JP3427974B2 - 磁気ランダムアクセスメモリ回路 - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ回路

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JP3427974B2
JP3427974B2 JP12476599A JP12476599A JP3427974B2 JP 3427974 B2 JP3427974 B2 JP 3427974B2 JP 12476599 A JP12476599 A JP 12476599A JP 12476599 A JP12476599 A JP 12476599A JP 3427974 B2 JP3427974 B2 JP 3427974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ランダムアク
セスメモリ(MRAM : Magnetic Random Access Memo
ry)回路(以下「MRAM回路」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ランダムアクセスメモリにおいて
は、複数の記憶セルがワード線とビット線の交点に配置
されている。基本的には、記憶セルは絶縁層あるいは金
属層及びそれを挟んだ二枚の強磁性層から構成されてい
る。デジタル情報は強磁性層の磁化の向きによって表さ
れ、その情報は意図的に書き換えられない限り、無限に
保持される。記憶セルの状態を書き換えるために、ワー
ド電流とビット電流により閾値より大きな合成磁場を記
憶セルに印加し、強磁性層の磁化を反転させる。
【0003】第1の技術として、米国特許第57485
19号及びIEEE Transaction On Components Packaging
and Manufacturing Technology-Part A Vol. 170 No.
3pp373- 379で開示されている、記憶セルとして巨大磁
気抵抗効果(GMR : giant magnetoresistive)素子
を用いて且つ簡単化されたMRAM回路を図6に示す。
このMRAM回路は一般的に半導体基板上に形成され、
他の回路が同一基板上に混載される。MRAM回路はメ
モリアレー(第1アレー604及び第2アレー60
5)、デコーダ(行デコーダ602及び列デコーダ60
3)及び比較器606より構成される。行デコーダ60
2と列デコーダ603は、アドレスバス601にそれぞ
れ接続されている。第1アレー604及び第2アレー6
05のうちの一方は読み出し時の参照セルとして用いら
れる。
【0004】第2の従来技術として、米国特許第564
0343号で開示されている、磁気トンネル接合(MT
J : Magnetic Tunnel Junction)素子を記憶セルとし
て用いて、それぞれのワード線とセンス線の交点に一つ
の記憶セルを配したメモリアレーをもつMRAM回路を
図7に示す。このMRAM回路は行デコーダ701、7
02と列デコーダ703、704とこれらに接続される
交点に磁気トンネル接合素子を有するマトリックス回路
より構成されている。このMRAM回路は、記憶情報を
センス電流の大小に対応させて動作するが、この開示に
おいて、電圧の検出方法、比較器(センスアンプ)への
接続方法については記述されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
記憶セルと参照セルそれぞれに別のワードラインが必要
なため、記憶セルアレイと参照セルアレイが分離され、
あるいはそれらの距離が離れている。そのため、それぞ
れの比較信号に寄生要素が含まれ易く、充分な動作マー
ジンの実現が困難であった。そのため、記憶セルのウェ
ハー上での特性の均一性が要求された。また、記憶セル
面積が大きいので、集積化、小型化が困難であった。更
に、第1の従来技術では、1つのアドレスに対し2個の
セルが必要であるため、記憶セル面積が大きく、集積
化、小型化が困難であった。
【0006】本発明はウエハー上での場所に依存する磁
気抵抗素子の特性のばらつきに特性が依存しないMRA
M回路を提供することを目的とする。また、本発明は、
配線抵抗の影響を極力排除した感度の高い読み出しが可
能なMRAM回路を提供することを目的とする。更に、
本発明は、集積化のために有効な回路構成を有するMR
AM回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、アドレスの一部をデコードする行デコーダと、前
記アドレスの残りの部分をデコードする列デコーダと、
