JP3428490B2 - ディジタル情報の無線伝送方法及び装置 - Google Patents

ディジタル情報の無線伝送方法及び装置

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JP3428490B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル情報を
無線伝送するための方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の無線伝送方法及び装置として、
現在、2.4GHz帯スペクトル拡散通信波による無線
LANがすでに実用化されているが、その伝送速度は2
Mbps以下のものが大部分である。しかし、端末機器の
CPU性能の向上もあり、今後は画像やグラフィック等
のイメージ情報を含むアプリケーションの使用も増加し
ていくものと予想され、伝送速度のさらなる高速化が求
められている。この流れを受けて、IEEE802.1
1では、2.4GHz帯スペクトル拡散通信波を用いた
現行の最大伝送速度2Mbps の標準に加えて、最大伝送
速度が11Mbps となる新たな伝送方式の標準化が進め
られている。この新しい伝送方式はCCK方式と呼ば
れ、日本においても近く実用化される予定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただし、CCK方式が
実用化されても実効的な最大スループットは5〜6Mbp
s 程度以下であり、10Mbps の Ethernet と同様な環
境を無線LANで実現するのは不可能である。また、高
品質なリアルタイム画像伝送を行うためには6Mbps 以
上のスループットが要求されるが、CCK方式はこの基
準をかろうじて満足しているに過ぎず、その伝送速度は
十分であるとは言えない。このように、無線LANの伝
送速度の高速化が求められているにもかかわらず、十分
な伝送速度が実現されていない背景には、電波法上の規
定による無線周波数帯域幅の制限およびスペクトル拡散
通信方式それ自体が周波数有効利用率の低い通信方式で
ある点が挙げられる。
【0004】日本国内においてスペクトル拡散通信シス
テムが使用できる無線周波数帯は、電波法により2.4
GHz帯におけるバンド幅26MHzの帯域と定められ
ている。このため、直接拡散(Direct Sequence :D
S)方式におけるチップレート(chip rate )の上限は
26Mcps となる。ただし、チップレート26Mcps は
理想ナイキストフィルタで帯域制限を行った場合の原理
的上限であり、実際のチップレートの上限はずっと低い
値となる。すなわち、20Mcps 以上のチップレートの
信号をナイキストフィルタで帯域制限しようとすると、
D/A変換器のサンプリング周波数は40MHzとな
り、また、D/A変換後の急峻な帯域制限も必要となる
ため、実際にはナイキストフィルタによる帯域制限は行
われず、D/A変換後のアナログフィルタでベースバン
ドの帯域制限が行われている。この場合のチップレート
の上限は11〜12Mcps 程度である。IEEE80
2.11標準におけるチップレートは11Mcpsであ
り、この条件を満足している。チップレートが11Mcp
s のとき、スペクトル拡散を行わない場合の無線伝送速
度は、QPSK変調時で22Mbps である。すなわち、
スペクトル拡散を行わない場合にはチップレートの2倍
の無線伝送速度が得られる。
【0005】一方、スペクトル拡散を行った場合の無線
伝送速度は、IEEE802.11の現行標準によると
QPSK(Quadrature Phase-Shift Keying )変調時で
2Mbps であり、近く策定される予定の新標準において
も11Mbps である。これらの標準方式の伝送速度はチ
ップレートの各々(1/5.5)倍および(1/2)倍
となっている。IEEE802.11標準の伝送方式
は、マルチパス耐性および耐狭帯域妨害性能を得るため
に無線伝送速度を犠牲にしており、このために十分な伝
送速度が得られなくなっている。
【0006】10Mbps の Ethernet と同様な環境を無
線LANで実現するためには、一般に15Mbps 程度以
上の無線伝送速度が必要である。また、無線LAN環境
下においてリアルタイムの画像伝送等の大きな伝送容量
を必要とするアプリケーションを使用するためには、2
0Mbps 以上の無線伝送速度が必要といわれている。と
ころが、現在すでに製品化されている無線LANの無線
伝送速度は2Mbps程度である。また、伝送速度が最大
11Mbps の新標準に準拠した無線LANが製品化され
たとしても、上述の要求に応えることはできない。
【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、マルチパスが存在する無線
