JP3430740B2 - 端子圧着ユニット - Google Patents

端子圧着ユニット

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JP3430740B2 JP26724795A JP26724795A JP3430740B2 JP 3430740 B2 JP3430740 B2 JP 3430740B2 JP 26724795 A JP26724795 A JP 26724795A JP 26724795 A JP26724795 A JP 26724795A JP 3430740 B2 JP3430740 B2 JP 3430740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は端子圧着ユニットに
関し、より詳細には、ダイセットによって端子金具をか
しめることにより、当該端子金具のバレルを電線に圧着
するための端子圧着ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被覆電線の芯線に端子金具を
圧着するのに際し、自動的に送給される端子金具の上に
皮剥加工された被覆電線の端部を挿入し、アンビルとク
リンパーからなるダイセットを駆動して端子金具を圧着
する端子圧着ユニットが知られている。上記端子金具の
バレルは、端子金具を他の端子金具と接続するための接
続部分に対し、長手方向に連続して設けられている。そ
のため、端子金具のバレル部分のみを加圧してかしめる
と、バレル部分と接続部分との間にベンドアップやベン
ドダウン(以下「曲がり」と総称する)が生じ、後工
程、特に、端子金具をコネクタハウジングに挿入する工
程で支障を来すことになる。
【0003】そこで、従来より、アンビルと連続するス
トップ台と、ストップ台に対向し、且つクリンパーと一
体的に変位して、端子金具の接続部分をストップ台との
間で挟み込む押え部材とを設け、端子金具の圧着時に端
子金具の接続部分をストップ台と押え部材との間に挟み
込むことにより、上述のような曲がりを防止していた。
また、本件出願人は、多品種の端子金具に対応するため
に、上記押え部材やストップ台の突出量を調整可能な端
子圧着ユニットを提案している(実開平5−01798
1号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記曲
がりは、単に押え部材やストップ台の突出量を変更する
だけでは充分ではないことが、その後の本件発明者の研
究で明らかになった。すなわち、曲がりを防止するため
には、端子金具の挟み込み量を考慮するだけではなく、
アンビルとストップ台との関係を考慮する必要があった
のである。しかるに、従来の端子圧着ユニットにおいて
は、アンビルの受圧高さと(端子金具を受ける高さ)ス
トップ台の受圧高さとを相対的に調整することができ
ず、専ら端子金具のクリンプハイトを変更するためにク
リンパーのアンビルに対する突出量を調整可能に構成さ
れているにすぎなかった。そのため、材料や、めっき、
油等の要因により曲がりが生じている場合、従来の装置
では即座に対応することができず、結果として、金型を
交換するなどの不具合を来していた。
【0005】本発明は上述のような不具合に鑑みてさな
れたものであり、より適切に端子金具の曲がりを防止す
ることのできる端子圧着ユニットを提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、基台部と、 基台部
に設けられた端子金具のインシュレーションバレル部分
を受けるインシュレーション用アンビルと、ワイヤーバ
レル部分を受けるワイヤー用アンビルと、接続部を受け
るストップ台とを有し、これらはこの順で並んでおり、
上記各アンビルに対して相対的に変位可能に構成され、
且つアンビルとの間で上記端子金具をかしめることに
より、電線収容溝に収容された被覆電線に当該端子金具
を圧着するクリンパーと 記クリンパーと一体的に並
設され、且つストップ台との間で端子金具の接続部分を
挟み込む押え部材とを本体に備えた端子圧着ユニットに
おいて、上記ストップ台の受圧高さに対し、上記各アン
ビルの受圧高さを調整するために、周方向および軸方向
に摺動可能に設けられ、軸方向に引き出した状態で周方
向に回転させ、所望の回動位置で軸方向に戻すことによ
り、ストップ台の受圧高さに対する上記インシュレーシ
