘキサン、ヘプタンお
よびオクタンなど、芳香族炭化水素溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンなど、並びにアルコール溶
媒、例えばメタノール、エタノールおよび1−プロピル
アルコールなどが上記溶媒として有効性を示す。これら
の溶媒の混合物も用いられ得る。特に好適なものは脂肪
族炭化水素溶媒、特にヘキサンである。
溶解させることを通して、本発明の目的を達成する。こ
の混合物の本質的に全部に対して反応性を示さずそして
それを溶かす如何なる溶媒も許容され得る。従って、種
々の脂肪族炭化水素溶媒、例えばヘキサン、ヘプタンお
よびオクタンなど、芳香族炭化水素溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンなど、並びにアルコール溶
媒、例えばメタノール、エタノールおよび1−プロピル
アルコールなどが上記溶媒として有効性を示す。これら
の溶媒の混合物も用いられ得る。特に好適なものは脂肪
族炭化水素溶媒、特にヘキサンである。
上記溶媒を用いて、該脂肪族カルボン酸のラセミ混合
物とアキラルもしくはラセミアミンとの反応生成物を溶
解させる。これらの2つの材料が反応してカルボン酸塩
を生じる。しかしながら、適当なアミンを用いると、分
離可能な集塊が生じる。この塩基を適当に選択すること
が重要である、と言うのは、その反応生成物である塩は
下記の特性を示す必要があるからである: i)個々のエナンチオマー塩の各々が示す赤外スペクト
ルと集塊塩が示す赤外スペクトルとが重複性を示す(su
perposable); ii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す融点が、その
集塊塩が示す融点よりも高い; iii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す溶解度が、
その同じ溶媒内でその集塊塩が示す溶解度よりも低い。
物とアキラルもしくはラセミアミンとの反応生成物を溶
解させる。これらの2つの材料が反応してカルボン酸塩
を生じる。しかしながら、適当なアミンを用いると、分
離可能な集塊が生じる。この塩基を適当に選択すること
が重要である、と言うのは、その反応生成物である塩は
下記の特性を示す必要があるからである: i)個々のエナンチオマー塩の各々が示す赤外スペクト
ルと集塊塩が示す赤外スペクトルとが重複性を示す(su
perposable); ii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す融点が、その
集塊塩が示す融点よりも高い; iii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す溶解度が、
その同じ溶媒内でその集塊塩が示す溶解度よりも低い。
分離可能なエナンチオマー塩を生じさせる目的で用い
る有機塩基は式RmNHnで表され、ここで、mは1から3
の整数であり、nは0から2の整数であり、そしてRは
アルキル、フェニル、ナフチル、置換フェニル、置換ナ
フチル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘ
テロアリール、置換ヘテロアリール、アルコキシアルキ
ルおよびアルキルチオアルキルである。
る有機塩基は式RmNHnで表され、ここで、mは1から3
の整数であり、nは0から2の整数であり、そしてRは
アルキル、フェニル、ナフチル、置換フェニル、置換ナ
フチル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘ
テロアリール、置換ヘテロアリール、アルコキシアルキ
ルおよびアルキルチオアルキルである。
好適には、この有機塩基は、mが1でありそしてRが
C1−C12アルキル、フェニル、C2−C6アルケニル、C2−C
6アルキニル、C5−C8シクロアルキル、C5−C7ヘテロア
リール、C1−C6アルコキシアルキルおよびC1−C6アルキ