LAN等の無線伝送系においても信号伝送速度がチップ
レートの2倍以上であり、2.4GHz帯の26MHz
バンドを用いて20Mbps 以上での高速高品質伝送を可
能とするディジタル情報の無線伝送方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明によるディジタル情報の無線伝送方法は、送
信側から、ディジタル情報により変調されスペクトル拡
散されていないベースバンドディジタル変調信号と自己
相関サイドローブが零となるスペクトル拡散符号系列と
をフレーム合成して得られる送信ベースバンド信号によ
り、無線周波を変調した被変調無線周波が無線伝送路に
送信され、受信側では、前記被変調無線周波を受信して
得られる受信ベースバンド信号から、前記スペクトル拡
散符号系列の受信信号と前記ベースバンドディジタル変
調信号の受信信号とを分離し、前記スペクトル拡散符号
系列の受信信号を逆拡散した逆拡散信号から取り出され
る前記無線伝送路の伝送路特性情報及び復調された受信
データ信号により、前記ベースバンドディジタル変調信
号の受信信号に判定帰還形波形等化を行った波形等化信
を取り出し、 該波形等化信号を復調して前記送信側か
ら伝送された前記ディジタル情報の受信データ信号を
るとともに、前記復調された受信データ信号として、用
いるように構成されている。本発明によるディジタル情
報の無線伝送方法において、受信側では、前記逆拡散信
号の平均値信号から前記無線伝送路のインパルス応答を
求め、前記ベースバンドディジタル変調信号の受信信号
における情報変調の各信号ベクトルに予め定めたしきい
値を上回る最初のピーク位置となる最初の到来波に対す
る該インパルス応答の推定値の複素共役を掛けパイロ
ット同期検波信号を求めて、前記ベースバンドディジタ
ル変調信号の前記復調された受信データ信号に対応する
ように前記平均値信号から求められた各信号ベクトルと
前記インパルス応答の積の総和により符号間干渉をもと
め、該符号間干渉を前記パイロット同期検波信号から差
し引くことにより、前記判定帰還形波形等化を行うよう
に構成することができる。
【0009】また、本発明によるディジタル情報の無線
伝送装置は、送信機が、プリアンブル期間に自己相関サ
イドロープが零となるスペクトル拡散符号をプリアンブ
ル信号として繰り返し出力するプリアンブル生成手段
と、送信データに対応しスペクトル拡散されていないI
変調信号を出力する情報変調手段と、前記プリアンブ
ル信号と前記IQ変調信号とを合成してフレーム変調信
号を得るためのフレーム合成手段と、前記フレーム変調
信号をアップコンバートするアップコンバート手段と、
アップコンバートされた通信波を送信するための送信ア
ンテナとを備え、受信機が、伝送信号を受信する受信ア
ンテナと、前記受信アンテナで受信した受信信号をダウ
ンコンバートしてベースバンドIQ信号に変換するダウ
ンコンバート手段と、前記ベースバンドIQ信号をAD
変換するためのAD変換手段と、前記AD変換手段から
出力されるディジタルIQ信号から前記スペクトル拡散
符号の逆拡散信号を得るためのマッチドフィルタ手段
と、前記マッチドフィルタ手段から出力される逆拡散信
号から波形等化に必要な伝送路特性情報を前記プリアン
ブル期間に対応して得るための伝送路特性抽出手段と、
前記伝送路特性情報及び復調された受信データ信号によ
り前記送信データに対応する前記ディジタルIQ信号を
波形等化するための判定帰還形波形等化手段と、前記
定帰還形波形等化手段から出力される波形等化信号を復
調して受信データ信号を取り出し前記復調された受信デ
ータ信号として前記判定帰還形波形等化手段に与える
めの復調手段を備えるように構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるディジタル情報の無
線伝送方法及び装置では、送信側から、ディジタル情報
により変調されたベースバンドディジタル変調信号と自
己相関サイドローブが零となるスペクトル拡散符号系列
とをフレーム合成して送信ベースバンド信号を作成し、
この送信ベースバンド信号により、無線周波を変調した
被変調無線周波が無線伝送路に送信される。また、受信
側では、前記被変調無線周波を受信して得られる受信ベ
ースバンド信号から、前記スペクトル拡散符号系列の受
信信号と前記ベースバンドディジタル変調信号の受信信
号とを分離し、前記スペクトル拡散符号系列の受信信号
を逆拡散した逆拡散信号から取り出される前記無線伝送
路の伝送路特性情報により前記ベースバンドディジタル
変調信号の受信信号の波形等化をした波形等化信号を復
調して前記送信側から伝送された前記ディジタル情報の
受信データ信号を得るようにしている。このような構成
により、ベースバンドディジタル変調信号自体は、スペ
クトル拡散をしないためにその伝送速度は低下せずに伝
