JP3429498B2 - ステレオスライドマウント - Google Patents

ステレオスライドマウント

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JP3429498B2 JP2001129033A JP2001129033A JP3429498B2 JP 3429498 B2 JP3429498 B2 JP 3429498B2 JP 2001129033 A JP2001129033 A JP 2001129033A JP 2001129033 A JP2001129033 A JP 2001129033A JP 3429498 B2 JP3429498 B2 JP 3429498B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B35/00Stereoscopic photography

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はステレオスライド
マウントに関するものであり、特に、フイルムの画面幅
の拡大を図りフイルムを有効活用すると共に、必要なフ
イルムホルダーの種類を低減し、且つ、マウント作業を
容易にしたステレオスライドマウントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】此種
テレオスライドマウントについて説明する。市販のパト
ローネ入りの135サイズフイルムで最長のものは36
×24モノラル標準フォーマットの画面(1画面相当8
孔使用)を36枚撮影するように設計されており、撮影
された36枚の画面のパーフォレーションの総孔数は、
8×36=288孔となり、更に、前記135サイズフ
イルムはフイルムの前端と後端に多少の余裕が設けてあ
る。
【0003】一方、前記135サイズフイルムを使用し
て、第1コマと第3コマに左右一対のステレオ画面を撮
影し、第2フレームと第4フレームに次の左右一対のス
テレオ画面を撮影し、以後、同様の撮影を繰り返すステ
レオカメラとして、1画面相当でパーフォレーションを
7孔使用するものが知られている。
【0004】該ステレオカメラに於ては、前記135サ
イズフイルムの288孔相当長内に1画面相当7孔のス
テレオ写真が288/(7×2)=20・57組、即
ち、20組撮影可能であるが、ステレオ写真を20組撮
影する場合の総孔数は14×20=280で、孔数にし
て更に8孔の余裕がある。
【0005】そこで、R社では、カメラの撮影窓部の幅
を、7孔相当の4.735×7=33.145mmより
もわずかに大きい33.5mmに拡大して、左右の撮影
窓の中心間距離を33.5×2=67mmに設定してい
る。そして、フイルムの送り量は、奇数番号組の画面を
撮影後は1画面分の33.5mm(33.5/4.73
5=7.075孔相当)送り、偶数番号組の画面を撮影
後は、3画面相当分の7.075×3=21.225孔
よりも僅かに多い21.925孔相当送っている。従っ
て、4画面に送りを含めた1群の孔数は29孔となる。
【0006】更に、20組の画面を撮影したときの総使
用孔数は29×10=290孔となり、前述の36×2
4モノラル標準フォーマットの画面を36枚撮影した時
の総使用孔数の8×36=288よりも2孔余分に使用
する。
【0007】従って、R社のステレオカメラは、撮影画
面幅を拡大して市販の135サイズフイルムを有効に使
用する点で優れているが、新たな問題点が発生する。即
ち、1画面相当の画面幅(1画面毎に切断したときのフ
イルム長さ)を33.5mmとしているために撮影画面
に対するフイルムのパーフォレーションである孔位置が
画面毎に異なった位置となる(各4画面で孔位置が全て
異なる。即ち、1画面毎に切断されたフイルムは孔位置
の夫々異なる4種類のものとなる)。
【0008】そして、R社のステレオスライドマウント
(US,Pat,No.4,942,684)では、左
右夫々のフイルムを任意に位置調整可能であり、撮影画
面毎に孔位置が異なっていても調整可能であるが、更
に、正確に調整することは困難である。
【0009】図14は特願平11−273315に記載
されるステレオスライドマウント11であり、該ステレ
オスライドマウント11によって前記R社のステレオカ
メラで撮影したステレオ写真のマウント時の正確な位置
調整が可能である。
【0010】然しながら、前記ステレオスライドマウン
ト11を使用するには、前記フイルムの撮影画面とフイ
ルムホルダー12L,12Rの窓13L,13Rとを一
致させるため、該フイルムを夫々前記フイルムホルダー
12L,12Rの所定位置に係止する必要がある。尚、
図に於て、14は前記ステレオスライドマウント11の
