JP3433092B2 - 水平同期信号処理回路 - Google Patents
水平同期信号処理回路Info
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Description
機などで使用される映像信号の水平同期信号を処理する
水平同期信号処理回路に関するもので、特に家庭用VT
Rにおける違法なコピーを防止する目的で挿入されてい
るマクロビジョン信号を含んだ映像信号に対しても安定
に動作する水平同期信号処理回路に関する。
像信号の水平同期信号を処理する回路として水平AFC
回路(PLL回路)が知られている。水平AFC回路
は、位相比較器とVCOと水平カウントダウン回路(さ
まざまなタイミングの信号を発生する分周回路)とLP
Fとを含み外部から到来する水平同期信号に同期して動
作する。
からの水平同期信号と、前記水平カウントダウン回路か
らのAFCリファレンス信号との位相比較を行う。水平
同期信号はノイズを含む。ノイズが発生すると、位相比
較器が正しく動作できないので、位相比較器を必要な時
だけ動作させている。そのような位相比較器を必要な時
だけ動作させることをゲートをかけると称し、位相比較
器の動作期間をゲート期間と称する。
間以外は、水平同期信号中のノイズの影響を受けない。
VTRから再生された信号は、VTRの回転ヘッドのヘ
ッド切換に起因して垂直同期信号の直前のタイミングで
水平同期信号の位相がずれる。すると、引き込みを早く
するため、水平カウントダウン回路は前記ゲートをはず
すように動作する。
平同期信号が水平AFC回路に印加されていると、マク
ロビジョン信号期間において前記ゲートがかからず、マ
クロビジョン信号がノイズとして水平AFC回路の動作
を乱してしまう。水平AFC回路の動作が乱れると、水
平偏向が正しく行われなくなりTV画面の上部の画像が
曲がるなどの影響がでる。
みなされたもので、外部から到来する水平同期信号に同
期して動作し、ゲート制御信号によりゲート期間のみ位
相比較動作を行う水平AFC回路と、前記水平同期信号
が前記水平AFC回路からのゲート信号期間内に存在す
るか否かを検出し、前記ゲート信号期間内に存在すれば
同期状態と判定して前記水平AFC回路をゲート期間の
み位相比較動作させ、前記ゲート信号期間内に存在しな
ければ非同期状態と判定して前記水平AFC回路のゲー
ト動作を停止させる同期検出回路と、前記水平同期信号
の間にあるマクロビジョン信号の発生期間には前記水平
AFC回路の応答感度を低下させる切換手段とを備える
ことを特徴とする。
回路を示す。1は位相比較器2とVCO3と水平カウン
トダウン回路4を含み外部から到来する水平同期信号a
に同期して動作し、ゲート制御信号によりゲート期間の
み位相比較動作を行う水平AFC回路、5は前記水平同
期信号が前記水平AFC回路1からのゲート信号期間内
に存在するか否かを検出し、前記ゲート信号期間内に存
在すれば同期状態と判定して前記水平AFC回路1をゲ
ート期間のみ位相比較動作させ、前記ゲート信号期間内
に存在しなければ非同期状態と判定して前記水平AFC
回路1のゲート動作を停止させる同期検出回路、6は前
記水平同期信号中に存在するマクロビジョン信号の発生
期間には前記同期検出回路5の判定結果に拘わらず強制
的に前記水平AFC回路1のゲート動作を停止させ、連
続的に位相比較動作させるとともに水平AFC回路の応
答感度を低下させる強制切換信号を発生する垂直カウン
トダウン回路である。
たマクロビジョン信号を含んだ水平同期信号が印加され
る。位相比較器2には前記水平同期信号aと、水平カウ
ントダウン回路4からのAFCリファランス信号cが印
加され位相比較される。水平同期信号aを図2(イ)
に、AFCリファランス信号cを図2(ロ)に示す。図
2(イ)の信号が「H」レベルで、図2(ロ)の信号も
「H」レベルであると図2(ニ)の信号d1が「H」レ
ベルで発生する。
図2(ロ)の信号が「L」レベルであると図2(ホ)の
信号d2が「H」レベルで発生する。図2(ニ)及び
(ホ)の信号がLPF8に印加される。例えば、図2
(ニ)の信号d1が「H」レベルの期間、LPF8に対
して充電を行う。逆に、図2(ホ)の信号d2が「H」
レベルの期間、LPF8に対して放電を行う。この充電
期間と放電期間の時間割合に応じてLPF8の出力直流
電圧が変化し、VCO3の発振周波数が変化する。
イミングは、丁度位相が同期している安定状態を示す。
水平カウントダウン回路4は、VCO3の発振出力信号
を分周して複数のタイミング信号を作る。そのタイミン
