JP3434847B2 - オートホワイトバランス装置 - Google Patents

オートホワイトバランス装置

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JP3434847B2
JP3434847B2 JP06771593A JP6771593A JP3434847B2 JP 3434847 B2 JP3434847 B2 JP 3434847B2 JP 06771593 A JP06771593 A JP 06771593A JP 6771593 A JP6771593 A JP 6771593A JP 3434847 B2 JP3434847 B2 JP 3434847B2
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謙二 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートホワイトバランス
装置に関し、ホワイトバランス制御を高速化したり、撮
影状況に応じてホワイトバランス制御の動作状態を変化
できるよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラでは、白い被写体を撮影し
たときに白い再生画像が得られるようにホワイトバラン
スの制御をしている。ホワイトバランスの制御は、カメ
ラの赤信号回路と青信号回路の利得の調整を、緑信号を
基準として行う。
【0003】オートホワイトバランス(AWB)回路の
中で画像積分形のオートホワイトバランス回路では、撮
像画面全体の色信号成分を積分すると、無彩色になると
いう知見をもとに制御をしている。
【0004】画像積分形のオートホワイトバランス回路
では、色信号成分を積分していくが、このとき、画面全
体の色信号を全て取り込んで積分する全画面積分タイプ
と、画面を複数のエリアに分け、各エリア毎に色信号を
取り込んで積分する分割画面積分タイプがある。
【0005】ここで図3を参照して分割画面積分タイプ
の概要を説明する。図3に示すように画面は例えば20
(=5×4)エリアに分割されている(各エリアを示す
のに符号a1〜a20を付している。なお、実際には精
度をあげるために分割数は多いが説明を簡単にするため
20分割の例を挙げて説明する。)。そして第1の垂直
走査期間(以下「V期間」と略す)ではエリアa1の信
号成分を積分して積分値i1を得、第2のV期間ではエ
リアa2の信号成分を積分して積分値i2を得、以下同
様にして1V期間毎に各エリアa3,a4,a5…の積
分演算を続け、第20のV期間ではエリアa20の積分
値i20を得る。そして積分値i1〜i20のうち略白
となるデータを選択し、選択したデータ群を用いて被写
体の色温度を検出し、ホワイトバランス制御をしてい
る。このように略白となるエリアのデータを選択してホ
ワイトバランス制御をしているので、一般に分割画面積
分タイプは全画面積分タイプに比べ精度が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで本発明を組み
込んだビデオカメラに搭載しているICの積分器では1
V期間(=1フィールド期間)に1回しか積分演算がで
きない。このため分割画面積分タイプのオートホワイト
バランスでは、1回のホワイトバランス制御をするの
に、「1V期間×分割エリア数」の時間がかかり、色温
度の急激な変化に追従できないという問題があった。な
お全画面積分タイプでは、ホワイトバランス制御をする
ためのデータ演算は、1V期間でできる。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、分割画面
積分タイプであっても、制御周期を短かくして追従性を
向上させたオートホワイトバランス装置を提供すること
を目的とする。
【0008】また本発明は、高精度という長所を有する
分割画面積分タイプの動作と、高速性という長所を有す
る全画面積分タイプの動作を、撮影画像の状況に応じて
自動的に切り替えるオートホワイトバランス装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のオートホワイトバランス装置は、撮像画像に応じた