ルチオアルキルである塩基である。
C1−C12アルキル、フェニル、C2−C6アルケニル、C2−C
6アルキニル、C5−C8シクロアルキル、C5−C7ヘテロア
リール、C1−C6アルコキシアルキルおよびC1−C6アルキ
ルチオアルキルである塩基である。
最も好適には、この有機塩基は、mが1でありそして
Rがプロピル、オクチル、ブチルなどである塩基であ
る。
Rがプロピル、オクチル、ブチルなどである塩基であ
る。
本発明で用いる脂肪族カルボン酸は、式
で表されるカルボン酸であり、ここで、R1は水素または
アルキルであり、そしてR2、R3およびR4は、独立して異
なり、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、
アルキニル、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換
ナフチル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ハロ
アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキ
ル、フェニルアルキル、置換フェニルアルキル、ヘテロ
アルキルアルキル、置換ヘテロアルキルアルキルまたは
シクロアルキルアルキルである。
アルキルであり、そしてR2、R3およびR4は、独立して異
なり、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、
アルキニル、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換
ナフチル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ハロ
アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキ
ル、フェニルアルキル、置換フェニルアルキル、ヘテロ
アルキルアルキル、置換ヘテロアルキルアルキルまたは
シクロアルキルアルキルである。
式Iで表される好適な化合物は、R1が水素またはC1−
C6線状もしくは分枝アルキルでありそしてR2、R3および
R4が独立して異なり水素またはC1−C6線状もしくは分枝
アルキル、例えばメチルまたはエチルなど;アラルキ
ル、例えばベンジルなど;シクロアルキル、例えばシク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシルなど;アルキル置換シクロアルキル、例えばメチ
ルシクロヘキシルなど;C6−C10アリール、例えば未置換
のフェニルまたは例えばメチル、ジメチル、ブチル、特
にイソブチルで置換されているフェニルまたはC1−C4ア
ルキルチオ、C1−C4アルコキシ、シアノまたはハロ、例
えばフルオロもしくはクロロなどで置換されているフェ
ニルなど;C1−C6線状もしくは分枝アルコキシ、例えば
フェノキシまたは例えばメチル、ジメチル、ブチルまた
はイソブチルで置換されているフェノキシまたはC1−C4
アルキルチオ、C1−C4アルコキシ、シアノまたはハロで
置換されているフェノキシ;C1−C6アルキルチオ、例え
ばメチルチオなど;C2−C8シクロアルキルチオ;C6−C10
アリールチオ;C6−C10アリールカルボニル、例えばベン
ゾイルなど;C4−C8シクロアルケニル、例えばシクロヘ
キセニルなど;トリフルオロメチル;ハロ、例えばフル
オロまたはクロロなど;C4−C5ヘテロアリール、例えば
フリル、ピロリル、チエニルなど;或はC10−C14アリー
ル、例えばナフチルまたはメチルの如きC1−C4アルキ
ル、エトキシの如きC1−C4アルコキシまたはハロで置換
されているナフチルなど;或は未置換のビフェニルまた
はメチルまたはハロ、特にフルオロで置換されているビ
フェニルなどである、化合物である。
C6線状もしくは分枝アルキルでありそしてR2、R3および
R4が独立して異なり水素またはC1−C6線状もしくは分枝
