JP3428721B2 - 缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送装置 - Google Patents

缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送装置

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JP3428721B2 JP06017794A JP6017794A JP3428721B2 JP 3428721 B2 JP3428721 B2 JP 3428721B2 JP 06017794 A JP06017794 A JP 06017794A JP 6017794 A JP6017794 A JP 6017794A JP 3428721 B2 JP3428721 B2 JP 3428721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、缶蓋成形プレス機械
と後続する後工程機械とを同期運転させ、缶蓋成形プレ
ス機械で成形した缶蓋を後工程機械に搬送する缶蓋成形
プレスラインにおける搬送装置に関し、詳細には、缶蓋
成形プレス機械から間欠的に送り出される成形後の缶蓋
を後工程機械に滑らかに連続送りするものであって、成
形された缶蓋を途中積み重ねることなく1枚毎に搬送す
ることができる缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュースやビール等の清涼飲料缶詰等に
巻き締められる缶蓋には、プルタブ(引張片)付きの開
口容易なイージーオープン缶蓋が広く用いられている。
この種の缶蓋は、例えば、浅い皿状の蓋体に開封用のス
コア線(刻み線)が設けられ、スコア線によって囲まれ
る開口片を破断させるためのプルタブがリベットにより
この蓋体に取付けられている。したがって、この種の缶
蓋の製造は、複数の成形工程を備える種々の缶蓋成形プ
レス機械が使用されるとともに、往復運動する搬送バー
(実公昭59−8877号公報)やドラムの旋回に合わ
せて間欠運動する間欠移送ベルト(特公昭44−164
14号公報)等の缶蓋移送手段が使用されて、各成形工
程に順次間欠的に移送・排出するようになっている。
【0003】このように成形された缶蓋は、後続する後
工程機械、例えば、缶蓋検査機やその他の組み立て機械
等に送られ、ここでさらに後処理されている。一般に、
缶蓋成形プレス機械から後工程機械への缶蓋の移送は自
動化が進められている。この一例として、特公昭51−
47956号公報に記載の缶蓋等の取扱装置が知られて
いる。
【0004】すなわち図8において、この缶蓋等の取扱
装置1は、缶蓋成形プレス機械2より間欠的に排出され
てきた缶蓋3の流れを、ホッパ等の集積手段4を用いて
缶蓋3と缶蓋3とを密着させて積み重ねた堆積体5とし
て、後続する後工程機械6へ搬送するように取扱ってい
る(途中で堆積体5を崩す場合を含む)。そして、成形
後の缶蓋3を堆積体5の流れとして後続する後工程機械
6へ搬送した後は、堆積体5の最下端の缶蓋3を蓋切り
装置(蓋分離装置)7等を使用して一枚ずつ分離して、
後工程機械6の本体へと運ぶようになっている。また、
このような缶蓋等の取扱装置1には、クラッチブレーキ
により運転と停止が行われる缶蓋成形プレス機械2と後
工程機械6との運転速度に差異がある場合に、缶蓋成形
プレス機械2に対応する後工程機械6において缶蓋3の
供給過剰または供給不足が生じるので、この両事態に対
処しうる検知手段100が上記のような堆積体5の搬送
経路中に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記缶蓋等
の取扱装置1では、缶蓋成形プレス機械2の排出部にお
いて、移送・排出されてくる缶蓋3をホッパ(アップス
タッカもしくはバキュームスタッカ)等の集積装置4で
一旦集積させて、缶蓋3同士を密着させた堆積体5の流
れとして取扱われる関係上、搬送中どうしても缶蓋3同
士の押し合いや擦れ合いが避けられず、缶蓋3の内外面
の塗膜が損傷されるという問題がある。特に、プルタブ
付きの缶蓋の場合には、缶蓋3の堆積体5が大きくなり
缶蓋3と缶蓋3との接触圧力が強くなると、一方のプル
タブが他方の缶蓋3の内面に接触した状態で擦られるこ
とがあるため、その損傷傾向が大きくなってしまう。
【0006】また、後続する後工程機械6では蓋切り装
置7等を使用して缶蓋3を1枚毎に分離せざるを得ない
