JP3433764B2 - 波形変更装置 - Google Patents

波形変更装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、入力波形の形状を異な
る出力波形の形状に変更する波形変更装置に関するもの
であり、特に電子楽器に適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】楽音波形をサンプリングしてデジタルデ
ータに変換して、メモリに記憶させ、このメモリからデ
ジタルデータを読み出して楽音波形を再生することが電
子楽器において広く行われている。このような電子楽器
において自然楽器の楽音に近似した楽音をメモリから再
生するためには、音高毎あるいは音域毎のサンプリング
データを記憶させる必要があることから、メモリに記憶
するデジタルデータのデータ量が膨大な量となることが
知られている。これを解決するために、従来はデジタル
データを圧縮して少ないデータ量としてメモリに記憶
し、読み出された圧縮データを伸長して元のデジタルデ
ータに再生することが行われている。デジタルデータを
圧縮・伸長する一例として、特公平3−9474号公報
に記載されている圧縮・伸長装置を図9および図10に
示す。 【0003】まず、デジタルデータを圧縮する原理を図
9を用いて説明する。この図の(a)に示すタイミング
t(n)1 におけるデータD(n)1 は入力信号F
(t)から予測信号を差し引いた残差データであり、タ
イミングt(n)2 におけるデータD(n)2 は入力信
号から予測信号を差し引いた残差データであり、さらに
タイミングt(n)3 におけるデータD(n)3 は入力
信号から予測信号を差し引いた残差データであり、同図
(b)に示すように表される。ここで、入力信号F
(t)は楽音波形のような周期波形とされていると共
に、各タイミングt(n)1 〜t(n)2 は入力信号F
(t)の同一位相のタイミングとされている。そこで、
タイミングt(n)1 の残差データD(n)1 と、タイ
ミングt(n)2 の残差データD(n)2 との差をさら
に求めると、さらに小さいデータである残差差データE
(n)2 が求められる。そこで、このようにしてデータ
をさらに圧縮するわけである。このようにして求めた残
差差データE(n)1 〜E(n)3 を同図(c)に示
す。ただし、第1周期T1においては1周期前の残差デ
ータが存在しないので、残差差データE(n)1 と残差
データD(n)1 とは同一となる。 【0004】この原理に基づいて圧縮したデータをメモ
リに書き込むようにすると、メモリ容量をはるかに小さ
くすることができる。この入力信号F(t)を圧縮する
装置を図10(a)に示す。この図において、入力信号
F(t)はアナログ/デジタル変換器100によりデジ
タルデータF(n)に変換され加算器102に入力され
ると共に、予測器101に入力される。この予測器10
1においては現在までの入力データから、次に入力され
ると予測される予測データを演算して加算器102へ出
力している。これにより、加算器102において、入力
デジタルデータF(n)から前記予測データが差し引か
れ残差データD(n)とされる。この残差データD
(n)はさらに加算器103に入力される。この加算器
103には、入力データの1周期に対応する遅延時間に
設定されている遅延回路105の出力信号がアンドゲー
ト106を介して供給されており、加算器103に入力
された残差データD(n)から前記アンドゲート106
より供給されるデータが差し引かれている。 【0005】また、加算器103の出力信号は加算器1
04に入力されて、アンドゲート106よりのデータと
加算されるため、この加算器104からは残差データD
(n)が再合成されて出力されるようになる。この再合
成された残差データD(n)は遅延回路105により1
周期遅延されるため、遅延回路105からは1周期前の
残差データD(n−1)が出力されていることになる。
従って、加算器103により、現在の残差データD
(n)から1周期前の残差データD(n−1)が差し引
かれて、残差差データE(n)が出力されるようにな
る。ただし、第1周期T1の場合には1周期前の残差デ
ータが存在しないため、第1周期T1の時には信号IC
を「0」としてアンドゲート106を閉じ、残差データ
D(n)がそのまま順次遅延回路105に書き込まれる
ようにする。そして、第2周期T2以降において信号I
