JP3430064B2 - 導通試験装置 - Google Patents

導通試験装置

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JP3430064B2
JP3430064B2 JP07417199A JP7417199A JP3430064B2 JP 3430064 B2 JP3430064 B2 JP 3430064B2 JP 07417199 A JP07417199 A JP 07417199A JP 7417199 A JP7417199 A JP 7417199A JP 3430064 B2 JP3430064 B2 JP 3430064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号の伝送に利用
される伝送路や伝送装置内部の導通試験を行うための導
通試験装置に関し、例えば、低ビットレート音声符号化
復号化技術を用いて音声を伝送するシステムの音声通信
装置内部や外部の通話路に対して導通試験を行うために
利用される。
【0002】
【従来の技術】音声通信を行う通信システムにおいて
は、低ビットレート符号化復号化技術を用いて圧縮した
音声データを伝送することが提案されている。この技術
は、有限な伝送路の帯域を有効利用するうえで効果があ
りきわめて重要である。この種の通信システムは、たと
えば図8に示すように構成される。図8を参照すると、
各々の電話機11,12は電話ライン41,42を介し
てそれぞれ独立した圧縮音声通信装置21,22と接続
されている。また、圧縮音声通信装置21,22同士
は、伝送ライン40を介して接続されている。
【0003】各々の圧縮音声通信装置21,22には、
パルス変調方式コーデック(音声符号化復号化装置)3
1と、音声圧縮コーデック(音声圧縮伸張装置)32
と、伝送装置33とが備わっている。なお、通常の電話
網においてはパルス変調方式コーデック31にPCM
(パルス符号変調)方式が用いられている。
【0004】電話機11から送出される音声のデータ
は、圧縮音声通信装置21に入力され、まずパルス変調
方式コーデック31でパルス変調される。パルス変調さ
れたデータは、音声圧縮コーデック32で音声圧縮され
る。音声圧縮されたデータは、伝送装置33の制御によ
り伝送ライン40の伝送方式に従う形式で伝送ライン4
0に送出される。このデータが、伝送ライン40を介し
て対向する別の音声通信装置22に転送される。
【0005】伝送ライン40の伝送方式としては、例え
ばSTM(同期転送モード),パケット,フレームリレ
ー,IP(Internet Protocol),ATM(非同期転送
モード)等が利用できる。ところで、この種の通信シス
テムにおいては、音声圧縮コーデック32の有無を問わ
ず通話路の正常性を確認する必要性が高い。すなわち、
圧縮音声通信装置(または音声通信装置)の内部あるい
は対向する装置間の通話路に断線などの障害が発生して
いないことを確認するために導通試験を行う必要があ
る。
【0006】特に、装置内部の試験は、装置単体の正常
性を確認する上で重要である。音声圧縮コーデック32
を持たない音声通信装置の場合、一般に、図10に示す
ように折返器を用いて装置内部の通話路に関する導通試
験が行われる。図10に示すように、パルス変調方式コ
ーデック31には折返器51が内蔵され、伝送装置33
には折返器52が内蔵されている。また、パルス変調方
式コーデック31と伝送装置33との間の音声ライン3
4には試験折返器53が挿入してある。
【0007】導通試験を実施する場合には、導通試験装
置54を試験折返器53に接続し、折返器51,52及
び試験折返器53の各接点を「接点A」から「接点B」
に切り替える。導通試験装置54には、試験データパタ
ーン生成部55及び試験データパターン比較部56が備
わっている。試験データパターン生成部55は、所定の
試験データパターンのデータを生成する。
【0008】試験データパターン生成部55が生成した
試験データパターンのデータは、試験折返器53を経由
して音声ライン34aに現れる。この音声ライン34a
のデータは、折返器52で折り返され音声ライン34b
に現れる。さらに、音声ライン34bのデータは折返器
51で折り返され音声ライン34cに戻る。音声ライン
34cに戻ったデータは、試験折返器53を経由して試
験データパターン比較部56に入力される。
【0009】試験データパターン比較部56は、所定の
データパターンを示すデータを、予想データパターンと
して予め保持している。この予想データパターンは、試
験データパターン生成部55が生成した試験データパタ
ーンに対応する。従って、試験データパターン比較部5
6は試験折返器53から入力された受信データを予想デ
ータパターンと比較し、両者の一致をもって導通の正常
性を判断する。
【0010】ここで、試験データパターンとしては、例
えば0FH(00001111),AAH(10101
010),55H(01010101),F0H(11
110000)等の固定パターンを繰り返したものが用
いられる。また、予想データパターンにもこれらと同じ
ものが用いられる。ところが、音声圧縮コーデック32
を備える圧縮音声通信装置21,22に対して導通試験
を実施しようとする場合には、試験データパターンとし
て上記固定パターンを用いても、導通試験が有効に作用
しない可能性がある。この理由について説明する。
【0011】図9に示す圧縮音声通信装置においては、
パルス変調方式コーデック31と音声圧縮コーデック3
2との間の音声ライン34に試験折返器53が挿入され
ている。それ以外については図10と同様である。この
圧縮音声通信装置の導通試験を実施する場合には、試験
データパターン生成部55から送出される試験データパ
ターンのデータが試験折返器53を経由して音声ライン