前記行デコーダのデコード端子に接続される複数のセン
ス線と、前記列デコーダのデコード端子に接続される複
数のワード線と、複数の記憶セルと、複数の参照セル
と、を備え、前記記憶セルと前記参照セルは磁気抵抗素
子を備え、前記複数のセンス線と前記複数のワード線は
マトリックス状に交差し、各列において前記複数の記憶
セルのうちの同一列の記憶セルと前記複数の参照セルの
うちの該同一列の参照セルが前記複数のワード線のうち
の1のワード線と共通に接続され、一部の行のうちの各
行において前記複数の記憶セルのうちの同一行の記憶セ
ルが一部のセンス線のうちの1のセンス線に接続され、
前記一部の行とは異なる行のうちの各行において前記複
数の参照セルのうちの同一行の参照セルが前記一部のセ
ンス線とは異なるセンス線のうちの1のセンス線に接続
されることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回
路が提供される。また、本発明の第1の観点による磁気
ランダムアクセスメモリ回路において、前記複数の記憶
セル及び参照セルの各々の一方の端子は、前記ワード線
とパストランジスタを介して接続されていてもよい。
【0008】本発明の第2の観点によれば、アドレスの
一部をデコードする行デコーダと、前記アドレスの残り
の部分をデコードする列デコーダと、前記行デコーダの
デコード端子に接続される複数のセンス線と、前記列デ
コーダのデコード端子に接続される複数のワード線と、
複数の記憶セルと、複数の参照セルと、を備え、前記記
憶セルと前記参照セルは磁気抵抗素子を備え、前記複数
のセンス線と前記複数のワード線はマトリックス状に交
差し、前記複数の記憶セルのそれぞれの一方の端子が前
記複数のワード線のうち対応する1つに接続され、それ
ぞれの他方の端子が前記複数のセンス線のうち第1のグ
ループのセンス線のうち対応する1つに接続され、前記
複数の参照セルのそれぞれの一方の端子が前記複数のワ
ード線のうち同一列の記憶セルと共通のワード線に接続
され、それぞれの他方の端子が前記第1のグループのセ
ンス線と異なる少なくとも1つのセンス線に接続され、
前記記憶セルの状態を読み出す際、前記記憶セルに接続
した対応する前記センス線と、前記記憶セルに接続した
対応する前記ワード線に、前記記憶セルを介して、読み
出し電流を流すことを特徴とする磁気ランダムアクセス
メモリ回路が提供される。本発明の第2の観点による磁
気ランダムアクセスメモリ回路において、前記記憶セル
に第1の情報を書込むとき前記センス線及びワード線に
それぞれセンス電流及びワード電流を流し、前記記憶セ
ルに第2の情報を書込むとき前記センス線及びワード線
にそれぞれ前記センス電流と逆向きのセンス電流及び前
記ワード電流と同一の向きのワード電流を流してもよ
い。
【0009】本発明の第1及び第2の観点による磁気ラ
ンダムアクセスメモリ回路において、前記行デコーダは
2つあり、前記列デコーダは2つあり、前記複数の一対
のセンス線の各々は、前記2つの行デコーダの各々のデ
コード端子間を接続し、前記複数のワード線の各々は、
前記2つの列デコーダの各々のデコード端子間を接続し
ていてもよい。
【0010】本発明の第1及び第2の観点による磁気ラ
ンダムアクセスメモリ回路において、書き込み時に、前
記2つの行デコーダは、選択された行のセンス線に書き
込むべき情報の値に対応した方向の電流を流し、前記2
つの列デコーダは、選択された列のワード線に所定の方
向の電流を流してもよい。
【0011】本発明の第3の観点によれば、各々が列方
向に伸び、行方向に並べられた複数のワード線と、各々
が行方向に伸び、列方向に並べられ、前記複数のワード
線とマトリックス状に交差した複数のセンス線と、夫々
の一方の端子が前記複数のワード線のうち対応する一つ
に接続され、夫々の他方の端子が前記複数のセンス線の
うち第1のグループのセンス線のうち対応する一つに接
続され、磁気抵抗素子からなる複数の記憶セルと、夫々
の一方の端子が前記複数のワード線のうち同一列の前記
記憶セルと共通のワード線に接続され、夫々の他方の端
子が前記第1のグループのセンス線と異なる少なくとも
一つのセンス線に接続され、前記磁気抵抗素子からなる
複数の参照セルと、を備えることを特徴とする磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路が提供される。本発明の第3の
観点による磁気ランダムアクセスメモリ回路において、
前記複数の記憶セル及び参照セルの各々の一方の端子
は、前記ワード線とパストランジスタを介して接続され
ていてもよい。