ョン用アンビルおよびワイヤー用アンビルの受圧高さ
を、同時に、一緒に調整することのできるアンビル高さ
調整機構を設けていることを特徴とする端子圧着ユニッ
トである。
【0007】この構成では、先ず、ストップ台の受圧高
さが特定され、この受圧高さに対して、アンビルの受圧
高さを特定することができる。さらに、押え部材は、ス
トップ台の受圧高さが特定された段階で突出量が特定さ
れ、クリンパーは、アンビルの受圧高さが特定された段
階で突出量が特定される。また、請求項2記載の構成
は、請求項1記載の端子圧着ユニットにおいて、上記ア
ンビル高さ調整機構は、アンビルの下面を受ける複数の
面により多角柱状に区画される調整部と、調整部を所定
の回動中心回りに回動可能に外部に露出する撮み部とを
含み、上記調整部の上記複数の面は、回動中心からの距
離が互いに異なっているものである。
【0008】この構成では、撮み部を回動させることに
より、アンビルの受圧高さを調整することができる。ま
た、撮み部が外部に露出しているので、作業性がよい。
また、請求項3記載の構成は、請求項2記載の端子圧着
ユニットにおいて、上記アンビル高さ調整機構は、少な
くとも圧着時に調整部を同一位相に止定する回り止め部
材を含んでいる。
【0009】この構成では、回り止め部材により、調整
部が止定されるので、圧着時等に調整部が不必要に回動
するのを阻止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1
は、本発明の実施の一形態における要部を示す分解斜視
図であり、図2は、図1の構成を採用した端子圧着ユニ
ットの外観斜視図である。また、図3および図4は、図
2の端子圧着ユニットの部分縦断面図である。
【0011】先ず、図1ないし図3を参照して、同図に
例示する端子圧着ユニットは、繋ぎ部T1を介して長手
方向に連続する端子金具Tを送給するエンドフィード式
のものである。図3に示すように、上記端子金具Tは、
被覆電線Wの端部W1、W2に圧着される圧着部T2
と、圧着部T2に延設されて、他の端子金具に接続され
るための接続部T3とを一体に備えている。端子金具T
は、上記繋ぎ部T1によって長尺の端子帯Bを構成して
おり、図示しないリール体に巻回されている。さらに、
上記圧着部T2は、略半円筒形の胴部T21を備えてい
る。この胴部T21の円弧端からは、被覆電線Wの被覆
端部W1に圧着される一対のインシュレーションバレル
T22と、被覆電線Wの芯線端部W2に圧着される一対
のワイヤーバレルT23とが一体に延設されている。そ
して、これら各バレルT22、T23は、上記胴部T2
1とともに、被覆電線Wの端部W1、W2を収容する、
略U字形の電線収容溝T24を区画している。図3に例
示する端子金具Tは、いわゆる雌端子であり、上記接続
部T3は、略筒状に形成されている。
【0012】なお、以下の説明では、上記端子金具Tの
端子帯Bが繰り出される方向を基準として、当該端子帯
Bの繰り出し方向下流側を仮に前方とする。次に、図2
および図3を参照して、端子圧着ユニットは、基台部1
1と、基台部11に一体的に固定される本体ブロック1
2とを備えており、上記基台部11には、受圧部20と
アンビル高さ調整機構30とが設けられているととも
に、本体ブロック12には、受圧部20と協働して端子
金具T(図3参照)を加工するための加圧部40が設け
られている。そして、本体ブロック12に取り付けられ
たシャンク41を図示しないプレス機で駆動することに
より、加圧部40を昇降させて、受圧部20との間で端
子金具Tをかしめ、繋ぎ部T1を切断するように構成さ
れている。さらに、端子圧着ユニットには、上記端子金
具Tを送給する端子送給部50が設けられているが(図
2参照)、この端子送給部50は、周知の機構と同様の
ものであるので、その詳細については省略する。
【0013】図3および図4に示すように、上記受圧部
20は、端子金具TのインシュレーションバレルT22
部分を受けるインシュレーション用アンビル21と、ワ
イヤーバレルT23部分を受けるワイヤー用アンビル2
2と、接続部T3を受けるストップ台23と、所定の隙
間を隔ててストップ台23の背面に対向する、分離型
(2ピース)のカッタ台24とを備えており、これらの
各部材21、22、23、24が、前方からこの順で並
んでいる。
【0014】図示の例において、上記各アンビル21、
