JP3434992B2 - コネクタの嵌合装置 - Google Patents

コネクタの嵌合装置

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JP3434992B2
JP3434992B2 JP29284596A JP29284596A JP3434992B2 JP 3434992 B2 JP3434992 B2 JP 3434992B2 JP 29284596 A JP29284596 A JP 29284596A JP 29284596 A JP29284596 A JP 29284596A JP 3434992 B2 JP3434992 B2 JP 3434992B2
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誠久 樫山
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムを用いて雄コ
ネクタと雌コネクタとを嵌合させるコネクタの嵌合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−56084号公報に図4と図
5に示すようなコネクタの接続検出装置が記載されてい
る。
【0003】この接続検出装置が用いられているコネク
タの嵌合装置は、雄型コネクタ1と雌型コネクタ3の各
端子を嵌合させるものであって、雌型コネクタ3には梃
子部材5が回動自在に取り付けられており、雄型コネク
タ1には突起7が形成されている。梃子部材5にはカム
溝9が設けられ、このカム溝9には突起7を係合させる
ための切り欠き11が設けられている。
【0004】カム溝9は、梃子部材5の回動に伴って、
カム溝9と突起7との係合点から梃子部材5の回動中心
点13までの距離が変化することにより、梃子部材5の
回動方向により突起7を回動中心点13側へ引き寄せた
り、突起7を回動中心点13から遠ざける力(以下「カ
ムスラスト力」という)を発生させる。
【0005】各コネクタ1、3の嵌合は、図4の破線の
矢印15のように、突起7を切り欠き11からカム溝9
に係合させた後、図5の矢印17の方向に梃子部材5を
回動操作すると、突起7を回動中心点13側へ引き寄せ
るカムスラスト力により、突起7を介して雄型コネクタ
1が雌型コネクタ3側に引き込まれ、各端子が嵌合す
る。
【0006】又、図5の状態から梃子部材5を引き起こ
せば、反対方向のカムスラスト力によって各コネクタ
1、3の嵌合が解除される。
【0007】多数の端子を収納したコネクタを嵌合させ
るには大きな嵌合力が必要であり、嵌合を解除するには
大きな引き抜き力が必要であるが、このように、カムス
ラスト力を用い、更に、梃子部材5による梃子の倍力機
能を利用することによって、コネクタ1、3の嵌合と嵌
合解除とを小さな操作力で容易に行うことができる。
【0008】各コネクタ1、3は単体で搬送され、その
後、車両などの実装箇所で嵌合させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、雌型コネクタ
3を搬送する間、雌型端子が開口している端子ひろい間
口19は、カバ−で保護しないと、外力を受けて破損す
る恐れがある。破損を防止するためにはある程度の強度
が必要であり、端子ひろい間口19の各端子開口の間の
壁を薄くすることができない。従って、雌型端子のピッ
チ間隔を狭くすることができず、コネクタの小型化に限
界がある。
【0010】又、雌型コネクタ3の裏面からは多数の雌
型端子に接続された電線群が引き出されているから、こ
の面にもカバ−を取り付けて、電線群の方向を一方向に
規制する必要がある。
【0011】このように、従来例では、2種類のカバ−
が必要であり、部品点数が多く、組み立てにも時間が掛
かるから、それだけコスト高である。
【0012】本発明は、上記の事情を考慮し、部品点数
が少なく、コネクタの嵌合が容易で、低コストであり、
コネクタの保護機能を有するコネクタの嵌合装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雄型