34aに現れる。このデータは、圧縮部(音声符号化装
置)32aで音声圧縮符号化され圧縮音声ライン35a
に現れる。
【0012】圧縮音声ライン35aのデータは、伝送装
置33の折返器52で折り返され圧縮音声ライン35b
に現れる。このデータは、音声圧縮コーデック32の伸
張部(音声復号化装置)32bで音声圧縮復号化(伸
張)されて音声ライン34bに現れる。音声ライン34
bのデータは、パルス変調方式コーデック31の折返器
51で折り返されて音声ライン34cに現れる。音声ラ
イン34cのデータは、試験折返器53を介して試験デ
ータパターン比較部56に入力される。
【0013】ところで、ほとんどの音声圧縮コーデック
の圧縮アルゴリズムは、音声帯域の周波数に特化して設
計されている。そのため、前述のような固定パターンの
データを音声圧縮コーデック32の圧縮部32aで圧縮
した後、伸張部32bで伸張すると、圧縮及び伸張処理
後のデータパターンは処理前の元のデータパターンと一
致しないのが一般的である。
【0014】また、音声圧縮コーデック32で圧縮した
後のデータパターンについては、その直前までに処理さ
れた過去のデータパターンの大きな影響を受けるため、
予測が困難である。したがって、音声圧縮コーデック3
2を用いる圧縮音声通信装置においては、前述のような
固定パターンを用いた導通試験は実用性に欠ける。そこ
で、音声圧縮コーデックを有する音声通信装置について
導通試験を行う場合には、従来より導通試験データとし
て音声周波数帯域内の単一周波数の信号が用いられてい
る。このような単一周波数の信号を用いる場合であって
も、音声圧縮コーデック処理後のデータは元のデータと
正確には一致しないが、周波数の主成分については確実
に再現することができる。
【0015】したがって、図9の試験データパターン比
較部56に特定の周波数成分を検出する周波数検出器を
搭載することにより、試験データパターン生成部55か
ら送出した信号が受信できたか否かを試験データパター
ン比較部56で識別できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディジタル
信号から特定の周波数成分を検出するために利用される
周波数検出器は、一般に複雑な周波数解析の演算処理を
必要とする。また、一般に音声通信装置は同時に複数の
通信チャネルを利用する。
【0017】音声通信装置の導通試験は各々の通信チャ
ネルについて実施する必要があるため、通信チャネルの
数が増えると周波数検出器における周波数解析の処理時
間が問題になるか、または周波数検出器の回路構成が複
雑になる。。すなわち、1台の音声通信装置でより多く
のチャネル数を処理したい場合、周波数検出器における
周波数解析の演算処理がボトルネックになったり、回路
構成の複雑化によって最大処理チャネル数が大きく制約
される可能性がある。したがって、最大処理チャネル数
の制約をなくするためには、試験データパターン比較部
56における処理を周波数検出器よりも単純化する必要
がある。
【0018】本発明は、上記のような導通試験装置にお
いて周波数検出器よりも簡単な処理で所定データパター
ンの検出を可能にすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1は、所定パター
ンの導通試験データを生成して音声圧縮コーデックの圧
縮部を経由して導通試験対象の通話路に送出する試験デ
ータパターン生成部と、前記通話路の折り返しにより
記音声圧縮コーデックの伸張部を経由して前記通話路か
ら得られる受信データを予め保持した予想データパター
ンと比較する試験データパターン比較部とを備え電話機
と音声圧縮コーデックとの間に設置される導通試験装置
であって、単一周波数の正弦波に相当するデータを導通
試験データとして生成する正弦波生成手段を前記試験デ
ータパターン生成部に設け、前記通話路から得られる受
信データのデータパターンの振幅を2値化する振幅2値
化手段を前記試験データパターン比較部に設け、更にデ
ータパターンが正極性であることを意味する第1の値
と、データパターンが負極性であることを意味する第2
の値と、第3の値との3種類の値で構成される予想デー
タパターンを保持する3値パターン保持手段を設けると
ともに、前記第3の値をデータパターンの極性の変化点
を含む複数の極性変化領域に割り当て、かつ前記複数の
極性変化領域の各々に割り当てる前記第3の値の長さを
領域毎に独立に決定したことを特徴とする。
【0020】請求項1においては、正弦波生成手段は単
一周波数の正弦波に相当するデータを導通試験データと
して生成する。また、振幅2値化手段は前記通話路から
得られる受信データのデータパターンの振幅を2値化す
る。正弦波のデータパターンには、正極性の領域と負極
性の領域とが半波毎に交互に周期的に現れる。したがっ
て、振幅2値化手段が出力する2値データは、正弦波の
正極性の領域を表す第1の値と正弦波の負極性の領域を
表す第2の値とに対応づけられる。
【0021】振幅2値化手段が出力する2値データを用
いてデータパターンの比較を行う場合には、複雑な周波
数解析の演算処理が不要になる。すなわち、第1の値が
連続的に現れる長さや第2の値が連続的に現れる長さに
基づいて、受信データの周波数を識別できる。このた
め、簡単な処理で導通試験の結果を識別できる
【0022】請求項においては、3値パターン保持手
段に保持される予想データパターンが、データパターン
が正極性であることを意味する第1の値と、データパタ
ーンが負極性であることを意味する第2の値と、第3の
値との3種類の値とで構成されている。また、前記第3
の値はデータパターンの極性の変化点を含む複数の極性
変化領域に割り当て、かつ前記複数の極性変化領域の各
々に割り当てる前記第3の値の長さを領域毎に独立に決
定してある。
【0023】音声圧縮コーデックにおいてデータを圧縮
処理する前のデータと伸張して復元した後のデータとは