画像信号が入力されると共に、撮像画面を多数のエリア
に分割し1つのエリアに入る画像信号を1フィールド期
間かけて出力でき、且つ画像信号を出力することのでき
る1つのエリアを1フィールド期間周期で順次シフトさ
せていく画面分割手段と、画面分割手段から出力される
画像信号を積分して積分値を1フィールド期間毎に出力
する積分手段と、積分手段から出力される積分値を基
に、画像信号を出力しているエリアの画像の平均が略白
となるかどうか判定し、略白と判定したときの積分値に
応じたホワイトバランス制御信号を出力すると共に、画
面分割手段のエリア分割数を指令する制御手段と、前記
制御手段から出力されたホワイトバランス制御信号に応
じて原色信号のレベルを調整してホワイトバランス制御
をするホワイトバランス回路と、を備えたオートホワイ
トバランス装置であって、前記制御手段は、分割された
多数のエリアを、隣接するエリアどうしが分かれるよう
に複数のパターンに振り分け、1つのパターンに振り分
けられたエリアから信号を順次出力してから、他のパタ
ーンに振り分けられたエリアから信号を順次出力すると
いう動作を繰り返すよう、前記画面分割手段に指令を出
す機能を有すると共に、各パターンにおいて当該パター
ンのすべてのエリアの画像信号が出力される時点で、当
該パターンのエリアの画像信号を基にして得たホワイト
バランス制御信号を出力することを特徴とする。
【0011】また上記課題を解決する本発明のオートホ
ワイトバランス装置は、撮像画像に応じた画像信号が入
力されると共に、撮像画面を多数のエリアに分割し1つ
のエリアに入る画像信号を1フィールド期間かけて出力
でき、且つ画像信号を出力することのできる1つのエリ
アを1フィールド期間周期で順次シフトさせていく画面
分割モードと、1画面に入った全ての画像信号を1フィ
ールド期間で出力する全画面モードとを有する画面分割
手段と、画面分割手段から出力される画像信号を積分し
て積分値を1フィールド期間毎に出力する積分手段と、
積分手段から出力される積分値を基に、画像信号を出力
している画面の画像の平均が略白となるかどうか判定
し、略白と判定したときの積分値に応じたホワイトバラ
ンス制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段から
出力されたホワイトバランス制御信号に応じて原色信号
のレベルを調整してホワイトバランス制御をするホワイ
トバランス回路と、を備えたオートホワイトバランス装
置であって、前記制御手段は、撮影当初では全画面モー
ドを選び、全画面モードでホワイトバランス制御してい
るときに画像の平均が略白となったら画面分割モードに
移し、画面分割モードでホワイトバランス制御している
ときに略白と判定されるエリア数が所定値よりも少なく
なったら全画面モードに戻るよう、前記画面分割手段に
指令を出すことを特徴とする。この場合、画面分割モー
ドに入ったときに、前記制御手段は、分割された多数の
エリアを、隣接するエリアどうしが分かれるように複数
のパターンに振り分け、1つのパターンに振り分けられ
たエリアから信号を順次出力してから、他のパターンに
振り分けられたエリアから信号を順次出力するという動
作を繰り返すよう、前記画面分割手段に指令を出すと共
に、各パターンにおいて当該パターンのすべてのエリア
の画像信号が出力される時点で、当該パターンのエリア
の画像信号を基にして得たホワイトバランス制御信号を
出力することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1の発明では、エリアを2つのパターン
に分け、各パターンでの信号処理が終った時点でホワイ
トバランス制御をする。請求項2,3の発明では、撮像
対象の色温度の状況に応じ高精度な画面分割モードと、
高速な全画面モードとを切り替える。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0015】図1は本発明を組み込んだビデオカメラの
撮像系を示す回路図である。同図に示すようにレンズ1
により形成された光学像がCCD3の受光面に結像さ
れ、CCD3からは撮像信号Sが出力される。撮像信号
Sは、サンプルホールド及びAGC回路5にてサンプル
ホールド処理及びゲイン調整され、更にA/Dコンバー