端子を収容した雌型コネクタと、雌型端子を収容した雄
型コネクタと、切り欠きを有するカム溝が形成され回動
操作される梃子部材と、前記カム溝と該カム溝に係合す
る係合部とからなり前記カム溝と係合部の係合点から前
記梃子部材の回動中心までの距離が前記梃子部材の回動
に伴って変化するカムとを備え、前記梃子部材の回動操
作によって前記雌コネクタと前記雄コネクタが嵌合し前
記雌型端子と前記雄型端子とが嵌合するコネクタの嵌合
装置であって、前記梃子部材を前記雄コネクタ又は雌コ
ネクタのいずれか一方の電線引出し側に回動操作可能に
設けると共に回動方向に開口を形成し、前記電線引出し
側に回動操作すると前記梃子部材によって前記電線引出
し側が保護されると共に、前記梃子部材の回動操作に伴
い、電線が開口側に屈曲して配索方向が規制され前記開
口から外部に引き出されることを特徴とする。
【0014】このように、請求項1のコネクタの嵌合装
置では、梃子部材の回動操作による倍力機能を利用して
カムを作動させることにより、雄型コネクタと雌型コネ
クタの嵌合と嵌合解除とを極めて小さな操作力で容易に
行うことができる。
【0015】又、雌型コネクタ又は雄型コネクタのいず
れか一方側に設けられた梃子部材を電線引出し側に回動
操作可能にしたことにより、梃子部材を電線引出し側に
回動操作すると、梃子部材によって電線引出し側が保護
されると共に、梃子部材の回動に伴って電線が開口側に
屈曲し、配索方向が規制され、開口から外部に引き出さ
れる。
【0016】こうして、梃子部材が単機能である従来例
と異なって、雌型コネクタの電線引出し側を保護するた
めのカバ−が不要になって部品点数が減少すると共に、
このカバ−を取り付ける作業工数も不要になり、それだ
けコストが低減される。
【0017】更に、上記のように、梃子部材を回動する
だけの操作で電線の配索方向を規制することができ、有
利である。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記梃子部材をカバーにして前記雌型コネクタ
側に配置し、前記カバーが、前記雌型コネクタの端子ひ
ろい間口側に回動操作可能であり、端子ひろい間口側に
回動操作すると、カバーによって端子ひろい間口側が保
護されることを特徴とし、請求項1の構成と同等の効果
を得る。
【0019】これに加えて、カバ−を端子ひろい間口側
へ回動操作可能にしたことによって、カバ−を端子ひろ
い間口側に回動操作すると、端子ひろい間口側がカバ−
によって保護される。
【0020】このように、カバ−が端子ひろい間口側を
保護するから、梃子部材が単機能である従来例と異なっ
て、端子ひろい間口を保護するためのカバ−が不要にな
り、部品点数が減少すると共に、このカバ−を取り付け
る作業工数も不要になり、それだけコストが低減され
る。
【0021】更に、搬送中は、端子ひろい間口側がカバ
−によって保護されるから、外力を受けて破損する恐れ
がない。従って、端子ひろい間口の各端子開口の間の壁
を薄くして、雌型端子のピッチ間隔を狭くすることが可
能になり、それに伴って雄型コネクタの小型化も可能に
なる。
【0022】こうして、狭い箇所への配置が可能にな
り、有利である。
【0023】請求項3の発明は、請求項2に記載のコネ
クタの嵌合装置であって、コネクタとカバ−との間に、
カバ−が電線引出し側に回動操作されたとき、及び又
は、カバ−が端子ひろい間口側に回動操作されたとき
に、カバ−をこれらの位置に保持するロック機構を設け
たことを特徴とし、請求項1又は請求項2の構成と同等
の効果を得る。
【0024】これに加えて、電線引出し側に回動操作さ
れたカバ−をこの位置に保持するロック機構を設けたこ
とにより、屈曲している電線の反力を受けても、カバ−
が電線引出し側から移動することがなく、電線引出し側
を保護する機能と電線の方向を規制する機能とが正常に
保たれる。
【0025】又、端子ひろい間口側の回動位置にカバ−
を保持するロック機構を設けたことにより、雌型コネク
タの搬送中にカバ−が端子ひろい間口側から移動するこ
とがなく、端子ひろい間口を保護する機能が正常に保た
れる。
【0026】請求項4の発明は、請求項又は請求項