基板となるベースフレームであり、15は該ベースフレ
ーム14に固着して前記フイルムホルダー12L,12
Rを摺動自在に遊嵌するカバーフレームである。
【0011】前述の如く、前記R社のカメラを使用して
撮影されたフイルムは画面毎に孔位置が異なる4種類の
フイルムとなるため、前記ステレオスライドマウント1
1を使用するには、4種類のフイルムに対応するフイル
ムホルダー、即ち、フイルムを係止するためのピン1
6,16…,17,17…の位置が異なる4種類のフイ
ルムホルダーを用意しなければならない。しかし、例
え、4類類のフイルムホルダーを用意し、更に、識別の
ためのマーキングを付与して使用する場合であっても、
実際には使用上の混乱が予想される。
【0012】そこで、ステレオカメラ及びステレオスラ
イドマウントに於て、フイルムの画面幅の拡大を図り、
且つ、フイルムを有効活用すると共に、必要なフイルム
ホルダーの種類を低減し、且つ、フイルムのマウント作
業を容易にするために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本発明は上記課題を解決することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、夫々左右2つの窓を
並置するベースフレームとカバーフレーム間に一対の左
右フイルムホルダーが摺動自在に遊嵌されるステレオス
ライドマウントに於て、前記左右のフイルムホルダーに
該フイルムホルダーに装着するフイルムコマ番号の奇数
組、偶数組、及び、左右を識別する識別記号を選択的に
付与したステレオスライドマウント、及び、夫々左右2
つの窓を並置するベースフレームとカバーフレーム間に
一対の左右フイルムホルダーが摺動自在に遊嵌されるス
テレオスライドマウントに於て、左右一対のフイルムの
パーフォレーションに係合して該フイルムを保持するた
めのピンを前記一対の左右フイルムホルダーに突設する
共に、該ピンを突設した該一対の左右フイルムホルダー
を180度回転対称に形成し、該左右フイルムホルダー
を180度回転させて用いることにより、ステレオ画面
を構成する奇数組コマから成る一対のフイルム、及び、
ステレオ画面を構成する偶数組コマから成る一対のフイ
ルム双方のフイルムホルダーとして前記左右フイルムホ
ルダーを共用自在に構成したステレオスライドマウント
を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図13に従って詳述する。尚、説明の都合上、本
発明に関連する事項についても説明するものとする。
1に於て、21は連続するフイルムであり、該フイルム
21の第1コマの画面1Rと第3コマの画面1Lは左右
一対の画面として同時に撮影され、次に第2コマの画面
2Rと第4コマの画面2Lは左右一対の画面として同時
に撮影され、即ち、画面1R−2R−1L−2Lの画面
配列順でステレオ写真が撮影される。そして、前記4画
面は隣接画面同士が夫々接触状態(ギャップレス)で撮
影され(但し、必ずしもギャップレスでなくてもよい)
て、以後、同様の画面配列で撮影が繰り返される。
【0015】更に、前記画面配列で撮影したフイルムを
日本特許第2957086号に記載の発明と同様に1画
面毎に切断した時の切断後の各フイルム両端部のパーフ
ォレーションの孔形状を開放形状とすると共に、更に、
該発明を改良してフイルムを有効利用し、且つ、各画面
幅を最大とするフイルムの切断位置は図示の5箇所の切
断線Pcl,Pc2,Pc3,Pc4,Pc5で示され
る位置となる。
【0016】即ち、中央に位置する切断線Pc3はパー
フォレーションとしての孔の中央に設定され、両外端の
切断線Pcl及びPc5は、孔の最外端に設定され、そ
して、両隣の切断線Pc2及びPc4は孔の中心と外端
との中間、即ち孔の中心から孔幅×1/4外側の位置に
設定される。
【0017】図2は前記フイルム21と該フイルム21
を撮影するためのステレオカメラ22の撮影窓23L,
23Rとの対応位置関係を示し、該ステレオカメラ22
の左右の窓23L又は23Rの窓幅寸法Wwはフイルム
21の7孔相当幅に孔開口幅の1/4を加えた寸法とな
る。135サイズフイルムの孔のピッチは4.735m
mで、孔の開口幅は2mmであるので、窓幅寸法Ww=
4.735×7+2×0.25=33.645mmとな
り、33.645/4.735=7.1056孔相当と
なる。これは1画面相当孔数と同孔数となる。そして、
左右の画面(カメラの左右の撮影窓23L,23R)の
中心間距離は33.645×2=67.29mmとな
り、左右の窓23L,23R間のスペース幅WsはWs
=67.29−33.645=33.645mm とな
る。又、4画面の相当孔数は7.1056×4=28.