ため、缶蓋3の外周部を蓋切りナイフ等で傷付けたり変
形させたりする問題があった。
【0007】さらに、このような堆積体5として取り扱
う搬送では、特にホッパ内に缶蓋が集積されていないラ
インの始動時などに先頭の缶蓋3が、倒れたり、崩れた
りしやすく、そのため後工程機械6等まで、人手をかけ
て先頭の缶蓋3を誘導しなければならず、缶蓋3の取り
扱いが面倒であり、完全な自動機械にすることができな
かった。
【0008】したがってこの発明はこれらの問題を解決
するため、缶蓋成形プレスと後工程機械とを同期運転さ
せるとともに、缶蓋成形プレス機械から後工程機械へ成
形された缶蓋を途中積み重ねることなしに一枚毎搬送可
能にして、缶蓋相互の接触をなくすことによって、缶蓋
の損傷を防止することができる缶蓋成形プレスラインに
おける缶蓋搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、缶蓋成形プレス機械と後工程機械と
を備えた缶蓋成形プレスラインの缶蓋搬送装置におい
て、前記缶蓋成形プレス機械と後工程機械とを同期運転
制御させる制御手段と、前記缶蓋成形プレス機械と同期
駆動されて缶蓋を間欠送りする間欠移送装置と、この間
欠移送装置の缶蓋の排出部から前記後工程機械の缶蓋の
導入部まで延在されかつ缶蓋を所定間隔をあけて保持し
つつ連続送りする連続移送装置と、前記間欠移送装置と
同期駆動されて、前記間欠移送装置の間欠停止中に排出
部から離脱させた缶蓋を吸引し、前記連続移送装置に吸
着させることにより、前記排出部から前記間欠移送装置
に缶蓋を移し替える移載手段とを備えていることを特徴
としている。
【0010】この場合、前記制御手段は、缶蓋成形プレ
ス機械のクランク軸と後工程機械の駆動軸との角度差を
検知して、缶蓋成形プレス機械にクラッチ入り信号を出
力するとともに、後工程機械に缶蓋成形プレス機械との
同期運転指令信号を出力するように構成されると、好適
である。
【0011】ここで案内手段として、缶蓋外周部と係合
する案内溝を相対させた一対のガイドレールで構成され
た手段を設けることができる。
【0012】また、前記連続移送手段は、その途中で移
送速度を変更するよう構成することができる。
【0013】
【作用】この発明の缶蓋成形プレスラインの缶蓋搬送装
置によれば、缶蓋は缶蓋成形プレス機械と同期駆動され
る間欠移送装置によって間欠的に送られ、その排出部に
おいて移載手段により連続移送装置に受け渡される。こ
の連続移送装置は後工程機械と同期駆動されており、受
け取った缶蓋を所定間隔ごとに保持して連続的に搬送す
る。この連続移送装置で連続的に送られた缶蓋は、導入
部において後工程機械に送り込まれる。したがって、缶
蓋成形プレス機械にて成形された缶蓋は、積み重ねられ
ることなく1枚ずつ後工程機械に搬送される。
【0014】この場合、前記制御手段は、缶蓋成形プレ
ス機械のクランク軸と後工程機械の駆動軸との角度差を
検知して、缶蓋成形プレス機械にクラッチ入り信号を出
力するとともに、後工程機械に缶蓋成形プレス機械との
同期運転指令信号を出力するように構成すれば、前記間
欠移送装置と前記連続移送装置とが好適(迅速)に同期
運転される。
【0015】ここで案内手段として、缶蓋外周部と係合
する案内溝を相対させた一対のガイドレールで構成した
手段を用いれば、構成を簡素化し、かつ缶蓋の確実なガ
イドを行うことができる。
【0016】また、前記連続移送装置を、その途中で移
送速度を変更するよう構成することにより、すなわち、
缶蓋の受入れピッチを変更(広く)するように構成すれ
ば、前記第1移送装置と前記第2移送装置との間の缶蓋
の受け渡しが好適(確実)に行われる。
【0017】
【実施例】つぎにこの発明の一実施例を添付図面に参照
して説明する。図1において、この実施例における缶蓋
成形プレスライン8は、缶蓋成形プレス機械2と後工程
機械6とこれらの間に配設される缶蓋搬送装置9とを備
えている。
【0018】ここで缶蓋成形プレス機械2は、缶蓋3を
成形するための成形工程(リベット成形工程、開封用の
スコア線成形工程、開封用プルタブ取付工程等)を複数
備えた金型(図示せず)が設けられ、クラッチブレーキ
10により運転と停止が行われるようになっている。す
なわち、缶蓋成形プレス機械2は、フライホイール11
がモータ(電動機)12によって回転され、クラッチブ
レーキ10が入るまで、クランク軸13は停止するよう
構成されている。さらにこの缶蓋成形プレス機械2は、
後述する同期運転制御装置14(電気信号による制御)
により後工程機械6と同期運転されるように構成されて