タ7によりデジタル信号に変換されてから、信号処理回
路部9の輝度信号処理回路11及び色分離回路13と、
色分離回路15に入力される。
【0016】輝度信号処理回路11は、信号処理により
デジタルの輝度信号DYを作って出力し、この輝度信号
DYはD/Aコンバータ17によりアナログの輝度信号
Yに変換されて出力される。色分離回路13は、信号処
理により三種の原色信号R,G,Bを作って出力する。
原色信号R,G,Bは、ホワイトバランス制御信号R
cont,Bcontに応じホワイトバランス回路19にてホワ
イトバランス制御(ゲイン調整)され、ホワイトバラン
ス制御された原色信号R,G,Bは色信号処理回路21
により信号処理されてデジタルの色信号DCとなる。こ
の色信号DCは、D/Aコンバータ23によりアナログ
の色信号Cに変換されて出力される。
【0017】前記色分離回路15は信号処理をしてデジ
タルの輝度信号Y及び色合成信号C r ,Cb を出力す
る。この色分離回路15の後段には、画面分割回路2
5,積分器27及びマイクロコンピュータ29が接続さ
れている。マイクロコンピュータ29は、マトリクス演
算部31,略白判定部33,加算平均部35,制御値演
算部37及び画面分割制御部39を有している。
【0018】画面分割回路25は、画面分割制御部39
から全画面指令を受けているときには、1V期間に全画
面の信号Y,Cr ,Cb を出力し、分割画面指令を受け
ているときには、1V期間に1つの分割エリア内にある
信号Y,Cr ,Cb のみを出力する。積分器27は、積
分処理をし、輝度信号Yを積分した輝度積分値IYと、
色合成信号Cr ,Cb をそれぞれ積分した色合成積分値
ICr ,ICb を出力する。
【0019】マイクロコンピュータ29のマトリクス演
算部31は、マトリクス処理をして、積分値IY,IC
r ,ICb から緑積分値IGを赤積分値IR,青積分値
IBを求め、更に積分値IGに対する積分値IRの比I
R/IGと、積分値IGに対する積分値IBの比IB/
IGを求める。
【0020】略白判定部33は、比IR/IGと比IB
/IGの値を基に、信号を取り出した分割エリアの画像
が略白であるかどうかを判定する。この判定は次のよう
にして行う。まず略白判定部33には、図2に示すよう
な黒体放射近似曲線CBL及びオートホワイトバランス
の追従範囲A1が設定されている。黒体放射近似曲線C
BLは、色温度の異なる光源の下で「白色」の被写体を
撮像し、この撮像信号における原色信号R,G,Bの各
々の信号レベルの積分値の比IR/IG,IB/IGの
相関関係を求めることによって得られる。黒体放射近似
曲線CBLの上下には適切なホワイトバランスを行うた
めの追従範囲A1が設けられており、比IR/IG,I
B/IGが追従範囲A1に入ったときに、信号を取り出
したエリアの画像が略白であると判定する。そして略白
であると判定されたエリアから得た信号の比IR/I
G,IB/IGのみが加算平均部35に入力される。
【0021】加算平均部35は、略白と判定された比I
R/IG,IB/IGを加算平均し、加算平均値AIR
/AIG,AIB/AIGを出力する。制御値演算部3
7は、加算平均値AIR/AIG,AIB/AIGを基
に、最適なホワイトバランス制御ができるホワイトバラ
ンス制御信号Rcont,Bcontを出力する。このホワイト
バランス制御信号Rcont,Bcontを用いホワイトバラン
ス回路19にてホワイトバランス調整が行なわれる。
【0022】<信号取込パターンを切替えるホワイトバ
ランスの例>ここで分割画面積分タイプでオートホワイ
トバランス制御をする際に、制御サイクルを早くして追
従性を向上させるときの動作を説明する。まずマイクロ
コンピュータ29の画面分割制御部39は、図3に示す
ように画面を20のエリアa1〜a20に分割する分割
画面指令を画面分割回路25に出力すると共に、1フィ
ールド期間(1V期間)毎に順に奇数番号のエリアa
1,a3,a5,a7,a9,a11,a13,a1
5,a17,a19から信号を取り出すパターン1と、
1フィールド期間(1V期間)毎に順に偶数番号のエリ
アa2,a4,a6,a8,a10,a12,a14,
a16,a18,a20から信号を取り出すパターン2