送され、そのベースバンドディジタル変調信号と同一フ
レームで伝送されたスペクトル拡散符号系列が影響をう
ける無線伝送路の伝送路特性の情報を、受信されたスペ
クトル拡散符号系列の逆拡散信号から取り出して、受信
されたベースバンドディジタル変調信号の波形をその取
り出された伝送路特性情報を用いて等化処理することに
より、マルチパスの如き伝送路によるベースバンドディ
ジタル変調信号の信号品質の劣化を効果的に抑制するこ
とが可能となる。従って、高品質,高速度のディジタル
情報の無線伝送が本発明により実現されることになる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるスペクトル
拡散波を含む無線通信波の送信機のブロック構成図であ
る。図1において、プリアンブル生成回路1は送信パケ
ットのプリアンブル期間に動作し、自己相関サイドロー
ブが零となるスペクトル拡散符号をプリアンブル信号5
1として繰り返し出力する。送信パケットのデータ期間
には情報変調回路2が動作して、送信データに対応した
情報変調信号(IQ変調信号)52を出力する。フレー
ム合成回路3ではプリアンブル信号51と情報変調信号
52とのフレーム合成が行われ、フレーム合成信号53
が出力される。フレーム合成信号53はアップコンバー
ト回路4により無線周波数波54に周波数変換され、送
信アンテナ5から送信される。
【0012】図2は本発明の一実施例におけるスペクト
ル拡散通信の受信機のブロック構成図である。図2にお
いて、受信アンテナ11で受信された受信信号はダウン
コンバート回路12において送信周波数とほぼ等しい周
波数でダウンコンバートされ、ベースバンドIQ信号6
1に周波数変換される。ベースバンドIQ信号61はA
D変換回路13においてAD変換され、ディジタルIQ
信号62となる。ディジタルIQ信号62は2分岐さ
れ、一方はマッチドフィルタ回路14に、他方は波形等
化回路16に印加される。
【0013】マッチドフィルタ回路14はプリアンブル
期間に動作し、受信信号とプリアンブル期間に伝送され
る拡散符号との相関が求められる。自己相関サイドロー
ブが零となる拡散符号を使用しているので、マッチドフ
ィルタ回路14からは伝送路のインパルス応答を1チッ
プ周期でサンプリングした信号が繰り返し出力される。
マッチドフィルタ回路14から出力される逆拡散信号6
3は2分岐され、一方は伝送路特性抽出回路15に、他
方は同期回路18に印加される。
【0014】同期回路18はプリアンブル期間に動作
し、受信信号に同期したチップクロック、シンボルクロ
ックおよびA/D変換クロックを出力する。A/D変換
クロックは受信信号に同期したチップレートの2倍の周
波数のクロックである。逆拡散信号63は拡散符号の1
シンボルを周期とする周期的な信号であるので、伝送路
特性抽出回路15においては、まず逆拡散信号63の平
均化処理が行われる。伝送路特性抽出回路15において
は、さらに求まったマッチドフィルタ出力平均信号を用
いて波形等化に必要な波形等化情報信号64を作成し出
力する。
【0015】波形等化回路16はディジタルIQ信号6
2と波形等化情報信号64を受けて波形等化を行い、波
形等化信号65を出力する。復調回路17では波形等化
信号65の復調が行われ、受信データ信号66が出力さ
れる。判定帰還型の波形等化を行う場合には、受信デー
タ信号66は波形等化回路16にフィードバックされ
る。
【0016】図3は本発明の一実施例におけるスペクト
ル拡散通信の伝送パケットのフレーム構成である。図3
においては、PLCP(Phycical Layer Convergence P
rocedure)ヘッダ,UW(Unique Word ),CRC(Cy
clic Redundancy Check )等は省略している。図3に示
した例では、プリアンブル期間において符号長4の複素
拡散符号を繰り返し伝送している。チップレートを11
Mcps とすると、プリアンブル期間のシンボルレートは
2.75Msps である。符号長が4で自己相関サイドロ
ーブが零となる複素拡散符号としては、例えば、
【0017】
【数1】 がある。
【0018】符号長4の複素拡散符号Cの自己相関関数
を図4に示す。複素拡散符号Cの自己相関サイドローブ
は零であり、かつ複素拡散符号Cの各チップの信号点配
置はQPSK信号の信号点配置と等しい。一方、データ
期間においては、図3に示した例ではQPSK信号をス
ペクトル拡散することなしにそのままの信号形式で伝送
している。QPSK信号のシンボルレートは11Msps
である。図3に示した伝送パケットにおいては、スペク
トル拡散信号と通常のQPSK信号の両方が用いられて
いるが、その信号波形またはコンスタレーションは、す
べて11Msps 信号である。
【0019】以下では、波形等化回路16として判定帰