22は、それぞれボルト25(図2参照)によって、ス
トップ台23およびカッタ台24とともに、本体ブロッ
ク12に共締めされている。各アンビル21、22に
は、ボルト25を挿通するための挿通孔21A、22A
(図1のみ図示)が形成されている。この挿通孔21
A、22Aは、各アンビル21、22が所定の調整量だ
け上下にずれることができる大きさに設定されており、
これによって後述するアンビル高さ調整機構30によっ
て上下高さを調整可能に構成されている。これに対し、
ストップ台23およびカッタ台24に形成された挿通孔
23A、24Aは、何れもボルト25を挿通するのに必
要充分な大きさに設定されている。
【0015】ストップ台23およびカッタ台24は、何
れも上記ボルト25により本体ブロック12(図2参
照)に対して固定されている。尤も、上記構成に代え
て、基台部11に対するストップ台23の高さを上下方
向に調整可能に構成していてもよい。また、その場合に
は、挿通孔23A、24Aの径を大きく設定して、スト
ップ台23およびカッタ台24が所定の調整量だけ上下
にずれることができるようにする必要があることは無論
である。
【0016】上記加圧部40は、インシュレーション用
アンビル21と協働して端子金具Tのインシュレーショ
ンバレルT22部分をかしめるインシュレーション用ク
リンパー41と、ワイヤー用アンビル22と協働して、
ワイヤーバレルT23部分をかしめるワイヤー用クリン
パー42と、接続部T3をストップ台23に対して押圧
する押え部材43と、カッタ台24と協働して、端子帯
Bの繋ぎ部T1を裁断するシャーブレード44とを備え
ている。これらは、何れも上述したシャンク41を介し
て、図示しないプレス機により一体的に駆動され、予め
定められたタイミングで受圧部20の対応する部材と協
働し、端子金具Tを上述のように加工する周知のもので
ある。
【0017】次に、本発明の骨子であるアンビル高さ調
整機構30について、図1ないし図9を参照しながら詳
述する。図5は、図1の構成におけるアンビル高さ調整
機構30の縦断面図であり、図6は、上記アンビル高さ
調整機構30の要部を示す横断面図であり、図7は、上
記アンビル高さ調整機構30に採用されているアジャス
トダイヤルの背面図であり、図8は、上記アンビル高さ
調整機構30の使用状態を示す縦断面図である。
【0018】先ず、図1を参照して、アンビル高さ調整
機構30は、アジャストベース31とアジャストダイヤ
ル32とを主要素としている。図3も参照して、アジャ
ストベース31は、基台部11の前端部に形成された切
欠11Aに嵌入し、受圧部20の下方でアジャストダイ
ヤル32を回転可能に支持するためのものである。アジ
ャストベース31の上面には、略半円形の溝31Aが区
画されており、この溝31Aにアジャストダイヤル32
の外周面を受けることにより、アジャストダイヤル32
を周方向および軸方向に摺動可能に支持している。
【0019】上記アジャストダイヤル32は、多角柱状
に形成された調整部32Aと、調整部32Aの両端に延
設された真円部32B、32Cと、一方の真円部32B
に延設されたテーパ状の目盛り部32Dと、目盛り部3
2Dの先端に延設された撮み部32Fとを一体に有する
中空体である。上記調整部32Aは、複数の面32Gを
備えており、この面32Gによって、上記受圧部20の
各アンビル21、22の下面を受けるようにしている。
調整部32Aは、互いに同心に形成された真円部32
B、32Cと連続している。上記真円部32B、32C
は、アジャストベース31の溝31Aの円弧面に沿う径
に設定されており、これによって、上記溝31Aの上
で、同一回動中心O回りに滑らかに回動できるように構
成されている。これに対し、上記調整部32Aの各面3
2G、32G、…は、図6に示すように、上記回動中心
Oからの距離がそれぞれ異なっている。従って、面32
Gが変更される毎に、面32Gに支持されているアンビ
ル21、22の高さが代わることになる。
【0020】上記目盛り部32Dは、調整部32Aの面
32G毎に数値等の記号32Hを表示しており、これに
よって、対応する面32Gの高さやその段階を表してい
る。上記撮み部32Fは、外周にローレット加工が施さ
れた環状体である。次に、図5も参照して、上記アジャ
ストダイヤル32の内部は、撮み部32F側に開口する
大径の挿通孔32Jと、その反対側に開口する小径の挿