【0012】本発明の第1〜第3の観点による磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路において、前記記憶セルと前記
参照セルは前記磁気抵抗素子に直列に接続されるダイオ
ードを更に備えていてもよい。
【0013】本発明の第1〜第3の観点による磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路において、前記記憶セルと前記
参照セルは前記磁気抵抗素子に直列に接続されるトラン
ジスタを更に備えていてもよい。
【0014】本発明の第1〜第3の観点による磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路において、読み出し時に、前記
行デコーダと前記列デコーダは、選択された行と選択さ
れた列との交点にある記憶セルと所定の行と前記選択さ
れた列との交点にある参照セルに同一の値の電流を流し
てもよい。
【0015】本発明の第1〜第3の観点による磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路は、読み出し時に、選択された
行と選択された列との交点にある記憶セルのセンス線側
の端子の電圧と前記所定の行と前記選択された列との交
点にある参照セルのセンス線側の端子の電圧とを比較す
る比較手段を更に備えていてもよい。
【0016】本発明の第1〜第3の観点による磁気ラン
ダムアクセスメモリ回路において、前記比較手段は、比
較器と、各々が前記比較器の2つの入力端子の各々に接
続される2本の補助線と、前記2本の補助線の一方を選
択された行の記憶セルが接続されるセンス線と接続する
ための複数のトランジスタと、前記2本の補助線の他方
を前記所定の行の参照セルが接続されるセンス線と接続
するための1又は2以上のトランジスタと、を備えてい
てもよい。本発明の第1〜第3の観点による磁気ランダ
ムアクセスメモリ回路は、読み出し時に、読み出す記憶
セルと該読み出す記憶セルのある列と前記所定の行との
交点にある参照セルに電流を流す手段と、読み出す記憶
セルと該読み出す記憶セルのある列と前記所定の行との
交点にある参照セルに電流を流したときのこれらにおけ
る電圧降下を四端子法により検出する手段を備えていて
もよい。本発明の第1〜第3の観点による磁気ランダム
アクセスメモリ回路において、前記磁気抵抗素子はスピ
ントンネル素子であってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1乃至図5を参照して詳細に説明する。
【0018】[実施形態1]まず本発明の実施形態1に
ついて説明する。
【0019】図1は実施形態1によるMRAM回路を示
す。このMRAM回路はメモリアレー106、デコーダ
セット、比較器107により構成される。メモリアレー
106は複数の記憶セル21a、21b、21c、22
a、22b、22c、23a、23b、23c、及び参
照セル2ra、2rb、2rcより構成され、これらの
記憶セルはワード線2a、2b、2cとセンス線21、
22、2r、23の交点に配置されている。
【0020】デコーダセットは、行デコーダ102、1
03と列デコーダ104、105より構成されており、
これらはアドレスバス101に接続されている。列デコ
ーダ104はスイッチトランジスター111、112、
113、121、122、123を有しており、これら
のオン/オフによりワード線2a、2b、2cを書き込
み状態又はグランドレベル状態にスイッチさせる。行デ
コーダ102はスイッチトランジスタ131、132、
133、134、141、142、143、144を含
んでおり、センス線21、22、2r、23を行デコー
ダ102内の所定の回路に接続させる。
【0021】センス線(補助線)24の一端はパストラ
ンジスター151、152、154を経由してセンス線
21、22、23に接続されている。センス線24の他
端は比較器107のプラス側入力端子に接続されてい
る。センス線(補助線)25の一端はパストランジスタ
153を経由してセンス線2rに接続されている。セン
ス線25の他端は比較器107のマイナス側入力端子に
接続されている。
【0022】参照符号21a、21b、21c、22
a、22b、22c、23a、23b、23cは記憶セ
ルである。参照符号2ra、2rb、2rcが付されて
いるのは参照セルであり、これらを記憶セルの近傍に配
置することにより配線抵抗の影響を軽減することが可能
となる。
【0023】図2は記憶セル21aの構造を示す。他の
記憶セル21b、21c、22a、22b、22c、2
3a、23b、23c、及び参照セル2ra、2rb、
2rcも記憶セル21aと同じ構造を有する。