還型の等化回路を使用する場合について、回路構成と動
作をさらに詳細に説明する。判定帰還型の等化回路を使
用する場合の受信機の全体構成を図5に示す。図5にお
いて、受信アンテナ11で受信された受信信号はダウン
コンバート回路12において送信周波数とほぼ等しい周
波数でダウンコンバートされ、ベースバンドIQ信号6
1に周波数変換される。ベースバンドIQ信号61はA
D変換回路13においてAD変換され、ディジタルIQ
信号62となる。ディジタルIQ信号62は2分岐さ
れ、一方はマッチドフィルタ回路14に、他方は波形等
化回路16に印加される。
【0020】マッチドフィルタ回路14はプリアンブル
期間に動作し、受信信号とプリアンブル期間に伝送され
るスペクトル拡散符号との相関が求められる。自己相関
サイドローブが零となるスペクトル拡散符号を使用する
ので、マッチドフィルタ回路14からは伝送路のインパ
ルス応答を1チップ間隔でサンプリングした信号が4チ
ップ周期で繰り返し出力される。マッチドフィルタ回路
14から出力される逆拡散信号63は2分岐され、一方
は平均処理回路21に、他方は同期回路18に印加され
る。
【0021】同期回路18はプリアンブル期間に動作
し、受信信号に同期したチップクロック84,シンボル
クロック85およびA/D変換クロック86を出力す
る。A/D変換クロックは受信信号に同期したチップレ
ートの2倍の周波数のクロックである。本発明の一実施
例における同期回路18のブロック構成を図10に示
す。図10において、逆拡散信号I成分63−1および
逆拡散信号Q成分63−2の絶対値80−1,80−2
が絶対値回路31−1および31−2で各々求められ、
それらの和が加算回路32で求められる。コンパレータ
回路33では、加算回路32から出力される逆拡散振幅
信号81のしきい値判定が行われ、逆拡散振幅信号81
がしきい値に満たない場合に“L”、しきい値以上のと
きに“H”となる相関ピーク信号82が出力される。相
関ピーク信号82は拡散符号の1シンボルを周期とする
周期的な信号であり、受信信号のS/Nが良好な場合に
は1シンボル期間に少なくとも1回は“H”となる信号
である。図10に示した同期回路18は、マルチパス波
の中で、その大きさが予め定めたしきい値を上回る最初
のピーク位置(これを最初の到来波という)に同期する
ように動作する。すなわち、マルチパスの状況によって
は相関ピーク信号82が1シンボル期間に2回以上
“H”となる場合も存在するが、図10に示した同期回
路18は1シンボル期間において相関ピーク信号82が
最初に“H”となるタイミングに同期するように動作す
る。このような動作を実現するために、パルス幅拡大回
路34において相関ピーク信号82のパルス幅をマルチ
パスの遅延分散よりも大きくなるように拡大し、得られ
たパルス幅拡大信号83の立ち上がりでDPLL(Digt
al Phase Lock Loop)回路35を動作させている。
【0022】図10に示した同期回路18の動作タイミ
ングの例を図11に示す。なお、パルス幅拡大回路34
は、例えば、相関ピーク信号をシフトレジスタに入力
し、各タップ出力の論理和となる信号をパルス幅拡大信
号83として出力する構成により実現することができ
る。しきい値は固定値とすることもできるが、予めマル
チパス波の最大振幅を求めておき、その値に一定の定
数、例えば1/4を掛けたものをしきい値とすることも
できる。A/D変換回路13およびマッチドフィルタ回
路14は、同期回路18から出力されるチップレートの
2倍の周波数のクロックで動作する。判定帰還形等化回
路16は、同期回路18から出力されるチップレートの
クロックで動作する。
【0023】平均処理回路21にはマッチドフィルタ回
路14からの逆拡散信号63が印加され、先行波、1チ
ップ遅延波、2チップ遅延波および3チップ遅延波の各
タイミングにおける逆拡散信号63の平均値が求めら
れ、マッチドフィルタ出力平均信号70として出力され
る。先行波、1チップ遅延波,2チップ遅延波および3
チップ遅延波の各タイミングは、同期回路18より与え
られる。マッチドフィルタ出力平均信号70は2分波さ
れ、一方はインパルス応答回路22に、他方は信号ベク
トル回路23へ印加される。インパルス応答回路22お
よび信号ベクトル回路23の動作を、数式を用いて以下
で説明する。
【0024】プリアンブル期間の送信信号は4チップ周
期の周期関数であるので、これを長さ4のベクトルで表
現する。送信信号ベクトルT0 は次式(1)で表現され
る。
【数2】 簡単のため、マルチパス遅延時間は3チップ以内である
ものとする。1チップ間隔でサンプリングされたマルチ
パス伝搬路のインパルス応答を長さ4のベクトルで表現
する。インパルス応答ベクトルhは次式(2)で表現さ
れる。
【数3】 このときの受信信号ベクトルを、次式(3)に示すR0
とする。