グ信号として、前述のAFCリファランス信号c、ゲー
ト信号bを含む。
ート信号の「H」レベル期間内に図2(イ)の信号が存
在するか否かを検出し、「H」レベル又は「L」レベル
のゲート制御信号fを発生する。ゲート制御信号は、位
相比較器2のゲート動作を切り換える。例えば、ゲート
制御信号が「H」レベルであると、通常のゲート動作を
行い、特定のゲート期間のみ位相比較動作を行う。又、
ゲート制御信号が「L」レベルであると、一切のゲート
動作を停止し、連続的に位相比較動作を行う。
トダウン回路6に水平同期信号周波数2fH(fHは水
平同期信号周波数)の信号をクロック信号として供給し
ている。垂直カウントダウン回路6は、水平カウントダ
ウン回路4と同様に前記クロック信号を分周して複数の
タイミング信号を作る。そのタイミング信号として、垂
直偏向回路9に加える垂直駆動パルスと、位相比較器2
に加える強制切換信号eがある。一方、垂直偏向回路9
はブラウン管10に垂直偏向電流を流す。 又、 水平
偏向回路11は、ブラウン管10に水平偏向電流を流
す。今、図3(イ)に示すVTRから再生された水平同
期信号が図1の入力端子7に印加されたとする。該水平
同期信号は、フィ−ルドとフィールドの間の期間を含ん
でいる。等価パルス期間の前で回転ヘッドの切り替えに
起因して同期信号の位相が変動してしまう。すると、同
期検出回路5は、同期がずれていると判別し、ゲート制
御信号として「L」レベルのパルスを発生する。する
と、位相比較器2は、一切のゲート動作を停止し、連続
的に位相比較動作を行う。その後、同期検出回路5は、
継続して検出を行い、4回連続して範囲内にあれば、同
期状態と判別する。一般的には図3(イ)に示されるマ
クロビジョン信号の開始までに同期状態にはなれない。
ランス信号とマクロビジョン信号との位相比較を連続的
に行う。マクロビジョン信号の期間にも水平同期信号は
存在するので、位相比較結果の情報は欲しい。しかし、
マクロビジョン信号と水平同期信号との位相比較に起因
する不要な情報が混入されている。そこで本発明では、
マクロビジョン信号が存在する期間があらかじめ解って
いることを利用してその存在期間には連続した位相比較
を行わせた上で水平AFC回路の応答感度を低下させてい
る。これにより、ノイズとなるマクロビジョン信号の混
入量が減らされ、悪影響が低減される。
切換信号eを図3(ロ)のように発生させてこの期間に
は同期検出回路5の判定結果に拘わらず強制的に連続的
な位相比較動作をさせている。図4は、図1の位相比較
器2の具体回路図を示す。図4の端子20には図2
(イ)の水平同期信号aが印加され、端子21には図2
(ロ)のAFCリファランス信号が印加される。いま、
アンドゲート22、23に加わる信号ラインlが「H」
レベルであるとすると、図2(イ)の水平同期信号aと
図2(ロ)のAFCリファランス信号との位相比較がア
ンドゲート22、23で行われる。図2の期間T1では
アンドゲート22から「H」レベルが発生し、アンドゲ
ート23からは「L」レベルが発生する。すると、この
2つの信号はインバータ24、25で反転されトランジ
スタ26をオフさせトランジスタ27をオンさせる。す
ると、トランジスタ28がオンし、トランジスタ29が
オフする。すると、LPF8に対して放電がおこなわれ
る。
28がオフし、トランジスタ29がオンする。すると、
LPF8に対して電流ミラー回路30から充電がおこな
われる。図4の端子31にはゲート制御信号fが印加さ
れ、そのレベルが「H」であれば端子32に印加される
ゲート信号bがアンドゲート33を介してアンドゲート
22、23に印加される。このゲート信号bのレベル変
化によりアンドゲート22、23の開閉が制御される。
「L」レベルで加わる。すると、アンドゲート33には
ゲート制御信号fに関わらず、「L」レベルが加わるこ
とになる。そのため、ゲート信号bがアンドゲート2
2、23に加わわらなくなる。従って、水平AFC回路
1は連続的に位相比較する。同時に、端子34からの強
制切換信号eは、端子34Aからスイッチ60に印加さ
れる。スイッチ60は、接点hから接点iに切り替わ
る。すると、トランジスタ28,29に加わる電圧は、
バイアス源61からバイアス源62に変化する。バイア
ス源61の電圧はバイアス源62のそれより大きい。こ
のため、トランジスタ28,29に流れる電流は減少
し、LPF8に対する充放電電流の量が減る。
し、ノイズとなるマクロビジョン信号の混入量が減らさ
れ、悪影響が低減される。図5は、同期検出回路5の具
体回路例を示す。端子40には水平同期信号aが印加さ