完全には一致しないため前記振幅2値化手段が出力する
2値データにも誤差が含まれている。つまり、振幅2値
化手段が出力する2値データに第1の値が現れる範囲と
正弦波の正極性の領域との間に僅かにずれが発生し、2
値データに第2の値が現れる範囲と正弦波の負極性の領
域との間にも僅かにずれが発生する。
【0024】したがって、圧縮処理前のデータパターン
を2値化した結果と伸張処理によって復元したデータパ
ターンを2値化した結果とを単純に比較すると、不一致
が生じる。しかし、この不一致が生じるのは正弦波の極
性が変化する点の近傍に限られる。請求項において
は、予想データパターンに第3の値を設けて、この第3
の値をデータパターンの極性の変化点を含む領域に割り
当ててあるので、データの圧縮及び伸張によってデータ
パターンが変形しても、周波数が同じであれば前記不一
致は生じにくい。このため、単純な比較によってデータ
パターンの周波数を識別できる。
【0025】請求項2は、所定パターンの導通試験デー
タを生成して音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導
通試験対象の通話路に送出する試験データパターン生成
部と、前記通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデ
ックの伸張部を経由して前記通話路から得られる受信デ
ータを予め保持した予想データパターンと比較する試験
データパターン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデ
ックとの間に設置される導通試験装置であって、単一周
波数の正弦波に相当するデータを導通試験データとして
生成する正弦波生成手段を前記試験データパターン生成
部に設け、前記通話路から得られる受信データのデータ
パターンの振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験
データパターン比較部に設け、更にデータパターンが正
極性であることを意味する第1の値と、データパターン
が負極性であることを意味する第2の値と、第3の値と
の3種類の値で構成される予想データパターンを保持す
る3値パターン保持手段を設けるとともに、前記第3の
値をデータパターンの極性の変化点を含む複数の極性変
化領域に割り当て、かつ前記複数の極性変化領域の各々
に連続的に割り当てる前記第3の値の長さを領域毎に独
立に決定し、前記試験データパターン比較部が、前記振
幅2値化手段の出力する2値化された受信データと前記
3値パターン保持手段が保持する予想データパターンと
を比較し、前記予想データパターンの第1の値及び第2
の値が継続的に受信データと一致する場合に正常な導通
状態とみなし、前記予想データパターンの第3の値と受
信データとの一致の有無については導通状態の識別条件
から除外することを特徴とする。
【0026】請求項においては、前記振幅2値化手段
の出力する2値化された受信データと前記3値パターン
保持手段が保持する予想データパターンとを試験データ
パターン比較部が比較する。そして、前記予想データパ
ターンの第1の値及び第2の値が継続的に受信データと
一致する場合に正常な導通状態とみなす。また、前記予
想データパターンの第3の値と受信データとの一致の有
無については導通状態の識別条件から除外する。
【0027】したがって、データの圧縮及び伸張によっ
てデータパターンが変形しても、周波数が同じであれば
受信データと予想データパターンとの不一致は生じにく
い。このため、単純な比較によってデータパターンの周
波数を識別できる。
【0028】請求項3は、所定パターンの導通試験デー
タを生成して音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導
通試験対象の通話路に送出する試験データパターン生成
部と、前記通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデ
ックの伸張部を経由して前記通話路から得られる受信デ
ータを予め保持した予想データパターンと比較する試験
データパターン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデ
ックとの間に設置される導通試験装置であって、単一周
波数の正弦波に相当するデータを導通試験データとして
生成する正弦波生成手段を前記試験データパターン生成
部に設け、前記通話路から得られる受信データのデータ
パターンの振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験
データパターン比較部に設け、更にデータパターンが正
極性である区間の区間長に関する上限及び下限を表す正
極参照値と、データパターンが負極性である区間の区間
長に関する上限及び下限を表す負極参照値とを予想デー
タパターンとして保持する区間長パターン保持手段を設
けたことを特徴とする。請求項の区間長パターン保持
手段は、データパターンが正極性である区間の区間長に
関する上限及び下限を表す正極参照値と、データパター
ンが負極性である区間の区間長に関する上限及び下限を
表す負極参照値とを予想データパターンとして保持して
いる。
【0029】データの圧縮及び伸張によってデータパタ
ーンが変形する場合であっても、周波数が同じであれ
ば、前記振幅2値化手段の出力する2値化された受信デ
ータの正極性区間の長さ及び負極性区間の長さはある範
囲の中で変動する。予想データパターンの正極参照値及
び負極参照値を用いて範囲内か否かを識別すれば、受信
データのデータパターンの周波数を簡単に識別できる。
【0030】請求項4は、所定パターンの導通試験デー
タを生成して音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導