【数4】
【0025】また、ベクトルT0 おらびベクトルR0
各成分を巡回して得られるベクトルを、次式(4)のよ
うに、T1 〜T3 およびR1 〜R3 とする。
【数5】 このとき、受信ベクトルR0 〜R3 は、送信ベクトルは
0 〜T3 を用いて次式(5)で表現される。
【数6】
【0026】マッチドフィルタにおいては、受信信号ベ
クトルR0 ,R3 ,R2 ,R1 と参照符号T’との相関
演算が逐次行われる。マッチドフィルタから出力される
逆拡散信号63の信号成分Smfは、次式(6)で表現さ
れる。
【数7】 上式(6)において、R・T’はベクトルRとベクトル
T’の内積を表す。すなわち、
【数8】 ここで、t* は複素数tの複素共役を表すものとする。
参照符号T’としてT0 を用いてもよいが、T0 を−π
/4だけ回転させたものを用いた方が伝送路特性抽出回
路15の構成を簡単にすることができるので、
【数9】 とする。
【0027】送信信号ベクトルとして自己相関サイドロ
ーブが零となる拡散符号を用いているので、次式(8)
が成り立つ。
【数10】 (5)式および(8)式を(6)式に代入すると、次式
(9)が得られる。
【数11】 平均処理回路21において十分な平均処理が行われ、熱
雑音等の影響が十分に抑圧されたものとすると、マッチ
ドフィルタ出力平均信号70は(9)式で表現される。
【0028】インパルス応答回路22には平均処理回路
21から出力されるマッチドフィルタ出力平均信号70
が印加され、1チップ間隔でサンプリングされたマルチ
パス伝搬路のインパルス応答であるインパルス応答信号
64Aが出力される。(9)式で表されるマッチドフィ
ルタ出力平均信号70からマルチパス伝搬路のインパル
ス応答を求めるためには、(9)式の各成分の複素数の
位相を各々−π/4だけ回転すればよい。
【0029】ところで、複素ベクトル(p,q)の位相
を−π/4だけ回転したベクトルは、
【数12】 で表される。そこで、(9)式の各成分について
【数13】 の変換操作を施す。(10)式で表される変換は複素数
【数14】 を掛ける操作に相当する。
【0030】(9)式で表現されたマッチドフィルタ出
力平均信号70の各成分に(10)式の操作を施して得
られるベクトルがインパルス応答信号64Aである。こ
のベクトルをIRとすると、ベクトルIRは次式(1
1)で表現される。
【数15】 (11)式より、マッチドフィルタ出力平均信号
(Smf)70に(10)式の変換操作を施して得られる
信号は、ディジタルIQ信号62における伝送路のイン
パルス応答を4√2倍したものであることが分かる。波
形等化の処理に必要な情報はインパルス応答の形状であ
り、インパルス応答の絶対値の情報は必要ではないの
で、(11)式で表現されたインパルス応答信号64A
を用いて波形等化を行う。
【0031】信号ベクトル回路23には平均処理回路2
1から出力されるマッチドフィルタ出力平均信号70が
印加され、QPSK変調の各信号ベクトルに最初の到来
波に対するインパルス応答の推定値の複素共役を掛けた
伝送信号ベクトルが求められ、信号ベクトル信号64B
として出力される。QPSKデータ(1,1)に対応し
た信号ベクトルS(1,1)は、次式(12)で表現さ
れる。
【数16】
【0032】ところで、複素数
【数17】 の実数部と虚数部を交換したものは
【数18】 であるから、複素数
【数19】 の実数部と虚数部を交換したものは、次式(13)で与
えられる。
【0033】
【数20】 このことから、
【数21】 の実数部と虚数部を交換したものは
【数22】 となることがわかる。
【0034】したがって、(9)式で与えられるマッチ
ドフィルタ出力平均信号70の最初の到来波に対する成
【数23】 の実数部と虚数部を交換し、さらに4で除することによ
り、信号ベクトルS(1,1)が得られることが分か
る。信号ベクトルS(1,1)を90度、180度およ
び270度回転することにより、信号ベクトルS(−
1,1),S(−1,−1)が各々得られる。これらの
回転操作は、I成分とQ成分の入替えと符号反転で実現
することができる。
【0035】判定帰還形等化回路16にはディジタルI
Q信号62、インパルス応答信号64A、信号ベクトル
信号64BおよびQPSK復調回路17からの受信デー
タ信号66が印加されており、データ期間に動作して、
受信信号の判定帰還波形等化を行う。
【0036】判定帰還波形等化の動作について、数式を
用いて以下で説明する。データ期間におけるi番目の送
信シンボルをTSi 、i番目の受信シンボルをRSi
する。このとき、次式(14)が成り立つ。
【数24】 (14)式の両辺にh* 0 を掛けると、次式(15)が
得られる。
【数25】
【0037】一方、判定帰還形等化回路16の動作は、
次式(16)で表現される。
【数26】 ここで、EQi はi番目の受信シンボルに対する波形等