に記載のコネクタの嵌合装置であって、カバ−に設けた
孔と雌型コネクタ側の突起との係合によってカバ−と雌
型コネクタとの連結が行われると共に、このカバ−の孔
を長孔にすることにより、カバ−と雌型コネクタの各側
面が接触する位置までカバ−をスライド可能にしたこと
を特徴とし、請求項1乃至請求項3の構成と同等の効果
を得る。
【0027】これに加えて、雌型コネクタ側の突起と係
合するカバ−の孔を長孔にしカバ−をスライド可能にし
たから、電線引出し側に回動された状態、あるいは、端
子ひろい間口側に回動操作された状態で、カバ−と雌型
コネクタの各側面が接触する位置までカバ−をスライド
させれば、カバ−を回動不能にするロック機能が得ら
れ、これらの位置にカバ−を保持するロック機構が不要
になり、それだけ低コストで実施できる。
【0028】又、カバ−を反対側にスライドさせれば、
回動中のカバ−とコネクタとの干渉が防止される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2によって本発明
の第1実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、
2、3の特徴を備えている。なお、以下の説明の中で符
号のない部材は図示されていない。
【0030】図1のように、この実施形態の嵌合装置2
1は、カバ−23の回動操作によって雄型コネクタ25
と雌型コネクタ27とを嵌合させる。
【0031】雄型コネクタ25には多数の雌型端子が収
納されており、各端子に接続された電線群29が一側か
ら引き出されている。その反対側は端子ひろい間口31
であり、雌型端子の開口33が設けられている。
【0032】カバ−23はプラスチックで作られてお
り、適度な可撓性が与えられている。カバ−23には基
部35が互いに対向して設けられており、各基部35に
は丸孔37が形成されている。又、雄型コネクタ25に
は上面と下面にそれぞれ突起39が設けられている。カ
バ−23はこれらの突起39と丸孔37との係合によっ
て雄型コネクタ25に回動自在に連結されている。
【0033】カバ−23は、図2のように、端子ひろい
間口31側に回動可能であり、又、電線群29の引き出
し側に回動可能である。カバ−23には、電線群29の
引き出し側への回動方向に、開口41が設けられてい
る。
【0034】カバ−23の各基部35には弧状のカム溝
43が形成されており、各カム溝43には切り欠き45
が設けられている。
【0035】一方、雌型コネクタ27には突起47(係
合部:カム)が設けられており、図1の破線の矢印のよ
うに、この突起47は切り欠き45からカム溝43に係
合させることができる。
【0036】このカム溝43は、カバ−23が図1の矢
印49の方向に回動すると、カム溝43と突起47の係
合点からカバ−23の回動中心点(突起39)までの距
離が変化し、突起47を突起39側へ引き寄せる力(以
下「カムスラスト力」という)によって、突起47が突
起39側へ引き寄せられる。
【0037】従って、雌型コネクタ27の突起47を切
り欠き45からカム溝43に係合させた後、カバ−23
を矢印49の方向に回動操作すると、上記カムスラスト
力により突起47を介して雌型コネクタ27が雄型コネ
クタ25の方に引き込まれ、各端子が嵌合する。
【0038】又、カバ−23を矢印49と逆方向に回動
操作すると、反対方向のカムスラスト力(突起47を突
起39から遠ざける力)によってコネクタ25、27の
嵌合が解除される。
【0039】又、実装場所への搬送は、図2のように、
カバ−23を端子ひろい間口31側に回動させた状態で
行う。
【0040】カバ−23の基部35には角孔51が設け
られており、雄型コネクタ25の上面と下面には角孔5
1に係合する突起53が設けられ、角孔51と突起53
とでロック機構を構成している。カバ−23を端子ひろ
い間口31側に回動すると、突起53が角孔51に係合
してロック機構が働き、カバ−23をこの位置に保持す
る。
【0041】このように、端子ひろい間口31は搬送の
間カバ−23によって保護されるから、外力を受けて破
損する恐れがない。
【0042】又、カバ−23の開口41側には角孔5