を交互に繰り返す指令を画面分割回路25に出力する。
【0023】このときの動作を図1のブロック図,図3
の分割した画面を示す図及び図4のフローチャートを参
照して説明する。パターン1が設定されているときには
(図4のステップP1,P2)のときには、第1のフィ
ールド期間においてエリアa1に入る信号Y,Cr ,C
b のみが、画面分割回路25から出力され、この信号
Y,Cr ,Cb を積分した積分値IY,ICr ,ICb
が積分器27からマイクロコンピュータ29に入力され
る(P3)。そしてマトリクス演算部31により、エリ
アa1内の積分値IY,ICr ,ICb から比IR/I
G,IB/IGが求められ(P4)、略白判定部33に
より略白かどうかを判定し(P5,P6)、略白である
ときにはこのときの比IR/IGの値と比IB/IGの
値が加算平均部35に加えられる(P7)。略白でない
ときには加算処理はされない。
【0024】第2のフィールド期間ではエリアa3に入
る信号成分が上述したのと同じ処理がされ(P2〜P
7)、同様に1フィールド毎に次々と奇数番号のエリア
a5,a7,a9,…a15,a17,a19に入る信
号成分について同じ処理がされる(P2〜P7)。エリ
アa19の処理が終了したら(P8)、パターン1にお
いて略白と判定されて加算平均部35に入力されたデー
タの加算平均値AIR/AIG,AIB/AIGを求め
る(P9)。この加算平均値は、加算平均部35で加算
されたIR/IG,IB/IGの値を、略白と判定した
エリア数で割ったものである。つまりエリアa1,a
3,a5,a…a15,a17,a19のうち略白と判
定されたエリアの各比IR/IG,IB/IGの平均を
とったものである。
【0025】パターン1での加算平均値AIR/AI
G,AIB/AIGが得られたらパターン2を設定する
(P10)。
【0026】制御値演算部37は、今回のパターン1で
得た加算平均値AIR/AIG,AIB/AIGと、前
回すでに行なっているパターン2(これは後述するよう
にパターン1と同様な動作であるが対象とするエリアは
偶数番号のエリアa2,a4,a6…,a18,a20
について行うものである)で得た加算平均値AIR/A
IG,AIB/AIGとの移動平均をとる(P11)。
【0027】制御値演算部37は、加算平均部35で求
めた移動平均値を基に、最適なホワイトバランス制御を
するためのホワイトバランス制御信号Rcont,Bcont
出力する。かくてパターン1が終了した時点で、換言す
ると、20エリアのうちその半分の10のエリアa1,
a3,…a19での処理が終了した時点で、ホワイトバ
ランス制御ができる。よって20エリアの全処理が終了
してからホワイトバランス制御をする従来技術に比べ、
制御周期が半分になり、高速となり急激な色温度変化に
も追従できる。
【0028】なお図5はパターン1を選んだときの動作
状態を示す説明図である。
【0029】パターン2が設定されたら(P10,P
1,P22)、第11のフィールド期間(パターン1の
第10のフィールド期間の次のフィールド期間)におい
てエリアa2に入る信号Y,Cr ,Cb のみが画面分割
回路25から出力され、この信号Y,Cr ,Cb を積分
した積分値IY,ICr ,ICb が積分器27からマイ
クロコンピュータ29に入力される(P23)。そして
マトリクス演算部31により、エリアa2内の積分値I
Y,ICr ,ICb から比IR/IG,IB/IGが求
められ(P24)、略白判定部33により略白かどうか
を判定し(P25,P26)、略白であるときにはこの
ときの比IR/IGの値と比IB/IGの値が加算平均
部35に加えられる(P27)。略白でないときには加
算処理はされない。
【0030】第12のフィールド期間ではエリアa4に
入る信号成分が上述したのと同じ処理がされ(P22〜
P27)、同様に1フィールド毎に次々と偶数番号のエ
リアa6,a8,a10,…a16,a18,a20に
入る信号成分について同じ処理がされる(P22〜P2
7)。エリアa20の処理が終了したら(P28)、パ
ターン2において略白と判定されて加算平均部35に入
力されたデータの加算平均値AIR/AIG,AIB/
AIGを求める(P29)。この加算平均値は、加算平