4224となるが、送りを調節することにより、1群の
相当孔数は29孔に設定する。従って、第5コマの始端
の切断線はPc6になる。
【0018】図3上図に示す如く前記フイルム21の画
面1L,1R,2L,2R上に写る投影像は全て倒立像
であり、立体視を可能とするために、図3下図に示す如
く、前記フイルム21を1画面毎に切断して180°回
転させて正立像の状態に再配置する。
【0019】そして、図4に示す左右のフイルムホルダ
ー24L,24Rに、例えば、前記図3下図の画面1
L,1Rをマウントするが、該画面1Lと1Rとではパ
ーフォレーションである孔位置が異なるので、前記左右
フイルムホルダー24L,24Rに突設される前記フイ
ルム21を係止するためのピン25,25…、26,2
6…位置は、左フイルムホルダー24Lと右フイルムホ
ルダー24Rとの両者間において異なっている(図4に
おいてピン26,26…位置はピン25,25…位置よ
りも右側に偏っている)。
【0020】然しながら、図3上図に示す前記フイルム
21は前記切断線Pc2とPc4、及び、切断線Pcl
とPc5位置に於て孔位置が夫々対称位置であり、同図
の各画面上の切断された孔0,PL1〜PL3と0,P
R1〜PR3は切断線Pc3を中心として対称位置にあ
り対称形となる。
【0021】図5は、下図に示す奇数組コマナンバーの
画面1L,1Rと上図に示す偶数組コマナンバーの画面
2L,2Rとを比較するため対向配置したもので前述の
理由により下図の画面1L,1Rと上図の画面2L,2
Rの切断された孔(0,PL1,PR3,PR2)、
(0,PR1,PL3,PL2)形状が等しくなってい
る。そして、図に於て、下図の奇数組を正常な画面配置
とすれば、上図の偶数組は倒立像状態で且つ左右の画面
位置が互いに反対となっているが、上図の偶数組を18
0°回転すれば、正立像となり、且つ、左右の画面配置
も正常となる。従って、前記奇数組と偶数組の画面1
L,1R及び2L,2Rのフイルム21,21…は同一
の前記フイルムホルダー24L,24Rを共用して用い
ることが可能となる。
【0022】然しながら、前述のように奇数組と偶数組
の画面1L,1R及び2L,2Rのフイルム21,21
…で同一の前記フイルムホルダー24L,24Rを使用
することが可能であっても、実際に使用する場合、更
に、各フイルム21,21…を前記フイルムホルダー2
4L,24Rの左右のどちら側にどの向きで取り付ける
か等の識別が困難である。
【0023】図6は、ステレオ用フレームナンバー記録
装置28,28及びカッティングマーク記録装置29,
29…を搭載する既出願のステレオカメラ30を示し、
図7は該ステレオカメラ30により撮影されたフイルム
31である。
【0024】該フイルム31の各画面には前記カッティ
ングマーク記録装置29,29…により図2に示す切断
線Pcl,Pc2,Pc3,Pc4,Pc5,Pc6に
対応する位置にカッティング用のマーク32,32…が
露光記録され、且つ、前記フレームナンバー記録装置2
8,28により1R,2R,1L,2L等のステレオス
ライド用のコマナンバー33,33…が露光記録され
る。尚、図6に示す前記カッティングマーク記録装置2
9,29…右端上下のカッティングマーク記録装置2
9,29は奇数コマナンバー画面が配置された時のみ露
光記録すればよい。
【0025】前記マーク32,32…によって、前記フ
イルム31のように画面毎に配置される孔位置(孔に対
する切断位置)が僅かに異なるものであっても正確に切
断位置が視認可能となり、従って、誤切断もなくなり、