5、55が設けられ、雄型コネクタ25の上面と下面に
は角孔55に係合する突起57が設けられており、角孔
55と突起57とでロック機構を構成している。
【0043】カバ−23を電線群29の引き出し側へ回
動すると、突起57が角孔55に係合してロック機構が
働き、カバ−23をこの位置に保持する。
【0044】カバ−23を電線群29の引き出し側へ回
動することによって電線引出し側が保護されると共に、
カバ−23の回動によって電線群29が屈曲して開口4
1から外部に引き出され、電線群29の配索方向が一方
向に規制される。
【0045】こうして、第1実施形態の嵌合装置21が
構成されている。
【0046】上記のように、この嵌合装置21は、カム
(43、47)のスラスト力を用い、更に、このカムス
ラスト力をカバ−23の回動による梃子の倍力機能で増
幅するから、雄型コネクタ25と雌型コネクタ27との
嵌合と嵌合解除とを極めて小さな操作力で容易に行うこ
とができる。
【0047】又、梃子部材が単機能である従来例と異な
り、梃子部材をカバ−23にしたことによって、雄型コ
ネクタ25の電線引き出し側を保護するためのカバ−が
不要になり、部品点数が減ると共に、このカバ−を取り
付ける手間も省略され、それだけコストが低減される。
【0048】又、上記のように、カバ−23を回動する
だけで電線の配索方向を一方向に規制することができ
る。
【0049】更に、搬送中は、カバ−23で端子ひろい
間口31が保護されるから、梃子部材が単機能である従
来例と異なって、端子ひろい間口31を保護するための
カバ−が不要になり、部品点数が減ると共に、このカバ
−を取り付ける手間も省略され、それだけコストが低減
される。
【0050】又、このように、端子ひろい間口31が搬
送中に破損する恐れがないから、端子開口33の間の壁
を薄くしても強度的な問題は生じない。
【0051】従って、雌型端子のピッチ間隔を狭くする
ことが可能になり、雄型コネクタ25の小型化が可能に
なる。更に、それに伴って雌型コネクタ27の小型化も
可能になるから、実装時の配置スペ−スが小さくなって
有利である。
【0052】これに加えて、カバ−23を電線引出し側
に保持するロック機構(55、57)を設けたことによ
り、カバ−23によって屈曲されている電線の反力を受
けてカバ−23が電線引出し側から移動してしまうこと
が防止されるから、電線引出し側を保護する機能と電線
の方向を規制する機能とが正常に保たれる。
【0053】更に、カバ−23を端子ひろい間口31側
に保持するロック機構(51、53)を設けたことによ
り、雄型コネクタ25の搬送中にカバ−23が端子ひろ
い間口31から移動してしまうことが防止され、端子ひ
ろい間口31を保護する機能が正常に保たれる。
【0054】次に、図3によって本発明の第2実施形態
を説明する。この実施形態は請求項1、2、4の特徴を
備えている。なお、以下の説明の中で符号のない部材は
図示されていない。
【0055】この実施形態の嵌合装置59では、カバ−
23の各基部35に長孔61が形成されており、雄型コ
ネクタ25の上面と下面に設けられた突起39と長孔6
1との係合によって、カバ−23は雄型コネクタ25に
回動自在に連結されている。
【0056】又、突起39との係合を長孔61で行って
いるから、カバ−23は長孔61の方向に沿ってスライ
ド可能である。
【0057】カバ−23の回動操作は、突起39が長孔
61の矢印65で示す位置に来るようにカバ−23をス
ライドさせた状態で行う。こうすることにより、コネク
タ25、27と干渉せずに、カバ−23を回動させるこ
とができる。
【0058】第1実施形態と同様に、実装場所へ搬送す
るときは、雄型コネクタ25の端子ひろい間口31側に
カバ−23を回動して保護する。
【0059】又、雌型コネクタ27の突起47を切り欠
き45からカム溝43に係合させた状態で、カバ−23
を図3の位置まで回動操作すると、カムスラスト力によ
って雌型コネクタ27が雄型コネクタ25側に引き込ま
れ、各端子が嵌合する。
【0060】又、カバ−23をこのように回動操作する
と、電線群29が屈曲し配索方向が開口41側に規制さ
れて、外部に引き出される。