均部35で加算されたIR/IG,IB/IGの値を、
略白と判定したエリア数で割ったものである。つまりエ
リアa2,a4,a6,…a16,a18,a20のう
ち略白と判定されたエリアの各比IR/IG,IB/I
Gの平均をとったものである。
【0031】パターン2での加算平均値AIR/AI
G,AIB/AIGが得られたらパターン1を再び設定
する(P30)。
【0032】制御値演算部37は、今回のパターン2で
得た加算平均値AIR/AIG,AIB/AIGと、前
回すでに行なっているパターン1で得た加算平均値AI
R/AIG,AIB/AIGとの移動平均をとる(P3
1)。
【0033】制御値演算部37は、加算平均部35で求
めた移動平均値を基に、最適なホワイトバランス制御を
するためのホワイトバランス制御信号Rcont,Bcont
出力する。かくてパターン2が、終了した時点で、換言
すると、20エリアのうちその半分の10のエリアa
2,a4,…a20での処理が終了した時点で、ホワイ
トバランス制御ができる。よって20エリアの全処理が
終了してからホワイトバランス制御をする従来技術に比
べ、制御周期が半分になり、高速となり急激な色温度変
化にも追従できる。
【0034】図6はパターン2を選んだときの動作状態
を示す説明図である。
【0035】上述したようにパターン1とパターン2に
分け、各パターンの処理が終了する度にホワイトバラン
ス制御ができるのは、パターン1の各エリアとパターン
2の各エリアが隣接しているので、隣接エリアに類似す
るデータが存在すると予想でき、この結果、半分のエリ
アのデータだけで演算処理をしてもほぼ正確な制御がで
きるからである。
【0036】<画面積分タイプを切替えるホワイトバラ
ンスの例>次に撮影画像の状況に応じて、分割画面積分
タイプの動作と全画面積分タイプの動作を、撮影画像の
状況に応じて切り替えるときの動作を、図1のブロック
図、図7のフローチャート、図8の状態説明図を参照し
て説明する。
【0037】スタート時には全画面積分タイプの動作を
するようにマイクロコンピュータ29の画面分割制御部
39から画面分割回路25に全画面指令が出るため、画
面分割は行なわれずに1画面の全エリアに入る信号Y,
r ,Cb が1フィールド期間毎に画面分割回路25か
ら出力される。このため積分器27からは1画面分の積
分値IY,ICr ,ICb が1フィールド期間毎に出力
される(図7のステップ41)。つまり全画面積分タイ
プの動作が行なわれる。
【0038】マイクロコンピュータ29では、マトリク
ス演算部31により比IR/IG,IB/IGが演算さ
れ、略白判定部33により1画面の全エリアにおける平
均が略白であるかどうか判定する(P42)。略白でな
ければステップP41に戻り、略白であれば、制御値演
算部37は1画面の全てのエリアの信号成分を演算して
得た比IR/IG,IB/IGを基に、ホワイトバラン
ス制御信号Rcont,B contを演算して(P44)出力
し、この信号Rcont,Bcontを基にホワイトバランス回
路19でホワイトバランス制御を行う(P45)。この
ように全面測光をする動作を繰り返す状態を、図8では
のルートで示している。この全面測光を繰り返す動作
は1フィールド期間毎に行なわれ、高速な動作であり、
色温度の急激な変化にも追従することができる。
【0039】全画面測光をしているときに1画面の全エ
リアにおける平均が略白であると判定したときには(P
41,P42,P43)、全画面積分タイプの動作が行
なわれてホワイトバランス制御が行なわれ(P44,P
45)、その後は画面分割測光のモードに移る(P4
6、図8のルート)。つまり、画面分割制御部39か
ら分割画面指令が出され、画面分割回路25は画面を2
0のエリアa1〜a20に分割し(図3参照)。1フィ
ールド期間毎に各エリアa1,a2,a3,a4…a1
8,a19,a20に入る信号Y,Cr ,Cb を個別に
順次出力する。つまり第1のフィールド期間ではエリア
a1に入る信号Y,Cr ,Cb を、第2のフィールド期
間ではエリアa2に入る信号Y,Cr ,Cb を出力し、
以下同様に1フィールド期間周期でエリアa3,a4,
a5,…a18,a19,a20に入る信号を順次出力
する動作を繰り返す。
【0040】このため積分器27は1フィールド期間ご