アルキル、例えばメチルまたはエチルなど;アラルキ
ル、例えばベンジルなど;シクロアルキル、例えばシク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシルなど;アルキル置換シクロアルキル、例えばメチ
ルシクロヘキシルなど;C6−C10アリール、例えば未置換
のフェニルまたは例えばメチル、ジメチル、ブチル、特
にイソブチルで置換されているフェニルまたはC1−C4ア
ルキルチオ、C1−C4アルコキシ、シアノまたはハロ、例
えばフルオロもしくはクロロなどで置換されているフェ
ニルなど;C1−C6線状もしくは分枝アルコキシ、例えば
フェノキシまたは例えばメチル、ジメチル、ブチルまた
はイソブチルで置換されているフェノキシまたはC1−C4
アルキルチオ、C1−C4アルコキシ、シアノまたはハロで
置換されているフェノキシ;C1−C6アルキルチオ、例え
ばメチルチオなど;C2−C8シクロアルキルチオ;C6−C10
アリールチオ;C6−C10アリールカルボニル、例えばベン
ゾイルなど;C4−C8シクロアルケニル、例えばシクロヘ
キセニルなど;トリフルオロメチル;ハロ、例えばフル
オロまたはクロロなど;C4−C5ヘテロアリール、例えば
フリル、ピロリル、チエニルなど;或はC10−C14アリー
ル、例えばナフチルまたはメチルの如きC1−C4アルキ
ル、エトキシの如きC1−C4アルコキシまたはハロで置換
されているナフチルなど;或は未置換のビフェニルまた
はメチルまたはハロ、特にフルオロで置換されているビ
フェニルなどである、化合物である。
式Iで表される最も好適な化合物は、式
で表される化合物であり、ここで、R1、R2およびR3は上
に定義したのと同じであり、そしてR5とR6は、C1−C4線
状もしくは分枝アルキル、C1−C4線状もしくは分枝アル
コキシまたはハロである。
に定義したのと同じであり、そしてR5とR6は、C1−C4線
状もしくは分枝アルキル、C1−C4線状もしくは分枝アル
コキシまたはハロである。
この改良方法は、特に2−(4−イソブチルフェニ
ル)プロピオン酸に適用可能であり、特別には、S
(+)異性体が豊富なものを得るに適用可能である。
ル)プロピオン酸に適用可能であり、特別には、S
(+)異性体が豊富なものを得るに適用可能である。
ラセミ混合物[(+)と(−)、即ち右旋性と左旋性
形態の両方が入っている混合物]またはこれらのカルボ
ン酸のエナンチオマーの1つを豊富に含んでいる混合物
の過飽和塩溶液を用い、所望エナンチオマーの塩を種晶
として加えることにより、この方法を実施する。この方
法それ自身はこれらの立体異性体の1つの形態をもう1
つの形態に変換するものでなく、単にラセミ混合物から
上記形態を分離するものであると理解されるべきであ
る。直接的晶析で純粋な塩を得るが、高い光学純度を有
するエナンチオマー生成物を得るに必要とされる晶析回
数は最小限である(通常2回より多くない)。
形態の両方が入っている混合物]またはこれらのカルボ
ン酸のエナンチオマーの1つを豊富に含んでいる混合物
の過飽和塩溶液を用い、所望エナンチオマーの塩を種晶
として加えることにより、この方法を実施する。この方
法それ自身はこれらの立体異性体の1つの形態をもう1
つの形態に変換するものでなく、単にラセミ混合物から
上記形態を分離するものであると理解されるべきであ
る。直接的晶析で純粋な塩を得るが、高い光学純度を有
するエナンチオマー生成物を得るに必要とされる晶析回
数は最小限である(通常2回より多くない)。
本発明の方法で得られる精製塩を、何らかの通常手段
を用いて更に処理することにより、それらの遊離脂肪族
カルボン酸を生じさせることができる。例えば、希鉱酸
で上記塩の加水分解を行いそして適切な有機溶媒で抽出
を行うことにより、精製された脂肪族カルボン酸が得ら
れる。適切な溶媒を用いたさらなる抽出および晶析によ
り、その純度を更に高めることができる。従って、光学
活性を示すアミンを用いることのない分離で、この光学
的に純粋な酸を入手する。