化信号65である。また、TS’i-k は、kシンボル前
の判定データから推定されるkシンボル前のQPSK信
号である。
【0038】(16)式におけるRSi はディジタルI
Q信号62、h* 0 ,h1 ,h2 ,h3 はインパルス応
答信号64A、h* 0 TS' i-k は信号ベクトル信号6
4Bおよび受信データ信号66により与えられている。
過去3シンボルにおいてQPSK復調が正しく行われて
いる場合には、TS' i-k =TSi-k が成り立つから、
(15)式を(16)式に代入することにより、次式
(17)が得られる。
【数27】
【0039】QPSK復調回路17では波形等化信号
(EQi )65のQPSK復調が行われ、受信データ信
号66が出力される。
【0040】マッチドフィルタおよびその周辺回路の回
路構成例を図6に示す。また、マッチドフィルタおよび
その周辺回路の動作タイミングを図12に示す。図6に
示すマッチドフィルタ回路14は、送信機において複素
拡散符号
【数28】 を用いた場合に対応した構成となっている。このとき、
(7)より参照符号T’は次式(18)で表現される。
【数29】
【0041】そこで、図6に示したマッチドフィルタ回
路14では、過去4シンボルのディジタルIQ信号62
と参照符号T’との内積を求めている。マッチドフィル
タ回路14から出力される逆拡散信号I成分63−1と
逆拡散信号Q成分63−2とよりなる逆拡散信号63
は、拡散符号の1シンボルを周期とする周期的な信号で
あるので、平均処理回路21においては最初の到来波、
1チップ遅延波、2チップ遅延波および3チップ遅延波
の各タイミングにおける逆拡散信号63の平均値を求め
ている。異なる4つのタイミングでの逆拡散信号63の
平均値を各々求めるために、平均処理回路21には位相
が1チップずつずれた4個のシンボルクロックが印加さ
れている。これらのシンボルクロックは、受信機のタイ
ミング回路(図2及び図5では図示していない)におい
て発生される。
【0042】インパルス応答回路22においては、平均
処理回路21から出力されるマッチドフィルタ出力平均
信号70の各成分に対して(10)式で表現される変換
を施し、インパルス応答信号64Aを得ている。信号ベ
クトル回路23においては、I成分とQ成分の入替えお
よび+,−の符号反転操作により、QPSKデータ
(1,1)に対する信号ベクトルから他のQPSKデー
タに対する信号ベクトルが求められている。
【0043】波形等化回路とその周辺回路の構成例を図
7に示す。図7に示した判定帰還型等化回路16は、波
形等化部41,信号ベクトル生成部42および符号間干
渉生成部43から構成されている。波形等化部41にお
いては、ディジタルIQ信号62に対して、インパルス
応答信号64Aの最初の到来波に対応した成分h(0)
の複素共役を乗算することによりパイロット同期検波を
行い、さらにパイロット同期検波信号72から符号間干
渉信号71(符号間干渉信号I成分71−1,符号間干
渉信号Q成分71−2)を差し引くことにより符号間干
渉の抑圧を行っている。この符号間干渉の抑圧された信
号は、判定帰還型等化回路16から波形等化信号65
(波形等化信号I成分65−1,波形等化信号Q成分6
5−2)として出力される。
【0044】信号ベクトル生成部42は、QPSK復調
回路17から出力される受信データ信号のI成分66−
1とQ成分66−2を1シンボル間隔で時間シフトする
シフトレジスタ回路と、過去の受信データを受けそれに
対応した信号ベクトル(Si- 1 ,Si-2 ,Si-3 )を出
力する信号ベクトル生成回路から構成されている。各信
号ベクトル生成回路には、信号ベクトル回路23からの
信号ベクトル信号64Bと過去の判定データが印加され
ており、過去の判定データに対応した信号ベクトルが選
択されて出力される。符号間干渉生成部43では、過去
の判定データに対応した信号ベクトルS1 ,S2 ,S3
と当該ベクトルの遅延時間に対応したインパルス応答
[h(1)]Re., [h(1)]Im., [h(2)]Re., [h(2)]Im., [h(3)]
Re., [h(3)]Im. が複素乗算され、その総和が求められ
て、符号間干渉信号71のI成分71−1,Q成分71
−2として波形等化部41へ出力されている。
【0045】図1に示した構成の送信機および図5〜図
7および図10に示した構成の受信機を用いて送受信を
行った場合の動作を計算機シミュレーションで調べた。
計算機シミュレーションで用いた伝送路モデルのインパ
ルス応答を図8に示す。また、このときの波形等化信号
65のコンスタレーションのシミュレーション結果を図
9に示す。比較のため、波形等化を行った場合(b)と
行わない場合(a)の両方のコンスタレーションを示し
ている。波形等化を行わない場合のビット誤り率は0.
