JP3429798B2 - 空気調和機の電動膨張弁流量ばらつき補償装置 - Google Patents

空気調和機の電動膨張弁流量ばらつき補償装置

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JP3429798B2 JP01518793A JP1518793A JP3429798B2 JP 3429798 B2 JP3429798 B2 JP 3429798B2 JP 01518793 A JP01518793 A JP 01518793A JP 1518793 A JP1518793 A JP 1518793A JP 3429798 B2 JP3429798 B2 JP 3429798B2
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稔 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二室あるいは三室とい
ったように、一台の室外機に対し、複数の室内機を接続
したヒートポンプ式空気調和機の電動膨張弁流量ばらつ
き補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機も個別化が進み、各ゾ
ーンを少ない機器で冷暖房可能な多室形ヒートポンプ式
空気調和機の普及が著しい。
【0003】従来、この種の空気調和機に用いられる冷
媒回路について、その構成を図2を参照しながら説明す
る。
【0004】図に示すように、圧縮機101、四方弁1
02、室外熱交換器103、電動膨張弁104、10
5、液側三方弁106、107、ガス側三方弁108、
109を順次接続して冷媒回路を構成した室外機111
に、前記室外機111の前記液側三方弁106、107
とガス側三方弁108、109との間に室内機112、
113を配管で接続し冷媒回路を形成している。
【0005】上記構成において、冷房時は、圧縮機10
1で圧縮された冷媒が、四方弁102を経由し室外熱交
換器103で凝縮され、電動膨張弁104、105で減
圧される。そして、減圧された冷媒は、液側三方弁10
6、107、接続配管を通り、室内機112、113へ
と流れる。ここで冷媒は蒸発し室内空気を冷房した後、
接続配管、ガス側三方弁108、109、四方弁102
を通り圧縮機101へと戻るといったサイクルを繰り返
す。このサイクルにおいて、電動膨張弁104、105
は減圧作用と流量調節の役割を行うこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の冷媒回路では、減圧作用と流量調整は電動膨張
弁に一任されている。ここで問題となるのは、電動膨張
弁104、105自体の持つ製品の流量ばらつきであ
る。例えば、二室同じような冷房状態を得たい場合、電
動膨張弁104、105開度は同一開度に設定し、二室
の室内機112、113で同じ冷房効果を得ようとす
る。ここで、電動膨張弁104、105の持つ流量ばら
つきがかなり小さい場合には問題はないが、実際ある程
度製品によって、電動膨張弁104、105に流量ばら
つきがあるため、たとえ同一開度と言えども各室内機1
12、113につながる電動膨張弁104、105によ
って、冷媒の流量が異なり、結果として同一能力の室内
機112、113であるにもかかわらず、能力差を生じ
るという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、室外
機を構成する一部品である電動膨張弁の流量ばらつきに
よる能力差を低減する冷媒回路を持つ空気調和機の電動
膨張弁流量ばらつき補償装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の電
動膨張弁流量ばらつき補償装置は上記目的を達成するた
めに、1台の室外機に対し複数の室内機を接続した空気
調和機において、前記室外機には前記複数の室内機に対
応してそれぞれ設けられた複数の電動膨張弁と、この電
動膨張弁と組み合わせ設けられかつ室外熱交換器と前記
電動膨張弁の間に設けられた補償用キャピラリーチュー
ブを備え、前記補償用キャピラリーチューブにより冷媒
の流量の減圧調整を行う構成とした。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、複数の室内機に
対応して設けられる複数の電動膨張弁に補償用キャピラ
リーチューブが組み合わされているので、補償用キャピ
ラリーチューブにより冷凍サイクル内の減圧、流量調整
過程における電動膨張弁の役割を減らし電動膨張弁自体
のばらつきに基づく複数の室内機の能力ばらつきを低減
することができることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
しながら説明する。図に示すように、圧縮機1、四方弁
2、室外熱交換器3を設けた室外機4と、前記室外熱交
換器3より分岐した一方の冷媒回路に順次設けられる第
1補償用キャピラリーチューブ5、第1電動膨張弁6、
第1液側三方弁7、第1室内機8、第1ガス側三方弁9