を用いて更に処理することにより、それらの遊離脂肪族
カルボン酸を生じさせることができる。例えば、希鉱酸
で上記塩の加水分解を行いそして適切な有機溶媒で抽出
を行うことにより、精製された脂肪族カルボン酸が得ら
れる。適切な溶媒を用いたさらなる抽出および晶析によ
り、その純度を更に高めることができる。従って、光学
活性を示すアミンを用いることのない分離で、この光学
的に純粋な酸を入手する。
本発明の方法は特にラセミ混合物からエナンチオマー
S−もしくは(+)−成分への経済的変換に適合してい
ることを特記する。(勿論、R成分が所望される成分で
ある可能性があり、この場合、下記の考案を逆転させて
適用すべきである)。本発明の方法は、本質的に、S−
エナンチオマーが豊富な固体状沈澱物を与えるものであ
る。この沈澱した塩からの所望カルボン酸であるS−エ
ナンチオマーの遊離は、例えば希鉱酸を用いるか或はこ
のような性質を示す塩の加水分解を生じさせることが通
常に知られている他の何らかの無機もしくは有機酸を用
いて、上記塩を酸性にすることによって容易に達成され
る。
S−もしくは(+)−成分への経済的変換に適合してい
ることを特記する。(勿論、R成分が所望される成分で
ある可能性があり、この場合、下記の考案を逆転させて
適用すべきである)。本発明の方法は、本質的に、S−
エナンチオマーが豊富な固体状沈澱物を与えるものであ
る。この沈澱した塩からの所望カルボン酸であるS−エ
ナンチオマーの遊離は、例えば希鉱酸を用いるか或はこ
のような性質を示す塩の加水分解を生じさせることが通
常に知られている他の何らかの無機もしくは有機酸を用
いて、上記塩を酸性にすることによって容易に達成され
る。
実施例
以下の実施例は本発明を説明する目的で示すものであ
り、本発明を制限するものとして意図したものでない。
り、本発明を制限するものとして意図したものでない。
一般:
キラルAGP(α−糖蛋白質)カラムが用いられているH
PLCにより、イブプロフェンの光学純度測定を行った。
ジエチルエーテル、ヘキサンまたは石油エーテルの中に
入っているイブプロフェン溶液を該アミン溶液で処理し
た後、その沈澱物を濾過で単離することにより、塩の製
造を行った。
PLCにより、イブプロフェンの光学純度測定を行った。
ジエチルエーテル、ヘキサンまたは石油エーテルの中に
入っているイブプロフェン溶液を該アミン溶液で処理し
た後、その沈澱物を濾過で単離することにより、塩の製
造を行った。
実施例1
オクチルアミン塩の分離
Sの光学純度が58%からイブプロフェン(12g、58ミ
リモル)を、50−60℃のヘキサン250mLの中に溶解させ
た。n−オクチルアミン(7.5g、58ミリモル)を加えた
後、蒸発させることによって溶媒を約100mL除去した。
この溶液を30℃にまで冷却し、光学的に純粋なS(+)
−イブプロフェン塩の数mgを種晶として加えた後、撹拌
した。その沈澱物を濾過し、石油エーテルで洗浄するこ
とにより、85%S−イブプロフェン−オクチルアミン塩
が4.4g得られた。この塩の再結晶化を25mLのヘキサン中
で行い、再び純粋なS−イブプロフェン塩の種晶を加え
ることで、Sのエナンチオマー純度が97%であるイブプ
ロフェン塩を1.4g回収した。
リモル)を、50−60℃のヘキサン250mLの中に溶解させ
た。n−オクチルアミン(7.5g、58ミリモル)を加えた
後、蒸発させることによって溶媒を約100mL除去した。
この溶液を30℃にまで冷却し、光学的に純粋なS(+)
−イブプロフェン塩の数mgを種晶として加えた後、撹拌
した。その沈澱物を濾過し、石油エーテルで洗浄するこ
とにより、85%S−イブプロフェン−オクチルアミン塩
が4.4g得られた。この塩の再結晶化を25mLのヘキサン中
で行い、再び純粋なS−イブプロフェン塩の種晶を加え
ることで、Sのエナンチオマー純度が97%であるイブプ
ロフェン塩を1.4g回収した。
実施例2
イソプロピルアミン塩の分離
62%S−イブプロフェンのイソプロピルアミン塩(6.