【0061】各コネクタ25、27を嵌合させた後、カ
バ−23を矢印63の方向に移動させ、カバ−23の側
23aと雄型コネクタ25の側壁67とを接触させる
と、カバ−23を回動不能にするロック機能が得られ、
カバ−23がこの位置に保持される。
【0062】このロック機能が屈曲している電線群29
の反力を受けるから、カバ−23が電線引出し側から動
いてしまうことが防止され、電線引出し側を保護し電線
の方向を規制する機能が正常に保たれる。
【0063】又、実装場所への搬送時も、カバ−23を
スライドさせて側壁23aを雄型コネクタ25の側壁
に接触させておけば、カバ−23をこの位置に保持す
るロック機能が得られ、端子ひろい間口31の保護機能
が正常に保たれる。
【0064】こうして、第2実施形態の嵌合装置59が
構成されている。
【0065】この嵌合装置59は、第1実施形態の嵌合
装置21と同様に、各コネクタ25、27の嵌合と嵌合
解除とを極めて小さな操作力で容易に行うことができる
と共に、カバ−23を梃子部材にしたことによって、雄
型コネクタ25の電線引き出し側及び端子ひろい間口3
1側を保護するための2種類のカバ−が不要になり、部
品点数、各カバ−取り付け工数、コストが大きく低減さ
れる。
【0066】又、カバ−23を回動するだけで電線の配
索方向を一方向に規制できる。
【0067】更に、搬送中の、端子ひろい間口31の破
損が防止されるから、雌型端子のピッチ間隔を狭くして
雄型コネクタ25を小型にすることが可能になり、これ
に伴って雌型コネクタ27の小型化も可能になる。
【0068】これに加えて、長孔61によりカバ−23
をスライド可能にし、ロック機能を与えたから、カバ−
23を電線引出し側及び端子ひろい間口31側に保持す
るロック機構が不要になり、コストが更に低減される。
【0069】
【発明の効果】請求項1のコネクタの嵌合装置では、上
記のように、梃子部材の回動操作による倍力機能を利用
してカムを作動させることによって、雄型コネクタと雌
型コネクタの嵌合と嵌合解除とを極めて小さな操作力で
容易に行うことができる。
【0070】又、梃子部材を例えば雌型コネクタの電線
引出し側へ回動可能にしたことによって、電線引出し側
が保護されると共に、梃子部材を回動させるだけで電線
の配索方向を規制できる。
【0071】また、梃子部材が単機能である従来例と異
なって、電線引出し側を保護するためのカバ−が不要で
あり、部品点数と、このカバ−を取り付ける作業工数
と、コストとが低減される。
【0072】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、端子ひろい間口側がカバ−によっ
て保護されるから、従来例と異なり、端子ひろい間口を
保護するためのカバ−が不要であり、部品点数と、この
カバ−を取り付ける作業工数と、コストとが低減され
る。
【0073】更に、搬送中は端子ひろい間口の破損が防
止されるから、雌型端子のピッチ間隔を狭くして雌型コ
ネクタを小型にすることが可能になり、それに伴って雄
型コネクタの小型化も可能になる。
【0074】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の構成と同等の効果を得ると共に、屈曲している電線の
反力を受けても、ロック機構によってカバ−が電線引出
し側に保持されるから、電線引出し側を保護する機能と
電線の方向を規制する機能とが正常に保たれる。
【0075】又、ロック機構によってカバ−が端子ひろ
い間口側に保持されるから、搬送中に端子ひろい間口を
保護する機能が正常に保たれる。
【0076】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の構成と同等の効果を得ると共に、カバ−を雌型コネク
タの各側面と接触するまでスライドさせるとによって、
カバ−を電線引出し側及び端子ひろい間口側に保持する
ロック機能が得られるから、これらの位置にカバ−を保
持するロック機構が不要になり、それだけ低コストに実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の嵌合装置を示す斜視図