れ、端子41にはゲート信号bが印加される。ゲート内
に水平同期信号が存在すればアンドゲート42から
「H」レベルの信号が4進カウンタ43に印加される。
4進カウンタ43は、4回パルスが印加されると「H」
レベルの信号をRS−FF(セットリセット型フリップ
フロップ)44のセット入力に印加する。このため、同
期状態を示す信号が端子45から「H」レベルの信号と
して発生する。
「から「H」レベルの信号が1進カウンタ47に印加さ
れる。1進カウンタ47は、1回パルスが印加されると
「H」レベルの信号をRS−FF(セットリセット型フ
リップフロップ)44のリセット入力に印加する。この
ため、非同期状態を示す信号が端子45から「L」レベ
ルの信号として発生する。
同期信号中に存在するマクロビジョン信号の発生期間に
は同期検出回路の判定結果に拘わらず強制的に連続的な
位相比較動作するとともに水平AFC回路の応答感度を
低下している。これにより、ノイズとなるマクロビジョ
ン信号の影響量が減らされ、必要な水平同期信号のタイ
ミング情報が得られ、水平AFC回路に対する悪影響が
低減される。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】外部から到来する水平同期信号に同期して
動作し、ゲート制御信号によりゲート期間のみ位相比較
動作を行う水平AFC回路と、 前記水平同期信号が前記水平AFC回路からのゲート信
号期間内に存在するか否かを検出し、前記ゲート信号期
間内に存在すれば同期状態と判定して前記水平AFC回
路をゲート期間のみ位相比較動作させ、前記ゲート信号
期間内に存在しなければ非同期状態と判定して前記水平
AFC回路のゲート動作を停止させる同期検出回路と、前記水平同期信号の間にある マクロビジョン信号の発生
期間には前記水平AFC回路の応答感度を低下させる切
換手段とを備えることを特徴とする水平同期信号処理回
路。 - 【請求項2】外部から到来する水平同期信号に同期して
動作し、ゲート制御信号によりゲート期間のみ位相比較
動作を行う水平AFC回路と、 前記水平同期信号が前記水平AFC回路からのゲート信
号期間内に存在するか否かを検出し、前記ゲート信号期
間内に存在すれば同期状態と判定して前記水平AFC回
路をゲート期間のみ位相比較動作させ、前記ゲート信号
期間内に存在しなければ非同期状態と判定して前記水平
AFC回路のゲート動作を停止させる同期検出回路と、前記水平同期信号の間にある マクロビジョン信号の発生
期間には前記水平AFC回路の位相比較器の出力電流値
を低下させる切換手段とを備えることを特徴とする水平
同期信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4237298A JP3433092B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 水平同期信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4237298A JP3433092B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 水平同期信号処理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11239282A JPH11239282A (ja) | 1999-08-31 |
JP3433092B2 true JP3433092B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=12634224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4237298A Expired - Fee Related JP3433092B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 水平同期信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433092B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4237298A patent/JP3433092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11239282A (ja) | 1999-08-31 |
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