8g)を、約50℃のイソプロパノール100mLの中に溶解さ
せた。この溶液を38℃にまで冷却し、純粋なS−イブプ
ロフェン塩の5mgを種晶として加えた後、45分間撹拌し
た。その沈澱した固体を濾過で単離することにより、90
%S−イブプロフェンの塩が得られた;収量=2.6g。
8g)を、約50℃のイソプロパノール100mLの中に溶解さ
せた。この溶液を38℃にまで冷却し、純粋なS−イブプ
ロフェン塩の5mgを種晶として加えた後、45分間撹拌し
た。その沈澱した固体を濾過で単離することにより、90
%S−イブプロフェンの塩が得られた;収量=2.6g。
実施例3
n−アミルアミン塩の分離
59%S−イブプロフェンのn−アミルアミン塩の1g
を、約50℃のヘキサン20mLの中に溶解させた後、0−5
℃にまで冷却した。この溶液に、純粋なS−イブプロフ
ェン塩の数mgを種晶として加えた後、30分間撹拌した。
その沈澱した固体を濾過で単離することにより、88%S
−イブプロフェン塩が0.3g得られた。
を、約50℃のヘキサン20mLの中に溶解させた後、0−5
℃にまで冷却した。この溶液に、純粋なS−イブプロフ
ェン塩の数mgを種晶として加えた後、30分間撹拌した。
その沈澱した固体を濾過で単離することにより、88%S
−イブプロフェン塩が0.3g得られた。
実施例4
n−プロピルアミン塩の分離
a)65%S−イブプロフェンのn−プロピルアミン塩の
1gを、55℃のヘキサン50mLの中に溶解させた。この溶液
を35℃にまで冷却し、純粋なS−イブプロフェン−プロ
ピルアミン塩の5mgを種晶として加えた後、30分間放置
して結晶化させた。その沈澱物を濾過することにより、
80%S−イブプロフェン塩が0.38g回収された。
1gを、55℃のヘキサン50mLの中に溶解させた。この溶液
を35℃にまで冷却し、純粋なS−イブプロフェン−プロ
ピルアミン塩の5mgを種晶として加えた後、30分間放置
して結晶化させた。その沈澱物を濾過することにより、
80%S−イブプロフェン塩が0.38g回収された。
b)63%S−イブプロフェンから得られるn−プロピル
アミンのアミン塩(3.4g)を、60℃のヘキサンの中に溶
解させた。この溶液を45−50℃にまで冷却し、純粋なS
−イブプロフェン塩の9mgを種晶として加えた後、35℃
で撹拌した。その結晶化した塩を濾過することにより、
87%S−イブプロフェン塩を1.4g単離した。
アミンのアミン塩(3.4g)を、60℃のヘキサンの中に溶
解させた。この溶液を45−50℃にまで冷却し、純粋なS
−イブプロフェン塩の9mgを種晶として加えた後、35℃
で撹拌した。その結晶化した塩を濾過することにより、
87%S−イブプロフェン塩を1.4g単離した。
実施例5
t−ブチルアミン塩の分離
63%S−イブプロフェンのt−ブチルアミン塩(370m
g)を、50℃で、35mLのイソプロパノールと10mLのメタ
ノールの中に溶解させた。この溶液を25℃にまで冷却
し、純粋なS−イブプロフェン塩の3mgを種晶として加
えた後、撹拌し、濾過した。94%S−イブプロフェン塩
を20mg回収した。
g)を、50℃で、35mLのイソプロパノールと10mLのメタ
ノールの中に溶解させた。この溶液を25℃にまで冷却
し、純粋なS−イブプロフェン塩の3mgを種晶として加
えた後、撹拌し、濾過した。94%S−イブプロフェン塩
を20mg回収した。
実施例6
ラセミα−メチルベンジルアミン塩の分離
70℃のイソプロパノール60mLの中にラセミイブプロフ
ェンのR,S−α−メチルベンジルアミン塩を4.5gそして
S−イブプロフェン塩を0.5g溶解させた後、この溶液を
40℃に冷却することによって、過飽和溶液が得られた。
この溶液に、純粋なS−イブプロフェン塩の16mgを種晶
として加えた後、30℃で撹拌した。その沈澱物を濾過し
た後、10mLのアセトンおよび30mLのエーテルで洗浄する
ことにより、62%S−イブプロフェン塩を2.6g回収し
た。この塩のサンプル2.2gを30mLの熱イソプロパノール
に溶解させた後、室温にまで冷却することによって、こ
れの再結晶化を行った。74%S−イブプロフェンを1.3g
単離した。
ェンのR,S−α−メチルベンジルアミン塩を4.5gそして
S−イブプロフェン塩を0.5g溶解させた後、この溶液を
40℃に冷却することによって、過飽和溶液が得られた。
この溶液に、純粋なS−イブプロフェン塩の16mgを種晶