Cを「1」としてアンドゲート106を開き、前記残差
差データを演算する圧縮動作を行うようにする。このよ
うにして、入力デジタルデータF(n)を効率的に圧縮
した残差差データE(n)をメモリ107に書き込むよ
うにする。 【0006】このメモリ107から読み出された残差差
データE(n)より、元の入力信号F(t)に伸長する
装置を同図(b)に示す。この図において、メモリ10
7から読み出された残差差データE(n)は加算器10
8に入力され、1周期前の残差データD(n−1)と加
算される。この1周期前の残差データD(n−1)は、
1周期の遅延時間に設定されている遅延回路110より
得られ、アンドゲート109を介して加算器108に供
給されている。この加算器108により残差差データE
(n)と1周期前の残差データD(n−1)とが加算さ
れて、残差データD(n)が合成される。合成された残
差データD(n)は、さらに加算器111に入力される
が、この加算器111には予測器112からの予測デー
タが供給されている。予測器112は、加算器111か
ら出力された現在時点までの合成されたデジタルデータ
F(n)を用いて、次に予測される予測データを演算し
て、加算器111に出力している。 【0007】このようにして、加算器111により残差
データD(n)と予測データとが加算されることによ
り、元の入力デジタルデータF(n)が合成されるよう
になる。この合成された入力デジタルデータF(n)
は、デジタル/アナログ変換器113によりアナログ信
号に変換されて楽音信号等の入力信号F(t)に再生さ
れて出力される。なお、メモリ107から第1周期T1
が読み出された場合は、前記のように、この場合の読み
出しデータは残差データとされているため、信号ICを
「0」としてアンドゲート109を閉じ、読み出された
第1周期の残差データを順次遅延回路110に書き込む
ようにする。そして、第2周期以降となったら、信号I
Cを「1」としてアンドゲート109を開き、遅延回路
110の出力データを加算器108に供給するようにす
ればよい。 【0008】なお、圧縮側の予測器101と伸長側の予
測器112および圧縮側の遅延回路105と伸長側の遅
延回路110とは同一の構成とされている。前記従来の
圧縮・伸長装置によれば、楽音波形のピッチに対応する
遅延を用いてさらに楽音波形の圧縮を行い、圧縮された
楽音波形を波形メモリに記憶し、伸長装置において、波
形メモリから読み出された圧縮波形を伸長して楽音波形
を再生しているため、通常よりはるかに少ない容量の波
形メモリを用いて高品位な楽音の生成が可能とされてい
る。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧縮・伸長装置においては、波形メモリの記憶容量を少
なくすることを目的として圧縮・伸長を行っているた
め、伸長側においては元の波形形状を忠実に再生するよ
うに構成していた。ところで、一般に波形形状の異なる
楽音信号の音色は異なるようになるため、波形形状を変
更して音色を変化させることが知られているが、前記従
来の圧縮・伸長装置では波形形状を変更することができ
ないという問題点があった。そこで、本発明は圧縮およ
び伸長する装置を用いて波形形状を変更できる新規な波
形変更装置を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は波形の予測演算に用いるパラメータを圧縮
時と伸長時とで異ならせることにより、圧縮前の入力波
形と形状の異なる伸長後の出力波形を得るようにしたも
のである。また、圧縮側と伸長側の少なくとも一方の構
成要素に対して変調を掛けるようにしたものである。 【0011】 【作用】本発明によれば、圧縮前の入力波形と異なる形
状の伸長後の出力波形を得ることができ、多様な形状の
波形を得ることができるようになる。また、圧縮側と伸
長側の少なくとも一方の構成要素に対して変調を掛ける
ようにしているため、さらに波形形状を多様に変更する
ことができると共に、変調は予測に必要な係数に対して
掛けられているため、変調を付加したことに伴う回路の
増加を招くことはない。 【0012】 【実施例】本発明の波形変更装置を用いた電子楽器のブ
ロック図を図1に示す。この図において、鍵盤1の演奏
操作に応じて鍵のキーオン信号やキーコード等がマイコ
ン2により検出され、検出情報に基づいてピッチ情報,
波形指示情報および発音指示情報がマイコン2から波形