とに1つのエリア内の信号を積分して得た積分値IY,
ICr ,ICb を出力する。略白判定部33は各エリア
に入った信号の平均が略白であるかどうか判定し(P4
7)、略白であればこのときの比IR/IG,IB/I
Gが加算平均部35で加算平均され(P48,P4
9)、略白でなければ加算平均されない。そしてエリア
a1からエリアa20までの処理が終ったら(P5
0)、略白と判定されたエリアの数が全エリア数の10
%以下かどうか判定する(P51)。10%以下でなけ
れば加算平均部35により、略白と判定された比IR/
IG,IB/IGの合計値を、略白と判定されたエリア
数で割って加算平均値AIR/AIG,AIB/AIG
を求め(P52)、制御値演算部37が加算平均値AI
R/AIG,AIB/AIGを基にホワイトバランス制
御信号Rcont,Bcontを求める(P53)。ホワイトバ
ランス回路19はホワイトバランス制御信号Rcont,B
contを基にホワイトバランス制御を行う(P54)。こ
のような分割画面積分タイプの動作を繰り返す動作(P
46〜P54)を、図8ではルートで示す。分割画面
積分動作では、演算のための時間は「1フィールド期間
×分割エリア数」と長いが、略白となるエリアの信号成
分のみを用いてホワイトバランス制御を行うため、精度
のよいホワイトバランス調整を行うことができる。
【0041】エリアa1からエリアa20までの略白判
定を終了したときに略白と判定されたエリア数が全エリ
ア数の10%以下になったら(P51,図8のルート
)、ホワイトバランス制御の動作を停止し(P5
5)、全画面積分タイプの動作に戻る(P55,図8の
ルート)。
【0042】結局本実施例では、撮影開始時や撮影対象
の色の平均が略白でないときには、全画面積分タイプの
動作によりラフで高速なホワイトバランス制御をし、撮
影対象の色の平均が略白であるときには、分割画面積分
タイプの動作で精度の高いホワイトバランス制御をする
のである。
【0043】なお分割画面積分タイプの動作を繰り返す
ときには(図8のルート)、図5,図6に示すように
2つの取込パターン1,2を設定しておき、両パターン
を交互に用いてホワイトバランス制御をするようにして
もよい。
【0044】<録画ボタン投入後は高速なホワイトバラ
ンスをし、その後に低速で正確なホワイトバランスをす
るビデオカメラの例>次にパワーセーブモードを備えた
ビデオカメラに本発明を適用した例を図1及び図9を参
照して説明する。パワーセーブモードを備えたビデオカ
メラでは、電源スイッチが投入されていても録画ボタン
が投入されていないときには、図1に示す撮像系のうち
マイクロコンピュータ29には電力が供給されるが、他
の部分には電力は供給されておらず、消費電力を少なく
している。またこのようなパワーセーブ時では、アイリ
スは閉じており、またメカ系には電力が供給されており
回転ドラムは回転している。
【0045】電源スイッチが投入されている状態のとき
に録画ボタンが投入されると、撮像系全体に電力が供給
されると共に、図9に示すように、適正露出になるまで
アイリスが高速で開き、適正露出になった後に実際の録
画が開始する。実際の録画が開始されたときには適正な
ホワイトバランス制御がただちにできなければならない
ため、電源スイッチが投入されてから実際の録画が開始
されるまでの間に(例えば0.50秒)、マイクロコン
ピュータ29はホワイトバランス制御信号Rco nt,B
contの値を高速で次々と演算しておき(このとき
cont,Bcontの出力はしない)、録画開始時点からは
ホワイトバランス制御信号Rcont,Bcontを演算すると
共に実際に出力する。このように録画開始前の期間Iに
各時点におけるR cont,Bcontの値を求めているので、
期間IIの後半ではRcont,Bcontの値が安定し、この結
果、録画開始直後に出力されるRcont,Bcontの値は最
適なホワイトバランス調整ができるものとなっている。
【0046】そこでマイクロコンピュータ29は、録画
ボタンが投入されてから実際の録画が開始されるまでの
期間Iでは、画面分割制御部39から全画面指令を画面
分割回路25に送る。このため画面分割回路25は1フ
ィールド期間毎に一画面全体の信号Y,Cr ,Cb を出