通孔32Kとが、上記回動中心Oと同心に形成されてい
る。そして、大径の挿通孔32Jの開口部分から六角孔
ボルト33を挿通し、これを上記基台部11の切欠11
A内の端面11Bに形成されたねじ穴11Cに螺合させ
ることにより、アジャストダイヤル32を回転可能に基
台部11に取り付けるようにしている。
【0021】アジャストダイヤル32が端子金具Tの圧
着作業中に回動するのを阻止するために、上記端面11
Bには、ストッパ突起11Dが突設されているととも
に、アジャストダイヤル32の真円部32Cの端面に
は、同一円周上に間隔を隔てて穿設された有底の穴32
Lが多数形成されている。各穴32Lは、各面32Gと
所定の位相関係になっており、これによって、何れの面
32Gが選択された場合にも、いずれかの穴32Lが上
記ストッパ突起11Dに嵌入できるようになっている。
【0022】ストッパ突起11Dからアジャストダイヤ
ル32を退避させるために、アジャストダイヤル32
は、上記回動中心Oに沿って、六角孔ボルト33に対し
て相対変位可能に構成されている。これとともに、六角
孔ボルト33の頭部33Bとアジャストダイヤル32の
内部に形成された肩部32Mとの間に圧縮コイルばね3
4が縮設されている。
【0023】次に、図8を参照して、上述した構成にお
ける調整作業について説明する。以上の構成では、先
ず、ボルト25を緩めることにより、各アンビル25を
上下に変位可能にする。このとき、共締めされているス
トップ台23は、その下面の一部が基台部11に載置さ
れているので、高さが変わることはない。これによっ
て、ストップ台23の受圧高さ(図8におけるH1)が
特定され、この受圧高さH1に対して、アンビルの受圧
高さH2が特定される。すなわち、上述した圧縮コイル
ばね34の付勢力に抗してアジャストダイヤル32を前
方に引っ張ることにより、上記ストッパ突起11Dから
穴32Lが離脱し、アジャストダイヤル32は、回転可
能になる。そのまま目盛り部32Dの目盛り(記号)3
2Hを読みながらアジャストダイヤル32を回動して、
圧着されるべき端子金具Tの種類に応じて、各アンビル
21、22の受圧高さH2を調整し、そのまま手を離す
と、上記圧縮コイルばね34の付勢力によってアジャス
トダイヤル32が元の位置、すなわち、真円部32Cの
端面が切欠11Aの端面11Bに当接する位置に戻る。
この状態で、ボルト25を締め付けることにより、アン
ビルの受圧高さH2が特定されるのである。この受圧高
さH2は、上記ストップ台23の受圧高さH1に対し、
僅かな寸法X分だけ高く設定される。この寸法Xは、端
子金具Tの種類に応じ、スプリングバック等を考慮して
適宜決定され、初期設定ですり合わせされる。
【0024】さらに、周知の方法により、上記加圧部4
0の受圧部20に対する突出高さを調整することによ
り、押え部材43は、ストップ台23の受圧高さH1が
特定された段階で突出量が特定され、各クリンパー4
1、42は、各アンビル21、22の受圧高さH2が特
定された段階で突出量が特定される。このように、上述
した構成では、最初にストップ台23の受圧高さH1を
特定し、次いで、この受圧高さH1に対して各アンビル
21、22の受圧高さH2を調整することができるの
で、材料や、めっき、油等の要因により曲がりが生じて
いる場合においても、各アンビル21、22の受圧高さ
H2を変更することにより、即座に対応することができ
るという顕著な効果を奏する。
【0025】しかも、撮み部32Fを回動させることに
より、各アンビル21、22の受圧高さH2を調整する
ことができるとともに、撮み部32Fが外部に露出して
いるので、作業性がよく、その分、調整作業を効率よく
行うことができるという利点がある。加えて、回り止め
部材としてのストッパ突起11Dおよび穴32Lによっ
て、調整部32Aが止定されるので、圧着時等に調整部
32Aが不必要に回動するのを阻止することができる結
果、調整部の信頼性が向上するという利点がある。
【0026】なお、本発明は上述した実施態様に特定さ
れない。たとえば、本発明の別の実施態様を示す縦断面
図である図9に示すように、アンビル高さ調整機構とし
て、ボルト301を直接基台部11に螺合させて、アン
ビル21、22の受圧高さH2を変更できるようにして
もよい。図9において、302は、各アンビル21、2
2の下面を受ける受圧板である。
【0027】その他、種々の設計変更が可能であること