いる。
【0019】また、後工程機械6はクラッチブレーキを
持たないACサーボモータ15により駆動されて連続運
転する漏洩検査機械であり、ここでは、缶蓋3の導入部
(受入れ部分)であるインフィードターレット16のみ
図示する。このインフィードターレット16の外周に
は、図2に示すように、缶蓋3の外径に適合する半月状
のポケット17が4個設けられ、缶蓋3はこのポケット
17により検査工程に送られるように構成されている。
【0020】しかるにこの実施例の缶蓋搬送装置9は、
缶蓋成形プレス機械2と同期駆動されるベルト旋回型の
間欠移送装置18と、後工程機械6と同期駆動される連
続移送装置19とから構成され、特にこの実施例におい
て、連続移送装置19は第1次移送部19aおよび第2
次移送部19bから構成されている(図2ないし図4参
照)。
【0021】図2および図3に示すように、間欠移送装
置18は、缶蓋成形プレス機械2のヘッド上に、少なく
とも平行軸上に装架された一対の円筒状のドラム20を
設け、一方のドラム20を間欠回転駆動させ、実質的に
非伸長性材料製の移送ベルト(タイミングベルト)21
をドラム20により旋回させるように構成されている。
この場合、移送ベルト21とドラム20とがスリップを
起こさないように、ドラム20の外周にはスプロケット
状の歯(図示せず)が形成されている。また、駆動ドラ
ム20を支持する軸22は、缶蓋成形プレス機械2のク
ランク軸13に間欠装置(図示せず)を介して機械的に
連結され、クランク軸13の回転に合わせて間欠運動す
るよう構成されている。
【0022】そして移送ベルト21には、図2および図
3に示すように、缶蓋3を位置決めするための缶蓋3の
外径より小さい円形の開口部23が、狭い間隔で定ピッ
チに形成されている。また、この移送ベルト21に沿っ
てこの終端部付近まで長手方向にバキュームチャンバ2
4が配設され、このバキュームチャンバ24の移送ベル
ト21と対向する面に吸引孔25が多数成形されてい
る。つまり、この開口部23に缶蓋3のカール外周部が
載り、外面上向き状態で吸引孔25に吸引されて着座す
るよう構成されている。
【0023】さらに、バキュームチャンバ24の終端部
で缶蓋3が間欠停止する位置に、三方向電磁弁26によ
り開閉されるノズル27がバキュームチャンバ24の内
部を貫いて、ノズル27の先端を上方に向けて設けられ
ている。このノズル27は、間欠移送ベルト21が移動
中には吸引動作を、ベルト21が停止中にはエアブロー
動作を行うよう構成されている。すなわち、移送ベルト
21が急激な加減速をする場合に、慣性により缶蓋3が
移送ベルト21から飛び出したりしないように吸引動作
を行い、移送ベルト21から缶蓋3を離脱させる場合に
エアブロー動作を行うようになっている。言い換えれ
ば、三方向電磁弁26が間欠移送装置18から缶蓋3を
連続移送装置19に移載するようになっている。したが
って、ノズル27が設けられて缶蓋3が間欠停止する位
置が、間欠移送装置18における缶蓋3の排出部とな
る。ただし、プレスライン8の始動時において、2〜3
ストロークの短い間だけは吸引動作のみを行うようにな
っている。例えば、缶蓋成形プレスライン8が稼働中に
何らかのトラブルなどによりブレーキが作動して急停止
し、トラブル原因を取除いた後、缶蓋成形プレスライン
8を再始動する場合、缶蓋成形プレス機械2と後工程機
械6との同期がとれるまでの2〜3ストローク、すなわ
ち缶蓋の2〜3枚は、移送ベルト21から離脱させない
でドラム20の上より図2の矢印イの方向へ落下させリ
ジェクトされるようになっている。
【0024】また図2および図3に示すように、連続移
送装置19は、間欠移送装置18の排出部の真上から後
工程機械6の導入部(インフィードターレット)16の
直前までにわたり直線的に配設され、缶蓋3を案内保持
する案内手段として働くガイドレール28を備え、前記
ノズル27と所定の間隔を開けて対向するように小型バ
キュームチャンバ30が設けられている。ここで前記ガ
イドレール28は、缶蓋3の外周部と係合するコの字状
の案内溝31を相対させて構成され(図6および図7参
照)、特に前記小型バキュームチャンバ30が設けられ
ている部位は、下側が開いた逆L字状の案内溝32にな
っている(図5参照)。
【0025】一方、ガイドレール28の全長に沿って、
缶蓋成形プレス機械2側の第1次移送部19aと後工程
機械6側の第2次移送部19bが配設されている。この
移送部19a,19bは、スプロケット33a,33b