力し、積分器27及びマイクロコンピュータ29では全
画面積分タイプの動作が行なわれ、1フィールド期間毎
にホワイトバランス制御信号Rcont,Bcontの値が演算
される。このように1フィールド期間毎に演算値が出せ
るので、高速な演算となる。
【0047】またマイクロコンピュータ29は、実際の
録画が開始された以降の期間IIでは、画面分割制御部3
9から分割画面指令を画面分割回路25に送る。このた
め画面分割回路25は画面を20のエリアa1〜a20
(図3参照)に分割し、1フィールド期間周期でエリア
a1〜a20に入る信号Y,Cr ,Cb を順番に出力す
る。そして積分器27及びマイクロコンピュータ29で
は分割画面積分タイプの動作が行なわれ、「1フィール
ド期間×分割エリア数(20)」の期間毎に、正確なホ
ワイトバランスを行うことのできるホワイトバランス制
御信号Rcont,Bcontが演算され、実際に出力され、ホ
ワイトバランス回路19にてホワイトバランス制御が行
なわれる。
【0048】上記説明では期間Iで全画面積分タイプの
動作をさせ、期間IIで分割画面積分タイプの動作をさせ
たが、期間I,II共に分割画面積分タイプの動作をさ
せ、しかも期間Iでは分割エリア数を少なくし(例えば
4エリア)とし、期間IIでは分割エリア数を多くする
(例えば20エリア)ようにしてもよい。
【0049】また期間Iの長さを、録画開始ボタンが投
入されてから、一定時間に固定してもよい。更に実際に
録画を開始させる時点は、アイリスが安定した時点から
一定時間後として決定してもよい。
【0050】いずれにしても期間Iにおいて高速でホワ
イトバランス制御信号Rcont,Bco ntの値を演算してい
るので、期間Iの後半ではRcont,Bcontの値が安定し
てきており、期間IIの最初に出力するホワイトバランス
制御信号Rcont,Bcontの値は、正確なホワイトバラン
ス制御ができるものとなっている。
【0051】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に請求項1の発明によれば、ホワイトバランス制御を高
速に行うことができる。また、請求項2,3の発明で
は、撮影環境に応じた最適なホワイトバランス制御がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだビデオカメラの撮像系を示
す回路図。
【図2】黒体放射近似曲線とAWB追従範囲を示す特性
図。
【図3】画面の分割エリアを示す説明図。
【図4】エリアデータ高速取り込み動作を示すフローチ
ャート。
【図5】取込パターン1での動作概要を示す説明図。
【図6】取込パターン2での動作概要を示す説明図。
【図7】全面測光/画面分割測光の切り替え動作を示す
フローチャート。
【図8】画面積分タイプを切替えるホワイトバランスの
例を示す説明図。
【図9】録画ボタン投入後は高速なホワイトバランスを
しその後に低速なホワイトバランスをするビデオカメラ
の動作特性を示す特性図。
【符号の説明】
1 レンズ 3 CCD 5 サンプルホールド及びAGC回路 7 A/D変換器 9 信号処理回路部 11 輝度信号処理回路 13 色分離回路 15 色分離回路 17 D/A変換器 19 ホワイトバランス回路 21 色信号処理回路 23 D/A変換器 25 画面分割回路 27 積分器 29 マイクロコンピュータ 31 マトリクス演算部 33 略白判定部 35 加算平均部 37 制御値演算部 a1〜a20 エリア S 撮像信号 DY,Y 輝度信号 R,G,B 原色信号 Rcont,Bcont ホワイトバランス制御信号 DC,C 色信号 Cr ,Cb 色合成信号 IY 輝度積分値 ICr ,ICb 色合成積分値 IR/IG,IB/IG 比 AIR/AIG,AIB/AIG 加算平均値
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−132490(JP,A) 特開 平2−288579(JP,A) 特開 平4−170889(JP,A) 特開 平5−7369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/73