発生器3に供給される。この与えられた情報に応じて波
形発生器3により発生された波形信号は、形状変更器4
に入力され、マイコン2により与えられているピッチに
応じたディレイ長や予測に必要な各種係数に基づいて波
形形状の変更が行われる。この形状変更器4により形状
の変更された波形信号は乗算器5に供給されて、エンベ
ロープ発生器9よりのエンベロープデータと乗算されて
エンベロープが付加され、リバーブ回路6に入力され
る。 【0013】このリバーブ回路6において、残響音が付
加されてデジタル/アナログ変換器7によりアナログ信
号に変換される。このアナログ楽音信号は、サウンドシ
ステム8から楽音として発音される。なお、波形発生器
3としては、例えば波形メモリ音源,FM音源,高調波
合成音源等の音源のいずれかの音源からなり、音源自体
において指定された音色の波形を選択的に生成できる音
源とされている。また、エンベロープ発生器9にはマイ
コン2からエンベロープ形状指示情報および発音指示情
報等が供給されており、リバーブ回路6にはマイコン2
から残響タイプ指示情報および各種パラメータ等が供給
されている。さらに、エンベロープ発生器9は波形発生
器3とDAC7との間であればどの部位に設けても良
い。 【0014】前記図1に示す構成において、形状変更器
6が本発明による波形変更装置により構成されており、
この波形変更装置のブロック図を図2に示す。この図に
おいて、波形発生器3より入力された波形データは加算
器41に入力され、分析側予測器43よりの予測データ
が差し引かれ、残差データとされる。この残差データは
加算器42に入力されると共に、加算器44に入力され
る。加算器42において、残差データに分析側予測器4
3よりの予測データが加算され、入力データが再生され
て分析側予測器43に入力され、この分析側予測器43
は、入力データとマイコン2から供給されたパラメータ
とを用いて演算することにより予測データを作成する。
また、加算器44において、残差データが合成側予測器
45よりの予測データと加算され、新たな形状の波形デ
ータが合成されて出力される。この合成された波形デー
タは合成側予測器45に入力され、この合成予測器4
5は、入力された波形データとマイコン2から供給され
ている、分析側予測器43のパラメータとは異なるパラ
メータに基づいて予測データが作成されている。 【0015】また、分析側予測器43の予測データと加
算器42よりの再生入力データ、および残差データは混
合器46により混合されて、乗算器47を介して合成側
予測器45に変調データとして供給されている。さら
に、加算器44により合成された合成出力は、乗算器4
8を介して分析側予測器43に変調データとして供給さ
れている。乗算器47および乗算器48に入力されてい
るインデックス信号は変調の深さを指示する信号であ
る。前記変調データは、分析側予測器43および合成側
予測器45の予測演算に用いるパラメータを変調してい
る。前記分析側予測器43と合成側予測器45とは同一
の構成とされており、そのブロック図を図3に示す。 【0016】この図において、予測器に入力されるデー
タはローパスフィルタ(LPF)51に入力されて高域
成分が制限され、乗算器53を介してディレイ回路54
に入力される。このディレイ回路54には、波形発生器
3により発生された波形のピッチにほぼ相当する遅延時
間が設定されている。ディレイ回路54により所定時間
遅延された波形データは乗算器56を介してオールパス
フィルタ(APF)57に入力される。このAPF57
は全周波数域の信号を通過させるが、信号周波数に応じ
て出力される信号の位相偏移量が異なる特性を有してい
るため、倍音間のピッチをAPF係数に応じて微妙にず
らすことができる。このAPF57よりの出力データ
は、乗算器59を介してノンリニア回路60に入力さ
れ、入力されたデータの例えばピーク部分がリミットさ
れることにより波形形状が歪まされている。このノンリ
ニア回路60の出力は、乗算器62を介して予測データ
として出力されている。 【0017】これらの各回路間に設けられている乗算器
53ないし乗算器62は、ループゲイン制御部50によ
り係数が設定されることにより、乗算器全体としてのル
ープゲインが制御されている。ところで、LPF51の
カットオフ周波数情報,ディレイ回路55のディレイ長
情報,APF57のAPF係数情報,ノンリニア回路6
0の変形量情報およびループゲイン制御部50のゲイン
情報は、前記したマイコン2から各回路50〜60に供