通試験対象の通話路に送出する試験データパターン生成
部と、前記通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデ
ックの伸張部を経由して前記通話路から得られる受信デ
ータを予め保持した予想データパターンと比較する試験
データパターン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデ
ックとの間に設置される導通試験装置であって、単一周
波数の正弦波に相当するデータを導通試験データとして
生成する正弦波生成手段を前記試験データパターン生成
部に設け、前記通話路から得られる受信データのデータ
パターンの振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験
データパターン比較部に設け、更にデータパターンが正
極性である区間の区間長に関する上限及び下限を表す正
極参照値と、データパターンが負極性である区間の区間
長に関する上限及び下限を表す負極参照値とを予想デー
タパターンとして保持する区間長パターン保持手段を設
け、前記試験データパターン比較部には、前記振幅2値
化手段の出力する2値化された受信データに正極性を示
す値が連続的に現れる回数を計数する正極区間計数手段
と、前記振幅2値化手段の出力する2値化された受信デ
ータに負極性を示す値が連続的に現れる回数を計数する
負極区間計数手段と、前記区間長パターン保持手段が保
持する予想データパターンの正極参照値及び負極参照値
を参照し、前記正極区間計数手段が計数した値と前記正
極参照値とを比較するとともに前記負極区間計数手段が
計数した値と前記負極参照値とを比較して、前記正極参
照値及び負極参照値の双方の条件を満足する受信データ
が連続的に検出された場合に正常な導通状態とみなす区
間長識別手段とを設けたことを特徴とする。
【0031】請求項の正極区間計数手段は、前記振幅
2値化手段の出力する2値化された受信データに正極性
を示す値が連続的に現れる回数を計数する。また、負極
区間計数手段は前記振幅2値化手段の出力する2値化さ
れた受信データに負極性を示す値が連続的に現れる回数
を計数する。さらに、区間長識別手段は前記区間長パタ
ーン保持手段が保持する予想データパターンの正極参照
値及び負極参照値を参照し、前記正極区間計数手段が計
数した値と前記正極参照値とを比較するとともに前記負
極区間計数手段が計数した値と前記負極参照値とを比較
する。そして、前記正極参照値及び負極参照値の双方の
条件を満足する受信データが連続的に検出された場合に
正常な導通状態とみなす。
【0032】したがって、データの圧縮及び伸張によっ
てデータパターンが変形する場合であっても、周波数が
同じであれば、区間長識別手段によって正常な導通状態
が検出される。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の導
通試験装置の1つの実施の形態について、図1及び図4
〜図9を参照して説明する。この形態は請求項1〜請求
項3に対応する。
【0034】図1はこの形態の導通試験装置の構成を示
すブロック図である。図4は試験データパターンに用い
る正弦波の例を示す波形図である。図5は試験データパ
ターンを音声圧縮コーデックで処理した後の波形を示す
波形図である。図6はデータの構成例を示すタイムチャ
ートである。図7は受信データの正負値と予想データパ
ターンの例を示すタイムチャートである。図8は音声通
信システムの構成例を示すブロック図である。図9は圧
縮音声通信装置の構成を示すブロック図である。
【0035】この形態では、請求項1の試験データパタ
ーン生成部,試験データパターン比較部,正弦波生成手
段及び振幅2値化手段は、それぞれ試験データパターン
生成部81,試験データパターン比較部82,試験デー
タ生成部84及び受信信号2値化部85に対応する。ま
た、請求項2の3値パターン保持手段は、予想データパ
ターンメモリ86に対応する。
【0036】この形態の導通試験装置は、たとえば図9
に示すような圧縮音声通信装置に導通試験装置54とし
て接続して使用される。また、この形態の導通試験装置
は、図1に示すように試験データパターン生成部81及
び試験データパターン比較部82を備えている。試験デ
ータパターン生成部81には試験データパターンメモリ
83及び試験データ生成部84が備わっており、試験デ
ータパターン比較部82には受信信号2値化部85,予
想データパターンメモリ86及びデータ比較部87が備
わっている。
【0037】試験データ生成部84は、図4に示すよう
な正弦波の各時点の振幅値に対応する数値を試験データ
として順次に試験折返器53に出力する。つまり、この
試験データの数値の変化が正弦波に近似されたパターン
になっている。図4の例では、正弦波の1周期が2.375
ms(周波数は約421Hz)になっている。実際に
は、一定の時間間隔で数値データを試験データパターン
として順次に出力する必要がある。図4の例では、12
5μsの時間間隔で順次にデータを出力することによ
り、正弦波の1周期の波形を19個のデータで近似的に
表現することができる。
【0038】この試験データパターンは、図1の試験デ
ータパターンメモリ83に予め保持されたデータに基づ
いて、試験データ生成部84が生成する。この例では、
図4に示す波形上の番号1〜番号19の各点の振幅値の
データ、すなわち正弦波波形の1周期のデータが試験デ
ータパターンメモリ83に保持されている。なお、図4
に示す波形上の番号1〜番号19の各点の振幅値のデー
タは、実際に正弦波波形を一定の間隔でサンプリングす
れば得られるし、計算によって求めることもできる。
【0039】試験データ生成部84は、試験データパタ
ーンメモリ83に保持された各点の振幅値のデータを一
定の時間間隔で順次に読み出して試験折返器53に出力