として加えた後、30℃で撹拌した。その沈澱物を濾過し
た後、10mLのアセトンおよび30mLのエーテルで洗浄する
ことにより、62%S−イブプロフェン塩を2.6g回収し
た。この塩のサンプル2.2gを30mLの熱イソプロパノール
に溶解させた後、室温にまで冷却することによって、こ
れの再結晶化を行った。74%S−イブプロフェンを1.3g
単離した。
その再結晶化させた塩のアミン部分を遊離させた結
果、驚くべきことに、旋光分析により、これは光学活性
を示すことが確認された(68%S)。興味の持たれるこ
とには、イブプロフェンの分離を行う結果として、ラセ
ミα−メチルベンジルアミンの分離が一緒に生じた。
果、驚くべきことに、旋光分析により、これは光学活性
を示すことが確認された(68%S)。興味の持たれるこ
とには、イブプロフェンの分離を行う結果として、ラセ
ミα−メチルベンジルアミンの分離が一緒に生じた。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07C 51/487
C07C 57/30
CA(STN)
Claims (10)
- 【請求項1】ラセミ混合物から2−(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオン酸のエナンチオマー類を分離する方
法であって、式RmNHn(ここで、mは整数1であり、n
は整数2であり、そしてRがC1−C12アルキル、フェニ
ル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C5−C8シク
ロアルキル、C5−C7ヘテロアリール、C1−C6アルコキシ
アルキル、C1−C6アルキルチオアルキルまたはα−メチ
ルベンジルである)を有するアキラルまたはラセミアミ
ンと反応させることによって前記ラセミ混合物の集塊第
一アミン塩の過飽和溶液を生じさせた後、所望のエナン
チオマーのアミン塩を種晶として加えることにより前記
過飽和溶液からエナンチオマー第一アミン塩の一方を沈
殿させること、を含んで成り、ここで、前記集塊塩は複
数のエナンチオマー塩の混合物であり、かつ、 i)個々のエナンチオマー塩の各々が示す赤外スペクト
ルと集塊塩が示す赤外スペクトルとが重複性を示す; ii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す融点が、その
集塊塩が示す融点よりも高い;そして iii)個々のエナンチオマー塩の各々が示す溶解度が、
その同じ溶媒内でその集塊塩が示す溶解度よりも低い特
性を有するものである、ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】前記溶液の溶媒が脂肪族炭化水素溶媒であ
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記脂肪族炭化水素溶媒がヘキサンであ
る、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】Rがプロピル、オクチルまたはブチルであ
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】Rがn−オクチルである、請求項1記載の
方法。 - 【請求項6】Rがイソプロピルである、請求項1記載の
方法。 - 【請求項7】Rがn−アミルである、請求項1記載の方
法。 - 【請求項8】Rがn−プロピルである、請求項1記載の
方法。 - 【請求項9】Rがt−ブチルである、請求項1記載の方
法。 - 【請求項10】Rがα−メチルベンジルである、請求項
1記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US823,367 | 1992-01-21 | ||
US07/823,367 US5302751A (en) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | Profen resolution |
PCT/US1992/010579 WO1993014056A1 (en) | 1992-01-21 | 1992-12-08 | Profen resolution |
Publications (2)
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