は云うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成では、最初にストップ台の受圧高さを特定
し、次いで、この受圧高さに対してアンビルの受圧高さ
を調整することができるので、材料や、めっき、油等の
要因により曲がりが生じている場合においても、アンビ
ルの受圧高さを調整することにより、即座に対応するこ
とができるという顕著な効果を奏する。
【0029】また、請求項2記載の構成では、撮み部を
回動させることにより、アンビルの受圧高さを調整する
ことができるとともに、また、撮み部が外部に露出して
いるので、作業性がよく、その分、調整作業を効率よく
行うことができるという利点がある。また、請求項3記
載の構成では、回り止め部材により、調整部が止定され
るので、圧着時等に調整部が不必要に回動するのを阻止
することができる結果、調整部の信頼性が向上するとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における要部を示す分解
斜視図である。
【図2】図1の構成を採用した端子圧着ユニットの外観
斜視図である。
【図3】図2の端子圧着ユニットの部分縦断面図であ
る。
【図4】図2の端子圧着ユニットの部分縦断面図であ
る。
【図5】図1の構成におけるアンビル高さ調整機構の縦
断面図である。
【図6】上記アンビル高さ調整機構の要部を示す横断面
図である。
【図7】上記アンビル高さ調整機構に採用されているア
ジャストダイヤルの背面図である。
【図8】上記アンビル高さ調整機構の使用状態を示す縦
断面図である。
【図9】本発明の別の実施態様を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 基台部 20 受圧部 21 インシュレーション用アンビル 22 ワイヤー用アンビル 23 ストップ台 24 カッタ台 30 アンビル調整機構 31 アジャストベース 32 アジャストダイヤル 40 加圧部 301 ボルト H1 受圧高さ H2 受圧高さ T 端子金具 T1 繋ぎ部 T2 圧着部 T3 接続部 O 回動中心

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台部と、 基台部に設けられた端子金具のインシュレーションバレ
    ル部分を受けるインシュレーション用アンビルと、ワイ
    ヤーバレル部分を受けるワイヤー用アンビルと、接続部
    を受けるストップ台とを有し、これらはこの順で並んで
    おり、 上記各 アンビルに対して相対的に変位可能に構成され、
    且つアンビルとの間で上記端子金具をかしめることに
    より、電線収容溝に収容された被覆電線に当該端子金具
    を圧着するクリンパーと 記クリンパーと一体的に並設され、且つストップ台と
    の間で端子金具の接続部分を挟み込む押え部材とを本体
    に備えた端子圧着ユニットにおいて、 上記ストップ台の受圧高さに対し、上記各アンビルの受
    圧高さを調整するために、周方向および軸方向に摺動可
    能に設けられ、軸方向に引き出した状態で周方向に回転
    させ、所望の回動位置で軸方向に戻すことにより、スト
    ップ台の受圧高さに対する上記インシュレーション用ア
    ンビルおよびワイヤー用アンビルの受圧高さを、同時
    に、一緒に調整することのできるアンビル高さ調整機構
    を設けていることを特徴とする端子圧着ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の端子圧着ユニットにおい
    て、 上記アンビル高さ調整機構は、アンビルの下面を受ける
    複数の面により多角柱状に区画される調整部と、調整部
    を所定の回動中心回りに回動可能に外部に露出する撮み
    部とを含み、上記調整部の上記複数の面は、回動中心か
    らの距離が互いに異なっているものであることを特徴と
    する端子圧着ユニット
  3. 【請求項3】請求項2記載の端子圧着ユニットにおい
    て、 上記アンビル高さ調整機構は、少なくとも圧着時に調整
    部を同一位相に止定する回り止め部材を含んでいること
    を特徴とする端子圧着ユニット
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