する。19個のデータを繰り返し出力することによっ
て、連続的な複数周期の正弦波波形を出力できる。した
がって、試験データ生成部84が出力するデータは図4
に示すように正弦波のパターンで順次に変化する。
【0040】図1の導通試験装置を図9に示すように圧
縮音声通信装置に接続し、折返器51,52,試験折返
器53の各接点を「接点B」に接続することにより、試
験データパターン生成部81から出力される試験データ
パターンのデータに対応する受信データを試験データパ
ターン比較部82に入力することができる。すなわち、
図1の試験データパターン生成部81が出力するデータ
は、図9の試験折返器53を経由して音声ライン34a
に現れる。このデータは、圧縮部32aで音声圧縮符号
化されて圧縮音声ライン35aに現れる。圧縮音声ライ
ン35aのデータは、折返器52で折り返され圧縮音声
ライン35bに現れる。
【0041】さらに、圧縮音声ライン35bのデータは
伸張部32bで音声圧縮復号化され、音声ライン34b
に現れる。音声ライン34bのデータは、折返器51で
折り返されて音声ライン34cに現れる。音声ライン3
4cのデータは、試験折返器53を経由して図1の試験
データパターン比較部82に入力される。ところが、音
声圧縮コーデック32を経由してデータが伝送されるた
め、試験データパターン生成部81が送出したデータと
試験データパターン比較部82が受信するデータとは完
全には一致しない。
【0042】たとえば、図4に示す試験データパターン
のデータを試験データパターン生成部81から送出する
場合に、音声圧縮コーデック32においてITU−T勧
告G.729(8kbit/s音声符号化方式)にした
がった音声圧縮符号化及び音声圧縮復号化(伸張)を実
施すると、図5に示すようなパターンのデータが試験デ
ータパターン比較部82で受信される。
【0043】図5を参照すると、図4とは多少異なるパ
ターンに変形されているのがわかる。なお、図5に示す
番号1〜番号19の各点は、図4の同じ番号の点のデー
タに対応している。
【0044】図5に示すようなパターンの受信データの
周波数を簡単に識別できるように、図1の試験データパ
ターン比較部82には受信信号2値化部85,予想デー
タパターンメモリ86及びデータ比較部87が設けてあ
る。受信信号2値化部85は、図5に示されるようなパ
ターンの受信データを、その波形の極性を表す2値デー
タに変換する。つまり、受信データのデータパターンの
振幅値が正値であるか負値であるかを表す2値データを
生成する。なお、受信データの振幅値の0については正
値と負値のいずれに割り当ててもよいが、この例では正
値に割り当てている。
【0045】各データは、実際の数値で表すと図6のよ
うになる。図6に示す元データの振幅値は、試験データ
パターン生成部81が出力するデータに対応する。ま
た、図6のコーデック処理後データの振幅値は、試験デ
ータパターン比較部82に入力される受信データに対応
する。さらに、図6のコーデック処理後データの正負値
は、受信データから受信信号2値化部85が生成する2
値データに対応する。
【0046】図6において、正負値の1(正値)は波形
が正極性の範囲にあることを表し、正負値の0(負値)
は波形が負極性の範囲にあることを表している。正弦波
のパターンを試験データパターンとして用いる場合に
は、図6に示すように、正値及び負値はそれぞれある一
定の期間連続的に現れる。図6の例では連続数は8〜1
1の範囲になっている。
【0047】データ比較部87は、受信信号2値化部8
5が出力する2値データと、予想データパターンメモリ
86が予想データパターンとして保持しているデータと
を比較して導通状態を識別する。この例では、予想デー
タパターンメモリ86は予想データパターンとして、図
7に示すような「1」,「0」,「X」の3値で構成さ
れるデータを保持している。予想データパターンの
「1」及び「0」それぞれデータパターンの正極性の区
間及び負極性の区間に対応する。また、予想データパタ
ーンの「X」は、正極性の区間及び負極性の区間のいず
れにも指定していないことを表している。実際には、予
想データパターンの極性の変化点の近傍のデータに対し
て「X」の値が割り当てられている。
【0048】たとえば、図4に示す正弦波を試験データ
パターンとして用いる場合には、予想データパターンと
して「XX111111XXX000000XX」のデ
ータ(正弦波の1周期に相当する)を予想データパター
ンメモリ86に予め保持しておけばよい。このデータを
繰り返し用いることにより、複数周期にわたってパター
ンを対比することもできる。
【0049】データ比較部87は、受信信号2値化部8
5が出力する時系列の2値データをシフトレジスタなど
によって並列データに変換し、この並列データのパター
ンと予想データパターンメモリ86の予想データパター
ンとを対比する。通話路の導通状態が正常な場合には、
図5に示すようなパターンのデータが受信されるので、
図1の受信信号2値化部85が出力する2値データは、
図7に示す「受信データの正負値」のように変化する。
【0050】図7を参照すると、予想データパターンの
「X」の部分を除くと、「受信データの正負値」と予想
データパターンとが一致しているのがわかる。データ比
較部87は、予想データパターンの「X」の部分を除い
て「受信データの正負値」と予想データパターンとを対
比し、両者が一致するか否かによって導通状態が正常か
否かを識別する。つまり、「X」の部分は比較対象外と
する。実際には、正弦波の複数周期にわたってパターン
の比較を行い、正常な状態が継続する場合に最終的に正
常とみなす。
【0051】一方、たとえば線路の途中に生じた断線な
どによって通話路の導通性が異常になっていると、試験
データパターン比較部82には一定レベルのパターンが
入力されることになる。
【0052】断線箇所の結線がハイインピーダンスで設