安全、且つ、正確な切断が可能となる。又、前記フイル
ム31は、前記コマナンバー33,33…により容易に
画面の識別が可能となる。
【0026】然しながら、図4に示す前記左右のフイル
ムホルダー24L,24Rは、フイルム係止用ピン2
5,25…,26,26…の位置が奇数組用と偶数組用
とで180度回転対称であり前述のように反転して使用
可能ではあるが、係止するフイルム31に対応する奇数
用と偶数用の識別が必要となる。例えば、図8は、奇数
組のフイルム31をマウントするピン34,34…,3
5,35…を備えた左右一対のフイルムホルダー36
L,36Rで、図4のフイルムホルダー24L,24R
と同一形状であるが、夫々に、「奇数組用(odd n
umber)の左」を表示する識別記号OL、「奇数組
用の右」を表示する識別記号ORがマーキングされてい
る。
【0027】そして、識別記号OL側には奇数組の左で
ある画面1L,3L,5Lのフイルムを取り付ければよ
く、識別記号OR側には奇数組の右である画面1R,3
R,5Rのフイルムを取り付ければよい。尚、図に於て
37L,37Rは前記フイルムホルダー36L,36R
の窓である。
【0028】図9に図示のフイルムホルダー38L,3
8Rは前記奇数用のフイルムホルダー36L,36Rを
上下方向が反対となるように全体を180°回転したも
ので、該フイルムホルダー36L,36Rの左右位置が
互いに反対位置となり、上下方向も反対となっている
(従って、前記奇数組用識別記号OL,ORが倒立状態
となっている)。
【0029】このように、前記フイルムホルダー36
L,36Rを180°回転させることによって、前記フ
イルム係止用ピン34、34…及び35、35…の位置
も図9に図示のフイルム係止用ピン39,39…及び4
0,40…のように互いに反対位置となる。そして、前
述の奇数用の識別記号OL,ORと反対向きに「偶数組
(even number)の左,右」を表示する識別
記号EL,ERがマーキングされており、該偶数組用識
別記号EL、ERに対して偶数組の左右フイルムを取り
付ければよい。尚、図に於て41L,41Rは前記フイ
ルムホルダー38L,38Rの窓である。
【0030】即ち、該窓41L,41Rの位置に対する
フイルム係止用ピン39,39…,40,40…の位置
が異なる一対の左右フイルムホルダー38L,38Rを
用意し、奇数用、偶数用夫々の左右用の識別記号OL,
OR,EL,ERを付与するのみで、奇数組、偶数組夫
々の左右の孔位置の異なる4種類のフイルムに対応する
ことが可能となり、共用化を図ることが可能となる。こ
れによって必要なフイルムホルダーの種類を低減でき、
又、フイルムホルダーとの組合せ及び配置に関する混乱
等の問題は解消され、フイルムのマウント作業は非常に
容易なものとなる。
【0031】図10及び図11に図示のフイルム42,
43は、前記フイルム(図1に於て21,図7に於て3
1)の画面配置とは異なる他の実施形態であり、各1画
面の幅は、29孔相当のフイルムを4等分したもので、
画面幅を最大限度まで拡張したものであり、4画面で1
群を構成する。
【0032】前述したように、奇数組用のフイルムホル
ダーと偶数組用のフイルムホルダーとを共用可能とする
ため、左右用の画面(フイルム)間において孔の位置が
対称位置となるように、前記フイルム42は1群である
4画面の中央の切断線Pc13を孔中央に位置させ、前
記フイルム43は1群としての4画面の中央の切断線P
c23を孔と孔の中間に位置させている。
【0033】そして、前記フイルム42,43の1画面
相当のフイルム切断長は4.735×29/4=34.