27であったが、波形等化を行うことによりビット誤り
率は0となっている。
【0046】(17)式および図9に示した計算機シミ
ュレーション結果から分かるように、本発明によるディ
ジタル情報の無線伝送装置の送受信機によれば、マルチ
パス環境下においても高品質な通信が実現できる。ま
た、データ期間はQPSK伝送を行っているので、チッ
プレートの2倍の伝送速度が得られ、この結果26MH
zの周波数帯域を用いて20Mbps 以上での高速伝送が
実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるディ
ジタル情報の無線伝送装置の送受信機を用いると、受信
機側においてプリアンブル期間に無線伝送路のインパル
ス応答が求めて、その情報を用いて波形等化を行うの
で、マルチパスによる符号間干渉を精度良く抑圧するこ
とができる。また、データ期間はQPSK伝送を行って
いるので、チップレートの2倍の伝送速度が得られ、こ
の結果、26MHzの周波数帯域を用いて20Mbps 以
上での高速伝送が実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における送信機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における受信機の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明に用いるスペクトル拡散通信波の伝送パ
ケットのフレーム構成を示す図である。
【図4】本発明に用いる複素符号の自己相関関数を示す
図である。
【図5】判定帰還型の等化回路を利用する場合の本発明
装置の受信機の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明に用いるマッチドフィルタとその周辺回
路の具体例を示すブロック図である。
【図7】本発明に用いる波形等化回路とその周辺回路の
具体例を示すブロック図である。
【図8】本発明のシミュレーションに用いた伝送路モデ
ルのインパルス応答を示す特性図である。
【図9】図8に示すミュレーションにおける波形等化信
号のコンスタレーションを示す図である。
【図10】本発明に用いる同期回路の具体例を示すブロ
ック図である。
【図11】図10の同期回路の動作タイミングを示す図
である。
【図12】本発明に用いるマッチドフィルタとその周辺
回路の動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 プリアンブル生成回路 2 情報変調回路 3 フレーム合成回路 4 アップコンバート回路 5 送信アンテナ 11 受信アンテナ 12 ダウンコンバート回路 13 AD変換回路 14 マッチドフィルタ回路 15 伝送特性抽出回路 16 波形等化回路(判定帰還型) 17 復調回路(QPSK) 18 同期回路 21 平均処理回路 22 インパルス応答回路 23 信号ベクトル回路 31−1,31−2 絶対値回路 32 加算回路 33 コンパレータ回路 34 パルス幅拡大回路 35 DPLL回路 41 波形等化部 42 信号ベクトル生成部 43 符号間干渉生成部 44 P/S変換回路 51 プリアンブル信号(スペクトル拡散信号) 52 情報変調信号 53 フレーム合成信号 54 無線周波数波 61 ベースバンドIQ信号 62 ディジタルIQ信号 62−1 ディジタルIQ信号I成分 62−2 ディジタルIQ信号Q成分 63 逆拡散信号 63−1 逆拡散信号I成分 63−2 逆拡散信号Q成分 64 波形等化情報信号 64A インパルス応答信号 64B 信号ベクトル信号 65 波形等化信号 65−1 波形等化信号I成分 65−2 波形等化信号Q成分 66 受信データ 66−1 受信データ信号I成分 66−2 受信データ信号Q成分 70 マッチドフィルタ出力平均信号 71 符号間干渉信号 72 パイロット同期検波信号 71−1 符号間干渉信号I成分 71−2 符号間干渉信号Q成分 80−1 逆拡散信号I成分の絶対値 80−2 逆拡散信号Q成分の絶対値 81 逆拡散振幅信号 82 相関ピーク 83 パルス幅拡大信号 84 チップクロック 85 シンボルクロック 86 A/D変換クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 27/22 H04L 27/22 F (56)参考文献 特開 平5−292138(JP,A) 特開 平7−162361(JP,A) 特開 平9−240473(JP,A) 特開 平7−95189(JP,A) 特開 平10−98444(JP,A) Naoki Suehiro,A S ignal Design Witho ut Co−Channnel Int erference for Appr oximately Synchron ized CDMA Systems, IEEE JOURNAL ON SE LECTED AREAS IN CO MMUNICATIONS,1994年 6 月,VOL.12,NO.5,p.837− 841 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04B 3/06 H04B 7/005