計されている場合、この一定パターンは「1」が連続し
たパターンになる。したがって、これを振幅の正負2値
に変換した値も「1」が連続したパターンになるため、
データ比較部87における比較結果は不一致になる。す
なわち、導通異常と判断される。 (第2の実施の形態)本発明の導通試験装置のもう1つ
の実施の形態について、図2及び図3を参照して説明す
る。この形態は請求項1,請求項4及び請求項5に対応
する。
【0053】図2はこの形態の導通試験装置の構成を示
すブロック図である。図3はこの形態のデータ比較部9
6の動作を示すフローチャートである。この形態は第1
の実施の形態の変形例である。図2において、図1と同
一の要素は同一の符号を付けて示してある。この形態で
は、請求項1の試験データパターン生成部,試験データ
パターン比較部,正弦波生成手段及び振幅2値化手段
は、それぞれ試験データパターン生成部81,試験デー
タパターン比較部92,試験データ生成部84及び受信
信号2値化部85に対応する。
【0054】また、請求項4の区間長パターン保持手段
は予想データパターンメモリ95に対応する。請求項5
の正極区間計数手段,負極区間計数手段及び区間長識別
手段は、それぞれ正値カウンタ94,負値カウンタ93
及びデータ比較部96に対応する。この形態の導通試験
装置は、たとえば図9に示すような圧縮音声通信装置に
導通試験装置54として接続して使用される。また、こ
の形態の導通試験装置は、図2に示すように試験データ
パターン生成部81及び試験データパターン比較部92
を備えている。
【0055】試験データパターン生成部81には試験デ
ータパターンメモリ83及び試験データ生成部84が備
わっており、試験データパターン比較部92には受信信
号2値化部85,負値カウンタ93,正値カウンタ9
4,予想データパターンメモリ95及びデータ比較部9
6が備わっている。
【0056】試験データパターン生成部81については
第1の実施の形態と同一である。したがって、試験デー
タパターン比較部92に入力される受信データも第1の
実施の形態と同様になる。また、受信データは受信信号
2値化部85によって2値データに変換される。正値カ
ウンタ94は、受信データの2値信号が正値「1」であ
る場合にその連続回数を計数する。受信信号2値化部8
5が負値を出力すると、それまでの計数値がデータ比較
部96に出力され、計数値はクリアされる。
【0057】また、負値カウンタ93は受信データの2
値信号が負値「0」である場合にその連続回数を計数す
る。受信信号2値化部85が正値を出力すると、それま
での計数値がデータ比較部96に出力され、計数値はク
リアされる。つまり、受信信号2値化部85が出力する
2値信号に正値「1」が連続的に現れた長さ(データパ
ターンの正極性領域の区間長)に相当する数値が正値カ
ウンタ94からデータ比較部96に印加され、受信信号
2値化部85が出力する2値信号に負値「0」が連続的
に現れた長さ(データパターンの負極性領域の区間長)
に相当する数値が負値カウンタ93からデータ比較部9
6に印加される。
【0058】たとえば、図7に示す「受信データの正負
値」に「111111111」と9回連続的に正値
「1」が現れると、数値「9」が正値カウンタ94から
データ比較部96に印加され、「受信データの正負値」
に「000000000」と9回連続的に負値「0」が
現れると、数値「9」が負値カウンタ93からデータ比
較部96に印加される。
【0059】予想データパターンメモリ95には、予想
データパターンとして、正値「1」が連続的に現れる長
さの上限値及び下限値と、負値「0」が連続的に現れる
長さの上限値及び下限値とが予め保持されている。
【0060】すなわち、受信データが正極性である区間
の長さ及び負極性である区間の長さは多少変動する可能
性があるが、試験データパターンの周波数が一定であれ
ば、各区間長の変動は上限値と下限値との範囲内に限定
される。試験データパターン比較部92のデータ比較部
96は、図3に示す処理を実行する。最初のステップS
11では、2値化された受信データ(受信信号2値化部
85の出力する2値データ)に正値と負値とが交互に現
れているか否かを確認する。正値と負値とが交互に現れ
ている場合には、ステップS12に進む。正値と負値と
が交互に現れない場合には、ステップS11を繰り返す
かあるいは導通状態を異常とみなす。
【0061】ステップS12では、予想データパターン
メモリ95に保持された正値「1」が連続的に現れる長
さの上限値及び下限値を参照し、正値カウンタ94の出
力する値が前記上限値及び下限値の範囲内にあることを
確認する。正値カウンタ94の出力する値が前記上限値
及び下限値の範囲内である場合にはステップS13に進
む。範囲外であればステップS11に戻る。
【0062】ステップS13では、予想データパターン
メモリ95に保持された負値「0」が連続的に現れる長
さの上限値及び下限値を参照し、負値カウンタ93の出
力する値が前記上限値及び下限値の範囲内にあることを
確認する。負値カウンタ93の出力する値が前記上限値
及び下限値の範囲内である場合にはステップS14に進
む。範囲外であればステップS11に戻る。
【0063】ステップS14では、試験データパターン
の所定周期にわたって連続的に上記ステップS11,S
12,S13の条件が成立したか否かを調べる。すなわ
ち、受信データが予想データパターンと一致する状態が
所定周期連続的に現れた場合には、ステップS15に進
み正常な導通状態とみなす。たとえば、図4に示す正弦
波のデータパターンを用いる場合には、正値及び負値の
各々について上限値を11に定め、下限値を8に定めれ
ばよい。ステップS14の所定周期については、たとえ
ば3周期に定めればよい。
【0064】その場合、たとえば図6に示す「コーデッ
ク処理後データ」の「正負値」が受信信号2値化部85