32875mmとなる。該フイルム42,43の何れの場
合も、切断されたフイルムの両端に開放された孔を配置
することは不可能となるが、135サイズフイルムは等
間隔に多数の孔を有しているので、両端以外の孔を使用
して係止すべくフイルムホルダーの対応位置にピンを立
設すればよい。
【0034】更に、前記フイルム21,31,42、4
3の画面配列に撮影するためのステレオカメラのフイル
ム送り機構は従来の機構を応用できる。図12は従来型
のフイルム送り機構を応用した概念図で(回転ストッパ
ー部の詳細な説明は省略)、前記各フイルムは、該フイ
ルムのパーフオレーションを図示のフイルム送り用スプ
ロケットホイール44に噛み合わせることによって送ら
れる。
【0035】該スプロケットホイール44の軸上にはピ
ニオン45が連結されていて、ギヤー46と噛合ってい
る。そして、該ギヤー46の軸上には回転ストッパー4
7が取り付けられ、該回転ストッパー47は円周上に2
箇所の溝48及び49を有し、その溝48及び49をス
トップレバー50で規制することによって、前記フイル
ムは所定の停止位置に位置決めされる。そして、前記回
転ストッパー47が1回転した時に前記フイルムは1群
4画面である29孔送られる。
【0036】その揚合、スプロケットホイール44の歯
数を・・・・・・Ns ピニオン45の歯数を・・・・・・・・・・・・n ギヤー46の歯数を・・・・・・・・・・・・・N とすれば、スプロケットホイール44の歯数、ピニオン
45の歯数及びギヤー46の歯数の関係は、n/N=N
s/29 となる。
【0037】そして、図13に示す如く、前記回転スト
ッパー47が1回転した時にフイルムは29孔送られる
ので、ストッパー溝48と49との成す回転角aと回転
角bとの比が、奇数組画面撮影後のフイルム送り量と、
偶数組画面撮影後のフイルム送り量との等比関係に設定
されている。
【0038】又、現在実用されているフイルム送り装置
として、上記の歯車式以外に、フイルムを電気モータ駆
動のドラムによって巻き取り、フイルムのパーフオレー
ションを赤外線センサーによって計数(計測)して停止
位置決めする方法があり、この方法も利用することがで
きる。この場合、1画面、3画面の交互送りは、パーフ
ォレーションカウンターを交互送りのプログラムとし、
且つ、1画面送った場合のフイルム停止時の孔位置と3
画面送った場合のフイルム停止時の孔位置が異なるため
センサーを2箇所に設置する。しかし、赤外線リニアー
センサー等のイメージセンサーを利用すれば、フイルム
送り一回毎の停止位置を自由に設定可能であり、又、変
更及び微調整することが出来、更に、フイルム停止時直
前の送り速度制御等(停止直前に送り速度をスローダウ
ンさせる)も自由に設定可能である。
【0039】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明はステレオスライドマウント
に於て、左右のフイルムホルダーに該フイルムホルダー
に装着するフイルムのコマ番号の奇数組、偶数組、及
び、左右を識別する識別記号を選択的に付与したから、
該識別記号によって、フイルムホルダーへのフイルムの
取付けが容易になる。又、請求項2記載の発明はステレ
オスライドマウントに於て、左右一対のフイルムのパー
フォレーションに係合して該フイルムを保持するための
ピンを前記一対の左右フイルムホルダーに突設する共
に、該ピンを突設した該一対の左右フイルムホルダーを
180度回転対称に形成し、該左右フイルムホルダーを
180度回転させて用いることにより、ステレオ画面を
構成する奇数組コマから成る一対のフイルム、及び、ス
テレオ画面を構成する偶数組コマから成る一対のフイル
ム双方のフイルムホルダーとして前記左右フイルムホル
ダーを共用自在に構成したから、必要なフイルムホルダ
ーの種類を低減することが可能となり、利便性が高まる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、ステレオカメラ