と、他方の冷媒回路に順次設けられる第2補償用キャピ
ラリーチューブ10、第2電動膨張弁11、第2液側三
方弁12、第2室内機13、第2ガス側三方弁14と、
前記第1ガス側三方弁9および第2ガス側三方弁14を
前記四方弁2を介して前記室外熱交換器3と接続される
冷媒回路により構成する。
【0011】上記構成において、第1室内機8および第
2室内機13を同一条件で冷房運転するときについて説
明すると、圧縮機1で圧縮された冷媒が四方弁2を通り
室外熱交換機3で凝縮され、凝縮された冷媒は分岐さ
れ、第1補償用キャピラリーチューブ5と第2補償用キ
ャピラリーチューブ10へと導かれる。
【0012】そして、第1補償用キャピラリーチューブ
5に入った冷媒は、キャピラリーチューブの長さ、口径
に見合った流量に減圧調整された後、第1電動膨張弁6
に入り、第1電動膨張弁6の開度操作により的確な流量
に減圧調整される。
【0013】その後、冷媒は第1液側三方弁7を通り、
第1室内機8に送られ、第1室内機8で蒸発し室内空気
を冷却し、第1ガス側三方弁9を通り、四方弁2を経由
して圧縮機1に戻るというサイクルを繰り返すこととな
る。
【0014】また、第2補償用キャピラリーチューブ1
0に入った冷媒は、第1補償用キャピラリーチューブ5
側に入った冷媒と同様に減圧調整された後、第2電動膨
張弁11に入り、第2電動膨張弁11の開度操作により
的確な流量に減圧調整される。
【0015】その後、冷媒は第2液側三方弁12を通
り、第2室内機13に送られ、第2室内機13で蒸発
し、室内空気を冷却し、第2ガス側三方弁14を通り四
方弁2を経由して圧縮機1に戻るというサイクルを繰り
返すこととなる。
【0016】このように本発明の実施例の空気調和機の
電動膨張弁流量ばらつき補償装置によれば、第1補償用
キャピラリーチューブ5と第1電動膨張弁6および、第
2補償用キャピラリーチューブ10と第2電動膨張弁1
1を組み合せることにより、冷凍サイクル内の減圧、流
量調整過程における電動膨張弁の役割を減らし、電動膨
張弁自体の流量ばらつきに基づく室内機の能力ばらつき
低減することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば室外熱交換器と各々の室内機間に補償用キャ
ピラリーチューブを介在した電動膨張弁を設けているの
で、冷凍サイクル中の減圧、流量調整過程での全操作流
量中の電動膨張弁の担当分を減らし、電動膨張弁自体の
持つ製品の流量ばらつきが、そのまま接続される各室内
機の能力ばらつきとなることを低減し、かつ、流量ばら
つきを持つ電動膨張弁を使用する室外機間のばらつきを
低減することのできる空気調和機の電動膨張弁流量ばら
つき補償装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の電動膨張弁流
量ばらつき補償装置を示す冷媒回路図
【図2】従来の空気調和機の冷媒回路図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4 室外機 5 第1補償用キャピラリーチューブ 6 第1電動膨張弁 7 第1液側三方弁 8 第1室内機 9 第1ガス側三方弁 10 第2補償用キャピラリーチューブ 11 第2電動膨張弁 12 第2液側三方弁 13 第2室内機 14 第2ガス側三方弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の室外機に対し複数の室内機を接続
    した空気調和機において、前記室外機には前記複数の室
    内機に対応してそれぞれ設けられた複数の電動膨張弁
    と、この電動膨張弁と組み合わせ設けられかつ室外熱交
    換器と前記電動膨張弁の間に設けられた補償用キャピラ
    リーチューブを備え、前記補償用キャピラリーチューブ
    により冷媒の流量の減圧調整を行う構成とした空気調和
    機の電動膨張弁流量ばらつき補償装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器を設けた
    室外機と、前記室外熱交換器より分岐した一方の冷媒回
    路に順次設けられる第1電動膨張弁、第1液側三方弁、
    第1室内機、第1ガス側三方弁と、他方の冷媒回路に順
    次設けられる第2電動膨張弁と、第2液側三方弁、第2
    室内機、第2ガス側三方弁と、前記第1ガス側三方弁お
    よび第2ガス側三方弁を前記四方弁を介して前記室外熱
    交換器と接続される冷媒回路とを備え、前記室外熱交換
    器と分岐して設けられる第1電動膨張弁および第2電動
    膨張弁との間にそれぞれ第1の電動膨張弁に対応して設
    けられた第1補償用キャピラリーチューブおよび第2の
    電動膨張弁に対応して設けられた第2補償用キャピラリ
    ーチューブを有する請求項1記載の空気調和機の電動膨
    張弁流量ばらつき補償装置。
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