に装架されるエンドレスチェーン34a,34bと、こ
れに所定ピッチ毎に取り付けられた搬送用の押し片35
a,35bとから構成されている。この押し片35a,
35bは、ガイドレール28と正対する間では案内溝3
1の搬送高さに突出するとともに、スプロケット33
a,33bの付近では案内溝31の搬送高さから系外へ
退避されるようになっている。ここで、スプロケット3
3a,33bは、共に後工程機械6と機械的に連結され
同期駆動されるよう構成されている。
【0026】さらに、エンドレスチェーン34aの押し
片35aは、ガイドレール28の上方で小型バキューム
チャンバ30を挟むように両側2列装架されるととも
に、エンドレスチェーン34bの押し片35bは、ガイ
ドレール28の下方でそのほぼ中央に1列装架され、両
エンドレスチェーン34a,34bはガイドレール28
の中央部では上下に重複するようになっている。このよ
うに第2次移送部19bの押し片35bをガイドレール
28のほぼ中央の1列に装架することにより、押し片3
5bとインフィードターレット16との干渉を防ぎなが
ら缶蓋3をその直前まで強制的に移動することができ、
確実にインフィードターレット16に供給することがで
きる。ここで、エンドレスチェーン34bにリンクされ
た押し片35bのピッチは、後工程機械6のインフィ
ターレット16のポケット17のピッチにより決定さ
れ、これに合わせてエンドレスチェーン34aの搬送用
の押し片35aのピッチが決定されている。この実施例
では、押し片35aのピッチを押し片35bのピッチよ
り広く設定するとともに、エンドレスチェーン34aの
チェーン回転速度を高めにしている。つまり、押し片3
5aのピッチを広くすることにより、缶蓋3の受入れに
余裕を持たせることができるとともに、エンドレスチェ
ーン34aのチェーン速度を高めて、同期運転制御装置
14に対する応答性を向上させている。また、小型バキ
ュームチャンバ30は、案内溝32の長さに相当する長
さの吸着面36を移送ベルト21の上面に対向させて側
板37に固定されており、パイプを介して常時、真空源
38へと接続されている。
【0027】つぎに、缶蓋成形プレス機械2と後工程機
械6とを同期運転させる同期運転制御装置14について
説明する。この缶蓋成形プレス機械2には、このフライ
ホイール11の速度を読み取るためのエンコーダ39が
モータ12に設けられ、フライホイール11の速度デー
タが同期運転制御装置14に入力されるよう構成されて
いる。ここでは、モータ12とフライホイール11との
間にはスリップがないものと仮定している。さらに、缶
蓋成形プレス機械2のクランク軸13にこの角度測定用
のエンコーダ40が設けられ、クランク軸13の角度
(位置)データが同期運転制御装置14に入力されるよ
う構成されている。また、後工程機械6のACサーボモ
ータ15にはエンコーダ41が設けられ、ACサーボモ
ータ15の角度と速度データが同期運転制御装置14に
入力されるよう構成されている。なお、後工程機械6
は、同期するまでの時間を短縮するために、缶蓋成形プ
レス機械2の始動前、予めフライホイール11の速度の
約60〜80%の速度で待機運転させている。
【0028】このような構成の同期運転制御装置14に
おいて、缶蓋成形プレス機械2を運転させる運転開始信
号が入力されると、同期運転制御装置14はエンコーダ
40,41の角度差を読み取り、その時の速度で最も同
期の早く取れる角度差になった時(内部で記憶している
角度差と速度のデータテーブルを参照してタイミングを
取る)、缶蓋成形プレス機械2にクラッチONのタイミ
ング信号を出力し、その信号を受け缶蓋成形プレス機械
2のクラッチ10を接続させる。缶蓋成形プレス機械2
のクラッチ10が接続され、クランク軸13の回転数が
上昇するにともない、同期運転制御装置14は、エンコ
ーダ40,41の角度差を逐次読み取りACサーボモー
タ15に角度差がなくなるように同期運転信号を出力
し、ACサーボモータ15を増速させる。同期があった
時点、すなわちこの実施例では前記角度差が±5度以内
に入った時点で同期状態と判断して、三方向電磁弁(移
換手段)26にエアブロー動作を作動させる信号が同期
運転制御装置14から出力される。つまり、缶蓋成形プ
レス機械2のクラッチ10を入れた後の短時間のうち
に、缶蓋成形プレス機械2と後工程機械6とを同期運転
することが可能となるため、同期がとれるまでの缶蓋3
がリジェクトされる枚数を可及的に少なくすることがで
きるようになっている。
【0029】上記のように構成されたこの実施例の動作