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側から、 ディジタル情報により変調されスペクトル拡散されてい
    ないベースバンドディジタル変調信号と自己相関サイド
    ローブが零となるスペクトル拡散符号系列とをフレーム
    合成して得られる送信ベースバンド信号により、無線周
    波を変調した被変調無線周波が無線伝送路に送信され、 受信側では、 前記被変調無線周波を受信して得られる受信ベースバン
    ド信号から、前記スペクトル拡散符号系列の受信信号と
    前記ベースバンドディジタル変調信号の受信信号とを分
    離し、 前記スペクトル拡散符号系列の受信信号を逆拡散した逆
    拡散信号から取り出される前記無線伝送路の伝送路特性
    情報及び復調された受信データ信号により、前記ベース
    バンドディジタル変調信号の受信信号に判定帰還形波形
    等化を行った波形等化信号を取り出し、 該波形等化信号を 復調して前記送信側から伝送された前
    記ディジタル情報の受信データ信号を得るとともに、前
    記復調された受信データ信号として、用いるように構成
    されたディジタル情報の無線伝送方法。
  2. 【請求項2】 受信側では、 前記逆拡散信号の平均値信号から前記無線伝送路のイン
    パルス応答を求め、 前記ベースバンドディジタル変調信号の受信信号におけ
    る情報変調の各信号ベクトルに予め定めたしきい値を上
    回る最初のピーク位置となる最初の到来波に対する該イ
    ンパルス応答の推定値の複素共役を掛けパイロット同
    期検波信号を求めて、 前記ベースバンドディジタル変調信号の前記復調された
    受信データ信号に対応するように前記平均値信号から求
    められた各信号ベクトルと前記インパルス応答の積の総
    和により符号間干渉をもとめ、 該符号間干渉を前記パイロット同期検波信号から差し引
    くことにより、前記判定帰還形波形等化を行うことを特
    徴とする請求項1に記載のディジタル情報の無線伝送方
    法。
  3. 【請求項3】送信機が プリアンブル期間に自己相関サイドロープが零となるス
    ペクトル拡散符号をプリアンブル信号として繰り返し出
    力するプリアンブル生成手段と、送信データに対応し
    ペクトル拡散されていないIQ変調信号を出力する情報
    変調手段と、前記プリアンブル信号と前記情報変調信号
    とを合成してフレーム変調信号を得るためのフレーム合
    成手段と、前記フレーム変調信号をアップコンバートす
    るアップコンバート手段と、アップコンバートされた通
    信波を送信するための送信アンテナとを備え、 受信機が、 伝送信号を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナ
    で受信した受信信号をダウンコンバートしてベースバン
    ドIQ信号に変換するダウンコンバート手段と、前記ベ
    ースバンドIQ信号をAD変換するためのAD変換手段
    と、前記AD変換手段から出力されるディジタルIQ信
    号から前記スペクトル拡散符号の逆拡散信号を得るため
    のマッチドフィルタ手段と、前記マッチドフィルタ手段
    から出力される逆拡散信号から波形等化に必要な伝送路
    特性情報を前記プリアンブル期間に対応して得るための
    伝送路特性抽出手段と、前記伝送路特性情報及び復調さ
    れた受信データ信号により前記送信データに対応する
    記ディジタルIQ信号を波形等化するための判定帰還形
    波形等化手段と、前記判定帰還形波形等化手段から出力
    される波形等化信号を復調して受信データ信号を取り出
    し前記復調された受信データ信号として前記判定帰還形
    波形等化手段に与えるための復調手段を具備したディジ
    タル情報の無線伝送装置。
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