【0024】記憶セル21aは第一強磁性層81と第二
強磁性層82が絶縁層83を介して積層されている。強
磁性層81、82には例えばNi−Fe−Coのような
強磁性材料を用い、絶縁層83には例えばAl23を用
いる。これらの3つの層81,82、83はスピントン
ネル効果素子を構成している。また、絶縁層83とセン
ス線21との間には層間絶縁膜84が配設される。ワー
ド線2aは第一強磁性層81の下に配置し、その電流に
より発生した磁場をスピントンネル効果素子に印加す
る。センス線21は第二強磁性層82に接続される。
【0025】強磁性層81、82への情報の書き込み
は、ワード線にワード電流を、センス線にセンス電流を
流し、それらにより発生した合成磁界が強磁性層81、
82の磁化の向きを反転させることにより行われる。記
憶セル21aの情報の読み出しはワード線2aとセンス
線21間の電圧を検出することにより行われる。
【0026】図3は記憶セルの抵抗(これには出力電圧
が対応する。)と印加した磁界との関係を示す。横軸は
印加磁界の方向と強度を示す。縦軸は記憶セル21aの
抵抗値を示す。図3に示すように、記憶セルの抵抗と印
加した磁界との関係はヒステレシス特性を示す。ゼロ磁
場におけるセル21aの抵抗値は磁場ベクトル方向によ
らず、同じ値を示す。磁場をゼロからH1に増加させる
と、合成磁界により記憶セルの片側の強磁性層の磁化方
向のみ回転して、記憶セルの2つの強磁性層の磁化方向
は互いに逆向きとなり、抵抗が増加する。合成磁界強度
がH1からH2に向かって増加し、H2に達すると、磁化
方向が変化していなかった側の磁化方向も回転し、H2
において抵抗が減少する。同様に反対方向の磁場の印加
によってもゼロ磁場、H3、H4において同様な現象が起
こる。
【0027】記憶セル21aへの情報の書き込み方法に
ついて次に説明する。
【0028】センス線21を選択するために、トランジ
スタ131、141を導通状態にする。またワード線2
aを選択するためにトランジスタ111、121を導通
状態にする。記憶セル21aに”1”の情報を書き込む
場合は、センス電流92とワード電流91をそれぞれセ
ンス線21、ワード線2aに流す。逆に、記憶セル21
aに”0”の情報を書き込む場合は、センス電流92と
は逆向きのセンス電流93と同一のワード電流91をそ
れぞれセンス線21、ワード線2aに流す。
【0029】参照セル2ra、2rb、2rcも記憶セ
ル21aへの情報の書き込み方法と同様の方法で所定の
値に磁化させることにより、その抵抗値を最小値と最大
値の間の値とする。
【0030】記憶セル21aからの情報の読み出し方法
について次に説明する。
【0031】センス線21、2rとワード線2aを選択
するためにトランジスタ131、133、121を導通
状態にする。次に定電流を記憶セル21a及び参照セル
2raに流す。センス電流Isはトランジスタ131、
センス線21、記憶セル21a、ワード線2a、トラン
ジスタ121を経て行デコーダ102と列デコーダ10
5の間を流れる。一方、参照センス電流Irはトランジ
スタ133、センス線2r、記憶セル2ra、ワード線
2a、トランジスタ121を経て行デコーダ102と列
デコーダ105の間を流れる。その状態でトランジスタ
151、153を導通状態とし、記憶セル21a及び参
照セル2raのセンス線側の電位を比較器107で検出
する。これは所謂四端子法に基づいた方法である。つま
り、電流が流れる経路と電圧を検出する経路とを別々に
設ける測定方法である。四端子法に関しては、例えば、
「実験化学講座9電気・磁気(第4版)」(日本化学会
編)の第165頁〜第167頁に記載されている。記憶
セル21aと参照セル2raは近接して配設されるので
配線抵抗の広域的なばらつきの影響は小さく、比較器1
07で検出される記憶セル21a及び参照セル21ra
のセンス線側の電位は、各々記憶セル21a及び参照セ
ル21raの抵抗値に比例する。比較器107に入力さ
れた電位の差分に対応して判定された2値情報がビット
線26に出力される。
【0032】また、図4に示すように記憶セルとしてセ
ンス線とワード線の間にスピントンネル効果素子401
とダイオード402を直列につないだ記憶セルを用いる
ことにより、記憶セル間の選択性が更に向上する。すな
わち、選択されていない記憶セルに電流が流れることに
よる選択されている記憶セルへの選択されていない記憶
セルによる影響を減少することができる。
【0033】[実施形態2]次に本発明の実施形態2に
ついて説明する。
【0034】図5は本発明の実施形態2によるMRAM
回路を示す。このMRAM回路はメモリアレー506、