給されているが、これらのマイコン2から供給されてい
る各種情報にそれぞれ変調入力データM1〜M5が加算
器52〜63により加算されている。これにより、予測
器43あるいは予測器45において予測データに変調が
掛けられるようになる。この変調入力データM1〜M5
のいずれかに、選択的に変調を掛けるようにしても良い
が、1つに限らず、複数選択して変調を掛けても良い。 【0018】なお、このLPF51,ディレイ回路5
4,APF57およびノンリニア回路60からなるルー
プ全体の遅延時間が、発音すべきピッチの周期に一致す
るようにディレイ回路54のディレイ長が設定されてい
る。次に、このディレイ回路54の詳細なブロックを図
4に示す。このディレイ回路54は、ランダムアクセス
メモリ(RAM)の書き込みタイミングと読み出しタイ
ミング間の時間差を遅延時間として利用するようにした
ものである。ディレイ回路54に入力される入力波形の
サンプルデータは、書き込み部70に入力され、この書
き込み部70から指定されるディレイRAM71の書き
込みアドレスに順次書き込まれる。この書き込みアドレ
スは、クロック発生器72から供給されるクロックをカ
ウントするカウンタ73により順次発生されて書き込み
部70に供給されている。このカウンタ73はこの場合
フリーランカウントしている。 【0019】このディレイRAM71から書き込まれた
入力波形のサンプルデータは、前記マイコン2からディ
レイ長データが供給されている補間手段74により読み
出される。この補間手段74は、読み出しアドレスに基
づいて書き込まれた入力波形を読み出す読み出し部74
−1と、カウンタ73よりの書き込みアドレスから供給
されたディレイ長データの整数部を差し引いて読み出し
アドレスを作成する加算部74−3と、供給されたディ
レイ長の小数部に対応する遅延時間を補間する補間部7
4−2とから構成されている。この構成により、書き込
みアドレスと読み出しアドレスとの差はディレイ長デー
タの整数部とされることになり、このディレイ長データ
の整数部に対応する時間だけ遅れてディレイRAM71
から読み出されるようになる。 【0020】なお、このディレイ長データには前記した
変調データM2が加算されているデータとされている。
このディレイ長データに応じた粗のディレイが書き込み
部70、ディレイRAM71および読み出し部74−1
により行われ、ピッチを合わせ込むための微細なディレ
イは補間部74−2が行っている。図4の回路の動作の
等価回路の一例を図5に示す。この等価回路において、
1クロックずつ遅延する遅延回路80−1,80−2,
80−3・・・が縦続接続されており、このうち乗算器
81に分岐する直前までの遅延回路80−1,80−
2,80−3が上述した粗のディレイにあたり、一方遅
延回路80−4,乗算器81,82,合成回路83から
なる部分が補間部74−2による微細なディレイに相当
している。 【0021】例えば、この補間部74−2において、3
クロック遅延から4クロック遅延の間の遅延時間を得る
場合は、4段目の遅延回路80−4の入力側と出力側か
らの出力線に接続された乗算器81,82にそれぞれ係
数A,Bを設定する。そして、この乗算器81,82か
ら出力される係数A,Bがそれぞれ乗算された波形デー
タを合成器83により合成する。これにより、4クロッ
ク遅延された波形データと、3クロック遅延された波形
データとの補間を演算することができ、3クロック遅延
から4クロック遅延の間の遅延された波形データを得る
ことができる。3クロック遅延から4クロック遅延の間
の遅延時間は係数A,Bにより任意に設定することがで
きる。 【0022】なお、1クロック未満のディレイのみを行
う場合は、1段の遅延回路80−1だけを用いて、その
両側から得られる波形データを前記のように補間するこ
とにより、所定時間ディレイした波形データを得ること
ができる。次に、変調方法のバリエーションを図6ない
し図8に示す。図6は、合成側予測器45側に変調を掛
けるようにしたものであり、分析側予測器43よりの予
測信号を変調波形発生器90に入力して、この変調波形
発生器90により合成側予測器45に変調を掛けてい
る。なお、この図に示す場合は、分析側予測器43は入
力波形データから予測データを作成しているものであ
り、分析側予測器43に入力される入力データの誤差を
なくすことができる。 【0023】また、破線で示すように入力データ、残差