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像画像に応じた画像信号が入力される
    と共に、撮像画面を多数のエリアに分割し1つのエリア
    に入る画像信号を1フィールド期間かけて出力でき、且
    つ画像信号を出力することのできる1つのエリアを1フ
    ィールド期間周期で順次シフトさせていく画面分割手段
    と、 画面分割手段から出力される画像信号を積分して積分値
    を1フィールド期間毎に出力する積分手段と、 積分手段から出力される積分値を基に、画像信号を出力
    しているエリアの画像の平均が略白となるかどうか判定
    し、略白と判定したときの積分値に応じたホワイトバラ
    ンス制御信号を出力すると共に、画面分割手段のエリア
    分割数を指令する制御手段と、前記制御手段から出力された ホワイトバランス制御信号
    に応じて原色信号のレベルを調整してホワイトバランス
    制御をするホワイトバランス回路と、を備えたオートホ
    ワイトバランス装置であって、 前記制御手段は、分割された多数のエリアを、隣接する
    エリアどうしが分かれるように複数のパターンに振り分
    け、1つのパターンに振り分けられたエリアから信号を
    順次出力してから、他のパターンに振り分けられたエリ
    アから信号を順次出力するという動作を繰り返すよう、
    前記画面分割手段に指令を出す機能を有すると共に、各
    パターンにおいて当該パターンのすべてのエリアの画像
    信号が出力される時点で、当該パターンのエリアの画像
    信号を基にして得たホワイトバランス制御信号を出力す
    ことを特徴とするオートホワイトバランス装置。
  2. 【請求項2】 撮像画像に応じた画像信号が入力される
    と共に、撮像画面を多数のエリアに分割し1つのエリア
    に入る画像信号を1フィールド期間かけて出力でき、且
    つ画像信号を出力することのできる1つのエリアを1フ
    ィールド期間周期で順次シフトさせていく画面分割モー
    ドと、1画面に入った全ての画像信号を1フィールド期
    間で出力する全画面モードとを有する画面分割手段と、 画面分割手段から出力される画像信号を積分して積分値
    を1フィールド期間毎に出力する積分手段と、 積分手段から出力される積分値を基に、画像信号を出力
    している画面の画像の平均が略白となるかどうか判定
    し、略白と判定したときの積分値に応じたホワイトバラ
    ンス制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段から出力された ホワイトバランス制御信号
    に応じて原色信号のレベルを調整してホワイトバランス
    制御をするホワイトバランス回路と、を備えたオートホ
    ワイトバランス装置であって、 前記制御手段は、撮影当初では全画面モードを選び、全
    画面モードでホワイトバランス制御しているときに画像
    の平均が略白となったら画面分割モードに移し、画面分
    割モードでホワイトバランス制御しているときに略白と
    判定されるエリア数が所定値よりも少なくなったら全画
    面モードに戻るよう、前記画面分割手段に指令を出すこ
    とを特徴とするオートホワイトバランス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、画面分割モードに入
    ったときに、前記制御手段は、分割された多数のエリア
    を、隣接するエリアどうしが分かれるように複数のパタ
    ーンに振り分け、1つのパターンに振り分けられたエリ
    アから信号を順次出力してから、他のパターンに振り分
    けられたエリアから信号を順次出力するという動作を繰
    り返すよう、前記画面分割手段に指令を出すと共に、各
    パターンにおいて当該パターンのすべてのエリアの画像
    信号が出力される時点で、当該パターンのエリアの画像
    信号を基にして得たホワイトバランス制御信号を出力す
    ことを特徴とするオートホワイトバランス装置。
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