から出力されるので、正値が連続的に現れる長さ及び負
値が連続的に現れる長さはいずれも下限値の「8」以上
で、しかも上限値の「11」以下であるため、3周期に
わたってパターンを比較した後、正常な導通状態が検出
される。
【0065】図3に示すように、データ比較部96にお
ける処理は正値区間及び負値区間の長さが上限値と下限
値との範囲内か否かを識別するだけなので、処理が非常
に単純である。また、予想データパターンのデータ量も
少ない。なお、図3に示す処理の代わりに図11に示す
処理を行ってもよい。図11においては、最初のステッ
プS10で入力信号が正値か負値かを識別する。ステッ
プS10で入力信号が正値の場合には、ステップS12
aを実行した後でステップS13aを実行し、負値の場
合にはステップS12bを実行してからステップS13
bを実行する。ステップS12a,S13bは図3のス
テップS12と同じ処理であり、ステップS12b,S
13aは図3のステップS13と同じ処理である。
【0066】また、図11の例ではステップS12a,
12b,13a,13bのいずれかで信号が上下限値の
範囲外であることを検出すると、ステップS15bに進
むので導通異常が検出される。ステップS15aに進む
場合には、正常な導通状態が検出される。なお、図1及
び図2に示す各構成要素については、コンピュータのソ
フトウェアで実現してもよいし、専用のハードウェアで
実現してもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明の導通試験装置によれば、試験デ
ータパターン及び予想データパターンのデータ量を減ら
すことができる。また、試験データパターン比較部にお
ける比較演算量が少なくなるため、圧縮音声通信装置の
小規模化に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の導通試験装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】第2の実施の形態の導通試験装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】第2の実施の形態のデータ比較部96の動作を
示すフローチャートである。
【図4】試験データパターンに用いる正弦波の例を示す
波形図である。
【図5】試験データパターンを音声圧縮コーデックで処
理した後の波形を示す波形図である。
【図6】データの構成例を示すタイムチャートである。
【図7】受信データの正負値と予想データパターンの例
を示すタイムチャートである。
【図8】音声通信システムの構成例を示すブロック図で
ある。
【図9】圧縮音声通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】音声通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】第2の実施の形態のデータ比較部96の動作
(変形例)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,12 電話機 21,22 圧縮音声通信装置 31 パルス変調方式コーデック 32 音声圧縮コーデック 32a 圧縮部 32b 伸張部 33 伝送装置 34 音声ライン 35 圧縮音声ライン 40 伝送ライン 41,42 電話ライン 51,52 折返器 53 試験折返器 54 導通試験装置 55 試験データパターン生成部 56 試験データパターン比較部 81 試験データパターン生成部 82 試験データパターン比較部 83 試験データパターンメモリ 84 試験データ生成部 85 受信信号2値化部 86 予想データパターンメモリ 87 データ比較部 92 試験データパターン比較部 93 負値カウンタ 94 正値カウンタ 95 予想データパターンメモリ 96 データ比較部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14 H04L 12/24 H04L 12/26 H04L 25/49 H04M 1/00 H04M 3/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定パターンの導通試験データを生成し
    音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導通試験対象
    の通話路に送出する試験データパターン生成部と、前記
    通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデックの伸張
    部を経由して前記通話路から得られる受信データを予め
    保持した予想データパターンと比較する試験データパタ
    ーン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデックとの間
    に設置される導通試験装置であって、 単一周波数の正弦波に相当するデータを導通試験データ
    として生成する正弦波生成手段を前記試験データパター
    ン生成部に設け、 前記通話路から得られる受信データのデータパターンの
    振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験データパタ
    ーン比較部に設け 更にデータパターンが正極性であることを意味する第1
    の値と、データパターンが負極性であることを意味する
    第2の値と、第3の値との3種類の値で構成される予想
    データパターンを保持する3値パターン保持手段を設け
    るとともに、前記第3の値をデータパターンの極性の変
    化点を含む複数の極性変化領域に割り当て、かつ前記複
    数の極性変化領域の各々に割り当てる前記第3の値の長
    さを領域毎に独立に決定した ことを特徴とする導通試験