である。
【図2】第1実施形態において、カバ−を雌型コネクタ
の端子ひろい間口側に回動した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態の嵌合装置を示す斜視図
であり、カバ−を雌型コネクタの電線引出し側に回動操
作し、雌型コネクタと雄型コネクタとを嵌合させた状態
を示す。
【図4】従来例の側面図であり、雌型コネクタと雄型コ
ネクタとを嵌合させる前の状態を示す。
【図5】従来例の側面図であり、雌型コネクタと雄型コ
ネクタとを嵌合させた後の状態を示す。
【符号の説明】
21、59 コネクタの嵌合装置 23 カバ−23a カバーの側壁 25 雄型コネクタ 27 雌型コネクタ 31 端子ひろい間口 39 雄型コネクタの突起 41 カバ−の開口 43 カム溝(カム) 45 カム溝の切り欠き 47 雌型コネクタの突起(係合部:カム) 51、55 角孔(ロック機構) 53、57 突起(ロック機構) 67、69 雄型コネクタの側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−180930(JP,A) 特開 平9−180813(JP,A) 特開 平10−134887(JP,A) 実開 昭62−149173(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/56 H01R 13/629 H01R 24/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄型端子を収容した雌型コネクタと、雌
    型端子を収容した雄型コネクタと、切り欠きを有するカ
    ム溝が形成され回動操作される梃子部材と、前記カム溝
    と該カム溝に係合する係合部とからなり前記カム溝と係
    合部の係合点から前記梃子部材の回動中心までの距離が
    前記梃子部材の回動に伴って変化するカムとを備え、前
    記梃子部材の回動操作によって前記雌コネクタと前記雄
    コネクタが嵌合し前記雌型端子と前記雄型端子とが嵌合
    するコネクタの嵌合装置であって、前記梃子部材を前記
    雄コネクタ又は雌コネクタのいずれか一方の電線引出し
    側に回動操作可能に設けると共に回動方向に開口を形成
    し、前記電線引出し側に回動操作すると前記梃子部材に
    よって前記電線引出し側が保護されると共に、前記梃子
    部材の回動操作に伴い、電線が開口側に屈曲して配索方
    向が規制され前記開口から外部に引き出されることを特
    徴とするコネクタの嵌合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記梃子
    部材をカバーにして前記雌型コネクタ側に配置し、前記
    カバーが、前記雌型コネクタの端子ひろい間口側に回動
    操作可能であり、端子ひろい間口側に回動操作すると、
    カバーによって端子ひろい間口側が保護されることを特
    徴とするコネクタの嵌合装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明であって、前記雌
    型コネクタ又は前記雄型コネクタのいずれか一方のコネ
    クタとカバ−との間に、カバ−が電線引出し側に回動操
    作されたとき、及び又は、カバ−が端子ひろい間口側に
    回動操作されたときに、カバ−をこれらの位置に保持す
    るロック機構を設けたことを特徴とするコネクタの嵌合
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の発明であ
    って、前記カバ−に設けた孔と雌型コネクタ側の突起と
    の係合によってカバ−と雌型コネクタとの連結が行われ
    ると共に、このカバ−の孔を長孔にすることにより、カ
    バ−と雌型コネクタの各側面が接触する位置までカバ−
    をスライド可能にしたことを特徴とするコネクタの嵌合
    装置。
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