デコーダセット、比較器107より構成される。メモリ
アレー20は複数の記憶セル31a、31b、31c、
32a、32b、32c、33a、33b、33c及び
参照セル3ra、3rb、3rcより構成される。これ
らの記憶セルと参照セルは、直列に接続されるスピント
ンネル効果素子とパストランジスタとより構成され、ワ
ード線2a、2b、2cとセンス線21、22、23、
2rの交点に配置されている。
【0035】本実施形態における記憶セルへの情報の書
き込み方法は実施形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0036】記憶素子31aからの情報の読み出し方法
について次に説明する。
【0037】センス線21、2rとワード線2aを選択
するためにトランジスタ131、133、121を導通
状態にする。次に、配線71を高電位状態とし、配線7
1に接続されているトランジスタを導通状態にする。次
に、定電流を記憶セル31a及び参照セル3raに流
す。センス電流Isはトランジスタ131、センス線2
1、記憶セル31a、ワード線2a、トランジスタ12
1を経て行デコーダ102と列デコーダ105の間を流
れる。一方、参照センス電流Irはトランジスタ13
3、センス線2r、記憶セル3ra、ワード線2a、ト
ランジスタ121を経て行デコーダ102と列デコーダ
105の間を流れる。その状態でトランジスタ151、
153を導通状態とし、記憶セル31a及び参照セル3
raのセンス線側の電位を比較器107で検出する。こ
れは所謂四端子法に基づいた方法である。
【0038】記憶セル31aと参照セル3raとは近接
して配設されるので配線抵抗の影響は小さく、比較器1
07で検出される記憶セル31a及び参照セル3raの
センス線側の電位は、記憶セル31a及び参照セル3r
aのセンス線側の抵抗値に比例する。比較器107に入
力された電位の差分に対応して判定された2値情報がビ
ット線26に出力される。
【0039】なお、上記の実施形態では、参照セル行は
1行のみであるとしたが、所定数の記憶セル行列毎に参
照セル行を配設して、MRAM回路全体に複数の参照セ
ル行が含まれるようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるMR
AM回路の特性は、記憶セルと参照セルを近接して配設
することにより、ウエハー上での記憶セル及び参照セル
の広域的な特性のばらつきに依存せずに安定する。
【0041】また、本発明によれば、電圧検出法として
4端子法に基づいた測定法を用いることにより、配線抵
抗等の影響を極めて排除した感度の高い情報の読み出し
が可能となる。
【0042】更に、配線を微細化して配線抵抗が増大し
ても、配線抵抗による影響が少ないので、本発明による
MRAM回路を高集積化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による磁気ランダムアクセ
スメモリ回路の構成を示す回路図である。
【図2】記憶セル及び参照セルとして用いられる磁気抵
抗素子の構造を示す断面図及び平面図である。
【図3】磁気抵抗素子の抵抗対磁界との関係を示すグラ
フである。
【図4】本発明の実施形態1による磁気ランダムアクセ
スメモリ回路の記憶セル及び参照セルの第2の例の回路
図である。
【図5】本発明の実施形態2による磁気ランダムアクセ
スメモリ回路の構成を示す回路図である。
【図6】第1の従来例による磁気ランダムアクセスメモ
リの構成を示す回路図である。
【図7】第2の従来例による磁気ランダムアクセスメモ
リの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
2a、2b、2c ワード線 21、22、2r、23 センス線 21a、21b、21c、22a、22b、22c 記
憶セル 21ra、21rb、21rc、22ra、22rb、
22rc 参照セル 26 ビット線 31a、31b、31c、32a、32b、32c 記
憶セル 31ra、31rb、31rc、32ra、32rb、
32rc 参照セル 111、112、113、121、122、123 ト
ランジスタ 131、132、133、134 トランジスタ 141、142、143、144 トランジスタ 101 アドレス線 102、103 行デコーダ 104、105 列デコーダ 106、506 メモリーアレー 107 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−295419(JP,A) 特開 平11−39859(JP,A) 特開 昭59−55059(JP,A) 特開 平11−39858(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/14 - 11/15 H01L 27/10