に付き説明する。間欠移送装置18により間欠的に移送
・排出されてくる缶蓋3は、排出部において三方向電磁
弁26のノズル27によりエアブローされ、間欠移送ベ
ルト21の開口部23から上方に離脱される。この移送
ベルト21から離脱した缶蓋3は、小型バキュームチャ
ンバ30に吸引され、缶蓋3の外周部がガイドレール2
8の逆L字状の案内溝32と係合する。その後、缶蓋3
は、エンドレスチェーン34aにリンクされた押し片3
5aにより缶蓋3の後面が押され前方へ滑らかに移動す
る。少し移動して小型バキュームチャンバ30から外れ
た位置では、缶蓋3はガイドレール28の逆L字状の案
内溝32からコの字状の案内溝31に係合される。この
ように構成することにより、案内溝31,32と缶蓋3
との接触部分を少なくすることができるため、缶蓋3を
傷付けるようなことは減少する。そして、2列の押し片
35aで搬送された缶蓋3は、ガイドレール28の途中
で1列の押し片35bに移し換えられ、インフィード
ーレット16の直前までコの字状の案内溝31に沿って
滑らかに連続移送される。このインフィードターレット
16まで運ばれた缶蓋3は、押し片35bの退避に伴い
前方に蹴り出されて後工程機械6のインフィードターレ
ット16のポケット17に次々と同期状態で送り込ま
れ、滑らかな連続的な流れを維持するよう供給される。
【0030】なおここで、この発明の好適な実施の態様
を列記すると、この発明は、缶蓋成形プレス機械から排
出された成形後の缶蓋を、これに後続する後工程機械
へ、途中積み重ねることなく一枚ずつ搬送する缶蓋搬送
装置であって、缶蓋成形プレス機械と後工程機械とを同
期運転制御させる制御手段と、缶蓋成形プレス機械の排
出部と後工程機械の供給部との間に配設される缶蓋搬送
路と、該排出部に設けられ、缶蓋成形プレス機械から排
出された缶蓋を吸引するとともに、吸引した缶蓋を缶蓋
搬送路に係合させる吸着手段と、後工程機械と同期駆動
され、所定ピッチ毎に取付けられた押片を缶蓋搬送路に
突出させて缶蓋の後面を後押ししつつ、缶蓋を缶蓋搬送
路に沿って後工程機械の供給部付近まで滑らかに移動
し、後工程機械の供給部の直前で該押片を退避させる無
端状の搬送手段とを備えた構成とすることができる。
【0031】また、前記搬送手段が、無端状のエンドレ
スチェーンであり、缶蓋搬送路の前半部では搬送路上方
に二列装架されており、缶蓋搬送路の後半部では搬送路
のほぼ中央下方に一列装架され、中間部にて両者が重複
するように構成されている。
【0032】またこの実施例では、プルタブ付きのイー
ジーオープン缶蓋(天蓋)を搬送対象としているが、ス
テイオンタブ付き缶蓋およびこれらが付かない底蓋にも
適用できる。また、ベルト旋回型の移送装置に適用させ
た例を挙げているが、往復運動をする搬送バーに適用し
ても好適に実施することができる。さらに、缶蓋搬送路
は、缶蓋外周部と係合する案内溝を相対させたガイドレ
ールで構成しているが、この例に限ることなく、缶蓋全
体をガイドするようにしたトンネル型の搬送路としても
問題なく実施することができる。また、缶蓋の成形速度
が低い場合、もしくは後工程機械の処理速度が高い場合
には、エンドレスチェーンを一体にしてこれに押片を等
ピッチに取り付けることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の装置によれば、缶蓋成形プレス機械から排出されてく
る成形後の缶蓋を途中積み重ねることなしに缶蓋成形プ
レス機械から後工程機械へ一枚ずつ搬送することができ
る。すなわち、缶蓋の堆積体を構成することがなくなっ
たため、積み重ねによる缶蓋同士の押し合いや擦れ合い
がなく、蓋分離装置等も必要なく、缶蓋内外面の塗膜の
損傷および缶蓋外周部の傷付きや変形を防ぐことができ
る。さらに長い搬送経路すなわちスタック装置等を廃止
して、缶蓋の自動搬送を簡単な設備で行うことができ、
ライン始動時にもまったく人手を必要としない。
【0034】また制御手段を、缶蓋成形プレス機械のク
ランク軸と後工程機械の駆動軸との角度差を検知して、
缶蓋成形プレス機械にクラッチ入り信号を出力するとと
もに、後工程機械に缶蓋成形プレス機械との同期運転指
令信号を出力するように構成すると、缶蓋成形プレス機
械のクラッチ入りに対して、短時間で缶蓋成形プレスと
後工程機械とが同期運転となるため、同期がとれるまで
の蓋枚数を可及的に少なくすることができる。
【0035】また案内手段として、缶蓋外周部と係合す
る案内溝を相対させたガイドレールで構成すると、前記
案内手段と缶蓋の接触面積が減少され、傷付き防止にと