データのいずれか、あるいは両方共に変調波形発生部9
0に供給するようにしても良い。図7は逆に分析側予測
器43に変調を掛けるようにしたものであり、合成側予
測器45よりの予測データを変調波形発生器91に入力
して、この変調波形発生器91により合成側予測器43
に変調を掛けている。なお、この図に示す場合は、分析
側予測器43は入力波形データから予測データを作成し
ている。また、破線で示すように出力される合成波形デ
ータ、残差データのいずれか、あるいは両方共に変調波
形発生部91に供給するようにしても良い。 【0024】さらに、図8に示すものは、入力波形デー
タが伝達されるラインを通じて時分割で入力波形データ
と変調波データとが伝達されるものである。すなわち、
変調波データが伝達されてきた時は変調波データを変調
波ラッチ回路93にラッチし、入力波形データが伝送さ
れてきた時は入力波形ラッチ回路94に入力波形データ
をラッチするようにする。そして、入力波形ラッチ回路
94にラッチされた入力波形データは分析側に供給さ
れ、変調波ラッチ回路93にラッチされた変調波データ
は変調波波形発生回路92に入力されて変調波形が発生
され、合成側予測器45を変調するよう合成側変調器4
5に供給される。なお、入力波形データと変調波データ
とは前記波形発生器3により時分割で生成されている。
この場合、入力波形データと変調波データとは同一ピッ
チ、あるいは整数倍のピッチであっても良いし、もしく
はまったく異なるピッチであっても良い。 【0025】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、簡単な構成により圧縮前の入力波形と異なる形状の
出力波形を伸長後に得ることができ、多様な形状の波形
を容易に得ることができるようになる。また、圧縮側と
伸長側の少なくとも一方の構成要素に対して変調を掛け
るようにしているため、さらに波形形状を多様にするこ
とができると共に、変調は予測に必要な係数に対して掛
けられているため、変調を付加したことに伴う回路の増
加を招くことがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の波形変更装置を具備する電子楽器のブ
ロック図である。 【図2】本発明の波形変更装置のブロック部である。 【図3】予測器のブロック図である。 【図4】ディレイ回路の詳細なブロック図である。 【図5】補間部のブロック図である。 【図6】波形変更装置における変調のバリエーションを
示す図である。 【図7】波形変更装置における他の変調のバリエーショ
ンを示す図である。 【図8】波形変更装置のさらに他の変調のバリエーショ
ンを示す図である。 【図9】従来の圧縮の原理を示す図である。 【図10】従来の圧縮器と伸長器のブロック図である。 【符号の説明】 41,42,44 加算器 43 分析側予測器 45 合成側予測器 46 混合器 47,48 乗算器 M1〜M5 変調入力データ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力信号の周期に対応する遅延時間を有
    すると共に、該入力信号を予測する第1の予測信号を出
    力する分析側予測器と、前記第1の予測信号を前記入力
    信号から差し引き残差信号を出力する加算手段からなる
    分析手段と、 出力信号が入力されると共に、前記分析側予測器の遅延
    時間と同一の遅延時間を有すると共に、出力信号を予
    測する第2の予測信号を出力する合成側予測器と、前記
    第2の予測信号を上記残差信号に加算して新たな上記出
    力信号を出力する加算手段とからなる合成手段とを有
    し、上記分析側予測器と上記合成側予測器とにそれぞれ供給
    される パラメータを、上記分析側予測器と上記合成側予
    測器とでそれぞれ異ならせることにより、前記入力信号
    の波形と前記合成手段から出力される前記出力信号の波
    形とを異ならせると共に、上記分析側予測器と上記合成
    側予測器とに供給されるパラメータの少なくとも一方を
    変調信号により変調したことを特徴とする波形変更装
    置。
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JP2754974B2 (ja) 楽音合成装置

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