    装置。
  2. 【請求項2】 所定パターンの導通試験データを生成し
    音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導通試験対象
    の通話路に送出する試験データパターン生成部と、前記
    通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデックの伸張
    部を経由して前記通話路から得られる受信データを予め
    保持した予想データパターンと比較する試験データパタ
    ーン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデックとの間
    に設置される導通試験装置であって、 単一周波数の正弦波に相当するデータを導通試験データ
    として生成する正弦波生成手段を前記試験データパター
    ン生成部に設け、 前記通話路から得られる受信データのデータパターンの
    振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験データパタ
    ーン比較部に設け 更にデータパターンが正極性であることを意味する第1
    の値と、データパター ンが負極性であることを意味する
    第2の値と、第3の値との3種類の値で構成される予想
    データパターンを保持する3値パターン保持手段を設け
    るとともに、前記第3の値をデータパターンの極性の変
    化点を含む複数の極性変化領域に割り当て、かつ前記複
    数の極性変化領域の各々に連続的に割り当てる前記第3
    の値の長さを領域毎に独立に決定し、 前記試験データパターン比較部が、前記振幅2値化手段
    の出力する2値化された受信データと前記3値パターン
    保持手段が保持する予想データパターンとを比較し、前
    記予想データパターンの第1の値及び第2の値が継続的
    に受信データと一致する場合に正常な導通状態とみな
    し、前記予想データパターンの第3の値と受信データと
    の一致の有無については導通状態の識別条件から除外す
    ことを特徴とする導通試験装置。
  3. 【請求項3】 所定パターンの導通試験データを生成し
    音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導通試験対象
    の通話路に送出する試験データパターン生成部と、前記
    通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデックの伸張
    部を経由して前記通話路から得られる受信データを予め
    保持した予想データパターンと比較する試験データパタ
    ーン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデックとの間
    に設置される導通試験装置であって、 単一周波数の正弦波に相当するデータを導通試験データ
    として生成する正弦波生成手段を前記試験データパター
    ン生成部に設け、 前記通話路から得られる受信データのデータパターンの
    振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験データパタ
    ーン比較部に設け 更にデータパターンが正極性である区間の区間長に関す
    る上限及び下限を表す正極参照値と、データパターンが
    負極性である区間の区間長に関する上限及び下限を表す
    負極参照値とを予想データパターンとして保持する区間
    長パターン保持手段を設けた ことを特徴とする導通試験
    装置。
  4. 【請求項4】 所定パターンの導通試験データを生成し
    音声圧縮コーデックの圧縮部を経由して導通試験対象
    の通話路に送出する試験データパターン生成部と、前記
    通話路の折り返しにより前記音声圧縮コーデックの伸張
    部を経由して前記通話路から得られる受信データを予め
    保持した予想データパターンと比較する試験データパタ
    ーン比較部とを備え電話機と音声圧縮コーデックとの間
    に設置される導通試験装置であって、 単一周波数の正弦波に相当するデータを導通試験データ
    として生成する正弦波生成手段を前記試験データパター
    ン生成部に設け、 前記通話路から得られる受信データのデータパターンの
    振幅を2値化する振幅2値化手段を前記試験データパタ
    ーン比較部に設け 更にデータパターンが正極性である区間の区間長に関す
    る上限及び下限を表す正極参照値と、データパターンが
    負極性である区間の区間長に関する上限及び下限を表す
    負極参照値とを予想データパターンとして保持する区間
    長パターン保持手段を設け 前記試験データパターン比較部には、 前記振幅2値化手段の出力する2値化された受信データ
    に正極性を示す値が連続的に現れる回数を計数する正極
    区間計数手段と、 前記振幅2値化手段の出力する2値化された受信データ
    に負極性を示す値が連続的に現れる回数を計数する負極
    区間計数手段と、 前記区間長パターン保持手段が保持する予想データパタ
    ーンの正極参照値及び負極参照値を参照し、前記正極区
    間計数手段が計数した値と前記正極参照値とを比較する
    とともに前記負極区間計数手段が計数した値と前記負極
    参照値とを比較して、前記正極参照値及び負極参照値の
    双方の条件を満足する受信データが連続的に検出された
    場合に正常な導通状態とみなす区間長識別手段とを設け
    ことを特徴とする導通試験装置。
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