って、特に有利になる。
【0036】また、前記連続移送装置を、その途中で移
送速度を変更するよう構成することにより、すなわち、
移送手段における缶蓋の受入れピッチを広くすることに
より、前記第1移送装置と前記第2移送装置との間の缶
蓋の受け渡しに余裕を持たすことができるので、高速排
出が可能となる。しかも後半部の押し片をガイドレール
のほぼ中央1列にすることにより、後工程機械のインフ
ードターレットとの干渉を防ぎながら直前まで缶蓋を
強制的に移動することができるため、押片で後押しして
搬送してきた缶蓋を確実にインフィードターレットに供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の缶蓋成形プレスラインの搬送機構を
模式的に示したブロック図である。
【図2】缶蓋成形プレスラインの缶蓋搬送機構の説明図
を示す。
【図3】缶蓋成形プレスラインの缶蓋搬送機構の側面図
を示す。
【図4】図3の平面的な説明図を示す。
【図5】図3のV−V断面図を示す。
【図6】図3のVI−VI断面図を示す。
【図7】図3のVII−VII断面図を示す。
【図8】従来の缶蓋等の搬送機構の説明図を示す。
【符号の説明】 2 缶蓋成形プレス機械 6 後工程機械 9 缶蓋搬送装置 14 同期制御装置 18 間欠移送装置 19 連続移送装置 21 移送ベルト 26 三方向電磁弁 28 ガイドレール 35a,35b 押し片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B21D 51/30 B21D 51/30 K 51/46 51/46 H B30B 13/00 B30B 13/00 M B65G 47/52 B65G 47/52 B 47/82 47/82 E 47/91 47/91 Z (56)参考文献 特開 平4−9233(JP,A) 特開 平4−121319(JP,A) 特開 昭59−70430(JP,A) 特開 平4−147727(JP,A) 特開 昭59−174236(JP,A) 特開 昭60−167821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 51/26 B21D 43/00 B21D 43/05 B21D 51/30 B21D 51/46 B30B 13/00 B65G 47/52 B65G 47/82 B65G 47/91

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶蓋成形プレス機械と後工程機械とを備
    えた缶蓋成形プレスラインの缶蓋搬送装置において、 前記缶蓋成形プレス機械と後工程機械とを同期運転制御
    させる制御手段と、前記缶蓋成形プレス機械と同期駆動
    されて缶蓋を間欠送りする間欠移送装置と、この間欠移
    送装置の缶蓋の排出部から前記後工程機械の缶蓋の導入
    部まで延在されかつ缶蓋を所定間隔をあけて保持しつつ
    連続送りする連続移送装置と、前記間欠移送装置と同期
    駆動されて、前記間欠移送装置の間欠停止中に排出部か
    ら離脱させた缶蓋を吸引し、前記連続移送装置に吸着さ
    せることにより、前記排出部から前記間欠移送装置に缶
    蓋を移し替える移載手段とを備えていることを特徴とす
    る缶蓋成形プレスラインの搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、缶蓋成形プレス機械の
    クランク軸と後工程機械の駆動軸との角度差を検知し
    て、缶蓋成形プレス機械にクラッチ入り信号を出力する
    とともに、後工程機械に缶蓋成形プレス機械との同期運
    転指令信号を出力することを特徴とする請求項1に記載
    の缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記連続移送装置が、缶蓋外周部と係合
    する案内溝を相対させた一対のガイドレールからなる案
    内手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記連続移送装置は、その途中で移送速
    度を変更するよう構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の缶蓋成形プレスラインにおける缶蓋搬送装
    置。
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