で撮影したフイルムの正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、ステレオカメラ
と該ステレオカメラで撮影したフイルムの対応位置関係
を示す説明図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、ステレオカメラ
で撮影したフイルムと該フイルムを切断して再配列した
フイルムの正面図。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、左右フイルムホ
ルダーの正面図。
【図5】本発明の一実施の形態を示し、切断した奇数組
フイルムと該奇数組フイルムとを反対向きに対向させて
並べた偶数組フイルムの正面図。
【図6】コマナンバー記録装置とカッティングマーク記
録装置を備えたステレオカメラの概念図。
【図7】本発明の一実施の形態を示し、コマナンバーと
カッティングマークが記録されたフイルムの正面図。
【図8】本発明の一実施の形態を示し、奇数組用左右フ
イルムホルダーの正面図。
【図9】本発明の一実施の形態を示し、偶数組用左右フ
イルムホルダーと奇数組用左右フイルムホルダーとして
共用できる左右フイルムホルダーの正面図。
【図10】本発明の他の一実施の形態を示し、1群とな
る4画面が29孔相当のフイルムを4等分して撮影され
るフイルムの正面図。
【図11】本発明の更に他の一実施の形態を示し、1群
となる4画面が29孔相当のフイルムを4等分して撮影
されるフイルムの正面図。
【図12】ステレオカメラのフイルム送り機構の概念
図。
【図13】回転ストッパーの説明図。
【図14】(a)従来例を示し、フロントフレームの底
面図。 (b)(a)図の縦断面図。 (c)従来例を示し、左右フイルムホルダーの正面図。 (d)(c)図の縦断面図。 (e)従来例を示し、ベースフレームに左フイルムホル
ダーを装着した状態を示すステレオスライドマウントの
正面図。 (f)(e)図のベースフレームの縦断面図。
【符号の説明】
1L,1R,2L,2R 画面 14 フロントフレー
ム 21,31,42,43 フイルム 22,30 ステレオカメラ 24L,24R,36L,36R フイルムホルダ
ー 25,26,34,35,39,40 ピン 28 ナンバー記録装
置 29 マーク記録装置 32 マーク 33 コマナンバー 38L,38R フイルムホルダ
ー OL,OR,EL,ER 識別記号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々左右2つの窓を並置するベースフレ
    ームとカバーフレーム間に一対の左右フイルムホルダー
    が摺動自在に遊嵌されるステレオスライドマウントに於
    て、前記左右のフイルムホルダーに該フイルムホルダー
    に装着するフイルムコマ番号の奇数組、偶数組、及び、
    左右を識別する識別記号を選択的に付与したことを特徴
    とするステレオスライドマウント。
  2. 【請求項2】 夫々左右2つの窓を並置するベースフレ
    ームとカバーフレーム間に一対の左右フイルムホルダー
    が摺動自在に遊嵌されるステレオスライドマウントに於
    て、左右一対のフイルムのパーフォレーションに係合し
    て該フイルムを保持するためのピンを前記一対の左右フ
    イルムホルダーに突設する共に、該ピンを突設した該一
    対の左右フイルムホルダーを180度回転対称に形成
    し、該左右フイルムホルダーを180度回転させて用い
    ることにより、ステレオ画面を構成する奇数組コマから
    成る一対のフイルム、及び、ステレオ画面を構成する偶
    数組コマから成る一対のフイルム双方のフイルムホルダ
    ーとして前記左右フイルムホルダーを共用自在に構成し
    たことを特徴とするステレオスライドマウント。
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