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスの一部をデコードする行デコー
    ダと、 前記アドレスの残りの部分をデコードする列デコーダ
    と、 前記行デコーダのデコード端子に接続される複数のセン
    ス線と、 前記列デコーダのデコード端子に接続される複数のワー
    ド線と、 複数の記憶セルと、 複数の参照セルと、 を備え、 前記記憶セルと前記参照セルは磁気抵抗素子を備え、 前記複数のセンス線と前記複数のワード線はマトリック
    ス状に交差し、各列において前記複数の記憶セルのうちの同一列の記憶
    セルと前記複数の参照セルのうちの該同一列の参照セル
    が前記複数のワード線のうちの1のワード線と共通に接
    続され、 一部の行のうちの各行において前記複数の記憶セルのう
    ちの同一行の記憶セルが一部のセンス線のうちの1のセ
    ンス線に接続され、 前記一部の行とは異なる行のうちの各行において前記複
    数の参照セルのうちの同一行の参照セルが前記一部のセ
    ンス線とは異なるセンス線のうちの1のセンス線に接続
    される ことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回
    路。
  2. 【請求項2】 前記複数の記憶セル及び参照セルの各々
    の一方の端子は、前記ワード線とパストランジスタを介
    して接続されることを特徴とする請求項1に記載の磁気
    ランダムアクセスメモリ回路。
  3. 【請求項3】 アドレスの一部をデコードする行デコー
    ダと、 前記アドレスの残りの部分をデコードする列デコーダ
    と、 前記行デコーダのデコード端子に接続される複数のセン
    ス線と、 前記列デコーダのデコード端子に接続される複数のワー
    ド線と、 複数の記憶セルと、 複数の参照セルと、 を備え、 前記記憶セルと前記参照セルは磁気抵抗素子を備え、 前記複数のセンス線と前記複数のワード線はマトリック
    ス状に交差し、 前記複数の記憶セルのそれぞれの一方の端子が前記複数
    のワード線のうち対応する1つに接続され、それぞれの
    他方の端子が前記複数のセンス線のうち第1のグループ
    のセンス線のうち対応する1つに接続され、前記複数の
    参照セルのそれぞれの一方の端子が前記複数のワード線
    のうち同一列の記憶セルと共通のワード線に接続され、
    それぞれの他方の端子が前記第1のグループのセンス線
    と異なる少なくとも1つのセンス線に接続され、前記記
    憶セルの状態を読み出す際、前記記憶セルに接続した対
    応する前記センス線と、前記記憶セルに接続した対応す
    る前記ワード線に、前記記憶セルを介して、読み出し電
    流を流すことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    磁気ランダムアクセスメモリ回路において、前記記憶セ
    ルに第1の情報を書込むとき前記センス線及びワード線
    にそれぞれセンス電流及びワード電流を流し、前記記憶
    セルに第2の情報を書込むとき前記センス線及びワード
    線にそれぞれ前記センス電流と逆向きのセンス電流及び
    前記ワード電流と同一の向きのワード電流を流すことを
    特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    磁気ランダムアクセスメモリ回路において、前記行デコ
    ーダは2つあり、前記列デコーダは2つあり、前記複数
    の一対のセンス線の各々は、前記2つの行デコーダの各
    々のデコード端子間を接続し、前記複数のワード線の各
    々は、前記2つの列デコーダの各々のデコード端子間を
    接続することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ
    回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の磁気ランダムアクセス
    メモリ回路において、書き込み時に、前記2つの行デコ
    ーダは、選択された行のセンス線に書き込むべき情報の
    値に対応した方向の電流を流し、前記2つの列デコーダ
    は、選択された列のワード線に所定の方向の電流を流す
    ことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回路。
  7. 【請求項7】 各々が列方向に伸び、行方向に並べられ
    複数のワード線と、各々が行方向に伸び、列方向に並
    べられ、前記複数のワード線とマトリックス状に交差し
    た複数のセンス線と、夫々の一方の端子が前記複数のワ
    ード線のうち対応する一つに接続され、夫々の他方の端
    子が前記複数のセンス線のうち第1のグループのセンス
    線のうち対応する一つに接続され、磁気抵抗素子からな
    る複数の記憶セルと、夫々の一方の端子が前記複数のワ
    ード線のうち同一列の前記記憶セルと共通のワード線
    接続され、夫々の他方の端子が前記第1のグループのセ
    ンス線と異なる少なくとも一つのセンス線に接続され、
    前記磁気抵抗素子からなる複数の参照セルと、を備える
    ことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回路。
  8. 【請求項8】 前記複数の記憶セル及び参照セルの各々
    の一方の端子は、前記ワード線とパストランジスタを介
    して接続されることを特徴とする請求項7に記載の磁気
    ランダムアクセスメモリ回路。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    磁気ランダムアクセスメモリ回路において、前記記憶セ
    ルと前記参照セルは前記磁気抵抗素子に直列に接続され
    るダイオードを更に備えることを特徴とする磁気ランダ
    ムアクセスメモリ回路。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の磁気ランダムアクセスメモリ回路において、前記記憶
    セルと前記参照セルは前記磁気抵抗素子に直列に接続さ
    れるトランジスタを更に備えることを特徴とする磁気ラ
    ンダムアクセスメモリ回路。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ回路において、読み出
    し時に、前記行デコーダと前記列デコーダは、選択され
    た行と選択された列との交点にある記憶セルと所定の行
    と前記選択された列との交点にある参照セルに同一の値
    の電流を流すことを特徴とする磁気ランダムアクセスメ
    モリ回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の磁気ランダムアク
    セスメモリ回路において、 読み出し時に、選択された行と選択された列との交点に
    ある記憶セルのセンス線側の端子の電圧と前記所定の行
    と前記選択された列との交点にある参照セルのセンス線
    側の端子の電圧とを比較する比較手段を更に備えること
    を特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ回路。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の磁気ランダムアク
    セスメモリ回路において、前記比較手段は、比較器と、
    各々が前記比較器の2つの入力端子の各々に接続される
    2本の補助線と、前記2本の補助線の一方を選択された
    行の記憶セルが接続されるセンス線と接続するための複
    数のトランジスタと、前記2本の補助線の他方を前記所
    定の行の参照セルが接続されるセンス線と接続するため
    の1又は2以上のトランジスタと、を備えることを特徴
    とする磁気ランダムアクセスメモリ回路。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ回路において、読み出
    し時に、読み出す記憶セルと該読み出す記憶セルのある
    列と前記所定の行との交点にある参照セルに電流を流す
    手段と、読み出す記憶セルと該読み出す記憶セルのある
    列と前記所定の行との交点にある参照セルに電流を流し
    たときのこれらにおける電圧降下を四端子法により検出
    する手段を備えることを特徴とする磁気ランダムアクセ
    スメモリ回路。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ回路において、前記磁
    気抵抗素子はスピントンネル素子であることを特徴とす
    る磁気ランダムアクセスメモリ回路。
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